JP7217008B2 - 機械式連結器具 - Google Patents

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本発明は、機械式連結器具に関する。さらに詳しくは、中空な芯材に紙やフィルム、布、不織布などを巻きつけて形成されたロール等の筒状の物体を保持するために使用される機械式連結器具に関する。
印刷機や、紙おむつ、フィルム、布、不織布などの製造ライン等(以下、製造ライン等という)では、帯状のシート(ウェブ)を連続して流しながら加工や印刷が行われるため、ウェブは、原反ロールからシートを巻き出すことによって製造ライン等に供給される。
このような製造ライン等で使用される原反ロールは非常に長いウェブが巻きつけられているため、その重量が非常に重い。しかも、運搬の際に原反ロールの外周面を挟んだりすると、ウェブが凹んだりして損傷する可能性が高いので、原反ロールをしっかりと保持することが難しい。
原反ロールを保持する方法として、原反ロールの芯材の空間にチャックを挿入し、このチャックによって原反ロールを保持することが行われている。そして、このチャックが先端に取り付けられたアームによって原反ロールの姿勢を変化させたり、原反ロールを持ち上げて運搬したりすることが行われている(非特許文献1参照)。
特許第5462389号公報
京町産業車輌株式会社ホームページ
一般的なチャックでは、チャック本体に出没可能に設けられた爪等を芯材内面に押し付けて、チャックを原反ロールの芯材に固定する方法が採用されており、爪等を芯材内面に押し付ける駆動源として空圧や油圧、ネジ等が採用される。
しかし、空圧や油圧を利用したチャックを使用する場合には、チャックと油圧源や空圧源を接続する配管を設けなければならず、チャックを保持するアームの構造が複雑化するという問題が生じる。
そこで、油圧源や空圧源を利用せずに、機械式で芯材にチャックを固定する連結器具も開発されている(特許文献1)。特許文献1の連結器具であれば、レバー状の押圧力発生部材を人の手で操作するだけで、しっかりと原反ロールとチャックを連結できるので、アームの構造が複雑化することもない。
このように、特許文献1の連結器具でも機械式で原反ロールとチャックをしっかりと連結できるが、より簡単な構造のチャックがあれば、アーム先端部の重量を軽量化できるし、低コストで製造できるので望ましい。
本発明は上記事情に鑑み、簡単な構造で中空な孔を有する物体と確実に連結できる機械式連結器具を提供することを目的とする。
第1発明の機械式連結器具は、物体に設けられた中空な孔に挿入され、該物体に連結される連結器具であって、前記物体に設けられた中空な中空孔に挿入される、両端間に中空空間を有する筒状の挿入部と、該挿入部の中空空間内に回転可能に設けられた軸部材と、を備えており、前記挿入部の側面には、該挿入部の中空空間と外部とを連通する開口が形成されており、前記軸部材は、その回転軸に対して偏心した膨径部が設けられており、該膨径部の側面には該膨径部の周方向に沿って線状突起が設けられており、その回転軸が前記挿入部の中心軸に対して前記挿入部の開口側に偏心した状態となり、前記膨径部が前記挿入部の開口と対応する位置に配設されていることを特徴とする。
第1発明によれば、膨径部が軸部材に対して偏心しているので、軸部材を回転させれば、線状突起を挿入部の側面から出没させることができる。したがって、線状突起を側面から突出させれば、線状突起を物体の内面に食い込ませることができるから、連結器具と物体とを連結することができる。
図2のI-I線概略断面図である。 本実施形態の機械式連結器具80の揺動フレーム23に設置した状態の概略背面図である。 線状突起81pが挿入部81内に配置されている状態における軸部材82の膨径部83と挿入部81の開口81wとの位置関係を示す概略説明図であって、(A)は概略縦断面図であり、(B)は(A)のB-B線断面矢視図であり、(C)はC-C線矢視図である。 線状突起81pが挿入部81の開口81wから突出している状態における軸部材82の膨径部83と挿入部81の開口81wとの位置関係を示す概略説明図であって、(A)は概略縦断面図であり、(B)は(A)のB-B線断面矢視図であり、(C)はC-C線矢視図である。 (A)軸部材82の膨径部83の概略拡大図であり、(B)は回転付勢機構95の概略説明図である。 本実施形態の機械式連結器具80を備えたロール保持装置1の概略説明図である。
