JP7221177B2 - 構造体の製造方法および製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、構造体の製造方法および製造装置に関する。
窒化ガリウム(GaN)等のIII族窒化物は、発光素子、トランジスタ等の半導体装置を製造するための材料として用いられている。また、III族窒化物は、微小電気機械システム(MEMS)の材料としても注目されている。
GaN等のIII族窒化物に各種構造を形成するためのエッチング技術として、光電気化学(PEC)エッチングが提案されている(例えば非特許文献1参照)。PECエッチングは、一般的なドライエッチングと比べてダメージが少ないウェットエッチングであり、また、中性粒子ビームエッチング(例えば非特許文献2参照)、アトミックレイヤーエッチング(例えば非特許文献3参照)等のダメージの少ない特殊なドライエッチングと比べて装置が簡便である点で好ましい。
J. Murata et al., "Photo-electrochemical etching of free-standing GaN wafer surfaces grown by hydride vapor phase epitaxy", Electrochimica Acta 171 (2015) 89-95 S. Samukawa, JJAP, 45(2006)2395. T. Faraz, ECS J. Solid Stat. Scie.&Technol., 4, N5023 (2015).
本発明の一目的は、PECエッチングにより、III族窒化物を用いた構造体の製造を円滑に行うことができる技術を提供することである。
本発明の一態様によれば、
少なくとも表面がIII族窒化物で構成されたエッチング対象物、が保持され、回転可能に保持された容器に、電子を受け取る酸化剤を含むアルカリ性または酸性のエッチング液を注入し、前記表面を前記エッチング液に浸漬させる工程と、
前記エッチング対象物および前記エッチング液が静止した状態で、前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に光を照射する工程と、
前記表面に前記光が照射された後に、前記容器を回転させて前記エッチング液を外周側に飛散させることで、前記エッチング液を前記容器から排出する工程と、
を含む、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程、
を有する、構造体の製造方法
が提供される。
本発明の他の態様によれば、
少なくとも表面がIII族窒化物で構成されたエッチング対象物、が保持され、回転可能に保持された容器と、
前記容器に、電子を受け取る酸化剤を含むアルカリ性または酸性のエッチング液を注入する注入装置と、
前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に、光を照射する光照射装置と、
前記容器を回転可能に保持する回転装置と、
前記エッチング対象物が保持された前記容器に、前記エッチング液を注入し、前記表面を前記エッチング液に浸漬させる処理、
前記エッチング対象物および前記エッチング液が静止した状態で、前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に光を照射する処理、および、
前記表面に前記光が照射された後に、前記容器を回転させて前記エッチング液を外周側に飛散させることで、前記エッチング液を前記容器から排出する処理、
を含む、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理、
が行われるように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する制御装置と、
を有する、構造体の製造装置
が提供される。
PECエッチングにより、III族窒化物を用いた構造体の製造を円滑に行うことができる技術が提供される。
図1(a)は、ウエハ(処理対象物)を例示する概略断面図であり、図1(b)は、カソードパッドが設けられた処理対象物を例示する概略断面図である。 処理装置の一例を示す概略断面図である。 図3(a)~図3(c)は、本発明の第1実施形態におけるPECエッチング工程を例示する概略断面図である。 図4(a)および図4(b)は、処理装置における容器の各種構造を例示する概略断面図である。 図5(a)および図5(b)は、第2実施形態における後処理工程を例示する概略断面図である。 図6(a)~図6(d)は、PECエッチング工程と後処理工程とを実施する場合のいくつかの組合せの態様を概念的に例示するタイミンチャートである。 図7(a)~図7(c)は、平坦化エッチングの第1例について、PECエッチング工程および平坦化エッチング工程をまとめて示す、ウエハの概略断面図である。 図8(a)~図8(e)は、平坦化エッチングの第2例について、PECエッチング工程および平坦化エッチング工程をまとめて示す、ウエハの概略断面図である。 図9は、後処理工程の他の態様を例示する概略断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態による、構造体の製造方法について説明する。本実施形態による構造体の製造方法は、エッチング対象物10(以下、ウエハ10ともいう)を光電気化学(PEC)エッチングする工程(以下、PECエッチング工程ともいう)を有する。
当該構造体は、PECエッチング工程によりPECエッチングが施されたウエハ10(以下、処理後ウエハ10ともいう)を含む部材であり、処理後ウエハ10に必要に応じて電極等の他の部材が設けられたもの(半導体装置、微小電気機械システム(MEMS)、等)であってもよく、処理後ウエハ10自体であってもよい。
図1(a)は、ウエハ10を例示する概略断面図である。ウエハ10は、少なくとも、PECエッチングが施される表面20が、III族窒化物で構成された部材である。ウエハ10は、例えば、窒化ガリウム(GaN)基板等のIII族窒化物基板であってもよく、また例えば、成長基板上にIII族窒化物層がエピタキシャル成長されたエピタキシャル基板であってもよい。エピタキシャル基板の成長基板は、例えば、サファイア基板、炭化シリコン(SiC)基板、シリコン(Si)基板、等の異種基板であってもよく、また例えば、GaN基板等の同種基板であってもよい。また、エピタキシャル基板の成長基板は、例えば、半絶縁性であってもよく、また例えば、導電性であってもよい。ここで、「半絶縁性」とは、例えば、比抵抗が10Ωcm以上である状態をいう。これに対し、例えば、比抵抗が10Ωcm未満である状態を「導電性」という。
ウエハ10の大きさは、特に制限されないが、例えば、1枚のウエハ10内に多数の素子を同時形成することで生産性を向上させる観点から、例えば直径2インチ以上の大径であることが好ましい。ウエハ10の大きさは、例えば直径2インチ(50.8mm)であり、また例えば直径4インチ(101.6mm)であり、また例えば直径6インチ(152.4mm)である。
表面20は、例えば、III族窒化物結晶のc面で構成されている。ここで「c面で構成されている」とは、表面20に対して最も近い低指数の結晶面が、表面20を構成するIII族窒化物結晶のc面であることを意味する。表面20を構成するIII族窒化物は転位(貫通転位)を有し、表面20に、転位が所定の密度で分布している。
PECエッチング処理の対象物100(以下、処理対象物100ともいう)は、ウエハ10を有し、必要に応じて、ウエハ10に設けられたマスク50、等を有する。マスク50は、表面20上に、PECエッチングされるべき被エッチング領域21を画定する。マスク50は、例えば、チタン(Ti)等の導電性材料で形成されていてもよく、また例えば、レジスト、酸化シリコン等の非導電性材料で形成されていてもよい。処理対象物100は、マスク50が設けられていないウエハ10自体であってもよく、被エッチング領域21は、ウエハ10の表面20の全面であってもよい。
図2は、本実施形態による構造体の製造方法に用いられる、構造体の製造装置(ウエハ10の処理装置)200(以下、処理装置200ともいう)の一例を示す、概略断面図である。処理装置200は、容器210と、注入装置215と、光照射装置220と、回転装置230と、制御装置240と、を有する。
容器210は、回転可能に保持されており、ウエハ10を(処理対象物100を)保持するとともに、エッチング液201を収容する。注入装置215は、容器210に、エッチング液201を注入する。光照射装置220は、容器210に保持されたウエハ10の表面20に、紫外(UV)光221を照射する。回転装置230は、容器210を回転可能に保持し、容器210を、所定のタイミングにおいて、所定の速さで回転させる。ここで、容器210を静止させることも、回転の速さがゼロと捉えて、「所定の速さで回転させる」ことに含めてよい。制御装置240は、注入装置215、光照射装置220および回転装置230のそれぞれを、所定の動作が行われるように制御する。制御装置240は、例えば、パーソナルコンピュータを用いて構成される。
