JP7213222B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車等の車両の車体前部構造に関する。
例えば、特許文献1には、湾曲するバンパビームの延在方向に沿って複数に分割して配置されたセーフティプレート(衝突荷重吸収部材)が開示されている。
車両前方から衝突荷重が入力されると、バンパフェイスがセーフティプレートを車両後方に向けて潰すことで、入力された衝突荷重をセーフティプレートで吸収することができる。
特許第5337123号公報
ところで、バンパフェイスは、裏面形状が複雑な凸部を有し、例えば、フォグライト等の車載部品が裏面に固定されている。このため、車両前方から衝突荷重が入力されてバンパフェイスが車両後方に後退すると、バンパフェイス側の凸部や、フォグライト等の車載部品が、車両後方に位置する車体側部品であるラジエータやセンサ等に干渉するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、セーフティプレートの衝突荷重の吸収性を損なうことなく、車両後方に位置する車体側部品を保護することが可能な車体前部構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、バンパフェイスの車両後方でバンパビームの前面に、セーフティプレートと突出部材とをそれぞれ配置し、前記突出部材の前面は、前記セーフティプレートの前面よりも車両後方に位置し、車体側部品よりも車両前方の位置で前記バンパビームに取り付けられ、前記突出部材は、前記バンパビームに取り付けられる内側壁及び外側壁を有し、前記外側壁の車両上下方向の最大寸法(W1)は、前記内側壁の車両上下方向の最大寸法(W2)よりも大きい(W1>W2)ことを特徴とする。
さらに、本発明は、バンパフェイスの車両後方でバンパビームの前面に、セーフティプレートと突出部材とをそれぞれ配置し、前記突出部材の前面は、前記セーフティプレートの前面よりも車両後方に位置し、車体側部品よりも車両前方の位置で前記バンパビームに取り付けられ、前記突出部材は、前記セーフティプレートよりも下方に突出していることを特徴とする。
本発明では、セーフティプレートの衝突荷重の吸収性を損なうことなく、車両後方に位置する車体側部品を保護することが可能な車体前部構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係る車体前部構造が適用された車体前部の概略斜視図である。 図1に示すバンパビーム、セーフティプレート、及び、突出部材の分解斜視図である。 図1に示す車体前部を車両前方から見た正面図である。 車両前方から見てバンパビームの右側に取り付けられた第1突出部材の拡大斜視図である。 図4に示す第1突出部材の正面図である。 コーナー部から入力された衝突荷重の伝達経路を示す説明図である。 第2切欠部を介して第1突出部材がバンパビームに取り付けられた状態を下方側から見た拡大底面図である。 第2突出部材がバンパビームに取り付けられた状態を示す平面図である。 図8に示す第2突出部材を下方側からみた底面図である。 (a)は、衝突荷重入力前の状態を示す模式図、(b)は、衝突荷重入力後の状態を示す模式図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、「前後」は、車両前後方向、「左右」は、車幅方向(左右方向)、「上下」は、車両上下方向(鉛直上下方向)を、それぞれ示している。
図1に示されるように、車体前部10は、車両前方から車両後方に向けて、バンパフェイス12、セーフティプレート14、バンパビーム(フロントバンパビーム)16、及び、バンパビームエクステンション18の順序でそれぞれ配置されている。
バンパフェイス12は、車体前部において最も車両前方に配置され、セーフティプレート14及びバンパビーム16の周囲を覆うように設けられている。
セーフティプレート14は、バンパフェイス12の車両後方で(図1参照)、バンパビーム16の前面に配置されている(図2参照)。このセーフティプレート14は、衝撃吸収部材として機能するものであり、例えば、車両前方から衝突荷重(オフセット衝突荷重を含む)が入力された際、変形することで入力荷重を吸収するためのものである。
図1~図3に示されるように、セーフティプレート14は、車両前方からみてバンパビーム16の車幅方向中央に位置する単一の中央セーフティプレート(第1セーフティプレート)20と、中央セーフティプレート20の車幅方向左右外側に位置する左右一組の左右セーフティプレート(第2セーフティプレート)22、22とを有する。中央セーフティプレート20と、左右セーフティプレート22、22とは、それぞれ別個に分割構成されている。
