JP7218186B2 - 燃焼設備の診断情報の提供方法 - Google Patents

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本発明は、燃焼設備の診断情報の提供方法に関する。
例えば特許文献1には、ボイラー等の燃焼診断装置で、ITVカメラ(工業用テレビカメラ)を用いて計測した火炎画像と、あらかじめ記憶しておいた標準火炎像を比較し、火炎画像の差が所定レベル以上のとき異形火炎と判断する技術が記載されている。
特開昭62-206675号公報
燃焼設備における火炎の状態は、例えば燃焼設備の熱効率などに影響する。そのため、燃焼設備の使用者は、燃焼設備における火炎の状態や、火炎の状態に係わる燃焼設備自体の状態を診断したいという要望がある。そして、燃焼設備における火炎の状態は、火炎条件により決定されるため、火炎条件を特定する必要がある。しかしながら、火炎条件の特定は、従来、作業現場にて熟練作業者が燃焼設備の火炎の状態を実際に見て行うなど、高度な技術を要するものであった。
本発明は、燃料を燃焼させる燃焼設備の使用者に対して、燃焼設備に係わる診断を行うサービスを提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、燃焼設備において撮影され状態判断の対象となる火炎画像である対象火炎画像を取得し、火炎の状態を決定する条件である火炎条件がそれぞれ関係付けられた複数の火炎画像から、取得した対象火炎画像と一致または類似する火炎画像を選択し、対象火炎画像の火炎条件を特定し、特定した火炎条件を燃焼設備に関連付けて保持し、特定した火炎条件に基づく燃焼設備に係わる診断情報を事象に応じて表示画面に表示し、診断情報は、特定した火炎条件に基づく燃焼設備のメンテナンスに関するメンテナンス情報を含み、メンテナンス情報は、燃焼設備について特定した過去の火炎条件を用いて作成することを特徴とする燃焼設備の診断情報の提供方法である
また、かかる目的のもと、本発明は、燃焼設備において撮影され状態判断の対象となる火炎画像である対象火炎画像を取得し、火炎の状態を決定する条件である火炎条件がそれぞれ関係付けられた複数の火炎画像から、取得した対象火炎画像と一致または類似する火炎画像を選択し、対象火炎画像の火炎条件を特定し、特定した火炎条件を燃焼設備に関連付けて保持し、特定した火炎条件に基づく燃焼設備に係わる診断情報を事象に応じて表示画面に表示し、診断情報は、特定した火炎条件に基づく燃焼設備のメンテナンスに関するメンテナンス情報を含み、メンテナンス情報は、他の燃焼設備について特定した火炎条件を用いて作成することを特徴とする燃焼設備の診断情報の提供方法である
また、燃焼設備に設けられた識別情報に基づいて特定した燃焼設備に火炎条件を関連付けることを特徴とする。
そして、識別情報に基づいて特定した燃焼設備に関する燃焼設備情報を表示画面に表示することを特徴とする。
本発明によれば、燃料を燃焼させる燃焼設備の使用者に対して、燃焼設備に係わる診断を行うサービスを提供することができる。
本実施形態の診断情報の提供方法の説明図である。 燃焼評価の対象設備となる燃焼設備の一例を示す図である。 本実施形態のサーバ装置の機能ブロック図である。 本実施形態の火炎画像DB部に記憶される火炎画像の一例を示す図である。 本実施形態の火炎画像DB部に記憶される火炎画像の一例を示す図である。 本実施形態の診断情報の提供方法における動作例を示したシーケンス図である。 端末装置に表示されるメニュー画面の表示例である。 設備情報の表示における端末装置の画面の表示内容の一例である。 火炎条件の測定における端末装置の画面の表示内容の一例である。 燃焼設備の分析における端末装置の画面の表示内容の一例である。 変形例のサーバ装置の機能ブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態の診断情報の提供方法の説明図である。
図1に示すように、燃焼設備の診断情報の提供方法は、以下のように利用される。例えば都市ガス等の燃料の使用者であって燃料を燃焼させる燃焼設備10を有するユーザは、端末装置20を用いて燃焼設備10における状態判断の対象となる火炎の画像(以下、対象火炎画像)の撮影を行う。そして、ユーザは、端末装置20にて撮影した対象火炎画像を、ネットワークを介してサーバ装置30に送信する。サーバ装置30では、対象火炎画像に基づいて燃焼設備10の火炎の状態を決定する火炎条件の特定を行う。さらに、サーバ装置30は、火炎条件に基づく燃焼設備10に係わる診断情報を、端末装置20を介してユーザに提供する。
なお、本実施形態では、燃料としての都市ガス(例えばメタンを主成分とする天然ガス)および酸化剤としての空気を用いる例に基づいて説明を行う。ただし、燃料および酸化剤の組み合わせは、本実施形態に限定されない。例えば、燃料としてLPG(例えばプロパンやブタンを主成分とする液化石油ガス)や油などを用いても良く、酸化剤として酸素などを用いても良い。
また、本実施形態では、例えば燃焼設備10を有するユーザが端末装置20を用いて診断情報の提供を受ける例を説明するが、診断情報が提供される態様は、この例に限定されない。例えば、燃料の小売業者の従業員等が、燃料の使用者であるユーザの燃焼設備10にて端末装置20を用いて得た診断情報を、燃焼設備10のユーザに伝えても良い。
さらにまた、本実施形態では、アプリケーション・プログラムをユーザが端末装置20にダウンロードしたり、端末装置20を介してユーザがサーバ装置30にアクセスしたりすることで、診断情報の提供方法が実現される。
以下、本実施形態の診断情報の提供方法について具体的に説明する。
まず、本実施形態における燃焼評価の対象設備となる燃焼設備10について説明する。
図2は、燃焼評価の対象設備となる燃焼設備10の一例を示す図である。
燃焼設備10は、炉室11において火炎を発生させるメインバーナ12と、メインバーナ12に対して燃料を供給する経路である燃料供給路13と、メインバーナ12に対して空気を供給する経路である空気供給路14と、炉室11の排気を行う排気経路15と、を有する。また、燃焼設備10は、燃料供給路13の燃料流量および空気供給路14の空気流量をそれぞれ調整する調整部16と、燃料供給路13に接続する検査燃料路17と、空気供給路14に接続する検査空気路18とを有する。さらに、燃焼設備10は、識別タグ19(図1参照)を有している。
