JP7214381B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
画像複写機能(コピー)、画像出力機能(プリント)等の複数の機能を実行可能な装置である画像形成装置は、少なくともストレージ装置とCPUを有している。ストレージ装置には、画像データ等のファイル(データとデータを管理する管理情報(メタデータ)を含む)が記憶される。CPUは、ストレージに記憶されたファイルを管理するためのファイルシステムプログラムを実行することでストレージにアクセスする。
従来の画像形成装置は、例えば電源の瞬断やストレージ装置の故障などによって、ストレージ装置に記憶されたデータの読み出しや書き込み等のアクセス時にエラーが生じてしまった場合に、エラーコードを表示し、画像形成装置を使用できなくしていた。
例えば特許文献1では自動初期化方法が提案されている。特許文献1においてストレージ装置のデータ領域は、画像形成装置の機能ごとにパーテーションが設定されている。ストレージ装置へのREAD/WRITEのアクセスが行われる際にストレージ装置の故障を検知するとユーザに向けて故障発生の表示を行い、検知した故障のアドレスを含むパーテーションのフォーマット(初期化)を行うか否かをユーザに選択させる。
ユーザが初期化を行う選択をすると、故障のアドレスを含むパーテーションの初期化を行う。初期化後に、画像形成装置の電源がオン状態のまま再びストレージにアクセスする。再アクセスにおいて故障を検知すると、予め定めたリトライ回数だけフォーマットを行う。そして、リトライ回数を超えると故障処理を行い、フォーマットのリトライを終了する。
特許第5004831号公報
従来、画像形成装置がパーテーションに対して初期化処理や修復処理を行う最中に、ユーザが画像形成装置をシャットダウンした場合には、次に画像形成装置を起動した際に、パーテーションに対してシャットダウン時に行っていた処理をやり直すことになる。
特に、パーテーションの修復処理には時間がかかる操作がある。具体的には、記憶領域の全てのセクタが読み出し可能であるかを確認する修復処理を行うと時間がかかる。
そのため、パーテーションに対して時間がかかる修復処理を行う場合には、ユーザが修復作業を待ちきれずに修復作業の途中で電源をシャットダウンする操作を行ってしまう可能性がある。そのような場合に、操作者が再度電源をオンしたときに、時間がかかる修復処理を行うことになり、その間、操作者が画像形成装置を使用することができなくなってしまう。
本発明は、時間がかかる修復処理の途中でシャットダウン処理が行われたとしても再度電源をオンしたときに、時間がかかる修復処理を実行するよりも早く画像形成装置を使用可能にすることでユーザビリティを向上することを目的とする。
本発明は、複数の記憶領域を有するストレージを有する画像形成装置であって、
前記記憶領域のそれぞれを構成するセクタの全てに対して、データの読み出しが可能であるかどうかを確認し、読み出しができない不良セクタを見つけた場合、不良セクタを隔離する、又は、不良セクタが含まれるファイルを隔離する処理を行って、その後前記不良セクタに対してアクセスを発生させないようにする第1処理、又は、前記記憶領域に記憶されているファイルの各データを順に読み出し、読み出しエラーが生じたデータを除き且つ読み出しエラーが生じるまでに読み出すことが出来たデータから構成されたファイルを作成する第2処理を実行可能な実行手段を有し、前記実行手段は、前記複数の記憶領域のうち第1記憶領域に対して前記第1処理を実行中に前記画像形成装置のシャットダウン指示を受け付け、前記シャットダウン指示に基づいて前記画像形成装置がシャットダウンした後に前記画像形成装置の最初の起動がなされると、前記第1処理の実行が完了していない第1記憶領域と第2記憶領域において前記第1処理の実行に代えて前記第2処理を実行することを特徴とする。
本発明によれば、時間がかかる修復処理の途中でシャットダウン処理が行われたとしても再度電源をオンしたときに、時間がかかる修復処理を実行するよりも早く画像形成装置を使用可能にすることでユーザビリティを向上することが可能となる。
画像形成システムのシステム構成の一例を示す図 画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図 コントローラの構成とプログラムの実行の説明図 パーテーション基本仕様とパーテーションの修復/初期化仕様の説明図 自動予約処理フローチャート図 手動予約処理フローチャート図 画像形成装置の起動時に行う修復処理/初期化処理の実行フローチャート図 自動修復処理実行フローチャート図
(実施例1)
図1は、本実施例における画像形成システムのシステム構成の一例を示すブロック図である。図1の画像形成システムは、画像形成装置102と、情報処理装置101を備えている。情報処理装置101と画像形成装置102とは、通信可能に接続されている。なお、本実施例では、情報処理装置101と画像形成装置102とがネットワークを介して接続するものとするが、パラレルケーブル、シリアルケーブル、USBケーブル等により接続するような構成であってもよい。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU200は、画像形成装置102を制御する。メモリ202は、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
ストレージ201は、アプリケーションプログラム、フォントデータ、フォームデータ等を記憶したり、印刷ジョブを一時的に保持したり、保持されたジョブを外部から制御するための記憶領域として使用される。また、ストレージ201は複数のパーテーションで管理されており、同一のパーテーションには、データと該データに対する記憶領域のアドレス情報を含む管理情報(メタデータ)を記憶する。ここでは、データと対応する管理情報を1つのファイルとして説明する。なお、管理情報の詳細については後述する。
