JP7212054B2 - コンテナクレーン装置及びコンテナクレーン装置の制御方法 - Google Patents
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Description
コンテナをトラックのシャーシに搭載するコンテナクレーン装置において、
前記コンテナを保持する荷役部と、
前記荷役部を移動可能に支持するクレーン本体部と、
前記クレーン本体部の下側で規定の荷役位置に停車したトラックのトラクタヘッドの位置を検出する位置検出部と、
前記荷役部の荷役動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記位置検出部で検出した前記トラックのトラクタヘッドが、鉛直方向から見て、前記荷役部の移動範囲に重なる位置であるか否かを判定し、
前記トラックのトラクタヘッドが、前記荷役部の移動範囲に重なる位置ではないと判定しない限り、前記トラックに対する前記荷役部の荷役動作を行わず、
前記トラックの前記シャーシ上に前記コンテナが載置されていないと判定しない限り、前記荷役部が保持する前記コンテナの前記シャーシ上への荷役を行わない構成とした。
コンテナをトラックのシャーシに搭載するコンテナクレーン装置の制御方法において、
前記コンテナクレーン装置は、前記コンテナを保持する荷役部と、前記荷役部を移動可能に支持するクレーン本体部と、前記クレーン本体部の下側で規定の荷役位置に停車したトラックのトラクタヘッドの位置を検出する位置検出部と、前記荷役部の荷役動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記位置検出部で検出した前記トラックのトラクタヘッドが、鉛直方向から見て、前記荷役部の移動範囲に重なる位置であるか否かを判定し、
前記トラックのトラクタヘッドが、前記荷役部の移動範囲に重なる位置ではないと判定しない限り、前記トラックに対する前記荷役部の荷役動作を行わず、
前記トラックの前記シャーシ上に前記コンテナが載置されていないと判定しない限り、前記荷役部が保持する前記コンテナの前記シャーシ上への荷役を行わない構成とした。
図1は本発明の実施形態であるコンテナクレーン装置の斜視図、図2はコンテナクレーン装置を前後方向から見た図、図3はコンテナクレーン装置の平面図、図4はコンテナクレーン装置の部分斜視図である。図5は、コンテナクレーン装置10を示すブロック図である。
図示のコンテナクレーン装置10は、コンテナCをトラック100のシャーシ101に搭載する作業を行うためのものであり、当該コンテナクレーン装置10とトラック100とからコンテナクレーンシステムを構成する。
コンテナクレーン装置10が荷役を行うコンテナCは、ISO規格コンテナ等のコンテナである。コンテナCは、長尺の直方体状を呈し、その長手方向において例えば20フィート、40フィートといった所定の長さを有している。本実施形態では40フィートのコンテナCを例示するが、コンテナCの他のサイズについても本発明を適用可能である。
コンテナクレーン装置10の構成について説明する。図1~図5に示すように、コンテナクレーン装置10は、クレーン本体部20と、荷役部としてのスプレッダ30と、制御部40と、位置検出部としての第一のレーザスキャナ41とを備えている。
そして、上記走行装置21は、タイヤとホイールからなる車輪211とその駆動装置とを備えている。
個々の駆動装置は、前後の車軸の左右両端部に個別に車輪211を備えている。なお、各車軸の左右両端部に二つずつ車輪を有する構成としても良い。
一対のガーダ221は、前後に並んで配設され、トロリー23の前端部と後端部とを個別に支持している。そして、一対のガーダ221は、左右方向に沿ってトロリー23を移動可能に支持している。
コンテナ蔵置エリアA1は、複数のコンテナを蔵置するスペースである。コンテナ蔵置エリアA1には、複数のロウRが左右方向に並んで配置される。
また、搭載作業エリアA2は、トラック100に対する荷役動作を行うための荷役位置である。搭載作業エリアA2には、コンテナCの荷役作業が行われるトラック100が前後方向に車体を向けた状態で停車する。
実施形態では、搭載作業エリアA2は、一台のトラック100が停車することが可能な幅に設定されている。搭載作業エリアA2は、左右方向について、複数台のトラック100が並んで停車することが可能な広さに設定しても良い。
