JP7216616B2 - 携帯可能電子装置、及びicカード - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、携帯可能電子装置、及びICカードに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)チップを内蔵したICカードなどの携帯可能電子装置が広く使用されている。従来の携帯可能電子装置では、例えば、クレジットカードとしてクレジット決済(信用取引決済)に使用する場合に、利用者にクレジット決済を許可するか否かを審査する与信審査の処理に時間を要する。そのため、従来の携帯可能電子装置では、クレジット決済を直ぐに使用できずに、利便性が低下する場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、利便性を向上させることができる携帯可能電子装置、及びICカードを提供することである。
実施形態の携帯可能電子装置は、第1価値情報記憶部と、第2価値情報記憶部と、取引処理部と、切替処理部とを持つ。第1価値情報記憶部は、予め入金された金額の残金に対応する第1価値情報を記憶する。第2価値情報記憶部は、信用取引決済で利用可能な第2価値情報を記憶する。取引処理部は、取引の金額に応じて、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を減算して決済を行う先払い決済処理を行う。切替処理部は、前記取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする。
以下、実施形態の携帯可能電子装置、及びICカードを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のICカード1、及びICカードシステム150の構成例を示す図である。
図1に示すように、ICカードシステム150は、ICカード1と、外部装置2と、上位サーバ9とを備える。
ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。
図1は、第1の実施形態のICカード1、及びICカードシステム150の構成例を示す図である。
図1に示すように、ICカードシステム150は、ICカード1と、外部装置2と、上位サーバ9とを備える。
ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。
ICカード1は、例えば、プラスチックのカード基材PT(カード本体の一例)に、ICモジュール10を実装して形成されている。すなわち、ICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材PTとを備える。また、ICカード1は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信可能である。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
ICカード1は、例えば、外部装置2が送信したコマンド(処理要求)を、コンタクト部3を介して電気的に受信し、受信したコマンドに応じた処理(コマンド処理)を実行する。そして、ICカード1は、コマンド処理の実行結果であるレスポンス(処理応答)を外部装置2にコンタクト部3を介して電気的に送信する。また、ICカード1は、取引の決済に利用され、例えば、プリペイド決済機能と、クレジット決済機能とを備えることが可能である。
ここで、プリペイド決済とは、例えば、ICカード1内に予め入金された金額から減額して決済する先払い決済である。また、クレジット決済(信用取引決済)とは、例えば、ICカード1をクレジットカードとして機能させて、クレジット(信用)による決済する後払い決済である。
外部装置2は、ICカード1と通信する装置であり、例えば、リーダライタ装置、又はリーダライタ装置を含む端末装置などである。また、外部装置2は、ネットワークNW1を介して、上位サーバ9と接続可能である。外部装置2は、例えば、ICカード1によるプリペイド決済、及びクレジット決済に対応可能なPOS(Point-Of-Sale)端末装置である。
上位サーバ9は、ネットワークNW1を介して、外部装置2と接続可能なサーバ装置である。上位サーバ9は、例えば、ICカード1を管理するICカード管理サーバの一例である。上位サーバ9は、ICカード1を管理するとともに、例えば、ICカード1をクレジットカードとして使用する際に必要な利用者の与信結果を、外部装置2に送信する。
ICモジュール10は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備え、例えば、テープ上にICモジュール10が複数配置されたCOT(Chip On Tape)などの形態で取引されるモジュールである。なお、テープから個片抜きして切り離した単体のICモジュール10をCOTという場合がある。
コンタクト部3は、ICカード1が動作するために必要な各種信号の端子を有している。ここで、各種信号の端子は、電源電圧、クロック信号、リセット信号などを外部装置2から供給を受ける端子、及び、外部装置2と通信するためのシリアルデ―タ入出力端子(SIO端子)を含む。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
次に、図2を参照して、本実施形態のICカード1のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。また、各構成は、内部バスBS1を介して接続されている。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8とを備えている。また、各構成は、内部バスBS1を介して接続されている。
UART4は、上述したSIO端子を介して、外部装置2とシリアルデータ通信を行う。UART4は、SIO端子を介して受信したシリアルデータ信号をパラレル変換したデータ(例えば、1バイトのデータ)を内部バスBS1に出力する。また、UART4は、内部バスBS1を介して取得したデータをシリアル変換して、SIO端子を介して外部装置2に出力する。UART4は、例えば、SIO端子を介してコマンドを外部装置2から受信する。また、UART4は、SIO端子を介してレスポンスを外部装置2に送信する。
CPU5は、ROM6又はEEPROM8に記憶されているプログラムを実行して、ICカード1の各種処理を行う。CPU5は、例えば、コンタクト部3を介して、UART4が受信したコマンドに応じたコマンド処理を実行する。
ROM6は、例えば、マスクROMなどの不揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を実行するためのプログラム、及びコマンドテーブルなどのデータを記憶する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
EEPROM8は、例えば、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。EEPROM8は、ICカード1が利用する各種データを記憶する。EEPROM8は、例えば、ICカード1を利用した各種サービス(アプリケーション)に使用される情報を記憶する。
次に、図3を参照して、本実施形態によるICカード1の機能構成例について説明する。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、通信部40と、制御部50と、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85とを備える。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、通信部40と、制御部50と、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85とを備える。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
通信部40は、例えば、UART4と、CPU5と、ROM6に記憶されているプログラムとにより実現され、コンタクト部3を介して、例えば、外部装置2との間でコマンド及びレスポンスの送受信を行う。すなわち、通信部40は、所定の処理を要求するコマンド(処理要求)を外部装置2から受信するとともに、コマンドに対するレスポンス(処理応答)を外部装置2に送信する。
管理情報記憶部81は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、データを記憶する各種ファイルを管理する管理情報(例えば、ディレクトリ情報)を記憶する。管理情報記憶部81は、例えば、プリペイド決済及びクレジット決済に関するデータファイルを有効又は無効にする設定を行うことで、プリペイド決済及びクレジット決済の機能を有効又は無効にすることが可能である。
取引履歴記憶部82は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、プリペイド決済及びクレジット決済などの取引の履歴情報を記憶する。ここで、図4を参照して、取引履歴記憶部82のデータ例について説明する。
図4は、本実施形態の取引履歴記憶部82のデータ例を示す図である。
図4に示すように、取引履歴記憶部82は、「取引日付」と、「取引時刻」と、「店舗名」と、「取引金額」と、「取引種別」とを対応付けて記憶する。ここで、「取引日付」及び「取引時刻」は、取引を行った日付及び時刻を示し、「店舗名」は、取引を行った店舗名を示している。また、「取引金額」は、取引の金額を示し、「取引種別」は、例えば、“プリペイド”、“クレジット”、“チャージ(入金)”などの取引決済の種類を示している。
図4に示すように、取引履歴記憶部82は、「取引日付」と、「取引時刻」と、「店舗名」と、「取引金額」と、「取引種別」とを対応付けて記憶する。ここで、「取引日付」及び「取引時刻」は、取引を行った日付及び時刻を示し、「店舗名」は、取引を行った店舗名を示している。また、「取引金額」は、取引の金額を示し、「取引種別」は、例えば、“プリペイド”、“クレジット”、“チャージ(入金)”などの取引決済の種類を示している。
図4に示す例では、「取引日付」が“2018/04/20”の「取引時刻」が“10:00:00”において、「店舗名」の“○○店”で「取引金額」“1000円”の取引が行われ、“プリペイド”によって決済処理されたことを示している。
このように、取引履歴記憶部82は、取引の日付及び時刻、取引金額などの取引情報を記憶する。
このように、取引履歴記憶部82は、取引の日付及び時刻、取引金額などの取引情報を記憶する。
図3の説明に戻り、プリペイド記憶部83(第1価値情報記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、予め入金された金額の残金に対応するプリペイド残額(第1価値情報)を記憶する。なお、プリペイド記憶部83は、プリペイド残額の代わりに、残金に対応するポイントを示し情報を記憶してもよい。
与信情報記憶部84は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部である。与信情報記憶部84は、例えば、クレジット決済のサービスを受けるための利用者の与信情報であり、契約時に申請書に記入する利用者の個人情報などを記憶する。与信情報は、利用者の信用を審査するための情報であり、例えば、利用者の氏名、住所、生年月日、年齢、性別、職業、年収、勤務先情報、連作先(電話番号)などの個人情報である。本実施形態では、与信情報記憶部84には、ICカード1を発行した際に、予め与信情報が記憶されているものとする。
クレジットポイント記憶部85(第2価値情報記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、クレジット決済で利用可能なクレジットポイント(第2価値情報)を記憶する。
なお、本実施形態では、発行当初にプリペイド決済機能が有効であり、クレジット決済機能が無効の状態であるため、管理情報記憶部81の設定情報により、与信情報記憶部84及びクレジットポイント記憶部85は、無効化されているものとする。ここでの無効化されているとは、EEPROM8内に記憶領域は確保されているものの、ICカード1の外部から利用不能に設定されている状態とする。
なお、本実施形態では、発行当初にプリペイド決済機能が有効であり、クレジット決済機能が無効の状態であるため、管理情報記憶部81の設定情報により、与信情報記憶部84及びクレジットポイント記憶部85は、無効化されているものとする。ここでの無効化されているとは、EEPROM8内に記憶領域は確保されているものの、ICカード1の外部から利用不能に設定されている状態とする。
制御部50は、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1を統括的に制御する。制御部50は、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54とを備える。
コマンド処理部51は、外部装置2からICカード1に送信されたコマンド(処理要求)に応じて、各種コマンドの処理(コマンド処理)を実行する。コマンド処理部51は、例えば、通信部40を介して外部装置2から受信したコマンドに応じて、コマンド処理を実行する。また、コマンド処理部51は、コマンド処理の結果であるレスポンスを、通信部40を介して外部装置2に送信する。