本実施形態の燃焼設備10では、調整部16が燃料供給路13の燃料流量および空気供給路14の空気流量の調整を行うことで、メインバーナ12の燃焼状態が調整される。また、本実施形態の燃焼設備10では、調整部16による燃料供給路13の燃料流量および空気供給路14の空気流量の調整に連動し、検査燃料路17の燃料流量および検査空気路18の空気流量が変化するようになっている。
テストバーナ40は、例えば、検査を行うユーザ(作業者)が所有するものであり、作業時に、燃焼設備10の検査燃料路17および検査空気路18に接続する。
テストバーナ40の構造等は、特に限定されるものではない。本実施形態のテストバーナ40は、例えば円柱状の概形を有し、ユーザが手に持った状態で燃焼させて使用可能なサイズのものである。また、本実施形態のテストバーナ40は、検査燃料路17の燃料および検査空気路18の空気が混合した気体が流れ、メインフレイム(主たる火炎)を生じさせるメイン燃焼孔と、メイン燃焼孔の周囲に複数配置され、メインフレイムを安定させるパイロットフレイムを生じさせるパイロット燃焼孔とを有している。
識別タグ19は、燃焼設備10を一意に特定可能にする情報を有するタグである。例えば、識別タグ19には、燃焼設備10を識別可能な識別情報を示す2次元コードやバーコードを用いることができる。また、識別タグ19には、燃焼設備10を識別可能な識別情報を記憶した非接触で読取り可能なICチップを用いても良い。
〔端末装置20〕
端末装置20には、スマートフォンなどの携帯電話や、タブレット型端末などの携帯端末機器など、ユーザが持ち歩くことが可能な装置を用いることができる。そして、本実施形態の端末装置20は、タッチパネルが設けられており、画像を表示する画面200をユーザがタッチすることで画面200に表示される画像に対する操作および指示を行う。また、端末装置20は、撮影を行うカメラと、撮影した画像を送信したり、サーバ装置30などの他装置から情報を受信したりする情報通信を行うための通信デバイスとを有している。
〔サーバ装置30〕
図3は、本実施形態のサーバ装置30の機能ブロック図である。
図4および図5は、本実施形態の火炎画像DB部33に記憶される火炎画像の一例を示す図である。
図3に示すように、サーバ装置30は、燃焼設備10を特定する設備特定部31と、燃焼設備10に関する情報を記憶する設備情報記憶部32と、を有する。また、サーバ装置30は、火炎画像IF(後述する図4および図5参照)と火炎条件との関係を記憶する火炎画像DB部33と、対象火炎画像を取得する撮影画像取得部34と、対象火炎画像の撮影条件に関する情報を取得する撮影条件取得部35と、を有する。さらに、サーバ装置30は、対象火炎画像に対応する火炎条件を特定する特定部36と、特定された火炎条件を記憶する火炎条件情報記憶部37と、燃焼設備10に係わる診断を行う診断部38と、特定部36が特定した火炎条件や診断情報などを端末装置20に表示する送信部39と、を有する。
(設備特定部31)
設備特定部31は、端末装置20から受信した識別情報に基づいて、状態判断の対象となる燃焼設備10を特定する。本実施形態においては、後述するように、設備情報記憶部32が、燃焼設備10と識別情報とを紐付けて記憶している。そして、設備特定部31は、登録されている複数の燃焼設備のうち、端末装置20から受信した識別情報に対応する燃焼設備10を特定する。
(設備情報記憶部32)
設備情報記憶部32は、診断対象となる複数の燃焼設備に関する情報(以下、燃焼設備情報と呼ぶ)を記憶している。燃焼設備情報には、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、燃焼設備10の仕様に関する設備仕様情報と、燃焼設備10から収集される運転実績データに関する運転実績情報と、が含まれる。そして、設備情報記憶部32は、上述した識別タグ19を読み取ることで得られる燃焼設備10の固有の情報である識別情報に、燃焼設備情報を構成する各々の情報を関連付けて管理する。
ユーザ情報には、「ユーザ名称」および「ユーザ管理番号」が含まれる。
「ユーザ名称」は、ユーザの具体的な名称である。また、「ユーザ管理番号」は、ユーザの単位で設定され、ユーザごとに管理するための番号である。例えば、ユーザ管理番号には、数字、英文字またはこれらの組合せを用いることができる。
設備仕様情報には、「設備管理番号」および「設備名称」などの設備管理情報と、「燃料種」などの燃料の種類に関する燃料種情報と、「設備メーカー」、「設備種類」、「使用用途」、「設備能力」、「制御方式」および「サイズ情報」などの設備属性情報と、「バーナメーカー」、「バーナ名称」、「バーナ燃焼量」および「バーナ台数」などのバーナ属性情報とが含まれる。
「設備管理番号」は、燃焼設備10の単位で設定され、燃焼設備10ごとに管理するための番号である。例えば、設備管理番号には、数字、英文字またはこれらの組合せを用いることができる。なお、一つのユーザが複数の燃焼設備10を使用している場合には、一つのユーザに対して複数の燃焼設備10が対応づけて管理される。
「設備名称」は、燃焼設備10の具体的な名称である。例えば、設備名称には、名称を示すテキスト情報や型番などを用いることができる。
「燃料種」は、燃焼設備10に用いられる燃料の種類である。
「設備メーカー」は、燃焼設備10を製造するメーカーの具体的な名称である。
「設備種類」は、例えば、バッチ式か連続式のいずれかの方式に特定される。バッチ式は、処理対象に対する一の処理が終了する度に燃焼を停止し、次の処理対象の処理の開始に伴って燃焼を再び行うなど、燃焼の入り切りを繰り返す方式である。一方、連続式は、燃焼を一定期間連続して行いながら複数の処理対象に対して熱処理を行う方式である。
「使用用途」は、金属の熱処理や、ボイラー、焼却炉など加熱処理の使用用途を特定する情報である。
「設備能力」は、燃焼設備10としての加熱能力に関する情報や、例えば1バッチ(チャージ)あたりの処理量に関する情報である。
「制御方式」は、例えば炉室11の温度の制御など燃焼制御に関する方式を特定する情報である。
「サイズ情報」は、例えば炉室11の炉内寸法など炉室11のサイズや燃焼設備10の規模に関する情報である。
「バーナメーカー」は、燃焼設備10に用いられるメインバーナ12を製造するメーカーの具体的な名称である。
「バーナ名称」は、メインバーナ12の具体的な名称である。例えば、バーナ名称には、名称を示すテキスト情報や型番などを用いることができる。
