JP7214447B2 - Hydraulic system of work equipment - Google Patents
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Description
本発明は、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ等の作業機の油圧システムに関する。 The present invention relates to a hydraulic system for work equipment such as skid steer loaders and compact track loaders.
従来、作業機の油圧システムとして特許文献1が知られている。特許文献1の作業機は、ブームと、バケットと、ブームを作動させるブームシリンダと、バケットを作動させるバケットシリンダと、予備アタッチメントを作動させる予備アクチュエータと、ブームシリンダの伸縮を制御する第1制御弁と、バケットシリンダの伸縮を制御する第2制御弁と、予備アクチュエータを作動させる第3制御弁を備えている。
Conventionally,
特許文献1の作業機では、第1制御弁のスプールを操作していない場合には、ポンプから吐出した作動油は、第1制御弁の内部を通過して第2制御弁及び第3制御弁に供給することが可能である。一方、第1制御弁のスプールを操作した場合では、ブームシリンダから第1制御弁に戻ってきた作動油(戻り油)を、第2制御弁及び第3制御弁に供給することが可能である。即ち、特許文献1の作業機の油圧回路では、上流側の制御弁(第1制御弁)から戻って来た戻り油を下流側の制御弁(第2制御弁、第3制御弁)に供給するシリーズ回路を採用している。しかしながら、シリーズ回路では、上流側の制御弁の作動時などに、下流側の第2制御弁や第3制御弁等を作動させることが難しくなる場合があった。
In the work machine of
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、シリーズ回路において、複数の制御弁(油圧アクチュエータ)を容易に作動させることができる作業機の油圧システムを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the problems of the prior art as described above, and provides a hydraulic system for a work machine that can easily operate a plurality of control valves (hydraulic actuators) in a series circuit. intended to provide
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下の通りである。
本発明の作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、筒体と、前記筒体に移動自在に設けられたロッドと、前記ロッドに設けられたピストンと、を有し、収縮動作及び伸長動作可能な油圧シリンダである第1油圧アクチュエータと、第2油圧アクチュエータと、前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータを接続し且つ前記第1油圧アクチュエータから排出された戻り油が流れる戻り油路と、前記第1制御弁に設けられ且つ前記戻り油路に連通する第1内部油路と、前記第1内部油路に連通し且つ前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続する外部油路と、前記外部油路から分岐し且つ前記戻り油を排出する戻り排出油路と、前記戻り排出油路に設けられた第1絞り部と、前記戻り排出油路に設けられた第2絞り部と、前記外部油路に設けられた逆止弁と、を備え、前記外部油路は、前記第1内部油路と連通し且つ前記収縮動作を行う前記第1油圧アクチュエータから排出された戻り油を流す第1分岐油路と、前記伸長動作を行う前記第1油圧アクチュエータから排出された戻り油を流す第2分岐油路と、前記第1分岐油路と前記第2分岐油路とが合流する合流部と、を有し、前記逆止弁は、前記外部油路のうち、前記第1分岐油路及び前記第2分岐油路であって、前記第1制御弁と前記合流部との間に設けられ、前記第1制御弁から前記合流部に向かう戻り油が流れるのを許容し且つ前記合流部から前記第1制御弁に作動油が流れるのを阻止し、前記戻り排出油路は、前記第1絞り部が設けられ、且つ前記外部油路のうち、前記第1分岐油路であって、前記第1制御弁と前記逆止弁との間に接続された第1排出油路と、前記第2絞り部が設けられ、且つ前記外部油路のうち、前記第2分岐油路であって、前記第1制御弁と前記逆止弁との間に接続された第2排出油路と、を含み、前記第1絞り部は、前記第2絞り部よりも開口面積が大きい。
The technical means of the present invention for solving this technical problem are as follows.
A hydraulic system for a work machine according to the present invention includes a hydraulic pump that discharges hydraulic oil, a cylindrical body, a rod that is movably provided on the cylindrical body, and a piston that is provided on the rod. a first hydraulic actuator that is a hydraulic cylinder capable of operating and extending, a second hydraulic actuator, a first control valve that controls the first hydraulic actuator, provided downstream of the first control valve, and a second control valve that controls the second hydraulic actuator; a return oil passage that connects the first control valve and the first hydraulic actuator and through which return oil discharged from the first hydraulic actuator flows; a first internal oil passage provided in the control valve and communicating with the return oil passage; an external oil passage communicating with the first internal oil passage and connecting the first control valve and the second control valve; a return discharge oil passage branched from the external oil passage and discharging the return oil, a first throttle portion provided in the return discharge oil passage, a second throttle portion provided in the return discharge oil passage, a check valve provided in the external oil passage, wherein the external oil passage communicates with the first internal oil passage and allows return oil discharged from the first hydraulic actuator that performs the contraction operation to flow. A first branch oil passage, a second branch oil passage through which return oil discharged from the first hydraulic actuator that performs the extension operation flows, and a confluence where the first branch oil passage and the second branch oil passage join together. and a portion, wherein the check valve is located in the first branch oil passage and the second branch oil passage of the external oil passage between the first control valve and the confluence portion is provided, allowing return oil to flow from the first control valve toward the merging portion and blocking hydraulic oil from flowing from the merging portion to the first control valve ; a first discharge oil passage provided with a first throttle portion and being the first branch oil passage of the external oil passage and connected between the first control valve and the check valve; a second discharge oil passage provided with the second throttle portion and being the second branch oil passage of the external oil passage and connected between the first control valve and the check valve; , wherein the first narrowed portion has a larger opening area than the second narrowed portion .