プリペイド決済処理部52(取引処理部の一例)は、プリペイド決済の処理を実行する。プリペイド決済処理部52は、例えば、コマンド処理部51が、プリペイド決済に関するコマンドを受信した場合に、プリペイド決済に関連するコマンドに応じた処理を実行し、処理結果をコマンド処理部51に出力する。プリペイド決済処理部52は、例えば、取引の金額に応じて、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を減算して決済を行う。
クレジット決済処理部53(取引処理部の一例)は、クレジット決済の処理を実行する。クレジット決済処理部53は、例えば、コマンド処理部51が、クレジット決済に関するコマンドを受信した場合に、クレジット決済に関連するコマンドに応じた処理を実行し、処理結果をコマンド処理部51に出力する。なお、ICカード1の発行当初は、利用者の与信審査が完了していないために、上述した管理情報記憶部81の設定により、クレジット決済処理部53の機能(クレジット決済の機能)が無効化されているものとする。
切替処理部54は、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させる。また、切替処理部54は、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
具体的に、切替処理部54は、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。なお、切替処理部54は、例えば、所定の条件を満たす場合として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額が、所定の値以下になった場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。また、切替処理部54は、上述した管理情報記憶部81の設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
例えば、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額の初期値が、“3000(円)”であり、所定の値を“1000”とする。この場合、切替処理部54は、プリペイド決済処理の取引によって、“2000”以上使用された場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。ここでの所定の値は、例えば、利用者の与信審査に要する期間よりも長い期間を確保するために必要と想定(予想)される、プリペイド決済処理の取引の金額値に基づいて設定される。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1及びICカードシステム150の動作について説明する。
図5は、本実施形態のICカード1の動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1のプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1は、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図5は、本実施形態のICカード1の動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1のプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1は、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図5に示すように、ICカード1は、まず、例えば、プリペイド決済によりプリペイド残額を更新する(ステップS101)。ICカード1のプリペイド決済処理部52は、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額から取引金額を減算した値を新しいプリペイド残額として、再びプリペイド記憶部83に記憶させる。
次に、ICカード1は、プリペイド決済の取引履歴を記憶する(ステップS102)。プリペイド決済処理部52は、図4に示すように、プリペイド決済した取引の取引履歴情報を取引履歴記憶部82に記憶させる。
次に、ICカード1の切替処理部54は、プリペイド残額が所定の値以下であるか否かを判定する(ステップS103)。切替処理部54は、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を読み出し、例えば、プリペイド残額が“1000”以下であるか否かを判定する。切替処理部54は、プリペイド残額が所定の値(“1000”)以下である場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。また、切替処理部54は、プリペイド残額が所定の値(“1000”)より大きい場合(ステップS103:NO)に、切替処理を終了する。
ステップS104において、切替処理部54は、与信審査結果がOKであるか否かを判定する。切替処理部54は、例えば、コマンド処理部51に与信審査結果要求を含むレスポンスを外部装置2に送信させて、外部装置2から与信審査結果を取得させる。切替処理部54は、コマンド処理部51を介して取得した与信審査結果がOKであるか否かを判定する。切替処理部54は、与信審査結果がOKである(利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した)場合(ステップS104:YES)に、処理をステップS105に進める。切替処理部54は、与信審査結果がNGである(利用者の与信審査が通過していないことを示す情報を取得した)場合(ステップS104:NO)に、切替処理を終了する。
ステップS105において、切替処理部54は、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する。切替処理部54は、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額をクレジットポイントに変換する。なお、切替処理部54は、プリペイド残額とクレジットポイントとを1:1(一対一)の変換比率で変換してもよいし、所定の変換比率によって、プリペイド残額をクレジットポイントに変換してもよい。
次に、切替処理部54は、変換したクレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させる(ステップS106)。
次に、切替処理部54は、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える(ステップS107)。切替処理部54は、管理情報記憶部81が記憶する設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。すなわち、切替処理部54は、管理情報記憶部81が記憶するクレジット決済に関連するファイルの設定情報を有効にするとともに、プリペイド決済に関連するファイルの設定情報を無効にする。切替処理部54は、ステップS107の処理後に、切替処理を終了する。
次に、切替処理部54は、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える(ステップS107)。切替処理部54は、管理情報記憶部81が記憶する設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。すなわち、切替処理部54は、管理情報記憶部81が記憶するクレジット決済に関連するファイルの設定情報を有効にするとともに、プリペイド決済に関連するファイルの設定情報を無効にする。切替処理部54は、ステップS107の処理後に、切替処理を終了する。
次に、図6を参照して、本実施形態のICカードシステム150の全体の動作について説明する。
図6は、本実施形態のICカードシステム150の動作の一例を示す図である。この図において、ICカードシステム150が、ICカード1のプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。
図6は、本実施形態のICカードシステム150の動作の一例を示す図である。この図において、ICカードシステム150が、ICカード1のプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。
図6に示すように、まず、ICカード1の発行時に、上位サーバ9が、与信審査を開始する(ステップS201)。
次に、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2は、プリペイド決済依頼をICカード1に送信する(ステップS202)。外部装置2は、プリペイド決済依頼をコマンドによりICカード1に送信する。
次に、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2は、プリペイド決済依頼をICカード1に送信する(ステップS202)。外部装置2は、プリペイド決済依頼をコマンドによりICカード1に送信する。
次に、ICカード1は、プリペイド決済処理を実行する(ステップS203)。ここでは、ICカード1の切替処理部54によって、所定の条件を満たす場合として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額が、所定の値以下になった場合の例を説明する。
次に、ICカード1は、与信審査結果要求を含むレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS204)。
次に、ICカード1は、与信審査結果要求を含むレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS204)。
次に、外部装置2は、与信審査結果要求を上位サーバ9に送信する(ステップS205)。すなわち、外部装置2は、ネットワークNW1を介して、上位サーバ9に与信審査結果要求を送信する。
次に、上位サーバ9は、与信審査結果要求に応じて、与信審査結果を外部装置2に送信する(ステップS206)。なお、ここでは、与信審査結果は、OKである(利用者の与信審査が通過している)ものとして説明する。
次に、外部装置2は、与信審査結果をコマンドによりICカード1に送信する(ステップS207)。
次に、ICカード1は、クレジットへの切替処理を実行する(ステップS208)。すなわち、ICカード1の切替処理部54は、上述した図5に示すステップS105からステップS107の処理を実行して、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
次に、ICカード1は、クレジットへの切替処理を実行する(ステップS208)。すなわち、ICカード1の切替処理部54は、上述した図5に示すステップS105からステップS107の処理を実行して、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
次に、ICカード1は、切替完了を示すレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS209)。
これにより、ICカード1は、クレジット決済処理の機能が有効になり、次回の取引からクレジット決済の利用が可能になる。
これにより、ICカード1は、クレジット決済処理の機能が有効になり、次回の取引からクレジット決済の利用が可能になる。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1(携帯可能電子装置)は、プリペイド記憶部83(第1価値情報記憶部)と、クレジットポイント記憶部85(第2価値情報記憶部)と、プリペイド決済処理部52(取引処理部)と、切替処理部54とを備える。プリペイド記憶部83は、予め入金された金額の残金に対応するプリペイド残額(第1価値情報)を記憶する。クレジットポイント記憶部85は、クレジット決済で利用可能なクレジットポイント(第2価値情報)を記憶する。プリペイド決済処理部52は、取引の金額に応じて、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を減算して決済を行うプリペイド決済処理(先払い決済処理)を行う。切替処理部54は、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させる。そして、切替処理部54は、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1は、例えば、利用者の与信審査が完了する前に、プリペイドカードとして利用可能である。また、本実施形態によるICカード1は、例えば、与信審査が完了したことが想定される所定の条件を満たす場合に、プリペイドカードからクレジットカードに切り替えられ、クレジット決済が可能になる。そのため、本実施形態によるICカード1は、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能になり、利便性を向上させることができる。
