JP7213721B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、スクロール圧縮機に関するものである。
特許文献1では、スクロール圧縮機において、吸入圧力及び吐出圧力に連動して開度が調整される調整弁を用いることにより、背圧室の圧力が所定の中間圧力となるように自律的に調整することを提案している。
特開2017-115762号公報
インジェクションにより、圧縮室に対して冷媒の過給を行ない、吐出流量を増加させ、冷凍サイクルの効率化を図る技術がある。特許文献1に記載された調整弁は、インジェクションに対応したものではないため、インジェクションにおけるオン/オフの切り替えに応じて背圧を調整することができない。すなわち、インジェクションのオン時に合わせて背圧を設定するとオフ時に背圧が過剰になってしまい、逆にインジェクションのオフ時に合わせて背圧を設定するとオン時に背圧が不足してしまう。
本発明の課題は、背圧の過不足を抑制することである。
本発明の一態様に係るスクロール圧縮機は、
固定端板の一端面に固定渦巻きが形成された固定スクロールと、
固定端板の一端側に配置され、可動端板の他端面に固定渦巻きに噛み合う可動渦巻きが形成された可動スクロールと、
固定端板、固定渦巻き、可動端板、及び可動渦巻きによって囲まれた空間であり、導入された熱媒体を圧縮する圧縮室と、
可動端板の一端側に形成され、固定スクロールに対して可動スクロールを押圧する背圧室と、
圧縮室の圧力を受けて背圧室の圧力を調整する調整弁と、を備える。
本発明によれば、圧縮室の圧力によって背圧室の圧力が調整される。これにより、例えばインジェクションのオン/オフが切り替わるようなときでも、背圧の過不足を抑制することができる。
第1実施形態の圧縮機を示す断面図である。 第1実施形態の調整弁を示す断面図である。 第1実施形態のブロック図である。 圧縮室の圧力を示す図である。 第2実施形態の圧縮機を示す断面図である。 第2実施形態の調整弁を示す断面図である。 第2実施形態のブロック図である。 第2実施形態における変形例2の圧縮機を示す断面図である。 第2実施形態における変形例2の調整弁を示す断面図である。 第2実施形態における変形例2のブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第1実施形態》
《構成》
図1は、第1実施形態の圧縮機を示す断面図である。
圧縮機11は、例えばカーエアコンの冷媒回路で用いられる電動型のスクロール圧縮機であり、冷媒(熱媒体)を吸入し、圧縮してから排出する。
以下の説明では、便宜的に、圧縮機11における軸方向の一方側を前側とし、軸方向の他方側を後側とする。
圧縮機11は、軸方向に沿って前側から順に並んだ、フロントハウジング12と、センタハウジング13と、リアハウジング14と、によって気密性を保つように一体化されている。フロントハウジング12には、冷媒を吸入する吸入口(図示省略)が形成されており、リアハウジング14には、圧縮された冷媒を排出する排出口(図示省略)が形成されている。
フロントハウジング12は、図示しない吸入口に連通した吸入室21を備え、この吸入室21に電動モータ22が収容されている。電動モータ22の回転軸23は、前側がフロントハウジング12によって回転自在に支持され、後側がセンタハウジング13によって回転自在に支持されている。
センタハウジング13には、固定スクロール24と、可動スクロール25と、が収容されている。
固定スクロール24は、フロントハウジング12の後側を閉塞するように固定されており、円板状に形成された固定端板26と、この固定端板26の前面に形成された固定渦巻き27と、を備える。
可動スクロール25は、固定端板26の前側に配置されており、円板状に形成された可動端板28と、この可動端板28の後面に形成され、固定渦巻き27と噛み合う可動渦巻き29と、を備える。
固定端板26の前面と可動端板28の後面とが対向し、固定渦巻き27と可動渦巻き29とが噛み合っている。固定渦巻き27の先端は、図示しないチップシールを介して可動端板28の後面に摺動可能に接触し、可動渦巻き29の先端は、図示しないチップシールを介して固定端板26の前面に摺動可能に接触している。固定端板26の前面、固定渦巻き27、可動端板28の後面、及び可動渦巻き29で囲まれた区画によって、冷媒を圧縮するための圧縮室31が形成されている。軸方向から見ると、圧縮室31は、三日月状の密閉空間となる。