「バーナ燃焼量」は、メインバーナ12の定格燃焼量に関する情報である。
「バーナ台数」は、燃焼設備10に設けられるメインバーナ12の設置台数に関する情報である。
また、運転実績情報には、「燃料使用量」、「生産量」および「他の計測量」が含まれる。
「燃料使用量」は、例えば月ごとや年間などの単位で特定された燃焼設備10が消費した燃料の使用量の情報である。
「生産量」は、例えば対象物の熱処理の場合には、熱処理を行った対象物の量を用いることができる。
「他の計測量」は、例えば炉室11に設けられた温度センサや排気経路15に設けられた排気ガスの成分等に関する計測センサなど、燃焼設備10に設けられる計測機器に基づく計測結果(例えば、平均温度や一酸化炭素濃度など)の情報である。
なお、設備情報記憶部32は、燃焼設備情報を、例えば、納期、在庫、工程、コストなどの生産に係わる情報を管理する生産管理システムの管理端末(不図示)から取得したり、燃焼設備10や燃焼設備10が設置される建築物等に備え付けられたガスメータなどの計測機器(不図示)から取得したりすることができる。
(火炎画像DB部33)
火炎画像DB(データベース)部33は、予め撮影された複数の火炎画像IFを有している。そして、火炎画像DB部33は、各火炎画像IFにおける火炎の火炎条件を有している。つまり、火炎画像DB部33は、火炎画像IFと火炎条件との関係を複数記憶している。火炎条件とは、火炎の状態を決定する条件のことである。本実施形態では、火炎条件は、燃料流量、空気流量、空気比、および燃料種を含む。そして、本実施形態では、1つの火炎画像IFに対して、1つの火炎条件として燃料流量、空気比および燃料種が対応付けられている。
なお、空気比は、(実際の空気量)/(理論空気量)で求まる。ここで、理論空気量は、燃料を完全燃焼させるために必要な空気量のことである。
次に、図4および図5を参照しながら、火炎画像DB部33に記憶されている火炎画像IFと火炎条件との複数の関係について説明する。
図4に示す例では、火炎画像DB部33に記憶される都市ガスの複数の火炎画像IFとして、燃料流量が0.50[NL/min.]であって、空気比が0.0~1.5の16種類の火炎画像IFが例示されている。
また、図5に示す例では、火炎画像DB部33に記憶される都市ガスの複数の火炎画像IFとして、空気比が0.0であって、燃料流量が0.50[NL/min.]~5.00[NL/min.]の10種類の火炎画像IFが例示されている。
なお、図4および図5に示す火炎画像IFおよび火炎条件の例はあくまで一例であり、火炎画像DB部33には、火炎画像IFと火炎条件との他の組合せが記憶されている。さらに、燃料および酸化剤についても、図4および図5に示す都市ガスおよび空気の組み合わせの例だけではなく、他の燃料と他の酸化剤との組み合わせを記憶することができる。
なお、本実施形態において、ユーザは、火炎画像DB部33に記憶される火炎画像IFの撮影に用いられたバーナに対応するサイズのテストバーナ40を用いるようにしている。つまり、本実施形態の説明においては、図4および図5に示す火炎画像IFにおけるバーナのサイズと、ユーザが現場で用いるテストバーナ40のサイズとが対応している。
(撮影画像取得部34)
図3に示すように、撮影画像取得部34は、テストバーナ40にて燃焼する火炎の対象火炎画像を端末装置20から取得する。そして、撮影画像取得部34は、取得した対象火炎画像を特定部36に送る。
また、撮影画像取得部34は、取得した対象火炎画像の内容に応じて、ユーザに対して対象火炎画像の撮影に関する指示を行う場合がある。本実施形態の撮影画像取得部34は、火炎画像IFとの比較を行うために対象火炎画像が適した画像となるよう指示を行う。この場合、撮影画像取得部34による指示は、送信部39によって端末装置20に送信される。そして、本実施形態では、端末装置20の画面200に、対象火炎画像とともに、テキストメッセージによる指示が表示される。例えば、撮影画像取得部34は、対象火炎画像として取得した画像の撮影現場が明る過ぎる場合、暗い場所で撮影するよう指示したり、火炎の背後に黒色の衝立などの比較的暗い色の背景板を設置することを指示したりする。
(撮影条件取得部35)
撮影条件取得部35は、対象火炎画像の撮影に関する撮影条件情報を取得する。撮影条件情報には、対象火炎画像を撮影する現場の温度や湿度などの撮影環境条件、バーナの種類や外径などテストバーナ40に関するバーナ条件、カメラまたはカメラが搭載されるデバイスの性能や特性に関する撮影デバイス条件が含まれる。
撮影条件取得部35は、撮影条件情報をユーザの情報入力によって取得することができる。また、撮影条件取得部35は、撮影条件情報のうち撮影環境条件を、現場の温度や湿度を別途測定する測定機器から取得しても良い。また、撮影条件取得部35は、撮影条件情報のうちバーナ条件を、対象火炎画像に映り込んでいるテストバーナ40の画像に基づいて特定しても良い。また、撮影条件取得部35は、撮影条件情報のうち撮影デバイス条件を、撮影画像データに含まれるExif情報などのメタ情報として取得しても良い。
(特定部36)
特定部36は、火炎画像DB部33に記憶される複数の火炎画像IFから、撮影画像取得部34が取得した対象火炎画像と一致または類似する火炎画像IFのマッチングを行う。
本実施形態の特定部36は、火炎画像IFと対象火炎画像との比較を行うにあたって、対象火炎画像の火炎のサイズを火炎画像IFに合わせる画像処理を行う。対象火炎画像における火炎のサイズは、テストバーナ40と端末装置20との距離に応じて異なるためである。
特定部36は、例えば、対象火炎画像の下端部の幅が、火炎画像IFにおける火炎の下端の幅に合うように、対象火炎画像の拡大処理または縮小処理を行う。
なお、対象火炎画像と火炎画像IFとのサイズが合っていれば良く、上記のように、対象火炎画像の下端部の幅に基づいてサイズ調整を行う例に限定されない。例えば、特定部36は、対象火炎画像にテストバーナ40が含まれる場合にはテストバーナ40の外径に基づいてサイズ調整をすれば良い。さらに、特定部36は、対象火炎画像のサイズを特定できる基準スケール等が対象火炎画像に含まれている場合には、基準スケールの数値に基づいて対象火炎画像のサイズを調整すれば良い。
そして、特定部36は、火炎画像DB部33に記憶される複数の火炎画像IFのうち、対象火炎画像に一致する一の火炎画像IFがあれば、その一の火炎画像IFを選択する。そして、特定部36は、選択した一の火炎画像IFに対応付けられている火炎条件を特定し、特定した火炎条件を送信部39に送る。