ストレージ201には、例えばHDDやSSDなどの不揮発性メモリが用いられる。ただし、これに限られず電源スイッチがオフされた状態で情報を保持するデバイス(不揮発性デバイス)であれば代替可能である。
不揮発性メモリ203は、ストレージ201が故障した場合でも動作可能なプログラム等を記憶している。例えば、画像形成装置102を復旧させるためのセーフ起動モード用のプログラムと、画像形成装置の制御プログラム、ストレージに記憶されたファイルを管理するためのファイルシステムプログラム(以下、ファイルシステム)などが記憶されている。不揮発性メモリ203には、例えばSSDやHDDなどが用いられる。ただし、ただし、これに限られず電源スイッチがオフされた状態で情報を保持するデバイス(不揮発性デバイス)であれば代替可能である。
CPU200、ストレージ201、メモリ202、不揮発性メモリ203とはコントローラ210として機能する。具体的には、ストレージ201や不揮発性メモリ203に記憶されたプログラムは、メモリ202にロードされCPU200により実行される。
表示部204は、例えば液晶ディスプレイ等によって構成され、各種の情報(例えばエラーを示すメッセージ等)を表示してユーザに通知する。
操作部205は、例えばハードキーや画像形成装置102の電源スイッチによって構成され、画像形成装置102へのユーザによる入力を受け付ける。
なお、ここでは表示部204と操作部205が異なる部材である構成を説明したが、これに限られない。例えば、表示部204がタッチパネルであり、操作部205がタッチパネルに表示されるソフトキーを含んでいてもよい。つまり、操作部205がソフトキーとハードキー(電源スイッチ)の両方を示してもよい。
NIC206(Network Interface Card)は、画像形成装置102がLAN207を介して他の装置と相互にデータのやりとりをするために用いられる。
印刷部208(プリンタ)は、情報処理装置101から受信したPDLデータを変換した画像データ、後述の読み取り部209によって生成した画像データ等を用紙に印刷する。なお、印刷部208は、不図示の印刷I/FによってCPU200に接続される。CPU200は、印刷I/Fを介して印刷部208を制御する。
読み取り部209(スキャナ)は、原稿を読み取り、白黒2値やカラー多値の画像データを生成する。なお、読み取り部209は、不図示の読取I/FによってCPU200に接続される。CPU200は、読取I/Fを介して読み取り部209から入力される画像信号を制御する。CPU200は、メインバス211を介して各種のデバイスとのアクセスを制御する。
図3にコントローラ210の構成と、プログラム実行を詳細に説明したブロック図を示す。不揮発性メモリ203には、後述する図4(b)に示す修復/初期化仕様23、ファイルシステム20、修復/初期化コマンド21が記憶されている。
メモリ202には、不揮発性メモリ203から読み出したファイルシステム20及び修復/初期化コマンド21が一時的に保持される。保持されたファイルシステム20、修復/初期化コマンド21は、CPU200によって実行可能である。修復/初期化コマンド21は、後述する、完全修復、簡易修復、初期化を支持するコマンドである。
ストレージ201は、画像データの記憶、または、ファイルの管理情報を記憶する。ストレージ201は、1台のストレージを仮想的に複数台のストレージに見せるために、記憶領域にパーテーションを設定している。例えば、図3のストレージ201は、パーテーション1~パーテーション4を有している。
各パーテーションは、不揮発性メモリ203からメモリ202に読み出されたファイルシステムをCPU200が実行することによって制御される。CPU200が、各パーテーションを初期化することで利用可能な状態となる。
CPU200は、任意のパーテーションに対してデータの読み書きが可能となる。このとき、CPU200は、ファイルシステムを実行する際に各パーテーションに設定されるディレクトリ(フォルダ)やフォルダ内に記憶されるファイルを管理するための情報である管理情報をパーテーションに記憶させる。
データとデータに紐づく管理情報とは1つのファイルとして同じパーテーションに記憶される。なお、管理情報とは、例えばファイル名称やファイルサイズ、ストレージ内におけるデータの格納アドレス、ストレージ内におけるデータが記憶されるセクタのアドレス情報、等の管理情報を示す。特にアドレス情報は、1つのファイルを構成する複数のデータの各々に対して記憶しており、複数のデータの各々が格納されているセクタの始点から終点までのアドレスを記憶している。
CPU200がファイルシステムを実行し、所定のパーテーションにアクセスした際に、(1)管理情報に不整合が発生した場合や、(2)管理情報が正常に読み出せない場合に、ストレージからデータを正常に読み出すことが出来なくなる。これらのアクセスエラーについて具体的に説明する。なお、ここでは「Read」アクセスの場合に生じる読み出しエラーについて説明するが、Open、Write、Close等の操作によるアクセスでもよい。
(1)管理情報の不整合によるアクセスエラー
ファイルの生成では、生成したデータを所定のアドレス(始端記号)から所定のアドレス(終端記号)までの記憶領域に記憶する。例えばファイルの生成が完了するまでに電源が瞬断されたとする。このような場合には、データの記憶生成・記憶作業が途中で終わってしまう。つまり、終端記号の管理情報が書かれないファイルができてしまうおそれがある。このようなファイルを画像形成装置102が読み出していくと、読み出しの途中でデータが無くなってしまう(終端が無い)。このような場合には、ファイルシステム20はエラー(エラーを示す戻り値)をCPU200に送信する。
