JP7221356B1 - サーバおよびその制御方法、並びに制御プログラム - Google Patents

サーバおよびその制御方法、並びに制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両と該車両にて運搬される携帯端末との関連付けをサーバで実現する。【解決手段】サーバ(1)は、車両の位置情報および時刻情報を取得すると共に、携帯端末の位置情報および時刻情報を取得する取得部(20)と、所定期間において、車両が位置する区域と携帯端末が位置する区域とが同じである割合が所定値以上であるか否かを判定する判定部(22)と、割合が所定値以上である場合、車両と携帯端末とを関連付ける関連付け部(23)と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車両からの情報と携帯端末からの情報とを用いるサーバおよびその制御方法、並びに制御プログラムに関する。
近時、自動車はIT(Information Technology)化が進んでいる。例えば、特許文献1~3には、位置情報を取得する装置を複数台設けた車両が開示されている。最近では、ICT(Information and Communication Technology)端末としての機能を有するコネクテッドカーが販売されつつある。コネクテッドカーは、車両の状態や周囲の道路状況などの様々なデータをセンサにより取得し、ネットワークを介して集積・分析することで、新たな価値を生み出すことが期待されている。
また、スマートフォン、タブレット等の携帯端末は、ICT端末としての機能を有しており、GPS(Global Positioning System)センサ、加速度センサ等さまざまなセンサを有している。上記コネクテッドカーに上記携帯端末を持ち込んで関連付けを行った場合、上記携帯端末の各種センサを上記コネクテッドカーの各種センサとして利用することができ、さらに多種多様なデータを取得することができる。
特開2000-329839号公報 特開2007-057419号公報 特開2017-138196号公報
しかしながら、上記関連付けは、上記コネクテッドカー等の車両に上記携帯端末を持ち込むたびに行う必要があり、煩雑である。特に、例えばレンタカー、バス等のような、不特定の人が利用する車両の場合、当該車両に上記携帯端末を持ち込むたびに上記関連付けを行うことは現実的ではない。
本発明の一態様は、車両と該車両にて運搬される携帯端末との関連付けをサーバで実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るサーバは、車両の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得すると共に、携帯端末の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得する取得部と、所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とが同じである割合が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、前記割合が前記所定値以上である場合、前記車両と前記携帯端末とを関連付ける関連付け部と、を備える。
ところで、車両の位置と携帯端末の位置とが一致し、かつ、車両の時刻と携帯端末の時刻とが一致する場合、前記携帯端末が前記車両にて運搬されているとサーバは容易に判定できる。しかしながら、たとえ携帯端末が車両にて運搬されている場合であっても、前記車両が検出する位置と前記携帯端末が検出する位置との間に検出誤差が生じる可能性がある。また、前記車両および前記携帯端末は、それぞれ独立して動作しているから、前記車両が位置を検出する時刻と、前記携帯端末が位置を検出する時刻とが異なる可能性がある。従って、前記車両の位置と前記携帯端末の位置とが一致し、かつ、前記車両の時刻と前記携帯端末の時刻とが一致する可能性は低い。このため、前記携帯端末が前記車両にて運搬されているとサーバが判定することは困難である。
これに対し、上記の構成によると、車両の位置と携帯端末の位置とを比較する代わりに、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とを比較している。これにより、携帯端末が車両にて運搬されている場合には、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とが一致する可能性が増加する。従って、サーバは、所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とが同じである割合が所定値以上である場合、前記携帯端末が前記車両にて運搬されていると判定して、前記車両と前記携帯端末とを関連付けることができる。その結果、当該関連付けをサーバで実現することができる。
本態様に係るサーバでは、前記区域は、所定の大区域を複数の同形同サイズに区切ったものであり、前記所定期間は、複数の同長の時間帯が時間順に連続して成るものであり、前記車両の位置の各々について、前記大区域内の前記区域のうち当該位置を含む車両区域を特定すると共に、前記携帯端末の位置の各々について、前記大区域内の前記区域のうち当該位置を含む端末区域を特定する区域特定部と、前記車両の時刻の各々について、前記時間帯のうち当該時刻を含む車両時間帯を特定すると共に、前記携帯端末の時刻の各々について、前記時間帯のうち当該時刻を含む端末時間帯を特定する時間帯特定部とをさらに備え、前記割合は、前記所定期間において、前記車両時間帯における前記車両区域と、当該前記車両時間帯と同じ前記端末時間帯における前記端末区域とが一致する割合であってもよい。