可動スクロール25の前側には、背圧室32が形成されている。背圧室32には、後述する中間圧力のオイルが供給されることにより、固定スクロール24に対して可動スクロール25を押圧し、圧縮室31の密閉性を高めている。
可動端板28の前面には、ボス33が形成され、回転軸23の後端には、偏心させたクランク端部34が形成され、クランク端部34がボス33に回転自在の状態で嵌め込まれている。回転軸23の回転運動は、クランク端部34によって旋回運動として可動スクロール25に伝達される。可動スクロール25は、例えばピン&ホールを介して自転が阻止され、且つ固定スクロール24に対する公転が許容されている。
固定端板26の中央には、前後方向に貫通した吐出孔35が形成され、吐出孔35は、固定端板26の後側に形成された吐出室36に連通している。固定端板26の後面には、吐出孔35の後端側を開閉可能な吐出弁37が設けられている。
固定スクロール24に対して可動スクロール25が公転すると、圧縮室31は、前後方向から見て、スクロール中心に向かって変位してゆき、且つ容積が縮小してゆく。圧縮室31は、スクロール外側にあるときに、図示しない吸入口と連通して冷媒を吸入し、スクロール中心にあるときに吐出孔35と連通して圧縮した冷媒を吐出する。吐出弁37は、吐出圧を受けるときに、吐出室36に冷媒を吐出させる。吐出された冷媒は、図示しない吐出口から外部へ排出される。
吐出室36の底部には、冷媒から分離されたオイルが貯留される。リアハウジング14には、調整弁41を取り付ける取付穴42が形成されている。取付穴42は、リアハウジング14に形成されたオイル戻し流路43を介して吐出室36の底部に連通している。取付穴42は、リアハウジング14に形成されたオイル戻し流路44に連通している。オイル戻し流路44は、センタハウジング13に形成されたオイル戻し流路45を介して背圧室32に連通している。したがって、吐出室36の底部に貯留されたオイルは、吐出室36の圧力Pdを受けて、オイル戻し流路43、調整弁41、オイル戻し流路44、及びオイル戻し流路45を順に経て、背圧室32に供給される。これにより、可動スクロール25に背圧を与え、軸受を含む各摺動部の潤滑が行なわれる。高圧のオイルは、調整弁41によって中間圧力に減圧される。
また、回転軸23の内方には、軸方向に沿って延び、前端側が吸入室21に連通し、後端側がオリフィス46を介して背圧室32に連通するオイル戻し流路47が形成されている。したがって、背圧室32に供給されたオイルは、背圧室32の圧力Pmを受けて、オリフィス46、及びオイル戻し流路47を順に経て、回転軸23の前端側へ供給される。これにより、軸受を含む各摺動部の潤滑が行なわれる。なお、中間圧力のオイルは、オリフィス46によって低圧に減圧される。
圧縮機11には、一端が固定端板26を貫通して圧縮室31に連通し、他端側がリアハウジング14を貫通して外部に突き出たインジェクションパイプ51が設けられている。インジェクションパイプ51には、圧縮機11から吐出された冷媒の一部がインジェクションによって導入されることで、冷媒が過給される。インジェクションパイプ51が「インジェクション流路」に対応する。
固定端板26には、軸方向に貫通し、圧縮室31に連通した連通路52が形成されている。連通路52は、リアハウジング14に形成された連通路53を介して取付穴42に連通している。
次に、調整弁41について説明する。
図2は、第1実施形態の調整弁を示す断面図である。
ここでは、便宜的に、調整弁41における軸方向の一方側を上側とし、軸方向の他方側を下側とする。
調整弁41は、上側ボディ61と下側ボディ62とを接続して構成されている。上側ボディ61は、略円筒状に形成されており、下端側の内周面に雌ねじ部が形成されている。下側ボディ62は、略円筒状に形成されており、上端側の外周面に雄ねじ部が形成されている。これら雌ねじ部と雄ねじ部とが嵌め合わされている。上側ボディ61と下側ボディ62との上下方向の間には、ホルダ63が設けられている。