本実施形態の機械式連結器具は、中空な芯材に紙やフィルム、布、不織布などを巻きつけて形成されたロールなどのように、中空な孔を有する物体に連結される連結器具であって、作業者の力を使って連結器具を物体に固定する力を発生させる場合でも作業者の負担を軽減できるようにしたことに特徴を有する。
なお、本実施形態の機械式連結器具に固定される物体は、上述したような紙やフィルム、布、不織布などを芯材に巻きつけたロールに限られず、物体の中心軸と同軸な中空な孔を有する物体であればよく、特に限定されない。例えば、タイヤなども、本実施形態の機械式連結器具に固定される物体となる。
以下では、本実施形態の機械式連結器具に固定される物体が、中空な芯材を有するロールの場合を代表として説明する。
また、本実施形態の機械式連結器具は、例えば、紙やフィルム、布、不織布などを芯材に巻きつけたロールやタイヤなどの中空な孔を有する物体を移動させたり反転させたりする際に、物体を保持する器具として使用することができる。例えば、特許第5462389号公報に開示されているロール保持装置や、特許第6221154号に開示されているロール保持装置等において、物体を保持する器具として使用することができる。
以下では、本実施形態の機械式連結器具を、特許第5462389号公報に開示されているロール保持装置に使用した場合を代表として説明する。
<ロール保持装置1の説明>
まず、本実施形態の機械式連結器具80を説明する前に、本実施形態の機械式連結器具80が設けられるロール保持装置1の一例(特許第5462389号公報に開示されているロール保持装置)を簡単に説明する。
図6において、符号1は、本実施形態の機械式連結器具80が設けられるロール保持装置を示している。このロール保持装置1は、ロールRを保持しロールRを反転させることができる機能を有する保持手段20と、ロールRを保持した保持手段20を支持するベースフレーム10と、を備えている。なお、保持手段20に本実施形態の機械式連結器具80が設けられる。
図6に示すように、本実施形態のロール保持装置1のベースフレーム10は、基台11と、この基台11に立設された支持柱12と、この支持柱12から水平に伸びた支持アーム13と、を備えている。この支持アーム13は、その基端が支持柱12に対して水平面内で揺動可能に設けられている。
また、支持アーム13には、保持手段20を昇降する昇降手段15が設けられている。この昇降手段15は、ワイヤーやスリングなどの紐状部材15bを繰出し巻き取りを行うことができるウインチなどである。
<保持手段20の構造)
図2および図6に示すように、保持手段20は支持フレーム21を備えている。この支持フレーム21は、鋼製のパイプを曲げて略半円形(弧状)に形成された本体フレーム22を備えており、この本体フレーム22の両軸端間の中間に紐状部材15bの先端が連結されている。
図2および図6に示すように、本体フレーム22の両軸端間には、揺動フレーム23が設けられている。この揺動フレーム23は、その両端が本体フレーム22の両軸端にそれぞれ揺動可能に連結されている。
そして、揺動フレーム23の表面には、その両端間の中央部に本実施形態の機械式連結器具80が設けられている(図1参照)。具体的には、揺動フレーム23には、その表裏を貫通するように貫通孔23hが形成されており、この貫通孔23hと本実施形態の機械式連結器具80の挿入部81の貫通孔とが一致するように、本実施形態の機械式連結器具80が揺動フレーム23に設けられている(図2参照)。
なお、本実施形態の機械式連結器具80の挿入部81は、後述するように、ロールRの芯材に挿入される部分である。
以上のごとき構成であるので、揺動フレーム23を揺動させれば、機械式連結器具80が鉛直下方を向くように配置することができるので、立てて置かれているロールRの芯材に機械式連結器具80の挿入部81を挿入して固定することができる(図6のAの状態)。