前記逆止弁は、前記外部油路において、前記外部油路と戻り排出油路とが接続する第1接続部と、前記外部油路と前記第2制御弁とが接続する第2接続部との区間に設けられている。 The check valve has, in the external oil passage, a first connection portion where the external oil passage and the return discharge oil passage are connected, and a second connection portion where the external oil passage and the second control valve are connected. is provided in the section of
前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続し且つ前記油圧ポンプから吐出した作動油の供給油を前記外部油路とは別に通過させる中央油路を備え、前記第1制御弁は、前記中央油路に前記供給油を供給する中立位置と、前記第1油圧アクチュエータに作動油を供給し且つ前記第1内部油路と前記外部油路とを接続する側方位置とに切換可能である。 A central oil passage that connects the first control valve and the second control valve and allows the supply of hydraulic oil discharged from the hydraulic pump to pass separately from the external oil passage, the first control valve comprising: It is switchable between a neutral position that supplies the supply oil to the central oil passage and a lateral position that supplies hydraulic oil to the first hydraulic actuator and connects the first internal oil passage and the external oil passage. There is .
前記第1制御弁が前記側方位置である場合に、前記中央油路に接続する第2内部油路を備えている。 A second internal oil passage is provided that communicates with the central oil passage when the first control valve is in the lateral position.
本発明によれば、シリーズ回路において、複数の制御弁(油圧アクチュエータ)を容易に作動させることができる。 According to the present invention, it is possible to easily operate a plurality of control valves (hydraulic actuators) in a series circuit.
以下、本発明に係る作業機の油圧システム及びこの油圧システムを備えた作業機の好適な実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
まず、作業機から説明する。
図5は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図5では、作業機の一例として、スキッドステアローダを示している。但し、本発明に係る作業機はスキッドステローダに限定されず、例えば、コンパクトトラックローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Preferred embodiments of a hydraulic system for a working machine according to the present invention and a working machine equipped with this hydraulic system will now be described with reference to the drawings as appropriate.
[First embodiment]
First, the work machine will be explained.
FIG. 5 shows a side view of a working machine according to the invention. FIG. 5 shows a skid steer loader as an example of the work machine. However, the work machine according to the present invention is not limited to the skid steer loader, and may be other types of loader work machine such as a compact track loader. Also, a work machine other than a loader work machine may be used.
作業機1は、機体(車体)2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5A、5Bとを備えている。
機体2上にはキャビン3が搭載されている。キャビン3内の後部には運転席8が設けられている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図5の左側)を前方、運転者の後側(図5の右側)を後方、運転者の左側(図5の手前側)を左方、運転者の右側(図5の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
The working
A
キャビン3は、機体2に搭載されている。作業装置4は、作業を行う装置で、機体2に装備されている。走行装置5Aは、機体2を走行させる装置であって、機体2の左側に設けられている。走行装置5Bは、機体2を走行させる装置であって、機体2の右側に設けられている。機体2内の後部には原動機7が設けられている。原動機7は、ディーゼルエンジン(エンジン)である。なお、原動機7は、エンジンに限定されず、電動モータ等であってもよい。
A
運転席8の左側には、走行レバー9Lが設けられている。運転席8の右側には、走行レバー9Rが設けられている。左側の走行レバー9Lは、左側の走行装置5Aを操作するものであり、右側の走行レバー9Rは、右側の走行装置5Bを操作するものである。
作業装置4は、ブーム10と、バケット11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ17とを有する。ブーム10は、機体2の側方に設けられている。バケット11は、ブーム10の先端(前端)に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10の基部(後部)を支持する。ブームシリンダ14は、ブーム10を上又は下に駆動する。