図3(a)~図3(c)は、本実施形態のPECエッチング工程を例示する概略断面図である。以下、図3(a)~図3(c)も参照して、PECエッチング工程について説明するとともに、処理装置200の構造および動作について、より詳しく説明する。
PECエッチング工程は、ウエハ10が保持された容器210に、エッチング液201を注入し、表面20をエッチング液201に浸漬させる工程(以下、注入浸漬工程ともいう)と、ウエハ10およびエッチング液201が静止した状態で、容器210に保持されたウエハ10の表面20にUV光221を照射する工程(以下、光照射工程ともいう)と、表面20にUV光221が照射された後に、容器210を回転させてエッチング液201を外周側に飛散させることで、エッチング液201を容器210から排出する工程(以下、排出工程ともいう)と、を含む。
図3(a)は、注入浸漬工程を示す概略断面図である。容器210は、表面20が水平に配置されるように、つまり、ウエハ10の表面20がエッチング液201の表面202と平行となるように、ウエハ10を保持する。ウエハ10の保持機構としては、例えばピン機構が用いられ、また例えば真空チャック機構が用いられる。
直径2インチ(50.8mm)のウエハ10に対応する容器210の底面の直径としては、70mmが例示される。直径4インチ(101.6mm)のウエハ10に対応する容器210の底面の直径としては、120mmが例示される。直径6インチ(152.4mm)のウエハ10に対応する容器210の底面の直径としては、170mmが例示される。
注入装置215から容器210にエッチング液201を注入し、ウエハ10の表面20をエッチング液201に浸漬させる。エッチング液201の注入は、回転装置230を駆動させず容器210を静止させた状態で行うことが好ましい。エッチング液201を注入した後、エッチング液201が静止するのを待つ。
後述のように、光照射工程において、ウエハ10の表面20からエッチング液201の表面202までの距離L(以下、ウエハ配置深さLともいう。図2参照。)は、1mm以上10mm以下であることが好ましい。このため、注入装置215は、ウエハ配置深さLが1mm以上10mm以下となるように、エッチング液201の注入を行う。
適切なウエハ配置深さLを簡便に得る観点から、容器210の縁213の高さまでエッチング液201が満たされた状態で、ウエハ配置深さLが1mm以上10mm以下となるように、容器210が構成されていることが好ましい(図2参照)。例えば、ウエハ10の厚さが0.5mmであって、ウエハ配置深さLを5mmにしたい場合、容器210の底面211から縁213までの高さである、容器210の深さDを、5.5mmにしておけば、容器210の縁213の高さまでエッチング液201を満たすことで、ウエハ配置深さLを5mmとすることができる。このようにして、適切なウエハ配置深さLを簡便に得ることができる。なお、適切なウエハ配置深さLは、注入装置215によりエッチング液201の表面202の高さを適宜調整することで、得るようにしてもよい。
図3(b)は、光照射工程を示す概略断面図である。光照射工程では、回転装置230を回転駆動させないことで容器210を静止させ、ウエハ10およびエッチング液201が静止した状態で、ウエハ10の表面20にUV光221を照射する。エッチング液201に接触するとともにUV光221が照射される領域である被エッチング領域21において、PECエッチングにより、III族窒化物がエッチングされる。
詳細は後述するように、本実施形態では、UV光221の照射により、エッチング液201に含まれるペルオキソ二硫酸イオン(S 2-)から硫酸イオンラジカル(SO -*ラジカル)を生成させる。
光照射工程において、ウエハ10およびエッチング液201は、静止した状態であることが好ましい。これにより、SO -*ラジカルの表面20への供給状態が、エッチング液201の動きに起因してばらつくことを抑制でき、SO -*ラジカルを表面20へ拡散により供給できるため、PECエッチングを面内で均一に行うことができる。
本実施形態では、回転装置215により容器210が保持されていることで、光照射工程における容器210の静止動作と、後述の排出工程における容器210の回転動作と、を切り替えて行うことができる。
光照射工程において、ウエハ10の表面20は、エッチング液201の表面202と平行であることが好ましい。これにより、表面20の上方に配置されたエッチング液201の厚さを(つまり、ウエハ配置深さLを)均一にすることができるため、表面20の上方に配置されたエッチング液201におけるSO -*ラジカルの生成、および、SO -*ラジカルの表面20への拡散による供給を均一にすることができ、PECエッチングを面内で均一に行うことができる。
ここで、ウエハ10の表面20とエッチング液201の表面202とが「平行」とは、ウエハ10の表面20とエッチング液201の表面202とのなす角が、0°±2°の範囲内にあることをいう。
光照射工程において、ウエハ配置深さLは、例えば、1mm以上10mm以下であることが好ましい。ウエハ配置深さLが、例えば1mm未満と過度に短いと、表面20上方のエッチング液201において生成されるSO -*ラジカルの量が、ウエハ配置深さLの変動により不安定になる可能性がある。なお、ウエハ配置深さLが短いと、液面の高さの制御が難しくなることから、ウエハ配置深さLは、1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることがより好ましく、5mm以上であることがさらに好ましい。また、ウエハ配置深さLが、例えば10mm超と過度に長いと、表面20上方のエッチング液201において、PECエッチングに寄与しない、無駄に多くのSO -*ラジカルが生成されるため、エッチング液201の利用効率が低下する。
光照射工程において、UV光221は、ウエハ10の表面20の全面に対して(表面20上に画定されている各被エッチング領域21に対して)、垂直に照射されることが好ましい。つまり、光照射装置220は、ウエハ10の表面20の全面に対して、UV光221を垂直に照射するように構成されていることが好ましい。これにより、表面20内におけるUV光221の照射条件を揃えることができ、PECエッチングを面内で均一に行うことができる。
ここで、表面20に対して「垂直」とは、UV光221が表面20に対してなす角が、90°±2°の範囲内にあることをいう。なお、UV光221は、すべての光線の方向が垂直に揃った平行光であることがより好ましいが、平行光でなくとも(収束光または拡散光であっても)許容される。「垂直に照射される」とは、表面20に画定された各被エッチング領域21のそれぞれに照射されるUV光221において、垂直に照射される成分の強度が最も高いことをいう。
1回分の光照射工程を、1サイクルと称する。UV光221の1サイクル当たりの光照射時間は、1サイクルにおいてPECエッチングでエッチングしたいエッチング深さに応じて、適宜設定されてよい。
図3(c)は、排出工程を示す概略断面図である。光照射工程の後、容器210を回転させてエッチング液201を外周側に飛散させることで、エッチング液201を容器210から排出する。例えば、1000回転/分で20秒回転させる回転条件が例示される。回転条件は、エッチング液201が容器210から排出されるように、適宜調整されてよい。
容器210は、エッチング液201(または後述の後処理液301)を、収容する態様と、排出する態様と、が回転の状態に応じて切り替えられるように構成されている。容器210の回転によるエッチング液201の外周側への飛散を容易にする観点で、容器210の内側面212(図2参照)は、上方が外周側に傾斜した面で構成されていることが好ましい。これにより、上方が内周側に傾斜した面で内側面212が構成されている場合と比べて、遠心力により外周側に移動しようとするエッチング液201の動きが阻害されたり、その結果エッチング液201が容器210に残留したりすることを抑制できるため、エッチング液201を容器210から排出されやすくすることができる。
ここで、容器210の内側面212が「上方が外周側に傾斜した面」であるとは、容器210において、底面211と内側面212とのなす角α(以下単に、角αともいう)が、90°超180°以下であることをいう。なお、内側面212内の位置によって(高さによって)、角αが変化していてもよい。つまり、容器210の内側面212は、位置によって(高さによって)傾斜の度合いが変化するような面であってもよく、曲面であってもよい。
