JP2020033989A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性の低下を抑制する。【解決手段】固定端板26とリアハウジング13との間に挟み込まれるガスケット53には、一方の端部が貯留室42に連通し、他方の端部が貫通孔51に連通する長穴56が形成される。固定端板26の後端面、長穴56、及びリアハウジング13の前端縁によって形成された流路63には、絞りとして機能する連通溝61が形成される。【選択図】図5
Description
本発明は、スクロール圧縮機に関するものである。
特許文献1に示されるように、スクロール圧縮機において、吐出冷媒から分離され且つ貯留されたオイルが、ガスケットに形成された流路を通って、固定渦巻きの先端側へ供給されるものがある。
オイルを減圧するためにも、ガスケットの流路をできるだけ細くすることが望ましい。ガスケットはプレス成形されるが、細い流路を形成するには、打ち抜きの金型(パンチ)を細くしなければならないため、耐久性の低下によって生産性に影響を与える可能性がある。
本発明の課題は、生産性の低下を抑制することである。
本発明の課題は、生産性の低下を抑制することである。
本発明の一態様に係るスクロール圧縮機は、
円板状に形成した固定端板の一端面に固定渦巻きが形成され、固定端板を軸方向に貫通する貫通孔が形成された固定スクロールと、
一端縁が全周にわたって固定端板の他端面に当接し、固定端板の他端側を覆うハウジングと、
固定端板で閉塞されたハウジングの内部に形成され、オイルが貯留された貯留部と、
固定端板の他端面とハウジングの一端縁との間に挟み込まれ、ハウジングの一端縁に沿って延び、一方の端部が貯留部に連通し、他方の端部が貫通孔に連通する長穴が形成されたガスケットと、を備え、
貯留部に貯留されたオイルは、固定端板の他端面、長穴、及びハウジングの一端縁によって形成された流路を経て貫通孔に供給され、
流路には、絞りが形成されている。
円板状に形成した固定端板の一端面に固定渦巻きが形成され、固定端板を軸方向に貫通する貫通孔が形成された固定スクロールと、
一端縁が全周にわたって固定端板の他端面に当接し、固定端板の他端側を覆うハウジングと、
固定端板で閉塞されたハウジングの内部に形成され、オイルが貯留された貯留部と、
固定端板の他端面とハウジングの一端縁との間に挟み込まれ、ハウジングの一端縁に沿って延び、一方の端部が貯留部に連通し、他方の端部が貫通孔に連通する長穴が形成されたガスケットと、を備え、
貯留部に貯留されたオイルは、固定端板の他端面、長穴、及びハウジングの一端縁によって形成された流路を経て貫通孔に供給され、
流路には、絞りが形成されている。
本発明によれば、固定端板の他端面、長穴、及びハウジングの一端縁によって形成された流路に絞りを設けているので、通過するオイルを減圧することができる。絞りによってオイルを減圧できる分、ガスケットの長穴を細くしないで済むため、プレス成形における金型の耐久性が向上し、生産性の低下を抑制できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《一実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、便宜的に、前後方向、左右方向、上下方向とする。
図1は、圧縮機における前後方向及び上下方向に沿った断面図である。
圧縮機11は、例えばカーエアコンの冷媒回路で用いられるベルト駆動型のスクロール圧縮機であり、冷媒(熱媒体)を吸入し、圧縮してから排出する。
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、便宜的に、前後方向、左右方向、上下方向とする。
図1は、圧縮機における前後方向及び上下方向に沿った断面図である。
圧縮機11は、例えばカーエアコンの冷媒回路で用いられるベルト駆動型のスクロール圧縮機であり、冷媒(熱媒体)を吸入し、圧縮してから排出する。
圧縮機11は、前後方向に沿って前側から順に並んだ、フロントハウジング12と、リアハウジング13と、によって気密性を保つように一体化されている。フロントハウジング12の上部には、冷媒を吸入する吸入口(図示省略)が形成され、リアハウジング13の上部には、圧縮された冷媒を排出する排出口(図示省略)が形成されている。