この状態から、上述した昇降手段15によって保持手段20を持ち上げて、本体フレーム22に対して揺動フレーム23を揺動させれば、ロールRを、その軸が所望の角度になるように姿勢を調整することができる。例えば、ロールRの軸が水平になった状態となるように、ロールRの姿勢を調整することができる(図6のBの状態)。
また、昇降手段15の紐状部材15bの繰り出し巻き取りを調整すれば、所望の高さにロールRを配置することができる。
<機械式連結器具80の説明>
図1、図3、図4に示すように、本実施形態の機械式連結器具80は、ロールRの芯材に挿入される挿入部81と、挿入部81の内部に配置された軸部材82と、を備えている。
<挿入部81>
図1、図3、図4に示すように、挿入部81は、その先端と基端との間を貫通する貫通孔81hを有する筒状の部材である。言い換えれば、挿入部81は、その内部が中空空間になっており、その先端および基端に設けられた開口が中空空間と連通された構造を有しているのである。
この挿入部81は、揺動フレーム23の表面にその基端が連結されている。より詳しくは、挿入部81は、揺動フレーム23の貫通孔23hと貫通孔81hの基端側の開口が重なるように設けられている(図3、図4参照)。このため、揺動フレーム23の裏面から、揺動フレーム23の貫通孔23hと挿入部81の貫通孔81hと通して、挿入部81の先端側が見えるようになっている(図2参照)。このため、ロールRの中空孔を確認しながら挿入部81をロールRの中空孔に入れることができるので、挿入部81をロールRの中空孔に入れる作業がやりやすくなる。
この挿入部81の側面には、貫通孔81hと外部との間を連通する開口81wが形成されている。この開口81wは、後述する膨径部83の線状突起83pを挿入部81の側面から出没させるために形成されている。この開口81wから突出した線状突起83pがロールRの芯材に食い込むことによって、機械式連結器具80とロールRとを連結することができるようになっている。
<軸部材82>
挿入部81の貫通孔81hの内部には、軸部材82が設けられている。この軸部材82は、その先端が挿入部81の先端に形成された先端保持部81aに回転可能に保持されている。また、軸部材82の基端は、挿入部81の基端に形成された基端保持部81bに回転可能に保持されている。
なお、軸部材82の基端は揺動フレーム23に回転可能に保持されていてもよい。
また、先端保持部81aや基端保持部81bは、挿入部81の貫通孔81h全体を塞がないように設けられていればよい。例えば、挿入部81の貫通孔81hの一部だけを塞ぐように先端保持部81aや基端保持部81bが設けられていてもよい。また、図3および図4に示すように、先端保持部81aや基端保持部81bにその表裏を貫通する窓部wを形成してもよい。
この軸部材82は、その回転軸CL2が挿入部81の中心軸CLに対して挿入部81の開口81w側に偏心した位置に設置されている。このため、挿入部81の貫通孔81hの内部では、軸部材82に対して開口81wと反対側に(図3および図4では上方に)、軸部材82に対して開口81w側よりも広い空間(つまり断面積が大きい空間)が形成されている。この部分が特許請求の範囲にいう連通空間に相当する。
なお、挿入部81の貫通孔81hの一部だけを塞ぐように先端保持部81aや基端保持部81bを設ける場合には、この連通空間と対応する位置を塞がない(または塞ぐ領域を小さくする)ように設けられる(図3および図4参照)。また、先端保持部81aや基端保持部81bに窓部wを設ける場合には、この窓部wは、連通空間と対応する位置に配置される。すると、揺動フレーム23の裏面から挿入部81の先端側を見通すための空間が大きくなり、挿入部81の先端側を見通しやすくなる。
そして、軸部材82において開口81wと対応する位置には、膨径部83が設けられている。この膨径部83は、軸部材82の直径よりも直径が大きい略円筒状の部分である。この膨径部83は、その中心軸CL3が軸部材82の回転軸CL2に対して偏心した状態となるように設けられている(図5(A)参照)。
この膨径部83の外周面には、複数本の線状突起83pが設けられている。複数本の線状突起83pは、膨径部83の側面の周方向に沿って形成されている。より詳しくいえば、複数本の線状突起83pは、膨径部83の中心軸上に中心を有する環状となるように膨径部83の外面全周に形成されている。
