JP7220821B1 - 異種cad連携用の設計支援システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
これらのCADソフトは、それぞれ独自のファイル形式(専用データ形式)でCADデータを編集することが通常である。
その一方、受注者と発注者との業務等に代表される、複数の関係者間でCADデータのやりとりを行う場合、両者が同じCADソフトを使用できる環境であれば支障はないものの、同じCADソフトが使用できる環境に無い場合には、互いのCADソフト上で取扱いが可能な中間ファイルを介してやりとりを行うことが一般的である(特許文献1,非特許文献1を参照)。
REVITの使用権限のみを有する発注者側では、受信した中間ファイルを、インポート(読み込み)し、自己の専用データ形式[.rvt]に変換して編集を行う。
発注者は、編集後のCADデータ[.rvt]を、前記した中間ファイル[.dxf][.ifc]に変換するようにエクスポートを行い、受注者に送信する。
このように、CADデータの送信者側と受信側では、適宜中間ファイルを介してデータのやりとりが行われている。
例えば、足場や支保工などの仮設構造物の貸与を行う受注者側において、発注者の依頼を受けてCADソフト上で制作したCADデータのモデルに含まれるパーツ(支柱、水平材、布板など)には、当該パーツの形状を示すデータ(以下、「形状データ」ともいう。)に、当該パーツの属性情報(積算箇所、工区番号、工区名、品番、画層名など)が紐付けられており、受注者側は確定した設計図から、各パーツに紐付けられている属性情報を用いて仮設構造物の積算を行っている。
しかし、CADソフトは大変高価であり、中小企業の発注者の場合、安易に導入することが難しい。
また、受注者側にとっても、発注者に対し、自己の都合で新規のCADソフトの導入を要請することには躊躇があるため、現実的な解決策とはいえない実情がある。
その他、特定のCADソフトや中間ファイルの種類によっては、CADデータ中で複数のパーツが組み合わされたモデル全体が、一つの形状データとしてエクスポートされることもあり、発注者側で編集すらできない場合もあった。
また、本願発明は、読み込んだ2つの前記レコード群を比較する、比較部と、前記インポート部でもって前記2つのレコード群のうち何れかのレコード群から生成したCADデータを表示するCADソフトの図面上において、前記比較部による比較結果に基づいて、変更の生じたパーツの前記形状データを強調表示する、強調表示部と、を更に有するよう構成することができる。
また、本願発明は、前記連携用ファイルに、前記レコード群が複数含まれているよう構成することができる。
また、本願発明は、前記保存部に記録された前記形状データの変更機能、追加機能または削除機能、のうち少なくとも一つの機能を有する、更新部と、を更に有するよう構成することができる。
また、本願発明は、前記連携用ファイルが、csv形式で出力されるよう構成することができる。
また、本願発明は、前記保存部に記録される各パーツが、足場や支保工などの仮設構造物の構成部材であるよう構成することができる。
また、本願発明は、異なるCADソフト間でCADデータのやりとりを可能とするために、情報処理装置で実行される他方のCADソフト上のアドインとして組み込まれるインポート部として機能する、設計支援プログラムであって、前記インポート部は、一方のCADソフトで編集可能なCADデータから生成され、当該CADデータのパーツ毎に、前記一方のCADソフト内の部品ライブラリとして機能する保存部に保存してある、当該パーツの属性情報および配置情報をデータ項目として含む態様でレコード化してなるレコード群、およびエクスポート側のCADソフトの種類情報を、表形式で出力してなる、連携用ファイルを取り込む機能と、前記連携用ファイル内のレコード群および前記種類情報を読み込んでから、レコード毎に、前記属性情報に基づいて、前記他方のCADソフト内の部品ライブラリとして機能する保存部に保存してある前記パーツの形状データを取得して、当該形状データに前記属性情報を紐付ける処理と、前記種類情報に基づいて前記配置情報をインポート側のCADソフトの配置基準に変換しつつ、変換後の前記配置情報に基づいて、前記形状データに係るパーツを、前記他方のCADソフトの図面上の所定位置に配置する処理と、を行って、前記他方のCADソフト上で編集可能なCADデータを生成する機能を有することを特徴とする。