また、特定部36は、火炎画像DB部33に記憶される複数の火炎画像IFのうち、対象火炎画像に最も類似する一の火炎画像IFがあれば、その一の火炎画像IFを選択する。そして、特定部36は、選択した一の火炎画像IFに対応付けられている火炎条件を特定し、特定した火炎条件を火炎条件情報記憶部37および送信部39に送る。
なお、特定部36は、火炎画像DB部33に記憶される火炎画像IFの中に、対象火炎画像に類似する火炎画像IFが複数ある場合、複数の火炎画像IFに基づいて対象火炎画像の火炎条件を特定しても良い。
複数の火炎画像IFに基づく対象火炎画像の火炎条件の特定には、例えば、以下の方法を用いることができる。
特定部36は、対象火炎画像と類似する複数の火炎画像IFにそれぞれ対応する複数の火炎条件の中央値を、その対象火炎画像の火炎条件とみなすようにしても良い。例えば、特定部36は、対象火炎画像が空気比0.60の火炎画像IF(図4参照)と、空気比0.70の火炎画像IF(図4参照)との両方に類似していると判断した場合、その対象火炎画像の空気比を0.65と特定する。
また、特定部36は、対象火炎画像と類似する複数の火炎画像IFがある場合、さらに、各々の火炎画像IFに対する対象火炎画像の類似度を評価する。そして、特定部36は、複数の火炎画像IFのうち類似度がより高い火炎画像IFの火炎条件に近い値を採用するようにしても良い。例えば、特定部36は、対象火炎画像が空気比0.60の火炎画像IF(図4参照)と空気比0.70の火炎画像IF(図4参照)との両方に類似する場合であって、空気比0.60の方が空気比0.70よりも類似度がより高いと判断した場合、その対象火炎画像の空気比を0.63と特定する。
さらにまた、特定部36は、対象火炎画像と類似する複数の火炎画像IFがある場合、各々の火炎画像IFに対する対象火炎画像の類似度の評価そのものをユーザに提示するようにしても良い。例えば、特定部36は、対象火炎画像が空気比0.60の火炎画像IF(図4参照)と、空気比0.70の火炎画像IF(図4参照)との両方に類似する場合に、類似度の評価に基づいて、空気比0.70の類似度がXX%、空気比0.60の類似度がYY%という判断結果をユーザに提示する。
また、本実施形態の特定部36は、複数の火炎画像IFの中に対象火炎画像と一致または類似する火炎画像IFがあった場合には、対象火炎画像の燃料の種類が都市ガスであると判断する。
一方、特定部36は、複数の火炎画像IFの中に対象火炎画像と一致または類似する火炎画像IFが無い場合、対象火炎画像の燃料の種類が都市ガスではないと判断する。
さらに、本実施形態の特定部36は、撮影条件情報を用いて、対象火炎画像の火炎条件を特定する。本実施形態の特定部36は、撮影条件情報に基づいて対象火炎画像に対して補正処理を行う。そして、特定部36は、補正を施した対象火炎画像と火炎画像IFとの比較を行い、対象火炎画像に対応する火炎条件を特定する。
例えば、特定部36は、対象火炎画像の撮影が行われる現場の明るさに関する情報を取得する。なお、明るさに関する情報は、対象火炎画像そのものから特定したり、対象火炎画像を撮影する前にユーザから現場の撮影画像を別途受信することで取得したりできる。
そして、撮影場所の明るさが予め定められた基準量よりも明るい場合には、特定部36は、基準量に対する明るさに応じて、対象火炎画像に対して明るさを調整したり色を補正したりする画像処理を行う。そして、特定部36は、画像処理が施された対象火炎画像を用いて、火炎画像IFとの比較を行う。
また、例えば、特定部36は、現場の気温や湿度などの撮影環境条件を撮影条件取得部35から取得する。そして、特定部36は、気温や湿度がテストバーナ40の火炎の燃焼状態に与える影響を反映させた補正を対象火炎画像に施し、複数の火炎画像IFから補正した対象火炎画像に一致または類似する火炎画像IFの特定を行う。
同様に、特定部36は、バーナ条件がテストバーナ40の火炎の燃焼状態に与える影響を反映させた補正を対象火炎画像に施したうえで、複数の火炎画像IFから補正した対象火炎画像に一致または類似する火炎画像IFの特定を行う。
また同様に、特定部36は、撮影デバイス条件が対象火炎画像に与える影響を反映させた補正を対象火炎画像に施したうえで、複数の火炎画像IFから補正した対象火炎画像に一致または類似する火炎画像IFの特定を行う。
なお、上述した例では、特定部36は、撮影条件情報に応じて対象火炎画像を補正するようにしているが、対象火炎画像に対して補正を行うのではなく、撮影条件等を異ならせた火炎画像IFを予め記憶しておいても良い。そして、特定部36は、撮影条件情報に基づいて撮影条件の絞込みを行ったうえで、条件が絞り込まれた複数の火炎画像IFの中から対象火炎画像と一致または類似する火炎画像IFを特定するようにしても良い。
(火炎条件情報記憶部37)
火炎条件情報記憶部37は、診断対象の燃焼設備10について特定した火炎条件を、その燃焼設備10に関連付けて記憶する。本実施形態において、火炎条件情報記憶部37は、診断対象の燃焼設備10のID情報に対応付けて火炎条件を記憶する。また、本実施形態では、同じ燃焼設備10について継続的に火炎条件の特定が行われることを想定している。従って、火炎条件情報記憶部37は、同じ燃焼設備10に関して、異なるタイミングで特定された複数の火炎条件が記憶される。また、本実施形態の火炎条件情報記憶部37は、異なる他の燃焼設備に関しても、同様に複数の火炎条件の情報を蓄積する。
(診断部38)
診断部38は、診断対象の燃焼設備10の火炎画像に基づいて特定された火炎条件に基づいて診断情報を作成する。そして、診断部38は、作成した診断情報を送信部39に送る。
本実施形態の診断情報には、特定した火炎条件に応じた燃焼設備10の火炎の調整に関する調整情報と、特定した火炎条件に基づく燃焼設備10のメンテナンスに関するメンテナンス情報とが含まれる。
診断部38は、調整情報として、空気比の調整に関する情報を作成する。例えば、火炎条件の目標値として、空気比の目標値を設定する(例えば、空気比1.1など)。この目標値は、端末装置20を介してユーザから予め受け付けた値であったり、サーバ装置30側にて指定する推奨値であったりする。そして、診断部38は、目標値と特定された火炎条件としての空気比とを比較し、目標値としての空気比にするための調整情報を作成する。具体的には、診断部38は、実際の火炎条件が目標値としての空気比になるような指示内容の調整情報を作成する。