これはストレージ201の記憶領域の物理的な故障ではなく、ファイルと同じパーテーションに記憶される管理情報が壊れていることでアクセスエラー(Readアクセスの際には、アクセスエラー、Writeアクセスの際には、Writeエラー)となる。
このアクセスエラーを修復するためには、CPU200の指示により、修復/初期化コマンド21を利用して、後述のファイルシステムによる簡易修復または完全修復を実行することで解決することが出来る。
(2)ストレージ装置の記録部の不良によるアクセスエラー
ストレージ201は、ブロックデバイスである。CPU200からWriteされた固定長データ(セクタ)にCRC(Cyclic Redundancy Check)を付加して保存しておき、Read要求があった場合にCRCが合うまで何度もリトライを行う。
このときストレージ201のデータ保持能力が低下する。または、電源の瞬断などでCRCが合わない状態が、規定のリトライ回数を超えてしまうと、ストレージ201から、データを読み出すことが出来ない。このようなアクセスエラーは同じ記憶領域に再度データの書き込みを行うことで修復されることがある。
そこで、このアクセスエラーを修復するためには、CPU200の指示により、修復/初期化コマンド21を用いて、後述のファイルシステムの完全修復を実行することで解決することが可能である。
次に修復/初期化コマンド21について詳細を説明する。なお、このコマンドは、後述の図4(b)に示す予約種別でもある。
コマンドには、初期化処理を指示する初期化コマンド、完全修復処理を指示する完全修復コマンド、簡易修復処理を指示する簡易修復コマンドと、を有する。なお、完全修復には処理の後に簡易修復も実施される場合が多いが、各修復処理を明確に説明するために完全/簡易と表記した。ここで述べた修復処理/初期化処理のアルゴリズムは一般的に代表的なものであるであり、本発明ではこのアルゴリズムには言及しない。
各コマンドについて説明する。各コマンドの処理内容は、ファイルシステムにより実施内容が異なり、本発明の処理を限定するものではない。
まず「初期化」について説明する。
初期化処理は、初期化処理が設定されたパーテーションに記録されているファイルを全て消去する修復処理である。例えば初期化処理は、パーテーション内のファイルの管理情報を消去することにより、ファイルの参照が出来ない状態にする修復方法である。なお、初期化処理では、管理情報のみを消去する方法と、管理情報とパーテーションを構成するセクタに記憶されたデータの全てを消去する2つの方法がある。本実施例では速度的に優位性のある管理情報のみを消去する方法を使用するが、これに限られない。
次に「簡易修復」について説明する。
簡易修復処理は、簡易修復処理が設定されたパーテーションに記録されているファイルに含まれる管理情報を修復する処理である。
簡易修復処理では、同一のファイルに含まれるデータと管理情報の整合性確認を行う。例えば、簡易修復処理は、所定のパーテーションに記憶されたファイルを構成する各データが記憶されたセクタを示すアドレスを始点から読み出していき、読み出すことが出来たアドレスの終点が終端記号で閉じられているか否かを確認する。
読み出すことが出来たアドレスの終点が終端記号で閉じられていない場合には、管理情報が正常ではないと判断する。その場合には、正常にデータが記憶されたアドレスの終端を終端記号で閉じるという処理を行う。(正常に記憶されたデータの始端から終端までのデータ群を1つのファイルとする。)
また、ディレクトリを見つけるとそのディレクトリの中で再帰的に処理を行い、全てのディレクトリと全てのファイルに対して、管理情報が正常であるかどうかの確認を行う。そのため、簡易修復処理は、おおよそファイルの保存数に比例した処理時間となる。
なお、簡易修復処理は、完全修復処理よりも短い時間で終わる修復方法である。なぜなら、後述するように完全修復処理はすべてのセクタに対して読み出し確認を行い正常か否かの確認を行うが、簡易修復処理は、管理情報に対して正常か否かを確認するからである。
最後に「完全修復」について説明する。
完全修復処理は、完全修復処理が設定されたパーテーションに記録されているファイルの管理情報を修復する処理である。
完全修復処理では、例えば、上記簡易修復を行う前に、パーテーションを構成するセクタの全てに対して、データの読み出し確認を行い、データの読み出しが可能なことを確認する。読み出しできないセクタ(不良セクタ)を見つけた場合は、不良セクタを隔離する、または、不良セクタが含まれるファイルを隔離する等を行い、将来不良箇所に対してアクセスが発生しないような処理を行う。
例えば、管理情報が正常でない場合には、正常にデータが記憶されたアドレスの終端を終端記号で閉じる(正常に記憶されたデータの始端から終端までデータ群を1つのファイルとする。)、または、ファイルを隔離する。なお、不良セクタの修復の後に管理情報の修復を実行する構成であってもよい。
また、これらの3種類のコマンドは、OSごとに以下のようなコマンドである。
Windowsでは、例えば次のように定義可能である。
・初期化:フォーマット。
・簡易修復:スキャンディスク(設定として、「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」だけが有効)。
・完全修復:スキャンディスク(設定として、「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」と「不良セクタをスキャンし回復する」が有効)。
Linux(登録商標)では、例えば次のように定義できる。
・初期化:mkfs。
・簡易修復:fsck(「処理時間が明らかに短くなるオプション」を指定)。
・完全修復:badblocksによる検査の実施、fsck(「処理時間が明らかに長くなるオプション」を指定)。