(1)使用するCADソフトを関係者間で統一する必要が無い。
(2)連携用ファイルが表形式のデータであるため、CADデータ本体よりも圧倒的にデータ容量が少なく、メールなどでのデータのやりとりに最適であるる。
(3)インポート側とエクスポート側との両方において、本発明に係るプラグラムを使用可能な者のみがCADデータの内容を確認等することができるため、たとえ連携用ファイルのみが外部に流出したとしても、本発明に係るプラグラムを使用できない部外者によるCADデータの内容確認に困難が伴う。
(4)エクスポート側で、特定のCADソフトの配置基準に従った配置情報を予め生成しておくことで、インポート側では、エクスポート側で使用されるCADソフトの種類を認識することなく、連携用ファイルの取扱が可能となる。
(5)連携用ファイルに、エクスポート側のCADソフトの種類情報を含めておくことで、エクスポート側で、インポート側で使用されるCADソフトの種類を認識する必要が無くなる。
(6)異なるCADソフト間でCADデータのやりとりを行う際にも、各パーツの属性情報の欠損が生じないため、足場や支保工などの仮設構造物の受発注に伴う、受注者側での積算作業の利便性が向上する。
(7)連携用ファイルに、複数世代のレコード群を含めておくことにより、CADデータの変更履歴の追跡が、一つの連携用ファイルから可能となる。
(8)比較部および強調表示部でもって、読み込んだ2つのレコード群の比較結果をCADソフト上で表示することにより、CADデータの変更の有無を容易に視認できる。
本実施例に係る設計支援システムの全体構成について説明する。
図1は、異なるCADソフトをインストールしてある二台の情報処理装置のそれぞれを、本発明に係る設計支援システムA,Bとして使用する場合のイメージ図である。
本実施例では、取り扱うCADデータとして、足場や支保工などの仮設構造物の3Dモデルを想定している。
情報処理装置は、サーバ、PC、タブレット、スマートフォンなどの端末を想定する。これらの端末は、CPU(演算処理装置)、データの送受信インターフェース、HDDやSSDなどの記憶装置、ROM、RAMなどのメモリ、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置、ディスプレイ、タッチパネルなどの表示装置、などのハードウェア資源を任意に備えている。
各部は、情報処理装置に予め機能が組み込まれている態様や、情報処理装置に対し、事後的にプログラムをインストールすることで組み込まれる態様などによって実現される。
以下、各部の詳細について説明する。
保存部10は、CADソフトの図面上に配置可能な各パーツの形状データと、CADソフトの図面上に配置されているパーツに紐付けられる、属性情報および配置情報とを少なくとも保存する機能を有する。
保存部10は、情報処理装置が具備する、HDDやSSDなどの記憶装置を用いることができる。
また、本発明においては、形状データ、属性情報および配置情報の保存先を統一することを限定するものではない。
形状データは、CADソフトの図面上に配置可能な各パーツの形状を特定するデータである。
通常、CADソフトでは、部品ライブラリを任意に追加できる機能を有しており、本発明に係る形状データは、この部品ライブラリに格納されているデータに相当する。
各形状データには、各パーツを識別するための情報(識別情報)が付されており、CADソフト上に配置したパーツにもこの識別情報が含まれている状態である。
CADソフト上で取り扱うパーツが新規追加された場合、ユーザによる手動作業で追加用の形状データを保存部に追加してもよいし、別途設ける更新部(図示)でもって、ネットワークを通じて、外部のクラウドサーバ等から追加用の形状データを自動でダウンロードするように構成してもよい。
CADソフトの図面上に配置されているパーツには、それぞれ、前記した識別情報を含んだ属性情報が紐付けられている。
