JP7215624B1 - 異常検知システム、異常検知装置、ビル設備管理装置 - Google Patents

異常検知システム、異常検知装置、ビル設備管理装置 Download PDF

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Abstract

Figure 0007215624000001
【課題】自走式ロボットが搭載した発信装置が発信する電波の電波強度に基づいて、ロボットの異常を判定することができる異常検知システム、異常検知装置、及びビル設備管理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】この開示に係る異常検知システム100は、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するトリガ信号送信部11bを有するビル設備管理装置10と、トリガ信号送信部11bが送信したトリガ信号を受信するトリガ信号受信部21bと、ビル内を移動するロボット30が送信し、アンテナ装置40が受信した電波を取得する取得部21cと、トリガ信号受信部21bが受信したトリガ信号と取得部21cが取得した電波の電波強度とに基づきロボット30の異常を判定する判定部21dと、を有する異常検知装置20と、を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本開示は、異常検知システム、異常検知装置、及びビル設備管理装置に関するものである。
特許文献1には、扉にハンズフリータグの読取装置を設け、ハンズフリータグから出力される電波を受信した際の電波強度の変化に基づいて、ハンズフリータグの扉への接近速度を解析する入退管理システムが開示されている。この入退管理システムは、利用者の接近速度に応じて、利用者に行動を促すものである。
再表2017-203658号公報
特許文献1に開示された入退管理システムは、異常を判定する構成を備えていないため、自走式ロボットが搭載した発信装置が発信する電波の電波強度に基づいて、ロボットの異常を判定することができないという課題があった。
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであって、自走式ロボットが搭載した発信装置が発信する電波の電波強度に基づいて、ロボットの異常を判定することができる異常検知システム、異常検知装置、及びビル設備管理装置を提供することを目的とする。
この開示に係る異常検知システムは、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するトリガ信号送信部を有するビル設備管理装置と、トリガ信号送信部が送信したトリガ信号を受信するトリガ信号受信部と、ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を、トリガ信号受信部がトリガ信号を受信したことに応じて取得する取得部と、トリガ信号受信部が受信したトリガ信号と取得部が取得した電波の電波強度とに基づきロボットの異常を判定する判定部と、を有する異常検知装置と、を備えたものである。
この開示に係る異常検知装置は、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するビル設備管理装置が送信したトリガ信号を受信するトリガ信号受信部と、ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を、トリガ信号受信部がトリガ信号を受信したことに応じて取得する取得部と、トリガ信号受信部が受信したトリガ信号と取得部が取得した電波の電波強度とに基づきロボットの異常を判定する判定部と、を備えたものである。
この開示に係るビル設備管理装置は、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を発動するトリガ発動部と、ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を、トリガ発動部がトリガ信号を発動したことに応じて取得する取得部と、トリガ発動部が発動したトリガ信号と取得部が取得した電波の電波強度とに基づきロボットの異常を判定する判定部と、を備えたものである。
本開示によれば、自走式ロボットが搭載した発信装置が発信する電波の電波強度に基づいて、ロボットの異常を判定することができる異常検知システム、異常検知装置、及びビル設備管理装置を提供することができる。
実施の形態1におけるロボット移動システムを示す図である。 実施の形態1における異常検知システムの構成図である。 実施の形態1におけるロボットの乗場呼びに対する応答の制御を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるトリガ信号の送信制御を示すフローチャートである。 実施の形態1における異常検知の制御を示すフローチャートである。 実施の形態1における異常判定データベースのデータ構造を示す図である。 実施の形態2におけるビルサーバの構成図である。 実施の形態2における異常検知の制御を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下に実施の形態1にかかる異常検知システム100を備えたロボット移動システム200を図面に基づいて説明する。なお、各図面における同一の符号は同一又は相当の構成及びステップを表している。初めに、ロボット移動システム200の構成及び動作の概要について図1を用いて説明する。図1は実施の形態1における異常検知システム100を備えたロボット移動システム200を示す図である。
構成の概要について説明する。ロボット移動システム200は、異常検知システム100及びロボット30を備えたロボット30の移動を管理するシステムである。異常検知システム100は、後に説明するビル設備管理装置であるビルサーバ10を有する第1システム101と、後に説明する異常検知装置20を有する第2システム102とを備えている。すなわち、異常検知システム100は、ビルサーバ10及び異常検知装置20を備えている。
