JP3317336B2 - 命令組み合わせ試験方式および記録媒体 - Google Patents

命令組み合わせ試験方式および記録媒体

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JP3317336B2
JP3317336B2 JP08798798A JP8798798A JP3317336B2 JP 3317336 B2 JP3317336 B2 JP 3317336B2 JP 08798798 A JP08798798 A JP 08798798A JP 8798798 A JP8798798 A JP 8798798A JP 3317336 B2 JP3317336 B2 JP 3317336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は命令組み合わせ試験
方式に関し、特に乱数データを入力として作成した試験
命令列を試験対象装置上で実行させて試験対象装置の正
常性を確認する命令組み合わせ試験方式に関する。
【0002】
【従来の技術】命令組み合わせ試験は、乱数データを入
力として試験命令列(オペレーションコード(以下、O
Pコードと略記する),オペランド),データ等をラン
ダムに発生させ、作成した試験命令列を試験対象装置上
で実行させて試験対象装置の正常性を確認する試験方法
である。
【0003】例えば、特開昭62−203240号公報
には、先行制御を有効とした場合の試験命令列実行結果
および先行制御を無効とした場合の試験命令列実行結果
以外に、シミュレータによって実行した試験命令列の実
行結果も比較対象とすることにより、先行制御以外の誤
りをも検出する方法が開示されている。
【0004】また、特開平4−102933号公報に
は、エラーが発生する試験命令列の実行開始/終了位置
を絞り込むことにより、先行制御を有するハードウェア
の試験における解析性を向上させる方法が示されてい
る。
【0005】さらに、特開平2−244337号公報お
よび特開平2−244338号公報には、試験命令列実
行中に例外が発生しないように試験命令列および試験デ
ータを生成し、先行制御が最大の能力を発揮する環境に
おいて試験を行う方法が示されている。
【0006】さらにまた、特開平6−231000号公
報には、マイクロプログラムカバレージトレーサ等によ
り試験命令実行後の試験網羅率を測定し、その結果を試
験命令列生成時にフィードバックすることにより試験漏
れを防止する方法が示されている。
【0007】また、特開昭62−203239号公報に
は、被試験情報処理装置を試験する情報処理装置と被試
験情報処理装置である複数の情報処理装置とによって試
験が実行され、被試験情報処理装置に対して装置間通信
などの擾乱負荷を与えて試験を行う方法が示されてい
る。
【0008】しかしながら、これらの試験方法において
は、故障を検出することをねらった試験方法については
示されていなかった。
【0009】従来の故障を検出する試験方法に関しての
一例が、特開平7−248935号公報に記載されてい
る。この公報に記載された試験方法は、命令コードと、
オペランドアドレスと、障害発生の有無フラグとからな
る障害履歴マップを有し、ランダムに発生させた命令パ
ターンで試験を実行し、障害を検出した場合に、障害履
歴マップに記録し、その後、命令パターンを生成する際
に障害履歴マップを参照して障害が多く発生する命令パ
ターンを優先的に生成し、ハードウェア障害の検出力を
向上させる試験方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の技
術には、障害を検出するまでに時間がかかるという問題
点がある。その理由は、従来の技術の試験方法では、あ
る程度その試験対象装置上で試験を実行しないと、障害
履歴マップに情報が蓄積されないためである。
【0011】本発明の第1の目的は、試験対象装置のロ
グ情報(障害情報)を反映した試験命令列を実行するこ
とによって、故障を検出するための試験命令および試験
エリアの絞り込みを可能とし、高い故障検出力を有する
命令組み合わせ試験方式を提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、試験対象装置のロ
グ情報(障害情報)を参照することによって試験実行の
初めから障害発生箇所にポイントを絞った試験を実行す
ることができ、早期に故障を検出することが可能となる
命令組み合わせ試験方式を提供することにある。
【0013】本発明の第3の目的は、試験対象装置のロ
グ情報(障害情報)を解析することにより、高い故障検
出力を有する試験命令列を自動的に作成し、人手により
故障を検出する試験命令列を作成するための操作(試験
命令の選択,アクセスエリアの決定等)を不要とするよ
うにした命令組み合わせ試験方式を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の命令組み合わせ
試験方式は、乱数データを入力として作成した試験命令
列を試験対象装置上で実行させて試験対象装置の正常性
を確認する命令組み合わせ試験方式において、命令組み
合わせ試験の実行以前に動作していた試験対象装置の障
害情報,操作履歴情報等のログ情報が蓄えられている
グ情報ファイルのログ情報を取得し、該ログ情報からロ
グ種別を判別してログ情報集計結果テーブルの該当する
ログ種別のエントリのカウンタ値をカウントアップし、
該ログ情報がメモリアクセス関係のログ情報である場合
には、そのアクセスアドレスを前記ログ情報集計結果テ
ーブルの該当するログ種別のエントリからポイントされ
るアドレス格納テーブルに格納することを繰り返すこと
により、前記ログ情報ファイル中のログ情報の集計結果
を格納するログ情報集計結果テーブルを作成するログ情
報解析手段と、命令重みテーブルの試験命令に関係する
ログ種別が前記ログ情報集計結果テーブルにセットされ
ている場合に該ログ種別のエントリのカウンタ値に基づ
いて前記命令重みテーブルの試験命令に対応する重みを
セットすることを繰り返すことにより、試験対象装置上
で実行される試験命令列中の試験命令個別の発生の度合
いを表す重みを格納する前記命令重みテーブルを作成す
る命令重みテーブル作成手段と、前記ログ情報集計結果
テーブルのメモリアクセス関係のログ種別のエントリか
らポイントされる前記アドレス格納テーブルのアクセス
アドレスに基づいて障害発生時にアクセスしていたエリ
アを含むように試験エリアを決定し、全ての試験エリア
の先頭アドレスおよび末尾アドレスを試験エリアアドレ