搬送装置は、制御部40の制御の下、トロリー23及びスプレッダ30を左右方向における任意の位置に位置決めする搬送モータ231を備えている。
トロリー23には、コンテナクレーン装置10を制御する操縦者を収容する運転室24を有している。
巻き取りモータ234は、制御部40の制御により、スプレッダ30を任意の高さに昇降させることができる。
スプレッダ30は、コンテナCを保持するための部材である。スプレッダ30は、スプレッダ本体部31と、コンテナCに係合する部材であるロックピン32と、を備える。スプレッダ30は、コンテナCまでの距離を測定するセンサとして、第二のレーザスキャナ33を備えてもよい。
スプレッダ本体部31は、平面視においてコンテナCの上面と前後左右の幅がほぼ等しい矩形の枠体である。なお、スプレッダ30は、保持するコンテナCの寸法に対応する長さに調節することが可能である。又は、各コンテナCのサイズに対応するスプレッダ30に交換しても良い。
例えば、ロックピン32は、ツイストロックピンであって、保持穴に挿入後、回転することで、先端部の係止部が保持穴内部に係止されて抜脱不能なロック状態となる。また、ロックピン32は、挿入時と逆方向に回転することでロック状態を解除する分離可能状態にすることができる。
制御部40は、第二のレーザスキャナ33によりスプレッダ30からコンテナCまでの距離を認識することで、ロックピン32は、適正にコンテナCを保持することができる。
コンテナクレーン装置10は、搭載作業エリアA2に停車したトラック100までの距離を算出するセンサを備える。センサは、例えば、第一のレーザスキャナ41である。第一のレーザスキャナ41は、第二のレーザスキャナ33と同じ構造のレーザスキャナであり、測定対象物である搭載作業エリアA2に停車したトラック100までの距離を算出する。この第一のレーザスキャナ41は、フレーム22の右側の一対の脚部222の上部において、レーザ光の照射方向が概ね左斜め下方向を向くように支持されている。そして、この第一のレーザスキャナ41も、左右方向を主走査方向、前後方向を副走査方向としてレーザ光を走査する。
制御部40は、第一のレーザスキャナ41の検出出力から当該第一のレーザスキャナ41からトラック100の上部全域までの距離を認識し、トラック100の全長に渡ってその高さを検出する処理を実行する。
なお、図2及び後述する図14では、搭載作業エリアA2のトラック100の向きが他の図とは逆向きとなっているが、この図のように、搭載作業エリアA2内のトラック100の向きは前後いずれに向いていても良い。但し、搭載作業エリアA2においてトラック100を前後いずれの向きで停車させるべきかは、予め、定めを設け、常に、各トラック100が一定の方向を向いて、荷役作業を行うことが望ましい。
トラック100は、シャーシ101とトラクタヘッド102とを備えている。
シャーシ101は、平面視でコンテナCを載置することが可能なサイズのフレームと当該フレーム後端部に装備された二軸の車輪とを有している。即ち、フレーム上部の荷台は、その前後左右の寸法が、コンテナCの前後左右の寸法と同程度か或いは幾分大きく設定されている。
車輪は各軸の左右両端部に二つずつ設けられている。また、シャーシ101の前端部には、図示しないキングピンが設けられ、トラクタヘッド102の図示しないカプラに連結することができる。
そのため、シャーシとトラクタヘッド102が連結された状態を鉛直上側から見ると、トラクタヘッド102の後部104の一部はシャーシ101に覆われる。
なお、トラックは、シャーシとトラクタヘッドが固定的に連結されている構造であっても良い。
制御部40は、コンテナクレーン装置10の動作制御及び処理を実行するものである。具体的には、制御部40は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、各種制御プログラム(図示略)に従って荷役動作の制御及び処理を行う。
このため、図5に示すように、制御部40は、駆動装置の走行モータ213及び操舵機構214と、トロリー23の搬送モータ231及び巻き取りモータ234と、スプレッダ30のロックピン32及び第二のレーザスキャナ33と、第一のレーザスキャナ41とが接続されている。