なお、左右セーフティプレート22、22は、それぞれ車両前面に設けられた取付孔の形状を除いて概略同一構造を有している(図1~図3参照)。車両前方から見て向かって右側のセーフティプレート22は、略円形状の取付孔を有し、車両前方から見て向かって左側のセーフティプレート22は、長円状の取付孔を有している。この取付孔は、左右セーフティプレート22、22において、それぞれ同一形状の取付孔であってもよい。
中央セーフティプレート20は、車両前方に向けて突出する前壁24と、この前壁24に連続し前壁24の上端から車両後方で斜め上方向に向かって立ち上がるように傾斜する上壁26と、前壁24に連続し前壁24の下端から車両後方で斜め下方向に向かって立ち下がるように傾斜する下壁28とを有する。前壁24の車両前方の面は、セーフティプレート14の前面を構成するものである。なお、上壁26の上端及び下壁28の下端には、例えば、図示しない溶接手段を介して、それぞれバンパビーム16の前面に接合される接合フランジ部が設けられている。
図9に示されるように、中央セーフティプレート20の下壁28には、後記する第2突出部材30を取り付けるための第1切欠部32が設けられている。この第1切欠部32は、底面視して略台形状を呈し、車両前方から車両後方に向けて切欠幅が広がるように構成されている。
各左右セーフティプレート22は、バンパビーム16の左右コーナー部にそれぞれ設けられ(図2参照)、平面視して車外側に向かうほど車両後方に位置するように傾斜している。また、各左右セーフティプレート22は、例えば、上下対称の断面形状で構成され、中央セーフティプレート20と比較して車両前方からの衝突荷重に対する剛性・強度が高くなっている。
図1~図3に示されるように、各左右セーフティプレート22は、車両前方に向けて突出する前壁34と、この前壁34に連続し前壁34の上端から車両後方で斜め上方向に向かって立ち上がるように傾斜する上壁36と、前壁34に連続し前壁34の下端から車両後方で斜め下方向に向かって立ち下がるように傾斜する下壁38とを有する。前壁34の車両前方の面は、セーフティプレート14の前面を構成するものである。なお、上壁36の上端及び下壁38の下端には、例えば、図示しない溶接手段を介して、それぞれバンパビーム16の前面に接合される接合フランジ部が設けられている。
図7に示されるように、各左右セーフティプレート22の下壁38には、後記する第1突出部材40を取り付けるための第2切欠部42が設けられている。この第2切欠部42は、底面視して略台形状を呈し、車両前方から車両後方に向けて切欠幅が広がるように構成されている。
図2に示されるように、バンパビーム16は、車幅方向に沿って延在し、上下方向の中央部が車両前方に向かって膨出する膨出部44が設けられた前壁46を有する。また、前壁46の車両後方位置には、車両前後方向で前壁46と対向配置された後壁(図示せず)が設けられている。
図1に示されるように、バンパビーム16の車幅方向に沿った両端部の車両後面には、一対のバンパビームエクステンション18、18が固定されている。なお、各バンパビームエクステンション18の車両後面には、図示しないフロントサイドフレームの車両前方端部が連結されている。
図2に示されるように、バンパビーム16の前面下方には、突出部材48が取り付けられている。この突出部材48は、セーフティプレート14よりも車両前後方向で短く、車体側部品(例えば、ラジエータやセンサ等)よりも車両前方の位置でバンパビーム16に取り付けられている。また、突出部材48の前面は、セーフティプレート14の前面よりも車両後方に位置している。さらに、突出部材48は、セーフティプレート14よりも車両下方に突出している(後記する図10(a)参照)。さらにまた、突出部材48は、バンパビーム16の前面から車両前方に向かって突出している(図4参照)。
この突出部材48は、バンパビーム16の車幅方向に沿った左右両側に取り付けられる一対の第1突出部材40、40と、バンパビーム16の中央部の近傍部位で、中央部を跨いだ左右両側にそれぞれ取り付けられる一対の第2突出部材30、30とから構成されている。各第1突出部材40及び各第2突出部材30は、それぞれ左右対称形状に構成されている。