上側ボディ61には、ポート64~66が形成されている。ポート64は、上側ボディ61の上端に形成されており、オイル戻し流路43を介して吐出室36に連通する。ポート64には、異物の侵入を防ぐために、例えば金属メッシュからなるフィルタ部材67が設けられている。ポート65は、上側ボディ61の側部に形成されており、オイル戻し流路44、45を介して背圧室32に連通する。ポート66は、上側ボディ61の側部におけるポート65よりも下側に形成されており、連通路53、52を介して圧縮室31に連通する。各ポートは、Oリング等のシール部材によって気密性が保たれている。
上側ボディ61の内部には、上から下に向かって、圧力室H1と、圧力室H2と、圧力室H3と、圧力室H4と、が順に形成されている。各圧力室は、Oリング等のシール部材によって気密性が保たれている。
上側ボディ61の内側には、ポート64よりも下側で、且つポート65よりも上側となる位置に、略円柱状の弁座部材68が固定されている。弁座部材68には、径方向の中心位置に、軸方向に貫通した弁孔69が形成されている。上側ボディ61の内側には、弁座部材68よりも下側となる位置に、上下方向に延び、上下方向に進退可能な弁体71が設けられている。弁体71は、弁孔69よりも太く、その上端部は、先端に向かうほど細くなる円錐状に形成されている。弁体71が上昇し、上端部が弁座部材68に当接するときに弁孔69が閉塞される。一方、弁体71が下降し、上端部が弁座部材68から離れるときに弁孔69が開放される。したがって、弁体71の進退位置によって弁孔69の開度が調整される。
上側ボディ61の内側には、ポート65よりも下側で、ポート66よりも上側となる位置に、径方向の内側に向かって突出した隔壁72が形成されている。隔壁72は、弁体71が摺動可能な状態で弁体71の外周面に接しており、弁体71の上端側と下端側とを区画している。弁座部材68及び隔壁72によって圧力室H1が形成され、圧力室H1はポート65を介して背圧室32に連通する。
弁体71の外周面には、ポート66よりも下側となる位置に、径方向の外側に向かって突出する大径部73が形成されている。隔壁72及び大径部73によって圧力室H2が形成され、圧力室H2はポート66を介して圧縮室31に連通する。隔壁72の下面と大径部73の上面との間には、コイルスプリング74が設けられている。コイルスプリング74は、弁体71を下降させる方向に付勢している。
弁体71の内方には、軸方向に沿って延びる内部通路75が形成されており、上端側及び下端側には、夫々、径方向の外側と内側とを連通させる連通孔76が形成されている。弁体71の下端には、連結部材77が嵌め合わされている。
ホルダ63は、ハウジング81と、ダイアフラム82と、作動ピン83と、を備える。ハウジング81は、上端側が閉塞された略円筒状であり、下側ボディ62の内側に配置されている。ハウジング81の上端には、径方向の外側に突出したフランジ84が形成されており、このフランジ84を上側ボディ61内の段差と下側ボディ62の上端とで挟み込むことで、ハウジング81を固定している。ダイアフラム82は、円板状の弾性薄膜であり、その外周縁部が上側ボディ61内の段差とフランジ84とに挟み込まれることで固定されている。弁体71が弁座部材68に当接しているときに、連結部材77の下端はダイアフラム82の上面に接触している。
大径部73及びダイアフラム82によって圧力室H3が形成され、圧力室H3は、下端側の連通孔76、内部通路75、上端側の連通孔76、及びポート65を介して、背圧室32に連通する。
ハウジング81の上端面には、凹部85が形成され、凹部85の底面を作動ピン83が進退可能な状態で貫通している。作動ピン83が貫通する穴には隙間があり、凹部85とハウジング81の内側とは連通している。ダイアフラム82及び凹部85によって圧力室H4が形成され、圧力室H4は大気開放されている。
作動ピン83における凹部85の底面よりも上側には、径方向の外側に突出したフランジ状のストッパ86が形成されている。ストッパ86が凹部85の底面に当接すると、作動ピン83がそれ以上下降することがない。ストッパ86が凹部85の底面に当接したときに、作動ピン83の上端はハウジング81の上端面よりも下側となる。
作動ピン83の下端には、ばね受け87が嵌め合わされている。ハウジング81の内周面には、略円筒状のアジャスト部材88が設けられている。ハウジング81の内周面には雌ねじ部が形成され、アジャスト部材88の外周面には雄ねじ部が形成されており、これら雌ねじ部と雄ねじ部とが嵌め合わされている。ばね受け87とアジャスト部材88との間には、コイルスプリング89が設けられている。コイルスプリング89は、作動ピン83を上昇させる方向に付勢しているため、作動ピン83の上端がダイアフラム82を介して連結部材77の下端に当接している。アジャスト部材88のねじ込み位置によって、作動ピン83に対する押圧力が調整される。
