JP7211188B2 - 情報処理装置、ソフトウェアキーボードの表示方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、ソフトウェアキーボードの表示方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置におけるソフトウェアキーボードの表示方法、および情報処理装置を制御するプログラムに関する。
従来、種別の異なる複数のソフトウェアキーボードが搭載されている情報処理装置(たとえば、画像形成装置)が知られている。この情報処理装置においては、ユーザーが、ソフトウェアキーボードの設定画面を開き、かつタッチ操作等の選択操作を行なうことにより、ユーザーが所望するソフトウェアキーボードが情報処理装置の画面に表示される。
また、端末装置と情報処理装置(たとえば、サーバー、画像形成装置、またはサーバー機能を有する画像形成装置)とが連携するシステムも知られている。
たとえば特許文献1には、このようなシステムの一例として、携帯端末と複合機とを備えた画像処理システムが開示されている。この画像処理システムにおいては、携帯端末は、携帯端末の操作表示部により入力された文字情報を複合機に送信する。複合機は、文字情報を携帯端末から受信し、かつ文字情報を複合機の操作入力部による入力文字として反映する。このように、特許文献1の画像処理システムでは、画像処理装置における文字の入力を携帯端末の文字入力機能を用いて行う。
また、特許文献2には、上記のシステムの一例として、スマートフォン上からパーソナルコンピュータ上のアプリケーションの遠隔操作を可能とする画面変換システムが開示されている。
さらに、スマートフォン、タブレット端末等の個人専用の端末装置も普及している。このような端末装置では、複数のソフトウェアキーボードを切り替えて表示させることができる。また、PC(Personal Computer)も個人専用で使用される場合が多い。PCでは、ユーザーは、入力方式(日本語の場合、かな入力またはローマ字入力)を自分の好みに設定できる。
特開2013-251623号公報 特開2013-235438号公報
ところで、1台の情報処理装置(たとえば、画像形成装置)を複数人で共用する場合、ユーザーは、使い慣れたソフトウェアキーボードを使用したい場合、当該情報処理装置を使用する度に、ソフトウェアキーボードの選択操作を行なわなければならい。詳しくは、ユーザーは、ソフトウェアキーボードの設定を手動で行なわなければならない。それゆえ、ユーザーが使い慣れたソフトウェアキーボードを表示させるためには手間を要する。
本開示は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、ユーザーが使い慣れたソフトウェアキーボードを情報処理装置において自動で表示させることが可能な情報処理装置、情報処理装置におけるソフトウェアキーボードの表示方法、および情報処理装置にソフトウェアキーボードを表示させるプログラムを提供することにある。
本開示のある局面に従うと、情報処理装置は、端末装置と通信可能である。情報処理装置は、種別が異なる複数のソフトウェアキーボードの1つをディスプレイに選択的に表示させる表示制御手段と、端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための第1の特定情報を、端末装置から取得する取得手段と、取得された第1の特定情報に基づいて、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択する選択手段とを備える。表示制御手段は、選択されたソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させる。
好ましくは、取得手段は、端末装置のユーザーを識別するためのユーザー識別情報をさらに取得する。情報処理装置は、選択されたソフトウェアキーボードを識別するためのキーボード識別情報と、取得されたユーザー識別情報とを関連付けてメモリに記憶させる関連付手段と、ユーザー識別情報の入力を受け付ける入力受付手段とをさらに備える。表示制御手段は、関連付けが行なわれた後に入力受付手段がユーザー識別情報の入力を受け付けると、選択されたソフトウェアキーボードとして、当該ユーザー識別情報に関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードを、ディスプレイに表示させる。
好ましくは、第1の特定情報は、端末装置で利用されているソフトウェアキーボードの言語情報、端末装置のオペレーティングシステムの種別情報、および端末装置で利用されているソフトウェアキーボードの入力方式のうちの少なくとも1つである。
好ましくは、情報処理装置は、画像形成装置である。取得手段は、端末装置にインストールされた画像形成装置にジョブを実行させるアプリケーションプログラムを利用して、第1の特定情報を端末装置から取得する。