ユーザは、CADソフト上でのプロパティ表示機能によって、パーツ毎に属性情報の閲覧や編集を行うことができる。
属性情報に含まれる項目の内容は、CADデータの内容や、関係者の職種などによって適宜決定すればよく、本発明では特段限定しない。
本実施例において、属性情報として含まれる項目例を以下の表1に示す。
CADソフトの図面上に配置されているCADデータの各パーツには、その配置態様(パーツの挿入点、押出方向、ミラー)を数値化した配置情報として表すことができる。
本実施例において、配置情報として含まれる項目例を以下の表2に示す。
エクスポート部20は、ユーザによるエクスポートの実行命令によって、CADデータから連携用ファイル21を生成する機能を有する。
連携用ファイル21は、異なるCADソフトをインストールしてある設計支援システムA内で、当該異なるCADソフトで編集が可能なCADデータの生成に使用されるファイルである。
本実施例では、連携用ファイル21を、CADデータのパーツ毎に紐付けられた属性情報および配置情報を含む構成としている。
連携用ファイル21は、互換性の確保に有用な表形式で出力するものとし、当該表形式として一般的に使用されるcsv形式を用いることが好ましい。
csv形式の連携用ファイルの一部を表形式に出力したものを、以下の表3、表4に示す(表示の便宜上、表3の右欄に続く項目を表4で表した。)
本発明では、各パーツのレコードの集合体を、レコード群と定義する。
本実施例において、連携用ファイル21に含まれる配置情報は、エクスポート側で用いるCADソフトの種類によらずに、エクスポート側で用いるCADソフトの配置情報を、特定のCADソフトの配置基準に則った形で変換処理を行った数値を用いている。この場合、後述するインポート部30では、前記した特定のCADソフトの配置基準に則った数値であることを前提として、インポート側のCADソフトの配置基準に則るように、用意した変換式を用いて適宜変換処理を行うことになる。
なお、本発明は、前記した保存部10に保存されている属性情報および配置情報の全てを連携用ファイル21に含める構成に限定するものではなく、一部の情報のみを連携用ファイル21に含める構成であってもよい。
インポート部30は、エクスポート部20で生成された連携用ファイル21から、インポート側のCADソフト上で編集可能なCADデータを生成する機能を有する。
本実施例に係るインポート部30での処理内容は、以下の通りである。
エクスポート部20で生成された連携用ファイル21を読み込んで、当該連携用ファイル21から、所定のレコード群を取りだす。
本実施例では、連携用ファイル21に、一つのレコード群のみが含まれた構成であるため、所定のレコード群を取り出すための判断処理は行わない。
レコード群の各レコードに対し、当該レコードの属性情報に基づいて、前記保存部10から該当するパーツの形状データを取得する。
本実施例では、属性情報中の「品番」の項目に基づいて、該当するパーツの形状データを取得している。
取得した形状データに、属性情報を紐付ける。
取得した形状データに係るパーツを、前記配置情報に基づいて、CADソフトの図面上に配置する。
このとき、配置情報の配置基準として設定されるCADソフトと、インポート側のCADソフトとの種類が異なる場合には、インポート部30が備えている変換式に基づいて、インポート側のCADソフトに対応するように前記配置情報を変換した情報に基づいて、パーツを図面上に配置する。
読み込んだレコード群の全てのレコードに対し、上記<4.2>~<4.4>の処理を繰り返して、インポート側のCADソフトの図面上に、全てのパーツを配置して、CADデータを生成する。
生成されたCADデータは、インポート側のCADソフトで、パーツ毎に配置や属性情報の編集が可能な状態となる。
次に、本実施例に係る設計支援システムの使用時の使用イメージ図を説明する。
本実施例に係る基本画面では、設計支援システムを構成する情報処理装置にインストールされているCADソフト(一方のCADソフト)のメニュー内の「アドイン」の欄に、エクスポート作業を実行するためのボタン(エクスポートボタンB1)と、インポート作業を実行するためのボタン(インポートボタンB2)が配置されている。
