JP7217551B1 - 無人飛翔体 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業対象物に対して薬剤を的確に供給することを可能にする無人飛翔体を提供する。【解決手段】複数の回転翼3と、回転翼3を保護するガードフレーム20と、薬剤Sを吐出するノズル35と、薬剤Sを吐出する吐出方向を変えるためにノズル35を自在に動かすノズル駆動部40と、ノズル駆動部40をガードフレーム20に取り付けるための取付部39と、を備え、所定位置に位置決めされたノズル35は、作業対象物に向けて薬剤を吐出する。【選択図】図6

Description

この発明は、薬剤供給機能を有する無人飛翔体に関する。
鉄道や道路における橋梁やトンネル、設備や施設や建築物などのように屋外に設置される作業対象物は、経時的に劣化する。そのため、例えば、高所作業車などに乗った作業者は、所定のタイミングで安全点検を行い、異常部位が発見された作業対象物に対して薬剤を吹き付ける補修工事を行う。
人の手が届きにくい場所にある作業対象物に薬剤を吐出する無人飛翔体がある(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の無人飛翔体は、ノズルから吐出される薬剤の軌跡の周囲に生成されるエアカーテンが、回転翼の回転によって発生する気流を遮ることによって、薬液の軌跡の乱れを軽減することを開示する。
特開2018-202958号公報
特許文献1では、無人飛翔体の位置が変動することによって、作業対象物に対するノズルの吐出方向を正確に決めることができないので、薬液を作業対象物に対して的確に供給することが難しい。
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、作業対象物に対して薬剤を的確に供給することを可能にする無人飛翔体を提供することである。
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の無人飛翔体が提供される。
すなわち、この発明に係る無人飛翔体は、
複数の回転翼と、
前記回転翼を保護するガードフレームと、
薬剤を吐出するノズルと、
前記薬剤を吐出する吐出方向を変えるために前記ノズルを自在に動かすノズル駆動部と、
前記ノズル駆動部を前記ガードフレームに取り付けるための取付部と、を備え、
所定位置に位置決めされた前記ノズルは、作業対象物に向けて前記薬剤を吐出することを特徴とする。
この発明によれば、ノズルの吐出方向がノズル駆動部によって所望位置に調整されるので、作業対象物に対して薬剤を的確に供給できる。
この発明の一実施形態に係る無人飛翔体を前側から見た斜視図である。 図1に示した無人飛翔体における一側のノズルおよびノズル駆動部の要部拡大斜視図である。 図1に示した無人飛翔体における他側のノズルおよびノズル駆動部の要部拡大斜視図である。 図3に示した他側のノズルおよびノズル駆動部を別の角度から見た斜視図である。 図1に示した無人飛翔体の機能ブロック図である。 ガードフレームの当接部が作業対象物に当接した状態で、ノズルが作業対象物の吐出対象に向けて薬剤を吐出する様子を説明する模式図である。 ノズル駆動部の動きを説明する模式図である。 ノズルの縦方向の動きを説明する模式図である。 ノズルの横方向の動きを説明する模式図である。 ノズルが回転する動きを説明する模式図である。
図1から図10を参照しながら、一実施形態に係る無人飛翔体1を説明する。この発明において、前側という文言は、無人飛翔体1に設置されるノズル35の吐出口36が作業対象物80に対面する側のことを意味している。図1において、左方を前側とし、右方を後側とし、上方を左側として、下方を右側とする。
図1は、この発明の一実施形態に係る無人飛翔体1を前側から見た斜視図である。図2は、図1に示した無人飛翔体1における一側のノズル35およびノズル駆動部40の要部拡大斜視図である。図3は、図1に示した無人飛翔体1における他側のノズル35およびノズル駆動部40の要部拡大斜視図である。図4は、図3に示した他側のノズル35およびノズル駆動部40を別の角度から見た斜視図である。図5は、図1に示した無人飛翔体1の機能ブロック図である。図6は、ガードフレーム20の当接部27が作業対象物80に当接した状態で、ノズル35が作業対象物80の吐出対象81に向けて薬剤Sを吐出する様子を説明する模式図である。図7は、ノズル駆動部40の動きを説明する模式図である。図8は、ノズル35の縦方向の動きを説明する模式図である。図9は、ノズル35の横方向の動きを説明する模式図である。図10は、ノズル35が回転する動きを説明する模式図である。
無人飛翔体1は、遠隔操作や自動操縦によって飛翔する小型の飛翔体である。図1に示すように、無人飛翔体1は、例えば、本体2と、4つの翼支持アーム4と、4つの電動式のモータ7と、4つの回転翼3と、2つの脚フレーム6と、ガードフレーム20とを有する。