排出工程においてエッチング液201を外周側に移動させやすくする観点から、角αは、例えば120°以上であることが好ましい。一方、角αが大きいほど、容器210の内側面212を構成する側面部材210Sが占める径方向の幅が広くなるため、側面部材210Sの幅を過度に広くしない観点から、角αは、例えば150°以下であることが好ましい。内側面212の形状の一例として、角αがどの位置(どの高さ)でも一定で、例えば135°である形状が挙げられる。なお、角αは、内側面212の底面211の高さにおける底面211の直径と、内側面212の縁213の高さにおける開口の直径と、の差に応じて、適宜設定されてよい。
容器210の側面部材210S(図2参照)は、例えば、容器210の底面211を構成する底面部材210Bと一体的に構成されていてもよく、また例えば、底面部材210Bとは別体の部材として、底面部材210Bに取り付けられていてもよい。
図4(a)は、底面部材210Bに側面部材210Sが取り付けられた構造の容器210を例示する概略断面図である。底面部材210Bは、平板状の部材であり、側面部材210Sは、円環状の部材である。底面部材210Bに取り付けられた状態で、側面部材210Sは、堤状に突出した構造を構成する。本例の側面部材210Sは、内側面212より外周側に配置された、平坦な上面を有する部分を備えており、当該部分がねじ止めされることで、底面部材210Bに取り付けられている。
なお、容器210の回転によるエッチング液201の外周側への飛散を容易にする構造として、他の構造を用いてもよい。このような他の構造として、例えば、光照射工程と比べて、排出工程を実施するときに、エッチング液201が外周側に飛散されやすくなるよう、容器201の側面部の形態が変化するように、容器201が構成されている構造が挙げられる。図4(b)は、このような構造の容器201を例示する概略断面図である。容器201の側面部材210Sにおいて、内側面212の下部に、内側面212と外側面214とを連通させる穴212Hが形成されている。穴212Hは、容器201の周方向に沿って離散的な位置、例えば回転軸に対して軸対称な位置に、配置されている。容器201の外側面214に、容器201の静止時に各穴212Hを閉じる弁部材214vが設けられている。弁部材214vは、どのように構成されていてもよいが、例えばゴム部材で構成される。容器201の回転時に、遠心力により弁部材214vが押し開かれることで、容器201に収容されていたエッチング液201が、穴212Hを通って外周側に排出される(回転時の弁部材214vを、破線で示す)。
エッチング液201が容器210から排出されたら、容器210の回転を停止させて、排出工程を終了する。以上のようにして、注入浸漬工程、光照射工程および排出工程を含む、PECエッチング工程(の1回分)が行われる。PECエッチング工程は、1サイクルの光照射工程でエッチングするエッチング深さと、最終的に達成したいエッチング深さ(以下、目標エッチング深さともいう)と、の関係に応じて、1回行われてもよいし、複数回行われてもよい。
PECエッチング工程を複数回行う場合は、注入浸漬工程、光照射工程および排出工程を、順に複数回行う。つまり、ある回のPECエッチング工程において、注入浸漬工程、光照射工程および排出工程を実施し、当該回の排出工程が終了した後、次の回における注入浸漬工程を開始して、当該次の回の注入浸漬工程、光照射工程および排出工程を実施する。
1回(のみ)のPECエッチング工程を行う場合は(図6(a)の上段部分参照)、1サイクルの光照射工程により、目標エッチング深さまでエッチングする。また、複数回のPECエッチング工程を行う場合、つまり、PECエッチングのステップ制御を行う場合は(図6(b)の上段部分、または、図6(c)の上段部分参照)、1サイクル当たりの光照射工程により、目標エッチング深さの全体のうちの部分的な深さをエッチングし、複数サイクルの光照射工程を行うことで、目標エッチング深さまでエッチングする。
例えば、目標エッチング深さが20nmであって、PECエッチングのエッチングレートが0.5nm/分とする。例えば、1サイクル当たりの光照射時間を40分とすることで、1回(のみ)のPECエッチング工程により、目標エッチング深さまでエッチングされる。また例えば、1サイクル当たりの光照射時間を、例えば10分とすることで、4回のPECエッチング工程により、目標エッチング深さまでエッチングされる。また例えば、1サイクル当たりの光照射時間を、例えば1分とすることで、40回のPECエッチング工程により、目標エッチング深さまでエッチングされる。
複数回のPECエッチング工程を行うこと、つまり、PECエッチングのステップ制御を行うことは、例えば、以下のような利点を有する。PECエッチングのエッチング深さは、エッチング時間により制御できるが、エッチング時間が長くなることで、エッチング深さの誤差は大きくなりやすい。このため、1回のPECエッチングで目標エッチング深さまでエッチングする場合、エッチング深さの誤差が大きくなりやすい。これに対し、ステップ制御では、1回ごとのエッチング時間を短くして少しずつエッチング深さを深くしていくため、全体的なエッチング深さの微調整を行うことが容易となり、目標エッチング深さに対する誤差を、小さく抑えることが容易となる。
さらに、ステップ制御により、エッチング条件の経時変化を抑制することも容易となる。詳細は後述するように、PECエッチングの進行に伴い、例えば、エッチング液201のpHが変化する等の、エッチング条件の変化が生じる。ステップ制御では、各回のPECエッチング工程で、エッチング液201が交換されるため、新しいエッチング液201によりPECエッチングを行うことができる。これにより、1回のPECエッチングで目標エッチング深さまでエッチングする場合、つまり、エッチング液201を交換せずにPECエッチングを行う場合と比べて、エッチング条件の経時変化が抑制された状態で、PECエッチングを行うことができる。
以上説明したような、1回または複数回のPECエッチング工程により、PECエッチングが施されたウエハ10(処理後ウエハ10)が得られた後、得たい構造体(半導体装置、MEMS等)の構造に応じて、他の工程(電極形成工程等)が行われる。このようにして、構造体が製造される。なお、必要に応じ、本実施形態のPECエッチング工程が行われる前に、ウエハ10に何等かの加工(部材の形成、構造の形成、等)が行われていてもよい。つまり、PECエッチングの処理対象物100は、このような加工が既に施されたものであってもよい。
次に、PECエッチングの機構等について、より詳しく説明する。エッチングされるIII族窒化物の例としてGaNを挙げて説明する。
PECエッチングのエッチング液201としては、ウエハ10の表面20を構成するIII族窒化物が含有するIII族元素の酸化物の生成に用いられる酸素を含み、さらに、電子を受け取る酸化剤を含む、アルカリ性または酸性のエッチング液201が用いられる。
当該酸化剤として、ペルオキソ二硫酸イオン(S 2-)が例示される。以下、S 2-をペルオキソ二硫酸カリウム(K)から供給する態様を例示するが、S 2-は、その他例えば、ペルオキソ二硫酸ナトリウム(Na)、ペルオキソ二硫酸アンモニウム(過硫酸アンモニウム、(NH)等から供給するようにしてもよい。
エッチング液201の第1例としては、水酸化カリウム(KOH)水溶液とペルオキソ二硫酸カリウム(K)水溶液とを混合した、PECエッチングの開始時点でアルカリ性を示すものが挙げられる。このようなエッチング液201は、例えば、0.01MのKOH水溶液と、0.05MのK水溶液と、を1:1で混合することで調製される。KOH水溶液の濃度、K水溶液の濃度、および、これらの水溶液の混合比率は、必要に応じ適宜調整されてよい。なお、KOH水溶液とK水溶液とが混合されたエッチング液201は、例えばKOH水溶液の濃度を低くすることにより、PECエッチングの開始時点で酸性を示すようにすることもできる。
第1例のエッチング液201を用いる場合のPECエッチング機構について説明する。被エッチング領域21に波長365nm以下のUV光221が照射されることによって、被エッチング領域21を構成するGaN中に、ホールと電子とが対で生成される。生成されたホールによりGaNがGa3+とNとに分解され(化1)、さらに、Ga3+が水酸化物イオン(OH)によって酸化されることで酸化ガリウム(Ga)が生成する(化2)。そして、生成されたGaが、アルカリ(または酸)に溶解される。このようにして、GaNのPECエッチングが行われる。なお、生成されたホールが水と反応して、水が分解されることで、酸素が発生する(化3)。
Figure 0007221177000001
Figure 0007221177000002
Figure 0007221177000003
また、Kが水に溶解することでペルオキソ二硫酸イオン(S 2-)が生成し(化4)、S 2-にUV光221が照射されることで硫酸イオンラジカル(SO -*ラジカル)が生成する(化5)。ホールと対で生成された電子が、SO -*ラジカルとともに水と反応して、水が分解されることで、水素が発生する(化6)。このように、本実施形態のPECエッチングでは、SO -*ラジカルを用いることで、GaN中にホールと対で生成された電子を消費させることができるため、PECエッチングを進行させることができる。つまり、エッチング液201の外部に延在する配線に接続された状態でエッチング液201に浸漬されるカソード電極、を用いない態様のPECエッチングである、無電極PECエッチングを行うことができる。なお、(化6)に示されるように、PECエッチングの進行に伴い、硫酸イオン(SO 2-)が増加することで、エッチング液201の酸性は強くなっていく(pHは低下していく)。