A
The
詳しくは、リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、機体2の側方に設けられている。リフトリンク12の上部は、ブーム10の基部の上部に枢支されて
いる。リフトリンク12の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。制御リンク13は、リフトリンク12の前方に配置されている。制御リンク13の一端は、ブーム10の基部の下部に枢支され、他端が機体2に枢支されている。
Specifically, the
ブームシリンダ14は、ブーム10を昇降する油圧シリンダである。ブームシリンダ14の上部は、ブーム10の基部の前部に枢支されている。ブームシリンダ14の下部は、機体2の後部の側部に枢支されている。ブームシリンダ14を伸縮すれば、リフトリンク12及び制御リンク13によってブーム10が上下に揺動する。バケットシリンダ17は、バケット11を揺動する油圧シリンダである。バケットシリンダ17は、バケット11の左部と左のブームとの間を連結すると共に、バケット11の右部と右のブームとの間を連結する。なお、ブーム10の先端(前部)には、バケット11の代わりに、油圧圧砕機,油圧ブレーカ,アングルブルーム,オーガー,パレットフォーク,スイーパー,モア,スノウブロア等の予備アタッチメントが装着可能とされている。
The
走行装置5A,5Bは、本実施形態では前輪5F及び後輪5Rを有する車輪型の走行装置5A,5Bが採用されている。なお、走行装置5A,5Bとしてクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置5A,5Bを採用してもよい。
次に、スキッドステアローダ1に設けられた作業系油圧回路(作業系油圧システム)について説明する。
Wheel-
Next, a working hydraulic circuit (working hydraulic system) provided in the
作業系油圧システムは、ブーム10、バケット11、予備アタッチメント等を作動させるシステムであって、図1に示すように、複数の制御弁20と、作業系の油圧ポンプ(第1油圧ポンプ)P1を備えている。また、第1油圧ポンプP1とは異なる第2油圧ポンプP2を備えている。
第1油圧ポンプP1は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。第2油圧ポンプP2は、原動機7の動力によって作動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク(作動油タンク)15に貯留された作動油を吐出可能である。なお、第2油圧ポンプP2は、油圧システムにおいて、信号用の作動油、制御用の作動油を吐出する。信号用の作動油及び制御用の作動油のことをパイロット油という。
The work system hydraulic system is a system that operates the
The first hydraulic pump P1 is a pump operated by the power of the
複数の制御弁20は、作業機1に設けられた様々な油圧アクチュエータを制御する弁である。油圧アクチュエータとは、作動油によって作動する装置で、油圧シリンダ、油圧モータ等である。この実施形態では、複数の制御弁20は、ブーム制御弁20A、バケット制御弁20B、予備制御弁20Cである。
ブーム制御弁20Aは、ブーム10を作動する油圧アクチュエータ(ブームシリンダ)14を制御する弁である。ブーム制御弁20Aは、直動スプール形3位置切換弁である。ブーム制御弁20Aは、中立位置20a3、中立位置20a3とは異なる第1位置20a1、中立位置20a3及び第1位置20a1とは異なる第2位置20a2に切り換わる。ブーム制御弁20Aにおいて、中立位置20a3、第1位置20a1、第2位置20a2の切換は、操作部材の操作によりスプールを動かすことによって行う。なお、ブーム制御弁20Aの切換は、操作部材を手動操作することによってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを油圧操作(パイロットバルブによる油圧操作、比例弁による油圧操作)で移動させてもよいし、電気操作(ソレノイドを励磁することによる電気操作)で移動させてもよいし、その他の方法で移動させてもよい。
The plurality of
The
ブーム制御弁20Aと、第1油圧ポンプP1とは吐出油路27により接続されている。吐出油路27であって、ブーム制御弁20Aと第1油圧ポンプP1との間の区間には、作動油タンク15に繋がる排出油路24aが接続されている。排出油路24aの中途部にリリーフ弁(メインリリーフ弁)25が設けられている。第1油圧ポンプP1から吐出した作動油は、吐出油路27を通過してブーム制御弁20Aに供給される。また、ブーム制御弁20Aと、ブームシリンダ14とは、油路21で接続されている。
A
詳しくは、ブームシリンダ14は、筒体14aと、筒体14aに移動自在に設けられたロッド14bと、ロッド14bに設けられたピストン14cとを備えている。筒体14a
の基端部(ロッド14b側とは反対側)には、作動油を給排する第1ポート14dが設けられている。筒体14aの先端(ロッド14b側)には、作動油を給排する第2ポート14eが設けられている。
Specifically, the
A
油路21は、ブーム制御弁20Aの第1ポート31とブームシリンダ14の第1ポート14dとを接続する第1接続油路21aと、ブーム制御弁20Aの第2ポート32とブームシリンダ14の第2ポート14eとを接続する第2接続油路21bとを有している。
したがって、ブーム制御弁20Aを第1位置20a1にすれば、第1接続油路21aからブームシリンダ14の第1ポート14dに作動油を供給することができると共に、ブームシリンダ14の第2ポート14eから第2接続油路21bに作動油を排出することができる。これによって、ブームシリンダ14は伸長し、ブーム10は上昇する。ブーム制御弁20Aを第2位置20a2にすれば、第2接続油路21bからブームシリンダ14の第2ポート14eに作動油を供給することができると共に、ブームシリンダ14の第1ポート14dから第1接続油路21aに作動油を排出することができる。これによって、ブームシリンダ14は収縮し、ブーム10は下降する。
The
Therefore, when the
バケット制御弁20Bは、バケット11を制御する油圧シリンダ(バケットシリンダ)17を制御する弁である。バケット制御弁20Bは、パイロット方式の直動スプール形3位置切換弁である。バケット制御弁20Bは、中立位置20b3、中立位置20b3とは異なる第1位置20b1、中立位置20b3及び第1位置20b1とは異なる第2位置20b2に切り換わる。バケット制御弁20Bにおいて、中立位置20b3、第1位置20b1及び第2位置20b2の切換は、操作部材の操作によりスプールを動かすことによって行う。なお、バケット制御弁20Bの切換は、操作部材を手動操作することによってスプールを直接移動させることにより行っているが、スプールを油圧操作(パイロットバルブによる油圧操作、比例弁による油圧操作)で移動させてもよいし、電気操作(ソレノイドを励磁することによる電気操作)で移動させてもよいし、その他の方法で移動させてもよい。