本体2は、無人飛翔体1の中央領域に形成される。図5に示すように、本体2は、例えば、制御部60と、RAMやROMやフラッシュメモリなどのメモリ61と、慣性センサ62、GPSセンサ63、気圧センサ64、電子コンパス65などの各種センサとを有するフライトコントローラを備える。フライトコントローラは、遠隔操作や自動制御により無人飛翔体1の飛翔姿勢や飛翔ルートなどを制御する機能を有する。また、本体2には、無人飛翔体1の駆動電源として働くバッテリが搭載される。
制御部60は、中央演算ユニット(CPU)である。例えば、制御部60に対して、モータ7と、ノズル駆動部40と、吐出制御部30と、撮影部50と、通信装置67とが電気的に接続される。操作端末70は、使用者の操作により無人飛翔体1に指令を送信するとともに、無人飛翔体1から送信された各種情報(例えば、位置や撮影映像)を表示する。操作端末70は、無人飛翔体1の通信装置67に対して無線または有線で通信を行う。操作端末70は、専用のコントローラ、タブレット端末やスマートフォンやモバイル型パーソナルコンピュータなどの携帯可能な情報機器である。
4つの翼支持アーム4は、本体2から平面視で略十字形状に延在するように配設される。4つのモータ7は、各翼支持アーム4の先端部に配設される。4つの回転翼3は、各モータ7の上部に配設される。回転翼3が、モータ7の駆動軸に接続される。フライトコントローラにより、各回転翼3に対応するモータ7の駆動軸の回転数が制御されて、無人飛翔体1は、上昇や下降の動作、および、前後方向や左右方向の飛翔を行う。
撮影部50は、本体2の下部設置面や脚フレーム6に配設される。撮影部50は、例えば、動画を撮影するCCD(Charge Coupled Device)などのカメラである。脚フレーム6は、本体2の下方に配設されて、無人飛翔体1の離着陸時における支持脚の役割を果たす。
ガードフレーム20は、略矩形の上フレーム21と、略矩形の下フレーム22と、複数の縦フレーム23と、複数の連結部25とを有する。上フレーム21は、回転翼3よりも上方に位置するとともに、下フレーム22は、回転翼3よりも下方に位置する。上フレーム21および下フレーム22は、平面視で重なるように構成されるとともに、4つの回転翼3と干渉しないように大きめのサイズを有する。縦フレーム23は、上フレーム21と下フレーム22とをつなぐとともに、4つの回転翼3と干渉しない離間高さを有する。したがって、ガードフレーム20は、回転翼3を囲って保護するように構成される。
以下、ガードフレーム20の構成を詳細に説明する。
略矩形の上フレーム21は、平面視で直線状の4つの上辺フレーム21aと、円弧状の4つの上コーナーフレーム21bと、2つの上第2フレーム21dとを有する。上辺フレーム21aは、前側と後側と左側と右側との4箇所に配設される。上コーナーフレーム21bは、前左側と前右側と後左側と後右側との4箇所に配設される。2つの上第2フレーム21dは、左右方向に直線状に延在するとともに、前後方向に離間している。前右側の上コーナーフレーム21bは、前左側と前右側と後左側と後右側との4箇所に配設される。例えば、上辺フレーム21aなどのように直線状に延在するフレームはカーボンからなり、上コーナーフレーム21bのように曲線状に延在するフレームはアルミニウムからなる。これにより、略矩形の上フレーム21を軽量化できる。
略矩形の下フレーム22は、平面視で直線状の4つの下辺フレーム22aと、円弧状の4つの下コーナーフレーム22bと、2つの下第1フレーム22cと、2つの下第2フレーム22dとを有する。下辺フレーム22aは、前側と後側と左側と右側との4箇所に配設される。下コーナーフレーム22bは、前左側と前右側と後左側と後右側との4箇所に配設される。2つの下第1フレーム22cは、前後方向に直線状に延在するとともに、左右方向に離間している。2つの下第2フレーム22dは、左右方向に直線状に延在するとともに、前後方向に離間している。例えば、下辺フレーム22aなどのように直線状に延在するフレームはカーボンからなり、下コーナーフレーム22bのように曲線状に延在するフレームはアルミニウムからなる。これにより、略矩形の下フレーム22を軽量化できる。
前右側の上コーナーフレーム21bと右側の上辺フレーム21aと縦フレーム23と上第2フレーム21dとの交点は、連結部25によって連結される。前左側の上コーナーフレーム21bと左側の上辺フレーム21aと縦フレーム23と上第2フレーム21dとの交点は、連結部25によって連結される。後右側の上コーナーフレーム21bと右側の上辺フレーム21aと縦フレーム23と上第2フレーム21dとの交点は、連結部25によって連結される。後左側の上コーナーフレーム21bと左側の上辺フレーム21aと縦フレーム23と上第2フレーム21dとの交点は、連結部25によって連結される。
前右側の上コーナーフレーム21bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。前左側の上コーナーフレーム21bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。後右側の上コーナーフレーム21bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。後左側の上コーナーフレーム21bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。