制御部40は、運転室24の操縦者による入力に従い、各機器を制御する。なお、操縦者は、コンテナクレーン装置10から離れた位置からコンテナクレーン装置10を操縦してもよい。その場合、各機器の制御は、遠隔地に設けられた外部操作装置42を通じて操縦者の操作によって実行される。
このため、制御部40には、通信回線やネットワークを通じて外部操作装置42と接続されている。
また、コンテナ蔵置エリアA1側でのスプレッダ30による荷役作業の動作制御は、制御部40により自律的に実行されてもよい。一方、搭載作業エリアA2側でのスプレッダ30による荷役作業の動作は、安全を考慮して、操縦者の操作によって実行されることが好ましい。
また、スプレッダ30のコンテナ蔵置エリアA1から搭載作業エリアA2への移動及び搭載作業エリアA2からコンテナ蔵置エリアA1への移動は、制御部40の制御により行っても良いし、外部操作装置42を通じて操縦者の操作によって行っても良い。
なお、以下の説明では、トラクタヘッド102の前部103が鉛直方向から見て、スプレッダ30の移動範囲Mに重なる位置である状態を「トラクタヘッド102とスプレッダ30とが干渉する」と記載する。
制御部40により実行される荷役動作制御の詳細な内容について図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、制御部40は、トロリー23及びスプレッダ30を図2に示す配置、即ち、コンテナ蔵置エリアA1内の搭載作業エリアA2側の端部で待機させる(ステップS1)。スプレッダ30が待機する上述の位置を待機位置とする。
第一のレーザスキャナ41は略前後方向を副走査方向として三次元的にレーザ光の走査を行うので、トラック100が到着していない状態では、図7に示すように、搭載作業エリアA2の路面にレーザ光の照射による着光点Pが並ぶ。従って、制御部40は、第一のレーザスキャナ41の検出出力から、搭載作業エリアA2の前後方向の照射範囲全域に渡って高さ0[m]を検出する。
一方、トラック100が停車している状態では、図8に示すように、トラック100の全長に渡ってその上部にレーザ光の照射による着光点Pが並ぶ。従って、制御部40は、第一のレーザスキャナ41の検出出力から、トラック100の前後方向全長における各部の高さを検出する。
また、第一のレーザスキャナ41による走査は、短時間周期で繰り返し行われることから、当該走査が複数回繰り返される一定期間において、継続的に一定の以上の高さを取得した場合に、搭載作業エリアA2にトラック100ありと判定しても良い。
図示のように、トラック100の全長に渡ってその上部にレーザ光の照射による着光点Pが並び、制御部40は、第一のレーザスキャナ41の検出出力から、トラクタヘッド102(より具体的には前部103)における着光点Pの高さ(一例として、2.7[m]程度)を検出する。
さらに、トラクタヘッド102の前部103(キャブ)の後端部の着光点P1より後方の着光点Pは高さが低くなり、落差があるので、第一のレーザスキャナ41の検出出力から、前後方向について着光点Pの高さが急激な下降を示す手前の着光点P1をトラクタヘッド102の前部103(キャブ)の後端部と認識することができる。
図10は搭載作業エリアA2のトラック100にコンテナCが搭載された状態を示している。
従って、制御部40は、第一のレーザスキャナ41の検出出力から、コンテナCの上面における着光点Pの高さ(一例として、4.0~4.3[m]程度)を前後方向について所定距離以上検出した場合に、コンテナCありと判定することができる。
一方、シャーシ101にコンテナCが搭載されていない場合には、図8に示すように、コンテナC相当の高さとなる着光点Pが検出されないので、これにより、コンテナCなしと判定することができる。
図11はトラック100上のコンテナCの前後方向の位置を検出するための説明図である。
さらに、制御部40は、着光点P3と着光点P4のそれぞれの前後方向における位置から、コンテナCの前後方向の中心位置Hを求めることができる。
図12はスプレッダ30とトラック100のトラクタヘッド102とが前後方向について干渉しない状態、図13は干渉する状態を示す左側面図である。
トラクタヘッド102の前部103の後端部の前後方向における位置は、ステップS5において既に検出されているので、このときの検出位置から制御部40は、干渉を判定することができる。
