JP4382702B2 - 環境測定システムおよび環境測定プログラム - Google Patents
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Description
複数の環境測定機器によって測定されたデータを纏めて環境測定レポートを作成するための環境測定システムであって、
前記複数の環境測定機器によって測定されたデータを収集する環境測定用コンピュータと、前記環境測定用コンピュータによって作成された測定データのレポートをネットワーク経由で受信するユーザ端末とからなり、
前記環境測定用コンピュータが、手動データ入力手段と、情報表示用モニタと、前記各環境測定機器を制御するための測定機器制御手段と、前記各環境測定機器を設置するために必要とされる注意事項および実際的な設置方法を示した画像データを含む設置情報を環境測定の対象となる装置と各環境測定機器に対応して記憶した環境測定機器設置方法情報データベースと、オペレータが前記手動データ入力手段を介して設置対象として選択した各環境測定機器に対応する設置情報を前記環境測定機器設置方法情報データベースから読み出して前記モニタ上に表示する環境測定機器設置方法表示制御手段と、環境測定の対象となる装置に見合った設定パラメータと其の入力許容範囲を環境測定の対象となる装置と前記各環境測定機器の組み合わせに対応して記憶した装置諸元情報データベースと、オペレータが前記手動データ入力手段を介して環境測定の対象として選択した装置と前記環境測定機器の組み合わせに対応する設定パラメータを前記装置諸元情報データベースから読み出して前記測定機器制御手段に自動設定する機能とオペレータが前記手動データ入力手段を介して入力した設定パラメータが前記入力許容範囲にあるか否かを判定し此の設定パラメータが前記入力許容範囲にある場合に限って前記測定機器制御手段に対する該設定パラメータのマニュアル設定を許容する誤入力防止機能とを有するパラメータ自動設定手段と、前記各環境測定機器を介して検出される環境の異常に対応した問題点と対処法を異常の項目毎に対応して記憶した問題点・考察データベースと、前記各環境測定機器を介して検出された環境の異常に対応する問題点と対処法を前記問題点・考察データベースから読み出し、予め決められた書式に基づいて測定データおよび環境の異常と併せてレポートを生成するトラブルシュートレポート生成手段とを備えたことを特徴とする構成を有する。
オペレータは、モニタに表示された設置情報を参照して、環境測定の対象となる装置および環境測定に必要とされる環境測定機器の組み合わせに対応した設置情報を確認しながら環境測定機器を装置に設置することができるので、仕様の異なる様々な環境測定機器の使用が必要となった場合、あるいは、環境測定の対象として様々な装置が想定されるような場合であっても、各環境測定機器毎の取扱説明書や装置の仕様書等を確認することなく環境測定機器を簡単かつ適切に設置することができる。
このようにして環境測定機器が装置に的確に設置される結果、環境測定用コンピュータからネットワーク経由で顧客のユーザ端末に送られる測定データの精度も向上する。
前記各環境測定機器を制御するための測定機器制御手段、オペレータが前記手動データ入力手段を介して設置対象として選択した各環境測定機器に対応する設置情報を前記環境測定機器設置方法情報データベースから読み出して前記モニタ上に表示する環境測定機器設置方法表示制御手段、オペレータが前記手動データ入力手段を介して環境測定の対象として選択した装置と前記環境測定機器の組み合わせに対応する設定パラメータを前記装置諸元情報データベースから読み出して前記測定機器制御手段に自動設定するパラメータ自動設定手段、オペレータが前記手動データ入力手段を介して入力した設定パラメータが前記入力許容範囲にあるか否かを判定し、この設定パラメータが前記入力許容範囲にある場合に限って前記測定機器制御手段に対する該設定パラメータのマニュアル設定を許容する誤入力防止手段、および、前記各環境測定機器を介して検出された環境の異常に対応する問題点と対処法を前記問題点・考察データベースから読み出し、予め決められた書式に基づいて測定データおよび環境の異常と併せてレポートを生成するトラブルシュートレポート生成手段として機能させることを特徴とした構成を有する。
この例では、例えば、測定対象装置として装置Aを選択した場合には環境測定機器として温湿度センサA,B,Cと電源電圧アナライザおよびホルムアルデヒドセンサが必要となり、装置Aに対する温湿度センサA,B,Cの設置方法が図Aとして、また、装置Aに対する電源電圧アナライザとホルムアルデヒドセンサの設置方法が図Bとして記憶されていることを意味している。つまり、図Aや図Bが実質的な設置情報であり、その内容は文字表示による注意事項と実際的な設置方法を示した図8や図9のような画像データによって構成されている。
この例は環境測定機器の1つである電源電圧アナライザと各測定対象装置との組合せに対応させて設定パラメータのデフォルト値と設定パラメータの入力許容範囲を記憶させた例で、例えば、装置Aに電源電圧アナライザを設置した場合には、入力電源電圧の設定パラメータとしてデフォルト値100Vが自動的に設定され、また、装置Cに電源電圧アナライザを設置した場合には、入力電源電圧の設定パラメータとして100Vから200Vの範囲(入力許容範囲)でオペレータが必要に応じて設定パラメータを手動入力してよいことを示している。
また、図11中の電圧閾値(上限),電圧閾値(下限),インパルス電圧,周波数閾値(上限)は電源電圧に係る環境の異常を検出するための判定値として利用される設定パラメータである。
異常項目としては、例えば、過剰な温度上昇を意味する温度異常(上限)や電源電圧の過剰な上昇を意味する電圧異常(上限)等といったものがあり、その各々に対応して、問題点を明示するテキストベースのコメントや対処法を示唆するテキストベースのコメント等が記憶されている。