前右側の下コーナーフレーム22bと右側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第2フレーム22dとの交点は、連結部25によって連結される。前左側の下コーナーフレーム22bと左側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第2フレーム22dとの交点は、連結部25によって連結される。後右側の下コーナーフレーム22bと右側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第2フレーム22dとの交点は、連結部25によって連結される。後左側の下コーナーフレーム22bと左側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第2フレーム22dとの交点は、連結部25によって連結される。
前右側の下コーナーフレーム22bと前側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第1フレーム22cとの交点は、連結部25によって連結される。前左側の下コーナーフレーム22bと前側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第1フレーム22cとの交点は、連結部25によって連結される。後右側の下コーナーフレーム22bと後側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第1フレーム22cとの交点は、連結部25によって連結される。後左側の下コーナーフレーム22bと後側の下辺フレーム22aと縦フレーム23と下第1フレーム22cとの交点は、連結部25によって連結される。
前右側の下コーナーフレーム22bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。前左側の下コーナーフレーム22bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。後右側の下コーナーフレーム22bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。後左側の下コーナーフレーム22bと縦フレーム23とは、連結部25によって連結される。
下第1フレーム22cおよび下第2フレーム22dの少なくとも一方が、4つの翼支持アーム4のそれぞれで支持されるとともに、ネジや結束バンドなどの固定手段によって4つの翼支持アーム4に固定される。これにより、ガードフレーム20が回転翼3と干渉することなく、ガードフレーム20を無人飛翔体1に設置できる。
当接部27は、後述するように、作業対象物80の吐出対象81に向けて薬剤Sを吐出するときに、ガードフレーム20が作業対象物80に当接するときの部分である。前側に位置する上辺フレーム21aと下辺フレーム22aと2つの縦フレーム23,23とにおける少なくとも1つは、当接部27を構成する。ガードフレーム20の前側、すなわち当接部27が作業対象物80に当接することによって、無人飛翔体1の位置安定性が向上して、ノズル35の位置安定性が向上するので、吐出対象81に対する薬剤Sの供給が安定する。
当接部27は、作業対象物80の形態や無人飛翔体1の姿勢に応じて変わる。例えば、橋脚のように作業対象物80が縦方向に延在する縦壁である場合、当接部27として、ガードフレーム20の前面が縦壁に当接する。この場合、前側に位置する上辺フレーム21aと下辺フレーム22aと2つの縦フレーム23,23との少なくとも1つが当接部27として働く。無人飛翔体1の位置や姿勢の安定性を向上させるために、前側に位置する上辺フレーム21aと下辺フレーム22aと2つの縦フレーム23,23とを含む前面の矩形部分が、当接部27として働く。
また、例えば、作業対象物80がトンネルのような半円筒状の壁である場合、当接部27として、前側に位置する上辺フレーム21aが、半円筒状の壁に当接する。しかしながら、半円筒状の壁の曲率半径によっては、前側に位置する上辺フレーム21aおよび下辺フレーム22aが、半円筒状の壁に当接してもよい。したがって、作業対象物80がトンネルのような半円筒状の壁である場合、少なくとも、前側に位置する上辺フレーム21aが、当接部27として働く。
また、例えば、作業対象物80が横方向に延在する平坦な天井である場合、当接部27として、ガードフレーム20の上フレーム21が天井に当接する。この場合、前側に位置する上辺フレーム21aを含む上フレーム21が、当接部27として働く。
図1および図6に示すように、無人飛翔体1は、薬剤Sを貯留する容器として働くスプレー缶10を備える。スプレー缶10は、容器ホルダー14および容器設置部15によって、本体2の上部設置面に設置される。スプレー缶10の上部には、吐出制御部30が取り付けられる。吐出制御部30は、例えば、装着部と、レバー部と、押下部と、リンク部と、駆動モータと、バッテリとを有する。吐出制御部30は、スプレー缶10の上部に設けられる吐出ボタンの押下を制御する。吐出ボタンが押下されると、薬剤Sが作業対象物80に向けて吐出される。これにより、薬剤Sの吐出タイミングおよび吐出量を自動的に制御できる。
