JP7215700B1 - 光ファイバの光パワー減衰治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業者の技量に関係なく、簡単に光ファイバに曲げ損失を与えて光を減衰させることができるようにした光ファイバの光パワー減衰治具を提供する。【解決手段】 相対向して離間配置された第1操作部1及び第2操作部2と、第1操作部1と第2操作部2の後端側にてその各々を直接的または間接的に結合する連結部3と、第1操作部1の先端部から内側へ突出すると共にその幅方向中央部に外側へ向かって窪む円弧状の凹部4bを設けた押当部4と、第2操作部2の先端部であって押当部4の凹部4bと対向する位置から内側へ突出させた円弧状の受当部5とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバの光パワー減衰治具である。
光ファイバを利用するサービスの開通時や保守運用時には、作業を行う光ファイバが実際に使用されているかといった運用状況を確認する必要がある。この確認作業として、クロージャ内の複数の光ファイバの中から1本を選択し、選択した光ファイバの一部に曲げを与え、当該曲げ部分の光パワーを所定量以上減衰させて行う方法がある。具体的には、例えば、基地局に光通信監視システムを配置し、ここに伝送されてきた光パワーが一定量以上減衰して到達した場合に、その光通信監視システムが作動しエラーを認知できるようにしておく。そして、作業を行っているクロージャ内のいずれかの光ファイバを曲げ、仮に光パワーが所定量以上減衰し、光通信監視システムがエラーを認知したならば、該光ファイバは既に使用されていることが分かる一方、光通信監視システムがエラーを認知しないならば、該光ファイバは使用されていないことが分かる。
そこで、以前から、クロージャ内の光ファイバの運用状況を確認するにあたり、光ファイバの一部に曲げを与えて光パワーを減衰させるという方法が採用されているが、この具体的な手法として、選択した光ファイバを円柱状の棒に巻き付けて曲げ損失を発生させるといったことがなされている。
しかしながら、前述の曲げ損失を与えるために使用する円柱状の棒は、作業者が独自に調達した物が多く、推奨される棒の直径も通信事業者や地域によって異なっているという現状がある。また、光ファイバを棒に1巻き、あるいは2巻きと巻き付けて曲げ損失を発生させるが、作業者の技量によって、水平方向に巻き付けていなかったり、棒に的確に密着させていなかったりすることがある。そのため、光パワーの減衰量が所定量に到達せず、基地局の光通信監視システムがエラーを認知しないという事態が起こってしまうケースがある。この場合、実際には回線として使用されている光ファイバであっても、誤って未使用回線であると判断してしまうことになる。
一方、光ファイバに曲げを与えることにより光ファイバの光パワーを減衰させる方法として、下記特許文献1乃至3に示されているようなものが存在している。すなわち、これら特許文献に示されているものは、2つの部材の各々の内側面に光ファイバを挿通する曲線状の溝を設け、当該曲線部分で光パワーを減衰させるといったことが行われている。
特許第3017388号公報 特開2005-25070号公報 特許第4398958号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に示されたものは、いずれもその構造が比較的複雑で、前述のクロージャ内での作業に用いるのには適していない。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、クロージャ内の作業において、作業者の技量に関係なく、簡単に光ファイバに曲げ損失を与え、しかも光ファイバの光パワーを所定数値以上に確実に減衰させることができるようにした光ファイバの光パワー減衰治具を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために本発明に係る光ファイバの光パワー減衰治具は、相対向して離間配置された第1操作部及び第2操作部と、前記第1操作部と前記第2操作部の後端側にてその各々を直接的または間接的に結合する連結部と、前記第1操作部の先端部から内側へ突出すると共にその幅方向中央部に外側へ向かって窪む円弧状の凹部を設けた押当部と、前記第2操作部の先端部であって前記押当部の凹部と対向する位置から内側へ突出させた円弧状の受当部とを備え、前記第1操作部と前記第2操作部が離隔している常態において、前記押当部と前記受当部の間に光ファイバを配置し、その後、前記第1操作部と前記第2操作部を接近させることにより、前記光ファイバに曲げを与え該光ファイバの一部の光パワーを減衰させるようにしたことを特徴としている。