上記の構成により、ポート64には吐出室36の圧力Pdが供給され、弁体71の先端部が圧力Pdの受圧面となるため、圧力Pdは開弁方向に作用する。圧力室H2には、圧縮室31の圧力Pcが供給され、弁体71における大径部73の上面が圧力Pcの受圧面となるため、圧力Pcは開弁方向に作用する。圧力室H3には、背圧室32の圧力Pmが供給され、弁体71における大径部73の下面が圧力Pmの受圧面となるため、圧力Pmは閉弁方向に作用する。圧力室H4には、基準となる大気圧力Poが供給され、ダイアフラム82は、圧力室H3と圧力室H4との差圧ΔP(=Pm-Po)に応じて変形する。すなわち、差圧ΔPが大きいほど、開弁方向に作用する。したがって、供給される各圧力を考慮し、各受圧面積、及び各スプリングのばね定数を調整することで、所望の特性が得られる。
図3は、第1実施形態のブロック図である。
第1実施形態は、背圧室32の入口側に設けた調整弁41により、背圧室32に供給される圧力Pmを自律的に調整するものである。
ここでは、冷媒の流れを点線矢印で示し、オイルの流れを実線矢印で示す。なお、冷媒回路を循環するオイルについては説明を省略する。吸入室21に導入された冷媒は、圧縮室31で圧縮され、吐出室36に吐出され、オイルと分離させてから外部へ排出される。外部へ排出された冷媒の一部は、インジェクションによって圧縮室31に導入されることで、圧縮室31に対して冷媒の過給が行なわれる。
一方、吐出室36で分離されたオイルは、調整弁41により高圧のPdから中間圧力のPmまで減圧され、背圧室32へ供給される。背圧室32に供給されたオイルは、オリフィス46により中間圧力のPmから低圧のPsまで減圧され、吸入室21へ供給される。圧縮室31にはインジェクションの圧力Piが供給され、圧縮室31の圧力Pcが調整弁41に取り込まれる。調整弁41は、圧力Pcが高いほど、弁孔69の開度が大きくなるため、背圧室32へ供給されるPmが高くなる。逆に、圧力Pcが低いほど、弁孔69の開度が小さくなるため、背圧室32へ供給されるPmが低くなる。
《作用》
次に、第1実施形態の主要な作用効果について説明する。
インジェクションにおけるオン/オフの切り替えに応じて背圧を調整しないと、背圧に過不足が生じてしまう。すなわち、インジェクションのオン時に合わせて背圧を設定するとオフ時に背圧が過剰になってしまい、逆にインジェクションのオフ時に合わせて背圧を設定するとオン時に背圧が不足してしまう。
そこで、圧縮室31の圧力Pcによって背圧室32の圧力Pmを調整する調整弁41を設けている。
これにより、インジェクションのオン時には、インジェクションの圧力Piを受けて上昇した圧力Pcが調整弁41の開度を大きくし、背圧室32へ供給される圧力Pmを上昇させる。一方、インジェクションのオフ時には、インジェクションの圧力Piを受けていない通常の圧力Pcが調整弁41の開度を小さくし、背圧室32へ供給される圧力Pmを減少させる。したがって、インジェクションのオン/オフが切り替わっても、背圧の過不足を抑制することができる。
図4は、圧縮室の圧力を示す図である。
ここでは、クランク角度の増加に伴って圧縮されてゆく圧力を示しており、インジェクションのオン時の特性を太い実線で示し、インジェクションのオフ時の特性を太い点線で示している。また、圧縮室31でインジェクションパイプ51と連通路52とが連通しているクランク角度範囲を連通角度としている。図中の(a)は、インジェクションがオンとなるときの連通角度での平均圧力を示す。図中の(b)は、インジェクションがオフとなるときの連通角度での平均圧力を示す。この図から明らかなように、インジェクションがオフとなるときの平均圧力よりも、インジェクションがオンとなるときの平均圧力が高くなる。したがって、圧縮室31の圧力Pcを調整弁41に取り込むことで、インジェクションのオン/オフに順応して背圧の過不足を抑制することができる。
また、調整弁41は、吐出室36から背圧室32への経路上に設けられ、圧縮室31の圧力Pcが高いほど、開度を大きくすることで背圧室32の圧力Pmを高くするように設定されている。このように、圧縮室31の圧力Pcに応じて背圧室32の圧力Pmを調整することで、背圧の過不足を確実に抑制することができる。