好ましくは、第1の特定情報は、MIB(Management Information Base)情報を含んでいる。
好ましくは、選択手段は、MIB情報に基づいても複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択することができない場合には、MIB情報に基づき、複数のソフトウェアキーボードのうちから複数の候補を絞り込む。表示制御手段は、絞り込まれた複数の候補の情報をディスプレイに表示させる。入力受付手段は、複数の候補の情報がディスプレイに表示された後に、複数の候補のうちから1つの候補を選択するための入力をさらに受け付ける。関連付手段は、選択された候補を識別するための情報を、キーボード識別情報として、取得されたユーザー識別情報に関連付けてメモリに記憶させる。
好ましくは、入力受付手段は、近距離無線通信を用いて、ユーザー識別情報の入力を受け付ける。
好ましくは、情報処理装置は、種別が異なる複数のキーボード操作音の1つをスピーカから選択的に出力させる操作音出力制御手段をさらに備える。取得手段は、端末装置から、端末装置で利用されている操作音を特定するための第2の特定情報をさらに取得する。選択手段は、取得された第2の特定情報に基づいて、複数の操作音のうちから1つの操作音をさらに選択する。関連付手段は、キーボード識別情報と、ユーザー識別情報と、選択された操作音を識別するための操作音識別情報とを関連付けてメモリに記憶させる。操作音出力制御手段は、表示制御手段がユーザー識別情報に関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させると、当該ソフトウェアキーボードのキーが利用される度に、当該ユーザー識別情報に関連付けられた操作音識別情報を有する操作音をスピーカから出力させる。
好ましくは、取得手段は、端末装置から、端末装置において設定されている画面の明るさを表す画面設定情報をさらに取得する。関連付手段は、キーボード識別情報と、ユーザー識別情報と、画面設定情報とを関連付けてメモリに記憶させる。表示制御手段は、関連付けが行なわれた後に入力受付手段がユーザー識別情報の入力を受け付けると、当該ユーザー識別情報に関連付けられた画面設定情報に基づいて、ディスプレイの明るさを調整する。
本開示の他の局面に従うと、情報処理装置におけるソフトウェアキーボードの表示方法は、情報処理装置が、端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための特定情報を、端末装置から取得するステップと、情報処理装置が、取得された特定情報に基づいて、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択するステップと、情報処理装置が、選択されたソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させるステップとを備える。
本開示のさらに他の局面に従うと、情報処理装置にソフトウェアキーボードを表示させるプログラムは、端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための特定情報を、端末装置から取得するステップと、取得された特定情報に基づいて、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択するステップと、選択されたソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させるステップとを、情報処理装置のプロセッサに実行させる。
本開示によれば、ユーザーが使い慣れたソフトウェアキーボードを情報処理装置において自動で表示させることが可能となる。
画像形成システムの概略構成を表した図である。 端末装置と画像形成装置との近距離無線通信を説明するための図である。 画像形成装置のハードウェア構成の一例を表したブロック図である。 画像形成装置に格納されるデータテーブルを説明するための図である。 画像形成装置に格納される他のデータテーブルを説明するための図である。 画像形成装置の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 画像形成装置の操作パネルのユーザーインターフェイスの一例を表した図である。 ログインに成功した後に、画像形成装置が電子メールの作成画面を表示している状態を表した図である。 ログインに成功した後に、画像形成装置が電子メールの作成画面を表示している状態を表した図である。 画像形成装置において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。 画像形成装置において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。