スプレー缶10には、薬剤Sを吐出するための圧縮ガスが封入される。圧縮ガスは、例えば、プロパン、ブタンなどの液化石油ガスやジメチルエーテル、フロン又は代替フロン、窒素などである。市販されているスプレー缶10の中から、用途に合ったスプレー缶10が選ばれる。これにより、薬剤Sの取り扱いや準備が簡単になるとともに容器や吐出制御部30の小型化が可能になるので、無人飛翔体1への搭載が容易になる。
鉄道や道路における橋梁やトンネル、設備や施設や建築物などのように屋外に設置される作業対象物80は、経時的に劣化する。そのため、例えば、所定のタイミングで作業対象物の安全点検を行ったあと、作業対象物80の異常部位である吐出対象81に対して補修工事を行う。補修工事においては、例えば、コンクリートクラックの補修や部分的な色むらの補修するために、補修用薬剤が使用される。
スプレー缶10に充填される薬剤Sは、例えば補修用薬剤である。例えば、コンクリートにできたクラック(吐出対象81)を埋めて補修する場合、補修用薬剤は、超速硬セメントと有機溶剤とを含むセメント組成物である。セメント組成物の補修用薬剤は、混和材を含むことができる。これにより、人の手が届きにくい高所での補修作業を、安全に且つ容易に実現できる。
スプレー缶10の吐出端は、チューブ33を介してノズル35に接続される。チューブ33は、例えば、ウレタン系やシリコーン系やフッ素系の、可撓性を持ったエラストマーである。これにより、チューブ33が撓むことで、ノズル35や取付部39の位置を適宜に変えることができる。チューブ33は、保持バンドによって下第1フレーム22cなどに取り付けられる。無人飛翔体1が2つのノズル35を有する場合、チューブ33は、二股に分岐して、分岐された分岐チューブのそれぞれにノズル35が接続される。ノズル35は、ノズル駆動部40に配設される。ノズル駆動部40は、取付部39を介してガードフレーム20に取り付けられる。
以下、図1から図4を参照しながら、ノズル駆動部40の構成を詳細に説明する。
図1に示すように、無人飛翔体1は、2つのノズル駆動部40を有する。無人飛翔体1を前側から見て、ノズル駆動部40は、右側(一側)および左側(他側)のそれぞれに配設される。右側のノズル駆動部40には、ノズル35として働く第1ノズル(右側のノズル)が取り付けられる。左側のノズル駆動部40には、ノズル35として働く第2ノズル(左側のノズル)が取り付けられる。2つのノズル(第1ノズルおよび第2ノズル)35は、前側の下辺フレーム22aの延在方向(左右方向)において離間している。
図2から図4に示すように、例えば、ノズル駆動部40は、取付部39を介して、前側の下辺フレーム22aと下第1フレーム22cとが交わる交点部の近傍に設置される。取付部39は、水平方向に延在するように配設される。取付部39は、例えば、カーボンからなるとともに板状形状を有する。取付部39には、複数の取付穴が形成される。例えば、取付部39は、保持バンドを取付穴に挿通した状態で、保持バンドが、前側に位置する下辺フレーム22aおよび下第1フレーム22cに巻き回される。そして、保持バンドを締め付けることによって、取付部39は、前側に位置する下辺フレーム22aおよび下第1フレーム22cに固定される。下辺フレーム22aおよび下第1フレーム22cに対する取付部39の取付位置は、下第1フレーム22cの延在方向(前後方向)および前側の下辺フレーム22aの延在方向(左右方向)において調整可能に構成される。言い換えると、ノズル35の吐出口36と作業対象物80の吐出対象81との間の離間距離が調整可能なように、取付部39が移動可能に構成される。これにより、作業対象物80の吐出対象81に応じて、吐出対象81に対するノズル35の離間距離を適切に調整できる。
ノズル駆動部40は、第1駆動部41と第2駆動部45とを有する。第1駆動部41は、第1シャフト42と、第1シャフト42を回転駆動するサーボモータとを有する。第2駆動部45は、第2シャフト46と、第2シャフト46を回転駆動するサーボモータとを有する。サーボモータは、エンコーダ(回転検出器)によって第1シャフト42および第2シャフト46の各回転位置を検知しており、エンコーダで検出した情報をコントローラにフィードバックすることで第1シャフト42および第2シャフト46の各回転位置を制御するため、精度の高い位置決めが可能である。そして、所定のパルス幅を有するパルス信号を送り込むことにより、パルス幅に応じた角度で、第1シャフト42および第2シャフト46のそれぞれが回転する。第1駆動部41および第2駆動部45として、例えば、双葉電子工業製の空用デジタルサーボを用いることができる。