なお、図12及び図13では、スプレッダ30がコンテナCを保持している状態を図示しているが、スプレッダ30がコンテナCを保持していない場合でも、スプレッダ30とトラクタヘッド102の干渉が生じない位置関係及び干渉が生じる位置関係については同様となる。
コンテナCの前端部、後端部、中心位置Hは、ステップS9において既に検出されているので、このときの検出位置から制御部40は、適正な位置であるか否かを判定することができる。
このとき、制御部40は、スプレッダ30とトラクタヘッド102の干渉が生じている場合には、トラック100の前進移動を指示すべき表示を行う。
また、スプレッダ30とコンテナCとが適正な位置ではない場合には、ステップS9において検出されたコンテナCの前端部、後端部、中心位置Hから、トラック100を前後いずれの方向に移動させるべきかを判定し、当該判定に応じた移動方向への移動を指示すべき表示を行う。
制御部40は、表示部43による移動指令を表示した後には、移動指令に応じて移動したトラック100に対して、ステップS5以降の処理を再度実行する。
表示部43によるこれらの表示を受けて、運転室24又は外部操作装置42の操縦者は、トラック100の運転手に対して、スピーカー等の音声出力手段を通じて、現在位置で待機するよう指示する。
この場合も、待機の指示は、音声には限らず、待機指示の表示やトラック100の制御装置に対する待機指令の入力を行っても良い。
この場合、トラック100のシャーシ101にコンテナCが搭載されているので、これをスプレッダ30で保持して、コンテナ蔵置エリアA1のいずれかのロウRに蔵置する作業を行うことになる。
但し、スプレッダ30は、既に、コンテナ蔵置エリアA1内の搭載作業エリアA2側の端部で待機しているので、制御部40は、運転室24又は外部操作装置42による操縦を許可状態に切り替える。これにより、これ以降の動作は、操縦者による運転室24又は外部操作装置42の操縦に基づいて実行される。
このとき、ステップS9において、既にトラック100のシャーシ101上のコンテナCの前後方向における位置検出が行われているが、第一のレーザスキャナ41は三次元センサであることから、このときの検出結果から、制御部40は、コンテナCの前後方向における位置だけでなく、左右方向におけるコンテナCの位置も取得している。
従って、既に取得されているシャーシ101上のコンテナCの左右方向の位置を参照しつつ、トロリー23及びスプレッダ30を左右方向における適正な位置まで移動させる。
その後、操縦により、スプレッダ30を下降させて、各ロックピン32の固定動作によりスプレッダ30にコンテナCを連結する。
再び、操縦により、スプレッダ30を上昇させて、コンテナ蔵置エリアA1まで移動させる。
そして、制御部40は、スプレッダ30を上昇させると共にコンテナ蔵置エリアA1における搭載作業エリアA2側の端部である初期の待機位置まで移動させて、荷役動作を終了する。
この場合、制御部40は、図9に示すように、荷台の高さ相当の高さで検出された複数の着光点Pが前後方向について並んだ状態において、最も後方に位置する着光点P2をシャーシ101の荷台の後端部と認識する。
また、前後方向におけるスプレッダ30の後端部の位置に対して、シャーシ101の荷台の後端部がより後方であって規定の距離範囲内に位置する場合には、制御部40は、適正な位置と判定する。
シャーシ101の荷台の後端部の位置は、ステップS17において既に検出されているので、このときの検出位置から制御部40は、適正な位置であるか否かを判定することができる。
このとき、制御部40は、スプレッダ30とトラクタヘッド102の干渉が生じている場合には、トラック100の前進移動を指示すべき表示を行う。
また、スプレッダ30とシャーシ101の荷台とが適正な位置ではない場合には、ステップS17において検出されたシャーシ101の荷台の後端部の位置から、トラック100を前後いずれの方向に移動させるべきかを判定し、当該判定に応じた移動方向への移動を指示すべき表示を行う。
そして、制御部40は、表示部43による移動指令を表示した後には、移動指令に応じて移動したトラック100に対して、ステップS5以降の処理を再度実行する。