この場合、形状またはサイズが異なる区域を利用する場合に比べて、処理の負荷を軽減することができる。また、長さが異なる時間帯を利用する場合に比べて、処理の負荷を軽減することができる。
本態様に係るサーバでは、前記関連付け部は、前記関連付けがなされた前記車両および前記携帯端末に関して、前記割合が所定値未満である場合、当該関連付けを解除してもよい。この場合、上記関連付けの解除を自動的に行うことができる。なお、関連付けを行うための前記所定値と、関連付けを解除するための前記所定値とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
本態様に係るサーバでは、前記判定部は、所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とを比較する比較回数を設定可能であってもよく、前記関連付けがなされた前記車両および前記携帯端末を対象とするときの前記比較回数を、前記関連付けがなされていない前記車両および前記携帯端末を対象とするときの前記比較回数よりも少なく設定してもよい。この場合、関連付けを解除するための処理の負荷を軽減することができる。
本態様に係るサーバでは、前記判定部は、複数の前記区域を含む前記大区域毎に、前記大区域内に位置する前記車両および前記携帯端末を判定の対象としてもよい。この場合、前記判定部が一度に判定する対象となる車両および携帯端末の数を絞ることができ、処理の負荷を軽減することができる。
本態様に係るサーバでは、前記区域のサイズは、前記大区域内に位置する前記車両の総数に応じて調整されてもよい。この場合、例えば、前記大区域内に位置する前記車両の数が多いときは、前記区域のサイズを小さくすることにより、前記携帯端末が前記車両にて運搬されていることを精度よく判定できる。一方、前記車両の数が少ないときは、前記区域のサイズを大きくすることによって前記車両が存在しない前記区域の数を減らすことができ、その結果、処理の負荷を軽減することができる。
本発明の別の態様に係るサーバの制御方法は、車両の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得すると共に、携帯端末の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得する取得ステップと、所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とが同じである割合が所定値以上であるか否かを判定する判定ステップと、前記割合が前記所定値以上である場合、前記車両と前記携帯端末とを関連付ける関連付けステップと、を含む。
上記の制御方法によれば、上述のサーバと同様の効果を奏することができる。
本発明の各態様に係るサーバは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記サーバが備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記サーバをコンピュータにて実現させるサーバの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、車両と該車両にて運搬される携帯端末との関連付けをサーバで実現できる。
本発明の一実施形態に係る通信ネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 上記通信ネットワークシステムにおけるサーバの概略構成を示すブロック図である。 上記サーバにて利用される区域の一例を示すものであり、上記区域で区切られた地域を示す図である。 上記区域で区切る前の地域を示す図である。 上記サーバにて処理された、或る日時範囲における車両区域情報および端末区域情報の一例を表形式で示す図である。 上記サーバにおける車両および携帯端末の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。 上記サーバにおける車両および携帯端末の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態に係るサーバの概略構成を示すブロック図である。 上記サーバにおける車両および携帯端末の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施形態に係るサーバの概略構成を示すブロック図である。 上記サーバにおける車両および携帯端末の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施形態に係るサーバの概略構成を示すブロック図である。 上記サーバにおける車両および携帯端末の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1~図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る通信ネットワークシステムNSの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信ネットワークシステムNSは、サーバ1と、複数の車両2と、複数の携帯端末3と、を備える構成である。サーバ1は、複数の車両2および複数の携帯端末3と、インターネット等の通信ネットワーク4を介して通信可能に接続されており、複数の車両2および複数の携帯端末3にて作成された各種の情報を収集する。