また、一般に、クレジットカードは、プリペイドカードよりも広い範囲で使用可能である。本実施形態によるICカード1は、プリペイドカードとして使用している間に、自動的に、クレジットカードに切り替わるため、決済処理に使用できる範囲が広がり、さらに利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、切替処理部54は、所定の条件を満たす場合として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額が、所定の値以下になった場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1は、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、クレジットカードに切り替えることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、クレジットカードに切り替えることができる。
また、本実施形態では、切替処理部54は、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1は、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、利用者の与信審査が通過したことを確認した上で、プリペイドカードからクレジットカードに適切に切り替えることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、利用者の与信審査が通過したことを確認した上で、プリペイドカードからクレジットカードに適切に切り替えることができる。
また、本実施形態によるICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材(PTカード本体)とを備える。そして、本実施形態によるICモジュール10は、上述したプリペイド記憶部83と、クレジットポイント記憶部85と、プリペイド決済処理部52と、切替処理部54とを備える。
これにより、本実施形態によるICモジュール10は、上述したICカード1と同様の効果を奏し、与信審査の処理の期間を有効に利用することができるため、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICモジュール10は、上述したICカード1と同様の効果を奏し、与信審査の処理の期間を有効に利用することができるため、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によるICカードシステム150は、上述したICカード1と、外部装置2と、上位サーバ9とを備える。外部装置2は、上位サーバ9から取得した与信審査結果をICカード1に送信する。ICカード1は、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカードシステム150は、上述したICカード1と同様の効果を奏し、与信審査の処理の期間を有効に利用することができるため、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカードシステム150は、上述したICカード1と同様の効果を奏し、与信審査の処理の期間を有効に利用することができるため、利便性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるICカード1aについて説明する。
上述した第1の実施形態では、発行時に与信審査が開始され、予め与信情報がICカード1に記憶されている例を説明したが、本実施形態では、ICカード1aに後から与信情報を記憶させるとともに、与信審査が開始される場合の一例について説明する。
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるICカード1aについて説明する。
上述した第1の実施形態では、発行時に与信審査が開始され、予め与信情報がICカード1に記憶されている例を説明したが、本実施形態では、ICカード1aに後から与信情報を記憶させるとともに、与信審査が開始される場合の一例について説明する。
図7は、本実施形態のICカード1aの機能構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態のICカード1aの外観、及びICカードシステム150の構成例と、本実施形態のICカード1aのハードウェア構成例とは、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるためここではその説明を省略する。
図7に示すように、ICカード1aは、通信部40と、制御部50aと、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85とを備える。
ここで、図7に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
ここで、図7に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
制御部50aは、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1aを統括的に制御する。制御部50aは、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54aとを備える。
切替処理部54aは、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、コマンド処理部51に、外部装置2から与信情報を取得させ、取得した与信情報を与信情報記憶部84に記憶させる。そして、切替処理部54aは、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させる。また、切替処理部54aは、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
また、切替処理部54aは、次回の取引の決済処理の際に、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得したか否かを判定する。切替処理部54aは、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、例えば、管理情報記憶部81に、利用者の与信審査が通過したことを示す設定情報を記憶させる。
なお、本実施形態によるコマンド処理部51は、クレジット決済に関するコマンドを受信した場合に、管理情報記憶部81の設定情報を確認し、利用者の与信審査が通過している場合に、クレジット決済処理部53に、クレジット決済処理を実行させる。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1a及びICカードシステム150の動作について説明する。
図8は、本実施形態のICカード1aの動作の一例を示す第1のフローチャートである。この図において、ICカード1aのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1aは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図8は、本実施形態のICカード1aの動作の一例を示す第1のフローチャートである。この図において、ICカード1aのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1aは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図8において、ステップS301からステップS303までの処理は、上述した図5に示すステップS101からステップS103までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS304において、ICカード1aは、与信情報を取得して記憶する。ICカード1aの切替処理部54aは、コマンド処理部51に、外部装置2から与信情報を取得させ、取得した与信情報を与信情報記憶部84に記憶させる。
ステップS304において、ICカード1aは、与信情報を取得して記憶する。ICカード1aの切替処理部54aは、コマンド処理部51に、外部装置2から与信情報を取得させ、取得した与信情報を与信情報記憶部84に記憶させる。
続く、ステップS305からステップS307までの処理は、上述した図5に示すステップS105からステップS107までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
また、図9は、本実施形態のICカード1aの動作の一例を示す第2のフローチャートである。この図において、上述した図8に示す切替処理を実行した後に、取引処理を実行する場合(次回の取引による決済処理を行う場合)について説明する。
図9に示すように、ICカード1aは、まず、与信審査結果がOKであるか否かを判定する(ステップS310)。ICカード1aの切替処理部54aは、例えば、コマンド処理部51に与信審査結果要求を含むレスポンスを外部装置2に送信させて、外部装置2から与信審査結果を取得させる。切替処理部54aは、コマンド処理部51を介して取得した与信審査結果がOKであるか否かを判定する。切替処理部54aは、与信審査結果がOKである(利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した)場合(ステップS310:YES)に、処理をステップS311に進める。切替処理部54aは、与信審査結果がNGである(利用者の与信審査が通過していないことを示す情報を取得した)場合(ステップS310:NO)に、切替処理を終了する。
ステップS311において、ICカード1aは、クレジット決済処理を実行する。ICカード1aのクレジット決済処理部53は、取引に対応したクレジット決済処理を実行する。また、切替処理部54aは、管理情報記憶部81に、利用者の与信審査が通過したことを示す設定情報を記憶させる。
次に、クレジット決済処理部53は、クレジット決済の取引履歴を取引履歴記憶部82に記憶させる(ステップS312)。ステップS312の処理後に、クレジット決済処理部53は、処理を終了する。
なお、利用者の与信審査が通過していないことを示す情報を取得した2回目以降の処理において、コマンド処理部51は、クレジット決済に関するコマンドに応じて、管理情報記憶部81の設定情報を確認し、利用者の与信審査が通過している場合に、クレジット決済処理部53に、クレジット決済処理を実行させる。
次に、図10を参照して、本実施形態のICカードシステム150の全体の動作について説明する。
図10は、本実施形態のICカードシステム150の動作の一例を示す図である。この図において、ICカードシステム150が、ICカード1aのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。
図10は、本実施形態のICカードシステム150の動作の一例を示す図である。この図において、ICカードシステム150が、ICカード1aのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。
図10に示すように、まず、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2は、プリペイド決済依頼をICカード1aに送信する(ステップS401)。外部装置2は、プリペイド決済依頼をコマンドによりICカード1aに送信する。
次に、ICカード1aは、プリペイド決済処理を実行する(ステップS402)。ここでは、ICカード1aの切替処理部54aによって、所定の条件を満たす場合として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額が、所定の値以下になった場合の例を説明する。
次に、ICカード1aは、与信情報要求を含むレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS403)。
次に、ICカード1aは、与信情報要求を含むレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS403)。
次に、外部装置2は、与信情報を取得する(ステップS404)。外部装置2は、例えば、利用者に与信情報を入力させて、与信情報を取得する。
次に、外部装置2は、与信情報を上位サーバ9に送信する(ステップS405)。すなわち、外部装置2は、ネットワークNW1を介して、上位サーバ9に与信情報を送信する。
次に、上位サーバ9は、与信情報に応じて、与信審査を開始する(ステップS406)。
次に、外部装置2は、与信情報を上位サーバ9に送信する(ステップS405)。すなわち、外部装置2は、ネットワークNW1を介して、上位サーバ9に与信情報を送信する。
次に、上位サーバ9は、与信情報に応じて、与信審査を開始する(ステップS406)。
次に、外部装置2は、与信情報をコマンドによりICカード1aに送信する(ステップS407)。
次に、ICカード1aは、与信情報を記憶する(ステップS408)。ICカード1aの切替処理部54aは、取得した与信情報を与信情報記憶部84に記憶させる。
次に、ICカード1aは、与信情報を記憶する(ステップS408)。ICカード1aの切替処理部54aは、取得した与信情報を与信情報記憶部84に記憶させる。