実施の形態における画像形成装置について、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している箇所がある。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
また、以下では、情報処理装置としての画像形成装置について説明するが、情報処理装置は、画像形成装置に限定されない。また、以下では、画像形成装置として、サーバー機能を有する複合機(MFP:Multi-Functional Peripheral)を例に挙げて説明するが、画像形成装置は、このような複合機に限定されない。たとえば、画像形成装置は、モノクロプリンタであってもよいし、カラープリンタであってもよいし、FAXであってもよい。また、複合機は、サーバー機能を備えていなくてもよい。複合機は、端末装置から指令を受けて、当該指令に基づいた処理を実行する構成であればよい。
<A.システム構成>
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム1の概略構成を表した図である。
図1を参照して、画像形成システム1は、画像形成装置10と、複数の端末装置20(端末装置20-1,20-2,…)と、無線ルーター40とを備えている。本例では、端末装置20-1は、スマートフォンである。端末装置20-2は、ノート型のPCである。
画像形成装置10は、操作パネル34を備える。操作パネル34は、タッチスクリーンを含んで構成される。なお、タッチスクリーンは、ディスプレイの上にタッチパネルが重畳されたデバイスである。画像形成装置10には、複数のソフトウェアキーボードを表示するためのデータが格納されている。画像形成装置10は、複数のソフトウェアキーボードのうちから、指定された1つのソフトウェアキーボードを操作パネル34に表示する。
端末装置20-1は、無線ルーター40とネットワーク50とを介して、画像形成装置10に通信化可能に接続される。また、端末装置20-1は、画像形成装置10との間で近距離無線通信を行なうことが可能である。端末装置20-2は、ネットワーク50を介して、画像形成装置10に通信可能に接続される。
端末装置20-1,20-2には、画像形成装置10との連携を簡単にするためのアプリケーションプログラムがインストールされている。このアプリケーションプログラムにより、画像形成システム1は、たとえば、スキャンデータの取り込み、ドキュメントおよび写真の印刷を、スピーディーに行なうことが可能となる。また、端末装置20は、このアプリケーションプログラムを実行することにより、周囲の画像形成装置の探索を行なうことができる。具体的には、端末装置20は、ブロードキャスト通信により、端末装置20の周辺に設置されている画像形成装置を探索する。
なお、このようなアプリケーションプログラム(たとえば、Konica Minolta Mobile Print)は、既に知られているため、ここでは詳しくは説明しない。
なお、画像形成システム1では、端末装置20-1,20-2の他にも、複数の端末装置(図示せず)がネットワーク50を介して画像形成装置10に通信可能に接続されている。
図2は、端末装置20-1と画像形成装置10との近距離無線通信を説明するための図である。
図2を参照して、操作パネル34は、タッチスクリーン341と、近距離無線通信用の通信回路342とを含んでいる。ユーザーが端末装置20-1を操作パネル34(通信回路342付近)にかざすと、ユーザー認証等の処理が行なわれる。
<B.ハードウェア構成>
図3は、画像形成装置10のハードウェア構成の一例を表したブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置10は、コントローラー31と、固定記憶装置32と、短距離無線IF(Inter Face)33と、スキャナユニット12と、操作パネル34と、給紙トレイ14A,14Bと、メディアセンサ16と、画像形成ユニット11と、プリンタコントローラー35と、ネットワークIF36と、ワイアレスIF37とを有する。コントローラー31には、各部11,12,14A,14B,16,32~37がバス38を介して接続されている。
コントローラー31は、CPU(Central Processing Unit)311と、制御プログラムの格納されたROM(Read Only Memory)312と、作業用のS-RAM(Static Random Access Memory)313と、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV-RAM(Non-Volatile RAM:不揮発性メモリ)314と、時計IC(Integrated Circuit)315とを有する。各部311~315は、バス38を介して接続されている。コントローラー31は、画像形成装置10の動作を制御する。