ステーブルにセットすることにより、主記憶装置の試験
エリアとして決定されたエリアのアドレスを格納する前
試験エリアアドレステーブルを作成する試験エリア決
定手段と、乱数により前記命令重みテーブルから試験命
令を決定し、該試験命令がメモリアクセス関係の命令で
あれば乱数により前記試験エリアアドレステーブルから
アドレスおよびオペランドを決定し、メモリアクセス関
係の命令でなければ乱数によりオペランドを決定するこ
とを繰り返すことにより、試験命令列を格納する試験命
令列テーブルを作成する試験命令列作成手段と、前記試
験命令列テーブルの試験命令列で試験を実行する試験実
行手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明の命令組み合わせ試験方式
は、乱数データを入力として作成した試験命令列を試験
対象装置上で実行させて試験対象装置の正常性を確認す
る命令組み合わせ試験方式において、命令組み合わせ試
験の実行以前および実行中に動作していた試験対象装置
の障害情報が蓄えられている障害情報ファイルの障害情
報を取得し、該障害情報から障害種別を判別して障害情
報集計結果テーブルの該当する障害種別のエントリのカ
ウンタ値をカウントアップし、該障害情報がメモリアク
セス関係の障害情報である場合には、そのアクセスアド
レスを前記障害情報集計結果テーブルの該当する障害種
別のエントリからポイントされるアドレス格納テーブル
に格納することを繰り返すことにより、前記障害情報フ
ァイル中の障害情報の集計結果を格納する障害情報集計
結果テーブルを作成する障害情報解析手段と、命令重み
テーブルの試験命令に関係する障害種別が前記障害情報
集計結果テーブルにセットされている場合に該障害種別
のエントリのカウンタ値に基づいて前記命令重みテーブ
ルの試験命令に対応する重みをセットすることを繰り返
すことにより、試験対象装置上で実行される試験命令列
中の試験命令個別の発生の度合いを表す重みを格納する
前記命令重みテーブルを作成する命令重みテーブル作成
手段と、前記障害情報集計結果テーブルのメモリアクセ
ス関係の障害種別のエントリからポイントされる前記ア
ドレス格納テーブルのアクセスアドレスに基づいて障害
発生時にアクセスしていたエリアを含むように試験エリ
アを決定し、全ての試験エリアの先頭アドレスおよび末
尾アドレスを試験エリアアドレステーブルにセットする
ことにより、主記憶装置の試験エリアとして決定された
エリアのアドレスを格納する前記試験エリアアドレステ
ーブルを作成する試験エリア決定手段と、乱数により
記命令重みテーブルから試験命令を決定し、該試験命令
がメモリアクセス関係の命令であれば乱数により前記試
験エリアアドレステーブルからアドレスおよびオペラン
ドを決定し、メモリアクセス関係の命令でなければ乱数
によりオペランドを決定することを繰り返すことによ
り、試験命令列を格納する試験命令列テーブルを作成す
る試験命令列作成手段と、前記試験命令列テーブルの試
験命令列で試験を実行する試験実行手段と、前記試験実
行手段による試験実行の結果、エラーが発生した場合に
障害情報を前記障害情報ファイルに退避する障害情報退
避手段とを有することを特徴とする。
【0016】一方、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、命令組み合わせ試験の実行以前に動作していた試験
対象装置の障害情報,操作履歴情報等のログ情報が蓄え
られているログ情報ファイルのログ情報を取得し、該ロ
グ情報からログ種別を判別してログ情報集計結果テーブ
ルの該当するログ種別のエントリのカウンタ値をカウン
トアップし、該ログ情報がメモリアクセス関係のログ情
報である場合には、そのアクセスアドレスを前記ログ情
報集計結果テーブルの該当するログ種別のエントリから
ポイントされるアドレス格納テーブルに格納することを
繰り返すことにより、前記ログ情報ファイル中のログ情
報の集計結果を格納するログ情報集計結果テーブルを作
成するログ情報解析手段,命令重みテーブルの試験命令
に関係するログ種別が前記ログ情報集計結果テーブル
セットされている場合に該ログ種別のエントリのカウン
タ値に基づいて前記命令重みテーブルの試験命令に対応
する重みをセットすることを繰り返すことにより、試験
対象装置上で実行される試験命令列中の試験命令個別の
発生の度合いを表す重みを格納する前記命令重みテーブ
ルを作成する命令重みテーブル作成手段,前記ログ情報
集計結果テーブルのメモリアクセス関係のログ種別のエ
ントリからポイントされる前記アドレス格納テーブルの
アクセスアドレスに基づいて障害発生時にアクセスして
いたエリアを含むように試験エリアを決定し、全ての試
験エリアの先頭アドレスおよび末尾アドレスを試験エリ
アアドレステーブルにセットすることにより、主記憶装
置の試験エリアとして決定されたエリアのアドレスを格
納する前記試験エリアアドレステーブルを作成する試験
エリア決定手段,乱数により前記命令重みテーブルから
試験命令を決定し、該試験命令がメモリアクセス関係の
命令であれば乱数により前記試験エリアアドレステーブ
からアドレスおよびオペランドを決定し、メモリアク
セス関係の命令でなければ乱数によりオペランドを決定
することを繰り返すことにより、試験命令列を格納する
試験命令列テーブルを作成する試験命令列作成手段,な
らびに前記試験命令列テーブルの試験命令列で試験を実
行する試験実行手段として機能させるためのプログラム
を記録する。
【0017】また、本発明の記録媒体は、コンピュータ
を、命令組み合わせ試験の実行以前および実行中に動作
していた試験対象装置の障害情報が蓄えられている障害
情報ファイルの障害情報を取得し、該障害情報から障害
種別を判別して障害情報集計結果テーブルの該当する障
害種別のエントリのカウンタ値をカウントアップし、該
障害情報がメモリアクセス関係の障害情報である場合に
は、そのアクセスアドレスを前記障害情報集計結果テー
ブルの該当する障害種別のエントリからポイントされる
アドレス格納テーブルに格納することを繰り返すことに
より、前記障害情報ファイル中の障害情報の集計結果を
格納する障害情報集計結果テーブルを作成する障害情報
解析手段,命令重みテーブルの試験命令に関係する障害
種別が前記障害情報集計結果テーブルにセットされてい
る場合に該障害種別のエントリのカウンタ値に基づいて
前記命令重みテーブルの試験命令に対応する重みをセッ
トすることを繰り返すことにより、試験対象装置上で実
行される試験命令列中の試験命令個別の発生の度合いを
表す重みを格納する前記命令重みテーブルを作成する命
令重みテーブル作成手段,前記障害情報集計結果テーブ