<アーム部材84>
図1に示すように、軸部材82の基端には、アーム部材84の一端が連結されている。このアーム部材84は棒状または板状の部材である。したがって、このアーム部材84をその一端を支点として揺動させれば、軸部材82を回転させることができる。
<固定機構90>
図1および図2に示すように、揺動フレーム23には、アーム部材84を固定する固定機構90が設けられている。固定機構90は、揺動フレーム23に一端が連結されたブラケット92と、ブラケット92の下端に連結された固定板91が設けられている。この固定板91には、その上下を貫通しアーム部材84の一端が挿通される溝91hが形成されている。この溝91hは、アーム部材84の揺動方向に沿った案内溝aと、案内溝aの一端に設けられ案内溝aと連続する固定溝bとを備えている。この固定溝bは、アーム部材84を固定溝bに配置すると、アーム部材84が揺動できないようになっている。例えば、固定溝bは、案内溝aの軸方向と直交するように設けられている。
なお、図1では、固定溝bは、膨径部83の線状突起83pが開口81wから突出した状態となるようにアーム部材84を揺動させたときに、アーム部材84が位置する端部(図1では左端部)にのみ設けている。この場合、固定溝bにアーム部材84を係合させれば、人が力を加えていなくても、この線状突起83pを開口81wから突出させた状態、つまり、線状突起83pをロールRの芯材に食い込ませた状態に維持できる。しかし、固定溝bは、案内溝aの両端部に設けてもよいし、中間部にも設けてもよい。
<機械式連結器具80の作動> 機械式連結器具80は以上のような構成を有するので、挿入部81をロールRの芯材に挿入し、アーム部材84を揺動させれば、軸部材82を回転させることができる。すると、膨径部83の線状突起83pを挿入部81の開口81wから突出させることができるので(図4参照)、線状突起83pをロールRの芯材の内面に食い込ませることができる。すると、機械式連結器具80をロールRに連結することができる。その状態で、固定機構90によってアーム部材84の揺動を固定すれば、機械式連結器具80をロールRに連結した状態に維持することができる。
逆に、アーム部材84の揺動を解放し、アーム部材84を逆に揺動させれば、線状突起83pをロールRの芯材の内面から離脱させることができる。すると、機械式連結器具80からロールRを解放することができる。
そして、本実施形態の機械式連結器具80は、中空な挿入部81内に膨径部83を有する軸部材82を設けただけの簡単な構造としつつ、軸部材82の配置などを適切にすることによって、基端側から先端部を見通せる。つまり、本実施形態の機械式連結器具80は、装置の構造を簡素化しつつ、作業者の作業性や利便性を高くできる。しかも、本実施形態の機械式連結器具80は簡単な構造であるので、部品点数が少なくでき組立工数が少なくなるので、材料費が人件費などの製造コストも低減できるという利点も得られる。
<回転付勢機構95について> 本実施形態の機械式連結器具80では、ロールRの芯材に固定解放する際に、作業者がアーム部材84を揺動させている。しかし、一定の方向の揺動は、作業者が操作しなくても自動的に揺動するようにしてもよい。
例えば、図5(B)に示すように、軸部材82の基端部に、揺動レバー96を設けて、その先端と揺動フレーム23とをバネなどの付勢部材97によって連結した状態にしておく。そして、膨径部83の線状突起83pが挿入部81の開口81w内に収容された状態となるように、軸部材82が回転する力(図5(B)では軸部材82を時計回りに回転させる力)を軸部材82に加えるように付勢部材97を設けてもよい。すると、通常は線状突起83pが挿入部81の開口81w内に収容された状態に維持される。つまり、作業者がアーム部材84を操作しなくても、線状突起83pが挿入部81の開口81w内に収容された状態となるように維持される。すると、挿入部81をロールRに連結していないときに、線状突起83pが飛び出して周囲の物体に接触したりすることを防止できる。