フロントハウジング12の前側には、回転軸21が回転自在に支持されている。回転軸21の前端側は、電磁クラッチ22を介してプーリ23に連結されている。プーリ23には、例えばエンジンの動力が駆動ベルトを介して伝達される。
フロントハウジング12の前側には、回転軸21が回転自在に支持されている。回転軸21の前端側は、電磁クラッチ22を介してプーリ23に連結されている。プーリ23には、例えばエンジンの動力が駆動ベルトを介して伝達される。
フロントハウジング12の後側には、固定スクロール24と、可動スクロール25と、が収容されている。
固定スクロール24は、フロントハウジング12の後側を閉塞するように固定されており、円板状に形成された固定端板26と、この固定端板26の前面に形成された固定渦巻き27と、を備える。
可動スクロール25は、固定端板26の前側に配置されており、円板状に形成された可動端板28と、この可動端板28の後面に形成され、固定渦巻き27と噛み合う可動渦巻き29と、を備える。
固定スクロール24は、フロントハウジング12の後側を閉塞するように固定されており、円板状に形成された固定端板26と、この固定端板26の前面に形成された固定渦巻き27と、を備える。
可動スクロール25は、固定端板26の前側に配置されており、円板状に形成された可動端板28と、この可動端板28の後面に形成され、固定渦巻き27と噛み合う可動渦巻き29と、を備える。
固定端板26の前面と可動端板28の後面とが対向し、固定渦巻き27と可動渦巻き29とが噛み合っている。固定渦巻き27の先端は、図示しないチップシールを介して可動端板28の後面に摺動可能に接触し、可動渦巻き29の先端は、図示しないチップシールを介して固定端板26の前面に摺動可能に接触している。固定端板26の前面、固定渦巻き27、可動端板28の後面、及び可動渦巻き29で囲まれた区画によって、冷媒を圧縮するための圧力室31が形成されている。前後方向から見ると、圧力室31は、三日月状の密閉空間となる。
可動端板28の前面には、ボス32が形成され、回転軸21の後端には、偏心させたクランク端部33が形成され、クランク端部33がボス32に回転自在の状態で嵌め込まれている。回転軸21の回転運動は、クランク端部33によって旋回運動として可動スクロール25に伝達される。可動スクロール25は、例えばピン&ホールを介して自転が阻止され、且つ固定スクロール24に対する公転が許容されている。
固定端板26の中央には、前後方向に貫通した吐出孔34が形成され、吐出孔34は、固定端板26の後側に形成された吐出室35に連通している。固定端板26の後面には、吐出孔34の後端側を開閉可能な吐出弁36が設けられている。
固定端板26の中央には、前後方向に貫通した吐出孔34が形成され、吐出孔34は、固定端板26の後側に形成された吐出室35に連通している。固定端板26の後面には、吐出孔34の後端側を開閉可能な吐出弁36が設けられている。
固定スクロール24に対して可動スクロール25が公転すると、圧力室31は、前後方向から見て、スクロール中心に向かって変位してゆき、且つ容積が縮小してゆく。圧力室31は、スクロール外側にあるときに吸入口(図示省略)と連通して冷媒を吸入し、スクロール中心にあるときに吐出孔34と連通して圧縮した冷媒を吐出する。吐出弁36は、吐出圧を受けるときに、吐出室35に冷媒を吐出させる。固定端板26の後面には、圧力室31が一定の圧力以上となるときに、圧力室31と吐出室35とを連通するリリーフ弁37が設けられている。
次に、オイル分離構造について説明する。
図2は、分離室の断面図である。
リアハウジング13は、冷媒とオイルとを分離させる分離室41と、分離したオイルを貯留する貯留室42(貯留部)と、を備える。
分離室41は、上下方向に延び、断面が円形となる内周面を有する内部空間である。分離室41の上部は、連通孔43を介して吐出室35に連通し、分離室41の上端には、冷媒の排出口(図示省略)が形成されている。分離室41の下端は、連通孔44を介して貯留室42に連通している。
図2は、分離室の断面図である。
リアハウジング13は、冷媒とオイルとを分離させる分離室41と、分離したオイルを貯留する貯留室42(貯留部)と、を備える。
分離室41は、上下方向に延び、断面が円形となる内周面を有する内部空間である。分離室41の上部は、連通孔43を介して吐出室35に連通し、分離室41の上端には、冷媒の排出口(図示省略)が形成されている。分離室41の下端は、連通孔44を介して貯留室42に連通している。