のメモリアクセス関係の障害種別のエントリからポイ
ントされる前記アドレス格納テーブルのアクセスアドレ
スに基づいて障害発生時にアクセスしていたエリアを含
むように試験エリアを決定し、全ての試験エリアの先頭
アドレスおよび末尾アドレスを試験エリアアドレステー
ブルにセットすることにより、主記憶装置の試験エリア
として決定されたエリアのアドレスを格納する前記試験
エリアアドレステーブルを作成する試験エリア決定手
段,乱数により前記命令重みテーブルから試験命令を決
定し、該試験命令がメモリアクセス関係の命令であれば
乱数により前記試験エリアアドレステーブルからアドレ
スおよびオペランドを決定し、メモリアクセス関係の命
令でなければ乱数によりオペランドを決定することを繰
り返すことにより、試験命令列を格納する試験命令列テ
ーブルを作成する試験命令列作成手段,前記試験命令列
テーブルの試験命令列で試験を実行する試験実行手段,
ならびに前記試験実行手段による試験実行の結果、エラ
ーが発生した場合に障害情報を前記障害情報ファイルに
退避する障害情報退避手段として機能させるためのプロ
グラムを記録する。
【0018】本発明の命令組み合わせ試験方式では、命
令組み合わせ試験が起動されると、ログ情報解析手段に
よって、ログ情報ファイルからログ情報集計結果テーブ
ルを作成する。次に、命令重みテーブル作成手段によっ
て、ログ情報集計結果テーブルから命令重みテーブルを
作成する。また、試験エリア決定手段命令によって、ロ
グ情報集計結果テーブルから試験エリアアドレステーブ
ルを作成する。次に、試験命令列作成手段によって、命
令重みテーブルおよび試験エリアアドレステーブルから
試験命令列テーブルを作成する。そして、試験実行手段
によって、試験命令列テーブルの試験命令列を実行す
る。このように、ログ情報を加味して作成された試験命
令列を実行することにより、より高い故障検出力が実現
される。
【0019】また、本発明の命令組み合わせ試験方式で
は、命令組み合わせ試験が起動されると、障害情報解析
手段によって、障害情報ファイルから障害情報集計結果
テーブルを作成する。次に、命令重みテーブル作成手段
によって、障害情報集計結果テーブルから命令重みテー
ブルを作成する。また、試験エリア決定手段命令によっ
て、障害情報集計結果テーブルから試験エリアアドレス
テーブルを作成する。次に、試験命令列作成手段によっ
て、命令重みテーブルおよび試験エリアアドレステーブ
ルから試験命令列テーブルを作成する。そして、試験実
行手段によって、試験命令列テーブルの試験命令列を実
行する。さらに、試験実行手段による試験実行結果がエ
ラーであった場合に、障害情報退避手段によって、障害
情報を障害情報ファイルに退避する。このように、障害
情報を加味して作成された試験命令列を実行することに
より、より高い故障検出力が実現される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
命令組み合わせ試験方式の構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態に係る命令組み合わせ試験方式は、キ
ーボート,フロッピィディスク装置等でなる入力装置1
と、プログラム制御により動作するデータ処理装置2
と、情報を格納する磁気ディスク装置3と、解析情報を
記憶する主記憶装置4と、結果を出力するディスプレ
イ,プリンタ等でなる出力装置5とから、その主要部が
構成されている。
【0022】磁気ディスク装置3は、ログ情報ファイル
31を格納している。
【0023】ログ情報ファイル31は、試験対象装置の
磁気ディスク装置3上に蓄えられているログ情報を記録
したファイルであり、命令組み合わせ試験の実行以前に
動作していた試験対象装置の障害情報,操作履歴情報等
が蓄えられている。
【0024】主記憶装置4には、ログ情報集計結果テー
ブル41と、命令重みテーブル42と、試験エリアアド
レステーブル43と、試験命令列テーブル44とが設け
られる。
【0025】ログ情報集計結果テーブル41は、ログ情
報ファイル31中のログ情報の集計結果を格納するテー
ブルである。
【0026】命令重みテーブル42は、データ処理装置
2上で実行される試験命令列中の試験命令個別の発生の
度合いを表す重みを格納するテーブルである。
【0027】試験エリアアドレステーブル43は、主記
憶装置4の試験エリアとして決定されたエリアのアドレ
スを格納するテーブルである。
【0028】試験命令列テーブル44は、作成された試
験命令列を格納するテーブルである。
【0029】データ処理装置2は、ログ情報解析手段2
1と、命令重みテーブル作成手段22と、試験エリア決
定手段23と、命令列作成手段24と、オペランド作成
手段25と、試験実行手段26とを備えている。
【0030】ログ情報解析手段21は、磁気ディスク装
置3に格納されているログ情報ファイル31を解析し、
ログ情報の種別(ログ種別)に応じて分類/集計し、結
果をログ情報集計結果テーブル41に格納する。
【0031】命令重みテーブル作成手段22は、試験命
令個別の発生頻度を決定し、重みとして試験命令のOP
コードと対応させて命令重みテーブル42に格納する。
試験命令個別の発生頻度を決定する際、命令重みテーブ
ル作成手段22は、ログ情報解析手段21によって主記
憶装置4に格納されたログ情報集計結果テーブル41か
ら各命令に関係のあるログ情報をチェックし、それによ
り発生頻度を決定して命令重みテーブル42に格納す
る。
【0032】試験エリア決定手段23は、ログ情報解析
手段21によって主記憶装置4に格納されたログ情報集
計結果テーブル41から障害が多数発生しているエリア
を特定し、そのエリアが試験エリアとなるように試験エ
リアアドレスを決定し、試験エリアアドレステーブル4
3に格納する。
【0033】命令列作成手段24は、入力装置1から入
力された乱数を使用して命令重みテーブル42に格納さ
れている試験命令(OPコード)個別の重みに従って命
令列の並びを作成する。
【0034】オペランド作成手段25は、命令作成手段
24によって作成された命令列の並びの順に、各命令の
オペランドを組み立てる。ただし、メモリアクセス関係
の命令のオペランドを作成する場合は、試験エリアアド
レステーブル43に格納されている試験エリアをアクセ
スするようにオペランドを作成する。
【0035】試験実行手段26は、命令列作成手段24
およびオペランド作成手段25によって作成された試験
命令列テーブル44の試験命令列で試験を実行する。
【0036】図2を参照すると、第1の実施の形態に係