また、本発明に係る光ファイバの光パワー減衰治具は、前記第1操作部または前記第2操作部のいずれかの内側面に内側へ突出させた規制凸部を設け、前記第1操作部と前記第2操作部を接近させた際、その接近距離を所定位置に規制し得るようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、クロージャ内の作業において、作業者の技量に関係なく、簡単に光ファイバに曲げ損失を与え、しかも光ファイバの光パワーを所定数値以上に確実に減衰させることができる。
光ファイバの光パワー減衰治具の斜視図。 光ファイバの光パワー減衰治具の平面図。 光ファイバの光パワー減衰治具の底面図。 光ファイバの光パワー減衰治具の正面図。 光ファイバの光パワー減衰治具の背面図。 光ファイバの光パワー減衰治具の右側面図。 光ファイバの光パワー減衰治具の左側面図。 光ファイバの光パワー減衰治具の使用状態図。 光ファイバの光パワー減衰治具の使用状態図。 光ファイバの光パワー減衰治具の使用状態図。 光ファイバの光パワー減衰治具の第1操作部1を第2操作部2に押し下げた常態を示す右側面図。
以下、本発明に係る光ファイバの光パワー減衰治具(以下、単に「光パワー減衰治具」という。)の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は光パワー減衰治具の斜視図である。本実施形態の光パワー減衰治具は、相対向して離間配置された第1操作部1及び第2操作部2と、第1操作部1と第2操作部2の後端側にてその各々を結合する連結部3と、第1操作部1の先端部から内側へ突出すると共にその幅方向中央部に外側へ向かって窪む円弧状の凹部3を設けた押当部4と、第2操作部2の先端部であって押当部4の凹部3と対向する位置から内側へ突出させた円弧状の受当部5と、第2操作部2のいずれかの内側面に内側へ突出させた規制凸部6,7によって概略構成されている。なお、この実施の形態で「上」とは、図1に示す光パワー減衰治具の上側、すなわち、第1操作部1側、「下」とは、図1に示す光パワー減衰治具の下側、すなわち、第2操作部2側、「前」とは、図1に示す光パワー減衰治具の左側、すなわち、第1操作部1及び第2操作部2の先端側、「後」とは、図1に示す光パワー減衰治具の右側、すなわち、連結部3側、「内側」とは、第1操作部1の内側面から第2操作部2の内側面の方向、第2操作部2の内側面から第1操作部1の内側面の方向を指すものとして説明する。
前記第1操作部1及び第2操作部2は、いずれも同一の形状であり、且つ同一の大きさに形成されている。具体的には、第1操作部1及び第2操作部2は、いずれも細長略矩形状の平板からなっている。また、第1操作部1及び第2操作部2の外側面には、幅方向に延びる細幅の滑り止め突起10,10・・・が複数形成されている。なお、この滑り止め突起10,10・・・は、光パワー減衰治具を指で掴んだ際に滑り止めの役割を果たすと共に、光パワー減衰治具を掴む際に指をどこに位置させるのがよいかを把握させる目安としての役割も果たしている。
前記連結部3は、第1操作部1と第2操作部2の各々の後端を直接的に結合している。具体的には、連結部3は、側面視で横向きのU字形、すなわち円弧状に湾曲した形状になっており、その両端部の各々が第1操作部1及び第2操作部2の後端に一体的に接続されている。また、この連結部3は、第1操作部1及び第2操作部2よりもやや細幅に形成されている。