バケット制御弁20Bと、バケットシリンダ17とは、油路22で接続されている。詳しくは、バケットシリンダ17は、筒体17aと、筒体17aに移動自在に設けられたロッド17bと、ロッド17bに設けられたピストン17cとを備えている。筒体17aの基端部(ロッド17b側とは反対側)には、作動油を給排する第1ポート17dが設けられている。筒体17aの先端(ロッド17b側)には、作動油を給排する第2ポート17eが設けられている。
油路22は、バケット制御弁20Bの第1ポート35とバケットシリンダ17の第2ポート17eとを接続する第1接続油路22aと、バケット制御弁20Bの第2ポート36とバケットシリンダ17の第1ポート17dとを接続する第2供給路22bとを有している。
したがって、バケット制御弁20Bを第1位置20b1にすれば、第1接続油路22aからバケットシリンダ17の第2ポート17eに作動油を供給することができると共に、バケットシリンダ17の第1ポート17dから第2供給路22bに作動油を排出することができる。これによって、バケットシリンダ17は収縮し、バケット11はスクイ動作する。バケット制御弁20Bを第2位置20a2にすれば、第2供給路22bからバケットシリンダ17の第1ポート17dに作動油を供給することができると共に、バケットシリンダ17の第2ポート17eから第1接続油路22aに作動油を排出することができる。これによって、バケットシリンダ17は伸長し、ダンプ動作する。
The
Therefore, when the
なお、第1接続油路22a及び第2接続油路22bには、排出油路24cが接続されていて、排出油路24cには、リリーフ弁38が設けられている。リリーフ弁38の設定圧は、例えば、メインリリーフ弁25の設定圧よりも高く設定されている。なお、リリーフ弁38の設定圧を、メインリリーフ弁25の設定圧よりも低くすることにより、上流側の油圧アクチュエータを作動させ易くしてもよい。
A
予備制御弁20Cは、予備アタッチメントに装着された油圧アクチュエータ(油圧シリンダ、油圧モータ等)16を制御する弁である。予備制御弁20Cは、パイロット方式の
直動スプール形3位置切換弁である。予備制御弁20Cは、中立位置20c3、中立位置20c3とは異なる第1位置20c1、中立位置20c3及び第1位置20c1とは異なる第2位置20c2に切り換わる。予備制御弁20Cにおいて、中立位置20c3、第1位置20c1及び第2位置20c2の切換は、パイロット油の圧力によってスプールを動かすことによって行う。予備制御弁20Cには、給排油路83a、83bを介して接続部材18が接続されている。接続部材18には、予備アタッチメントの油圧アクチュエータ(予備油圧アクチュエータ)16に接続された油路が接続される。
The
したがって、予備制御弁20Cを第1位置20c1にすれば、給排油路83aから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。予備制御弁20Cを第2位置20c2にすれば、給排油路83bから予備アタッチメントの油圧アクチュエータ16に作動油を供給することができる。このように、給排油路83a又は給排油路83bから油圧アクチュエータ16に作動油を供給することにより、当該油圧アクチュエータ16(予備アタッチメント)を作動させることができる。
Therefore, when the
さて、油圧システムにおいては、シリーズ回路(シリーズ油路)が適用されている。シリーズ回路では、油圧アクチュエータから上流側の制御弁に戻った作動油が、下流側の制御弁に供給可能である。例えば、ブーム制御弁20Aと、バケット制御弁20Bとに着目すると、ブーム制御弁20Aが上流側の制御弁であり、バケット制御弁20Bが下流側の制御弁である。
Now, in the hydraulic system, a series circuit (series oil passage) is applied. In the series circuit, hydraulic fluid that has returned from the hydraulic actuator to the control valve on the upstream side can be supplied to the control valve on the downstream side. For example, focusing on the
以下、上流側の制御弁を「第1制御弁」、下流側の制御弁を「第2制御弁」という。また、第1制御弁に対応する油圧アクチュエータのことを「第1油圧アクチュエータ」、第2制御弁に対応する油圧アクチュエータのことを「第2油圧アクチュエータ」という。第1油圧アクチュエータから第1制御弁に戻る作動油である戻り油を、第2制御弁に供給する油路のことを、「第1油路」という。 Hereinafter, the control valve on the upstream side will be referred to as "first control valve", and the control valve on the downstream side will be referred to as "second control valve". A hydraulic actuator corresponding to the first control valve is called a "first hydraulic actuator", and a hydraulic actuator corresponding to the second control valve is called a "second hydraulic actuator". An oil passage that supplies return oil, which is hydraulic oil that returns from the first hydraulic actuator to the first control valve, to the second control valve is referred to as a "first oil passage."
この実施形態では、ブーム制御弁20Aが「第1制御弁」、バケット制御弁20Bが「第2制御弁」である。また、ブームシリンダ14が「第1油圧アクチュエータ」、バケットシリンダ17が「第2油圧アクチュエータ」である。
以下、第1制御弁、第2制御弁について、詳しく説明する。
第1制御弁20Aと第1油圧ポンプP1の吐出部とは、吐出油路27により接続されている。吐出油路27は中途部47aで分岐している。吐出油路27の分岐後の油路は、第1制御弁20Aの第1入力ポート46a及び第2入力ポート46bに接続されている。また、吐出油路27は、第1制御弁20Aの第3入力ポート46cに接続されている。したがって、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油は、吐出油路27、第1入力ポート46a、第2入力ポート46b、第3入力ポート46cを通じて、第1制御弁20A内に供給することが可能である。
In this embodiment, the
The first control valve and the second control valve will be described in detail below.