る命令組み合わせ試験方式の処理は、ログ情報ファイル
読み込みステップA1と、ログ情報取得ステップA2
と、ログ種別毎カウントアップステップA3と、メモリ
アクセス関係判定ステップA4と、アクセスアドレス格
納ステップA5と、ログ情報有無判定ステップA6と、
OPコード関係ログ種別有無判定ステップA7と、ログ
カウンタ値重みセットステップA8と、全命令分重み決
定判定ステップA9と、試験エリアテーブル作成ステッ
プA10と、試験命令列作成ステップA11と、試験命
令列実行/結果出力ステップA12とからなる。
【0037】図3を参照すると、試験命令列作成ステッ
プA11のより詳しい処理は、乱数による命令決定ステ
ップA13と、試験命令数分決定判定ステップA14
と、メモリアクセス関係命令判定ステップA15と、乱
数によるアドレスおよびオペランド決定ステップA16
と、乱数によるオペランド決定ステップA17と、試験
命令数分決定ステップA18とからなる。
【0038】図4を参照すると、ログ情報ファイル31
は、年月日時間秒対応にログ情報を保持している。
【0039】図5を参照すると、ログ情報集計結果テー
ブル41は、ログ種別,カウンタ値およびポインタを格
納するテーブル(図5(a)参照)と、ポインタによっ
てポイントされるアドレス格納テーブル(図5(b)参
照)とから構成されている。
【0040】図6を参照すると、命令重みテーブル42
は、OPコードと、重みとを対応して保持している。
【0041】図7を参照すると、試験エリアアドレステ
ーブル43は、主記憶装置4上の障害発生箇所を含むエ
リアの先頭アドレスおよび末尾アドレスを試験エリアア
ドレスとして保持している。
【0042】次に、このように構成された第1の実施の
形態に係る命令組み合わせ試験方式の動作について、図
1〜図7を参照して詳細に説明する。
【0043】入力装置1から乱数が与えられると、命令
組み合わせ試験が起動される。
【0044】すると、ログ情報解析手段21は、磁気デ
ィスク装置3に格納されているログ情報ファイル31を
読み込み(ステップA1)、1件目のログ情報を取得し
(ステップA2)、そのログ情報からログ種別(メモリ
の1ビットエラー,演算器系のエラー等)を判別してロ
グ情報集計結果テーブル41の該当するログ種別のエン
トリのカウンタ値をカウントアップする(図5(a)参
照)(ステップA3)。
【0045】次に、ログ情報解析手段21は、そのログ
情報がメモリアクセス関係のログ情報であるかどうかを
判別し(ステップA4)、メモリアクセス関係のログ情
報である場合は、そのアクセスアドレスをログ情報集計
結果テーブル41の該当するログ種別のエントリからポ
イントされるアドレス格納テーブル(図5(b)参照)
に格納する(ステップA5)。
【0046】続いて、ログ情報解析手段21は、ログ情
報ファイル31にログ情報があるかどうかを判定し(ス
テップA6)、ログ情報があればステップA2に制御を
戻して、ステップA2〜A6の処理をログ情報数分繰り
返し、ログ情報集計結果テーブル41を完成させる。
【0047】ログ情報集計結果テーブル41が完成する
と、次に、命令重みテーブル作成手段22は、命令重み
テーブル42(図6参照)のOPコードに関係するログ
種別がログ情報集計結果テーブル41にセットされてい
るかどうかをチェックし(ステップA7)、関係するロ
グ種別があった場合、そのログ種別のエントリのカウン
タ値に基づいて命令重みテーブル42のOPコードに対
応する重みをセットする(ステップA8)。このとき、
命令重みテーブル作成手段22は、OPコードが発生頻
度の高いログ種別に関係する場合は、重みが大きくなる
ようにセットする。
【0048】続いて、命令重みテーブル作成手段22
は、全命令分の重みを決定したかどうかを判定し(ステ
ップA9)、決定していなければ、ステップA7に制御
を戻して、ステップA7〜A9の処理を繰り返し、命令
重みテーブル42を完成させる。
【0049】命令重みテーブル42が完成すると、次
に、試験エリア決定手段23は、ログ情報集計結果テー
ブル41のメモリアクセス関係のログ種別のエントリか
らポイントされるアドレス格納テーブル(図5(b)参
照)のアクセスアドレスに基づいて、障害発生時にアク
セスしていたエリアを含むように試験エリアを決定し、
全ての試験エリアの先頭アドレスおよび末尾アドレスを
試験エリアアドレステーブル43にセットする(ステッ
プA10)。
【0050】続いて、命令列作成手段24は、命令重み
テーブル42より試験命令列を、また、オペランド作成
手段25は、試験エリアアドレステーブル43より試験
命令列の各命令のオペランドを組み立て、試験命令列テ
ーブル44を作成する(ステップA11)。
【0051】詳しくは、命令列作成手段24は、乱数に
より命令重みテーブル42から試験命令のOPコード
決定し(ステップA13)、これを試験命令数分決定す
ることを繰り返す(ステップA14)。
【0052】次に、オペランド作成手段25は、試験命
令がメモリアクセス関係の命令かどうかを判定し(ステ
ップA15)、メモリアクセス関係の命令であれば乱数
により試験エリアアドレステーブル43から試験命令の
アドレスおよびオペランドを決定し(ステップA1
6)、試験命令がメモリアクセス関係の命令でなければ
乱数によりオペランドを決定し(ステップA17)、こ
れを試験命令数分決定することを繰り返す(ステップA
18)。
【0053】最後に、試験実行手段26は、作成された
試験命令列テーブル44の試験命令列で試験を実行し、
試験実行結果がエラーとなった場合、出力装置5にエラ
ー情報を出力する(ステップA12)。
【0054】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0055】図8を参照すると、本発明の第2の実施の
形態に係る命令組み合わせ試験方式は、データ処理装置
2が、図1に示した第1の実施の形態に係る命令組み合
わせ試験方式におけるデータ処理装置2の構成に加え、
障害情報待避手段27を有する点で異なっている。さら
に、図1に示された第1の実施の形態における磁気ディ
スク装置3のログ情報ファイル31の代わりに障害情報
ファイル31' が、データ処理装置2のログ情報解析手
段21の代わりに障害情報解析手段21' が、主記憶装
置4のログ情報集計結果テーブル41の代わりに障害情
報集計結果テーブル41' が設けられている点で異なっ
ている。
【0056】障害情報待避手段27は、試験実行手段2
6による試験実行結果がエラーとなった場合の障害情報
を磁気ディスク装置3の障害情報ファイル31' に待避
