JP2006082932A - 巻取り装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 支持軸7の軸方向に所定の間隔をおいて支持される複数の芯管S1,S2同士の間で、支持軸7を回転自在に支持する中間支持具10を設けた。
【選択図】 図1
Description
この巻取り装置には、フレーム本体の幅方向に延びる主軸が設けられており、この主軸と平行に支持軸が設けられる。そして、支持軸は、主軸に軸方向両端部が回転自在に支持されるとともに回転駆動されるようになっている。
この巻取り装置を、例えば巻出しに用いた場合、支持軸には、紙がロール状に巻き取られた芯管(紙管)が支持される。そして、この支持軸には、通常、シート幅の広い紙(幅広の紙)が巻き取られた軸方向に長い紙管が、支持軸に1本支持される。
この巻取り装置において、シート幅が幅広の紙よりも非常に狭い、例えばシート幅が幅広の紙の半分程度の紙(幅狭の紙)を巻出す場合には、その幅狭の紙が巻き取られた軸方向長さが非常に短い紙管を支持軸に1本支持させることになる。これでは、装置の巻出し効率からみて好ましくない。
そこで、巻出し効率を向上させるために、複数の短紙管を、支持軸の軸方向に所定の間隔をおいて支持させ、幅狭の紙を複数同時に巻出すことが考えられる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、シート幅の狭い複数の長尺シート材を同時に巻取りまたは巻出すことができる巻取り装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の巻取り装置は、フレーム本体に軸方向両端部が回転自在に支持されて回転駆動される支持軸と、前記支持軸の軸方向に所定の間隔をおいて支持され、当該支持軸が回転駆動されることで複数の長尺シート材が同時に巻取るまたは巻出す複数の芯管と、前記複数の芯管同士の間で前記支持軸を回転自在に支持する中間支持具とを備えている。
本発明によれば、中間支持具が、芯管同士の間で支持軸を回転自在に支持するので、支持軸が軸方向両端部と併せて3点で支持されることになる。これによって、支持軸に撓みが発生するのを抑えることができる。従って、支持軸に振動が発生したり、塑性変形が生じたりするのを極力防止することができる。
この場合には、長尺シート材の巻取りや巻出しを妨げることなく、支持軸を回転自在に支持することができる。
本発明によれば、主軸とともに複数の支持軸を一体で回転させることができる。従って、一つの支持軸による巻取りまたは巻出しが終了してから、他の支持軸による巻取りまたは巻出しに切り替える作業を効率的に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる巻取り装置1を模式的に示している。なお、図1の前後方向を巻取り装置1の幅方向とし、図の手前側を左舷といい、図の後側を右舷という。また、図1において、見やすくするために図示を一部省略している。また、巻取り装置1は、長尺シート材の巻取りまたは巻出しに用いられるが、本実施形態では、長尺シート材の巻出しに用いた場合について説明する。
主軸3は、各サイドフレーム2bに設けられる旋回機構部6に支持されている。この旋回機構部6によって、主旋回腕4及び副旋回腕5が主軸3と一体で回転するようになっている。
2本の支持軸7は、右舷側の主旋回腕4(4R)に設けられる駆動機構部9によって、それぞれが個別に回転駆動させるようになっている。また、各支持軸7は、主旋回腕4にボス部Bを介して接続されており、このボス部Bによって、当該支持軸7が主旋回腕4に対して脱着可能になっている。
また、エアーシャフト7には、シャフト本体15の内部で軸方向に沿って設けられ、空気の給排によって膨張・収縮するエアーチューブ17と、シャフト本体15とエアーチューブ17との間で径方向に沿って介在され、エアーチューブ17の膨張・収縮によってシャフト本体15の外周面15aから出退する複数の押圧片18とが設けられている。
押圧片18は、シャフト本体15の挿通孔20の形状と合致する断面形状を有している。また、押圧片18のエアーチューブ17側の後端部18aは、エアーチューブ17の外面17aに沿うように円弧状に形成されており、押圧片18の紙管S側の先端部18bは、当該紙管Sの内周面Saに沿うように円弧状に形成されている。
軸受25は、例えば玉軸受で、内輪28と、外輪29と、内外輪間に配置される玉30とを有している。内輪28は、その内周面28aがシャフト本体15の外周面15aから突出する押圧片18によって押圧されている。これによって、軸受25がエアーシャフト7に支持された状態となっている。なお、軸受25は、押圧片18が配置されていないシャフト本体15の外周面15aに、直接外嵌されてもよい。
連結部27は、主軸3に外嵌された円筒部35と、円筒部35の外周面35aからエアーシャフト7側に延びてケーシング26のピン35に接続される連結部本体36とを有している。
まず、エアーシャフト7に紙Pが巻き取られた紙管S及び軸受25を支持させるには、空気給排装置を空気供給口19に接続し、エアーチューブ17内に空気を供給する。空気が供給されたエアーチューブ17が膨張し、押圧片18がシャフト本体15の径外方向に移動する。そして、押圧片18がシャフト本体15の外周面15aから突出し、紙管Sの内周面Sa及び内輪28の内周面28aを押圧する。このようにして、紙Pが巻き取られた紙管S及び軸受25がエアーシャフト7に支持された状態となる。