図2および図3に示すように、第1駆動部41は、第2駆動部45の上方に配設される。第2駆動部45は、取付部39に取り付けられて、取付部39に形成される取付穴に対して例えばネジ止めされる。取付部39に対する第2駆動部45の取付は、下第1フレーム22cの延在方向(前後方向)および前側の下辺フレーム22aの延在方向(左右方向)において調整可能に構成される。第2駆動部45の位置を調整することにより、ノズル35の吐出口36と作業対象物80の吐出対象81との間での離間距離を変えることができる。
第2駆動部45の第2シャフト46は、縦方向(縦フレーム23の延在方向、例えば上下方向)に延在する。第2シャフト46は、例えば接続アダプタを介して、第1駆動部41に接続され、第1駆動部41を回動可能に支持する。第1駆動部41の第1シャフト42は、前側の下辺フレーム22aの延在方向(例えば左右方向)に延在する。第1シャフト42の先端部は、ノズル駆動部40の近傍に配設される連結部25の反対側に位置する。
第1シャフト42の先端部には、ノズル35が取り付けられる。ノズル35は、基端側においてチューブ33と接続されるとともに、先端側において、吐出口36を有する。
ノズル35は、図示しないノズルアダプタを介して、第1シャフト42の軸方向に直交するように第1シャフト42の先端部に取り付けられる。ノズル35は、ノズルアダプタに対して例えばネジ止めされる。ノズルアダプタに対するノズル35の取付は、下第1フレーム22cの延在方向(例えば前後方向)において調整可能に構成される。ノズル35の位置を調整することにより、ノズル35の吐出口36と作業対象物80の吐出対象81との間での離間距離を変えることができる。言い換えると、ノズル35の吐出口36と作業対象物80の吐出対象81との間の離間距離が調整可能なように、ノズル35が移動可能である。これにより、作業対象物80の吐出対象81に応じて、作業対象物80の吐出対象81に対するノズル35の離間距離を適切に調整できる。
ノズル35の吐出口36は、当接部27として働く前側の下辺フレーム22aよりも、平面視で、内側に後退した位置にある。これにより、吐出された薬剤Sが、ノズル35やノズル駆動部40などにはね返って付着することを抑制できる。
ノズル35の吐出口36は、平面視で、回転翼3の外側に位置する。これにより、回転翼3の回転によって発生する気流の影響を抑制して、作業対象物80の吐出対象81に対して薬剤Sを的確に供給できる。
図7に示すように、前側に位置する下辺フレーム22aおよび下第1フレーム22cによって形成される面(横方向に延在する面)において、第2駆動部45の第2シャフト46を中心にして、第1駆動部41が回動する。また、下第1フレーム22cおよび縦フレーム23によって形成される面(縦方向に延在する面)において、第1駆動部41の第1シャフト42を中心にして、ノズル35が回動する。
第1駆動部41の第1シャフト42と第2駆動部45の第2シャフト46とは、独立して回動し、それぞれ360度の角度で回動可能である。これにより、作業対象物80の吐出対象81に応じて、2つのノズル(すなわち、第1ノズルおよび第2ノズル)35から吐出される薬剤Sの吐出方向を適切に調整できる。
図8に示すように、第1シャフト42だけを回動させると、ノズル35は、縦方向に首を振る動きをする。図9に示すように、第2シャフト46だけを回動させると、ノズル35は、横方向に首を振る動きをする。
第1駆動部41の第1シャフト42と第2駆動部45の第2シャフト46とを同時に回動させることもできる。図10に示すように、第1シャフト42および第2シャフト46を同じ速度で回動させると、ノズル35は、吐出口36が円を形成するような首を振る動きをする。第1シャフト42および第2シャフト46を異なる速度で回動させると、ノズル35は、吐出口36が楕円を形成するような首を振る動きをする。
図6から図10を参照しながら、無人飛翔体1による薬剤Sの供給方法を説明する。
使用者は、操作端末70を操作して、無人飛翔体1に指令を送信することにより、無人飛翔体1を作業対象物80に向けて移動させる(移動工程)。
図6に示すように、ガードフレーム20の当接部27を作業対象物80に当接させることによって無人飛翔体1を位置決めする(位置決め工程)。当接部27は、前側に位置する上辺フレーム21aと下辺フレーム22aと2つの縦フレーム23とを含む。作業対象物80の形態に応じて、前側に位置する4つのフレーム21a,22a,23,23のうちの少なくとも1つが作業対象物80に当接することによって、無人飛翔体1の位置決めが可能である。使用者は、作業対象物80に当接することで無人飛翔体1の位置決めを行うが、当該位置決めの際には無人飛翔体1をホバリング(空中に静止)させる。
使用者は、吐出対象81の位置や状態を、例えば、撮影部50で撮影する。操作端末70に設置されたモニターによって、または、操作端末70とは別体のモニターによって、使用者は撮影された映像を観察する。使用者は、モニターに映し出された映像を見ながら、ノズル35を動かして、作業対象物80の吐出対象81に対するノズル35の吐出方向を適宜に調整する(ノズル調整工程)。
無人飛翔体1が空中で静止している状態で、使用者は、操作端末70を操作して、ノズル35から、作業対象物80の吐出対象81に向けて薬剤Sを吐出させる(吐出工程)。吐出工程は、例えば、無人飛翔体1が空中で静止している状態で行われる。これにより、無人飛翔体1の位置安定性がさらに向上して、ノズル35の位置安定性がさらに向上するので、吐出対象81に対して薬剤Sをより正確に供給できる。