次に図4(a)を用いて、ストレージ201の各パーテーションの基本仕様(ステータス)について説明する。図4(a)は、ファイルシステム20と共に不揮発性メモリ203に記憶され、メモリ202に読み出され保持される。
行25は、パーテーション1の基本仕様を示している。行26は、パーテーション2の基本仕様を示している。行27は、パーテーション3の基本仕様を示している。行28は、パーテーション4の基本仕様を示している。
対象パーテーション34は、どのパーテーションの基本仕様なのかを記載するためのインデックスとなる。
グループ35は、関連するパーテーション(グループ化したパーテーション)を示したものである。各パーテーションに対して、関連性を持たせることで、グループ単位で初期化処理や修復処理を実行することが可能となる。例えば、図4では、パーテーション3とパーテーション4とがグループ化されている。そのため、パーテーション3を初期化する際には、パーテーション4も初期化される。
なお、図4において、パーテーション1は他のパーテーションとグループ化されていないため、例えばパーテーション1に対して初期化処理を行っても、他のパーテーションは初期化されない。パーテーション2についても同様である。
エラー通知出力36は、エラー通知(アクセスエラー通知)を出力するか否かを示している。ONに設定されている場合には、エラー通知を出力し、OFFに設定されている場合にはエラー通知を出力しない。なおエラー通知出力36は、パーテーションごとに設定することが可能である。
用途37は、パーテーションの使用用途を示している。図4では、NORM:通常、TEMP:テンポラリという用途が記載されている。
TEMPとは、一時ファイルを格納する用途でパーテーションを用いることを示す。一時ファイルとは電子ソートで使用するファイル等の一時的利用が終わった時点で消去する等、永続的に残す必要の無いファイルである。この一時ファイルを格納するパーテーション領域をテンポラリパーテーションと呼ぶ。テンポラリパーテーションは一時ファイルしか置かないため、電源OFF/ONでファイルを残す必要のないパーテーションである。そのため、もし起動時にファイルが残っていた場合は、全てのファイルを削除するという処理(初期化処理)を行ってもよい。
NORMとは、データを記憶することを目的としてパーテーションを用いることを示す。ファイルを作成した場合、電源OFF/ONしてもそのファイルは存在し、参照することが可能である。
次に図4(b)を用いて、ストレージ201の各パーテーションの修復/初期化仕様23(修復を予約するためのデータ構造)について説明する。
図4(b)は、不揮発性メモリ203に記憶されている。そのため、CPU200が動作可能であれば、メモリ202に記憶された各パーテーションの修復/初期化仕様23に基づく修復処理が可能である。例えば、ストレージ201のアクセスエラーが発生し、画像形成装置が操作できなくなり、再起動を行った場合であっても、CPU200が、メモリ202に記憶された修復/初期化仕様23に基づく修復処理を実行することが可能となる。
行30は、パーテーション1の修復/初期化仕様を示している。行31は、パーテーション2の修復/初期化仕様を示している。行32は、パーテーション3の修復/初期化仕様を示している。行33は、パーテーション4の修復/初期化仕様を示している。
対象パーテーション38は、どのパーテーションの修復/初期化仕様なのかを記載するためのインデックスとなる。パーテーション毎に修復を予約するための記憶領域が確保されている事を示す。
修復/初期化フラグ(予約情報の有無を示す確認情報)39は、修復処理または初期化処理を実行するか否かを示している。OFFに設定されている場合に、修復処理または初期化処理の予約を行わない(空白となる)。ONに設定されている場合に、修復予約処理または初期化処理の予約を行う。ここで予約とは、再起動時に実行する処理のことを意味する。
予約種別40は、各パーテーションに対して、初期化、完全修復、簡易修復のうちどの種類の処理を行うかの予約設定(予約情報)である。
予約種別40を設定し、修復/初期化フラグ39をONにすることで修復処理または初期化処理が予約設定されたことを表す。装置が起動され、修復処理または初期化処理が完了すると修復/初期化フラグ39をOFFにする。これにより、修復処理または初期化処理が確実に完了するまでフラグをON(予約状態)に維持することが可能となる。
次に図5に、CPU200がファイルアクセスを行ってエラーを検出後にエラーファイルが含まれるパーテーションの修復処理または初期化処理を自動的に予約する自動予約処理フローチャートを示す。なお前述したように予約とは、画像形成装置102の再起動時に修復処理または初期化処理を実行するための予約である。図5では、図4(b)のパーテーション3に記憶されたファイルにアクセスする際にエラーを検知した時の本発明の予約処理を具体例として述べる。
CPU200がファイルシステム20を実行するとフローを実行する。
ステップS501において、CPU200がファイルシステム20を実行してファイルにアクセスする。具体的には、CPU200が、ファイルシステム20を実行して、ファイルに対してOpen、Read、Write、Close等の操作を行う。ファイルのアクセス時には後述の管理情報ステップS501を終えるとステップS502に遷移する。
ステップS502において、アクセスエラーが生じたか否かを確認する(エラー検出をする)。具体的には、ステップS502において、CPU200の指示によってファイルシステムが指示内容をストレージに対して実行する。その実行が正常に完了したか否かを示す戻り値をCPU200はファイルシステムから受け付ける。そしてCPU200は、応答の戻り値によってアクセスエラーが生じたか否か判定する。例えばエラーが発生した際には、-1の戻り値を受信し、エラーが発生していない際には、0の戻り値を受信する。