上記のように、第1操作部1及び第2操作部2と横向きU字形の連結部3が一体的に結合することで、光パワー減衰治具は、物を摘まむ際に用いられるいわゆるトングのような形状になっている。すなわち、第1操作部1及び第2操作部2は、相対向しており、力を加えない状態(常態)では第1操作部1と第2操作部は離隔した状態にあり、第1操作部1及び第2操作部2に対して外方から力を加えるとそれらが互いに接近するようになっている。なお、図1に示されているように、第1操作部1は、常態において、その先端が後端よりも高い位置になっている。すなわち、第2操作部2を水平にした状態において、第1操作部1は先端に向かうに従って上傾するような角度をもって配置されている。これにより、常態において、第1操作部1と第2操作部2の先端部の開放間隔が広くなり、光パワー減衰治具に光ファイバを挟持する際の作業が容易になる。
前記第1操作部1の先端には、押当部4が形成されている。この押当部4は、第1操作部1の先端から下側(内側)へ直角に突出させた平板状の垂下片部4aと、垂下片部4aの下端であり、その幅方向中央部に上側(外側)に向かって窪ませた円弧状の凹部4bとによって概略構成されている。そして、これら垂下片部4aの下端と凹部4bの周縁に沿うように前方へ細幅に膨出させた肉厚部15が形成されている。また、この肉厚部15は、垂下片部4aであり、凹部4bの上端位置から第1操作部1の先端までの間にも形成されている。さらに、垂下片部4aと第1操作部1の先端の境目には、段差部16が形成されている。また、第1操作部1の内側面の幅方向中央部には、長手方向に沿って補強用リブ17が延設されている。そして、この補強リブ17は、高さが低い(内側へ突出する長さが短い)部分とそれよりも高い(内側へ突出する長さが長い)部分が形成されている。具体的には、補強リブ17の前側部分に下側(内側)へ横長矩形状に突出させた第1突出片部17aが、該第1突出片部17aよりやや後側に縦長矩形状に突出させた第2突出片部17bが形成されている。
前記第2操作部2の先端部には、第1操作部1を第2操作部2に接近させた際に、押当部4を挿入させる挿入部20と、挿入部20の間に形成された受当部5が形成されている。このうち、挿入部20は、第2操作部2の先端からから上側(内側)へ直角に突出させた平板状の前側壁20aと、該前側壁20aのやや後ろ側の第2操作部2の内側面から上側(内側)へ直角に突出させた平板状の後側壁20bとによって形成されている。そして、第2操作部2の内側面の幅方向中央部であり、且つ前側壁20aと後側壁20bの間に上側(内側)へ円弧状に膨出させた受当部5が形成されている。なお、挿入部20を形成する後側壁20bは、第1操作部1と第2操作部2を接近させた際、その接近距離を所定位置に規制する規制凸部6としての役割も有している。ちなみに、挿入部20を形成する前側壁20aと後側壁20bの間の内法は、前述した垂下片部4aの肉厚部15の厚さよりもほんの僅か広くなっている。また、第2操作部2の内側面の幅方向中央部には、長手方向に沿って補強用リブ21が延設されている。そして、この補強リブ21は、高さが低い(内側へ突出する長さが短い)部分とそれよりも高い(内側へ突出する長さが長い)部分が形成されている。具体的には、補強リブ21の前側部分に上側(内側)へ横向きL字形に突出させた第1突出片部21aが、該第1突出片部21aよりやや後側に縦長矩形状に突出させた第2突出片部21bが形成されている。さらに、第1突出片部21aには、前述した第1操作部1の第1突出片部17aが嵌まる第1受入窪部22aが形成されている。また、第1突出片部21aと第2突出片部21bの間の部分は、前述した第1操作部1の第2突出片部17bが嵌まる第2受入窪部22bになっている。さらに、第1突出片部21aの後端部であり、その左右両側の各々に位置するように規制凸部7a,7bが形成されている。具体的には、規制凸部7a,7bは、縦長矩形状の平板によって形成されており、その一方の短辺が第2操作部2の内側面に接続され、その一方の長辺が第1突出片部21aに接続されている。また、これら規制凸部7a,7bは、互いに前後方向へややずらして位置にするように設けられている。すなわち、右側の規制凸部7aは、左側の規制凸部7bよりもやや前方に配置されている。また、これら規制凸部7a,7bの上端は、第1突出片部21aの上端よりも若干高くなっている。