図4及び図5に示されるように、各第1突出部材40は、車両前方に臨む前壁54と、前壁54を間にした車幅方向の左右両側にそれぞれ連続する内側壁56及び外側壁58と、前壁54の上端に連続する上壁60とを有する。図5に示されるように、外側壁58の車両上下方向の最大寸法(W1)は、内側壁56の車両上下方向の最大寸法(W2)よりも大きくなっている(W1>W2)。また、各第1突出部材40は、各左右セーフティプレート22の第1切欠部32(図9参照)を介してバンパビーム16の車幅方向に沿って左右両端部の下方にそれぞれ取り付けられている(図1、図2参照)。
前壁54の車両前方の面は、突出部材48の前面を構成するものであり、車両前方からみて縦長の略矩形状を呈している(図5参照)。前壁54の略中央には、車両上下方向に所定間隔離間する一組の円形状及び長円状の孔部55a、55bが設けられている。内側壁56は、車幅方向内側から側面視して略L字状を呈し(図5参照)、前壁54の内側から車両後方に折れ曲がる屈曲部57を介して車両後方に延出している(図4参照)。内側壁56の車両後方の上端部には、例えば、溶接手段を介してバンパビーム16に接合される接合部62が設けられている。
外側壁58は、車幅方向外側から側面視して略台形状を呈し、前壁54から折れ曲がる屈曲部63を介して車両後方に延出している(図4参照)。外側壁58の車両後方の上端部には、例えば、溶接手段を介してバンパビーム16に接合される接合部64が設けられている。また、第1突出部材40の外側壁58は、バンパビーム16が受容した荷重を車体フレーム側へ伝達するバンパビームエクステンション18よりも車幅方向外側で(図6の破線A参照)、バンパビーム16の前面下方に取り付けられている(図1、図2参照)。
上壁60は、平面視して略矩形状を呈し、前壁54の上端から車両後方に折れ曲がる屈曲部65を介して車両後方に延出している(図4参照)。上壁60の車両後方端部には、例えば、溶接手段を介してバンパビーム16に接合される接合部66が設けられている。
各第1突出部材40は、各左右セーフティプレート22の下壁38を切り欠いた第2切欠部42を介してバンパビーム16に取り付けられ(図7参照)、各左右セーフティプレート22よりも下方に突出している(図3参照)。この第2切欠部42は、各左右セーフティプレート22の下壁38にそれぞれ設けられている。
図1、図8、図9に示されるように、各第2突出部材30は、車両前方に臨む正方形状の前壁68と、前壁68を間にした車幅方向の左右両側にそれぞれ連続する内側壁70及び外側壁72と、前壁68の上端に連続する上壁74とを有する。前壁68の車両前方の面は、突出部材48の前面を構成するものである。
内側壁70は、前壁68の内側から車両後方に折れ曲がる屈曲部を介して車両後方に延出している。内側壁70の車両後方の上端部には、例えば、溶接手段を介してバンパビーム16に接合される接合部が設けられている。
外側壁72は、前壁68の外側から車両後方に折れ曲がる屈曲部を介して車両後方に延出している。外側壁72の車両後方の上端部には、例えば、溶接手段を介してバンパビーム16に接合される接合部が設けられている。
上壁74は、前壁68の上端から車両後方に折れ曲がる屈曲部を介して車両後方に延出している。上壁74の車両後方端部には、例えば、溶接手段を介してバンパビーム16に接合される接合部が設けられている。
各第2突出部材30は、中央セーフティプレート20の下壁28を切り欠いた第1切欠部32を介して、バンパビーム16に取り付けられている(図9参照)。車幅方向に沿った第1突出部材40と第2突出部材30との間には、センサ部材88が配置されている(図3参照)。
本実施形態に係る車体前部構造が適用された車体前部10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、バンパフェイス12の車両後方でバンパビーム16の前面に、セーフティプレート14と突出部材48とがそれぞれ配置されている。この突出部材48の前面は、セーフティプレート14の前面よりも車両後方に位置し、且つ、車体側部品(例えば、後記するラジエータやセンサ等)よりも車両前方の位置でバンパビーム16に取り付けられている。
本実施形態では、例えば、車両前方から衝突荷重(オフセット衝突荷重を含む)が入力された際、セーフティプレート14(中央セーフティプレート20、左右セーフティプレート22)が潰れて衝突荷重を吸収することができる。突出部材48の前面は、セーフティプレート14の前面よりも車両後方に位置しているため、セーフティプレート14に続いて衝突荷重が突出部材48に伝達される。伝達された衝突荷重は、突出部材48によって吸収することができる。この場合、本実施形態では、バンパフェイス12又はその部品(例えば、フォグライトFL)が、ラジエータRAやセンサSA等の車体側部品と干渉する手前の長さに設定されている。これにより、本実施形態では、セーフティプレート14の衝突荷重の吸収性を保持(確保)しながら、バンパビーム16よりも車両後方に位置する車体側部品の損傷を回避して車体側部品を好適に保護することができる。この結果、本実施形態では、セーフティプレート14の衝突荷重の吸収性を損なうことなく、車両後方に位置するラジエータRAやセンサSA等の車体側部品を保護することが可能な車体前部構造を得ることができる。