次に、ICカード1aは、クレジットへの切替処理を実行する(ステップS409)。すなわち、切替処理部54aは、上述した図8に示すステップS305からステップS307の処理を実行して、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
次に、ICカード1aは、切替完了を示すレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS410)。
次に、ICカード1aは、切替完了を示すレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS410)。
次回の取引において、外部装置2は、クレジット決済依頼をICカード1aに送信する(ステップS411)。外部装置2は、クレジット決済依頼をコマンドによりICカード1aに送信する。
次に、ICカード1aは、与信審査結果要求を含むレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS412)。
次に、ICカード1aは、与信審査結果要求を含むレスポンスを外部装置2に送信する(ステップS412)。
次に、外部装置2は、与信審査結果要求を上位サーバ9に送信する(ステップS413)。すなわち、外部装置2は、ネットワークNW1を介して、上位サーバ9に与信審査結果要求を送信する。
次に、上位サーバ9は、与信審査結果要求に応じて、与信審査結果を外部装置2に送信する(ステップS414)。なお、ここでは、与信審査結果は、OKである(利用者の与信審査が通過している)ものとして説明する。
次に、外部装置2は、与信審査結果をコマンドによりICカード1aに送信する(ステップS415)。
次に、ICカード1aは、クレジット決済処理を実行する(ステップS416)。
次に、ICカード1aは、クレジット決済処理が実行結果を含むレスポンスを外部装置2の送信する(ステップS417)。
次に、ICカード1aは、クレジット決済処理を実行する(ステップS416)。
次に、ICカード1aは、クレジット決済処理が実行結果を含むレスポンスを外部装置2の送信する(ステップS417)。
なお、既に利用者の与信審査が通過している3回目以降の取引において、ICカード1aは、上述したステップS412の与信審査結果要求を含むレスポンスの送信を実行せずに、上述したステップS416のクレジット決済処理を実行する。すなわち、既に利用者の与信審査が通過している3回目以降の取引において、上述したステップS412からステップS415までの処理が実行されない。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1aは、プリペイド記憶部83(第1価値情報記憶部)と、クレジットポイント記憶部85(第2価値情報記憶部)と、プリペイド決済処理部52(取引処理部)と、切替処理部54aとを備える。切替処理部54aは、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させる。そして、切替処理部54aは、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能であるため、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏し、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能であるため、上述した第1の実施形態と同様の効果を奏し、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、切替処理部54aは、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、コマンド処理部51に、外部装置2から与信情報を取得させ、取得した与信情報を与信情報記憶部84に記憶させる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、与信情報を保持していないプリペイドカードを、クレジットカードに適切に切り替えることができるため、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、与信情報を保持していないプリペイドカードを、クレジットカードに適切に切り替えることができるため、利便性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、図面を参照して、第3の実施形態によるICカード1bについて説明する。
本実施形態では、所定の条件として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額の代わりに、取引回数を用いる変形例について説明する。
次に、図面を参照して、第3の実施形態によるICカード1bについて説明する。
本実施形態では、所定の条件として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額の代わりに、取引回数を用いる変形例について説明する。
図11は、本実施形態のICカード1bの機能構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態のICカード1bの外観、及びICカードシステム150の構成例と、本実施形態のICカード1bのハードウェア構成例とは、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるためここではその説明を省略する。
図11に示すように、ICカード1bは、通信部40と、制御部50bと、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85と、取引回数記憶部86とを備える。
ここで、図11に示されるICカード1bの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
ここで、図11に示されるICカード1bの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
取引回数記憶部86は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、プリペイド決済による取引回数を記憶する。取引回数記憶部86は、例えば、プリペイド決済処理部52によって、プリペイド決済処理が実行されるごとに、“1”が加算されて更新される。
制御部50bは、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1bを統括的に制御する。制御部50bは、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54bとを備える。
切替処理部54bは、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。切替処理部54bの基本的な機能は、第1の実施形態の切替処理部54と同様である。切替処理部54bは、例えば、所定の条件を満たす場合として、プリペイド決済処理による取引回数が、所定の回数に達した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。また、切替処理部54bは、上述した管理情報記憶部81の設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
例えば、切替処理部54bは、プリペイド決済処理の取引が、10回以上行われた場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。具体的に、切替処理部54bは、取引回数記憶部86から取引回数を読み出して、当該取引回数が10回に達しているか否かを判定する。ここでの所定の回数(10回)は、例えば、利用者の与信審査に要する期間よりも長い期間を確保するために必要と想定(予想)される、プリペイド決済処理の取引回数値である。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1bの動作について説明する。
図12は、本実施形態のICカード1bの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1bのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1bは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図12は、本実施形態のICカード1bの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1bのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1bは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図12において、ステップS501及びステップS502の処理は、上述した図5に示すステップS101及びステップS102の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS503において、ICカード1bの切替処理部54bは、取引回数が所定の回数に達したか否かを判定する。切替処理部54bは、取引回数記憶部86が記憶する取引回数を読み出し、例えば、取引回数が10回以上であるか否かを判定する。切替処理部54bは、取引回数が所定の回数(10回)に達した場合(ステップS503:YES)に、処理をステップS504に進める。また、切替処理部54bは、取引回数が所定の回数(10回)未満である場合(ステップS503:NO)に、切替処理を終了する。
続く、ステップS504からステップS507までの処理は、上述した図5に示すステップS104からステップS107までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
なお、本実施形態の上述した例では、ICカード1bは、取引回数記憶部86を備え、切替処理部54bは、取引回数記憶部86が記憶する取引回数を取得する例を説明したが、これに限定されずに、取引履歴記憶部82が記憶する取引履歴に基づいて、取引回数を算出するようにしてもよい。
なお、本実施形態の上述した例では、ICカード1bは、取引回数記憶部86を備え、切替処理部54bは、取引回数記憶部86が記憶する取引回数を取得する例を説明したが、これに限定されずに、取引履歴記憶部82が記憶する取引履歴に基づいて、取引回数を算出するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1bでは、切替処理部54bは、所定の条件を満たす場合として、プリペイド決済処理による取引回数が、所定の回数に達した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1bは、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、クレジットカードに切り替えることができる。よって、本実施形態によるICカード1bは、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能になり、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1bは、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、クレジットカードに切り替えることができる。よって、本実施形態によるICカード1bは、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能になり、利便性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
次に、図面を参照して、第4の実施形態によるICカード1cについて説明する。
本実施形態では、所定の条件として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額の代わりに、経過時間を用いる変形例について説明する。
次に、図面を参照して、第4の実施形態によるICカード1cについて説明する。
本実施形態では、所定の条件として、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額の代わりに、経過時間を用いる変形例について説明する。
図13は、本実施形態のICカード1cの機能構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態のICカード1cの外観、及びICカードシステム150の構成例と、本実施形態のICカード1cのハードウェア構成例とは、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるためここではその説明を省略する。
図13に示すように、ICカード1cは、通信部40と、制御部50cと、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85と、開始時刻記憶部87とを備える。
ここで、図13に示されるICカード1cの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