車両2としては、当該車両2の位置を検出可能であり、かつ、サーバ1と通信可能であれば、自動車、バス、電車、オートバイなど、任意の車両2を利用することができる。また、携帯端末3としては、上記車両2に乗車する者が所有するものであり、当該携帯端末3の位置を検出可能であり、かつ、サーバ1と通信可能であれば、スマートフォン、タブレット端末など、任意の携帯端末3を利用することができる。さらに、携帯端末3は、車両2に設置され、かつ、サーバ1と通信する機能を有する車載器(例えば、ドライブレコーダ)であってもよい。
図2は、本実施形態にかかるサーバ1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態に係るサーバ1は、車両2と該車両2にて運搬される携帯端末3との関連付けを行うものである。図2に示すように、サーバ1は、制御部10、記憶部11、および通信部12を備える構成である。
制御部10は、サーバ1の各種構成の動作を統括的に制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリを含むコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。なお、制御部10の詳細は後述する。
記憶部11は、情報を記録するものであり、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶デバイスによって構成される。通信部12は、通信ネットワーク(図示せず)を介して車両2および携帯端末3と情報の送受信を行うものである。通信部12は、送受信回路などの通信デバイスを備えている。
本実施形態では、制御部10は、取得部20、区域特定部21、判定部22、および関連付け部23を備える構成である。また、記憶部11は、車両DB30および携帯端末DB31を記憶している。
車両DB30は、車両2を識別するための車両IDが対応付けられた、車両2の時系列データセットを含んでいる。該時系列データセットは、時刻情報、位置情報、および関連付け情報を時系列順で含んでいる。上記位置情報は、車両2にて測位センサ等によって検出された車両2の位置を示す情報であり、例えば緯度経度を示す情報である。上記時刻情報は、上記車両2の位置を検出した日時(年月日および時刻)を示す情報である。
上記関連付け情報は、時刻情報で示される日時において、車両2が携帯端末3と関連付けられていることを示す情報である。関連付け情報は、関連付けを一意に特定できればどの様なデータ体系であってもよい。
例えば、車両2Aと携帯端末3Aとが関連付けられている期間において、車両2Aの時系列データセットの関連付け情報を「0001」とすると共に、後述する携帯端末3Aの時系列データセットに含まれる関連付け情報についても「0001」とする。一方、車両2Bと携帯端末3Bとが関連付けられている期間において、車両2Bの時系列データセットの関連付け情報を「0002」とすると共に、携帯端末3Bの時系列データセットに含まれる関連付け情報についても「0002」とする。
これにより、どの車両2とどの携帯端末3とが関連付けられているかを一意に特定することができる。なお、車両2が携帯端末3と関連付けられていないときは、関連付け情報の値を例えば「NULL」とすればよい。
なお、車両2と関連付けられる携帯端末3が複数存在する場合もあり得るから、1つの時系列データセットは、上記関連付け情報を複数含んでもよい。また、上記関連付け情報に代えて、上記車両2と関連付けられた携帯端末3を識別するための端末IDを含んでもよい。また、車両DB30は、当該車両2に関するその他の情報を含んでもよい。
携帯端末DB31は、上記端末IDが対応付けられた、携帯端末3の時系列データセットを含んでいる。該時系列データセットは、時刻情報、位置情報、および関連付け情報を時系列順で含んでいる。上記位置情報は、携帯端末3にて測位センサ等によって検出された携帯端末3の位置を示す情報であり、例えば緯度経度を示す情報である。上記時刻情報は、上記携帯端末3の位置を検出した日時を示す情報である。
携帯端末3の時系列データセットに含まれる上記関連付け情報は、時刻情報で示される日時において、携帯端末3が車両2と関連付けられていることを示す情報である。当該関連付け情報についても、上述したとおり、関連付けを一意に特定できればどの様なデータ体系であってもよい。なお、上記関連付け情報に代えて、上記携帯端末3と関連付けられた車両2の車両IDを含んでもよい。また、携帯端末DB31は、当該携帯端末3に関するその他の情報を含んでもよい。
取得部20は、判定対象(対象)となる車両2および携帯端末3を選択し、選択した車両2および携帯端末3の時系列データセットを記憶部11の車両DB30および携帯端末DB31からそれぞれ取得するものである。取得部20は、取得した車両2および携帯端末3の時系列データセットを区域特定部21に送出する。
なお、記憶部11の車両DB30および携帯端末DB31は、サーバ1とは別のサーバに記憶されていてもよい。この場合、取得部20は、上記選択した車両2および携帯端末3の時系列データセットを、通信部12を介して、上記別のサーバに要求して取得すればよい。
区域特定部21は、取得部20から受け取った車両2の時系列データセットを用いて、車両2の位置の各々について、該位置を含む区域SC(車両区域)を特定するものである。また、区域特定部21は、取得部20から受け取った携帯端末3の時系列データセットを用いて、携帯端末3の位置の各々について、該位置を含む区域SC(端末区域)を特定するものである。