Figure 0007221177000004
Figure 0007221177000005
Figure 0007221177000006
エッチング液201の第2例としては、リン酸(HPO)水溶液とペルオキソ二硫酸カリウム(K)水溶液とを混合した、PECエッチングの開始時点で酸性を示すものが挙げられる。このようなエッチング液201は、例えば、0.01MのHPO水溶液と、0.05MのK水溶液と、を1:1で混合することで調製される。HPO水溶液の濃度、K水溶液の濃度、および、これらの水溶液の混合比率は、必要に応じ適宜調整されてよい。HPO水溶液およびK水溶液は、ともに酸性であるため、HPO水溶液とK水溶液とが混合されたエッチング液201は、任意の混合比率で酸性である。なお、K水溶液自体が酸性を示すため、エッチング開始時点で酸性であるエッチング液201として、K水溶液のみを用いてもよい。この場合、K水溶液の濃度は、例えば0.025Mとすればよい。
エッチング液201が、PECエッチングの開始時点から酸性であることは、マスク50としてレジストの使用を容易にする観点から好ましい。レジストマスクは、エッチング液201がアルカリ性であると、剥離しやすいからである。なお、マスク50としてTiまたは酸化シリコンを使用する場合(あるいは、マスク50を用いない場合)は、エッチング液201が酸性でもアルカリ性でも特に問題ない。
第2例のエッチング液201を用いる場合のPECエッチング機構は、第1例のエッチング液201を用いる場合について説明した(化1)~(化3)が、(化7)に置き換わったものと推測される。つまり、GaNと、UV光221の照射で生成されたホールと、水と、が反応することで、Gaと、水素イオン(H)と、Nと、が生成する(化7)。そして、生成されたGaが、酸に溶解される。このようにして、GaNのPECエッチングが行われる。なお、(化4)~(化6)に示したような、ホールと対で生成された電子がS 2-により消費される機構は、第1例のエッチング液201を用いる場合と同様である。
Figure 0007221177000007
(化5)に示すように、S 2-からSO -*ラジカルを生成する手法としては、UV光221の照射、および、加熱の少なくとも一方を用いることができる。UV光221の照射を用いる場合、S 2-による光吸収を大きくしてSO -*ラジカルを効率的に生成させるために、UV光221の波長を、200nm以上310nm未満とすることが好ましい。つまり、UV光221の照射により、ウエハ10においてIII族窒化物中にホールを生成させるとともに、エッチング液201においてS 2-からSO -*ラジカルを生成させることを、効率的に行う観点からは、UV光221の波長を、200nm以上310nm未満とすることが好ましい。S 2-からSO -*ラジカルを生成することを、加熱で行う場合は、UV光221の波長を、(365nm以下で)310nm以上としてもよい。
UV光221の照射によりS 2-からSO -*ラジカルを生成させる場合、上述のように、ウエハ配置深さLは、例えば、1mm以上10mm以下とすることが好ましい。
PECエッチングは、例示したGaN以外のIII族窒化物に対しても行うことができる。III族窒化物が含有するIII族元素は、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)およびインジウム(In)のうちの少なくとも1つであってよい。III族窒化物におけるAl成分またはIn成分に対するPECエッチングの考え方は、Ga成分について(化1)および(化2)、または、(化7)を参照して説明した考え方と同様である。つまり、光221の照射によりホールを生成させることで、Alの酸化物またはInの酸化物を生成させ、これらの酸化物をアルカリまたは酸に溶解させることで、PECエッチングを行うことができる。光221の波長は、エッチングの対象とするIII族窒化物の組成に応じて、適宜変更されてよい。GaNのPECエッチングを基準として、Alを含有する場合は、より短波長の光を用いればよく、Inを含有する場合は、より長波長の光も利用可能となる。つまり、加工したいIII族窒化物の組成に応じて、当該III族窒化物がPECエッチングされるような波長の光を、適宜選択して用いることができる。
なお、半絶縁性基板を有するエピタキシャル基板をウエハ10とし非導電性材料で形成されたマスク50を用いる場合、等において、PECエッチングを促進するために、以下に説明するようなカソードパッド30を用いてもよい。図1(b)は、カソードパッド30が設けられた処理対象物100を例示する概略断面図である。カソードパッド30は、導電性材料で形成された導電性部材であって、被エッチング領域21と電気的に接続された、ウエハ10の導電性領域の表面の少なくとも一部と接触するように設けられている。カソードパッド30は、PECエッチング時に、カソードパッド30の少なくとも一部、例えば上面が、エッチング液201と接触するように、設けられている。
(化1)および(化2)、または、(化7)から理解されるように、PECエッチングが生じる被エッチング領域21は、ホールが消費されるアノードとして機能すると考えられる。また、(化6)から理解されるように、被エッチング領域21と電気的に接続された導電性部材であるカソードパッド30の、エッチング液201と接触する表面は、電子が消費される(放出される)カソードとして機能すると考えられる。このように、カソードパッド30を用いることで、PECエッチングを促進させるようにしてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態による、構造体の製造方法について説明する。第2実施形態では、第1実施形態で説明したPECエッチング工程の後に、ウエハ10を(処理対象物100を)後処理する工程(以下、後処理工程ともいう)を有する態様を例示する。PECエッチング工程は、第1実施形態で説明したものと同様である。
本実施形態の後処理工程は、第1実施形態で説明した処理装置200を用いて行われる(図2参照)。容器210は、ウエハ10を保持するとともに、後処理液301を収容する。注入装置215は、容器210に、後処理液301を注入する。PECエッチング工程と後処理工程とを、同一の処理装置200を用いて行うことで、生産性の向上が図られる。
後処理工程は、PECエッチング工程によってPECエッチングが施されたウエハ10が保持された容器210に、後処理液301を注入し、ウエハ10が後処理液301に浸漬された状態を、所定時間維持する工程(以下、注入浸漬工程ともいう)と、容器210を回転させて後処理液301を外周側に飛散させることで、後処理液301を容器210から排出する工程(以下、排出工程ともいう)と、を含む。
後処理としては、例えば、洗浄が行われ、また例えば、平坦化エッチングが行われる。平坦化エッチングの詳細については、後述する。後処理として洗浄を行う場合は、後処理液301として、洗浄液、例えば純水が用いられる。後処理として平坦化エッチングを行う場合は、後処理液301として、後述の平坦化エッチング液が用いられる。
図5(a)および図5(b)は、本実施形態の後処理工程を例示する概略断面図である。図5(a)は、注入浸漬工程を示す概略断面図である。注入装置215から容器210に後処理液301を注入し、ウエハ10が後処理液301に浸漬された状態を、所定時間維持する。ウエハ10が後処理液301に浸漬されることで、ウエハ10に対して、後処理液301の種類に応じた後処理が進行する。ウエハ10が後処理液301に浸漬された状態を維持する所定期間は、行いたい後処理に応じて、適宜設定されてよい。
後処理液301を注入している期間、または、ウエハ10が後処理液301に浸漬されている期間において、必要に応じ、回転装置230を回転駆動させずに容器210を静止させた状態としてもよいし、回転装置230を回転駆動させて容器210を回転させた状態としてもよい。容器210の回転は、ウエハ10が後処理液301に浸漬された状態が維持される程度の(後処理液301が過剰に排出されてしまわない程度の)速さで行われてよい。容器210の回転方向は、一方向としてもよいし、反転させてもよい。回転方向の反転(揺動方向の反転)は、繰り返し行ってもよい。
例えば、後処理として洗浄または平坦化エッチングを行う際、容器210を回転させて、後処理液301に(ウエハ10に対する相対的な)流れを生じさせることで、洗浄または平坦化エッチングの効率向上を図ってもよい。