なお、診断部38は、調整情報を作成する際に用いる目標値は、一の値に限定されない。例えば、診断部38は、目標値を基準としてプラス側とマイナス側に値の幅をもたせた許容範囲と、実際の火炎条件との比較に基づいて調整情報を作成しても良い。
診断部38は、メンテナンス情報として、診断対象の燃焼設備10の修理や交換を指示したり、燃焼設備10の故障の発生を予測したりする情報を作成する。
例えば、診断部38は、燃焼設備10に関する過去の火炎条件を用いてメンテナンス情報を作成する。ここで、月に一度の周期など定期的に対象の燃焼設備10の診断が行われる場合を想定する。この場合、最初の診断から一定期間が経過すると、同じ対象の燃焼設備10について複数回分の診断結果が得られる。そして、診断部38は、複数回分の診断結果の傾向(トレンド)に基づいて燃焼設備10のメンテナンス情報を作成する。
具体例としては、一定期間において、空気比がほぼ一定で推移している場合、診断部38は、燃焼設備10のメンテナンスが特に必要ではないといった内容のメンテナンス情報を作成する。一方で、一定期間において、空気比が次第に高くなる傾向が得られる場合、燃焼設備10における所定の箇所が劣化している可能性が考えられる。この場合、診断部38は、燃焼設備10のメンテナンスをユーザに促すメンテナンス情報を作成する。
さらに、診断部38は、診断対象の燃焼設備10の火炎条件および、診断対象の燃焼設備10とは異なる設備である他の燃焼設備について特定した火炎条件を用いてメンテナンス情報を作成する。
例えば、診断部38は、他の燃焼設備において、火炎条件の推移と故障の発生時期の情報を得ている場合がある。診断部38は、診断対象の燃焼設備10の火炎条件の推移が、他の燃焼設備の火炎条件の推移に類似していると判断した場合、将来的に、診断対象の燃焼設備10についても故障が発生することが予測する。この場合、診断部38は、所定の時期に故障が発生する可能性がある旨の内容のメンテナンス情報を作成する。
なお、診断部38は、診断対象の燃焼設備10の火炎条件の比較対象とする他の燃焼設備を定める際、燃焼設備10の燃焼設備情報を用いて、燃焼設備情報の内容が同一または類似する燃焼設備同士を比較するようにしても良い。例えば、診断部38は、診断対象の燃焼設備10と燃料種情報、設備属性情報、バーナ属性情報などの仕様が同一または類似する他の燃焼設備を、比較対象としても良い。なお、診断部38は、設備情報記憶部32を参照することで燃焼設備情報を取得することができる。
(送信部39)
送信部39は、特定部36から取得した火炎条件や診断情報を端末装置20に送信する。具体的には、送信部39は、火炎条件として、燃料流量および空気比の情報を送信する。さらに、本実施形態において、送信部39は、対象火炎画像における火炎の燃料が都市ガスであるか否かについての情報を端末装置20に送信する。また、送信部39は、診断情報として、調整情報やアドバイス情報を端末装置に送信する。
以上のとおり構成される端末装置20およびサーバ装置30を用いた診断情報の提供方法における動作例を説明する。
図6は、本実施形態の診断情報の提供方法における動作例を示したシーケンス図である。
図6に示すように、ユーザは、端末装置20からサーバ装置30にログインする(S101)。なお、本実施形態では、診断情報の提供方法としてのサービスを契約したユーザに対して、契約期間内に有効なアカウントを設定している。
そして、ユーザがログインした端末装置20の画面には、メニュー画面(後述する図7参照)が表示される(S102)。その後、ユーザによるメニュー画面に対する操作によって、燃焼設備10の火炎条件の測定が選択される(S103)。そして、ユーザは、診断対象の燃焼設備10に対応する識別タグ19を端末装置20にて撮影することで、燃焼設備10の識別情報を読み取る(S104)。そして、端末装置20は、識別情報をサーバ装置30に送信する(S105)。
サーバ装置30は、端末装置20から取得した識別情報に基づいて、診断対象となる燃焼設備を特定する(S106)。そして、サーバ装置30は、特定した燃焼設備10の燃焼設備情報を送信する(S107)。
そして、ユーザは、診断対象の燃焼設備10の火炎を端末装置20により撮影する(S108)。さらに、端末装置20は、燃焼設備10の火炎を撮影した対象火炎画像をサーバ装置30に送信する(S109)。このとき、端末装置20は、火炎画像に識別情報を関連付けて送信する。
サーバ装置30は、対象火炎画像に基づいて燃焼設備10の火炎条件を特定する(S110)。さらに、サーバ装置30は、特定した火炎条件を燃焼設備10に関連付けて記憶する(S111)。また、サーバ装置30は、特定した火炎条件の情報を端末装置20に送信する(S112)。
そして、端末装置20は、画面200にサーバ装置30から取得した火炎条件を表示する(S113)。なお、本実施形態では、端末装置20の画面200には、火炎条件に併せて、診断情報の一つとしての調整情報が表示される。
続いて、ユーザは、メニュー画面に対する操作によって、燃焼設備の分析を選択する(S114)。端末装置20は、燃焼設備10の分析の要求指示をサーバ装置30に対して送信する(S115)。サーバ装置30は、要求指示に基づいて、燃焼設備10の分析を実行する(S116)。そして、サーバ装置30は、燃焼設備10の分析結果を端末装置20に送信する(S117)。さらに、端末装置20は、燃焼設備10の分析結果を画面200に表示する(S118)。
続いて、本実施形態で用いられる端末装置20における表示動作について具体的に説明する。
図7は、端末装置20に表示されるメニュー画面の表示例である。
図7に示すように、端末装置20の画面200に表示されるメニュー画面には、ユーザ情報61と、メニューの選択を受け付けるメニューボタン62とが表示される。そして、ユーザ情報61は、ユーザ名称611と、ユーザ管理番号612とを含む。また、メニューボタン62は、燃焼設備10の設備情報を表示するための設備情報表示ボタン621と、火炎条件の測定を受け付ける測定ボタン622と、燃焼設備10の分析をするための分析ボタン623とを有している。
設備情報表示ボタン621は、燃焼設備10の燃焼設備情報としての設備仕様情報や、燃焼設備10の燃焼設備情報としての運転実績情報などを、画面200に表示させるための指示をユーザから受け付ける。