<膨径部83について> 膨径部83の大きさや偏心状態はとくに限定されない。つまり、膨径部83において、軸部材82の回転軸CL2から最も離れた部分の外面までの距離R1(図5(A)参照)はとくに限定されない。軸部材82を回転させると、挿入部81の開口81wから出没させることができる程度の大きさに形成されていればよい。しかし、距離R1が軸部材82の回転軸CL2から挿入部81の開口81wまでの距離R2(言い換えれば挿入部81の外面まので距離、図3(A)参照)と同等以上となるように膨径部83が形成されていれば、線状突起83pを挿入部81の開口81wから確実に突出させることができる。
<線状突起83pについて>
複数本の線状突起83pは、必ずしも膨径部83の外面全周に設けられていなくてもよい。軸部材82を回転させると、挿入部81の開口81wから出没させることができるのであれば、複数本の線状突起83pは膨径部83の外面の一部に設けられていてもよい。
さらに、線状突起83pを設ける本数はとくに限定されず、1本でもよい。しかし、線状突起83pを多く設ければ、線状突起83pの突起の高さを高くしなくても、線状突起83pとロールRの芯材、つまり、機械式連結器具80とロールRとの連結力を大きくすることができる。
さらに、線状突起83pは互いに独立していてもよいし、らせん状に形成してもよい。
さらに、線状突起83pは、その基端側の面a(図3(A)参照)が挿入部81の軸方向と直交する面または挿入部81の基端側に向かって傾斜する面に形成されていることが望ましい。つまり、線状突起83pは、面aと挿入部81の軸方向とのなす角が、90度以下となるように形成されていることが望ましい。すると、線状突起83pがロールRの芯材に食い込んだ状態において、ロールRが挿入部81から抜けようとする際に、線状突起83pによる抵抗が大きくなるという利点が得られる。
なお、線状突起83pの先端側の面b(図3(A)参照)も挿入部81の基端側に向かって傾斜する面に形成されていることが望ましい。かかる形状とすれば、線状突起83pの先端が尖った状態になるので、ロールRの内面に線状突起83pを食い込ませやすくなる。
本発明の機械式連結器具は、中空な芯材を有するロールなどのように、中空な孔を有する物体と他の装置等と連結する器具として適している。
1 ロール保持装置
10 ベースフレーム
20 保持手段
21 支持フレーム
22 本体フレーム
23 揺動フレーム
80 機械式連結器具
81 挿入部
81h 貫通孔
81w 開口
81a 先端保持部
81b 先端保持部
w 窓部
82 軸部材
83 膨径部
83p 線状突起
84 アーム部材
90 固定機構
95 回転付勢機構
R ロール

Claims (1)

  1. 物体に設けられた中空な孔に挿入され、該物体に連結される連結器具であって、
    前記物体に設けられた中空な孔に挿入される、両端間に中空空間を有する筒状の挿入部と、
    該挿入部の中空空間内に回転可能に設けられた軸部材と、
    該軸部材の先端部を回転可能に保持する先端保持部と、
    前記軸部材の基端部を回転可能に保持する基端保持部と、を備えており、
    前記挿入部の側面には、
    該挿入部の中空空間と外部とを連通する開口が形成されており、
    前記軸部材は、
    その回転軸に対して偏心した膨径部が設けられており、
    該膨径部の側面には該膨径部の周方向に沿って線状突起が設けられており、
    その回転軸が前記挿入部の中心軸に対して前記挿入部の開口側に偏心した状態となり、前記膨径部が前記挿入部の開口と対応する位置に配設されており、
    前記挿入部は、
    先端面および基端面に、前記中空空間と外部との間を連通する開口がそれぞれ設けられており、
    前記挿入部の中心軸に対して前記軸部材が偏心している側と逆側には、前記中空空間における前記挿入部の中空空間の内面と前記軸部材との間に、前記基端面の開口と前記先端面の開口との間を連通する連通空間が設けられており、
    前記基端保持部および前記先端保持部には、
    前記挿入部の軸方向において、前記連通空間と対応する位置に、前記挿入部の基端から先端を見通せる窓部が設けられている
    ことを特徴とする機械式連結器具。
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