図3は、上記区域SCの一例を示すものであり、上記区域SCで区切られた地域を示す図である。また、図4は、参考図であり、上記区域SCで区切る前の上記地域を示す図である。図3および図4では、車両2の位置が○印で示され、上記車両2に運搬される携帯端末3の位置が×印で示されている。
区域SCの各々は、同形同サイズであることが好ましい。図3に示す区域SCの各々は、一例として1辺が1kmである正方形であるが、サイズおよび形状はこれに限定されるものではない。例えば、上記区域SCの各々は同サイズの菱形でもよいし、同サイズの正六角形でもよい。また、上記区域SCの各々は、サイズが異なる長方形であってもよい。
また、上記サイズは、車両2の密度(単位面積当たりの車両2の数)に応じて設定してもよい。具体的には、上記サイズは、上記車両2の密度が高い地域(例えば市街地)ほど小さくし、上記車両2の密度が低い地域(例えば過疎地)ほど大きく設定してもよい。
区域特定部21は、特定した車両区域を示す車両区域情報を含む車両2の時系列データセットを判定部22に送出する。また、区域特定部21は、特定した端末区域を示す端末区域情報を含む携帯端末3の時系列データセットを判定部22に送出する。
判定部22は、区域特定部21から受け取った車両2および携帯端末3の時系列データセットを用いて、所定期間(例えば1時間)において、上記車両区域と上記端末区域とが同じである割合が所定値(例えば0.95)以上であるか否かを判定するものである。判定部22は、判定結果を関連付け部23に送出する。
図5は、或る日時範囲における車両区域情報および端末区域情報の一例を表形式で示す図である。図5の表には、日時範囲、車両区域情報、および端末区域情報が含まれている。図5では、上記日時範囲について、例えば第1行は、2021年6月10日10時1分台(2021年6月10日10時1分0秒から10時2分0秒までの1分間)を示している。また、図5では、車両区域情報および端末区域情報として、それらを識別するための情報のみを示している。
図5の例では、2021年6月10日10時から11時までの1時間における車両区域情報と端末区域情報とは、2021年6月10日10時11分台において異なり、その他の日時範囲では同じである。従って、上記1時間において、上記車両区域と上記端末区域とが同じである割合は、59/60≒0.983となる。
関連付け部23は、判定部22から受け取った判定結果に基づき、上記車両2と上記携帯端末3とを関連付けるものである。具体的には、関連付け部23は、上記割合が上記所定値以上であるという判定結果の場合、上記携帯端末3は上記車両2にて運搬されていると判断する。そして、関連付け部23は、車両DB30において、上記所定期間における上記車両2の関連付け情報を更新すると共に、携帯端末DB31において、上記所定期間における上記携帯端末3の関連付け情報を更新する。
ところで、車両2の位置と携帯端末3の位置とが一致し、かつ、車両2の位置を検出した日時と携帯端末3の位置を検出した日時とが一致する場合、上記携帯端末3が上記車両2にて運搬されているとサーバは容易に判定できる。
しかしながら、たとえ上記携帯端末3が上記車両2にて運搬されている場合であっても、図4に示すように、上記車両2が検出する位置と上記携帯端末3が検出する位置とが一致しない可能性がある。なぜなら、上記車両2が検出する位置と上記携帯端末3が検出する位置との間に検出誤差が生じる可能性があるからである。また、上記車両2および上記携帯端末3は、それぞれ独立して動作しているから、上記車両2の位置を検出する日時と、上記携帯端末3の位置を検出する日時とは、異なる可能性があるからである。同様に、上記車両2が位置情報をサーバに送信する日時と、上記携帯端末3が位置情報をサーバに送信する日時とは、異なる可能性があるからである。
従って、上記車両2の位置と上記携帯端末3の位置とが完全に一致し、かつ、上記車両2の位置を検出した日時と上記携帯端末3の位置を検出した日時とが完全に一致する可能性は低い。このような対比によって上記携帯端末3が上記車両2にて運搬されていることを精度よく判定することは困難である。
これに対し、本実施形態のサーバ1によると、車両2の位置と携帯端末3の位置とを比較する代わりに、上記車両が位置する区域SCと上記携帯端末3が位置する区域SCとを比較する。これにより、携帯端末3が車両2にて運搬されている場合には、図3に示すように、上記車両2が位置する区域SCと上記携帯端末3が位置する区域SCとが一致する可能性が増加する。
従って、サーバ1は、所定期間において、上記車両2が位置する区域SCと上記携帯端末3が位置する区域SCとが同じである割合が所定値以上である場合、上記携帯端末3が上記車両2にて運搬されていると判定して、上記車両2と上記携帯端末3とを関連付けることができる。よって、当該関連付けをサーバ1で実現することができる。従って、車両2と携帯端末3とを関連付けるための操作を、携帯端末3を所有する者が車両2に乗車するたびに行う必要はない。
車両2と、該車両2にて運搬されている携帯端末3とを関連付けることにより、下記の利点が考えられる。すなわち、上記車両が検出したセンサ情報(振動、加速度、カメラ映像など)と、上記携帯端末3が検出したセンサ情報(振動、加速度、カメラ映像など)と、を組み合わせて、各種の分析等に役立てることができる。例えば、上記車両2の挙動をより詳細に分析したり、運転手による上記車両2の運転技術をより詳細に分析したりすることができる。また、指定された時間帯に指定された車両2に乗車した者を特定し、各種の分析等に役立てることもできる。