する手段である。
【0057】障害情報集計結果テーブル41' は、障害
情報ファイル31' の障害情報の集計結果を格納するテ
ーブルである。
【0058】障害情報解析手段21' は、磁気ディスク
装置3に格納されている障害情報ファイル31' を解析
し、障害情報の種別(障害種別)に応じて分類/集計
し、結果を障害情報集計結果テーブル41' に格納す
る。
【0059】図9を参照すると、第2の実施の形態に係
る命令組み合わせ試験方式の処理は、障害情報ファイル
読み込みステップB1と、障害情報取得ステップB2
と、障害種別毎カウントアップステップB3と、メモリ
アクセス関係判定ステップB4と、アクセスアドレス格
納ステップB5と、障害情報有無判定ステップB6と、
OPコード関係障害種別有無判定ステップB7と、障害
カウンタ値重みセットステップB8と、全命令分重み決
定判定ステップB9と、試験エリアテーブル作成ステッ
プB10と、試験命令列作成ステップB11と、試験命
令列実行ステップB12と、エラー発生判定ステップB
13と、障害情報退避ステップB14とからなる。
【0060】図10を参照すると、障害情報ファイル3
1' は、年月日時間秒対応に障害情報を保持している。
【0061】図11を参照すると、障害情報集計結果テ
ーブル41' は、障害種別,カウンタ値およびポインタ
を格納するテーブル(図11(a)参照)と、ポインタ
によってポイントされるアドレス格納テーブル(図11
(b)参照)とから構成されている。
【0062】なお、その他の特に言及しなかった手段等
については、図1に示した第1の実施の形態に係る命令
組み合わせ試験方式おける対応する手段等と同様に構成
されているので、対応する手段等には同一の符号を付し
てその詳しい説明を省略する。
【0063】次に、このように構成された第2の実施の
形態に係る命令組み合わせ試験方式の動作について、図
8〜図11を参照して詳細に説明する。
【0064】第1の実施の形態に係る命令組み合わせ試
験方式では、命令組み合わせ試験の実行結果がエラーで
あった場合、エラー情報を出力するだけで終了していた
が、第2の実施の形態に係る命令組み合わせ試験方式で
は、命令組み合わせ試験の実行結果がエラーか否かを判
定し、エラーだった場合は、その障害情報を磁気ディス
ク装置3の障害情報ファイル31' に待避する。
【0065】入力装置1から乱数が与えられると、命令
組み合わせ試験が起動される。
【0066】すると、障害情報解析手段21' は、磁気
ディスク装置3に格納されている障害情報ファイル3
1' を読み込み(ステップB1)、1件目の障害情報を
取得し(ステップB2)、その障害情報から障害種別
(メモリの1ビットエラー,演算器系のエラー等)を判
別して障害情報集計結果テーブル41' の該当する障害
種別のエントリのカウンタ値をカウントアップする(図
11(a)参照)(ステップB3)。
【0067】次に、障害情報解析手段21' は、その障
害種別がメモリアクセス関係の障害情報であるかどうか
を判別し(ステップB4)、メモリアクセス関係の障害
情報である場合は、そのアクセスアドレスを障害情報集
計結果テーブル41' の該当する障害種別のエントリか
らポイントされるアドレス格納テーブル(図11(b)
参照)に格納する(ステップB5)。
【0068】続いて、障害情報解析手段21' は、障害
情報ファイル31' に障害情報があるかどうかを判定し
(ステップB6)、障害情報があればステップB2に制
御を戻して、ステップB2〜B6の処理を障害情報数分
繰り返し、障害情報集計結果テーブル41' を完成させ
る。
【0069】障害情報集計結果テーブル41' が完成す
ると、次に、命令重みテーブル作成手段22は、命令重
みテーブル42(図6参照)の各OPコードに関係する
障害種別が障害情報集計結果テーブル41' にセットさ
れているかどうかをチェックし(ステップB7)、関係
する障害種別があった場合、その障害種別のエントリの
カウンタ値に基づいて命令重みテーブル42の重みをセ
ットする(ステップB8)。このとき、命令重みテーブ
ル作成手段22は、OPコードが発生頻度の高い障害種
別に関係する場合は、重みが大きくなるようにセットす
る。
【0070】続いて、命令重みテーブル作成手段22
は、全命令分の重みを決定したかどうかを判定し(ステ
ップB9)、決定していなければ、ステップB7に制御
を戻して、ステップB7〜B9の処理を繰り返し、命令
重みテーブル42を完成させる。
【0071】命令重みテーブル42が完成すると、次
に、試験エリア決定手段23は、障害情報集計結果テー
ブル41' のメモリアクセス関係の障害種別のエントリ
からポイントされるアドレス格納テーブル(図11
(b)参照)に基づいて障害発生時にアクセスしていた
エリアを含むように試験エリアを決定し、そのエリアの
先頭アドレスおよび末尾アドレスを試験エリアアドレス
テーブル43にセットする(ステップB10)。
【0072】続いて、命令列作成手段24は、命令重み
テーブル42より命令列の各命令のOPコードを、ま
た、オペランド作成手段25は、試験エリアアドレステ
ーブル43より命令列の各命令のオペランドを組み立
て、試験命令列テーブル44を作成する(ステップB1
1)。
【0073】なお、命令列作成手段24およびオペラン
ド作成手段25の詳しい動作は、第1の実施の形態に係
る命令組み合わせ試験方式の場合と同様である(図3参
照)。
【0074】次に、試験実行手段26は、作成された試
験命令列テーブル44の命令列で試験を実行し(ステッ
プB12)、試験実行結果がエラーとなった場合(ステ
ップB13でイエス)、障害情報ファイル31' に障害
情報を退避する(ステップB14)。
【0075】このように、第2の実施の形態に係る命令
組み合わせ試験方式では、障害情報待避手段27によっ
て待避された障害情報を、次の試験実行時のフィードバ
ック情報として利用することにより、命令組み合わせ試
験でより多くの故障を検出できるという効果を有する。
【0076】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0077】図12を参照すると、本発明の第3の実施
の形態に係る命令組み合わせ試験方式は、図1に示した
第1の実施の形態に係る命令組み合わせ試験方式に対し
て、命令組み合わせ試験プログラムを記録した記録媒体
6を備える点だけが異なっている。この記録媒体6は、
磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であっ
てよい。
【0078】命令組み合わせ試験プログラムは、記録媒