ウエハ10が後処理液301に浸漬されている期間において、必要に応じ、後処理液301の注入は、停止されてもよいし、間欠的または連続的に続けられてもよい。後処理液301の注入が続けられる場合、容器210に収容できない分の後処理液301は、容器210からあふれることで、容器210から排出されてよい。
例えば、後処理として洗浄または平坦化エッチングを行う際、ウエハ10が後処理液301に浸漬されている期間において、後処理液301の注入を続けることで、容器210内の後処理液301を新鮮に保つことにより、洗浄または平坦化エッチングの効率向上を図ってもよい。
図5(b)は、排出工程を示す概略断面図である。注入浸漬工程の後、容器210を回転させて後処理液301を外周側に飛散させることで、後処理液301を容器210から排出する。例えば、1000回転/分で20秒回転させる回転条件が例示される。回転条件は、後処理液301が容器210から排出されるように、適宜調整されてよい。
後処理液301が容器210から排出されたら、容器210の回転を停止させて、排出工程を終了する。以上のようにして、注入浸漬工程および排出工程を含む、後処理工程(の1回分)が行われる。後処理工程は、必要に応じて、1回行われてもよいし、複数回行われてもよい。
後処理工程を複数回行う場合は、注入浸漬工程および排出工程を、順に複数回行う。つまり、ある回の後処理工程において、注入浸漬工程および排出工程を実施し、当該回の排出工程が終了した後、次の回における注入浸漬工程を開始して、当該次の回の注入浸漬工程および排出工程を実施する。
PECエッチング工程と後処理工程とは、適宜組み合わされて実施されてよい。図6(a)~図6(d)は、PECエッチング工程と後処理工程とを実施する場合のいくつかの組合せの態様を概念的に例示するタイミンチャートである。
図6(a)は、1回のPECエッチング工程を行った後、つまり、1回のPECエッチングで目標エッチング深さまでエッチングした後に、1回の後処理工程を行う態様を例示する。
図6(b)は、複数回のPECエッチング工程を行った後、つまり、ステップ制御によるPECエッチングで目標エッチング深さまでエッチングした後に、1回の後処理工程を行う態様を例示する。
図6(c)は、複数回のPECエッチング工程を行う際、つまり、ステップ制御によるPECエッチングを行う際に、PECエッチング工程と後処理工程とを交互に繰り返す態様を例示する。
なお、各回の後処理工程で行われる後処理の種類は、必要に応じて、適宜選択されてよい。また、図6(d)に示すように、同一または異なる種類の後処理工程を、連続的に(PECエッチング工程を挟まずに)複数回行ってもよい。例えば、第1の後処理工程として平坦化エッチング工程を行った後に、第2の後処理工程として洗浄工程を行ってよい。
次に、平坦化エッチングについて説明する。まず、平坦化エッチングの第1例として、1回のPECエッチング工程を行った後、つまり、1回のPECエッチングで目標エッチング深さまでエッチングした後に、後処理工程として1回の平坦化エッチング工程を行う態様を例示する(図6(a)参照)。
図7(a)~図7(c)は、第1例について、PECエッチング工程と平坦化エッチング工程とをまとめて示す、ウエハ10の概略断面図である。図7(a)は、PECエッチング工程の開始前のウエハ10を示す。
図7(b)は、PECエッチング工程の終了後であって、平坦化エッチング工程の開始前のウエハ10(以下、PEC処理後ウエハ10ともいう)を示す。PEC処理後ウエハ10には、PECエッチングが施された表面20である表面120(以下、PEC処理後表面120ともいう)が形成されている。
上述のように、ウエハ10の表面20に、転位が所定の密度で分布している。転位においては、ホールのライフタイムが短いため、PECエッチングが生じにくい。このため、PEC処理後表面120の、転位に対応する位置には、PECエッチングの溶け残り部分として、凸部122が形成されやすい。つまり、PECエッチング工程では、PEC処理後表面120において、(転位が無くPECエッチングが進行した部分であり、)PECエッチングされることにより新たに現れた平坦部121と、平坦部121に比べてPECエッチングがされにくいことにより生じた、平坦部121に対して隆起した凸部122と、が形成される。凸部122は、PECエッチングの溶け残り部分であるため、その高さは、最大でも、PECエッチングのエッチング深さ以下である。
図7(c)は、平坦化エッチング工程の終了後のウエハ10(以下、平坦化処理後ウエハ10ともいう)を示す。平坦化処理後ウエハ10には、PEC処理後表面120に平坦化エッチングが施された表面130(以下、平坦化処理後表面130ともいう)が形成されている。
平坦化エッチングでは、PEC処理後表面120に形成された凸部122を、(平坦部121に対して選択的に)エッチングすることで、凸部122を低くする。「平坦化」とは、凸部122を低くすることで、平坦化処理後表面130の平坦性を、PEC処理後表面120と比べて向上させることを意味する。
平坦化エッチングとしては、例えば、酸性またはアルカリ性のエッチング液を用いる(PECエッチングではない)ウェットエッチングが用いられる。平坦化エッチングのエッチング液としては、例えば、塩酸(HCl)水溶液、塩酸(HCl)と過酸化水素(H)との混合水溶液(塩酸過水)、硫酸(HSO)と過酸化水素(H)との混合水溶液(ピラニア溶液)、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)水溶液、フッ化水素水溶液(フッ酸)、水酸化カリウム(KOH)水溶液、等が用いられる。より具体的には、例えば、30%のHClと30%のHとを1:1で混ぜた塩酸過水を用い、10分間の平坦化エッチングが行われる。
平坦化エッチングは、PECエッチングではない。このため、平坦化エッチング工程では、ウエハ10にUV光を照射しない。ここで「UV光を照射しない」とは、不要なPECエッチングが生じるような(強い)UV光は照射されないようにする、という意味である。
GaN等のIII族窒化物のc面をエッチングすることは、難しいことが知られているが、PECエッチングは、III族窒化物を結晶方位によらずエッチングできるため、c面であってもエッチングできる。PECエッチング工程のPECエッチングは、c面であるウエハ10の表面20の上方からUV光221を照射しながら行われることで、表面20を構成するIII族窒化物を、表面20に対して垂直な方向から(つまり、ウエハ10の厚さ方向に)エッチングする。
これに対し、平坦化エッチングは、例えば、塩酸過水等のエッチング液を用いた、PECエッチングでない通常のウェットエッチングとして行われる。通常のウェットエッチングでは、III族窒化物のc面はエッチングが困難であるため、PEC処理後表面120のうち、c面で構成されている平坦部121はエッチングされない。しかし、凸部122は、c面以外の結晶面を含んで構成されているため、通常のエッチングによりエッチングすることができる。したがって、平坦化エッチングによって、平坦部121に対し、凸部122を選択的にエッチングすることができる。平坦化エッチングは、c面以外の結晶面、つまりc面と交差する結晶面をエッチングするものであり、凸部122を、c面に対して垂直ではない方向から(つまり、ウエハ10の厚さ方向と交差する方向(横方向)に)エッチングする。
平坦化エッチングにより凸部122を低くすることで、凸部122を、平坦部121を構成するc面に近づけることができる。凸部122がエッチングされてc面に近づくと、エッチングが進行しにくくなる。このため、本実施形態の平坦化エッチングでは、凸部122が過剰にエッチングされることが抑制され、平坦化処理後表面130がほぼ平坦となった状態で、平坦化エッチングを終了させることが容易である。
なお、異種基板上にヘテロエピタキシャル成長されたIII族窒化物層では、同種基板上にホモエピタキシャル成長されたIII族窒化物層、または、III族窒化物基板と比べ、転位密度が高いことに起因して、PECエッチング工程に伴う凸部122が形成されやすい。このため、異種基板上にヘテロエピタキシャル成長されたIII族窒化物層を有するウエハ10に対してPECエッチング工程を行う場合、後処理工程として平坦化エッチング工程を行うことが、より好ましい。
次に、平坦化エッチングの第2例として、複数回のPECエッチング工程を行う際、つまり、ステップ制御によるPECエッチングを行う際に、PECエッチング工程と、後処理工程としての平坦化エッチング工程と、を交互に繰り返す態様を例示する(図6(c)参照)。
図8(a)~図8(e)は、第2例について、PECエッチング工程と平坦化エッチング工程とをまとめて示す、ウエハ10の概略断面図である。図8(a)は、1回目のPECエッチング工程の開始前のウエハ10を示す。図8(b)は、1回目のPECエッチング工程の終了後のウエハ10を示す。図8(c)は、1回目の平坦化エッチング工程の終了後のウエハ10を示す。図8(d)は、2回目のPECエッチング工程の終了後のウエハ10を示す。図8(e)は、2回目の平坦化エッチング工程の終了後のウエハ10を示す。