吐出工程において、ノズル35を動かさない場合、ピンポイントの吐出対象81に薬剤Sを供給できる。吐出工程において、吐出対象81に応じて、ノズル35を動かすことができる。例えば、図8に示すように、第1シャフト42だけを回動させることにより、ノズル35が縦方向(上下方向)に首を振る動きをさせることができる。これにより、縦方向に延在する吐出対象81に薬剤Sを供給できる。
例えば、図9に示すように、第2シャフト46だけを回動させることにより、ノズル35が横方向(左右方向)に首を振る動きをさせることができる。これにより、横方向に延在する吐出対象81に薬剤Sを供給できる。
例えば、図10に示すように、第1シャフト42および第2シャフト46を同じ速度で回動させることにより、吐出口36が円を形成するようにノズル35が首を振る動きをさせることができる。これにより、ピンポイントの吐出対象81よりも、広い面積を有する円状の吐出対象81に薬剤Sを供給できる。
したがって、一実施形態に係る無人飛翔体1によれば、ノズル35の吐出方向がノズル駆動部40によって所望位置に調整されるので、作業対象物80に対して薬剤Sを的確に供給できる。また、ガードフレーム20の当接部27が作業対象物80に当接することによって無人飛翔体1の位置安定性が向上するので、作業対象物80の吐出対象81に対して薬剤Sを的確に供給できる。また、無人飛翔体1を適切な位置に位置決めするための特別な操作や技能が不要になる。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
ノズル35の吐出口36と作業対象物80の吐出対象81との間の離間距離が調整可能であるように、ノズル35は、多段の筒状体が長さ方向に伸縮自在である構成(いわゆるテレスコープ型)にすることができる。これにより、吐出口36を吐出対象81に接近させた状態で薬剤Sを供給したり、凹んだ吐出対象81に薬剤Sを供給したりできる。また、ノズル35は、多段の筒状体が長さ方向に弾性的に伸縮自在である構成にすることもできる。これにより、ノズル35が衝突によるダメージを受けることを軽減しながら吐出口36を吐出対象81に接近させることができる。
一対のノズル(第1ノズルおよび第2ノズル)に対応する一対のスプレー缶10と吐出制御部30とチューブ33とを有し、一対のノズル(第1ノズルおよび第2ノズル)35の動き(吐出方向と吐出タイミング)を独立して制御することもできる。これにより、作業対象物80において離間した2つの吐出対象81,81に対して薬剤Sを個別に且つ的確に供給できる。
上記の実施形態では、ノズル35およびノズル駆動部40は、取付部39を介してガードフレーム20の前側に取り付けられているが、他の態様にすることもできる。例えば、ガードフレーム20の前側の近傍まで延在するステーを、本体2や翼支持アーム4や脚フレーム6の少なくとも一つに取り付けるとともに、ノズル35およびノズル駆動部40がステーの先端側で支持される態様にすることもできる。
第1駆動部41および第2駆動部45のモータとして、ステッピングモータを使用することもできる。ステッピングモータではシャフトの回転角度がパルス数に比例しており、パルス数によってシャフトの回転角度を制御できる。
上記実施形態では、薬剤Sおよび圧縮ガスが、スプレー缶10の中に一緒に充填されているが、薬剤Sを貯留する容器と、圧縮ガスを供給する加圧部とを別体にしたスプレーガンタイプにすることもできる。これにより、多くの薬剤Sを容器に収容できるので、長い時間にわたって薬剤Sを供給できる。
上記実施形態では、薬剤Sとして、作業対象物80の補修用薬剤を例示しているが、潤滑剤、防錆剤、接点復活剤、ネジ緩み止め剤、探傷剤、塗料、接着剤などとすることもできる。
図1に示した無人飛翔体1は、4つの回転翼3を有するが、回転翼3の個数を偶数の6個や8個などにすることもできる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る無人飛翔体1は、
複数の回転翼3と、
前記回転翼3を保護するガードフレーム20と、
薬剤Sを吐出するノズル35と、
前記薬剤Sを吐出する吐出方向を変えるために前記ノズル35を自在に動かすノズル駆動部40と、
前記ノズル駆動部40を前記ガードフレーム20に取り付けるための取付部39と、を備え、
所定位置に位置決めされた前記ノズル35は、作業対象物80に向けて前記薬剤Sを吐出することを特徴とする。
上記構成によれば、ノズル35の吐出方向がノズル駆動部40によって所望位置に調整されるので、作業対象物80に対して薬剤Sを的確に供給できる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記ノズル35の吐出口36が、平面視で、前記ガードフレーム20よりも内側に後退した位置にある。