図10(a)は、衝突荷重入力前の状態を示す模式図、図10(b)は、衝突荷重入力後の状態を示す模式図である。なお、図10(a)及び図10(b)において、参照符号「RA」は、ラジエータ、参照符号「SA」は、センサ、参照符号「FL」は、フォグライト、参照符号「F」は、衝突荷重をそれぞれ示している。
図10(b)に示されるように、車両前方(コーナー部を含む)から衝突荷重Fが入力された際、バンパフェイス12及びフォグライトFL等が車両後方に変位するが、入力された衝突荷重Fを突出部材48で吸収することで、バンパフェイス12及びフォグライトFLがラジエータRAやセンサSA等の車体側部品と干渉することを回避することができる。この結果、本実施形態では、車両前方から衝突荷重Fが入力された場合であっても、バンパビーム16の車両後方に位置する車体側部品(例えば、ラジエータRA、センサSA等)を好適に保護することができる。
本実施形態において、第1突出部材40は、前壁54を間にした車幅方向の左右両側にそれぞれ連続する内側壁56及び外側壁58を有する。外側壁58の車両上下方向の最大寸法(W1)は、内側壁56の車両上下方向の最大寸法(W2)よりも大きくなっている(W1>W2)。
本実施形態では、ラジエータRAやセンサSA等の車体側部品と干渉するおそれがある車体前部10のコーナー部からの衝突荷重Fの入力に対して、衝突荷重Fを受ける側である第1突出部材40の外側壁58の車両上下方向の最大寸法(W1)を、内側壁56の車両上下方向の最大寸法(W2)よりも大きく幅広に設定している(W1>W2)。これにより、本実施形態では、車両前方のコーナー部から衝突荷重Fが入力された際、車両前方に配置された車体側部材(例えば、バンパフェイス12)から衝突荷重Fを受容する面積を増加させることができる。この結果、本実施形態では、セーフティプレート14の衝突荷重Fの吸収性を向上させつつ、車体側部品を衝突荷重Fからより一層保護することができる。加えて、本実施形態では、第1突出部材40の内側壁56が外側壁58よりも面積が小さい分だけ第1突出部材40自体の軽量化に寄与することができる。
本実施形態において、第1突出部材40の外側壁58は、バンパビーム16が受容した衝突荷重Fを車体フレーム側へ伝達するバンパビームエクステンション18よりも車幅方向外側の位置で、バンパビーム16に取り付けられている(図6参照)。
これにより、本実施形態では、車両前方のコーナー部から入力された衝突荷重Fを、バンパビーム16を介して車幅方向内側に向けて集中して伝達することができる。車両前方のコーナー部から入力された衝突荷重Fは、車幅方向外側へ逃げづらいからである。この結果、本実施形態では、バンパビームエクステンション18で衝突荷重Fを吸収して、車体側部品をより一層保護することができる。なお、図6は、コーナー部から入力された衝突荷重の伝達経路を示したものであり、白抜き矢印は、車幅方向内側に向かう衝突荷重Fを示し、実線矢印は、車幅方向外側へ逃げる衝突荷重Fを示している。
本実施形態において、第1突出部材40は、左右セーフティプレート22の下壁28を切り欠いた第2切欠部42の位置でバンパビーム16に取り付けられ、左右セーフティプレート22よりも下方に突出している。
本実施形態では、バンパビーム16に対する第1突出部材40の取付位置が、左右セーフティプレート22の下壁28を切り欠いた位置としたため、左右セーフティプレート22と第1突出部材40との両者をバンパビーム16にそれぞれ取り付ける際に互いに干渉することを回避し、且つ、左右セーフティプレート22と第1突出部材40とを車幅方向において同じ位置に配置することができる。さらに、第1突出部材40は、左右セーフティプレート22よりも下方に突出しているため、衝突荷重Fの入力時に、車両後方に押圧されるバンパフェイス12等の部材を受け止める面積が増加するため、車両後方に位置するラジエータRAやセンサSA等の車体側部品を好適に保護することができる。
本実施形態において、セーフティプレート14は、バンパビーム16の車幅方向中央に位置する中央セーフティプレート20(第1セーフティプレート)と、中央セーフティプレート20と別体で構成され、バンパビーム16の車幅方向外側に位置する左右セーフティプレート22(第2セーフティプレート)とを有し、第2切欠部42は、左右セーフティプレート22(第2セーフティプレート)の下壁38に設けられている。