また、上記の構成によると、同形同サイズの区域SCを利用しているので、形状またはサイズが異なる区域SCを利用する場合に比べて、処理の負荷を軽減することができる。
(関連付け処理)
図6および図7は、本実施形態のサーバ1における車両2および携帯端末3の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、取得部20は、判定対象となる車両2を選択し(S10)、判定対象となる携帯端末3を選択する(S11)。その後、選択した車両2および携帯端末3の関連付け処理に進む(S12)。
ステップS12の詳細を図7に示す。図7に示すように、取得部20は、選択した車両2および携帯端末3の時系列データセットを記憶部11の車両DB30および携帯端末DB31からそれぞれ取得する(S20、取得ステップ)。次に、区域特定部21は、上記車両2の時系列データセットを用いて、車両2の位置の各々について、該位置を含む車両区域を特定する(S21)。また、区域特定部21は、上記携帯端末3の時系列データセットを用いて、携帯端末3の位置の各々について、該位置を含む端末区域を特定する(S22)。
次に、判定部22は、所定期間において、上記車両区域と上記端末区域とが同じである割合が所定値以上であるか否かを判定する(S23、判定ステップ)。上記割合が所定値未満である場合(S23にてNO)、ステップS12の処理を終了し、ステップS13に進む。
一方、上記割合が所定値以上である場合(S23にてYES)、関連付け部23は、車両DB30において、上記所定期間における上記車両2の関連付け情報を更新する(S24、関連付けステップ)。また、関連付け部23は、携帯端末DB31において、上記所定期間における上記携帯端末3の関連付け情報を更新する(S25、関連付けステップ)。その後、ステップS12の処理を終了し、ステップS13に進む。
ステップS13では、取得部20は、判定対象となる携帯端末3の全てを選択したかを判断する。未選択の携帯端末3が存在する場合(ステップS13にてNO)、取得部20は、未選択の携帯端末3の何れかを選択する(S14)。その後ステップS12に戻って上記の処理を繰り返す。
一方、判定対象となる携帯端末3の全てを選択した場合(ステップS13にてYES)、取得部20は、判定対象となる車両2の全てを選択したかを判断する(S15)。未選択の車両が存在する場合(ステップS15にてNO)、取得部20は、未選択の車両2の何れかを選択する(S16)。その後ステップS11に戻って上記の処理を繰り返す。一方、判定対象となる車両2の全てを選択した場合(ステップS15にてYES)、上記の関連付け処理を終了する。
(付記事項)
なお、車両2の位置情報の検出周期、またはサーバ1への送信周期は、一例として1秒であったり1分であったりするが、これは車両の測位センサ等の仕様に依存する。よって、日時範囲の時間間隔(例えば1分)と、検出周期または送信周期(例えば1秒)とは、必ずしも一致しない。このため、或る日時範囲において、同一の車両から複数の車両区域情報が収集される可能性がある。この場合、複数の車両区域情報のうち、代表となる1つの車両区域情報を特定すればよい。上記代表の例としては、日時範囲内の平均時刻に対応する車両区域情報であってもよいし、日時範囲内の最新の車両区域情報であってもよいが、これらに限定されるものではない。端末区域情報についても同様である。
〔実施形態2〕
本発明の別の実施形態について、図8および図9を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係るサーバの概略構成を示すブロック図である。図8に示すサーバ1は、図2に示すサーバ1に比べて、時間帯特定部24が追加される点と、判定部22に代えて判定部25が設けられる点とが異なり、その他の構成は同様である。
時間帯特定部24は、区域特定部21から受け取った車両2の時系列データセットを用いて、車両2の日時の各々について、該日時を含む時間帯(車両時間帯)を特定するものである。また、時間帯特定部24は、区域特定部21から受け取った携帯端末3の時系列データセットを用いて、携帯端末3の日時の各々について、該日時を含む時間帯(端末時間帯)を特定するものである。
ここで、時間帯とは、所定期間を同じ時間長(同長)に区切ったものである。すなわち、上記所定期間は、同じ時間長である複数の時間帯が時間順に連続して成るものである。上記所定期間は、例えば1時間であるが、任意に設定可能である。また、上記時間帯の時間長は、例えば1分であるが、任意に設定可能である。時間帯特定部24は、特定した車両時間帯を示す時間帯情報を含む車両2の時系列データセットを判定部25に送出する。また、時間帯特定部24は、特定した端末時間帯を示す時間帯情報を含む携帯端末3の時系列データセットを判定部25に送出する。なお、区域特定部21および時間帯特定部24の実行順序は限定されるものではなく、どちらが先に実行されてもよい。
判定部25は、時間帯特定部24から受け取った車両2および携帯端末3の時系列データセットを用いて、上記所定期間において、上記車両時間帯における上記車両区域と、当該車両時間帯と同じ上記端末時間帯における上記端末区域とが一致する割合が上記所定値以上であるか否かを判定するものである。判定部25は、判定結果を関連付け部23に送出する。
本実施形態の場合、図5に示す表において、日時範囲が上記時間帯に対応する。
図9は、本実施形態のサーバ1における車両2および携帯端末3の関連付け処理(ステップS12)の流れを示すフローチャートである。本実施形態の関連付け処理は、図6および図7に示す関連付け処理に比べて、図7のステップS22の後にステップS30およびS31が追加される点と、図7のステップS23に代えて、ステップS32が設けられている点とが異なり、その他の処理は同様である。