ステップS502において、アクセスエラーが発生しなかった場合には、予約処理を終了する。ステップS502において、アクセスエラーが発生した場合には、ステップS503に遷移する。
ステップS503において、CPU200は、パーテーション1~4のどのパーテーションに保存されているファイルを読み出すことが出来なかったかを示す情報を実行したファイルシステム20から取得する。CPU200は、取得した情報によって、アクセスエラーが生じたパーテーションを特定する。そして、図4(a)に示したパーテーションの基本仕様を用いて、アクセスエラーが生じたパーテーションの基本仕様を取得し、その仕様に従って、以降のフローを進める。
例えば、アクセスエラーが生じたパーテーションがパーテーション3である場合に、図4(a)の行27の情報を取得し、その基本仕様に従う。ステップS503を終えるとステップS504に遷移する。
ステップS504では、ステップS503で取得したアクセスエラーが生じたパーテーションの基本仕様において、エラー通知出力36がオンかオフかを確認し、エラー通知(エラー通知画面)を表示部204に表示するか否かを判定する。
前述したように、オフである場合には、エラー通知を行わないため、ステップS505を飛ばしてステップS506に遷移する。オンである場合には、ステップS505に遷移する。例えば行27は、エラー通知出力がオンであるため、ステップS505に遷移する。なお、ここでエラー通知とは、エラーコードの通知である。画像形成装置102は、エラーコードの通知が行われると使用出来なくなる。
ステップS505では、表示部204にエラー通知を表示する。ステップS505を終えるとステップS506に遷移する。
ステップS506では、各パーテーションの関係を確認するために、ステップS503で取得したアクセスエラーが生じたパーテーションの基本仕様において、グループ35の設定を確認する。例えば、行27は、パーテーション3がパーテーション4とグループ関係を有することを示している。
ステップS507では、ステップS503で取得したアクセスエラーが生じたパーテーションの基本仕様において、用途37を確認する。用途37がNORMである場合には、ステップS508に遷移する。
ステップS508では、アクセスエラーが生じたパーテーションの予約種別40に簡易修復処理を予約設定する。なお、本実施例ではステップS508で予約設定されるまで、修復/初期化フラグ39がOFFであり、予約種別は空白となる。予約設定が行われることで、修復/初期化フラグ39がONとなり、予約種別に簡易修復が予約設定される。例えば、行27では、パーテーション3に対して簡易修復設定を行う。さらに、パーテーション3とパーテーション4とがグループ関係であることからパーテーション4にも簡易修復設定を行う。
ステップS508を終えると、予約処理フローチャートを終了する。
ステップS507の説明に戻る。ステップS507において、用途37がTEMPである場合には、ステップS509に遷移する。
ステップS509では、アクセスエラーが生じたパーテーションの予約種別40に初期化処理を設定する。例えば、アクセスエラーが生じたパーテーションがパーテーション1の場合には、初期化を設定する。ステップS509で設定を終えると、予約処理フローチャートを終了する。予約処理フローチャートが終了すると、画像形成装置102の電源がオフになる。または、表示部204に画像形成装置102の電源をオフにするようにユーザに促す表示をする。電源をオフにすることが選択されるとCPU200は、画像形成装置102の電源制御を行い、電源をオフにする。
予約処理フローチャートが終了した後、再び画像形成装置の電源がオンされることで、設定した予約種別に基づいて、パーテーションが修復される。詳しくは、後述の図7で説明する。
なお、本実施例では、ステップS508において予約種別40に簡易修復を設定する構成を示した。これは、完全修復を設定する場合よりも、画像形成装置を再起動した際の修復処理時間が短くすることでユーザビリティを向上させるためである。しかし、例えばステップS508で、完全修復、簡易修復のどちらを予約種別40に設定するかをユーザに選ばせる構成であってもよいし、ステップS508で完全修復を予約種別40に設定してもよい。
また、ステップS504においてエラー通知の出力をしないと判定した場合であっても、パーテーションに対して修復処理または初期化処理を予約種別に設定することが可能である。さらにステップS504において、エラー通知を行わない場合には、画像形成装置102が使用可能な状態となる。そのため、例えば、ステップS501でアクセスしたファイルと異なるファイルにアクセスすることが可能となる。具体的には、他のジョブを実行することが可能である。
本実施例の構成のように、予約する構成にすることで、図7で後述するように画像形成装置の次の起動時に修復処理を実行することが可能である。次の起動時に修復処理を実行する構成では、印刷部208や読み取り部209が動作しない状態で修復処理を実行することができる。例えば、修復処理中に、画像形成装置102が印刷ジョブを受け付けるといった状況が発生しないため、操作者が、印刷ジョブを送ったはずなのに印刷処理が行われないといった状況が発生しない。
次に図6を用いて、操作者が操作部205を介して手動で修復処理または初期化処理を設定する場合の手動予約処理フローチャートを説明する。
画像形成装置102の操作者が、操作部205のストレージの修復画面(不図示)を操作することで、CPU200が操作を検知し、図6の手動予約処理フローチャートが開始する。
ステップS601において、CPU200は操作者によってパーテーションの番号の選択を受け付ける。ここでは、例としてパーテーション2を受け付けた場合について説明する。