A
第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとは、中央油路51により接続されている。中央油路51は、第1制御弁20Aの第3出力ポート41cと、第2制御弁20Bの第3入力ポート42cとを接続している。
第1制御弁20Aと第2制御弁20Bとは、中央油路51とは他に、第1油路61により接続されている。第1油路61は、第1油圧アクチュエータ14から第1制御弁20Aに戻る戻り油を、第1制御弁20Aを通過させて第2制御弁20Bに供給する油路である。
A
The
第1油路61は、第1接続油路(第1戻り油路)21aと、第1内部油路61aと、外部油路61bとを有している。第1接続油路21aは、第1制御弁20Aの第1ポート31と、第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dとを接続する油路であって、第1油圧アクチュエータ14の第1ポート14dから排出された戻り油が流れる第1戻り油路である。
The
なお、第1接続油路21aとは異なる第2接続油路(第2戻り油路)21bは、第1制御弁20Aの第2ポート32と、第1油圧アクチュエータ14の第2ポート14eとを接続する油路であって、第2ポート14eから排出された戻り油が流れる第2戻り油路である。第2戻り油路21bは、排出油路24bに接続している。排出油路24bは、第2接
続油路21bに接続する油路24b1と、第1制御弁20Aの第1排出ポート33a及び第2排出ポート33bに接続する油路24b2と、油路24b1及び油路24b2の合流部と作動油タンク15とを接続する油路24b3とを有している。油路24b1の中途部には、リリーフ弁37を設けている。リリーフ弁37の設定圧は、例えば、メインリリーフ弁25の設定圧よりも高く設定されている。なお、リリーフ弁37の設定圧を、メインリリーフ弁25の設定圧よりも低くすることにより、第1油圧アクチュエータ14を作動させ易くしてもよい。
A second connection oil passage (second return oil passage) 21b different from the first
第1内部油路61aは、第1制御弁20Aに設けられ且つ第1戻り油路21aに連通する油路である。詳しくは、第1内部油路61aは、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合に、第1制御弁20Aの第1ポート31と第1制御弁20Aの第1出力ポート41aとを接続する油路である。
外部油路61bは、第1内部油路61aに連通し且つ第2制御弁20Bに接続する油路である。外部油路61bは、第1制御弁20Aの第1出力ポート41aと第2制御弁20Bの第1入力ポート42aとを接続し、且つ、第1制御弁20Aの第2出力ポート41bと第2制御弁20Bの第2入力ポート42bとを接続している。外部油路61bの中途部は、中央油路53cに接続されている。
The first
The
以上によれば、第1制御弁20Aを側方位置である第2位置20a2にした場合、第1接続油路(第1戻り油路)21a、第1内部油路61a及び外部油路61bが接続されるため、第1油圧アクチュエータ14から第1制御弁20Aに戻った戻り油を、第1戻り油路21a、第1内部油路61a及び外部油路61bを介して第2制御弁20Bに供給することができる。
According to the above, when the
さて、作業系油圧システムは、外部油路61bを通過する戻り油を排出することが可能である。作業系油圧システムは、戻り排出油路100を備えている。戻り排出油路100は、第1制御弁20Aのスプールの下流側に設けられた油路であって、外部油路61bから分岐し且つ当該外部油路61bを通過する戻り油を排出部に排出する。具体的には、戻り排出油路100の一端は外部油路61bに接続され、他端は、排出部に連通する排出油路24bに接続されている。なお、排出部は、作動油タンク、油圧ポンプの吸込部(作動油を吸い込む部分)である。なお、排出部は、作動油が排出される部分であればよく、作動油タンク、油圧ポンプの吸込部以外であってもよく限定されない。
Now, the working hydraulic system can discharge the return oil passing through the
戻り排出油路100には、絞り部101が接続されている。絞り部101は、例えば、戻り排出油路100の一部を他の部分よりも細くすることにより構成されている。言い換えれば、絞り部101は、戻り排出油路100において作動油が流れる部分の断面積を他の部分よりも小さくすることにより構成されている。なお、戻り排出油路100の構成は、前述した例に限定されない。
A
外部油路61bには、逆止弁102が接続されている。逆止弁102は、第1制御弁20Aから第2制御弁20Bに向かう戻り油が流れるのを許容し且つ第2制御弁20Bから戻り排出油路100に作動油が流れるのを阻止する弁である。詳しくは、逆止弁102は、外部油路61bにおいて、外部油路61bと戻り排出油路100とが接続する第1接続部110と、外部油路61bと第2制御弁20Bとが接続する第2接続部(第1入力ポート42a、第2入力ポート42b)との区間に設けられている。
A
したがって、第1制御弁20Aを第2位置20a2にすれば、第1内部油路61aと外部油路61bとが連通する。そのため、第1油圧アクチュエータ14からの戻り油は、第1内部油路61aを通過して外部油路61bに流すことができる。上述したように、外部油路61bには、戻り排出油路100が接続されているため、戻り油の一部を戻り排出油路100に排出することができる。
Therefore, when the
ここで、第1油圧アクチュエータ14を収縮した場合は、ロッド14bとピストン14cとの断面積の関係から第1油圧アクチュエータ14を伸長した場合に比べて、第2制御弁20B等に向かう作動油の量は多くなる。排出油路100によって戻り油の一部を排出しているため、第2制御弁20Bに向かう作動油の量を、第1油圧アクチュエータ14が伸長する場合と略同じにすることができる。
Here, when the first
また、外部油路61bに逆止弁102を設けているため、中央油路53cの作動油の圧力と、外部油路61bから第2制御弁20Bに向かう作動油の圧力との関係によって、外部油路61b内の作動油が第1制御弁20Aに逆戻りをしてしまうことを防止することができる。
上述したように、第1制御弁20Aでは、側方位置(第2位置)20a2である場合に、第1油圧アクチュエータ14からの戻り油を第2制御弁20Bに供給することができるが、これに加えて、側方位置(第2位置)20a2である場合に、吐出油路27と中央油路51とを接続する第2内部油路105を設けてもよい。第2内部油路105は、第1制御弁20Aの内部に設けられていて、側方位置(第2位置)20a2である場合に、第3入力ポート46cと第3出力ポート41cとを接続する。第2内部油路105には絞り部106が接続されていて、第1制御弁20Aを第2位置20a2にした場合、中央油路53cは完全に遮断されることがなく、第3入力ポート46cに導入された作動油の一部は、中央油路53cを通じて第3出力ポート41cから中央油路51へ流れる。即ち、第1制御弁20Aは、吐出油路27から第1制御弁20Aに供給された供給油を中央油路51に供給する中立位置20a3と、供給油を第1油圧アクチュエータ14及び中央油路51に供給し且つ第2制御弁20Bに流す側方位置である第2位置20a2に切換可能である。言い換えれば、第1制御弁20Aは、第2位置20a2である場合に、中立位置20a3に対応する油路(中央油路53c)が全閉にならない弁であってもよい。