第1システム101は、ビル設備を制御するためのシステムであり、ビルサーバ10、ロボットサーバ50、エレベータ制御装置60、入退管理システム70、及びロボットサーバ50に接続された通信装置である第2通信装置51を備えている。ビルサーバ10は、ロボットサーバ50、エレベータ制御装置60、及び入退管理システム70と有線又は無線で接続され、各構成間のデータのやり取りの管理を行うものである。
第2システム102は、ロボット30の異常を検知するシステムであり、異常検知装置20、発報装置80、及び異常検知装置20と接続されたアンテナ40を備えている。
ロボット30は、ビル内を自律走行する自走式ロボットであり、第1通信装置31及び発信装置32を備えている。第1通信装置31は、第2通信装置51との間で無線通信によりデータを送受信することで、ロボット30の移動管理に必要な情報及びその他の情報を第1システム101とロボット30との間でやり取りするための通信装置である。
発信装置32は、異常検知装置20とは異なる電波を送信する装置であって、本実施の形態においては、ロボット30の識別情報を含む電波を送信する発信装置である。より具体的には、RFID(radio frequency identifier)タグである。なお、発信装置は、RFIDタグに限られず、後に説明する異常検知装置20が、電波強度を測定できるものであればよく、BLE(Bluetooth low energy)タグ等でもよい。また、発信装置32として、電波を送受信可能な送受信装置を備えてもよい。
本実施の形態において、発信装置32が送信する電波は、入退管理システム70に備えられたアンテナ71及びエレベータ制御装置60により制御されるエレベータのかご61の内部に設けられたアンテナ装置であるアンテナ40により受信させるものである。
次に動作の概要について説明する。ロボット移動システム200において、ロボット30とビル設備との通信は、ビルサーバ10とロボット30を管理するロボットサーバ50とを介して行われる。例えば、ロボット30が階床間移動を行うために、エレベータのかご61を呼ぶときは、ロボット30は、第1通信装置31から第2通信装置51に、乗場からかご61を呼ぶための乗場呼び命令を送信し、第2通信装置51は、ロボットサーバ50に当該命令を送信する。そして、ロボットサーバ50は、当該命令をビルサーバ10に送信する。さらに、ビルサーバ10は、当該命令をエレベータ制御装置60に送信する。そして、エレベータ制御装置60は、ロボット30からの乗場呼び命令に基づき、呼び登録を行い、当該乗場呼びに割当てられたかご61の号機と到着時間を含む情報をビルサーバ10に送信する。そして、ビルサーバ10は、ロボットサーバ50、第2通信装置51を介して、ロボット30の第1通信装置31に当該乗場呼びに割当てられたかご61の号機と到着時間を含む情報を送信する。
ビルサーバ10がエレベータ制御装置60から、当該乗場呼びに割当てられたかご61の号機と到着時間を含む情報を受信したとき、ビルサーバ10は、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を異常検知装置20に送信する。すなわち、ビル設備であるエレベータの、ロボット30による乗場呼びが行われた階床にかご61が移動しているという稼働状況に基づいてトリガ信号を異常検知装置20に送信する。
本実施の形態においてトリガ信号には、ビル設備の稼働状況の種別を示す情報、動作を行うロボット30を識別することが可能な情報、ロボット30の動作によって発信装置32が送信する電波を受信することが予想されるアンテナ40を特定する情報、及び発信装置32が送信する電波をアンテナ40が受信することが予想される時間を特定する情報が含まれている。
ビル設備がロボット30による乗場呼びに対して応答する場合のトリガ信号は、具体的には、トリガ信号には、ロボット30の乗場呼びに対する応答であることを示す情報、乗場呼びを行ったロボット30の識別情報、当該乗場呼びに割り当てられたかご61の号機の情報、及びかご61の到着時間を含むものである。なお、トリガ信号に含まれるロボット30を識別することが可能な情報は、ロボット30の発信装置32から送信される電波に含まれる識別情報と同じものでも、異なるものでも良い。また、この説明においてかご61の到着時間とは、かご61が乗場呼びの行われた階床に到着し戸開する時間のことである。
トリガ信号を受信した異常検知装置20は、トリガ信号に含まれるビル設備の稼働状況の種別を示す情報、動作を行うロボット30を識別することが可能な情報、及び発信装置32が送信する電波をアンテナ40が受信することが予想される時間から、アンテナ40が受信することが予想される電波の電波強度の時系列変化を予想し予想電波強度を特定する。そして、異常検知装置20は、トリガ信号に含まれるロボット30の動作によって発信装置32が送信する電波を受信することが予想されるアンテナ40を特定する情報から特定したアンテナ40から、受信した電波を取得する。そして、予想電波強度と実際に受信した電波の電波強度の時系列変化とを比較することで、異常を検知する。
以上によれば、ロボット30に搭載された発信装置32が発信する電波の電波強度に基づいて、ロボット30の異常を判定することができる。具体的には例えば、ロボット30により乗場呼びが行われた乗場でかご61の戸開が行われ、ロボット30が乗車することにより、かご61内に設けられたアンテナ40が受信する電波の電波強度が時系列に沿って強くなることが予想される場合に、実際に受信した電波強度の変化がほとんど見られなかった場合は、ロボット30が動いていないという異常を判定することができる。
次に、図2を用いて、異常検知システム100の構成について詳細に説明する。図2は、異常検知システム100の構成図である。