表示部43によるこれらの表示を受けて、外部操作装置42の操縦者は、トラック100の運転手に対して、スピーカー等の音声出力手段を通じて、現在位置で待機するよう指示する。
この場合も、待機の指示は、音声には限らず、待機指示の表示やトラック100の制御装置に対する待機指令の入力を行っても良い。
この場合、トラック100のシャーシ101にはコンテナCが搭載されていないので、これをスプレッダ30で保持して、コンテナ蔵置エリアA1のいずれかのロウRに蔵置されたコンテナCをシャーシ101の荷台に搭載する作業を行うことになる。
そして、スプレッダ30を上昇させると共に、トロリー23をコンテナ蔵置エリアA1における搭載作業エリアA2側の端部まで移動させる。
そして、ステップS17において行われたシャーシ101の荷台の前後方向における位置検出の検出結果に基づいて取得されたシャーシ101の荷台の左右方向の位置を参照しつつ、トロリー23及びスプレッダ30を左右方向における適正な位置まで移動させる。
その後、操縦により、スプレッダ30を下降させて、各ロックピン32の固定解除動作によりシャーシ101の荷台上にコンテナCを搭載する。
そして、操縦により、スプレッダ30を上昇させると共にコンテナ蔵置エリアA1における搭載作業エリアA2側の端部である初期の待機位置まで移動させて、荷役動作を終了する。
以上のように、コンテナクレーン装置10では、制御部40が、第一のレーザスキャナ41により検出したトラック100のトラクタヘッド102がスプレッダ30に干渉するか否かを判定し、トラック100のトラクタヘッド102がスプレッダ30に干渉しないと判定しない限り、トラック100に対するスプレッダ30の荷役動作を行わない制御を実行している。
このため、スプレッダ30とトラック100のトラクタヘッド102との接触事故の発生を効果的に抑制し、安全性の向上を図ることが可能となる。
このため、スプレッダ30とトラック100のトラクタヘッド102との接触事故の発生をより効果的に抑制し、安全性のさらなる向上を図ることが可能となる。
このため、トラック100のシャーシ101上に載置されているコンテナCとスプレッダ30が保持するコンテナCとの接触事故の発生を効果的に抑制し、安全性の向上を図ることが可能となる。
これにより、トラクタヘッド102とスプレッダ30の接触を回避し、適正な状態で速やかに荷役動作を再開させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は上記の実施形態に限られず、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
従って、図15に示すように、前後方向について、第一のレーザスキャナ41を複数設けても良い。
これにより、トラック100の各所において、第一のレーザスキャナ41から着光点Pまでの距離を短縮し、反射光の逆側の反射を抑制して、着光点Pの距離や高さの検出精度を向上させることが可能となる。
なお、図15では第一のレーザスキャナ41を二基設ける場合を例示したが、より多くの第一のレーザスキャナ41を設けてもよい。
さらに、反射板105は、再帰反射性を有する反射板を使用しても良い。その場合、図16の点線矢印に示すように、レーザ光をより効果的に第一のレーザスキャナ41側に反射させることができ、着光点Pの距離や高さの検出精度を向上させることが可能となる。
例えば、制御部40が、荷役動作制御において、トラック100のトラクタヘッド102がスプレッダ30と干渉しないと判定しない限り、スプレッダ30を搭載作業エリアA2の上方(図14の配置)で待機させる制御を行っても良い。
この場合、トラクタヘッド102がスプレッダ30と干渉しないとの判定が得られ次第、即座に、スプレッダ30を荷役作業に移行させることができ、荷役作業の迅速化及び作業効率の向上を図ることが可能となる。
例えば、制御部40が、トラック100の各部の寸法データを予め記憶しておき、トラック100の一又は複数の特定箇所を検出すれば、寸法データを参照することで、他の全ての箇所の位置を求められる構成としても良い。
例えば、図17に示すように、フレーム22Aの左右両側に向かってガーダ221Aが長く延出されたクレーン本体部20Aを備え、ガーダ221Aの一方の延出端部の下方に、コンテナ蔵置エリアA1及び搭載作業エリアA2が設けられて荷役作業が行われる、いわゆる橋型のコンテナクレーン装置10A等でも、前述した荷役動作制御を効果的に行うことが可能である。