また、圧縮室31の圧力Pcは、固定端板26に形成された連通路52、及びリアハウジング14に形成された連通路53を介して調整弁41に供給される。このように、簡易な構造で、圧縮室31の圧力Pcを容易に調整弁41に取り込むことができ、圧縮機11全体に大きな設計変更が求められることもない。
《変形例1》
本実施形態では、調整弁41の一例として図2のバルブ構造について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、吐出室36の圧力Pdを背圧室32の圧力Pmまで減圧し、且つ圧縮室31の圧力Pcに応じて背圧室32の圧力Pmを調整可能なものであれば、任意のバルブ構造を採用することができる。例えば、特開2017-115762号公報に開示された図4のバルブ構造を採用してもよく、この場合は吸入室21の圧力Psを取り込む代わりに、圧縮室31の圧力Pcを取り込む構成とすればよい。このバルブ構造を採用した場合でも、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、背圧室32の出口側に設けた調整弁101により、背圧室32の圧力Pmを自律的に調整するものである。
図5は、第2実施形態の圧縮機を示す断面図である。
ここでは、調整弁の配置、及びオイル戻し流路の経路に変更を加えたことを除いては、前述した第1実施形態と同様の構成であり、共通する部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
吐出室36の底部は、リアハウジング14に形成されたオイル戻し流路91、及びセンタハウジング13に形成されたオイル戻し流路92を順に介して背圧室32に連通している。高圧のオイルは、オイル戻し流路92に設けられたオリフィス93によって中間圧力に減圧される。したがって、吐出室36の底部に貯留されたオイルは、吐出室36の圧力Pdを受けて、オイル戻し流路91、及びオイル戻し流路92を順に経て、背圧室32に供給される。これにより、可動スクロール25に背圧を与え、軸受を含む各摺動部の潤滑が行なわれる。
リアハウジング14には、調整弁101を取り付ける取付穴102が形成されている。取付穴102は、リアハウジング14に形成された連通路94を介して吐出室36に連通している。取付穴102は、リアハウジング14に形成された連通路53、及び固定端板26に形成された連通路52を介して圧縮室31に連通している。取付穴102は、リアハウジング14に形成された連通路95、及び固定端板26に形成された連通路96を介して吸入室21に連通している。取付穴102は、リアハウジング14に形成された連通路97、及びセンタハウジング13に形成された連通路98を介して背圧室32に連通している。したがって、背圧室32に供給されたオイルは、背圧室32の圧力Pmを受けて、調整弁101、連通路95、及び連通路96を順に経て、吸入室21へ供給される。これにより、軸受を含む各摺動部の潤滑が行なわれる。なお、中間圧力のオイルは、調整弁101によって低圧に減圧される。
次に、調整弁101について説明する。
図6は、第2実施形態の調整弁を示す断面図である。
ここでは、便宜的に、調整弁101における軸方向の一方側を上側とし、軸方向の他方側を下側とする。
調整弁101は、バルブハウジング111と、エンドハウジング112と、ダイアフラム113と、を備える。バルブハウジング111は、略円筒状に形成され、エンドハウジング112は、バルブハウジング111よりも小さな略円筒状に形成され、バルブハウジング111の上端にエンドハウジング112が固定されている。
バルブハウジング111には、ポート114~117が形成されている。ポート114は、バルブハウジング111における下端に形成されており、連通路95、96を介して背圧室32に連通する。ポート115は、バルブハウジング111の側部に形成されており、連通路97、98を介して背圧室32に連通する。ポート116は、バルブハウジング111の側部におけるポート115よりも上側に形成されており、連通路53、52を介して圧縮室31に連通する。ポート117は、バルブハウジング111の側部におけるポート116よりも上側に形成されており、連通路94を介して吐出室36に連通する。各ポートは、Oリング等のシール部材によって気密性が保たれている。