ここで、図13に示されるICカード1cの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
開始時刻記憶部87は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、基準となる基準時刻を示す開始時刻を記憶する。開始時刻記憶部87は、開始時刻として、例えば、与信審査を開始した時刻を示す情報、又は最初にプリペイド決済による取引が実行された時刻を示す情報を記憶する。なお、開始時刻には、日付情報が含まれてもよい。また、与信審査を開始した開始時刻は、例えば、ICカード1cを発行した時刻情報(日付情報を含む)である。開始時刻が最初にプリペイド決済による取引が実行された時刻を示す情報である場合には、開始時刻記憶部87は、例えば、プリペイド決済処理部52によって、プリペイド決済処理が最初に実行された取引情報に含まれる取引時刻情報が記憶される。
制御部50cは、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1cを統括的に制御する。制御部50cは、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54cとを備える。
切替処理部54cは、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。切替処理部54cの基本的な機能は、第1の実施形態の切替処理部54と同様である。切替処理部54cは、例えば、所定の条件を満たす場合として、基準となる基準時刻(開始時刻)から所定の時間以上が経過した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。また、切替処理部54cは、上述した管理情報記憶部81の設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
例えば、切替処理部54cは、プリペイド決済処理の際の取引時刻が、開始時刻記憶部87が記憶する開始時刻から所定の時間(例えば、2時間など)以上経過している場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。具体的に、切替処理部54cは、開始時刻記憶部87から開始時刻を読み出して、現在のプリペイド決済処理の際の取引時刻から読み出した開始時刻を減算した値が、2時間以上であるか否かを判定する。ここでの所定の時間(2時間)は、例えば、利用者の与信審査に要する期間よりも長い期間に相当する時間である。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1cの動作について説明する。
図14は、本実施形態のICカード1cの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1cのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1cは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図14は、本実施形態のICカード1cの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1cのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1cは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図14において、ステップS601及びステップS602の処理は、上述した図5に示すステップS101及びステップS102の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS603において、ICカード1cの切替処理部54cは、開始時刻から所定の時間以上経過したか否かを判定する。切替処理部54cは、開始時刻記憶部87が記憶する開始時刻を読み出し、例えば、現在の時刻が開始時刻から2時間以上経過しているか否かを判定する。なお、切替処理部54cは、現在の時刻を、今回のプリペイド決済の取引時刻として取得する。切替処理部54cは、開始時刻から所定の時間(2時間)以上経過している場合(ステップS603:YES)に、処理をステップS604に進める。また、切替処理部54cは、開始時刻から所定の時間(2時間)以上経過していない場合(ステップS603:NO)に、切替処理を終了する。
続く、ステップS604からステップS607までの処理は、上述した図5に示すステップS104からステップS107までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1cでは、切替処理部54cは、所定の条件を満たす場合として、基準となる基準時刻(開始時刻)から所定の時間以上が経過した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1cは、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、クレジットカードに切り替えることができる。よって、本実施形態によるICカード1cは、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能になり、利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1cは、プリペイド決済処理の機能を使用している間に、クレジットカードに切り替えることができる。よって、本実施形態によるICカード1cは、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能になり、利便性を向上させることができる。
なお、上述した本実施形態では、現在の時刻に、プリペイド決済の取引時刻を利用する例を説明したが、これに限定されるものではなく、ICカード1cが電池及び時計機能を備える場合には、切替処理部54cは、時計機能を利用して現在の時刻を取得してもよい。
(第5の実施形態)
次に、図面を参照して、第5の実施形態によるICカード1dについて説明する。
本実施形態では、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える際に、プリペイド残額が負の値である場合に、負の値の分をクレジット決済にて処理する変形例について説明する。
次に、図面を参照して、第5の実施形態によるICカード1dについて説明する。
本実施形態では、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える際に、プリペイド残額が負の値である場合に、負の値の分をクレジット決済にて処理する変形例について説明する。
図15は、本実施形態のICカード1dの機能構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態のICカード1dの外観、及びICカードシステム150の構成例と、本実施形態のICカード1dのハードウェア構成例とは、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるためここではその説明を省略する。
図15に示すように、ICカード1dは、通信部40と、制御部50dと、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85とを備える。
ここで、図15に示されるICカード1dの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
ここで、図15に示されるICカード1dの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
制御部50dは、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1dを統括的に制御する。制御部50dは、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54dとを備える。
切替処理部54dは、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。切替処理部54dの基本的な機能は、第1の実施形態の切替処理部54と同様である。
切替処理部54dは、例えば、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する際に、プリペイド残額が、負の値であった場合に、負の値に対応する金額をクレジット決済処理により決済処理させる。切替処理部54dは、例えば、プリペイド記憶部83からプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額が負の値(プリペイド残額<0)であるか否かを判定する。切替処理部54dは、プリペイド残額が負の値(プリペイド残額<0)である場合に、クレジット決済処理部53に負の値に対応する金額をクレジット決済処理させる。
切替処理部54dは、例えば、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する際に、プリペイド残額が、負の値であった場合に、負の値に対応する金額をクレジット決済処理により決済処理させる。切替処理部54dは、例えば、プリペイド記憶部83からプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額が負の値(プリペイド残額<0)であるか否かを判定する。切替処理部54dは、プリペイド残額が負の値(プリペイド残額<0)である場合に、クレジット決済処理部53に負の値に対応する金額をクレジット決済処理させる。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1dの動作について説明する。
図16は、本実施形態のICカード1dの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1dのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1dは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図16は、本実施形態のICカード1dの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1dのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1dは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図16において、ステップS701及びステップS704の処理は、上述した図5に示すステップS101及びステップS104の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS705において、ICカード1dの切替処理部54dは、プリペイド残額が負の値であるか否かを判定する。切替処理部54dは、プリペイド記憶部83からプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額が負の値であるか否かを判定する。切替処理部54dは、プリペイド残額が負の値である場合(ステップS705:YES)に、処理をステップS706に進める。また、切替処理部54dは、プリペイド残額が負の値でない場合(ステップS705:NO)に、処理をステップS707に進める。
ステップS706において、切替処理部54dは、負の値に対応する金額をクレジット決済処理する。すなわち、切替処理部54dは、クレジット決済処理部53に負の値に対応する金額をクレジット決済処理させる。ステップS706の処理後に、処理をステップS709に進める。
また、ステップS707からステップS709までの処理は、上述した図5に示すステップS105からステップS107までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1dでは、切替処理部54dは、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する際に、プリペイド残額が、負の値であった場合に、負の値に対応する金額をクレジット決済処理により決済処理させる。
これにより、本実施形態によるICカード1dは、プリペイド決済処理の負債額を、クレジット決済に振り替えることができる。よって、本実施形態によるICカード1dは、利便性をさらに向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1dは、プリペイド決済処理の負債額を、クレジット決済に振り替えることができる。よって、本実施形態によるICカード1dは、利便性をさらに向上させることができる。
なお、上述した本実施形態では、プリペイド残額が負の値である場合に、クレジット決済に振り替える例を説明したが、クレジット決済に切り替わることを前提に、プリペイド残額の最初の入金を行わずに、クレジット決済に切り替わるまでにプリペイド決済で使用した全金額を、クレジット決済に振り替えるようにしてもよい。この場合、切替処理部54dは、プリペイド決済で使用した全金額を、取引履歴記憶部82が記憶する取引の履歴情報から算出してもよいし、取引の全金額を記憶する取引金額記憶部を設け、取引金額記憶部から取得するようにしてもよい。すなわち、切替処理部54dは、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する際に、未使用時に設定されたプリペイド残額の初期値に対応する金額をクレジット決済処理により決済処理させる。