分離室41では、排出配管45の上端が排出口(図示省略)に連通され、排出配管45の下端が分離室41における上下方向の略中央まで延びている。オイルを含む冷媒が連通孔43から流入すると、分離室41の内周面と排出配管45の外周面との間を螺旋状に下降してゆき、周方向に旋回するときの遠心作用によって冷媒とオイルとが分離される。分離された冷媒は、排出配管45の下端から流入すると、排出配管45内を上昇してゆき、排出口(図示省略)から外部へ排出される。分離されたオイルは、分離室41の内周面を伝って下降してゆき、連通孔44から貯留室42へ排出される。
次に、オイルの戻し構造について説明する。
図3は、固定スクロールの後面を示す図である。
固定端板26の上部には、固定渦巻き27よりも径方向外側に、軸方向に沿って貫通した円形の貫通孔51が形成されている。固定端板26の下部には、前後方向に見て、貯留室42の底部と重なる位置に連通溝52が形成されている。
図4は、ガスケットを示す図である。
ここでは、リアハウジング13の前端縁にガスケット53を重ねた状態を示す。ガスケット53は、固定端板26の後面とリアハウジング13の前端縁との間に挟み込まれる板状のシール部材である。ガスケット53は、薄板状の金属を裏表の両面からゴム等のシール材で挟み込んで形成されている。固定端板26の後面には、ガスケット53を介してリアハウジング13の前端縁が全周にわたって当接し(図1、図2)、リアハウジング13は、固定端板26の後端側を覆っている。
図3は、固定スクロールの後面を示す図である。
固定端板26の上部には、固定渦巻き27よりも径方向外側に、軸方向に沿って貫通した円形の貫通孔51が形成されている。固定端板26の下部には、前後方向に見て、貯留室42の底部と重なる位置に連通溝52が形成されている。
図4は、ガスケットを示す図である。
ここでは、リアハウジング13の前端縁にガスケット53を重ねた状態を示す。ガスケット53は、固定端板26の後面とリアハウジング13の前端縁との間に挟み込まれる板状のシール部材である。ガスケット53は、薄板状の金属を裏表の両面からゴム等のシール材で挟み込んで形成されている。固定端板26の後面には、ガスケット53を介してリアハウジング13の前端縁が全周にわたって当接し(図1、図2)、リアハウジング13は、固定端板26の後端側を覆っている。
ガスケット53には、連通溝52と重なる位置に円形の開口部54が形成され、貫通孔51と重なる位置に円形の開口部55が形成されている。開口部55は貫通孔51と同心である。固定端板26の後面とリアハウジング13の前端縁との間に挟み込まれる領域には、リアハウジング13の前端縁に沿って延びる円弧状の長穴56が形成されている。長穴56は、リアハウジング13の前端縁に沿って複数に分断され(ここでは4つ)、不連続な状態で形成されている。最下部に位置する長穴56の下端部は、開口部54の近傍まで延び、最上部に位置する長穴56の上端部は、開口部55の近傍まで延びている。リアハウジング13の前端縁には、連通溝61、62が形成されている。連通溝61は、隣り合う長穴56の端部同士を連通している。連通溝62は、最上部に位置する長穴56の上端部と開口部55とを連通している。
図5は、流路を示す断面図である。
ここでは、説明を簡単にするために長穴56を模式的に描いている。固定端板26の後面とリアハウジング13の前端縁との間にガスケット53を挟み込むことで、固定端板26の後端面、長穴56、及びリアハウジング13の前端縁によって、オイルの流路63が形成されている。貯留室42の底部は、開口部54を介して連通溝52に連通している。連通溝52は、長穴56を介して連通溝61に連通している。連通溝61は、長穴56を介して連通溝62に連通している。連通溝62は、開口部55を介して貫通孔51に連通している。
ここでは、説明を簡単にするために長穴56を模式的に描いている。固定端板26の後面とリアハウジング13の前端縁との間にガスケット53を挟み込むことで、固定端板26の後端面、長穴56、及びリアハウジング13の前端縁によって、オイルの流路63が形成されている。貯留室42の底部は、開口部54を介して連通溝52に連通している。連通溝52は、長穴56を介して連通溝61に連通している。連通溝61は、長穴56を介して連通溝62に連通している。連通溝62は、開口部55を介して貫通孔51に連通している。