体6からデータ処理装置2に読み込まれ、データ処理装
置2の動作を、ログ情報解析手段21,命令重みテーブ
ル作成手段22,試験エリア決定手段23,命令列作成
手段24,オペランド作成手段25,および試験実行手
段26として制御し、主記憶装置4上にログ情報集計結
果テーブル41,命令重みテーブル42,試験エリアア
ドレステーブル43および試験命令列テーブル44を作
成する。したがって、命令組み合わせ試験プログラムの
制御によるデータ処理装置2の動作は、第1の実施の形
態に係る命令組み合わせ試験方式の場合と全く同様にな
るので、その詳しい説明を割愛する。
【0079】次に、本発明の第4の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0080】図13を参照すると、本発明の第4の実施
の形態に係る命令組み合わせ試験方式は、図8に示した
第2の実施の形態に係る命令組み合わせ試験方式に対し
て、命令組み合わせ試験プログラムを記録した記録媒体
6' を備える点だけが異なっている。この記録媒体6'
は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体で
あってよい。
【0081】命令組み合わせ試験プログラムは、記録媒
体6' からデータ処理装置2に読み込まれ、データ処理
装置2の動作を、障害情報解析手段21' ,命令重みテ
ーブル作成手段22,試験エリア決定手段23,命令列
作成手段24,オペランド作成手段25,試験実行手段
26および障害情報退避手段27として制御し、主記憶
装置4上に障害情報集計結果テーブル41' ,命令重み
テーブル42,試験エリアアドレステーブル43および
試験命令列テーブル44を作成するとともに、磁気ディ
スク装置3に障害情報ファイル31' を作成する。した
がって、命令組み合わせ試験プログラムの制御によるデ
ータ処理装置2の動作は、第2の実施の形態に係る命令
組み合わせ試験方式の場合と全く同様になるので、その
詳しい説明を割愛する。
【0082】
【発明の効果】第1の効果は、高い故障検出力を実現す
ることが可能となることである。その理由は、試験対象
装置のログ情報(障害情報)を反映した試験命令列を実
行することによって、その試験対象装置におけるエラー
の多発ポイントを中心に試験を実行することができるた
めである。
【0083】第2の効果は、早期に故障を検出すること
が可能となることである。その理由は、試験対象装置の
ログ情報(障害情報)を参照するため、試験実行の初め
から障害発生箇所にポイントを絞った試験を実行するこ
とができるためである。
【0084】第3の効果は、人手により故障を検出する
試験命令列を作成するための操作(試験命令の選択,ア
クセスエリアの決定等)が不要となることである。その
理由は、磁気ディスク装置上に格納されているログ情報
(障害情報)を解析することにより、高い故障検出力を
有する試験命令列を自動的に作成するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る命令組み合わ
せ試験方式の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る命令組み合わせ試験方
式の処理を示すフローチャートである。
【図3】図2中の試験命令列作成ステップのより詳しい
処理を示すフローチャートである。
【図4】図1中のログ情報ファイルの内容を示す図であ
る。
【図5】図1中のログ情報集計結果テーブルの内容を示
す図である。
【図6】図1中の命令重みテーブルの内容を示す図であ
る。
【図7】図1中の主記憶装置の障害発生箇所と試験エリ
アアドレステーブルの内容との関係を説明する図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る命令組み合わ
せ試験方式の構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施の形態に係る命令組み合わせ試験方
式の動作を示すフローチャートである。
【図10】図8中の障害情報ファイルの内容を示す図で
ある。
【図11】図8中の障害情報集計結果テーブルの内容を
示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る命令組み合
わせ試験方式の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る命令組み合
わせ試験方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 データ処理装置 3 磁気ディスク装置 4 主記憶装置 5 出力装置 6,6' 記録媒体 21 ログ情報解析手段 21' 障害情報解析手段 22 命令重みテーブル作成手段 23 試験エリア決定手段 24 命令列作成手段 25 オペランド作成手段 26 試験実行手段 27 障害情報退避手段 31 ログ情報ファイル 31' 障害情報ファイル 41 ログ情報集計結果テーブル 41' 障害情報集計結果テーブル 42 命令重みテーブル 43 試験エリアアドレステーブル 44 試験命令列テーブル

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乱数データを入力として作成した試験命
    令列を試験対象装置上で実行させて試験対象装置の正常
    性を確認する命令組み合わせ試験方式において、命令組
    み合わせ試験の実行以前に動作していた試験対象装置の
    障害情報,操作履歴情報等のログ情報が蓄えられている
    ログ情報ファイルのログ情報を取得し、該ログ情報から
    ログ種別を判別してログ情報集計結果テーブルの該当す
    るログ種別のエントリのカウンタ値をカウントアップ
    し、該ログ情報がメモリアクセス関係のログ情報である
    場合には、そのアクセスアドレスを前記ログ情報集計結
    果テーブルの該当するログ種別のエントリからポイント
    されるアドレス格納テーブルに格納することを繰り返す
    ことにより、前記ログ情報ファイル中のログ情報の集計
    結果を格納するログ情報集計結果テーブルを作成するロ
    グ情報解析手段と、命令重みテーブルの試験命令に関係するログ種別が 前記
    ログ情報集計結果テーブルにセットされている場合に該
    ログ種別のエントリのカウンタ値に基づいて前記命令重
    みテーブルの試験命令に対応する重みをセットすること
    を繰り返すことにより、試験対象装置上で実行される試