上記実施形態によれば、吐出された薬剤Sが、ノズル35やノズル駆動部40などにはね返って付着することを抑制できる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記ノズル35の吐出口36が、平面視で、前記回転翼3の外側に位置する。
上記実施形態によれば、回転翼3の回転によって発生する気流の影響を抑制して、作業対象物80に対して薬剤Sを的確に供給できる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記ノズル35の吐出口36と前記作業対象物80の吐出対象81との間の離間距離が調整可能なように、前記ノズル35および/または前記取付部39が移動可能に構成される。
上記実施形態によれば、作業対象物80の吐出対象81に応じて、吐出対象81に対するノズル35の離間距離を適切に調整できる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記ノズル35の吐出口36と前記作業対象物80の吐出対象81との間の離間距離が調整可能なように、前記ノズル35が長さ方向に伸縮自在である。
上記実施形態によれば、吐出口36を吐出対象81に接近させた状態で薬剤Sを供給したり、凹んだ吐出対象81に薬剤Sを供給したりできる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記ノズル35として、第1ノズルおよび第2ノズルを有し、
前記第1ノズルおよび前記第2ノズルの動きを独立して制御する。
上記実施形態によれば、作業対象物80における離間した2つの吐出対象81,81に対して薬剤Sを個別に且つ的確に供給できる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記薬剤Sおよび圧縮ガスを収容する容器10と、
前記ノズル35と前記容器10とをつなぐチューブ33と、
前記薬剤Sの吐出を制御する吐出制御部30と、をさらに備える。
上記実施形態によれば、薬剤Sの吐出タイミングおよび吐出量を自動的に制御できる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記容器10が、スプレー缶である。
上記実施形態によれば、薬剤Sの取り扱いや準備が簡単になるとともに吐出制御部30の小型化が可能になるので、無人飛翔体1への搭載が容易になる。
また、一実施形態の無人飛翔体1では、
前記ガードフレーム20が、4つの上辺フレーム21aを有する平面視で略矩形の上フレーム21と、4つの下辺フレーム22aを有する平面視で略矩形の下フレーム22と、前記上フレーム21および前記下フレーム22をつなぐ複数の縦フレーム23とを有する。
上記実施形態によれば、ガードフレーム20の前側が作業対象物80に当接することが可能になって、無人飛翔体1の位置安定性が向上して、ノズル35の位置安定性が向上するので、作業対象物80に対する薬剤Sの供給が安定する。
この発明の一態様に係る薬剤Sの供給方法は、
前記無人飛翔体1が、前記作業対象物80に向けて移動する移動工程と、
前記作業対象物80に応じて前記ノズル35を動かすことによって、前記ノズル35の吐出方向を調整するノズル調整工程と、
前記ノズル35が、前記作業対象物80に向けて前記薬剤Sを吐出する吐出工程と、を含む。
上記実施形態によれば、ノズル35の吐出方向がノズル駆動部40によって所望位置に調整されるので、作業対象物80に対して薬剤Sを的確に供給できる。
また、一実施形態の薬剤Sの供給方法では、
前記ガードフレーム20が前記作業対象物80に当接することによって前記無人飛翔体1を位置決めする位置決め工程をさらに備える。
上記実施形態によれば、ガードフレーム20が作業対象物80に当接することによって無人飛翔体1の位置安定性が向上するので、作業対象物80に対して薬剤Sを的確に供給できる。
また、一実施形態の薬剤Sの供給方法では、
前記吐出工程は、前記無人飛翔体1が空中で静止している状態で行われる。
上記実施形態によれば、無人飛翔体1の位置安定性がさらに向上して、ノズル35の位置安定性がさらに向上するので、吐出対象81に対して薬剤Sを正確に供給できる。
1:無人飛翔体
2:本体
3:回転翼
4:翼支持アーム
5:上部設置面
6:脚フレーム
7:モータ
10:スプレー缶(容器)
14:容器ホルダー
15:容器設置部
20:ガードフレーム
21:上フレーム
21a:上辺フレーム
21b:上コーナーフレーム
21d:上第2フレーム
22:下フレーム
22a:下辺フレーム
22b:下コーナーフレーム
22c:下第1フレーム
22d:下第2フレーム
23:縦フレーム
25:連結部
27:当接部
30:吐出制御部
33:チューブ
35:ノズル
36:吐出口
39:取付部
40:ノズル駆動部
41:第1駆動部
42:第1シャフト
45:第2駆動部
46:第2シャフト
50:撮影部
60:制御部
61:メモリ
62:慣性センサ
63:GPSセンサ
64:気圧センサ
65:電子コンパス
67:通信装置
70:操作端末
80:作業対象物
81:吐出対象
S:薬剤

Claims (14)

  1. 複数の回転翼と、
    前記回転翼を保護するガードフレームと、
    薬剤を吐出する吐出口を有するノズルと、