測定ボタン622は、診断対象の燃焼設備10の火炎条件の測定の実行をユーザから受け付ける。測定ボタン622が選択されると、画面200は、後述するように、火炎条件の測定を行うための受付画面に移行する。
分析ボタン623は、燃焼設備10の分析の実行をユーザから受け付ける。分析ボタン623が選択されると、後述するように、燃焼設備10の火炎条件の分析に基づく分析結果が画面200に表示される。
次に、燃焼設備10の設備情報の表示の際の画面200における表示例を説明する。
図8は、設備情報の表示における端末装置20の画面200の表示内容の一例である。
設備情報表示ボタン621(図7参照)が選択されると、図8(A)に示すように、画面200には、ユーザ情報61と、燃焼設備10に関する燃焼設備情報として設備仕様情報63が表示される。図8(A)に示す例では、設備仕様情報63として、設備管理情報64、燃料種情報65、設備属性情報66、およびバーナ属性情報67がそれぞれ画面200に表示される。
また、設備情報表示ボタン621(図7参照)が選択されると、図8(B)に示すように、画面200には、燃焼設備10に関する燃焼設備情報として運転実績情報68が表示される。図8(B)に示す例では、運転実績情報68として、燃料使用量情報681、生産量情報682および他の計測量情報683がそれぞれ画面200に表示される。
なお、図8(B)では、運転実績情報68と併せて、ユーザ情報61および設備管理情報64を画面200に表示している。
次に、火炎条件の測定の際の画面200における表示例を説明する。
図9は、火炎条件の測定における端末装置20の画面200の表示内容の一例である。
測定ボタン622(図7参照)が選択されると、図9(A)に示すように、画面200には、操作メッセージ51と、バーナ目標位置52と、測定実行ボタン53とが表示される。
操作メッセージ51は、対象火炎画像を撮影して画面200に表示させることを指示する。また、操作メッセージ51は、測定実行ボタン53を押下することで、撮影した対象火炎画像についての火炎条件の測定を行えることを説明する。図9(A)に示す例では、「破線の位置にバーナを合わせ、測定実行ボタンを押してください」という内容のテキストメッセージを表示する。
バーナ目標位置52は、対象火炎画像を撮影して画面200に表示させる際に、テストバーナ40の端部の位置および大きさの目標を示す画像である。本実施形態では、バーナ目標位置52は、画面200の中央であって下端部に破線で示している。
本実施形態では、バーナ目標位置52にテストバーナ40が合うように対象火炎画像を撮影することで、火炎画像DB部33に記憶された火炎画像IFと同じサイズで撮影できるようになっている。なお、バーナ目標位置52にテストバーナ40を合わせることは必須ではない。ただし、本実施形態では、バーナ目標位置52に合わせることで、対象撮影画像を火炎画像IFと比較する際に、対象火炎画像のサイズの拡大量や縮小量を低減し、拡大/縮小処理に伴うマッチング精度の低下を抑制している。
測定実行ボタン53は、押下されることで、押下された時点で画面200に表示されている対象火炎画像をサーバ装置30に送信する。
そして、測定実行ボタン53が押下されることで、図9(B)に示すように、対象火炎画像54が表示される同じ画面200に火炎条件情報55が表示される。本実施形態では、画面200には、火炎条件情報55として、特定された空気比の情報である空気比情報551、燃料流量の情報である燃料流量情報552、および特定された燃料種の情報である特定燃料種情報553がそれぞれ表示される。
なお、測定実行ボタン53が押下されると、測定を停止する測定停止ボタン56が画面200に表示される。
さらに、本実施形態では、対象火炎画像54が表示される同じ画面200に、ユーザに対して火炎の調整に関する調整情報57を表示する。さらに、テストバーナ40の火炎を撮影することで特定された対象火炎画像の火炎条件と、火炎条件の目標値との比較を行う。そして、調整情報57は、火炎条件の目標値に対して、対象火炎画像の火炎条件が合っているか否かに基づく調整の必要性、および、実際の火炎の火炎条件を火炎条件の目標値に合わせるための指示を表示する。図9(B)に示す例では、調整情報57の一例として、火炎の調整の必要性を示す、「! 空気比 要調整」という内容のテキストメッセージを画面200に表示する。
そして、図9(B)に示す例では、調整情報57の一例として、火炎の調整の具体的な指示を示す、「空気比を上げて下さい」という内容のテキストメッセージを画面200に表示する。なお、例えば火炎条件に関して予め定められた目標値に対して、特定された対象火炎画像の火炎条件が上回っている場合には、逆に、「空気比を下げて下さい」という内容のテキストメッセージが画面200に表示される。
また、本実施形態では、測定実行ボタン53が一度押下されることで、端末装置20は、所定の時間間隔で、対象火炎画像の送信を行うとともに、画面200においても火炎条件情報55の更新が随時行われる。
なお、測定実行ボタン53が押下されたタイミングで画面200に表示される対象火炎画像をキャプチャするとともに静止画として表示し、キャプチャした対象火炎画像についての火炎条件情報55を静止画と併せて画面200に表示するようにしても良い。
さらに、端末装置20では、画面200に表示された対象火炎画像とその対象火炎画像の火炎条件とが履歴情報として保存可能になっている。これによって、ユーザは、対象火炎画像と火炎条件との比較を画面200で確認するなど、火炎の撮影の終了後に、参照することができる。なお、対象火炎画像と火炎条件との履歴情報は、サーバ装置30が記憶しても良い。
また、本実施形態において、対象火炎画像の撮影日時を画面200に表示したり、上述のとおり履歴情報として残したりしても良い。
続いて、燃焼設備10の分析の際の画面200における表示例を説明する。
図10は、燃焼設備の分析における端末装置20の画面200の表示内容の一例である。
分析ボタン623(図7参照)が選択されると、図10に示すように、画面200には、ユーザ情報61と、設備管理情報64と、火炎条件の測定結果72と、調整情報57と、燃焼設備10のメンテナンスに関するメンテナンス情報73と、をそれぞれ表示する。