本実施の形態において異常検知システム100は、既に説明した第1システム101及び第2システム102を備えている。そして、第1システム101は、ビルサーバ10、ロボットサーバ50、エレベータ制御装置60、入退管理システム70、及び第2通信装置51を備えている。また、第2システム102は、異常検知装置20、発報装置80、及びアンテナ40を備えている。始めに第1システム101の構成について説明する。
ビル設備管理装置であるビルサーバ10は、プロセッサ11、記憶部12、及びインターフェイス13を備えている。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)であり、記憶部12及びインターフェイス13と接続されて情報のやり取りを行う。プロセッサ11は、制御部11a、トリガ信号送信部11b、及び監視部11cを備えている。
制御部11aは、トリガ信号送信部11b及び監視部11c、並びにビルサーバ10全体の制御を行うソフトウェアモジュールを備えている。
トリガ信号送信部11bは、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するソフトウェアモジュールを備えている。具体的には、トリガ信号送信部11bは、トリガとなるビル設備の稼働があるかを判定するソフトウェアモジュール、トリガ信号を作成するソフトウェアモジュール、及びトリガ信号を送信するソフトウェアモジュールを備えている。
監視部11cは、ロボット30の稼働状況をロボットサーバ50から取得するソフトウェアモジュールを備えている。
記憶部12は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリにより構成された記憶装置である。記憶部12は、その他、プロセッサ11の処理に用いる情報が記憶されており、プロセッサ11の処理により生じる情報が記憶している。
インターフェイス13は、ロボットサーバ50、エレベータ制御装置60、入退管理システム70、及び異常検知装置20と接続するための電気線の端子を備えたものである。なお、インターフェイス13を無線通信装置として無線通信により他の構成と接続されるようにしてもよい。
ロボットサーバ50は、ビル内を移動するロボット30を管理するサーバ装置である。ロボットサーバ50は、ビル内に設置された1つ又は複数の第2通信装置51及びビルサーバ10と有線又は無線により接続されており、ロボット30からビル設備に対する要求が送信された場合に、ビルサーバ10に送信するものである。また、ロボットサーバ50は、ビルサーバ10からロボット30に対する要求があった場合に、それをロボット30に送信するものである。また、ロボットサーバ50は、複数のロボット30の移動について調整を行うようにしてもよい。なお、本実施の形態においてロボットサーバ50は、ビルサーバ10の管理者とは異なる管理者により管理されるサーバである。またロボットサーバ50は、複数設けられていてもよい。
第2通信装置51は、ロボット30に搭載された第1通信装置31と無線通信により情報を送受信する通信装置である。本実施の形態において第2通信装置51は、ビル内に1台設置されており、ロボット30がビル内のどこにいても常時、通信が可能なものである。なお、第2通信装置51は、後に説明するアンテナ40のようにビル内に複数設置され、ロボット30が付近を通過した時に情報の送受信を行うものでも良い。
エレベータ制御装置60は、図示しない乗場操作盤及びかご操作盤、並びにロボットサーバ50及びビルサーバ10を介してロボット30から送信される命令に従って、図示しない駆動装置を操作し、エレベータのかご61を移動させる制御装置である。本実施の形態においてエレベータ制御装置60は、複数のかご61に人又はロボット30からの乗場呼びを割当てる群管理装置でもある。また、本実施の形態においてエレベータ制御装置60は、ロボット30から乗場呼びが行われた場合に、エレベータ制御装置60は、割当てられたかご61の号機と、乗場呼びが行われた階床に当該かご61が到着する時間をビルサーバ10に送信するものである。
入退管理システム70は、ビル内のゲートに設置されたアンテナ71を備え、アンテナ71でロボット30の発信装置32から送信される電波を受信して、当該電波に含まれる識別情報が予め設定したゲートの通過を許可された識別情報である場合には、ゲートを開くシステムである。また、本実施の形態において、入退管理システム70は、アンテナ71が受信した電波に含まれる識別情報に基づき、ロボット30の入退室を記憶するシステムである。本実施の形態においてアンテナ71は、後に説明するアンテナ40と同様のものである。本実施の形態において入退管理システム70は、ロボット30から、ロボットサーバ50及びビルサーバ10を介して通過要求が送信された状態で、アンテナ71が当該ロボット30の発信装置32から電波を受信した場合に、ゲートを開くシステムである。
次に、第2システム102の構成について説明する。
異常検知装置20は、プロセッサ21、記憶部22、及びインターフェイス23を備えている。
プロセッサ21は、CPUであり、記憶部22及びインターフェイス23と接続されて情報のやり取りを行う。プロセッサ21は、制御部21a、トリガ信号受信部21b、取得部21c、判定部21d、及び発報部21eを備えている。
制御部21aは、トリガ信号受信部21b、取得部21c、判定部21d、及び発報部21e、並びに異常検知装置20全体の制御を行うソフトウェアモジュールを備えている。
トリガ信号受信部21bは、ビルサーバ10から送信されるトリガ信号を受信するソフトウェアモジュールを備えている。
取得部21cは、電波を受信することが予想される時間及びアンテナ40を特定するソフトウェアモジュール、及び特定したアンテナ40から特定した時間においてアンテナ40が受信した電波を取得するソフトウェアモジュールを備えている。