    前記薬剤を吐出する吐出方向を変えるために前記ノズルを自在に動かすノズル駆動部と、
    前記ノズル駆動部を前記ガードフレームに取り付けるための取付部と、を備え、
    前記ガードフレームは、略矩形の上フレームと、略矩形の下フレームと、前記上フレームおよび前記下フレームを上下方向に離間させた状態でつなぐ複数の縦フレームとを有し、
    前記ガードフレームは、作業対象物に対向する対向側において、前記上フレームの上辺フレームと前記下フレームの下辺フレームと前記縦フレームとを含む矩形の当接部を有し、
    前記当接部の少なくとも一部が前記作業対象物に対して直接当接した状態で、所定位置に位置決めされた前記ノズルは、前記吐出口を通じて、前記作業対象物に向けて前記薬剤を吐出することを特徴とする、無人飛翔体。
  2. 前記ノズル駆動部は、前記下フレームの前記下辺フレームと、前記当接部に対して前後方向に延在する下第1フレームとが交わる交点部の近傍であり且つ前記ガードフレームの内側に後退した位置に配設され、
    前記吐出口が、平面視で、前記当接部よりも内側に後退した位置にあることを特徴とする、請求項1に記載の無人飛翔体。
  3. 複数の回転翼と、
    前記回転翼を保護するガードフレームと、
    薬剤を吐出する吐出口を有するノズルと、
    前記薬剤を吐出する吐出方向を変えるために前記ノズルを自在に動かすノズル駆動部と、
    前記ノズル駆動部を前記ガードフレームに取り付けるための取付部と、を備え、
    前記ガードフレームは、略矩形の上フレームと、略矩形の下フレームと、前記上フレームおよび前記下フレームを上下方向に離間させた状態でつなぐ複数の縦フレームとを有し、
    前記ガードフレームは、作業対象物に対向する対向側において、前記上フレームの上辺フレームと前記下フレームの下辺フレームと前記縦フレームとを含む矩形の当接部を有し、
    前記ノズル駆動部は、前記下辺フレームと、前記当接部に対して前後方向に延在する前記下フレームの下第1フレームとが交わる交点部の近傍であり且つ前記ガードフレームの内側に後退した位置に配設され、
    前記吐出口が、平面視で、前記当接部よりも内側に後退した位置にあり、
    所定位置に位置決めされた前記ノズルは、前記吐出口を通じて、前記作業対象物に向けて前記薬剤を吐出することを特徴とする、無人飛翔体。
  4. 前記当接部の少なくとも一部が前記作業対象物に対して直接当接した状態であることを特徴とする、請求項に記載の無人飛翔体。
  5. 前記吐出口が、平面視で、前記回転翼の外側に位置することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の無人飛翔体。
  6. 前記吐出口と前記作業対象物の吐出対象との間の離間距離が調整可能なように、前記ノズルおよび/または前記取付部が移動可能に構成されることを特徴とする、請求項から請求項のいずれか1項に記載の無人飛翔体。
  7. 前記吐出口と前記作業対象物の吐出対象との間の離間距離が調整可能なように、前記ノズルが長さ方向に伸縮自在であることを特徴とする、請求項から請求項のいずれか1項に記載の無人飛翔体。
  8. 前記ノズルとして、第1ノズルおよび第2ノズルを有し、
    前記第1ノズルおよび前記第2ノズルの動きを独立して制御することを特徴とする、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の無人飛翔体。
  9. 前記薬剤および圧縮ガスを収容する容器と、
    前記ノズルと前記容器とをつなぐチューブと、
    前記薬剤の吐出を制御する吐出制御部と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の無人飛翔体。
  10. 前記容器が、スプレー缶であることを特徴とする、請求項に記載の無人飛翔体。
  11. 前記ガードフレームの前記下フレームが、前記無人飛翔体の翼支持アームに支持され且つ固定されることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の無人飛翔体。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の前記無人飛翔体が、前記作業対象物に向けて移動する移動工程と、
    前記作業対象物に応じて前記ノズルを動かすことによって、前記ノズルの吐出方向を調整するノズル調整工程と、
    前記ノズルが、前記作業対象物に向けて前記薬剤を吐出する吐出工程と、を含むことを特徴する、薬剤の供給方法。
  13. 前記ガードフレームが前記作業対象物に当接することによって前記無人飛翔体を位置決めする位置決め工程をさらに備えることを特徴とする、請求項12に記載の薬剤の供給方法。
  14. 前記吐出工程は、前記無人飛翔体が空中で静止している状態で行われることを特徴とする、請求項12または請求項13に記載の薬剤の供給方法。
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