これにより、本実施形態によるICカード1dでは、利用者は、プリペイド金額を予め支払う必要がないため、利便性をさらに向上させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1dでは、利用者は、プリペイド金額を予め支払う必要がないため、利便性をさらに向上させることができる。
また、この場合、切替処理部54dは、プリペイド決済で使用した全金額を、取引履歴記憶部82が記憶する取引の履歴情報から算出してもよいし、取引の全金額を記憶する取引金額記憶部を設け、取引金額記憶部から取得するようにしてもよい。
(第6の実施形態)
次に、図面を参照して、第6の実施形態によるICカード1eについて説明する。
本実施形態では、上述したプリペイド記憶部83とクレジットポイント記憶部85とを共通の記憶部(記憶領域)として構成する場合の変形例について説明する。
次に、図面を参照して、第6の実施形態によるICカード1eについて説明する。
本実施形態では、上述したプリペイド記憶部83とクレジットポイント記憶部85とを共通の記憶部(記憶領域)として構成する場合の変形例について説明する。
図17は、本実施形態のICカード1eの機能構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態のICカード1eの外観、及びICカードシステム150の構成例と、本実施形態のICカード1eのハードウェア構成例とは、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるためここではその説明を省略する。
図17に示すように、ICカード1eは、通信部40と、制御部50eと、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、価値情報記憶部83aと、与信情報記憶部84とを備える。
ここで、図17に示されるICカード1eの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
ここで、図17に示されるICカード1eの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
価値情報記憶部83a(第1価値情報記憶部の一例)は、例えば、EEPROM8により構成された記憶部であり、予め入金された金額の残金に対応するプリペイド残額(第1価値情報)を記憶する。また、ICカード1eの決済機能が、プリペイド決済からクレジット決済に切り替わった後に、価値情報記憶部83aは、クレジットポイント(第2価値情報)を記憶する。
このように、本実施形態では、第1の実施形態のプリペイド記憶部83とクレジットポイント記憶部85とが共通の記憶部として構成される。
このように、本実施形態では、第1の実施形態のプリペイド記憶部83とクレジットポイント記憶部85とが共通の記憶部として構成される。
制御部50eは、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1eを統括的に制御する。制御部50eは、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54eとを備える。
切替処理部54eは、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。切替処理部54eの基本的な機能は、第1の実施形態の切替処理部54と同様である。
また、切替処理部54eは、プリペイド記憶部83としての価値情報記憶部83aが記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85としての価値情報記憶部83aに記憶させる。
また、切替処理部54eは、プリペイド記憶部83としての価値情報記憶部83aが記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85としての価値情報記憶部83aに記憶させる。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1eの動作について説明する。
図18は、本実施形態のICカード1eの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1eのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1eは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図18は、本実施形態のICカード1eの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1eのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への切り替え処理について説明する。ICカード1eは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図18において、ステップS801からステップS804までの処理は、上述した図5に示すステップS101からステップS104までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS805において、切替処理部54eは、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する。切替処理部54eは、価値情報記憶部83aが記憶するプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額をクレジットポイントに変換する。
次に、切替処理部54eは、変換したクレジットポイントを価値情報記憶部83aに記憶させる(ステップS806)。
続く、ステップS807の処理は、上述した図5に示すステップS107の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、切替処理部54eは、変換したクレジットポイントを価値情報記憶部83aに記憶させる(ステップS806)。
続く、ステップS807の処理は、上述した図5に示すステップS107の処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1eでは、プリペイド記憶部83とクレジットポイント記憶部85とが共通の記憶部として構成されている。切替処理部54eは、プリペイド記憶部83としての価値情報記憶部83aが記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85としての価値情報記憶部83aに記憶させる。
これにより、本実施形態によるICカード1eは、記憶領域を節約しつつ、与信審査の処理の期間を有効に利用することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1eは、記憶領域を節約しつつ、与信審査の処理の期間を有効に利用することができる。
(第7の実施形態)
次に、図面を参照して、第7の実施形態によるICカード1fについて説明する。
本実施形態では、上述した第1の実施形態に、プリペイド決済からクレジット決済に切り替えを保留する機能と、クレジット決済に切り替え後に、再びプリペイド決済に切り替える、あるいは、プリペイド決済に切り替え後に、再びクレジット決済に切り替える機能とを追加した場合の変形例について説明する。
次に、図面を参照して、第7の実施形態によるICカード1fについて説明する。
本実施形態では、上述した第1の実施形態に、プリペイド決済からクレジット決済に切り替えを保留する機能と、クレジット決済に切り替え後に、再びプリペイド決済に切り替える、あるいは、プリペイド決済に切り替え後に、再びクレジット決済に切り替える機能とを追加した場合の変形例について説明する。
図19は、本実施形態のICカード1fの機能構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態のICカード1fの外観、及びICカードシステム150の構成例と、本実施形態のICカード1fのハードウェア構成例とは、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるためここではその説明を省略する。
図19に示すように、ICカード1fは、通信部40と、制御部50fと、管理情報記憶部81と、取引履歴記憶部82と、プリペイド記憶部83と、与信情報記憶部84と、クレジットポイント記憶部85と、切替情報記憶部88とを備える。
ここで、図19に示されるICカード1fの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
ここで、図19に示されるICカード1fの各部は、図2に示されるハードウェアを用いて実現される。また、この図において、図3に示す構成と同一に構成については、同一の符号を付与してその説明を省略する。
切替情報記憶部88は、例えば、RAM7又はEEPROM8により構成された記憶部であり、プリペイド決済とクレジット決済との切り換えに関する情報を記憶する。切替情報記憶部88は、例えば、クレジット切替許可フラグ、現在の機能中の決済の種類を示す決済種別情報、クレジット決済からプリペイド決済への切り替えを指示するプリペイド切替フラグ、及びプリペイド決済からクレジット決済への切り替えを指示するクレジット切替フラグを記憶する。
制御部50fは、例えば、CPU5と、RAM7と、ROM6又はEEPROM8とにより実現され、ICカード1fを統括的に制御する。制御部50fは、コマンド処理部51と、プリペイド決済処理部52と、クレジット決済処理部53と、切替処理部54fとを備える。
切替処理部54fは、上述した所定の条件(第1の条件)を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合で、さらに、クレジット決済処理への切り替えを許可する第2の条件を満たす場合に、クレジット決済処理の機能を有効にする。切替処理部54fは、この場合、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。切替処理部54fの基本的な機能は、第1の実施形態の切替処理部54と同様である。
ここで、第2の条件は、例えば、切替情報記憶部88が記憶するクレジット切替許可フラグが、“1”である場合である。また、クレジット切替許可フラグは、例えば、ICカード1fと通信する外部装置2の端末画面で決済処理の際に、利用者が、クレジット決済処理への切り替え(又は、クレジット決済処理への切り替えの許可)を選択した場合に、“1”に変更される。
なお、クレジット切替許可フラグは、例えば、ICカード1fをプリペイド決済の機能を有効にして発行させるための一番最初の発行処理の際に、次回からクレジット決済への切り替えを許可することを選択することで、“1”に変更されてもよい。また、プリペイド残額が所定の値以下(例えば、1000円以下)になった場合に、自動的に“1”に変更されるようにしてもよい。
また、切替処理部54fは、クレジット決済処理の機能を有効にした後に、クレジット決済処理の機能からプリペイド決済処理の機能に切り替える第1の切替条件を満たす場合に、ICカード1fをクレジット決済処理の機能からプリペイド決済処理の機能に切り替える。切替処理部54fは、第1の切替条件を満たす場合に、クレジットポイント記憶部85が記憶するクレジットポイントを、プリペイド残額に変換し、当該プリペイド残額をプリペイド記憶部83に記憶させ、プリペイド決済処理の機能を有効にするとともに、クレジット決済処理の機能を無効にする。
ここで、第1の切替条件は、例えば、切替情報記憶部88が記憶するプリペイド切替フラグが、“1”である場合である。また、プリペイド切替フラグは、例えば、ICカード1fと通信する外部装置2の端末画面で決済処理の際に、利用者が、クレジット決済処理からプリペイド決済処理への切り替えを選択した場合に、“1”に変更される。
なお、プリペイド切替フラグは、例えば、クレジットカードの限度額を超過した場合、カード利用のブラックリストに載った、有効期限が切れた、等の何らかの理由によりクレジット決済の機能が停止された場合に、自動的に“1”に変更されるようにしてもよい。
また、切替処理部54fは、プリペイド決済処理の機能を有効にした後に、プリペイド決済処理の機能からクレジット決済処理の機能に切り替える第2の切替条件を満たす場合に、ICカード1fをプリペイド決済処理の機能からクレジット決済処理の機能に切り替える。切替処理部54fは、第2の切替条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させ、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
ここで、第2の切替条件は、例えば、切替情報記憶部88が記憶するクレジット切替フラグが、“1”である場合である。また、クレジット切替フラグは、例えば、ICカード1fと通信する外部装置2の端末画面で決済処理の際に、利用者が、プリペイド決済処理からクレジット決済処理への切り替えを選択した場合に、“1”に変更される。