判定部21dは、トリガ信号受信部21bが受信したトリガ信号と取得部21cが取得した電波の電波強度とに基づきロボット30の異常を判定するソフトウェアモジュールを備えている。
発報部21eは、判定部21dが異常ありと判定した場合に、後に説明する発報装置80に発報させる命令を送信するソフトウェアモジュールを備えている。
記憶部22は、不揮発性メモリ及び揮発性メモリにより構成された記憶装置である。記憶部22は、後に説明する異常判定データベース90を記憶している。また、記憶部22は、その他、プロセッサ21の処理に用いる情報が記憶されており、プロセッサ21の処理により生じる情報を記憶している。
インターフェイス23は、アンテナ40及び発報装置80と接続するための電気線の端子を備えたものである。なお、インターフェイス23を無線通信装置として無線通信により他の構成と接続されるようにしてもよい。
アンテナ40は、ビル内に設置されたアンテナ装置であり、本実施の形態においては、ビル内に複数設置されているものである。この説明において、アンテナ40の内、かご61内に設置されたものを単にアンテナ40とも呼ぶ。
アンテナ40は、発信装置32から送信される電波を受信するものである。この電波は具体的には、例えば、長波のLF(Long Frequency)電波であって、アンテナ40は、LFアンテナである。
発報装置80は発報部21eから送信される命令に従い、発報を行う装置である。具体的には、本実施の形態においてはスピーカー装置である。なお、発報装置80は、発報を行うことができる装置であればどんなものでも良く、モニターやランプなどでもよい。
次に、本実施の形態の動作について図3から図5を用いて説明する。図3は、ビルサーバ10の制御部11aによる、ロボット30の乗場呼びに対する応答の制御を示すフローチャートのである。
ステップS11において制御部11aは、ロボット30がロボットサーバ50を介して乗場呼びを行うことを待機している。制御部11aは、乗場呼びがあるまではステップS11を繰り返し、乗場呼びがあった場合は処理をステップS12に進める。また、制御部11aは乗場呼びを行ったロボット30を識別することが可能な情報、具体的には識別番号を記憶部12に記憶する。なお、このときロボット30による乗場呼びが不正であった場合は、制御部11aは、処理をステップS12に進めず、ステップS11を繰り返すようにしてもよい。
ステップS12において制御部11aは、ロボット30による乗場呼びをエレベータ制御装置60に送信する。具体的にはロボット30が乗場呼びを行った階床の情報をエレベータ制御装置60に送信する。そして、制御部11aは処理をステップS13に進める。ロボット30が専用運転を要求する場合は、そのことをエレベータ制御装置60に送信するようにしてもよい。また、その他、ロボット30の重量などをエレベータ制御装置60の割当てに利用する場合は、それらの情報を送信するようにしてもよい。
ステップS13において制御部11aは、エレベータ制御装置60から送信される、乗場呼びに割当てられたかご61の号機と到着時間をエレベータ制御装置60から受信し、記憶部12に記憶して、処理をステップS14に進める。
ステップS14において制御部11aは、乗場呼びに割当てられたかご61の号機と到着時間を、ロボットサーバ50を介してロボット30に送信する。そして制御部11aは処理をステップS11に戻す。
次に、図4を用いてトリガ信号送信部11bの動作を説明する。図4は、トリガ信号送信部11bによる、トリガ信号の送信制御を示すフローチャートである。
ステップS21においてトリガ信号送信部11bは、トリガとなるビル設備の稼働を待機している。トリガとなるビル設備の稼働があった場合、トリガ信号送信部11bは処理をステップS22に進める。
本実施の形態においてはトリガとなるビル設備の稼働の一つに、エレベータ制御装置60のロボット30の乗場呼びに対する応答がある。例えば、トリガ信号送信部11bは、制御部11aのステップS13の処理の有無をフラグとして処理し、ステップS13の処理があった場合は、処理をステップS22に進める。
以下の説明において、エレベータ制御装置60のロボット30の乗場呼びに対する応答を、ビル設備の稼働として説明するが、トリガとなるビル設備の稼働は、他のものであっても良い。
ステップS22においてトリガ信号送信部11bは、トリガ信号を作成して処理をステップS23に進める。トリガ信号には、ビル設備の稼働状況の種別を示す情報、動作を行うロボット30を識別することが可能な情報、ロボット30の動作によって発信装置32が送信する電波を受信することが予想されるアンテナ40を特定する情報、及び発信装置32が送信する電波をアンテナ40が受信することが予想される時間を特定する情報が含まれるものである。
具体的には、トリガ信号送信部11bは、ステップS21においてフラグとして処理したビル設備の稼働に基づいて、ビル設備の稼働状況の種別を示す情報を特定する。この説明においてビル設備の稼働状況の種別を示す情報は、ロボット30の乗場呼びに対する応答であることを示す情報である。また、トリガ信号送信部11bは、ステップS11において制御部11aが記憶部12に記憶した乗場呼びを行ったロボット30の識別情報に基づいて、動作を行うロボット30を識別することが可能な情報を特定する。そしてトリガ信号送信部11bは、ステップS14において制御部11aが記憶部12に記憶した乗場呼びに割当てられたかご61の号機及び到着時間に基づいて、ロボット30の動作によって発信装置32が送信する電波を受信することが予想されるアンテナ40を特定する情報及び発信装置32が送信する電波をアンテナ40が受信することが予想される時間を特定する情報を特定する。そして、これらの情報を含む信号をトリガ信号として、記憶部12に一時的に記憶する。
ステップS23においてトリガ信号送信部11bは、ステップS22で作成したトリガ信号を、異常検知装置20に送信し、処理をステップS21に戻す。