次に、上記のように構成された光パワー減衰治具の使用方法について説明する。まず、図8及び図9に示されているように、作業を行うクロージャ内の光通信ケーブルに複数本配設されている光ファイバの中から、作業対象とする光ファイバAを選択する。そして、光パワー減衰治具の第1操作部1及び第2操作部2のそれぞれの滑り止め突起10,10・・・のあたりを指で支持し、選択した光ファイバAに光パワー減衰治具の前端部を位置させる。具体的には、常態において、光パワー減衰治具の第1操作部1及び第2操作部2の先端は離隔し開放しているので、この開放部分から光パワー減衰治具の前端部を光ファイバAに挿し入れ、さらに、光ファイバAが第2操作部2の受当部5の上方に位置するようにする。そして、第1操作部1を第2操作部2に向けて押し下げるように指で力を加える。これにより、図10に示されているように、第1操作部1の押当部4と第2操作部2の受当部5の間に挟まれた光ファイバAが、それらの形状に沿うように円弧状に曲げられ、光ファイバAの光パワーが通常の伝送量に比較して減衰する。この時、光ファイバAは、押当部4と受当部5の間に略隙間なく挟まれた状態になるので、常に均等な円弧に曲げられる。従って、この作業を誰がやっても簡単に光ファイバAに曲げ損失を与えることができ、また、光パワーを所定の数値以上に確実に減衰させることができる。そして、光ファイバAに光パワーが伝送されていたならば、光パワーの減衰によって基地局に設けられている光通信監視システムがエラーを認知するため、この光ファイバAは既に使用されていることが分かる。他方、仮に光ファイバAに光パワーが伝送されていないならば、基地局に設けられている光通信監視システムは何ら反応しないことになるため、この光ファイバAは、未使用であることが分かる。すなわち、光パワー減衰治具を使用することによって、確認した光ファイバの運用状況、具体的には、確認した光ファイバが回線として使用されているのか、あるいは、未使用なのかを判別することができる。そして、この確認が終了した後は、第1操作部1と第2操作部2が閉じる方向に指で加えられていた力を解放する。これによって、接近していた第1操作部1と第2操作部2が再び離隔し、第1操作部1と第2操作部2の先端が開放した常態になる。この時、曲げられていた光ファイバAは、もとの直線に戻り、光パワーの減衰もなくなる。ちなみに、光ファイバAは、角のない第1操作部1の押当部4と第2操作部2の受当部5によって円弧状に曲げられていたことから、光ファイバAに曲げぐせなどの損傷は残らない。従って、光ファイバA内の光パワーの伝送量は、元の状態に戻り、光ファイバAを曲げたことによる回線への影響は何も起こらない。
なお、本実施形態の光パワー減衰治具は、上記した使用過程において、次に述べるような幾つかの優れた作用効果を奏している。1つは、第1操作部1の押当部4と第2操作部2の受当部5の間に光ファイバAを挟み込んだ際、第1操作部1及び第2操作部2が前後、左右に動いてしまうと、光ファイバAが押当部4と受当部5の間でずれてしまい、光ファイバAの光パワーを適正に減衰させることができなくなってしまう。この点、本実施形態の光パワー減衰治具は、まず、第1操作部1を第2操作部2に向けて押し下げて第1操作部1の押当部4を第2操作部2の挿入部20の間に挿入させた際、押当部4の垂下片部4aの肉厚部15が前後方向へのずれを規制している。すなわち、第2操作部2の挿入部20を形成する前側壁20aと後側壁20bの間の内法は、押当部4の垂下片部4aの肉厚部15の厚さよりもほんの僅か広くなっているに過ぎない。換言すれば、前側壁20aと後側壁20bの間の内法は、押当部4の垂下片部4aの肉厚部15がスムーズに挿入できるぎりぎりの寸法に設定されている。従って、一旦、押当部4の垂下片部4aが挿入部20内に入り込むと、押当部4の肉厚部15の厚みによって前後方向へのずれが抑制されることになる。また、本実施形態の光パワー減衰治具は、図11に示されているように、第1操作部1を第2操作部2に向けて押し下げた際、第1操作部1の第1突出片部17aが第2操作部2の第1受入窪部21aに、第1操作部1の第2突出片部17bが第2操作部2の第2受入窪部21bに嵌まるようになっているため、これによっても、前後方向へのずれが抑制されることになる。さらに、本実施形態の光パワー減衰治具は、第1操作部1を第2操作部2に向けて押し下げた際、第2操作部2の挿入部20の後側壁20b(規制凸部6)が第1操作部1の段差部16に当接し、また、第2操作部2の規制凸部7a,7bが第1操作部1の内側面に当接するようになっている。