    験命令列中の試験命令個別の発生の度合いを表す重みを
    格納する前記命令重みテーブルを作成する命令重みテー
    ブル作成手段と、 前記ログ情報集計結果テーブルのメモリアクセス関係の
    ログ種別のエントリからポイントされる前記アドレス格
    納テーブルのアクセスアドレスに基づいて障害発生時に
    アクセスしていたエリアを含むように試験エリアを決定
    し、全ての試験エリアの先頭アドレスおよび末尾アドレ
    スを試験エリアアドレステーブルにセットすることによ
    り、主記憶装置の試験エリアとして決定されたエリアの
    アドレスを格納する前記試験エリアアドレステーブルを
    作成する試験エリア決定手段と、乱数により 前記命令重みテーブルから試験命令を決定
    し、該試験命令がメモリアクセス関係の命令であれば乱
    数により前記試験エリアアドレステーブルからアドレス
    およびオペランドを決定し、メモリアクセス関係の命令
    でなければ乱数によりオペランドを決定することを繰り
    返すことにより、試験命令列を格納する試験命令列テー
    ブルを作成する試験命令列作成手段と、 前記試験命令列テーブルの試験命令列で試験を実行する
    試験実行手段とを有することを特徴とする命令組み合わ
    せ試験方式。
  2. 【請求項2】 乱数データを入力として作成した試験命
    令列を試験対象装置上で実行させて試験対象装置の正常
    性を確認する命令組み合わせ試験方式において、命令組
    み合わせ試験の実行以前および実行中に動作していた試
    験対象装置の障害情報が蓄えられている障害情報ファイ
    の障害情報を取得し、該障害情報から障害種別を判別
    して障害情報集計結果テーブルの該当する障害種別のエ
    ントリのカウンタ値をカウントアップし、該障害情報が
    メモリアクセス関係の障害情報である場合には、そのア
    クセスアドレスを前記障害情報集計結果テーブルの該当
    する障害種別のエントリからポイントされるアドレス格
    納テーブルに格納することを繰り返すことにより、前記
    障害情報ファイル中の障害情報の集計結果を格納する
    害情報集計結果テーブルを作成する障害情報解析手段
    と、命令重みテーブルの試験命令に関係する障害種別が 前記
    障害情報集計結果テーブルにセットされている場合に該
    障害種別のエントリのカウンタ値に基づいて前記命令重
    みテーブルの試験命令に対応する重みをセットすること
    を繰り返すことにより、試験対象装置上で実行される試
    験命令列中の試験命令個別の発生の度合いを表す重みを
    格納する前記命令重みテーブルを作成する命令重みテー
    ブル作成手段と、 前記障害情報集計結果テーブルのメモリアクセス関係の
    障害種別のエントリからポイントされる前記アドレス格
    納テーブルのアクセスアドレスに基づいて障害発生時に
    アクセスしていたエリアを含むように試験エリアを決定
    し、全ての試験エリアの先頭アドレスおよび末尾アドレ
    スを試験エリアアドレステーブルにセットすることによ
    り、主記憶装置の試験エリアとして決定されたエリアの
    アドレスを格納する前記試験エリアアドレステーブルを
    作成する試験エリア決定手段と、乱数により 前記命令重みテーブルから試験命令を決定
    し、該試験命令がメモリアクセス関係の命令であれば乱
    数により前記試験エリアアドレステーブルからアドレス
    およびオペランドを決定し、メモリアクセス関係の命令
    でなければ乱数によりオペランドを決定することを繰り
    返すことにより、試験命令列を格納する試験命令列テー
    ブルを作成する試験命令列作成手段と、 前記試験命令列テーブルの試験命令列で試験を実行する
    試験実行手段と、前記 試験実行手段による試験実行の結果、エラーが発生
    した場合に障害情報を前記障害情報ファイルに退避する
    障害情報退避手段とを有することを特徴とする命令組み
    合わせ試験方式。
  3. 【請求項3】 前記試験命令列作成手段が、前記命令重
    みテーブルから命令列を作成する命令列作成手段と、前
    記試験エリアアドレステーブルからオペランドを作成す
    るオペランド作成手段とからなる請求項1または2記載
    の命令組み合わせ試験方式。
  4. 【請求項4】 前記ログ情報集計結果テーブルが、ログ
    情報の種別を表すログ種別,前記ログ情報ファイルのロ
    グ情報からログ種別を判別して該当するログ種別のエン
    トリにカウントアップされたカウンタ値および前記ア
    ドレス格納テーブルのアクセスアドレスをポイントする
    ポインタを格納する請求項1記載の命令組み合わせ試験
    方式。
  5. 【請求項5】 前記障害情報集計結果テーブルが、障害
    情報の種別を表す障害種別,前記障害情報ファイルの障
    害情報から障害種別を判別して該当する障害種別のエン
    トリにカウントアップされたカウンタ値および前記ア
    ドレス格納テーブルのアクセスアドレスをポイントする
    ポインタを格納する請求項2記載の命令組み合わせ試験
    方式。
  6. 【請求項6】 前記命令重みテーブルが、入力装置から
    入力された乱数を使用して試験命令として決定されるオ
    ペレーションコード群と、各オペレーションコードの試
    験命令の個別の発生度合を表す重みとを対応して保持す
    る請求項1または2記載の命令組み合わせ試験方式。
  7. 【請求項7】 前記試験エリアアドレステーブルが、主
    記憶装置上の障害発生箇所を含む試験エリアの先頭アド
    レスおよび末尾アドレスを保持する請求項1または2記
    載の命令組み合わせ試験方式。
  8. 【請求項8】 コンピュータを、命令組み合わせ試験の
    実行以前に動作していた試験対象装置の障害情報,操作
    履歴情報等のログ情報が蓄えられているログ情報ファイ
    のログ情報を取得し、該ログ情報からログ種別を判別
    してログ情報集計結果テーブルの該当するログ種別のエ
    ントリのカウンタ値をカウントアップし、該ログ情報が
    メモリアクセス関係のログ情報である場合には、そのア
    クセスアドレスを前記ログ情報集計結果テーブルの該当
    するログ種別のエントリからポイントされるアドレス格
    納テーブルに格納することを繰り返すことにより、前記