次に、図5を用いて異常検知装置20の動作について説明する。図5は、異常検知装置20による、異常検知の制御を示すフローチャートである。
ステップS31においてトリガ信号受信部21bは、トリガ信号を待機している。そして、インターフェイス23を介してトリガ信号がビルサーバ10から送信された場合、トリガ信号受信部21bは、トリガ信号を受信して、トリガ信号に含まれる情報を記憶部22に記憶して処理をステップS32に進める。
ステップS32において取得部21cは、アンテナ40からロボット30の発信装置32が送信した電波を取得して処理をステップS33に進める。具体的には、取得部21cは、トリガ信号受信部21bがステップS21で記憶部22に記憶した、トリガ信号に含まれるロボット30の動作によって発信装置32が送信する電波を受信することが予想されるアンテナ40を特定する情報と発信装置32が送信する電波をアンテナ40が受信することが予想される時間を特定する情報とに基づいて、アンテナ40と時間を特定する。
この説明においては、当該情報として、乗場呼びに割当てられた号機とかご61の到着時間の情報がトリガ信号に含まれている。取得部21cは、乗場呼びに割当てられた号機に基づいて、記憶部22に予め記憶されたデータベースから、当該号機のかご61内に設置されたアンテナ40を特定する。そして、かご61の到着時間、すなわち、かご61が乗場に到着して戸開する時間から予め定めた時間、アンテナ40が受信した電波の電波強度の情報をアンテナ40からインターフェイス23を介して取得し、記憶部22に記憶する。
このとき取得部21cは、トリガ信号に含まれる動作を行うロボット30を特定する情報を参照し、動作を行うロボット30が発信している電波の電波強度の情報を記憶部22に記憶する。具体的には、トリガ信号に含まれる識別情報を参照し、同じ識別情報が含まれる電波の電波強度の情報を記憶部22に記憶する。本開示において電波を取得するとは、本実施の形態のようにアンテナ40が受信した電波の電波強度の情報を取得することを含むものである。電波強度とは、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator)などを用いるとよい。
ステップS33において判定部21dは、トリガ信号受信部21bが受信したトリガ信号と、取得部21cが取得した電波の電波強度とに基づいて、ロボット30の異常を判定する。そして、判定部21dは、異常が有ると判定した場合は処理をステップS34に進め、無いと判定した場合は処理をステップS31に進める。
具体的には判定部21dは、トリガ信号に含まれるビル設備の稼働状況の種別を示す情報を参照して、図6に示す異常判定データベース90から、トリガ信号に対応する予想電波強度を特定する。
異常判定データベース90は、ビル設備の稼働状況の種別を示す稼働種別情報91、トリガ信号に対応する予想電波強度を示す予想電波強度情報92、及び異常判定の結果を示す異常判定情報93を対応付けて記憶したデータベースである。
判定部21dは、異常判定データベース90からトリガ信号に含まれるビル設備の稼働状況の種別を示す情報と稼働種別情報91を比較して、一致する稼働種別情報91に対応付けられた予想電波強度情報92を特定する。そして、判定部21dは予想電波強度情報92と、ステップS32において取得部21cにより記憶部22に記憶された実際の電波の電波強度の情報を比較する。判定部21dは、実際の電波の電波強度が該当する予想電波強度情報92に対応する異常判定情報93に基づいて、ロボット30の異常を判定する。本実施の形態において判定部21dは、異常の有無に加えて、異常の種別についても判定する。
この説明において、ビル設備の稼働状況の種別を示す情報は、ロボット30の乗場呼びに対する応答であることを示すものであるから図6の「乗場呼び応答」が一致する稼働種別情報91である。図6によれば、これに対応付けられた予想電波強度情報92及びそれに対応する異常判定情報93は、電波強度の時系列変化が「ー3より大きく3以下である」場合、「ロボット30は異常であり停車している」と判定されることを示している。また、電波強度の時系列変化が「3より大きく10以下である」場合、「ロボット30は異常であり移動に障害が生じている」と判定され、電波強度の時系列変化が「10より大きく30以下である」場合、「ロボット30は正常である」と判定され、電波強度の時系列変化が「-3以下である、又は30より大きい」場合、「ロボット30は異常であり、暴走している」と判定されることを示している。
判定部21dは、電波強度の時系列変化として取得部21cが記憶部22に記憶した電波強度の情報の最大から最少を引いた差を算出し、予想電波強度情報92として記憶された閾値の情報と比較してロボット30の異常を判定する。そしてロボット30に異常が有る場合は、判定部21dは、異常の種別を記憶部22に記憶して処理をステップS34に進める。
本実施の形態において予想電波強度は、予め定められた時間における電波強度の時系列変化の大きさを示す閾値の情報である。なお、予想電波強度はこれに限られず、電波強度の最大値又は最小値などでも良いし、電波強度の時系列変化のピーク回数などでもよい。また、予想電波強度は、正常判定が行われる電波強度であって、判定部21dは予想電波強度との差から異常判定を行うようにしてもよい。
ステップS34において発報部21eは、発報装置80に発報をさせる命令を出力して処理をステップS31に戻す。具体的には、発報部21eは、ステップS33において判定部21dが記憶部22に記憶した異常の種別の情報を含む命令を発報装置80に送信する。命令を受信した発報装置80は、命令に含まれる異常の種別の情報に基づいて異なるメッセージをスピーカーから出力する。
以上、本実施の形態によれば、ロボット30が搭載した発信装置32が発信する電波の電波強度に基づいて、ロボット30の異常を判定することができる。