図2では、CAD図面Cに表示されているCADデータC1とともに、ユーザによって選択されたパーツの属性情報の一部または全部を表示するプロパティ画面C2を表示されている。
エクスポート対象のCADデータC1を開いた状態で、エクスポートボタンB1を選択すると、保存先選択画面Dが表示され、当該画面から連携用ファイルの保存先を選択することにより、エクスポート部20でもって、連携用ファイル21が所定の保存先へとエクスポートされる。
エクスポート側のユーザは、この連携用ファイル21をメール等に添付して、インポート側のユーザに送信する。
インポート側のユーザは、CADソフト(他方のCADソフト)を開いた状態からインポートボタンB2を選択すると、連携用ファイル選択画面Eが表示される。ユーザは、メール等で受信した連携用ファイル21を選択する。
連携用ファイル21の選択後、インポート部30は、当該連携用ファイル21からインポート側のCADソフト(他方のCADソフト)で編集が可能なCADデータを生成し、当該CADソフトの図面上に表示する。
本実施例では、異なるユーザがそれぞれ保有する二台の情報処理装置間で、CADデータのやりとりを行う場合を想定していたが、本発明は、三台以上の情報処理装置間で、CADデータのやりとりを行う場合にも使用できる。
また、本発明は、一台の情報処理装置において、複数のCADソフトをインストールしてある場合に、各CADソフト間でCADデータのやりとりを行う場合にも使用できる。
エクスポート側で用いるCADソフトでの配置情報の数値をそのまま連携用ファイル21の配置情報として適用する構成が考えられる。
本出力例の場合、インポート側では、エクスポート側のCADソフトの種類を把握する必要があるため、連携用ファイル21のファイル名や、連携用ファイル21内のタイトル行として記載するエクスポート側のCADソフトの種類情報や、連携用ファイル21内のレコードの項目の一つとしてエクスポート側のCADソフトの種類情報を含めておき、これらをインポート部で参照する方法が考えられる。
エクスポート側で用いるCADソフトの種類によらずに、ユーザによってインポート側のCADソフトを選択することで、エクスポート部20が選択されたCADソフトの配置基準に則った形で変換処理を行った数値を連携用ファイル21の配置情報として適用する構成が考えられる。
本出力例の場合、エクスポート部20は、各CADソフト間の配置情報の変換式を有するよう構成しておき、インポート側では連携用ファイルの配置情報をそのまま適用する形で各パーツを配置して、対応するCADデータを生成すればよい。
図5は、本実施例に係る設計支援システムの全体構成を示す図である。
本実施例に係る設計支援システムは、前記した保存部10、エクスポート部20およびインポート部30に加えて、さらに、比較部40および強調表示部50を有する構成を呈している。
以下、比較部40および強調表示部50の詳細について説明する。
比較部40は、読み込んだ2つのレコード群の中のテキストデータを比較する機能を有する。
読み込み対象の2つのレコード群は、それぞれ、別々の連携用ファイル21から読み込む構成であってもよいし、後述する実施例4のように、単一の連携用ファイル21に複数のレコード群が含まれる場合には、単一の連携用ファイル21から読み込んだ構成であってもよい。
比較部40による比較処理は、情報処理装置のOSが予め具備しているファイル比較コマンドや、その他のテキスト比較ツールなどを用いて実施することができる。
強調表示部50は、比較部40による比較結果に基づいて、変更の生じたパーツの形状データをCAD図面上に強調表示する機能を有する。
CAD図面に表示するCADデータは、比較対象とした2つのレコード群のうち何れかのレコード群から、前記インポート部でもって生成されたCADデータとする。
強調表示の態様としては、差分の生じたパーツに対する、着色の変更表示、点滅表示、外形線の太さ変更、などを用いることができる。
次に、本実施例に係る設計支援システムの使用時の使用イメージ図を説明する。
本実施例に係る基本画面では、図2で示した実施例1に係る基本画面の「アドイン」の欄に、エクスポートボタンB1およびインポートボタンB2に加えて、さらに、比較作業を実行するためのボタン(比較ボタンB3)が配置されている。