次に、図面を参照して本実施形態によるICカード1fの動作について説明する。
図20は、本実施形態のICカード1fの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1fのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への最初の切り替え処理について説明する。ICカード1fは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図20は、本実施形態のICカード1fの動作の一例を示すフローチャートである。この図において、ICカード1fのプリペイド決済機能からクレジット決済機能への最初の切り替え処理について説明する。ICカード1fは、例えば、利用者が商品を購入するなどの取引が発生した場合に、外部装置2から送信されるコマンド処理により、プリペイド決済の処理が実行される。
図20において、ステップS901からステップS904までの処理は、上述した図5に示すステップS101からステップS104までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS905において、切替処理部54fは、クレジット切り替えが許可状態であるか否かを判定する。切替処理部54fは、切替情報記憶部88が記憶するクレジット切替許可フラグが、“1”であるか否かによって、クレジット切り替えが許可状態であるか否かを判定する。なお、クレジット切替許可フラグは、例えば、ICカード1fと通信する外部装置2の端末画面で決済処理の際に、利用者によるクレジット決済処理への切り替え許可の選択により“1”に変更される。切替処理部54fは、クレジット切り替えが許可状態である場合(ステップS905:YES)に処理をステップS906に進める。また、切替処理部54fは、クレジット切り替えが許可状態でない場合(ステップS905:NO)に切替処理を終了し、プリペイド決済の機能を保持する。
また、ステップS906からステップS908までの処理は、上述した図5に示すステップS105からステップS107までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。なお、本実施形態では、切替処理部54fは、切替情報記憶部88の決済種別情報をクレジット決済を示す情報に変更する。
また、図21は、本実施形態のICカード1fのカード決済の相互の切り替え動作の一例を示すフローチャートである。図21に示す切り替え処理は、上述した図20に示すプリペイド決済機能からクレジット決済機能への最初の切り替え処理が実行された後の処理である。
図21に示すように、切替処理部54fは、機能中のカード決済の種類による分岐を実行する(ステップS911)。切替処理部54fは、切替情報記憶部88が記憶する決済種別情報を確認して、機能中のカード決済の種類がクレジット決済である場合(ステップS911:クレジット)に、処理をステップS912に進める。また、切替処理部54fは、機能中のカード決済の種類がプリペイド決済である場合(ステップS911:プリペイド)に、処理をステップS916に進める。
ステップS912において、切替処理部54fは、プリペイド決済に切り替えるか否かを判定する。切替処理部54fは、切替情報記憶部88が記憶するプリペイド切替フラグが、“1”であるか否かによって、プリペイド決済に切り替えるか否かを判定する。なお、プリペイド切替フラグは、例えば、ICカード1fと通信する外部装置2の端末画面で決済処理の際に、利用者によるプリペイド決済処理への切り替えが選択されることで“1”に変更される。切替処理部54fは、プリペイド決済に切り替える場合(ステップS912:YES)に、処理をステップS913に進める。また、切替処理部54fは、プリペイド決済に切り替えない場合(ステップS912:NO)に、切替処理を終了し、クレジット決済の機能を保持する。
ステップS913において、切替処理部54fは、クレジットポイントをプリペイド残額に変換する。切替処理部54fは、クレジットポイント記憶部85が記憶するクレジットポイントを読み出し、当該クレジットポイントをプリペイド残額に変換する。なお、切替処理部54fは、クレジットポイントとプリペイド残額とを1:1(一対一)の変換比率で変換してもよいし、所定の変換比率によって、クレジットポイントをにプリペイド残額変換してもよい。
次に、切替処理部54fは、変換したプリペイド残額をプリペイド記憶部83に記憶させる(ステップS914)。
次に、切替処理部54fは、クレジット決済からプリペイド決済に切り替える(ステップS915)。切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶する設定情報を変更することで、プリペイド決済処理の機能を有効にするとともに、クレジット決済処理の機能を無効にする。すなわち、切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶するプリペイド決済に関連するファイルの設定情報を有効にするとともに、クレジット決済に関連するファイルの設定情報を無効にする。また、切替処理部54fは、切替情報記憶部88の決済種別情報をプリペイド決済を示す情報に変更する。切替処理部54fは、ステップS915の処理後に、切替処理を終了する。
次に、切替処理部54fは、クレジット決済からプリペイド決済に切り替える(ステップS915)。切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶する設定情報を変更することで、プリペイド決済処理の機能を有効にするとともに、クレジット決済処理の機能を無効にする。すなわち、切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶するプリペイド決済に関連するファイルの設定情報を有効にするとともに、クレジット決済に関連するファイルの設定情報を無効にする。また、切替処理部54fは、切替情報記憶部88の決済種別情報をプリペイド決済を示す情報に変更する。切替処理部54fは、ステップS915の処理後に、切替処理を終了する。
また、ステップS916において、切替処理部54fは、クレジット決済に切り替えるか否かを判定する。切替処理部54fは、切替情報記憶部88が記憶するクレジット切替フラグが、“1”であるか否かによって、クレジット決済に切り替えるか否かを判定する。なお、クレジット切替フラグは、例えば、ICカード1fと通信する外部装置2の端末画面で決済処理の際に、利用者によるクレジット決済処理への切り替えが選択されることで“1”に変更される。切替処理部54fは、クレジット決済に切り替える場合(ステップS916:YES)に、処理をステップS917に進める。また、切替処理部54fは、クレジット決済に切り替えない場合(ステップS916:NO)に、切替処理を終了し、プリペイド決済の機能を保持する。
ステップS917において、切替処理部54fは、プリペイド残額をクレジットポイントに変換する。切替処理部54fは、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を読み出し、当該プリペイド残額をプリペイド残額に変換する。
次に、切替処理部54fは、変換したクレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させる(ステップS918)。
次に、切替処理部54fは、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える(ステップS919)。切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶する設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。すなわち、切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶するクレジット決済に関連するファイルの設定情報を有効にするとともに、プリペイド決済に関連するファイルの設定情報を無効にする。また、切替処理部54fは、切替情報記憶部88の決済種別情報をクレジット決済を示す情報に変更する。切替処理部54fは、ステップS919の処理後に、切替処理を終了する。
次に、切替処理部54fは、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える(ステップS919)。切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶する設定情報を変更することで、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。すなわち、切替処理部54fは、管理情報記憶部81が記憶するクレジット決済に関連するファイルの設定情報を有効にするとともに、プリペイド決済に関連するファイルの設定情報を無効にする。また、切替処理部54fは、切替情報記憶部88の決済種別情報をクレジット決済を示す情報に変更する。切替処理部54fは、ステップS919の処理後に、切替処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によるICカード1fでは、切替処理部54fは、取引に関する情報に基づく所定の条件である第1の条件を満たし、且つ、クレジット決済処理への切り替えを許可する第2の条件を満たす場合に、クレジット決済処理の機能を有効にする。すなわち、切替処理部54fは、第1の条件を満たし、且つ、第2の条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させ、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1fでは、上述したクレジット決済の機能を有効にする所定の条件(第1の条件)を満たした場合であっても、例えば、利用者の要望により、プリペイド決済の機能を保持してクレジット決済への移行を保留することができる。よって、本実施形態によるICカード1fは、利用者の多様な要望に対応することが可能であり、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、切替処理部54fは、クレジット決済処理の機能を有効にした後に、クレジット決済処理の機能からプリペイド決済処理の機能に切り替える第1の切替条件を満たす場合に、クレジット決済処理の機能からプリペイド決済処理の機能に切り替える。切替処理部54fは、第1の切替条件を満たす場合に、クレジットポイント記憶部85が記憶するクレジットポイントを、プリペイド残額に変換し、当該プリペイド残額をプリペイド記憶部83に記憶させ、プリペイド決済処理の機能を有効にするとともに、クレジット決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1fは、例えば、利用者の要望や、クレジット決済が利用できなくなった場合に、クレジット決済処理の機能からプリペイド決済処理の機能に切り替えることができ、利便性を向上させることができる。本実施形態によるICカード1fは、条件と用途のバリエーションを増加させることができ、利用者の要望にあった用途(決済方法)を選択することができる。
また、本実施形態では、切替処理部54fは、プリペイド決済処理の機能を有効にした後に、プリペイド決済処理の機能からクレジット決済処理の機能に切り替える第2の切替条件を満たす場合に、プリペイド決済処理の機能からクレジット決済処理の機能に切り替える。切替処理部54fは、第2の切替条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させ、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする。
これにより、本実施形態によるICカード1fは、例えば、利用者の要望により、プリペイド決済処理の機能からクレジット決済処理の機能に切り替えることができ、利便性を向上させることができる。本実施形態によるICカード1fは、条件と用途のバリエーションを増加させることができ、利用者の要望にあった用途(決済方法)を選択することができる。
なお、上述した第7の実施形態では、第1の実施形態に、プリペイド決済からクレジット決済に切り替えを保留する機能と、クレジット決済に切り替え後に、再びプリペイド決済に切り替える、あるいは、プリペイド決済に切り替え後に、再びクレジット決済に切り替える機能とを追加する例を説明したがこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態は、第1の実施形態の代わりに、第2から第6の実施形態にいづれかの実施形態に適用してもよい。また、第7の実施形態は、プリペイド決済からクレジット決済に切り替えを保留する機能と、クレジット決済に切り替え後に、再びプリペイド決済に切り替える、あるいは、プリペイド決済に切り替え後に、再びクレジット決済に切り替える機能とのいずれかの機能を追加するようにしてもよい。
また、上述した第7の実施形態では、ICカード1fが、最初にプリペイド決済の機能が有効であり、クレジット決済への切り替えを保留する例を説明したが、最初にクレジット決済の機能が有効であり、プリペイド決済への切り替えを保留するようにしてもよい。また、上述した第7の実施形態は、以下のような変形例が適用可能である。