本実施の形態においては、トリガ信号が異常検知装置20に送信された場合に、異常の判定を行っているため、常に異常の判定を行う場合と比較して装置の負荷を軽減することができる。また、トリガ信号によって、取得した電波強度が正常であるかどうかの判定の指標となる予想電波強度が明確になり正確に異常を判定できる。さらに、どのタイミングの電波の電波強度を取得するべきかについても明確になる。
本実施の形態は、常に電波強度を取得し異常の有無を判定する異常判定装置と比較して、暴走以外の異常を判定できる点で特に有用である。常に電波強度を取得して異常の有無を判定する異常判定措置においても、正常なロボット30では実行しない速度での移動については、電波強度の急激な変化を検出し、異常を判定することが可能である。しかし、正常なロボット30は、停車や、通常よりも遅い速度で移動する場合があるため、仮にアンテナ40が受信する電波強度が変化しないロボット30や電波強度が緩やかに変化するロボット30が検知されたとしても、直ちに異常であると判定することはできない。本実施の形態によれば、トリガ信号により、予想電波強度が特定されているため、正常な電波強度の変化であると予め定められた時系列変化が検知できない場合は、異常を判定することができる。
本実施の形態によれば、トリガ信号にロボット30を識別する情報が含まれているため、複数のロボット30が走行する環境であっても、特定のロボット30の異常を判定することができる。
本実施の形態によれば、トリガ信号にロボット30の動作によって発信装置32が送信する電波を受信することが予想されるアンテナ40を特定する情報が含まれているため、複数の場所に設置されたアンテナ40を用いて、ロボット30の異常を判定することができる。
本実施の形態において、入退管理システム70のアンテナ71とアンテナ40は同様のものであるから、入退管理システム70のアンテナ71を流用することができる。
また、発報装置80に命令を出力することにより、発報が行われるため、ロボット30の異常を設備管理者に通知し、早期に対処ができる。
本実施の形態は、アンテナ40をかご61内に設置しているため、ロボット30によるかご61の乗車動作についての異常を判定することができる。
実施の形態2.
実施の形態1の異常検知システム100は、トリガ信号を送信するビルサーバ10とトリガ信号を受信する異常検知装置20を備えており、異常検知装置20はビルサーバ10から受信したトリガ信号に基づいて異常を判定していた。本実施の形態のビルサーバ10は、トリガ発動部11dを備えており、トリガ信号の発動と異常の検知をサーバ内で行うものである。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7を用いて、実施の形態の構成について説明する。図7は本実施の形態におけるビルサーバ10の構成図である。本実施の形態においてビル設備管理装置であるビルサーバ10は、実施の形態1と同様にプロセッサ11、記憶部12、及びインターフェイス13を備えている。
本実施の形態においてプロセッサ11は、制御部11a及び監視部11cに加えて、実施の形態1において異常検知装置20が備えていた取得部21c、判定部21d、及び発報部21e、並びにトリガ発動部11dを備えている。
トリガ発動部11dは、ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を発動するソフトウェアモジュールを備えている。具体的には、トリガ発動部11dは、トリガとなるビル設備の稼働があるかを判定するソフトウェアモジュール、トリガ信号を作成するソフトウェアモジュール、及び取得部21cによる電波の取得を開始させるソフトウェアモジュールを備えている。
記憶部12は、実施の形態1の記憶部12及び記憶部22が記憶していた情報を記憶している。
インターフェイス13は、実施の形態1のインターフェイス13が備えていた端子に加えて、アンテナ40及び発報装置80と接続するための電気線の端子を備えたものである。
次に、実施の形態2の動作について、図8を用いて説明する。図8は本実施の形態におけるビルサーバ10による、異常検知の制御を示すフローチャートである。
ステップS21aにおいてトリガ発動部11dは、実施の形態1のトリガ信号送信部11bによるステップS21と同様に、トリガとなるビル設備の稼働を待機している。トリガとなるビル設備の稼働があった場合、トリガ発動部11dは処理をステップS4に進める。
ステップS4においてトリガ発動部11dは、トリガ信号を発動する。具体的には、トリガ発動部11dは、実施の形態1のトリガ信号送信部11bによるステップS22と同様にトリガ信号を作成して記憶部12に記憶する。そして、トリガ発動部11dは、処理を取得部21cの処理であるステップS32aに進める。
ステップS32aにおいて取得部21cは、実施の形態1のステップS32と同様に、発動したトリガ信号に対応するアンテナ40から電波を取得して処理をステップS33aに進める。
ステップS33a及びステップS34aにおいて、判定部21d及び発報部21eは、実施の形態1のステップS33及びステップS34と同様の処理を行う。但し、実施の形態1では、ステップS31に処理を進めるところで処理をステップS21aに進めるものである。
以上、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態によれば、ビルサーバ10に加えて異常検知装置20を備えることなく、異常の判定及び発報をすることができる。
以上、実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものでは
ない。以下に変形例を示す。
実施の形態1において、ビルサーバ10全体の制御を行う制御部11aと、トリガ信号を作成し送信するトリガ信号送信部11bは、別の構成として説明したが、同一の構成であっても良い。例えば、制御部11aがステップS14において、ロボットサーバ50に送信する情報をトリガ信号として、異常検知装置20に送信するようにしてもよい。この場合、制御部11aは、トリガ信号送信部11bである。このようにすれば、実施の形態2のようにビルサーバ10が異常検知装置20を兼ねる場合と比較して、ビルサーバ10に新たなプログラムを追加しなくてよいという利点がある。