図10に示す例では、測定結果72は、横軸が診断日であり、縦軸が空気比であるグラフに、過去の測定結果を含めた火炎条件の測定結果を表示する。また、図10に示す例では、燃焼設備10について火炎条件の測定を1ヶ月ごとに行った結果として、最新(今回)の測定を含めて11回分の火炎条件の測定結果がプロットされている。また、測定結果72には、空気比の目標値および許容範囲を表示している。
メンテナンス情報73は、過去の測定結果を含む空気比の推移に基づいて、メンテナンスが必要であることを指示する表示である。図10に示す例では、期間の後半において、火炎条件の測定の度に、空気比が増加する傾向が現れている。このような場合、本実施形態の診断情報の提供方法では、メンテナンス情報73の一例として、燃焼設備10のメンテナンスの必要性を示す、「〇〇〇〇設備のメンテナンスが必要です」という内容のテキストメッセージを画面200の測定結果72上に表示する。
また、図10に示す例では、例えば20XX年11月の火炎条件の測定結果が予め定められた空気比の許容範囲外になっていることから、調整情報57の一例として、「空気比が高めです 調整してください」という内容のテキストメッセージを画面200の測定結果72上に表示する。
なお、図10を参照しながら説明した燃焼設備10の分析の表示の例では、定期的に火炎条件の測定を行った際の火炎の調整前の結果を表示している。例えば、燃焼設備10のユーザは、燃焼設備10の火炎条件の測定の結果に応じて火炎の調整が必要となった場合に、その後、燃焼設備10の火炎の調整を行う。そして、火炎の調整作業後に、再度、火炎条件の測定を行った場合、調整後の燃焼設備10の火炎条件は、調整前の燃焼設備10の火炎条件とは異なるものとなる。そこで、本実施形態では、燃焼設備10の調整前の状態を把握するために、調整前の火炎条件の測定結果を表示するとともに、調整前の火炎条件に基づいて分析を行うようにしている。
ただし、火炎の調整後の火炎条件の情報を記憶することを除外するものではない。サーバ装置30(火炎条件情報記憶部37)は、火炎の調整作業後の火炎条件の情報を記憶しても良い。この場合には、火炎条件の測定毎に、前回の火炎の調整作業後の火炎条件との比較に基づく燃焼設備10の状態の分析を行うことができる。
また、ユーザが火炎の調整を行った際に、調整量(例えば、調整部16(図2参照)の制御)に関する情報を併せて記憶しても良い。
<変形例>
図11は、変形例のサーバ装置30の機能ブロック図である。
変形例の診断情報の提供方法は、サーバ装置30の機能構成が本実施形態とは異なる。なお、変形例の説明において、上述した実施形態と同様な構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図11に示すように、変形例のサーバ装置30は、設備特定部31と、設備情報記憶部32と、対象火炎画像を取得する撮影画像取得部34と、撮影条件取得部35と、対象火炎画像の火炎条件を特定する特定部36と、火炎条件情報記憶部37と、診断部38と、送信部39と、を有する。さらに、変形例のサーバ装置30は、火炎の特徴量と火炎条件との関係を記憶する火炎特徴量DB部233と、対象火炎画像における対象火炎の特徴量を特定する特徴量特定部236と、を有する。
(火炎特徴量DB部233)
火炎特徴量DB(データベース)部233は、複数の火炎についての特徴量の情報を有している。そして、火炎特徴量DB部233は、各火炎の火炎条件を有している。つまり、火炎特徴量DB部233は、火炎の特徴量と、火炎条件との関係を複数記憶している。
火炎の特徴量には、メインフレイムとパイロットフレイムの高さなどの比、内炎と外炎との大きさの比、火炎の形状、火炎の色、乱れの様子などが含まれる。
火炎特徴量DB部233は、例えば、燃料流量0.50[NL/min.]であって空気比0.0の場合の火炎の特徴量を記憶している。また、例えば、火炎特徴量DB部233は、他の複数の燃料流量および空気比について、それぞれ火炎の特徴量を記憶している。
(特徴量特定部236)
特徴量特定部236は、撮影画像取得部34が取得した対象火炎画像を画像解析することで、その対象火炎の特徴量を特定する。特徴量特定部236は、火炎特徴量DB部233が記憶している火炎の特徴量と同じ観点に基づいて対象火炎の特徴量を特定する。そして、特徴量特定部236は、特定した対象火炎の特徴量の情報を特定部36に送る。
変形例の特定部36は、火炎特徴量DB部233に記憶される複数の火炎の特徴量から、特徴量特定部236が特定した対象火炎画像の対象火炎の特徴量に一致または類似する一の火炎の特徴量の選択を行う。そして、特定部36は、選択した一の火炎の特徴量に対応付けられている火炎条件を特定し、特定した火炎条件を送信部39に送る。
なお、変形例においても、特定部36は、本実施形態と同様に、撮影条件取得部35に基づく補正の処理を行っても良い。
また、変形例の特定部36は、本実施形態と同様に、火炎特徴量DB部233に記憶される火炎の特徴量の中に、対象火炎画像の対象火炎の特徴量に類似する火炎の特徴量が複数ある場合、火炎特徴量DB部233に記憶される複数の火炎の特徴量に基づいて対象火炎画像の火炎条件を特定しても良い。
以上のように、変形例の診断情報の提供方法では、端末装置20にてユーザが撮影した対象火炎画像と、サーバ装置30において予め記憶されている火炎の特徴量および火炎条件の関係情報とに基づいて、対象火炎画像の火炎条件を特定し、端末装置20の画面200に表示するようになっている。
また、本実施形態では、火炎画像IFと火炎条件との関係情報、または、火炎の特徴量と火炎条件との関係情報を予め複数準備しておき、実際に撮影した対象火炎画像、または対象火炎画像から抽出される火炎の特徴量のマッチングを行うようにしているが、この態様に限定されない。例えば、機械学習モジュールを用いて、端末装置20にて撮影した対象火炎画像から、その対象火炎画像における火炎の火炎条件を特定するようにしても良い。
機械学習には、例えば、CNN(Convolutional Neural Net)などの技術を用いることができる。CNNでは、大量の学習データにより、自動的に画像の特徴抽出方法を学習する。学習後は、学習済みのCNNに画像を入力することによって、その画像の特徴量を抽出し、入力した画像に対して認識やラベリングを行う。