ステップS30では、時間帯特定部24は、上記車両2の時系列データセットを用いて、車両2の日時の各々について、該日時を含む車両時間帯を特定する。次に、ステップS31では、時間帯特定部24は、上記携帯端末3の時系列データセットを用いて、携帯端末3の日時の各々について、該日時を含む端末時間帯を特定する。ステップS32では、判定部25は、上記所定期間において、上記車両時間帯における上記車両区域と、当該車両時間帯と同じ上記端末時間帯における上記端末区域とが一致する割合が上記所定値以上であるか否かを判定する。
上記の構成によると、同じ時間長の時間帯を利用しているので、時間長が異なる時間帯を利用する場合に比べて、時間帯の特定にかかる処理の負荷を軽減することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図10および図11を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係るサーバ1の概略構成を示すブロック図である。図10に示すサーバ1は、図8に示すサーバ1に比べて、判定部25および関連付け部23に代えて判定部26および関連付け部27が設けられる点が異なり、その他の構成は同様である。
判定部26は、図8に示す判定部25に比べて、関連付け部27にて関連付けがなされた上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とする場合に判定の動作を変更する点が異なり、その他の動作は同様である。
具体的には、判定部26は、上記車両区域と上記端末区域とを比較する比較頻度が設定可能である。そして、判定部26は、上記関連付けがなされた上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記比較頻度(例えば5分に1回)を、上記関連付けがなされていない上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記比較頻度(例えば1分に1回)よりも少なくなるように変更する。これは、上記車両2と上記携帯端末3とが関連付けられた状態、すなわち上記車両2にて上記携帯端末3が運搬されている状態である場合、その後も当該状態がある程度は維持される可能性が高いと考えられるためである。上記の構成によると、判定部26における判定処理の負荷を低減することができる。
また、判定部26は、上記関連付けがなされた上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記判定に利用する上記所定値(例えば0.85)を、上記関連付けがなされていない上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記判定に利用する上記所定値(例えば0.95)よりも低くなるように変更する。これにより、上記判定の頻度を低下させることによる誤判定を抑制することができる。なお、上記所定値の変更は、必ずしも行う必要はなく、一定であってもよい。
関連付け部27は、図8に示す関連付け部23に比べて、上記車両2および上記携帯端末3の関連付けを解除する動作を追加した点が異なり、その他の動作は同様である。具体的には、関連付け部27は、上記関連付けがなされた上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記割合が上記所定値未満であるという判定結果を判定部26から受け取った場合、上記携帯端末3はもはや上記車両2にて運搬されていないと判断する。そして、関連付け部23は、車両DB30において、上記所定期間における上記車両2の関連付け情報をNULLに更新すると共に、携帯端末DB31において、上記所定期間における上記携帯端末3の関連付け情報をNULLに更新する。
従って、上記の構成によると、上記関連付けの解除を自動的に行うことができる。
図11は、本実施形態のサーバ1における車両2および携帯端末3の関連付け処理(ステップS12)の流れを示すフローチャートである。本実施形態の関連付け処理は、図9に示す関連付け処理に比べて、ステップS31とステップS32の間にステップS40が追加されている点と、ステップS41~S43が追加されている点とが、その他の処理は同様である。
ステップS40では、判定部26は、選択した車両2および携帯端末、すなわち判定対象の車両2および携帯端末3は関連付けがなされているかを判断する。上記関連付けがなされていない場合(ステップS40にてNO)、図9に示すステップS32、S24、およびS25が実行される。
一方、上記関連付けがなされている場合(ステップS40にてYES)、判定部25は、上記所定期間において、上記車両時間帯における上記車両区域と、当該車両時間帯と同じ上記端末時間帯における上記端末区域とが一致する割合が上記所定値以上であるか否かを判定する(S41)。上記割合が上記所定値以上である場合(ステップS41にてYES)、ステップS12の処理を終了し、図6に示すステップS13に進む。
一方、上記割合が上記所定値未満である場合(ステップS41にてNO)、関連付け部27は、車両DB30において、上記所定期間における上記車両2の関連付け情報をNULLに更新する(S42)。また、携帯端末DB31において、関連付け部23は、上記所定期間における上記携帯端末3の関連付け情報をNULLに更新する(S43)。その後、ステップS12の処理を終了し、ステップS13に進む。