この比較ボタンB3の選択後に表示される比較ファイル選択画面Fにおいて、変更前の連携用ファイル21と、変更後の連携用ファイル21をそれぞれ指定し、「実行」ボタンを選択することにより、比較部40による比較処理が実行される。
比較処理の完了後、強調表示部50では、インポート部30によって変更後の連携用ファイル21から生成されたCADデータのうち、変更前の連携用ファイル21との比較結果によって差分が発生しているパーツについて強調表示を行う。
図7では、変更後の連携用ファイル21から生成されたCADデータC1のうち、新たに追加されたパーツが着色変更された形で、強調表示されたパーツC11が、CAD図面上に表示されている。
実施例1では、生成した連携用ファイル21が、現状のCADデータに係る各パーツの属性情報の一部または全部に基づいて生成される、一つのレコード群のみを有して構成していたが、本発明では、一つの連携用ファイル21に複数のレコード群を記録しておくこともできる。
より詳細には、インポート側のCADソフト上で、ある連携用ファイル21のインポートによるCADデータの生成後も、当該連携用ファイル21をバックグラウンドで保管しておき、当該CADデータの編集後、エクスポート部20でエクスポート作業を行う際に、保管しておいた連携用ファイル21に、編集後のCADデータから生成されたレコード群を追記していく方法が考えられる。
単一の連携用ファイル21上で、複数のレコード群を区別する方法としては、表形式ファイルのタイトル行として認識される行に、エクスポートした時間を記録しておく方法や、連携用ファイル21内のレコードの項目の一つとして「エクスポート時間」の項目を含めておき、インポート部30において、これら複数のレコード群を認識して、最新のレコード群をCADデータの生成対象とするか、或いは何れのレコード群からCADデータを生成対象とするかを任意に選択可能に構成する方法が考えられる。
本実施例のように、単一の連携用ファイル21に複数のレコード群を含めた構成とした場合、前記実施例3で説明した、比較部40および強調表示部50を設けた構成では、比較部40において、単一の連携用ファイルを読みこみ、当該連携用ファイル21内の複数のレコード群から、比較対象とする2つのレコード群を任意に選択して、比較結果を表示するように構成することもできる。
本発明は、前記した各実施例で説明したエクスポート部20およびインポート部30のうち、何れか一方のみを実行可能な構成とすることもできる。
例えば、関係先でCADデータの往復が必要無く、一方のユーザから他方のユーザへとCADデータの確認のみを求める場合には、一方のユーザ側は、エクスポート部20のみを実行可能な構成とし、他方のユーザ側は、インポート部30のみを実行可能な構成とすることができる。
本発明は、公知の情報処理装置を、前記した各実施例に係る設計支援システムとして機能させるためのプログラムを提供する態様も含まれる。
本発明に係るプログラムは、市販のCADソフトに機能追加する形で導入するアドイン形式のプログラムであってもよいし、既存のCADソフトに予め組み込まれた状態のプログラムであってもよい。
20 エクスポート部
21 連携用ファイル
211 レコード群
30 インポート部
40 比較部
50 強調表示部
A 設計支援システム
B1 エクスポートボタン
B2 インポートボタン
B3 比較ボタン
C CAD図面
C1 CADデータ
C11 強調表示されたパーツ
C2 プロパティ画面
D 保存先選択画面
E 連携用ファイル選択画面
F 比較ファイル選択画面
Claims (7)
- 異なるCADソフト間でCADデータのやりとりを可能とする、設計支援システムであって、
エクスポート側のCADソフトおよびインポート側のCADソフトにそれぞれ設け、各CADソフト内の部品ライブラリとして機能する、保存部と、
エクスポート側のCADソフトのアドインとして組み込まれる、エクスポート部と、
インポート側のCADソフトのアドインとして組み込まれる、インポート部と、
を少なくとも有し、
前記保存部は、