ステップS602において、操作者が操作部205の修復ボタン(不図示)を押下しなかった場合にはステップS605に遷移する。修復ボタンを押下した場合にはステップS603に遷移する。
ステップS603では、図4(a)の基本仕様24から受け付けたパーテーションの用途37を取得する。用途37が「TEMP」である場合には、ステップS606に遷移する。用途37が「NORM」であればステップS604に遷移する。例えば、パーテーション2の場合には、用途37が「NORM」であることからステップS604に遷移する。
ステップS604では、受け付けたパーテーションの修復/初期化フラグ39をONに設定し、予約種別40として完全修復を設定する。なお、例えば、図4(b)のパーテーション2を示す行31のようになる。ステップS604を終えるとステップS605に遷移する。ステップS602で判定したように、押下されたボタンは初期化ボタンではないため、S605からS607に遷移し、手動予約処理フローチャートを終了する。
ステップS603の説明に戻る。ステップS603において、受け付けたパーテーションの用途37が「TEMP」である場合には、ステップS606に遷移する。これは、例えば受け付けたパーテーションが図4(a)のパーテーション1だった場合である。
ステップS606では、受け付けたパーテーションの修復/初期化フラグをOFFからONにし、予約種別として初期化を設定する。ステップS606を終えると、手動予約処理フローチャートを終了する。なお、前述したように用途37の「TEMP」は、パーテーションに一時的なファイルを記憶することを示しているため、画像形成装置102を次回起動した際にファイルを保持しなくてもよい。このような構成によれば、「TEMP」の用途のパーテーションにおいては、パーテーションの再構築をすることで修復処理を行うよりも早く処理を終了することが可能である。
ステップS602の説明に戻る。ステップS602において、修復ボタンが押下されなかった場合には、ステップS605に遷移する。ステップS605において、初期化ボタンが押されなかった場合には、予約種別40の設定を行わずに予約処理フローチャートを終了する。初期化ボタンが押下された場合には、ステップS606に遷移し、受け付けたパーテーションの予約種別40に初期化を設定する。ステップS606を終えると、予約設定処理フローを終了する。
なお、例えば、図5に示すようにアクセスエラーが発生した場合の自動予約処理では、のステップS508において予約種別40として処理時間の短い簡易修復を設定する。そして、操作者の都合に合わせて修復処理/完全処理を設定することが出来る手動予約処理では、予約種別40として処理時間の長い完全修復処理を設定する。このような使い分けが考えられる。このよう使い方によれば、時間がかかる修復処理はユーザの意思によって設定し、時間がかからない修復処理は自動的に設定することでユーザビリティを向上することが可能である。
次に図7において、画像形成装置102の起動時にCPU200が行う修復処理/初期化処理の実行フローチャートを示す。
図7は、画像形成装置102を起動することで開始する。なお、ステップS701~ステップS716にCPU200がファイルシステム20を実行することによる修復処理または初期化処理の処理フローを示す。ステップS717においてコントローラ210、読み取り部209、印刷部208を初期化して正常に起動すると、画像形成装置102が使用できるようになる。つまり、画像形成装置102の起動に先んじて、ファイルシステムの修復が実行される。
ステップS701において、CPU200は図4(b)に示す修復/初期化仕様を取得する。ステップS701を終えるとステップS702に遷移する。ステップS702において、CPU200は、パーテーションNoを1に設定する。そして、ステップS703において、CPU200は、パーテーションNoに対応する修復/初期化フラグ39を参照する。修復/初期化フラグ39がOFFであれば、ステップS712に遷移する。修復/初期化フラグ39がONであれば、ステップS704に遷移する。
ステップS704では、パーテーションNoに対応する予約種別40を参照する。予約種別40が「完全修復」の場合は、ステップS705に遷移し、CPU200がファイルシステム20を用いて実行する修復処理/初期化処理の種別として完全修復を設定する。ステップS705を終えるとステップS708に遷移する。
同様に、ステップS704において予約種別40が「簡易修復」の場合は、ステップS706に遷移し、CPU200がファイルシステム20を用いて実行する修復処理/初期化処理の種別として簡易修復を設定する。ステップS706を終えるとステップS708に遷移する。
同様に、ステップS704において予約種別40が「初期化」の場合は、ステップS707に遷移し、CPU200がファイルシステム20を用いて実行する修復処理/初期化処理の種別として初期化処理を設定する。ステップS707を終えるとステップS708に遷移する。
ステップS708において、CPU200はステップS705またはステップS706またはステップS707で設定した修復処理/初期化処理の種別に基づいて、ファイルシステム20に修復処理または初期化処理の実行を開始させる。
ステップS708で、修復処理または初期化処理を開始してからステップS710において、修復処理または初期化処理の実行が終了するまで、ステップS709において、CPU200がシャットダウン要求を受け付けるか否かを監視する。ステップS709において、シャットダウン要求が無く、ステップS710において、修復処理または初期化処理の実行が終了すると、ステップS711に遷移する。なお、シャットダウン要求とは、操作者から受け付けることである。