In addition, since the
As described above, when the
なお、図3Aに示すように、外部油路61bにおいて、第1出力ポート41aに接続された油路と、第2出力ポート41bに接続された油路とが合流する合流部111の上流側に逆止弁102を設けてもよい。この場合、外部油路61bにおいて、第1制御弁20Aから合流部111に至る区間であって、逆止弁102が設けられている区間に戻り排出油路100を接続してもよい。言い換えれば、外部油路61bにおいて、逆止弁102と、第1出力ポート41a及び第2出力ポート41bのいずれかとの間に、戻り排出油路100を接続してもよい。
[第2実施形態]
図2は、第2実施形態における作業機の油圧システム(油圧回路)を示している。第1実施形態と同様である部分は同様の符号を付して説明を省略する。第2実施形態では、説明の便宜上、バケット制御弁20Bを「第1制御弁」とし、予備制御弁20Cを「第2制御弁」とする。また、バケットシリンダ17を「第1油圧アクチュエータ」とし、油圧アクチュエータ16を「第2油圧アクチュエータ」とする。
In addition, as shown in FIG. 3A, in the
[Second embodiment]
FIG. 2 shows the hydraulic system (hydraulic circuit) of the working machine in the second embodiment. Parts that are the same as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted. In the second embodiment, for convenience of explanation, the
第1制御弁20Bと第2制御弁20Cとは、中央油路72により接続されている。中央油路72は、第1制御弁20Bの第3出力ポート43cと、第2制御弁20Cの第3入力ポート44cとを接続している。
第1制御弁20Bと第2制御弁20Cとは、中央油路72とは他に、第1油路81により接続されている。第1油路81は、第1油圧アクチュエータ17から第1制御弁20Bに戻る戻り油を、第1制御弁20Bを通過させて第2制御弁20Cに供給する油路である。
A
The
第1油路81は、第1接続油路(第1戻り油路)22aと、第1内部油路81aと、外部油路81bとを有している。第1接続油路22aは、第1制御弁20Bの第1ポート35と、第1油圧アクチュエータ17の第2ポート17eとを接続する油路であって、第2ポート17eから排出された戻り油が流れる第1戻り油路である。
なお、第1接続油路22aとは異なる第2接続油路(第2戻り油路)22bは、第1制御弁20Bの第2ポート36と、第1油圧アクチュエータ17の第1ポート17dとを接続する油路であって、第1ポート17dから排出された戻り油が流れる第2戻り油路である。第2戻り油路22bは、排出油路24bに接続している。排出油路24bは、第2戻り油路22bに接続する油路(第5油路)24b4と、第1制御弁20Bの第1排出ポート34a及び第2排出ポート34bに接続する油路24b5と、油路24b4及び油路24b5の合流部と作動油タンク15とを接続する油路24b3とを有している。
The
A second connection oil passage (second return oil passage) 22b different from the first
第1内部油路81aは、第1制御弁20Bに設けられ且つ第2戻り油路22bに連通す
る油路である。詳しくは、第1内部油路81aは、第1制御弁20Bを第1位置20b1にした場合に、第1制御弁20Bの第2ポート36と第1制御弁20Bの第2出力ポート43bとを接続する油路である。
外部油路81bは、第1内部油路81aに連通し且つ第2制御弁20Cに接続する油路である。外部油路81bは、第1制御弁20Bの第1出力ポート43aと第2制御弁20Cの第1入力ポート44aとを接続し、且つ、第1制御弁20Bの第2出力ポート43bと第2制御弁20Cの第2入力ポート44bとを接続している。外部油路81bの中途部は、中央油路73cに接続されている。
The first
The
第2実施形態においても、外部油路81bを通過する戻り油を排出することが可能である。作業系油圧システムは、戻り排出油路200を備えている。戻り排出油路200は、第1制御弁20Bのスプールの下流側に設けられた油路であって、外部油路81bから分岐し且つ当該外部油路81bを通過する戻り油を排出部に排出する。具体的には、戻り排出油路200の一端は外部油路81bに接続され、他端は、排出部に連通する排出油路24bに接続されている。
Also in the second embodiment, it is possible to discharge the return oil passing through the
戻り排出油路200には、絞り部201が接続されている。絞り部201は、例えば、戻り排出油路200の一部を他の部分よりも細くすることにより構成されている。言い換えれば、絞り部201は、戻り排出油路200において作動油が流れる部分の断面積を他の部分よりも小さくすることにより構成されている。なお、戻り排出油路200の構成は、前述した例に限定されない。
A
外部油路81bには、逆止弁202が接続されている。逆止弁202は、第1制御弁20Bから第2制御弁20Cに向かう戻り油が流れるのを許容し且つ第2制御弁20Cから戻り排出油路200に作動油が流れるのを阻止する弁である。詳しくは、逆止弁202は、外部油路81bにおいて、外部油路81bと戻り排出油路200とが接続する第1接続部210と、外部油路81bと第2制御弁20Cとが接続する第2接続部(第1入力ポート44a、第2入力ポート44b)との区間に設けられている。
A
したがって、第1制御弁20Bを第1位置20b1にすれば、第1内部油路81aと外部油路81bとが連通する。そのため、第1油圧アクチュエータ17からの戻り油は、第1内部油路81aを通過して外部油路81bに流すことができる。上述したように、外部油路81bには、戻り排出油路200が接続されているため、戻り油の一部を戻り排出油路200に排出することができる。
Therefore, when the
なお、第1制御弁20Bにおいても、側方位置(第1位置)20b1である場合に、中央油路51と中央油路72とを接続する第2内部油路205を設けてもよい。第2内部油路205は、第1制御弁20Bの内部に設けられていて、側方位置(第1位置)20b1である場合に、第3入力ポート42cと第3出力ポート43cとを接続する。第2内部油路205には絞り部206が接続されていて、第1制御弁20Bを第1位置20b1にした場合、中央油路73cは完全に遮断されることがなく、第3入力ポート42cに導入された作動油の一部は、中央油路73cを通じて第3出力ポート43cから中央油路72へ流れる。即ち、第1制御弁20Bは、第1制御弁20Bに供給された供給油を中央油路72に供給する中立位置20b3と、供給油を第2油圧アクチュエータ17及び中央油路72に供給し且つ第2制御弁20Cに流す側方位置である第1位置20b1に切換可能である。言い換えれば、第1制御弁20Bは、第1位置20b1である場合に、中立位置20b3に対応する油路(中央油路73c)が全閉にならない弁であってもよい。