なお、紙Pが巻出されたエアーシャフト7を、フレーム本体2から取り外す場合には、上記の手順とは反対に、ケーシング26と軸受25を分離させ、エアーシャフト7をフレーム本体2から取り外す。そして、エアーチューブ17内の空気を排出して紙管S及び軸受25の支持を解除すればよい。
また、本実施形態の巻取り装置1は、主軸3とともに2本のエアーシャフト7を一体で回転させることができる。従って、1本のエアーシャフト7による巻出しが終了してから、他のエアーシャフト7による巻出しに切り替える作業を効率的に行うことができる。
例えば、エアーシャフト7には、紙管Sが3本以上支持されてもよい。また、複数の紙管Sは、同じシート幅の紙Pを巻取りまたは巻出しするべく、それぞれの軸方向長さが同じものを用いてもよい。また、主軸3を回転させない場合には、中間支持具10をボトムフレーム2aからエアーシャフト7に向かって延びるように設けてもよい。この場合には、紙Pの巻取りまたは巻出しを妨げることなく、エアーシャフト7を回転自在に支持することができる。
2 フレーム本体
2a ボトムフレーム
2b サイドフレーム
3 主軸
7 エアーシャフト(支持軸)
10 中間支持具
P 紙(長尺シート材)
S 紙管(芯管)
Claims (3)
- フレーム本体に軸方向両端部が回転自在に支持されて回転駆動される支持軸と、
前記支持軸の軸方向に所定の間隔をおいて支持され、当該支持軸が回転駆動されることで複数の長尺シート材を同時に巻取るまたは巻出す複数の芯管と、
前記複数の芯管同士の間で前記支持軸を回転自在に支持する中間支持具と、
を備えている巻取り装置。 - 前記フレーム本体が、前記支持軸の軸方向両端部を回転自在に支持する一対のサイドフレームと前記一対のサイドフレーム間に設けられるボトムフレームとから構成され、
前記中間支持具が、前記ボトムフレームから前記支持軸に向かって延びている請求項1に記載の巻取り装置。 - ボトムフレームの幅方向両端部に立設されるサイドフレームを有するフレーム本体と、
前記サイドフレームに軸方向両端部が回転自在に支持される主軸と、
前記主軸の軸方向両端部から径外方向に延びる複数対の旋回腕と、
前記各対の旋回腕に軸方向両端部が回転自在に支持されて回転駆動される複数の支持軸と、
前記支持軸の軸方向に所定の間隔をおいて支持され、当該支持軸が回転駆動されることで複数の長尺シート材が同時に巻取るまたは巻出す複数の芯管と、
前記主軸から前記複数の支持軸のそれぞれに向かって延び、前記複数の芯管同士の間で当該支持軸を回転自在に支持する中間支持具と、
を備えている巻取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004269968A JP2006082932A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 巻取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004269968A JP2006082932A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 巻取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006082932A true JP2006082932A (ja) | 2006-03-30 |
JP2006082932A5 JP2006082932A5 (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=36161757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004269968A Pending JP2006082932A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 巻取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006082932A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008239347A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Heidelberger Druckmas Ag | 転写箔ウェブ収容装置 |
-
2004
- 2004-09-16 JP JP2004269968A patent/JP2006082932A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008239347A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Heidelberger Druckmas Ag | 転写箔ウェブ収容装置 |
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