お客様情報としては、調査実施場所や調査対象システム名等が入力でき(図12参照)、また、測定対象装置情報としては、環境測定の対象となる装置を特定するための装置名や温湿度センサの子機番号等、つまり、測定対象装置と環境測定機器との対応関係を表すデータが入力できるようになっている(図13参照)。
なお、測定中に異常判定を行う場合には、各環境測定機器から測定値が送信される度にマルチタスク処理もしくは割り込み処理で異常検出の有無を判定し、また、測定後に異常判定を行う場合には、ハードディスクドライブ104に格納された測定データの全てをサーチして異常の有無を判定するものとする。
101 マイクロプロセッサ(測定機器制御手段,環境測定機器設置方法表示制御手段,パラメータ自動設定手段,誤入力防止手段,トラブルシュートレポート生成手段)
102 ROM
103 RAM
104 ハードディスクドライブ
105 インターフェイス
106 入出力回路
107 情報表示用モニタ
108 キーボード(手動データ入力手段)
109 マウス(手動データ入力手段)
200 ネットワーク
300 ユーザ端末
301 マイクロプロセッサ
302 ROM
303 RAM
304 ハードディスクドライブ
305 インターフェイス
306 入出力回路
307 モニタ
308 キーボード
309 マウス
310 プリンタ310
401,402 温湿度センサ(環境測定機器)
403 電源電圧アナライザ(環境測定機器)
404 ホルムアルデヒドセンサ(環境測定機器)
501 環境測定プログラム
502 環境測定機器設置方法情報データベース
503 問題点・考察データベース
504 装置諸元情報データベース
Claims (2)
- 複数の環境測定機器によって測定されたデータを纏めて環境測定レポートを作成するための環境測定システムであって、
前記複数の環境測定機器によって測定されたデータを収集する環境測定用コンピュータと、前記環境測定用コンピュータによって作成された測定データのレポートをネットワーク経由で受信するユーザ端末とからなり、
前記環境測定用コンピュータが、手動データ入力手段と、情報表示用モニタと、前記各環境測定機器を制御するための測定機器制御手段と、前記各環境測定機器を設置するために必要とされる注意事項および実際的な設置方法を示した画像データを含む設置情報を環境測定の対象となる装置と各環境測定機器に対応して記憶した環境測定機器設置方法情報データベースと、オペレータが前記手動データ入力手段を介して設置対象として選択した各環境測定機器に対応する設置情報を前記環境測定機器設置方法情報データベースから読み出して前記モニタ上に表示する環境測定機器設置方法表示制御手段と、環境測定の対象となる装置に見合った設定パラメータと其の入力許容範囲を環境測定の対象となる装置と前記各環境測定機器の組み合わせに対応して記憶した装置諸元情報データベースと、オペレータが前記手動データ入力手段を介して環境測定の対象として選択した装置と前記環境測定機器の組み合わせに対応する設定パラメータを前記装置諸元情報データベースから読み出して前記測定機器制御手段に自動設定する機能とオペレータが前記手動データ入力手段を介して入力した設定パラメータが前記入力許容範囲にあるか否かを判定し此の設定パラメータが前記入力許容範囲にある場合に限って前記測定機器制御手段に対する該設定パラメータのマニュアル設定を許容する誤入力防止機能とを有するパラメータ自動設定手段と、前記各環境測定機器を介して検出される環境の異常に対応した問題点と対処法を異常の項目毎に対応して記憶した問題点・考察データベースと、前記各環境測定機器を介して検出された環境の異常に対応する問題点と対処法を前記問題点・考察データベースから読み出し、予め決められた書式に基づいて測定データおよび環境の異常と併せてレポートを生成するトラブルシュートレポート生成手段とを備えたことを特徴とする環境測定システム。 - 環境測定機器を設置するために必要とされる注意事項および実際的な設置方法を示した画像データを含む設置情報を環境測定の対象となる装置と各環境測定機器に対応して記憶した環境測定機器設置方法情報データベースと、環境測定の対象となる装置に見合った設定パラメータと其の入力許容範囲を環境測定の対象となる装置と前記各環境測定機器の組み合わせに対応して記憶した装置諸元情報データベースと、前記各環境測定機器を介して検出される環境の異常に対応した問題点と対処法を異常の項目毎に対応して記憶した問題点・考察データベースと、手動データ入力手段と、情報表示用モニタとを備えたコンピュータを、
前記各環境測定機器を制御するための測定機器制御手段、オペレータが前記手動データ入力手段を介して設置対象として選択した各環境測定機器に対応する設置情報を前記環境測定機器設置方法情報データベースから読み出して前記モニタ上に表示する環境測定機器設置方法表示制御手段、オペレータが前記手動データ入力手段を介して環境測定の対象として選択した装置と前記環境測定機器の組み合わせに対応する設定パラメータを前記装置諸元情報データベースから読み出して前記測定機器制御手段に自動設定するパラメータ自動設定手段、オペレータが前記手動データ入力手段を介して入力した設定パラメータが前記入力許容範囲にあるか否かを判定し、この設定パラメータが前記入力許容範囲にある場合に限って前記測定機器制御手段に対する該設定パラメータのマニュアル設定を許容する誤入力防止手段、および、前記各環境測定機器を介して検出された環境の異常に対応する問題点と対処法を前記問題点・考察データベースから読み出し、予め決められた書式に基づいて測定データおよび環境の異常と併せてレポートを生成するトラブルシュートレポート生成手段として機能させることを特徴とした環境測定プログラム。
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