Also in the
なお、図3Bに示すように、外部油路81bにおいて、第1出力ポート43aに接続された油路と、第2出力ポート43bに接続された油路とが合流する合流部211の上流側に逆止弁202を設けてもよい。この場合、外部油路81bにおいて、第1制御弁20Bから合流部211に至る区間であって、逆止弁202が設けられている区間に戻り排出油路200を接続してもよい。言い換えれば、外部油路81bにおいて、逆止弁202と、第1出力ポート43a及び第2出力ポート43bのいずれかとの間に、戻り排出油路200を接続してもよい。
In addition, as shown in FIG. 3B, in the
また、図3A及び図3Bにおいて、逆止弁102、202及び戻り排出油路100、2
00の接続の変形例を説明したが、逆止弁102、202及び戻り排出油路100、200の接続構造は、上述した実施形態における全ての組み合わせを適用可能である。
図4Aは、油圧システムの第3変形例を示す図である。図4Aに示すように、第1油路61の第1内部油路61aには、絞り部300が設けられている。絞り部300の開口面積は、戻り排出油路100の絞り部101の開口面積よりも大きい。言い換えると、戻り排出油路100の絞り部101の開口面積は、第1内部油路61aの絞り部300の開口面積よりも小さくなっている。絞り部101の開口面積を、第1内部油路61aの絞り部300の開口面積よりも小さくすることによって、外部油路61b側の作動油の圧力を高い状態に維持することができる。
3A and 3B,
00 connection has been described, the connection structures of the
FIG. 4A is a diagram showing a third modification of the hydraulic system. As shown in FIG. 4A , a
また、戻り排出油路100の絞り部101の開口面積は、第2内部油路105に設けられた絞り部106の開口面積よりも大きい。即ち、絞り部300、絞り部101及び絞り部106の開口面積に着目した場合、絞り部300の開口面積>絞り部101の開口面積>絞り部106の開口面積になっている。
図4Bは、油圧システムの第4変形例を示す図である。図4Bに示すように、外部油路61bには複数の戻り排出油路100が接続されている。戻り排出油路100は、第1排出油路100aと、第2排出油路100bとを含んでいる。第1排出油路100aの一端は、外部油路61bにおいて、第1出力ポート41aから接続部240に至る区間61b1に接続されている。第2排出油路100bの一端は、外部油路61bにおいて、第2出力ポート41bから接続部240に至る区間61b2に接続されている。第1排出油路100aの他端及び第2排出油路100bの他端は、排出油路24bに接続されている。
Further, the opening area of the narrowed
FIG. 4B is a diagram showing a fourth modification of the hydraulic system. As shown in FIG. 4B, a plurality of return and discharge
第1排出油路100aには、作動油の流量を減少させる絞り部107aが設けられ、第2排出油路100bにも、作動油の流量を減少させる絞り部107bが設けられている。絞り部107aの開口面積は、絞り部107bの開口面積よりも大きい。即ち、第1制御弁20Aを第1位置20a1に切り換えてブーム10を上昇させた場合に第1油圧アクチュエータ14から外部油路61bへ戻る作動油の流量(シリンダ戻り流量)は、第1制御弁20Aを第2位置20a2に切り換えてブーム10を下降させた場合に第1油圧アクチュエータ14から外部油路61bへ戻る作動油の流量(シリンダ戻り流量)よりも少なくなる。ブーム10を昇降させた場合に、シリンダ戻り流量が少なくなる側の絞り部107bの開口面積を、作動油が多くなる側の絞り部107aの開口面積よりも小さくしているため、圧力を一定に保つことができ安定して作動させることができる。
The first
図4Cは、油圧システムの第5変形例を示す図である。図4Cに示すように、戻り排出油路100の一端は、外部油路61bにおいて、第1出力ポート41aから接続部240に至る区間61b1に接続され、戻り排出油路100の他端は、排出油路24bに接続されている。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。第1制御弁及び第2制御弁は上述した実施形態に限定されず、作業機に設けられた制御弁であれば何でもよい。上述した実施形態では、油圧ポンプは定容量ポンプであったが、例えば、斜板の変更によって吐出量が変化する可変容量ポンプであっても、その他の油圧ポンプであってもよい。
FIG. 4C is a diagram showing a fifth modification of the hydraulic system. As shown in FIG. 4C , one end of the return and discharge
It should be noted that the embodiments disclosed this time should be considered as examples in all respects and not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the above description, and is intended to include all modifications within the scope and meaning equivalent to the scope of the claims. The first control valve and the second control valve are not limited to the above-described embodiment, and any control valve provided in the working machine may be used. In the above-described embodiment, the hydraulic pump is a constant displacement pump, but it may be a variable displacement pump whose discharge amount is changed by changing the swash plate, or any other hydraulic pump.