スキャナユニット12は、自動原稿搬送ユニット(図示せず)により搬送された原稿の画像を読み取り、読取データを生成する。
画像形成ユニット11は、スキャナユニット12が生成した読取データ、または、端末装置20-1,20-2から取得した印刷データに基づいて、給紙トレイ14A,14Bにより供給される用紙に対し画像形成を行なう。
メディアセンサ16は、用紙搬送路(図示せず)に設置される。メディアセンサ16によって、紙種自動検知機能が実現される。
操作パネル34は、各種の入力を行うキーおよび表示部を有する。操作パネル34は、典型的には、タッチスクリーンと、ハードウェアキーとで構成される。
ネットワークIF36は、ネットワーク50を介して接続された端末装置20および他の画像形成装置(図示せず)をはじめとする外部装置との間で各種の情報を送受信する。
プリンタコントローラー35は、ネットワークIF36により受信したプリントデータから複写画像を生成する。画像形成ユニット11は、複写画像を用紙上に形成する。
なお、固定記憶装置32は、典型的には、ハードディスク装置である。固定記憶装置32には、各種のデータが記憶されている。
<C.データ>
図4は、画像形成装置10に格納されるデータテーブルD4を説明するための図である。
図4を参照して、データテーブルD4には、個人別に、ユーザーID(ユーザーアカウント)と、パスワードと、キーボード特定情報と、キーボード識別情報と、操作音と、画面の明るさレベルといった各情報が記憶される。
パスワードは、ユーザーIDに関連付けて記憶されている。以下では、ユーザーIDおよびパスワードは事前に登録されているものとして説明する。
キーボード特定情報は、端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための情報である。キーボード特定情報は、言語情報と、OS(Operating System)情報と、入力方式の情報とを含む。言語情報は、端末装置で用いられている言語の情報である。OS情報は、端末装置で用いられているOSを示した情報である。入力方式の情報は、端末装置で利用されている入力方式を示している。たとえば日本語の場合、入力方式としては、「かな入力」と「ローマ字入力」とが挙げられる。
詳細については後述するが、端末装置が上述したアプリケーションプログラムを実行することにより、画像形成装置10は、当該端末装置からキーボード特定情報を取得し、取得したキーボード特定情報をデータテーブルD4に格納する。詳しくは、端末装置を利用しているユーザーのユーザーIDに関連付けて、キーボード特定情報をデータテーブルD4に格納する。
画像形成装置10のコントローラー31は、端末装置から取得したキーボード情報に基づき、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択する。データテーブルD4において、選択されたソフトウェアキーボードを識別するためのキーボード識別情報が、ユーザーIDに関連付けて格納される。
操作音の情報は、端末装置で設定(利用)されている操作音を示した情報である。端末装置が上述したアプリケーションプログラムを実行することにより、画像形成装置10は、当該端末装置から操作音の情報を取得し、取得した操作音の情報をデータテーブルD4に格納する。詳しくは、端末装置を利用しているユーザーのユーザーIDに関連付けて、操作音の情報をデータテーブルD4に格納する。
画面の明るさレベルの情報は、端末装置で設定されている、当該端末装置の画面の明るさレベルを示した情報である。端末装置が上述したアプリケーションプログラムを実行することにより、画像形成装置10は、当該端末装置から画面の明るさレベルを取得し、取得したレベルをデータテーブルD4に格納する。詳しくは、端末装置を利用しているユーザーのユーザーIDに関連付けて、画面の明るさのレベルをデータテーブルD4に格納する。
図5は、画像形成装置10に格納されるデータテーブルD5を説明するための図である。
図5を参照して、データテーブルD5においては、キーボード識別情報と、ソフトウェアキーボードの設定情報(キーボードの種別)とが対応付けられている。コントローラー31は、当該内容を参照し、キーボード識別情報をデータテーブルD4(図4)に格納する。
なお、上記においては、データテーブルD4とデータテーブルD5とを備える構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。データテーブルD4のキーボード識別情報をデータテーブルD5の「ソフトウェアキーボードの設定情報」自体とすることにより、データテーブルD5を省略できる。
<D.機能的構成>