    ログ情報ファイル中のログ情報の集計結果を格納する
    グ情報集計結果テーブルを作成するログ情報解析手段,
    命令重みテーブルの試験命令に関係するログ種別が前記
    ログ情報集計結果テーブルにセットされている場合に該
    ログ種別のエントリのカウンタ値に基づいて前記命令重
    みテーブルの試験命令に対応する重みをセットすること
    を繰り返すことにより、試験対象装置上で実行される試
    験命令列中の試験命令個別の発生の度合いを表す重みを
    格納する前記命令重みテーブルを作成する命令重みテー
    ブル作成手段,前記ログ情報集計結果テーブルのメモリ
    アクセス関係のログ種別のエントリからポイントされる
    前記アドレス格納テーブルのアクセスアドレスに基づい
    て障害発生時にアクセスしていたエリアを含むように試
    験エリアを決定し、全ての試験エリアの先頭アドレスお
    よび末尾アドレスを試験エリアアドレステーブルにセッ
    トすることにより、主記憶装置の試験エリアとして決定
    されたエリアのアドレスを格納する前記試験エリアアド
    レステーブルを作成する試験エリア決定手段,乱数によ
    前記命令重みテーブルから試験命令を決定し、該試験
    命令がメモリアクセス関係の命令であれば乱数により
    記試験エリアアドレステーブルからアドレスおよびオペ
    ランドを決定し、メモリアクセス関係の命令でなければ
    乱数によりオペランドを決定することを繰り返すことに
    より、試験命令列を格納する試験命令列テーブルを作成
    する試験命令列作成手段,ならびに前記試験命令列テー
    ブルの試験命令列で試験を実行する試験実行手段として
    機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、命令組み合わせ試験の
    実行以前および実行中に動作していた試験対象装置の障
    害情報が蓄えられている障害情報ファイルの障害情報を
    取得し、該障害情報から障害種別を判別して障害情報集
    計結果テーブルの該当する障害種別のエントリのカウン
    タ値をカウントアップし、該障害情報がメモリアクセス
    関係の障害情報である場合には、そのアクセスアドレス
    を前記障害情報集計結果テーブルの該当する障害種別の
    エントリからポイントされるアドレス格納テーブルに格
    納することを繰り返すことにより、前記障害情報ファイ
    ル中の障害情報の集計結果を格納する障害情報集計結果
    テーブルを作成する障害情報解析手段,命令重みテーブ
    ルの試験命令に関係する障害種別が前記障害情報集計結
    果テーブルにセットされている場合に該障害種別のエン
    トリのカウンタ値に基づいて前記命令重みテーブルの試
    験命令に対応する重みをセットすることを繰り返すこと
    により、試験対象装置上で実行される試験命令列中の試
    験命令個別の発生の度合いを表す重みを格納する前記
    令重みテーブルを作成する命令重みテーブル作成手段,
    前記障害情報集計結果テーブルのメモリアクセス関係の
    障害種別のエントリからポイントされる前記アドレス格
    納テーブルのアクセスアドレスに基づいて障害発生時に
    アクセスしていたエリアを含むように試験エリアを決定
    し、全ての試験エリアの先頭アドレスおよび末尾アドレ
    スを試験エリアアドレステーブルにセットすることによ
    り、主記憶装置の試験エリアとして決定されたエリアの
    アドレスを格納する前記試験エリアアドレステーブルを
    作成する試験エリア決定手段,乱数により前記命令重み
    テーブルから試験命令を決定し、該試験命令がメモリア
    クセス関係の命令であれば乱数により前記試験エリアア
    ドレステーブルからアドレスおよびオペランドを決定
    し、メモリアクセス関係の命令でなければ乱数によりオ
    ペランドを決定することを繰り返すことにより、試験命
    令列を格納する試験命令列テーブルを作成する試験命令
    列作成手段,前記試験命令列テーブルの試験命令列で試
    験を実行する試験実行手段,ならびに前記試験実行手段
    による試験実行の結果、エラーが発生した場合に障害情
    報を前記障害情報ファイルに退避する障害情報退避手段
    として機能させるためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 前記試験命令列作成手段が、前記命令
    重みテーブルから命令列を作成する命令列作成手段と、
    前記試験エリアアドレステーブルからオペランドを作成
    するオペランド作成手段とからなる請求項8または9記
    載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記ログ情報集計結果テーブルが、
    グ情報の種別を表すログ種別,前記ログ情報ファイルの
    ログ情報からログ種別を判別して該当するログ種別のエ
    ントリにカウントアップされたカウンタ値および前記
    アドレス格納テーブルのアクセスアドレスをポイントす
    ポインタを格納する請求項8記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記障害情報集計結果テーブルが、
    害情報の種別を表す障害種別,前記障害情報ファイルの
    障害情報から障害種別を判別して該当する障害種別のエ
    ントリにカウントアップされたカウンタ値および前記
    アドレス格納テーブルのアクセスアドレスをポイントす
    ポインタを格納する請求項9記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記命令重みテーブルが、入力装置か
    ら入力された乱数を使用して試験命令として決定される
    オペレーションコード群と、各オペレーションコードの
    試験命令の個別の発生度合を表す重みとを対応して保持
    する請求項8または9記載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記試験エリアアドレステーブルが、
    主記憶装置上の障害発生箇所を含む試験エリアの先頭ア
    ドレスおよび末尾アドレスを保持する請求項8または9
    記載の記録媒体。
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