(1)ICカード1fは、例えば、一番最初に行うプリペイド決済のとき(ユーザ情報を入力する発行手続きを行うとき)にどのように切り替えるかを登録しておき、その条件に合致したら、プリペイド決済又はクレジット決済に切り替えるようにしてもよい。
(2)ICカード1fは、例えば、一番最初は、プリペイド決済で決済し、その後、利用者の意思で(外部装置2などで)プリペイド決済又はクレジット決済を選択するようにしてもよい。
(2)ICカード1fは、例えば、一番最初は、プリペイド決済で決済し、その後、利用者の意思で(外部装置2などで)プリペイド決済又はクレジット決済を選択するようにしてもよい。
(3)ICカード1fは、例えば、一番最初は、プリペイド決済で決済し、その後クレジット決済を選択し、その後に、再度、プリペイド決済に切り替えるようにしてもよい。ICカード1fは、この場合、ICカード1fは、貯まっていたクレジットポイントを金銭に切り替えてもよいし、将来のためにクレジットポイントして保持してもよい。また、ICカード1fは、クレジット決済からプリペイド決済に切り替える際に、一定金額の入金を条件にしてもよい。
(4)ICカード1fは、例えば、一番最初は、プリペイド決済で決済し、その後もプリペイド決済を選択し、必要なタイミングでクレジット決済に切り替えるようにしてもよい。ここで、必要なタイミングとは、例えば、利用者の意思で(外部装置2などで)切り替えてもよいし、プリペイドの残額で切り替えてもよい。
本実施形態のよるICカード1fは、通常は、使い過ぎ防止のためにプリペイド決済を有効にしていても、例えば、プリペイドの残高を超える買い物がどうしても必要になった場合に、容易にクレジット決済に切り替えることが可能である。
本実施形態のよるICカード1fは、通常は、使い過ぎ防止のためにプリペイド決済を有効にしていても、例えば、プリペイドの残高を超える買い物がどうしても必要になった場合に、容易にクレジット決済に切り替えることが可能である。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a~1f)は、コンタクト部3を介して外部装置2と通信する例を説明したが、コイルなどを用いたコンタクトレスインターフェースを介して外部装置2と通信するように構成してもよい。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a~1f)は、書き換え可能な不揮発性メモリとして、EEPROM8を備える構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ICカード1(1a~1f)は、EEPROM8の代わりに、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)などを備えてもよい。
また、上記の各実施形態において、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1(1a~1f)を用いる例を説明したが、これに限定されるものではない。携帯可能電子装置は、例えば、カード形状ではないICタグやSIM(Subscriber Identity Module)カードなどの電子装置であってもよい。
また、上記の各実施形態において、信用取引決済及び信用取引カードの一例として、クレジット決済及びクレジットカードについて説明したが、これに限定されるものではない。信用取引カードには、例えば、後払い決済のクレジットカード、及び口座同時引き落とし決済のデビットカードなどが含まれ、上記の各実施形態に、デビットカードなどの他の信用取引カードを適用してもよい。また、デビットカードは、例えば、口座残額の不足分を立て替える立て替え機能を有していてもよい。
また、上記の各実施形態において、信用取引決済及び信用取引カードの一例として、クレジット決済及びクレジットカードについて説明したが、これに限定されるものではない。信用取引カードには、例えば、後払い決済のクレジットカード、及び口座同時引き落とし決済のデビットカードなどが含まれ、上記の各実施形態に、デビットカードなどの他の信用取引カードを適用してもよい。また、デビットカードは、例えば、口座残額の不足分を立て替える立て替え機能を有していてもよい。
また、上記の各実施形態のそれぞれを独立して実施する例を説明したが、これに限定されるものではなく、各実施形態の一部又は全部を組み合せて実施するようにしてもよい。例えば、上記の第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例として説明したが、第1の実施形態の代わりに、第3から第6の実施形態に適用してもよい。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a~1f)は、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、プリペイド決済からクレジット決済に切り替える例を説明したが、クレジット決済からプリペイド決済に戻す処理が実行できてもよい。ICカード1(1a~1f)は、例えば、クレジットの限度額を超えた場合などの所定の条件を満たす場合に、クレジット決済からプリペイド決済に切り替えるようにしてもよい。このようにすることで、ICカード1(1a~1f)は、クレジットカードとして使用できない期間をプリペイドカードとして利用することができ、さらに利便性を向上させることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、プリペイド記憶部83が記憶するプリペイド残額を、クレジットポイントに変換し、当該クレジットポイントをクレジットポイント記憶部85に記憶させ、クレジット決済処理の機能を有効にするとともに、プリペイド決済処理の機能を無効にする切替処理部54を持つことにより、与信審査の処理の期間を有効に利用することが可能になり、利便性を向上させることができる。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
予め入金された金額の残金に対応する第1価値情報を記憶する第1価値情報記憶部と、
信用取引決済で利用可能な第2価値情報を記憶する第2価値情報記憶部と、
少なくともコンピュータが実行可能なプログラムに関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
取引の金額に応じて、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を減算して決済を行う先払い決済処理を行い、
前記取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
ように構成されている、携帯可能電子装置。
予め入金された金額の残金に対応する第1価値情報を記憶する第1価値情報記憶部と、
信用取引決済で利用可能な第2価値情報を記憶する第2価値情報記憶部と、
少なくともコンピュータが実行可能なプログラムに関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
取引の金額に応じて、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を減算して決済を行う先払い決済処理を行い、
前記取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
ように構成されている、携帯可能電子装置。
なお、実施形態におけるICカードシステム150が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したICカードシステム150が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f…ICカード、2…外部装置、3…コンタクト部、4…UART、5…CPU、6…ROM、7…RAM、8…EEPROM、9…上位サーバ、10‥ICモジュール、40…通信部、50,50a,50b,50c,50d,50e,50f…制御部、51…コマンド処理部、52…プリペイド決済処理部、53…クレジット決済処理部、54,54a,54b,54c,54d,54e,54f…切替処理部、81…管理情報記憶部、82…取引履歴記憶部、83…プリペイド記憶部、83a…価値情報記憶部、84…与信情報記憶部、85…クレジットポイント記憶部、86…取引回数記憶部、87…開始時刻記憶部、88…切替情報記憶部、100…ICチップ、150…ICカードシステム、BS1…内部バス、NW1…ネットワーク、PT…カード基材
Claims (12)
- 予め入金された金額の残金に対応する第1価値情報を記憶する第1価値情報記憶部と、
信用取引決済で利用可能な第2価値情報を記憶する第2価値情報記憶部と、
取引の金額に応じて、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を減算して決済を行う先払い決済処理を行う取引処理部と、
前記取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする切替処理部と
を備える携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、前記所定の条件を満たす場合として、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報が、所定の値以下になった場合に、前記信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、前記所定の条件を満たす場合として、前記先払い決済処理による取引回数が、所定の回数に達した場合に、前記信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、前記所定の条件を満たす場合として、基準となる基準時刻から所定の時間以上が経過した場合に、前記信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、前記第1価値情報を前記第2価値情報に変換する際に、前記第1価値情報が、負の値であった場合に、前記負の値に対応する金額を前記信用取引決済処理により決済処理させる
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、前記第1価値情報を前記第2価値情報に変換する際に、未使用時に設定された前記第1価値情報の初期値に対応する金額を前記信用取引決済処理により決済処理させる
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、所定の条件を満たし、且つ、利用者の与信審査が通過したことを示す情報を取得した場合に、前記信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記第1価値情報記憶部と前記第2価値情報記憶部とが共通の記憶部として構成され、
前記切替処理部は、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部としての前記第1価値情報記憶部に記憶させる
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、
前記取引に関する情報に基づく所定の条件である第1の条件を満たし、且つ、前記信用取引決済処理の機能への切り替えを許可する第2の条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、
前記信用取引決済処理の機能を有効にした後に、前記信用取引決済処理の機能から前記先払い決済処理の機能に切り替える第1の切替条件を満たす場合に、前記第2価値情報記憶部が記憶する前記第2価値情報を、前記第1価値情報に変換し、当該第1価値情報を前記第1価値情報記憶部に記憶させ、前記先払い決済処理の機能を有効にするとともに、前記信用取引決済処理の機能を無効にする
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記切替処理部は、
前記先払い決済処理の機能を有効にした後に、前記先払い決済処理の機能から前記信用取引決済処理の機能に切り替える第2の切替条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする
請求項10に記載の携帯可能電子装置。 - 予め入金された金額の残金に対応する第1価値情報を記憶する第1価値情報記憶部と、
信用取引決済で利用可能な第2価値情報を記憶する第2価値情報記憶部と、
取引の金額に応じて、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を減算して決済を行う先払い決済処理を行う取引処理部と、
前記取引に関する情報に基づく所定の条件を満たす場合に、前記第1価値情報記憶部が記憶する前記第1価値情報を、前記第2価値情報に変換し、当該第2価値情報を前記第2価値情報記憶部に記憶させ、信用取引決済処理の機能を有効にするとともに、前記先払い決済処理の機能を無効にする切替処理部と
を備えるICモジュールと、
前記ICモジュールが埋め込まれたカード本体と
を備えるICカード。
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