変形例では、学習データとして火炎条件が予め分かっている大量の火炎画像をCNNに機械学習させる。具体的には、例えば、燃料流量が0.50[NL/min.]であって空気比が1.0である大量の火炎画像をCNNに機械学習させる。同様に、例えば、燃料流量が0.50[NL/min.]であって空気比が1.1である大量の火炎画像をCNNに機械学習させる。同様にして、他の火炎条件についても火炎画像をCNNに機械学習させ、火炎条件ごとに火炎画像の特徴量を学習させる。そのうえで、端末装置20にて撮影した対象火炎画像を学習済みのCNNに入力し、対象火炎画像を複数の火炎条件のうち何れかに分類させる。
なお、本実施形態の説明において、サーバ装置30の特定部36は、端末装置20から取得した一枚の対象火炎画像を用いて火炎条件の特定を行っているが、これに限定されない。例えば、対象火炎画像の動画を用いて火炎条件の特定を行っても良い。この場合に、例えば火炎の動きを捉えることができる点で、対象火炎画像と火炎画像IFとのマッチングの精度が高まる。
また、サーバ装置30の特定部36は、火炎画像または火炎の特徴量に加えて、火炎が燃焼する際に生じる音情報に基づいて、対象火炎の火炎条件を特定しても良い。
さらに、本実施形態の診断情報の提供方法において、端末装置20にて撮影されたテストバーナ40の対象火炎画像から特定されたテストバーナ40の火炎条件に応じて、燃焼設備10のメインバーナ12の火炎の燃焼を調整するようにしても良い。この場合、端末装置20またはサーバ装置30と燃焼設備10の調整部16とを相互に情報通信可能にする。また、例えば、火炎条件の目標値として、空気比を所定の数値に設定する。そして、テストバーナ40の火炎を撮影し、対象火炎画像から得られた火炎条件としての空気比と、目標値としての空気比との比較を行い、対象火炎画像から得られる空気比が目標値になるように調整部16を制御する。
ここで、本実施形態の端末装置20およびサーバ装置30のハードウェア構成について説明する。
端末装置20およびサーバ装置30は、それぞれ、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)、主記憶手段であるメモリ、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)、ネットワークインターフェイス、ディスプレイ装置を含む表示機構、音声機構、および、キーボードやマウス等の入力デバイス等を備える。
そして、磁気ディスク装置には、OSのプログラムやアプリケーション・プログラムが格納されている。そして、これらのプログラムがメモリに読み込まれてCPUに実行されることにより、本実施形態の端末装置20およびサーバ装置30の各々における各機能部の機能が実現される。
さらに、本実施形態の診断情報の提供方法において、一連の動作を端末装置20およびサーバ装置30にてそれぞれ実現させるプログラムは、例えば通信手段により提供することはもちろん、各種の記録媒体に格納して提供しても良い。
なお、本実施形態の診断情報の提供方法は、端末装置20およびサーバ装置30の協働によって実現される診断情報の提供システムとして捉えることができる。
また、本実施形態の診断情報の提供方法を実現するシステムにおいて行われる一連の機能を実現するための構成は、上述した例に限定されない。例えば、上述した実施形態においてサーバ装置30が実現する機能は、全てサーバ装置30によって実現される必要はなく、端末装置20が一部または全部の機能を実現しても良い。
また、変形例において、サーバ装置30の特徴量特定部236の機能を端末装置20が備えていても良い。この場合、端末装置20は、テストバーナ40を撮影した対象火炎画像から火炎の特徴量を抽出し、抽出した火炎の特徴量の情報をサーバ装置30に送信する。
さらに、本実施形態では、燃焼設備10のメインバーナ12につながるテストバーナ40の火炎を診断対象としているが、この例に限定されない。本実施形態の診断情報の提供方法は、メインバーナ12の火炎を診断対象としても良い。また、メインバーナ12を点火するためのパイロットバーナ(不図示)の火炎を診断対象としても良い。
10…燃焼設備、20…端末装置、30…サーバ装置、31…設備特定部、32…設備情報記憶部、33…火炎画像DB部、34…撮影画像取得部、35…撮影条件取得部、36…特定部、37…火炎条件情報記憶部、38…診断部、39…送信部

Claims (4)

  1. 燃焼設備において撮影され状態判断の対象となる火炎画像である対象火炎画像を取得し、
    火炎の状態を決定する条件である火炎条件がそれぞれ関係付けられた複数の火炎画像から、取得した前記対象火炎画像と一致または類似する火炎画像を選択し、当該対象火炎画像の火炎条件を特定し、
    特定した前記火炎条件を前記燃焼設備に関連付けて保持し、
    特定した前記火炎条件に基づく前記燃焼設備に係わる診断情報を事象に応じて表示画面に表示し、
    前記診断情報は、特定した前記火炎条件に基づく前記燃焼設備のメンテナンスに関するメンテナンス情報を含み、
    前記メンテナンス情報は、前記燃焼設備について特定した過去の前記火炎条件を用いて作成することを特徴とする燃焼設備の診断情報の提供方法。
  2. 燃焼設備において撮影され状態判断の対象となる火炎画像である対象火炎画像を取得し、
    火炎の状態を決定する条件である火炎条件がそれぞれ関係付けられた複数の火炎画像から、取得した前記対象火炎画像と一致または類似する火炎画像を選択し、当該対象火炎画像の火炎条件を特定し、
    特定した前記火炎条件を前記燃焼設備に関連付けて保持し、
    特定した前記火炎条件に基づく前記燃焼設備に係わる診断情報を事象に応じて表示画面に表示し、
    前記診断情報は、特定した前記火炎条件に基づく前記燃焼設備のメンテナンスに関するメンテナンス情報を含み、
    前記メンテナンス情報は、他の燃焼設備について特定した前記火炎条件を用いて作成することを特徴とする燃焼設備の診断情報の提供方法。
  3. 前記燃焼設備に設けられた識別情報に基づいて特定した当該燃焼設備に前記火炎条件を関連付けることを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼設備の診断情報の提供方法。
  4. 前記識別情報に基づいて特定した前記燃焼設備に関する燃焼設備情報を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項に記載の燃焼設備の診断情報の提供方法。
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