第2例では、第1例と比べて、1回当たりのPECエッチング工程でエッチングされる深さが浅い。このため、第2例(図8(b)および図8(d)参照)では、第1例(図7(b)参照)と比べて、形成される凸部122が全体的に低く、また、凸部122同士の高さの差が少ない。
したがって、第2例の(1回当たりの)平坦化エッチング工程では、凸部122のエッチングが容易となり、また、エッチング後の凸部122の高さを揃えることが容易となる。そして、平坦化エッチング工程を複数回繰り返すことで、凸部122をより確実にエッチングすることができる。これにより、第2例では、最終的に得られる平坦化処理後表面130の平坦性を、より高めることができる。
本実施形態では、PECエッチング工程および後処理工程により、PECエッチングおよび後処理が施されたウエハ10が得られた後、得たい構造体(半導体装置、MEMS等)の構造に応じて、他の工程(電極形成工程等)が行われる。このようにして、構造体が製造される。
以上、第1および第2実施形態で説明したように、容器210が所定のタイミングにおいて所定の速さで回転するように保持された状態で、つまり、容器210の回転の速さがタイミングに応じて適切に調節された状態で、PECエッチング工程を行い、また、必要に応じて後処理工程を行うことにより、III族窒化物を用いた構造体の製造を円滑に行うことができる。
例えば、PECエッチング工程において、光照射工程では容器210を静止させることで、PECエッチングの面内均一性を向上させることができるとともに、排出工程では容器210を回転させることで、容器210からエッチング液201を簡便に排出することができる。
また例えば、後処理工程において、注入浸漬工程ではウエハ10が後処理液301に浸漬された状態が維持される程度に容器210を回転させることで、後処理の効率を向上させることができるとともに、排出工程では容器210を回転させることで、容器210から後処理液301を簡便に排出することができる。
PECエッチング工程または後処理工程の終了時には、エッチング液201または後処理液301の容器210からの排出が完了している。このため、ウエハ10の容器210からの取り出しを、容易に行うことができる。あるいは、引き続きPECエッチング工程または後処理工程を行うような、工程の繰り返しを行う際に、次回の工程の開始時の、エッチング液201または後処理液301の注入を、容易に行うことができる。
また、高速な回転により、エッチング液201または後処理液301を、短時間のうちに完全に飛散させることで、PECエッチング工程または後処理工程の終了時に、ウエハ10上に液滴を残さないようにできる。これにより、エッチングムラ、ウォータースポット等の乾きムラが生じることを抑制できる。
これらの工程が円滑に行われるように、容器210は、エッチング液201または後処理液301を、収容する態様と、排出する態様と、が回転の状態に応じて切り替えられるように構成されている。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態を具体的に説明した。しかしながら、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更、改良、組み合わせ等が可能である。
処理装置200は、必要に応じて、上述したもの以外の、各種の部材、機構等を備えていてよい。例えば、エッチング液201等の排出時に、飛散したエッチング液201等が光照射装置220に付着することを防止するような、蓋状部材222(例えば、光221に対して透明な板)を備えていてもよい(図2参照)。また例えば、注入装置215を、注入位置と退避位置との間で移動させる移動機構を備えていてもよい。また例えば、ウエハ10の容器210への収容と容器210からの取り出しとを、自動的に行う搬送機構を備えていてもよい。また例えば、ウエハ10を乾燥させるためにドライエア、窒素ガス等を吹きかけるノズルを備えていてもよい。また例えば、容器210から(つまりウエハ10から)光照射装置220までの距離(ワーキングディスタンス)を可変にするための高さ調節機構225を備えていてもよい(図2参照)。高さ調節機構225は、光照射装置220および容器210の少なくとも一方の高さを調節する。これにより、例えば、光照射装置220の出力を一定にした状態で、ワーキングディスタンスを変えることにより、照射光強度を調整することができる。また例えば、光照射装置220の光源として水銀ランプを用いた際、経時劣化により光出力が低下してきた場合に、ワーキングディスタンスを変えることで、照射光強度の低下が抑制されるようにしてもよい。なお、注入装置215は、容器201に注入する液体に応じて別々に設けられた導入管を備えていてもよい。後述のように塩酸過水によるバブリング洗浄を行う場合は、塩酸と過酸化水素とを容器201への注入時に混合することが好ましいため、注入装置215が、塩酸用の導入管と、過酸化水素用の導入管と、を備えるようにするとよい。なお、ウエハ10をスピン乾燥させたい場合、ウエハ10を、上下動可能な別の保持治具に載せて、容器210の底面から浮かせた位置に配置した状態で、回転、乾燥させてもよい。これにより、ウエハ10からの(特にウエハ10の裏面からの)液切れを向上させることができる。
なお、上述の第2実施形態では、後処理液301が、容器210の底面からウエハ10の表面20より上まで溜まるように、ウエハ10が後処理液301に浸漬された状態、つまり、ウエハ10が後処理液301に沈むように浸漬された状態で、後処理工程が行われる態様を例示した(図5(a)参照)。後処理工程は、他の態様で行われてもよい。
図9は、後処理工程の他の態様を例示する概略断面図である。この態様では、容器210への後処理液301の注入(より具体的には、ウエハ10の中心上への後処理液301の滴下)を行いながら、容器210を高速に回転させる。これにより、ウエハ10の表面20上を中心から外周側に流れることで後処理に寄与した後処理液301が、容器210の外周側に飛散されて、排出される。後処理液301は、例えば、純水等の洗浄液であってよく、また例えば、塩酸過水等の平坦化エッチング液であってよい。
このように、後処理工程は、ウエハ10が後処理液301に沈むように浸漬された状態、で行われなくてもよい。なお、図9に示す態様において、後処理液301がウエハ10の表面20に接触しているという観点で、ウエハ10が後処理液301に浸漬された状態、と捉えてもよい。図9に示す態様のように、ウエハ10の後処理液301への浸漬と、後処理液301の回転による排出と、が同時に行われてもよい。図9に示す態様の後処理工程も、注入浸漬工程と、排出工程と、を含むといえる。
なお、例えば、図5(a)および図5(b)を参照して説明した態様であっても、また例えば、図9を参照して説明した態様であっても、後処理工程は、PECエッチング工程によってPECエッチングが施されたウエハ10が保持された容器210に、後処理液301を注入することと、容器210を回転させて後処理液301を外周側に飛散させることで、後処理液301を容器210から排出することと、を含む。
なお、平坦化エッチングとして、上述の方法以外を用いてもよい。上述の実施形態では、平坦化エッチングとして、酸性またはアルカリ性のエッチング液を用いる(PECエッチングではない)ウェットエッチングを用いる態様、つまり、凸部122を化学的にエッチングする態様を例示した。平坦化エッチングは、凸部122がエッチングされれば、その機構は特に限定されない。そのため、平坦化エッチングは、化学的なエッチング以外の他の機構によるエッチングで行ってもよい。複数の機構によるエッチングを組み合わせることで、平坦化エッチングをより効果的に行ってもよい。
平坦化エッチングは、例えば、凸部122を機械的に除去することで行われてもよく、機械的な平坦化エッチングとしては、例えば、バブリング洗浄を用いてもよく、また例えば、スクラブ洗浄を用いてもよい。バブリング洗浄のエッチング液(洗浄液)としては、例えば、上述の実施形態で例示した塩酸過水が挙げられる。塩酸過水で凸部122をエッチングする際、気泡が激しく発生する。このため、気泡発生による衝撃で、凸部122を破壊し除去することができる。塩酸過水は、凸部122を化学的かつ機械的にエッチングするエッチング液といえる。
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
少なくとも表面がIII族窒化物で構成されたエッチング対象物、が保持され、回転可能に保持された容器に、電子を受け取る酸化剤を含むアルカリ性または酸性のエッチング液を注入し、前記表面を前記エッチング液に浸漬させる工程と、
前記エッチング対象物および前記エッチング液が静止した状態で、前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に光を照射する工程と、