CADソフトの図面上に配置可能なパーツの形状データと、
CADソフトの図面上に配置されているパーツに紐付けられる、属性情報および配置情報と、
が少なくとも保存されており、
前記エクスポート部は、
エクスポート側のCADソフトで編集可能なCADデータから、前記パーツ毎に、当該パーツの属性情報および配置情報をデータ項目として含む態様でレコード化してなるレコード群、およびエクスポート側のCADソフトの種類情報を、表形式で出力する、連携用ファイルを生成する機能を有し、
前記インポート部は、
前記エクスポート部によって生成される前記連携用ファイルの前記レコード群および前記種類情報を読みこみ、各レコードに対し、
前記属性情報に基づいて、インポート側のCADソフト内の前記保存部から取得した前記パーツの形状データに前記属性情報を紐付ける処理と、
前記種類情報に基づいて前記配置情報をインポート側のCADソフトの配置基準に変換しつつ、変換後の前記配置情報に基づいて、前記形状データに係るパーツを、インポート側のCADソフトの図面上の所定位置に配置する処理と、を行って、
前記インポート側のCADソフト上で編集可能なCADデータを生成する機能を有することを特徴とする、
異種CAD連携用の設計支援システム。 - 読み込んだ2つの前記レコード群を比較する、比較部と、
前記インポート部でもって前記2つのレコード群のうち何れかのレコード群から生成したCADデータを表示するCADソフトの図面上において、前記比較部による比較結果に基づいて、変更の生じたパーツの前記形状データを強調表示する、強調表示部と、
を更に有することを特徴とする、
請求項1に記載の異種CAD連携用の設計支援システム。 - 前記連携用ファイルに、前記レコード群が複数含まれていることを特徴とする、
請求項1または2に記載の異種CAD連携用の設計支援システム。 - 前記保存部に記録された前記形状データの変更機能、追加機能または削除機能、のうち少なくとも一つの機能を有する、更新部と、
を更に有することを特徴とする、
請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の異種CAD連携用の設計支援システム。 - 前記連携用ファイルが、csv形式で出力されることを特徴とする、
請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の異種CAD連携用の設計支援システム。 - 前記保存部に記録される各パーツが、足場や支保工などの仮設構造物の構成部材であることを特徴とする、
請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の異種CAD連携用の設計支援システム。 - 異なるCADソフト間でCADデータのやりとりを可能とするために、情報処理装置で実行される他方のCADソフト上のアドインとして組み込まれるインポート部として機能する、設計支援プログラムであって、
前記インポート部は、
一方のCADソフトで編集可能なCADデータから生成され、当該CADデータのパーツ毎に、前記一方のCADソフト内の部品ライブラリとして機能する保存部に保存してある、当該パーツの属性情報および配置情報をデータ項目として含む態様でレコード化してなるレコード群、およびエクスポート側のCADソフトの種類情報を、表形式で出力してなる、連携用ファイルを取り込む機能と、
前記連携用ファイル内のレコード群および前記種類情報を読み込んでから、レコード毎に、
前記属性情報に基づいて、前記他方のCADソフト内の部品ライブラリとして機能する保存部に保存してある前記パーツの形状データを取得して、当該形状データに前記属性情報を紐付ける処理と、
前記種類情報に基づいて前記配置情報をインポート側のCADソフトの配置基準に変換しつつ、変換後の前記配置情報に基づいて、前記形状データに係るパーツを、前記他方のCADソフトの図面上の所定位置に配置する処理と、を行って、
前記他方のCADソフト上で編集可能なCADデータを生成する機能を有することを特徴とする、
異種CAD連携用の設計支援プログラム。
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