1 作業機
14 ブームシリンダ(第1油圧アクチュエータ、第2油圧アクチュエータ)
16 予備油圧アクチュエータ(第2油圧アクチュエータ)
17 バケットシリンダ(第1油圧アクチュエータ)
20A ブーム制御弁(第1制御弁、第2制御弁)
20B バケット制御弁(第1制御弁)
20C 予備制御弁(第2制御弁)
20a2、20b2 側方位置
20a3、20b3 中立位置
21a、22a 第1接続油路(第1戻り油路)
61a、81a 第1内部油路
61b、81b 外部油路
100、200 戻り排出油路
101、201 絞り部
102、202 逆止弁
105、205 第2内部油路
106、206 絞り部
110、210 第1接続部
1
16 Reserve hydraulic actuator (second hydraulic actuator)
17 bucket cylinder (first hydraulic actuator)
20A boom control valve (first control valve, second control valve)
20B bucket control valve (first control valve)
20C preliminary control valve (second control valve)
20a2, 20b2 Lateral position 20a3, 20b3
61a, 81a First
Claims (4)
筒体と、前記筒体に移動自在に設けられたロッドと、前記ロッドに設けられたピストンと、を有し、収縮動作及び伸長動作可能な油圧シリンダである第1油圧アクチュエータと、
第2油圧アクチュエータと、
前記第1油圧アクチュエータを制御する第1制御弁と、
前記第1制御弁の下流側に設けられ、且つ、前記第2油圧アクチュエータを制御する第2制御弁と、
前記第1制御弁と前記第1油圧アクチュエータを接続し且つ前記第1油圧アクチュエータから排出された戻り油が流れる戻り油路と、
前記第1制御弁に設けられ且つ前記戻り油路に連通する第1内部油路と、
前記第1内部油路に連通し且つ前記第1制御弁と前記第2制御弁とを接続する外部油路と、
前記外部油路から分岐し且つ前記戻り油を排出する戻り排出油路と、
前記戻り排出油路に設けられた第1絞り部と、
前記戻り排出油路に設けられた第2絞り部と、
前記外部油路に設けられた逆止弁と、
を備え、
前記外部油路は、
前記第1内部油路と連通し且つ前記収縮動作を行う前記第1油圧アクチュエータから排出された戻り油を流す第1分岐油路と、
前記伸長動作を行う前記第1油圧アクチュエータから排出された戻り油を流す第2分岐油路と、
前記第1分岐油路と前記第2分岐油路とが合流する合流部と、
を有し、
前記逆止弁は、前記外部油路のうち、前記第1分岐油路及び前記第2分岐油路であって、前記第1制御弁と前記合流部との間に設けられ、前記第1制御弁から前記合流部に向かう戻り油が流れるのを許容し且つ前記合流部から前記第1制御弁に作動油が流れるのを阻止し、
前記戻り排出油路は、
前記第1絞り部が設けられ、且つ前記外部油路のうち、前記第1分岐油路であって、前記第1制御弁と前記逆止弁との間に接続された第1排出油路と、
前記第2絞り部が設けられ、且つ前記外部油路のうち、前記第2分岐油路であって、前記第1制御弁と前記逆止弁との間に接続された第2排出油路と、
を含み、
前記第1絞り部は、前記第2絞り部よりも開口面積が大きい作業機の油圧システム。 a hydraulic pump that discharges hydraulic oil;
a first hydraulic actuator, which is a hydraulic cylinder capable of retracting and extending, having a cylindrical body, a rod movably provided on the cylindrical body, and a piston provided on the rod;
a second hydraulic actuator;
a first control valve that controls the first hydraulic actuator;
a second control valve provided downstream of the first control valve and controlling the second hydraulic actuator;
a return oil passage connecting the first control valve and the first hydraulic actuator and through which return oil discharged from the first hydraulic actuator flows;
a first internal oil passage provided in the first control valve and communicating with the return oil passage;
an external oil passage communicating with the first internal oil passage and connecting the first control valve and the second control valve;
a return discharge oil passage branching from the external oil passage and discharging the return oil;
a first throttle portion provided in the return and discharge oil passage;
a second throttle portion provided in the return and discharge oil passage;
a check valve provided in the external oil passage;
with
The external oil passage is
a first branch oil passage that communicates with the first internal oil passage and flows return oil discharged from the first hydraulic actuator that performs the contraction operation;
a second branch oil passage for flowing return oil discharged from the first hydraulic actuator that performs the extension operation;
a junction where the first branched oil passage and the second branched oil passage join ;
has
The check valve is provided in the first branched oil passage and the second branched oil passage in the external oil passage, between the first control valve and the confluence portion, and the first control allowing return oil to flow from the valve toward the junction and preventing hydraulic oil from flowing from the junction to the first control valve;
The return discharge oil passage is
a first discharge oil passage provided with the first throttle portion and being the first branch oil passage of the external oil passage and connected between the first control valve and the check valve; ,
a second discharge oil passage provided with the second throttle portion and being the second branch oil passage of the external oil passage and connected between the first control valve and the check valve; ,
including
The hydraulic system of the working machine , wherein the first narrowed portion has a larger opening area than the second narrowed portion .
前記第1制御弁は、前記中央油路に前記供給油を供給する中立位置と、前記第1油圧アクチュエータに作動油を供給し且つ前記第1内部油路と前記外部油路とを接続する側方位置とに切換可能である請求項1又は2に記載の作業機の油圧システム。 A central oil passage that connects the first control valve and the second control valve and allows the supply of hydraulic oil discharged from the hydraulic pump to pass separately from the external oil passage,
The first control valve has a neutral position that supplies the supply oil to the central oil passage, and a side that supplies hydraulic oil to the first hydraulic actuator and connects the first internal oil passage and the external oil passage. 3. The hydraulic system for a working machine according to claim 1, wherein the hydraulic system is switchable between the two positions.
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