前記表面に前記光が照射された後に、前記容器を回転させて前記エッチング液を外周側に飛散させることで、前記エッチング液を前記容器から排出する工程と、
を含む、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程、
を有する、構造体の製造方法。
(付記2)
前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程、を複数回行う、付記1に記載の構造体の製造方法。
(付記3)
前記表面に光を照射する工程では、前記エッチング対象物の前記表面が前記エッチング液の表面と平行である状態で、前記エッチング対象物の前記表面に前記光を照射する、付記1または2に記載の構造体の製造方法。
(付記4)
前記表面に光を照射する工程では、前記エッチング対象物の前記表面から前記エッチング液の表面までの距離が1mm以上10mm以下である状態で、前記エッチング対象物の前記表面に前記光を照射する、付記1~3のいずれか1つに記載の構造体の製造方法。
(付記5)
前記表面に光を照射する工程では、前記表面に対して、前記光を垂直に照射する、付記1~4のいずれか1つに記載の構造体の製造方法。
(付記6)
前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する工程と、
前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出する工程と、
を含む、前記エッチング対象物を後処理する工程、
を有する、付記1~5のいずれか1つに記載の構造体の製造方法。
(付記7)
前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入することと、前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出することと、を含む、前記エッチング対象物を後処理する工程、
を有する、付記1~5のいずれか1つに記載の構造体の製造方法。
(付記8)
前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程と、前記エッチング対象物を後処理する工程と、を交互に繰り返す、付記6または7に記載の構造体の製造方法。
(付記9)
前記エッチング対象物を後処理する工程では、前記エッチング対象物を洗浄する、付記6~8のいずれか1つに記載の構造体の製造方法。
(付記10)
前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程では、前記表面において、エッチングされることにより新たに現れた平坦部と、前記平坦部に比べてエッチングされにくいことにより生じた、前記平坦部に対して隆起した凸部と、が形成され、
前記エッチング対象物を後処理する工程では、前記凸部をエッチングすることで、前記凸部を低くする、付記6~8のいずれか1つに記載の構造体の製造方法。
(付記11)
前記凸部は、前記表面を構成するIII族窒化物の転位に対応する位置に形成される、付記10に記載の構造体の製造方法。
(付記12)
前記容器に、前記後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する工程、において、
(前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態が維持される程度に、)前記容器を回転させることで、前記後処理液に(前記エッチング対象物に対する相対的な)流れを生じさせる、付記6に記載の構造体の製造方法。
(付記13)
前記容器に、前記後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する工程、において、
前記容器への前記後処理液の注入を、間欠的または連続的に続ける、付記6に記載の構造体の製造方法。
(付記14)
少なくとも表面がIII族窒化物で構成されたエッチング対象物、が保持され、回転可能に保持された(、エッチング液を収容する態様と排出する態様とが回転の状態に応じて切り替えられるように構成されている)容器と、
前記容器に、電子を受け取る酸化剤を含むアルカリ性または酸性のエッチング液を注入する注入装置と、
前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に、光を照射する光照射装置と、
前記容器を回転可能に保持する回転装置と、
前記エッチング対象物が保持された前記容器に、前記エッチング液を注入し、前記表面を前記エッチング液に浸漬させる処理、
前記エッチング対象物および前記エッチング液が静止した状態で、前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に光を照射する処理、および、
前記表面に前記光が照射された後に、前記容器を回転させて前記エッチング液を外周側に飛散させることで、前記エッチング液を前記容器から排出する処理、
を含む、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理、
が行われるように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する制御装置と、
を有する、構造体の製造装置。
(付記15)
前記制御装置は、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理、が複数回行われるように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する、付記14に記載の構造体の製造装置。
(付記16)
前記容器は、前記エッチング対象物の前記表面が水平に配置されるように、前記エッチング対象物を保持する、付記14または15に記載の構造体の製造装置。
(付記17)
前記制御装置は、前記エッチング対象物の前記表面から前記エッチング液の表面までの距離が1mm以上10mm以下となるよう、前記容器に前記エッチング液が注入されるように、前記注入装置を制御する、付記14~16のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記18)
前記容器は、前記容器の縁の高さまで前記エッチング液が満たされた状態で、前記エッチング対象物の前記表面から前記エッチング液の表面までの距離が1mm以上10mm以下となるように構成されている、付記14~17のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記19)
前記光照射装置は、前記エッチング対象物の前記表面の全面に対して、前記光を垂直に照射するように構成されている、付記14~18のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記20)
前記容器の内側面は、上方が前記外周側に傾斜した面で構成されている、付記14~19のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記21)
前記表面に光を照射する処理を実施するときと比べて、前記エッチング液を前記容器から排出する処理を実施するときに、前記エッチング液が前記外周側に飛散されやすくなるよう、前記容器の側面部の形態が変化するように、前記容器が構成されている、付記14~19のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記22)
前記制御装置は、
前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する処理と、
前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出する処理と、
を含む、前記エッチング対象物を後処理する処理、
が行われるように、前記注入装置、および、前記回転装置を制御する、付記14~21のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記23)
前記制御装置は、
エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入することと、前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出することと、を含む、前記エッチング対象物を後処理する処理、
が行われるように、前記注入装置、および、前記回転装置を制御する、付記14~21のいずれか1つに記載の構造体の製造装置。
(付記24)
前記制御装置は、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理と、前記エッチング対象物を後処理する処理と、を交互に繰り返すように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する、付記22または23に記載の構造体の製造装置。