ステップS711において、パーテーションNoに対応する図4(b)の修復/初期化フラグをONからOFFに変更する。また、修復種別の設定を削除する。これらの変更は、不揮発性メモリ203に保存されている図4(b)の修復/初期化仕様に上書きされる。そのため、次回起動時はこのパーテーションに対しては修復処理または初期化処理がかからない。
ステップS711を終えるとステップS712に遷移し、パーテーションNoに1を加算する。例えば、対応するパーテーションNoが、パーテーション1であって場合には、パーテーション2にする。ステップS712を終えるとステップS713に遷移する。
ステップS713において、ステップS712で設定したパーテーションNoが図4(a)の基本仕様の対象パーテーション34にある場合には、ステップS703に戻る。ない場合には(全パーテーションの修復/初期化フラグ39を確認し終えた場合には)、ステップS717に遷移する。
ステップS717では、コントローラ210の初期化および読み取り部209の初期化および印刷部208の初期化を行う。ステップS717を終えると、画像形成装置102の起動時の修復処理/初期化処理の実行フローチャートを終了する。そして、画像形成装置102が使用可能になる。
ステップS709の説明に戻る。ステップS709において修復処理または初期化処理の実行中に、CPU200がシャットダウン要求を受け付けると、ステップS714に遷移する。なお、シャットダウン要求を受け付けると、ステップS708で開始した修復処理または初期化処理を停止する。
ステップS714において、ステップS708において開始した修復処理または初期化処理が、完全修復処理であるか否かを判定する。完全修復処理でない場合には、ステップS716に遷移する。なお、ステップS714において、修復処理または初期化処理は終わっていないため、修復/初期化仕様23の修復/初期化フラグは、ONのままである。
ステップS716において、CPU200は画像形成装置102のシャットダウンを実行する。そして画像形成装置102の起動時の修復処理/初期化処理の実行フローチャートが終了する。
なお、前述したようにステップS714において、修復処理または初期化処理は終わっていないため、修復/初期化仕様23の修復/初期化フラグは、ONのままである。さらに、予約種別は、ステップS708で実行を開始した修復処理または初期化処理から変更しない。
そのため、再び画像形成装置を起動した場合には、停止した修復処理または初期化処理を再度やり直すことになる。例えば、図4(b)のパーテーション1(行30)の初期化処理中にシャットダウン要求を受け付けた場合には、再び画像形成装置を起動した際も行30に示す修復/初期化仕様のままである。
ステップS714の説明に戻る。ステップS714において、ステップS708において開始した修復処理または初期化処理が完全修復処理である場合には、ステップS715に遷移する。これは例えば、図4(b)の行31に示すパーテーション2において修復処理/初期化処理の実行フローチャートを実行する場合である。
ステップS715において、修復処理中にシャットダウン要求を受けたパーテーションだけではなく、修復/初期化仕様23において、予約種別が設定された全パーテーションの予約種別を確認する。
各パーテーションの修復種別において、時間のかかる完全修復が設定されているパーテーションがあれば、時間のかからない簡易修復に書き換える(設定する)。このとき、修復フラグ/初期化フラグはそのままである。例えば、図4(b)におけるパーテーション3の予約種別40が完全修復だった場合、パーテーション2の予約種別を完全修復から簡易修復に変更した後、パーテーション3の予約種別も完全修復から簡易修復に変更する。
なお、ここでは、全パーテーションの予約種別を確認する構成を示したが、その限りではない。処理中にシャットダウン要求を受け付けたパーテーションのみとしてもよい。ただし、全パーテーションの予約種別を確認、書き換えを行うことで、画像形成装置102を再び起動した際に、修復処理速度を挙げることが可能である。
変更後の修復/初期化仕様50を図4(c)に示す。これは、変更前の修復/初期化仕様23に上書きされる。ステップS715を終えると、ステップS716に遷移し、CPU200は画像形成装置102のシャットダウンを実行する。そして画像形成装置102の起動時の修復処理/初期化処理の実行フローチャートが終了する。
なお、前述したようにステップS715において、修復/初期化仕様が修復/初期化仕様50に上書きされる。そのため、再び画像形成装置を起動した場合には、ステップS701で読み出す修復/初期化仕様は、修復/初期化仕様23ではなく、修復/初期化仕様50となる。
本実施例の構成によれば、読み取りエラーが発生してもユーザがサービスマンを呼ばずに、自動でストレージを修復することが可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
また、時間のかかる完全修復処理が行われている最中に、シャットダウン要求が実行されたとしても、電源がオンされた時に時間のかかる完全修復処理を行わず、完全修復処理よりも時間がかからない簡易修復処理を行うことが可能である。これにより、操作者が画像形成装置を急いで使いたい場合にすぐに使用可能にすることが可能となる。
(実施例2)
図8を用いて本実施例の画像形成装置を説明する。図8に、CPU200がファイルシステムを実行してエラーを検出後にファイルが含まれるパーテーションの修復処理を自動的に実行する自動修復処理実行フローチャートを示す。図1~4は、実施例1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
本実施例は、実施例1と修復の自動修復のタイミングが異なる。実施例1では、アクセスエラーを検知すると修復/初期化処理の予約設定を行った。一方、本実施例では、アクセスエラーを検知すると修復処理を実行する。