図6は、画像形成装置10の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
図6を参照して、画像形成装置10は、制御部1100と、通信IF部1300と、スピーカ1400と、操作パネル34と、固定記憶装置32(図示せず)とを備える。操作パネル34は、表示部1500と、近距離無線通信部1600とを備える。スピーカ1400は、たとえば、操作パネル34に内蔵されていてもよい。
なお、表示部1500は、タッチスクリーン341のディスプレイに対応する。近距離無線通信部1600は、近距離無線通信用の通信回路342(図2参照)に対応する。
操作パネル34は、制御部1100からの指令に基づき各種の画面を表示する。たとえば、操作パネル34は、ディスプレイにソフトウェアキーを表示する。操作パネル34が、操作画面を表示している状態において、ユーザーの入力を受け付けると、受け付けたキーに応じた信号を制御部1100に送る。また、操作パネル34は、近距離無線通信部1600が端末装置と非接触通信を行なうと、端末装置から受信したデータを制御部1100に送る。当該データについては後述する。
制御部1100は、典型的には、コントローラー31(図3参照)に対応する。典型的には、制御部1100は、プロセッサー(CPU311)がメモリに格納されたOSおよび各種のプログラムを実行することにより実現される。
制御部1100は、情報取得部1101と、選択部1102と、関連付部1103と、入力受付部1104と、表示制御部1105と、操作音出力制御部1106と、記憶部1107とを備える。
記憶部1107は、データテーブルD4,D5を記憶している。制御部1100内では、データテーブルD4,D5に対するデータの読み書きがなされる。なお、記憶部1107は、NV-RAM314(図3参照)に対応する。なお、固定記憶装置32にデータテーブルD4,D5を記憶させる構成であってもよい。
通信IF部は、ネットワーク50(図1参照)を介して、ネットワーク50に接続された端末装置と通信するためのインターフェイスである。
以下、制御部1100の処理の詳細について説明する。また、説明の便宜上、画像形成装置10に通信可能に接続される端末装置の一例として、端末装置20-1を例に挙げて説明する。以下に説明する、端末装置20-1に関する制御部1100の処理は、他の端末装置20(たとえば、端末装置20-2)においても同様に実施される。また、以下では、説明の便宜上、複数の局面(d1~d4)に分けて説明する。
(d1.ソフトウェアキーボードの表示)
まず、データテーブルD4(図4参照)にデータを登録するための処理について説明する。
情報取得部1101は、通信IF部1300を介して、端末装置20-1のユーザーを識別するためのユーザーIDと、端末装置20-1で利用されているソフトウェアキーボードを特定するためのキーボード特定情報とを、端末装置20-1から取得する。詳しくは、情報取得部1101は、端末装置20-1にインストールされた画像形成装置10にジョブを実行させるアプリケーションプログラムを利用して、キーボード特定情報を端末装置20-1から取得する。
キーボード特定情報は、図4に示したように、端末装置20-1で利用されているソフトウェアキーボードの言語情報、端末装置のOSの種別情報、および端末装置20-1で利用されているソフトウェアキーボードの入力方式のうちの少なくとも1つを含んでいる。典型的には、キーボード特定情報は、MIB(Management Information Base)情報を含んでいる。MIB情報には、国情報と、OS情報とが記載されている。
情報取得部1101は、ユーザーIDと、キーボード特定情報とを、記憶部1107のデータテーブルD4(図4参照)に書き込む。また、情報取得部1101は、ユーザーIDと、キーボード特定情報とを、選択部1102に送る。
選択部1102は、キーボード特定情報に基づいて、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択する。選択部1102は、選択したソフトウェアキーボードの識別情報をデータテーブルD5に基づき特定する。選択部1102は、特定した識別情報(すなわち、選択されたソフトウェアキーボードを識別するためのキーボード識別情報)を、情報取得部1101から受け取ったユーザーIDとともに関連付部1103に送る。
関連付部1103は、選択部1102から受け取ったキーボード識別情報を、ユーザーIDに関連付けて記憶部1107のデータテーブルD4(図4参照)に記憶させる。具体的には、関連付部1103は、選択部1102から受け取ったユーザーIDと同じユーザーIDに対応するキーボード識別情報の記載欄(データテーブルD4における記載欄)に、選択部1102から受け付けたキーボード識別情報を書き込む。