(付記25)
前記制御装置は、
前記容器に、前記後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する処理、において、
(前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態が維持される程度に、)前記容器を回転させることで、前記後処理液に(前記エッチング対象物に対する相対的な)流れを生じさせるように、前記回転装置を制御する、付記22に記載の構造体の製造装置。
(付記26)
前記制御装置は、
前記容器に、前記後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する処理、において、
前記容器への前記後処理液の注入を、間欠的または連続的に続けるように、前記注入装置を制御する、付記22に記載の構造体の製造装置。
10…エッチング対象物(ウエハ)、20…(エッチング対象物の)表面、21…被エッチング領域、30…カソードパッド、50…マスク、100…処理対象物、120…PEC処理後表面、121…平坦部、122…凸部、130…平坦化処理後表面、200…構造体の製造装置(処理装置)、201…エッチング液、210…容器、215…注入装置、220…光照射装置、221…UV光、230…回転装置、240…制御装置、301…後処理液

Claims (17)

  1. 少なくとも表面がIII族窒化物で構成されたエッチング対象物、が保持され、回転可能に保持された容器に、電子を受け取る酸化剤を含むアルカリ性または酸性のエッチング液を注入し、前記表面を前記エッチング液に浸漬させる工程と、
    前記エッチング対象物および前記エッチング液が静止した状態で、前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に光を照射する工程と、
    前記表面に前記光が照射された後に、前記容器を回転させて前記エッチング液を外周側に飛散させることで、前記エッチング液を前記容器から排出する工程と、
    を含む、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程、
    を有する、構造体の製造方法。
  2. 前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程、を複数回行う、請求項1に記載の構造体の製造方法。
  3. 前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する工程と、
    前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出する工程と、
    を含む、前記エッチング対象物を後処理する工程、
    を有する、請求項1または2に記載の構造体の製造方法。
  4. 前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入することと、前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出することと、を含む、前記エッチング対象物を後処理する工程、
    を有する、請求項1または2に記載の構造体の製造方法。
  5. 前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程と、前記エッチング対象物を後処理する工程と、を交互に繰り返す、請求項3または4に記載の構造体の製造方法。
  6. 前記エッチング対象物を後処理する工程では、前記エッチング対象物を洗浄する、請求項3~5のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  7. 前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする工程では、前記表面において、エッチングされることにより新たに現れた平坦部と、前記平坦部に比べてエッチングされにくいことにより生じた、前記平坦部に対して隆起した凸部と、が形成され、
    前記エッチング対象物を後処理する工程では、前記凸部をエッチングすることで、前記凸部を低くする、請求項3~5のいずれか1項に記載の構造体の製造方法。
  8. 前記容器に、前記後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する工程、において、
    前記容器を回転させることで、前記後処理液に流れを生じさせる、請求項3に記載の構造体の製造方法。
  9. 少なくとも表面がIII族窒化物で構成されたエッチング対象物、が保持され、回転可能に保持された容器と、
    前記容器に、電子を受け取る酸化剤を含むアルカリ性または酸性のエッチング液を注入する注入装置と、
    前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に、光を照射する光照射装置と、
    前記容器を回転可能に保持する回転装置と、
    前記エッチング対象物が保持された前記容器に、前記エッチング液を注入し、前記表面を前記エッチング液に浸漬させる処理、
    前記エッチング対象物および前記エッチング液が静止した状態で、前記容器に保持された前記エッチング対象物の前記表面に光を照射する処理、および、
    前記表面に前記光が照射された後に、前記容器を回転させて前記エッチング液を外周側に飛散させることで、前記エッチング液を前記容器から排出する処理、
    を含む、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理、
    が行われるように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する制御装置と、
    を有する、構造体の製造装置。
  10. 前記制御装置は、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理、が複数回行われるように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する、請求項9に記載の構造体の製造装置。
  11. 前記容器は、前記容器の縁の高さまで前記エッチング液が満たされた状態で、前記エッチング対象物の前記表面から前記エッチング液の表面までの距離が1mm以上10mm以下となるように構成されている、請求項9または10に記載の構造体の製造装置。
  12. 前記容器の内側面は、上方が前記外周側に傾斜した面で構成されている、請求項9~11のいずれか1項に記載の構造体の製造装置。
  13. 前記表面に光を照射する処理を実施するときと比べて、前記エッチング液を前記容器から排出する処理を実施するときに、前記エッチング液が前記外周側に飛散されやすくなるよう、前記容器の側面部の形態が変化するように、前記容器が構成されている、請求項9~11のいずれか1項に記載の構造体の製造装置。
  14. 前記制御装置は、
    前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する処理と、
    前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出する処理と、
    を含む、前記エッチング対象物を後処理する処理、
    が行われるように、前記注入装置、および、前記回転装置を制御する、請求項9~13のいずれか1項に記載の構造体の製造装置。
  15. 前記制御装置は、
    エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理によって光電気化学エッチングが施された前記エッチング対象物、が保持された前記容器に、後処理液を注入することと、前記容器を回転させて前記後処理液を前記外周側に飛散させることで、前記後処理液を前記容器から排出することと、を含む、前記エッチング対象物を後処理する処理、
    が行われるように、前記注入装置、および、前記回転装置を制御する、請求項9~13のいずれか1項に記載の構造体の製造装置。
  16. 前記制御装置は、前記エッチング対象物を光電気化学エッチングする処理と、前記エッチング対象物を後処理する処理と、を交互に繰り返すように、前記注入装置、前記光照射装置、および、前記回転装置を制御する、請求項14または15に記載の構造体の製造装置。
  17. 前記制御装置は、
    前記容器に、前記後処理液を注入し、前記エッチング対象物が前記後処理液に浸漬された状態を、所定時間維持する処理、において、
    前記容器を回転させることで、前記後処理液に流れを生じさせるように、前記回転装置を制御する、請求項14に記載の構造体の製造装置。
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