バルブハウジング111の内部には、下側から順に、圧力室H11、圧力室H12、圧力室H13、圧力室H14、及び圧力室H15が形成されている。各圧力室は、Oリング等のシール部材によって気密性が保たれている。
ポート114に連通した圧力室H11には、上側に向かうほど細くなるテーパ状の弁座面121が形成されている。弁座面121には、径方向の中心位置に、圧力室H12に連通する弁孔122が形成されている。圧力室H11には、弁孔122よりも大きな球体からなる弁体123が設けられている。弁体123は、コイルスプリング124によって上方に付勢されている。弁体123が上昇し、弁座面121に当接するときに弁孔122が閉塞される。一方、弁体123が下降し、弁座面121から離れるときに弁孔122が開放される。したがって、弁体123の進退位置によって弁孔122の開度が調整される。
バルブハウジング111の内部には、上下方向に延び、上下方向に進退可能なシャフト部材131が設けられている。シャフト部材131には、下から上に向かって、大径部132と、小径部133と、中径部134と、が順に形成されている。大径部132は、弁孔122よりも半径が小さく、圧力室H12の下部から弁孔122にわたる区間に配置され、下端が弁体123に当接している。小径部133は、大径部132よりも半径が小さく、圧力室H13と圧力室H12との間の隔壁135を貫通し、圧力室H13の下部から圧力室H12の上部にわたる区間に配置されている。中径部134は、大径部132よりも半径が小さく、且つ小径部133よりも半径が大きく、圧力室H14と圧力室H13との間の隔壁136を貫通し、圧力室H14の上端から圧力室H13の上部にわたる区間に配置されている。大径部132の上面と隔壁135の下面との間には、コイルスプリング137が設けられている。コイルスプリング137は、シャフト部材131を下降させる方向に付勢している。
ダイアフラム113は、円板状の弾性薄膜であり、その外周縁部がバルブハウジング111内で固定されており、圧力室H14と圧力室H15とを隔てている。弁体123が弁座面121に当接しているときに、中径部134の上端は、ダイアフラム113の下面に位置する。圧力室H15は、エンドハウジング112を介して大気開放されている。中径部134の上端には、ダイアフラム113を挟んで作動ピン141が設けられている。作動ピン141の上端には、ばね受け142が嵌め合わされている。ばね受け142とエンドハウジング112との間には、コイルスプリング143が設けられている。コイルスプリング143は、作動ピン141を介してシャフト部材131を下降させる方向に付勢している。
上記の構成により、圧力室H12には背圧室32の圧力Pmが供給され、弁体123の上面側が受圧面となるため、圧力Pmは開弁方向に作用する。圧力室H13には圧縮室31の圧力Pcが供給され、中径部134の下面が受圧面となるため、圧力Pcは閉弁方向に作用する。圧力室H14には吐出室36の圧力Pdが供給され、圧力室H15には基準となる大気圧力Poが供給され、ダイアフラム113は、圧力室H14と圧力室H15との差圧ΔP(=Pd-Po)に応じて変形する。すなわち、差圧ΔPが大きいほど、閉弁方向に作用する。したがって、供給される各圧力を考慮し、各受圧面積、及び各スリングのばね定数を調整することで、所望の特性が得られる。
図7は、第2実施形態のブロック図である。
第2実施形態は、背圧室32の出口側に設けた調整弁101により、背圧室32の圧力Pmを自律的に調整するものである。
ここでは、冷媒の流れを点線矢印で示し、オイルの流れを実線矢印で示す。なお、冷媒回路を循環するオイルについては説明を省略する。吸入室21に導入された冷媒は、圧縮室31で圧縮され、吐出室36に吐出され、オイルと分離させてから外部へ排出される。外部へ排出された冷媒の一部は、インジェクションによって圧縮室31に導入されることで、圧縮室31に対して冷媒の過給が行なわれる。
一方、吐出室36で分離されたオイルは、オリフィス93によって高圧のPdから中間圧力のPmまで減圧され、背圧室32へ供給される。背圧室32に供給されたオイルは、調整弁101により中間圧力のPmから低圧のPsまで減圧され、吸入室21へ供給される。圧縮室31にはインジェクションの圧力Piが供給され、圧縮室31の圧力Pc及び吐出室36の圧力Pdが調整弁101に取り込まれる。調整弁101は、圧力Pcが高いほど、且つ圧力Pdが高いほど、弁孔122の開度が小さくなるため、背圧室32の圧力Pmが高くなる。逆に、圧力Pcが低いほど、且つ圧力Pdが低いほど、弁孔122の開度が大きくなるため、背圧室32の圧力Pmが低くなる。