さらに、本発明は、車輪を持たず、フレーム本体を地面に固定的に設置したクレーン装置にも適用可能である。
20 クレーン本体部
21 走行装置
211 車輪
22 フレーム
221 ガーダ
222 脚部
23 トロリー
30 スプレッダ(荷役部)
40 制御部
41 第一のレーザスキャナ(位置検出部)
100 トラック
101 シャーシ
102 トラクタヘッド
103 前部
105 反射板(反射部材)
A1 コンテナ蔵置エリア
A2 搭載作業エリア(荷役位置)
M 移動範囲
P 着光点
P1~P4 着光点
Claims (8)
- コンテナをトラックのシャーシに搭載するコンテナクレーン装置において、
前記コンテナを保持する荷役部と、
前記荷役部を移動可能に支持するクレーン本体部と、
前記クレーン本体部の下側で規定の荷役位置に停車したトラックのトラクタヘッドの位置を検出する位置検出部と、
前記荷役部の荷役動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記位置検出部で検出した前記トラックのトラクタヘッドが、鉛直方向から見て、前記荷役部の移動範囲に重なる位置であるか否かを判定し、
前記トラックのトラクタヘッドが、前記荷役部の移動範囲に重なる位置ではないと判定しない限り、前記トラックに対する前記荷役部の荷役動作を行わず、
前記トラックの前記シャーシ上に前記コンテナが載置されていないと判定しない限り、前記荷役部が保持する前記コンテナの前記シャーシ上への荷役を行わないコンテナクレーン装置。 - 前記制御部は、
前記トラックのトラクタヘッドが、前記荷役部の移動範囲に重なる位置ではないと判定しない限り、
前記荷役部を、当該荷役部の移動方向について、前記荷役位置の範囲外で待機させた状態とする請求項1に記載のコンテナクレーン装置。 - 前記制御部は、
前記トラックのトラクタヘッドが、前記荷役部の移動範囲に重なる位置ではないと判定しない限り、
前記荷役部を、前記荷役位置の上方で待機させた状態とする請求項1に記載のコンテナクレーン装置。 - 前記位置検出部はレーザセンサであり、当該レーザセンサが前記荷役位置に出入りする前記トラックの進行方向に沿って複数個設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載のコンテナクレーン装置。
- 前記制御部は、
前記位置検出部で検出した前記トラックのトラクタヘッドが、鉛直方向から見て、前記荷役部の移動範囲に重なる位置であると判定した場合に、
前記トラックを移動させるための警告処理を実行する請求項1から4のいずれか一項に記載のコンテナクレーン装置。 - 前記位置検出部はレーザセンサであり、
当該レーザセンサは、前記トラックのトラクタヘッド上面に設けられた反射部材から反射したレーザを検知する請求項1から5のいずれか一項に記載のコンテナクレーン装置。 - コンテナをトラックのシャーシに搭載するコンテナクレーン装置の制御方法において、
前記コンテナクレーン装置は、前記コンテナを保持する荷役部と、前記荷役部を移動可能に支持するクレーン本体部と、前記クレーン本体部の下側で規定の荷役位置に停車したトラックのトラクタヘッドの位置を検出する位置検出部と、前記荷役部の荷役動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記位置検出部で検出した前記トラックのトラクタヘッドが、鉛直方向から見て、前記荷役部の移動範囲に重なる位置であるか否かを判定し、
前記トラックのトラクタヘッドが、前記荷役部の移動範囲に重なる位置ではないと判定しない限り、前記トラックに対する前記荷役部の荷役動作を行わず、
前記トラックの前記シャーシ上に前記コンテナが載置されていないと判定しない限り、前記荷役部が保持する前記コンテナの前記シャーシ上への荷役を行わないコンテナクレーン装置の制御方法。 - 前記位置検出部はレーザセンサであり、
前記トラックのトラクタヘッド上面に反射部材を設け、
前記レーザセンサは、前記トラクタヘッド上面の反射部材から反射したレーザを検知する請求項7に記載のコンテナクレーン装置の制御方法。
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