これにより、前後方向のみならず、横方向へのずれも抑制されることになる。特に、後側壁20b(規制凸部6)と規制凸部7a,7bは、その高さ(内側方向への突出長さ)を異ならしており、また、規制凸部7aと規制凸部7bは前後に位置を異ならしているため、ずれ防止がより効果的に作用することになる。もう1つの作用として、本実施形態の光パワー減衰治具は、第1操作部1の押当部4と第2操作部2の受当部5の間に光ファイバAを挟み込んだ際、光ファイバAに適切な曲げを与えるようになっている。すなわち、押当部4と受当部5の間に挟み込まれた光ファイバAに過度な力が加わると、光ファイバAを損傷させてしまったり、場合によっては切断させてしまうことになる。この点、本実施形態の光パワー減衰治具は、前記の問題を第2操作部2の後側壁20b(規制凸部6)と規制凸部7a,7bの高さ(内側方向への突出長さ)寸法を調整することによって解決している。すなわち、第1操作部1を第2操作部2に向けて押し下げた際、第2操作部2の挿入部20の後側壁20b(規制凸部6)が第1操作部1の段差部16に当接し、また、第2操作部2の規制凸部7a,7bが第1操作部1の内側面に当接するようになっている。換言すれば、後側壁20b(規制凸部6)と規制凸部7a,7bが、第1操作部1を第2操作部2に押し下げた際の最大押し下げ範囲を規制している。そこで、本実施形態の光パワー減衰治具は、後側壁20b(規制凸部6)と規制凸部7a,7bの高さ(内側方向への突出長さ)を光ファイバAが押当部4と受当部5の間に挟み込まれた際に、若干のゆとりを持たせられる寸法に設定している。
なお、上記実施形態の光パワー減衰治具は、金型を使用して合成樹脂により一体成形されている。そのため、安価に量産することが可能である。もっとも、本発明の目的を達成し得るのであれば、材質を必ずしも合成樹脂にする必要はなく、他の材質を選択することも可能である。また、上記実施形態では、第1操作部及び第2操作部が連結部と一体的に接続されている例を示したが、これに限られず、間接的、例えば、第1操作部1、第2操作部、連結部をそれぞれ別々に形成し、これらを後から連結させるようにすることも可能である。もっとも、一体成形した方が前述の通り、量産性のメリットを享受できるという点で優れている。
1 第1操作部
2 第2操作部
3 連結部
4 押当部
4b 凹部
5 受当部
6 規制凸部(後側壁20b)
7 規制凸部
A 光ファイバ

Claims (1)

  1. 相対向して離間配置された第1操作部及び第2操作部と、前記第1操作部と前記第2操作部の後端側にてその各々を直接的または間接的に結合する連結部と、前記第1操作部の先端部から内側へ突出させた所定の厚みを有する垂下片部の下端に外側に向かって窪ませた円弧状の凹部を設けた押当部と、前記第2操作部の先端部であって前記押当部の凹部と対向する位置から内側へ突出させた円弧状の受当部とを備え、
    前記第1操作部と前記第2操作部が離隔している常態において、前記押当部と前記受当部の間に光ファイバを配置し、その後、前記第1操作部と前記第2操作部を接近させることにより、前記光ファイバに曲げを与え該光ファイバの一部の光パワーを減衰させるようにした光ファイバの光パワー減衰治具であって、
    前記受当部は、前記第1操作部を前記第2操作部に接近させた際に前記押当部を挿入させる挿入部内に形成されており、
    前記挿入部は、前記第2操作部の先端から内側へ直角に突出させた前側壁と、前記第2操作部の内側面であり前記前側壁から所定の間隔をとった後方に内側へ直角に突出させた後側壁とによって形成され、
    前記第1操作部と前記第2操作部のいずれかの内側面には内側へ突出させた規制凸部が設けられ、
    前記第1操作部と前記第2操作部を接近させた状態において、前記押当部は前記挿入部の前記前側壁と前記後側壁間で前後の動きが規制されると共に、前記規制凸部によって前記第1操作部と前記第2操作部の接近距離が所定位置に規制されるようにしたことを特徴とする光ファイバの光パワー減衰治具。
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