CPU200がアクセスエラーを検出すると図8の自動修復処理フローチャートを実行する。なお、図5のステップS501からステップS506と同じの処理を行うステップには、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
前述したようにステップS506において、CPU200はグループ35の設定を確認する。例えば、行27においてパーテーション3は、パーテーション4とグループ関係を有することを示している。ステップS506を終えるとステップS807に遷移する。
ステップS807において、CPUは、アクセスエラーが生じたパーテーション、もしくは、アクセスエラーが生じたパーテーションに関連するグループに対して「簡易修復」の修復処理を実行する。ステップS807を終えると、自動修復処理フローチャートを終了する。そして、画像形成装置102が使用可能になる。
なお、本実施例では、ステップS806において簡易修復を自動的に実行する構成を示した。これは、完全修復を自動的に実行する場合よりも、修復処理時間を短くすることでユーザビリティを向上させるためである。しかし、例えばステップS806で、完全修復、簡易修復のどちらを実行するかをユーザに選ばせる構成であってもよい。
また、ステップS504においてエラー通知の出力をしないと判定した場合であっても、パーテーションに対して簡易修復処理を実行することが可能である。さらにステップS504において、エラー通知を行わない場合には、画像形成装置102が使用可能な状態となる。そのため、例えば、ステップS501でアクセスしたファイルと異なるファイルにアクセスすることが可能となる。具体的には、他のジョブを実行することが可能である。
本実施例の構成によれば、読み取りエラーが発生してもユーザがサービスマンを呼ばずに、自動でストレージを修復することが可能な画像形成装置を提供することが可能となる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102 画像形成装置
200 CPU
201 ストレージ
203 不揮発性メモリ
204 表示部

Claims (6)

  1. 複数の記憶領域を有するストレージを有する画像形成装置であって、
    前記記憶領域のそれぞれを構成するセクタの全てに対して、データの読み出しが可能であるかどうかを確認し、読み出しができない不良セクタを見つけた場合、不良セクタを隔離する、又は、不良セクタが含まれるファイルを隔離する処理を行って、その後前記不良セクタに対してアクセスを発生させないようにする第1処理、又は、前記記憶領域に記憶されているファイルの各データを順に読み出し、読み出しエラーが生じたデータを除き且つ読み出しエラーが生じるまでに読み出すことが出来たデータから構成されたファイルを作成する第2処理を実行可能な実行手段を有し、
    前記実行手段は、
    前記複数の記憶領域のうち第1記憶領域に対して前記第1処理を実行中に前記画像形成装置のシャットダウン指示を受け付け、前記シャットダウン指示に基づいて前記画像形成装置がシャットダウンした後に前記画像形成装置の最初の起動がなされると、前記第1処理の実行が完了していない第1記憶領域と第2記憶領域において前記第1処理の実行に代えて前記第2処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置前記シャットダウン指示を受け付けると、前記第1記憶領域及び前記第2記憶領域に関連付けられた前記第1処理の予約情報を前記第2処理に変更した後で、前記第1記憶領域についての前記第1処理の完了を待たずに前記実行手段がシャットダウンすることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の電源のオンを検出することで、前記実行手段は、前記記憶領域に関連付けられた前記予約情報に従って前記第2処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1処理は、前記第1処理の予約情報が設定された記憶領域の全てのセクタの読み出し可能か確認する処理を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 複数の記憶領域を有するストレージを有する画像形成装置が実行する制御方法であって、
    前記記憶領域のそれぞれを構成するセクタの全てに対して、データの読み出しが可能であるかどうかを確認し、読み出しができない不良セクタを見つけた場合、不良セクタを隔離する、又は、不良セクタが含まれるファイルを隔離する処理を行って、その後前記不良セクタに対してアクセスを発生させないようにする第1処理、又は、前記記憶領域に記憶されているファイルの各データを順に読み出し、読み出しエラーが生じたデータを除き且つ読み出しエラーが生じるまでに読み出すことが出来たデータから構成されたファイルを作成する第2処理を実行可能な実行ステップを有し、
    前記実行ステップでは、
    前記複数の記憶領域のうち第1記憶領域に対して前記第1処理を実行中に前記画像形成装置のシャットダウン指示を受け付け、前記シャットダウン指示に基づいて前記画像形成装置がシャットダウンした後に前記画像形成装置の最初の起動がなされると、前記第1処理の実行が完了していない第1記憶領域と第2記憶領域において前記第1処理の実行に代えて前記第2処理を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 請求項に記載の制御方法を、画像形成装置が有するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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