(付記事項)
なお、判定部26は、所定期間(例えば1時間)において、上記車両区域と上記端末区域とを比較する比較回数が設定可能であってもよい。この場合、判定部26は、上記関連付けがなされた上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記比較回数(例えば12回)を、上記関連付けがなされていない上記車両2および上記携帯端末3を判定対象とするときの上記比較回数(例えば60回)よりも少なくなるように変更してもよい。
また、上記比較回数は、上記車両2の密度に応じて設定可能であってもよい。例えば、上記車両2の密度が高い地域ほど、上記比較回数を多く設定し、上記車両2の密度が低い地域ほど、上記比較回数を少なく設定してもよい。
〔実施形態4〕
本発明のさらに別の実施形態について、図12および図13を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係るサーバ1の概略構成を示すブロック図である。本実施形態のサーバ1は、図10に示すサーバ1に比べて、取得部20に代えて取得部28が設けられる点が異なり、その他の構成は同様である。図12に示すように、取得部28は、車両選択部40、大区域特定部41、および携帯端末選択部42を備える構成である。
車両選択部40は、判定対象となる車両2を選択するものである。車両選択部40は、選択した車両2の時系列データセットを記憶部11の車両DB30から取得して、区域特定部21および大区域特定部41に送出する。
大区域特定部41は、車両選択部40から受け取った車両2の時系列データセットを用いて、車両2の位置を含む大区域を特定するものである。大区域特定部41は、特定した大区域を示す大区域情報を携帯端末選択部42に送出する。
大区域は、上記区域SCよりも広い領域であれば、所定の地域であってもよいし、連続する複数の区域SCを包含したものであってもよい。例えば、区域SCが1km四方の正方形である場合、大区域は10km四方の正方形であってもよい。また、大区域の各々は同形同サイズである必要はない。よって、大区域は、例えば都道府県単位で区切られてもよいし、道路の路線単位で区切られていてもよい。しかしながら、この場合、同じ形状および同じサイズで区切られた場合に比べて、サーバ1での処理の負荷が増大する。また、車両2の位置は、上記車両2の時系列データセットにおける或る日時に対応する位置でもよいし、所定期間における車両2の平均位置でもよい。
携帯端末選択部42は、大区域特定部41から受け取った大区域情報と、記憶部11の携帯端末DB31から取得した携帯端末3の時系列データセットとを用いて、上記大区域内に位置する携帯端末3を、判定対象となる携帯端末3として選択するものである。携帯端末選択部42は、選択した携帯端末3の時系列データセットを区域特定部21に送出する。
これにより、判定対象となる携帯端末3の数を絞ることができるので、取得部20よりも後段のブロックにおける処理の負荷を軽減することができる。
図13は、本実施形態のサーバ1における車両2および携帯端末3の関連付け処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態の関連付け処理は、図6に示す関連付け処理に比べて、ステップS10とステップS11との間にステップS50およびステップS51とを追加している点が異なり、その他の処理は同様である。
図13に示すように、取得部20の車両選択部40は、判定対象となる車両2を選択する(S10)。次に、取得部20の大区域特定部41は、車両選択部40が選択した車両2の時系列データセットを用いて、車両2の位置を含む大区域を特定する(S50)。次に、取得部20の携帯端末選択部42は、大区域特定部41が特定した大区域内に位置する携帯端末3を、判定対象となる携帯端末3として(S51)、選択する(S11)。
(付記事項)
なお、区域SCのサイズは、上記大区域内に位置する車両2の総数に応じて調整されてもよい。例えば、大区域特定部41は、記憶部11の車両DB30から取得した車両2の時系列データセットを用いて、上記大区域内に位置する車両2の総数を算出してもよい。そして、大区域特定部41は、図12に示すように、算出した車両2の総数を区域特定部21に送出し、区域特定部21は、上記車両2の総数に応じて上記区域SCのサイズを設定(調整)してもよい。或いは、大区域特定部41は、算出した車両2の総数に応じて上記区域SCのサイズを設定(調整)し、図12に示すように、設定した上記区域SCのサイズを区域特定部21に送出してもよい。
この場合、例えば、上記大区域内に位置する車両2の数が多いときほど上記区域SCのサイズを小さくすることにより、何れの車両2にて携帯端末3が運搬されているかを精度よく判定することができる。一方、上記車両2の数が少ないときほど上記区域SCのサイズを大きくすることによって上記車両が存在しない上記区域SCの数を減らすことができ、その結果、処理の負荷を軽減することができる。
また、上述の実施形態において、位置情報として緯度経度を示す情報を利用する場合、上記区域SCを示す区域情報は、上記緯度経度を丸めたものであってもよい。また、上記大区域を示す大区域情報は、上記緯度経度を、上記区域SCの場合よりもさらに上位で丸めたものであってもよい。また、上記区域SCのサイズを変更する場合、上記緯度経度を丸める位の数を変更すればよい。
なお、「丸める」とは、位取り表現において、1個以上の数字を最下位から削除または省略し、残りの部分を所定の規則に従って調整することをいう。上記所定の規則の例としては、切捨て、切上げ、四捨五入などが挙げられる。