これにより、本実施形態では、第1突出部材40を左右セーフティプレート22の下方、すなわち車体側部品の方へ突出させ易くなり、衝突荷重Fの入力時に車両後方に押圧される部品(例えば、フォグライトFL)から車体側部品を好適に保護することができる。
本実施形態において、バンパビーム16には、中央セーフティプレート20の下壁28を切り欠いた位置(第1切欠部32)に第2突出部材30が配置されている。車幅方向に沿った第1突出部材40と第2突出部材30との間には、センサ部材88が配置されている。
一般的に、中央セーフティプレート20と左右セーフティプレート22とを一体に成形した場合と比較して、それぞれ別個に成形した場合、前突荷重を受ける部材の面積が小さくなるため、衝突荷重の吸収効果が高くない。そこで、別体で分割構成した場合には、車幅方向中央側の中央セーフティプレート20に対しても、左右セーフティプレート22と同様に第2突出部材30を設けることで、前面衝突に対する衝突荷重Fの吸収効果を高めることができる。
さらに、本実施形態では、第1突出部材40と第2突出部材30との間にセンサ部材88を配置することで、衝突荷重Fの入力時に、衝突荷重Fを中央セーフティプレート20及び左右セーフティプレート22と、第1突出部材40及び第2突出部材30とによって受容することができる。これにより、本実施形態では、センサ部材88の周辺が衝突荷重Fを受けづらくなり、センサ部材88自体を保護することができる。
10 車体前部
12 バンパフェイス
14 セーフティプレート
16 バンパビーム
18 バンパビームエクステンション
20 中央セーフティプレート(第1セーフティプレート、セーフティプレート)
22 左右セーフティプレート(第2セーフティプレート、セーフティプレート)
28 下壁
30 第2突出部材
32 第1切欠部
40 第1突出部材
42 第2切欠部(切欠部)
56 内側壁
58 外側壁
88 センサ部材
RA ラジエータ(車体側部品)
SA センサ(車体側部品)
W1 外側壁の車両上下方向の最大寸法
W2 内側壁の車両上下方向の最大寸法
F 衝突荷重

Claims (6)

  1. バンパフェイスの車両後方でバンパビームの前面に、セーフティプレートと突出部材とをそれぞれ配置し、
    前記突出部材の前面は、前記セーフティプレートの前面よりも車両後方に位置し、車体側部品よりも車両前方の位置で前記バンパビームに取り付けられ、
    前記突出部材は、前記バンパビームに取り付けられる内側壁及び外側壁を有し、
    前記外側壁の車両上下方向の最大寸法(W1)は、前記内側壁の車両上下方向の最大寸法(W2)よりも大きい(W1>W2)ことを特徴とする車体前部構造。
  2. 請求項1記載の車体前部構造において、
    前記外側壁は、前記バンパビームが受容した荷重を車体フレーム側へ伝達するバンパビームエクステンションよりも車幅方向外側で、前記バンパビームに取り付けられていることを特徴とする車体前部構造。
  3. バンパフェイスの車両後方でバンパビームの前面に、セーフティプレートと突出部材とをそれぞれ配置し、
    前記突出部材の前面は、前記セーフティプレートの前面よりも車両後方に位置し、車体側部品よりも車両前方の位置で前記バンパビームに取り付けられ、
    前記突出部材は、前記セーフティプレートよりも下方に突出していることを特徴とする車体前部構造。
  4. 請求項3記載の車体前部構造において、
    前記突出部材は、前記セーフティプレートの下壁を切り欠いた切欠部で前記バンパビームに取り付けられていることを特徴とする車体前部構造。
  5. 請求項3記載の車体前部構造において、
    前記セーフティプレートは、前記バンパビームの車幅方向中央に位置する第1セーフティプレートと、前記第1セーフティプレートと別体で構成され、前記バンパビームの車幅方向外側に位置する第2セーフティプレートとを有し、
    記第2セーフティプレートの下壁に切欠部が設けられていることを特徴とする車体前部構造。
  6. 請求項5記載の車体前部構造において、
    前記バンパビームには、前記第1セーフティプレートの下壁を切り欠いた位置に第2突出部材が配置され、
    車幅方向に沿った前記突出部材と前記第2突出部材との間には、センサ部材が配置されていることを特徴とする車体前部構造。
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