《作用》
次に、第2実施形態の主要な作用効果について説明する。
調整弁101は、背圧室32から吸入室21への経路上に設けられ、圧縮室31の圧力Pcが高いほど、背圧室32の圧力Pmを高くするように設定されている。これにより、インジェクションのオン時には、インジェクションの圧力Piを受けて上昇した圧力Pcが調整弁101の開度を小さくし、背圧室32の圧力Pmを上昇させる。一方、インジェクションのオフ時には、インジェクションの圧力Piを受けていない通常の圧力Pcが調整弁101の開度を大きくし、背圧室32の圧力Pmを減少させる。したがって、インジェクションのオン/オフが切り替わっても、背圧の過不足を抑制することができる。このように、圧縮室31の圧力Pcに応じて背圧室32の圧力Pmを調整することで、背圧の過不足を確実に抑制することができる。
前述したように、連通角度、つまり圧縮室31でインジェクションパイプ51と連通路52とが連通しているクランク角度範囲は限られている。連通角度は、図4で示したように、低圧域から中圧域に設定されている。このため、圧縮室31の圧力が高圧となるクランク角度では、圧縮室31の圧力Pcに応じて調整弁101の開度を調整するだけでは、背圧の過不足を十分に抑制できない可能性がある。そこで、調整弁101では、吐出室36の圧力Pdも取り込み、圧力Pc及び圧力Pdの双方に応じて背圧室32の圧力Pmを調整する。すなわち、圧縮室31の圧力Pcが高いほど、且つ吐出室36の圧力Pdが高いほど、開度を小さくすることで背圧室32の圧力Pmを高くする。このように、吐出室36の圧力Pdを加味することで、連通角度に関わらず、より広いクランク角度範囲で背圧の過不足を抑制することができる。
その他、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《変形例1》
本実施形態では、調整弁101の一例として図6のバルブ構造について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、背圧室32の圧力Pmを吸入室21の圧力Psまで減圧し、且つ圧縮室31の圧力Pc、及び吐出室36の圧力Pdの双方に応じて、背圧室32の圧力Pmを調整可能なものであれば、任意のバルブ構造を採用することができる。例えば、特開2018-21520号公報に開示された図15のバルブ構造を採用してもよく、この場合はインジェクションの圧力Piを取り込む代わりに、圧縮室31の圧力Pcを取り込む構成とすればよい。このバルブ構造を採用した場合でも、本実施形態と同様の作用効果が得られる。
《変形例2》
本実施形態では、調整弁101で吐出室36の圧力Pdも取り込み、圧力Pc及び圧力Pdの双方に応じて背圧室32の圧力Pmを調整しているが、これに限定されるものではない。連通角度は、連通路52の配置によって変化する。例えば、連通路52を吐出孔35に近づけると、連通角度を中圧域から高圧域に設定することができる。このように、連通路52を中圧域から高圧域となる領域に配置すれば、圧縮室31の圧力Pcだけに応じて調整弁101の開度を調整するとしても、圧縮室31の圧力が高圧となるクランク角度において、背圧の過不足を十分に抑制することができる。この場合、調整弁101で吐出室36の圧力Pdを取り込む構成を省略することができる。
図8は、第2実施形態における変形例2の圧縮機を示す断面図である。
ここでは、連通路94を省略したことを除いては、前述した第2実施形態と同様の構成である。
図9は、第2実施形態における変形例2の調整弁を示す断面図である。
ここでは、ポート116、圧力室H13、小径部133、及び隔壁135を省略し、ポート117を圧縮室31に連通させたことを除いては、前述した第2実施形態と同様の構成である。
図10は、第2実施形態における変形例2のブロック図である。