ここでは、4つの長穴56を形成しているので、3つの連通溝61を形成している。各連通溝61の深さ寸法は、ガスケット53の厚さ寸法よりも小さい範囲で設定している。これにより、流路63において連通溝61が絞りとして機能する。
貯留室42に貯留されたオイルは、分離室41の吐出圧を受け、流路63を経て可動端板28の後面側に供給される。これにより、可動端板28の後面と固定渦巻き27の先端との摺動部の潤滑が行なわれる。さらに、固定スクロール24に対して可動スクロール25が旋回運動するときにオイルが拡散し、軸受等、他の摺動部も潤滑が行なわれる。
貯留室42に貯留されたオイルは、分離室41の吐出圧を受け、流路63を経て可動端板28の後面側に供給される。これにより、可動端板28の後面と固定渦巻き27の先端との摺動部の潤滑が行なわれる。さらに、固定スクロール24に対して可動スクロール25が旋回運動するときにオイルが拡散し、軸受等、他の摺動部も潤滑が行なわれる。
《作用》
次に、一実施形態の主要な作用効果について説明する。
オイルは、高圧の吐出圧を受けるため、可動端板28の後面側へ戻されるまでに、減圧させる必要があり、オイルを減圧するためには、ガスケット53における長穴56の幅寸法をできるだけ細くすることが望ましい。しかしながら、ガスケット53を構成する薄板状の金属はプレス成形されるため、幅寸法の狭い長穴56を形成するには、打ち抜きの金型(パンチ)を細くしなければならなくなり、耐久性の低下によって生産性に影響を与える可能性がある。
そこで本実施形態では、固定端板26の後端面、長穴56、及びリアハウジング13の一端縁によって形成された流路63に、絞りを設けている。
次に、一実施形態の主要な作用効果について説明する。
オイルは、高圧の吐出圧を受けるため、可動端板28の後面側へ戻されるまでに、減圧させる必要があり、オイルを減圧するためには、ガスケット53における長穴56の幅寸法をできるだけ細くすることが望ましい。しかしながら、ガスケット53を構成する薄板状の金属はプレス成形されるため、幅寸法の狭い長穴56を形成するには、打ち抜きの金型(パンチ)を細くしなければならなくなり、耐久性の低下によって生産性に影響を与える可能性がある。
そこで本実施形態では、固定端板26の後端面、長穴56、及びリアハウジング13の一端縁によって形成された流路63に、絞りを設けている。
具体的には、リアハウジング13の前端縁に沿って不連続な状態で複数の長穴56を形成し、リアハウジング13の前端縁には、隣り合う長穴56の端部同士を連通する連通溝61を形成している。連通溝61の深さ寸法は、ガスケット53の厚さ寸法よりも小さい範囲で設定されているので、流路63に対して連通溝61が絞りとなる。この絞りによって、流路63を通過するオイルを減圧することができる。絞りによってオイルを減圧できる分、ガスケット53の長穴56を細くしないで済むため、プレス成形における金型の耐久性が向上し、生産性の低下を抑制できる。
また、オイルは複数の絞りを通過するので、オイルの脈動を抑制しつつ、オイルを効果的に減圧することができる。
なお、連通溝61の深さ寸法を大きくし、代わりに幅を小さくしたり、長さを短くしたりすることも考えられる。しかしながら、連通溝61の幅を小さくしたり長さを短くしたりすると、各長穴56に対して組み付け誤差が生じた場合に、狙い通りの隙間を確保できなくなる。したがって、絞り機能は、連通溝61の幅方向や長さ方向で設定するよりも、深さ方向で設定する方が、組み付け性の面で優れている。
なお、連通溝61の深さ寸法を大きくし、代わりに幅を小さくしたり、長さを短くしたりすることも考えられる。しかしながら、連通溝61の幅を小さくしたり長さを短くしたりすると、各長穴56に対して組み付け誤差が生じた場合に、狙い通りの隙間を確保できなくなる。したがって、絞り機能は、連通溝61の幅方向や長さ方向で設定するよりも、深さ方向で設定する方が、組み付け性の面で優れている。
《変形例》
本実施形態では、絞りとして機能する連通溝61を複数設けているが、これに限定されるものではなく、一つだけでもよい。
本実施形態では、連通溝61をリアハウジング13の側に形成しているが、これに限定されるものではなく、固定端板26の側に形成してもよい。
本実施形態では、絞りとして機能する連通溝61を複数設けているが、これに限定されるものではなく、一つだけでもよい。