また、車両選択部40が選択した車両が所定期間内に上記大区域外に移動する可能性が考えられる。この場合、上記車両が上記大区域内に位置する期間について、図13に示す処理を行ってもよい。或いは、図13に示す処理を終了してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
サーバ1(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部10に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 サーバ
2 車両
3 携帯端末
10 制御部
11 記憶部
12 通信部
20、28 取得部
21 区域特定部
22、25、26 判定部
23 関連付け部
24 時間帯特定部
30 車両DB
31 携帯端末DB
40 車両選択部
41 大区域特定部
42 携帯端末選択部

Claims (7)

  1. 車両の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得すると共に、携帯端末の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得する取得部と、
    所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とが同じである割合が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、
    前記割合が前記所定値以上である場合、前記車両と前記携帯端末とを関連付ける関連付け部と、を備え
    前記区域は、所定の大区域を複数の同形同サイズに区切ったものであり、
    前記所定期間は、複数の同長の時間帯が時間順に連続して成るものであり、
    前記車両の位置の各々について、前記大区域内の前記区域のうち当該位置を含む車両区域を特定すると共に、前記携帯端末の位置の各々について、前記大区域内の前記区域のうち当該位置を含む端末区域を特定する区域特定部と、
    前記車両の時刻の各々について、前記時間帯のうち当該時刻を含む車両時間帯を特定すると共に、前記携帯端末の時刻の各々について、前記時間帯のうち当該時刻を含む端末時間帯を特定する時間帯特定部とをさらに備え、
    前記割合は、前記所定期間において、前記車両時間帯における前記車両区域と、当該前記車両時間帯と同じ前記端末時間帯における前記端末区域とが一致する割合であるサーバ。
  2. 前記関連付け部は、前記関連付けがなされた前記車両および前記携帯端末に関して、前記割合が所定値未満である場合、当該関連付けを解除する、請求項に記載のサーバ。
  3. 前記判定部は、
    所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とを比較する比較回数を設定可能であり、
    前記関連付けがなされた前記車両および前記携帯端末を対象とするときの前記比較回数を、前記関連付けがなされていない前記車両および前記携帯端末を対象とするときの前記比較回数よりも少なく設定する、請求項に記載のサーバ。
  4. 前記判定部は、複数の前記区域を含む前記大区域毎に、前記大区域内に位置する前記車両および前記携帯端末を判定の対象とする、請求項からまでの何れか1項に記載のサーバ。
  5. 前記区域のサイズは、前記大区域内に位置する前記車両の総数に応じて調整される、請求項に記載のサーバ。
  6. サーバの制御方法であって、
    車両の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得すると共に、携帯端末の位置情報と該位置情報に対応する時刻情報とを取得する取得ステップと、
    所定期間において、前記車両が位置する区域と前記携帯端末が位置する区域とが同じである割合が所定値以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記割合が前記所定値以上である場合、前記車両と前記携帯端末とを関連付ける関連付けステップと、を含み、
    前記区域は、所定の大区域を複数の同形同サイズに区切ったものであり、
    前記所定期間は、複数の同長の時間帯が時間順に連続して成るものであり、
    前記車両の位置の各々について、前記大区域内の前記区域のうち当該位置を含む車両区域を特定すると共に、前記携帯端末の位置の各々について、前記大区域内の前記区域のうち当該位置を含む端末区域を特定する区域特定ステップと、
    前記車両の時刻の各々について、前記時間帯のうち当該時刻を含む車両時間帯を特定すると共に、前記携帯端末の時刻の各々について、前記時間帯のうち当該時刻を含む端末時間帯を特定する時間帯特定ステップとをさらに含み、
    前記割合は、前記所定期間において、前記車両時間帯における前記車両区域と、当該前記車両時間帯と同じ前記端末時間帯における前記端末区域とが一致する割合であるサーバの制御方法。
  7. 請求項1に記載のサーバとしてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記取得部、上記判定部、上記関連付け部、上記区域特定部、および上記時間帯特定部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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