ここでは、吐出室36の圧力Pdを調整弁101に取り込む流路を省略したことを除いては、前述した第2実施形態と同様の構成である。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11…圧縮機、12…フロントハウジング、13…センタハウジング、14…リアハウジング、21…吸入室、22…電動モータ、23…回転軸、24…固定スクロール、25…可動スクロール、26…固定端板、27…固定渦巻き、28…可動端板、29…可動渦巻き、31…圧縮室、32…背圧室、33…ボス、34…クランク端部、35…吐出孔、36…吐出室、37…吐出弁、41…調整弁、42…取付穴、43…オイル戻し流路、44…オイル戻し流路、45…オイル戻し流路、46…オリフィス、47…オイル戻し流路、51…インジェクションパイプ、52…連通路、53…連通路、61…上側ボディ、62…下側ボディ、63…ホルダ、64…ポート、65…ポート、66…ポート、67…フィルタ部材、68…弁座部材、69…弁孔、71…弁体、72…隔壁、73…大径部、74…コイルスプリング、75…内部通路、76…連通孔、77…連結部材、81…ハウジング、82…ダイアフラム、83…作動ピン、84…フランジ、85…凹部、86…ストッパ、87…ばね受け、88…アジャスト部材、89…コイルスプリング、91…オイル戻し流路、92…オイル戻し流路、93…オリフィス、94…連通路、95…連通路、96…連通路、97…連通路、98…連通路、101…調整弁、102…取付穴、111…バルブハウジング、112…エンドハウジング、113…ダイアフラム、114…ポート、115…ポート、116…ポート、117…ポート、121…弁座面、122…弁孔、123…弁体、124…コイルスプリング、131…シャフト部材、132…大径部、133…小径部、134…中径部、135…隔壁、136…隔壁、137…コイルスプリング、141…作動ピン、142…ばね受け、143…コイルスプリング、H1…圧力室、H2…圧力室、H3…圧力室、H4…圧力室、H11…圧力室、H12…圧力室、H13…圧力室、H14…圧力室、H15…圧力室、Pc…圧縮室の圧力、Pd…吐出室の圧力、Pi…インジェクションの圧力、Pm…背圧室の圧力、Po…大気圧力、Ps…吸入室の圧力

Claims (5)

  1. 固定端板の一端面に固定渦巻きが形成された固定スクロールと、
    前記固定端板の一端側に配置され、可動端板の他端面に前記固定渦巻きに噛み合う可動渦巻きが形成された可動スクロールと、
    前記固定端板、前記固定渦巻き、前記可動端板、及び前記可動渦巻きによって囲まれた空間であり、導入された熱媒体を圧縮する圧縮室と、
    前記可動端板の一端側に形成され、前記固定スクロールに対して前記可動スクロールを押圧する背圧室と、
    圧縮され外部へ排出された前記熱媒体の一部を、インジェクションによって前記圧縮室に導入するインジェクション流路と、
    前記固定端板の他端側に形成され、前記圧縮室から前記熱媒体が吐出される吐出室と、
    前記圧縮室の圧力、前記背圧室の圧力、及び前記吐出室の圧力を受けて、前記背圧室の圧力を調整し、前記インジェクションのオン時には前記背圧室の圧力を高くし、前記インジェクションのオフ時には前記背圧室の圧力を低くする調整弁と、を備えることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 記調整弁は、前記吐出室から前記背圧室への経路上に設けられ、前記圧縮室の圧力が高いほど、開度を大きくすることで前記背圧室の圧力を高くすることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記熱媒体が吸入される吸入室を備え、
    前記背圧室は、オリフィスを介して前記吐出室から圧力が供給され、
    前記調整弁は、前記背圧室から前記吸入室への経路上に設けられ、前記圧縮室の圧力が高いほど、開度を小さくすることで前記背圧室の圧力を高くすることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  4. 前記調整弁は、前記吐出室の圧力を受け、前記吐出室の圧力が高いほど、開度を小さくすることで前記背圧室の圧力を高くすることを特徴とする請求項に記載のスクロール圧縮機。
  5. 前記固定端板に形成され、前記圧縮室と前記調整弁とを連通する連通路を備えることを特徴とする請求項1~の何れか一項に記載のスクロール圧縮機。
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