本実施形態では、連通溝61をリアハウジング13の側に形成しているが、これに限定されるものではなく、固定端板26の側に形成してもよい。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11…圧縮機、12…フロントハウジング、13…リアハウジング、21…回転軸、22…電磁クラッチ、23…プーリ、24…固定スクロール、25…可動スクロール、26…固定端板、27…固定渦巻き、28…可動端板、29…可動渦巻き、31…圧力室、32…ボス、33…クランク端部、34…吐出孔、35…吐出室、36…吐出弁、37…リリーフ弁、41…分離室、42…貯留室、43…連通孔、44…連通孔、45…排出配管、51…貫通孔、52…連通溝、53…ガスケット、54…開口部、55…開口部、56…長穴、61…連通溝、62…連通溝、63…流路
Claims (3)
- 円板状に形成した固定端板の一端面に固定渦巻きが形成され、前記固定端板を軸方向に貫通する貫通孔が形成された固定スクロールと、
一端縁が全周にわたって前記固定端板の他端面に当接し、前記固定端板の他端側を覆うハウジングと、
前記固定端板で閉塞された前記ハウジングの内部に形成され、オイルが貯留された貯留部と、
前記固定端板の他端面と前記ハウジングの一端縁との間に挟み込まれ、前記ハウジングの一端縁に沿って延び、一方の端部が前記貯留部に連通し、他方の端部が前記貫通孔に連通する長穴が形成されたガスケットと、を備え、
前記貯留部に貯留された前記オイルは、前記固定端板の他端面、前記長穴、及び前記ハウジングの一端縁によって形成された流路を経て前記貫通孔に供給され、
前記流路には、絞りが形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 前記長穴は、前記ハウジングの一端縁に沿って不連続な状態で複数形成され、
前記固定端板の他端面、又は前記ハウジングの一端縁には、隣り合う前記長穴の端部同士を連通する連通溝が形成されており、前記連通溝によって前記絞りが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。 - 前記連通溝の深さ寸法は、前記ガスケットの厚さ寸法よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018163894A JP2020033989A (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018163894A JP2020033989A (ja) | 2018-08-31 | 2018-08-31 | スクロール圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2020033989A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022064947A1 (ja) * | 2020-09-24 | 2022-03-31 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | スクロール型圧縮機 |
US11965508B2 (en) | 2022-03-28 | 2024-04-23 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll compressor |
-
2018
- 2018-08-31 JP JP2018163894A patent/JP2020033989A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022064947A1 (ja) * | 2020-09-24 | 2022-03-31 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | スクロール型圧縮機 |
US11965508B2 (en) | 2022-03-28 | 2024-04-23 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Scroll compressor |
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