実施の形態において、ビルサーバ10とロボット30の通信は、ロボットサーバ50を介して行うものであったが、当然ビルサーバ10とロボット30が直接通信を行うものであっても良い。
実施の形態において、発信装置32が送信する電波は、ロボット30の識別情報を含むものであったが、含んでいなくても良い。ビル内を自律走行するロボット30が少ない場合は、ロボット30を識別する必要がないためである。
実施の形態において、異常検知装置20と入退管理システム70は、別の構成であったが、同一の装置内で両方の機能を備えるようにしてもよい。また、当然エレベータ制御装置60とビルサーバ10など、他の装置同士も同一の装置内に複数の装置の機能を備えるようにしてもよいし、クラウド上にあってもよい。
実施の形態において判定部21dは、トリガ信号に含まれるビル設備の稼働状況の種別を示す情報を参照して、異常判定データベース90から、トリガ信号に対応する予想電波強度を特定していた。他に、トリガ信号にロボット30の種別の情報を加えるようにして、稼働状況の種別と合わせてロボット30の種別を参照して、予想電波強度を特定するようにしてもよい。反対に、トリガ信号に、ビル設備の稼働状況の種別を示す情報を含まず、異常検知装置20は、トリガ信号受信部21bがトリガ信号を受信したときから予め定められた時間における、取得部21cが取得した電波の電波強度を評価することで、ロボット30の異常を判定するようにしてもよい。本開示において、このような判定も、トリガ信号受信部21bが受信したトリガ信号と取得部21cが取得した電波の電波強度とに基づく判定という。
さらに、ロボット30の稼働状況をトリガ信号に加えるようにしてもよい。具体的には、監視部11cが取得しているロボット30の稼働状況をトリガ信号に加えるようにしてもよい。ロボット30の稼働状況は、例えば、高速走行中や、清掃運転中、省エネ運転中など、移動速度が通常状態と異なるモードや、タイヤがパンクしている等の既知の故障などである。このロボット30の稼働状況を加えたトリガ信号に基づいて、判定部21dは異常を判定するようにしてもよい。
実施の形態においては、トリガ信号の送信または発動の条件となるビル設備の稼働状況の例としてロボット30による乗場呼びの応答を用いて説明したが、当然、これに限られない。例えば、ロボット30がかご61から降車するタイミングをトリガ信号の送信又は発動のタイミングとしても良い。具体的には、ロボット30を乗車させたかご61の目的階への到着を、トリガ信号の送信又は発動の条件となるビル設備の稼働状況としても良い。また、例えば、第2通信装置51有するゲートをビル内に設け、ビル設備であるゲートをロボット30が通過したことを、第2通信装置51がビルサーバ10に送信したことをトリガとしても良い。
実施の形態において、アンテナ40はかご61の内部に設置されていたが、アンテナ40は、当然かご61以外に設置されていてもよく、複数設置されていても良い。例えば、アンテナ40を乗場にも設置し、かご61内外に設置されたアンテナ40が受信した電波の電波強度に基づいて、その両方又はいずれか一方が異常であった場合に異常と判定するようにしてもよい。
実施の形態において、トリガ信号送信部11b及びトリガ発動部11dは、ロボット30による乗場呼びに応答する時に送信又は発動するものであったが、かご61が戸開する時に送信するようにしてもよい。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するトリガ信号送信部
を有するビル設備管理装置と、
前記トリガ信号送信部が送信した前記トリガ信号を受信するトリガ信号受信部と、
ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を取得する取得部と、
前記トリガ信号受信部が受信した前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常を判定する判定部と、
を有する異常検知装置と、
を備えた異常検知システム。
(付記2)
前記判定部は、前記トリガ信号に対応する予想電波強度と、前記取得部が取得した電波強度とを比較することで、前記ロボットの異常を判定する
付記1に記載の異常検知システム。
(付記3)
前記予想電波強度は、予め定めた電波強度の時系列変化についての情報であり、
前記判定部は、前記予想電波強度と、前記取得部が取得した電波強度の時系列変化とを比較することで、前記ロボットの異常を判定する
付記2に記載の異常検知システム。
(付記4)
前記予想電波強度は、予め定めた電波強度の時系列変化の大きさを示す閾値の情報であり、
前記判定部は、前記取得部が取得した電波強度の時系列変化の大きさが、前記閾値よりも大きい場合又は小さい場合に、前記ロボットの異常を判定する
付記3に記載の異常検知システム。
(付記5)
前記判定部は、前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常の種別を判定する
付記1から4のいずれか1項に記載の異常検知システム。
(付記6)
前記ロボットが送信する電波は、前記ロボットの識別情報を含む
付記1から5のいずれか1項に記載の異常検知システム。
(付記7)
前記トリガ信号は、エレベータ装置のかごが戸開することを示す信号である
付記1から6のいずれか1項に記載の異常検知システム。
(付記8)
前記アンテナ装置は、前記かごの内部に設置されている
付記7に記載の異常検知システム。
(付記9)
前記異常検知装置は、
前記判定部が、異常ありと判定した場合に発報装置に発報させる発報部
をさらに有する
付記1から8のいずれか1項に記載の異常検知システム。
(付記10)
ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するビル設備管理装置が送信した前記トリガ信号を受信するトリガ信号受信部と、
ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を取得する取得部と、
前記トリガ信号受信部が受信した前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常を判定する判定部と、
を備える異常検知装置。
(付記11)
ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を発動するトリガ発動部と、
ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を取得する取得部と、
前記トリガ発動部が発動した前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常を判定する判定部と、
を備えるビル設備管理装置。
10 ビルサーバ、11 プロセッサ、11a 制御部、11b トリガ信号送信部、11c 監視部、11d トリガ発動部、12 記憶部、13 インターフェイス、20 異常検知装置、21 プロセッサ、21a 制御部、21b トリガ信号受信部、21c 取得部、21d 判定部、21e 発報部、22 記憶部、23 インターフェイス、30 ロボット、31 第1通信装置、32 発信装置、40 アンテナ、50 ロボットサーバ、51 第2通信装置、60 エレベータ制御装置、61 かご、70 入退管理システム、71 アンテナ、80 発報装置、90 異常判定データベース、91 稼働種別情報、92 予想電波強度情報、93 異常判定情報、100 異常検知システム、101 第1システム、102 第2システム、200 ロボット移動システム

Claims (11)

  1. ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するトリガ信号送信部を有するビル設備管理装置と、
    前記トリガ信号送信部が送信した前記トリガ信号を受信するトリガ信号受信部と、
    ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を、前記トリガ信号受信部が前記トリガ信号を受信したことに応じて取得する取得部と、
    前記トリガ信号受信部が受信した前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常を判定する判定部と、
    を有する異常検知装置と、
    を備えた異常検知システム。
  2. 前記判定部は、前記トリガ信号に対応する予想電波強度と、前記取得部が取得した電波強度とを比較することで、前記ロボットの異常を判定する
    請求項1に記載の異常検知システム。
  3. 前記予想電波強度は、予め定めた電波強度の時系列変化についての情報であり、
    前記判定部は、前記予想電波強度と、前記取得部が取得した電波強度の時系列変化とを比較することで、前記ロボットの異常を判定する
    請求項2に記載の異常検知システム。
  4. 前記予想電波強度は、予め定めた電波強度の時系列変化の大きさを示す閾値の情報であり、
    前記判定部は、前記取得部が取得した電波強度の時系列変化の大きさが、前記閾値よりも大きい場合又は小さい場合に、前記ロボットの異常を判定する
    請求項3に記載の異常検知システム。
  5. 前記判定部は、前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常の種別を判定する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  6. 前記ロボットが送信する電波は、前記ロボットの識別情報を含む
    請求項1から4のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  7. 前記トリガ信号は、エレベータ装置のかごが戸開することを示す信号である
    請求項1から4のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  8. 前記アンテナ装置は、前記かごの内部に設置されている
    請求項7に記載の異常検知システム。
  9. 前記異常検知装置は、
    前記判定部が、異常ありと判定した場合に発報装置に発報させる発報部
    をさらに有する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の異常検知システム。
  10. ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を送信するビル設備管理装置が送信した前記トリガ信号を受信するトリガ信号受信部と、
    ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を、前記トリガ信号受信部が前記トリガ信号を受信したことに応じて取得する取得部と、
    前記トリガ信号受信部が受信した前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常を判定する判定部と、
    を備える異常検知装置。
  11. ビル設備の稼働状況に基づいてトリガ信号を発動するトリガ発動部と、
    ビル内を移動するロボットが送信し、アンテナ装置が受信した電波を、前記トリガ発動部が前記トリガ信号を発動したことに応じて取得する取得部と、
    前記トリガ発動部が発動した前記トリガ信号と前記取得部が取得した電波の電波強度とに基づき前記ロボットの異常を判定する判定部と、
    を備えるビル設備管理装置。
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