制御部1100がこのような一連の処理を実行することにより、図4に示したようなデータテーブルD4(操作音と画面の明るさレベルとのデータを除く)が生成される。
次に、データテーブルD4に示した登録処理がなされた後に、データテーブルD4を利用して、画像形成装置10を利用しようとしているユーザーの好みにそったソフトウェアキーボードを操作パネル34の表示部1500に表示させる処理を説明する。
入力受付部1104は、ユーザーIDおよびパスワードの入力を受け付ける。たとえば、入力受付部1104は、近距離無線通信部1600または通信IF部1300を介して、ユーザーIDおよびパスワードの入力を受け付ける。入力受付部1104は、ユーザーIDおよびパスワードの入力を受け付けると認証を行なう。画像形成装置10は、認証に成功すればログイン状態に遷移する。認証に成功した場合、入力受付部1104は、ユーザーIDを表示制御部1105に通知する。
表示制御部1105は、種別が異なる複数のソフトウェアキーボードの1つをディスプレイに選択的に表示させる。具体的には、表示制御部1105は、データテーブルD4への登録が済んだ後(関連付けが行なわれた後)に、入力受付部1104がユーザーIDの入力を受け付けると、当該ユーザーIDに関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させる。
より具体的には、表示制御部1105は、入力受付部1104からユーザーIDを受け取ると、記憶部1107のデータテーブルD4を参照し、当該ユーザーIDに対応付けられたキーボード識別情報を取得する。さらに、表示制御部1105は、データテーブルD5を参照し、取得したユーザー識別情報に対応付けられた、ソフトウェアキーボードの設定情報(キーボードの種別)を取得する。表示制御部1105は、当該設定情報で示されるソフトウェアキーボードを表示部1500に表示させる。
(小括)
以上のように、画像形成装置10は、種別が異なる複数のソフトウェアキーボードの1つをディスプレイに選択的に表示させる表示制御部1105と、端末装置20のユーザーを識別するためのユーザーIDと、端末装置20で利用されているソフトウェアキーボードを特定するためのキーボード特定情報とを、端末装置20から取得する情報取得部1101と、取得されたキーボード特定情報に基づいて、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択する選択部1102と、選択されたソフトウェアキーボードを識別するためのキーボード識別情報と、取得されたユーザーIDとを関連付けて記憶部1107に記憶させる関連付部1103と、ユーザーIDの入力を受け付ける入力受付部1104とを備える。表示制御部1105は、関連付けが行なわれた後に入力受付部1104がユーザーIDの入力を受け付けると、当該ユーザーIDに関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードを表示部1500に表示させる。
このような構成によれば、画像形成装置10は、ユーザーが使い慣れたソフトウェアキーボードを、自動で(ユーザーによるソフトウェアキーボードの設定操作なしに)表示させることができる。
典型的には、情報取得部1101は、端末装置20にインストールされた画像形成装置10にジョブを実行させるアプリケーションプログラムを利用して、キーボード特定情報を端末装置20から取得する。このようなアプリケーションプログラムにキーボード特定情報を画像形成装置に送信する機能を内蔵しているため、ユーザーは、別途、新たなアプリケーションプログラムをインストールする必要がなくなる。
典型的には、キーボード特定情報は、MIB情報を含んでいる。MIB情報は、SNMP(Simple Network Management Protocol)と呼ばれるネットワーク管理の仕組みで用いられる。また、MIB情報は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を利用する端末装置には含まれている。このように、MIB情報を用いことにより、簡易な構成で、ユーザーの好みのソフトウェアキーボードを表示させることができる。
画像形成装置10についてさらに簡潔に説明すると、以下のとおりである。画像形成装置10は、種別が異なる複数のソフトウェアキーボードの1つをディスプレイに選択的に表示させる表示制御部1105と、端末装置20で利用されているソフトウェアキーボードを特定するためのキーボード特定情報を、端末装置20から取得する情報取得部1101と、取得されたキーボード特定情報に基づいて、複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択する選択部1102とを備える。表示制御部1105は、選択部1102によって選択されたソフトウェアキーボードを表示部1500に表示させる。具体的には、表示制御部1105は、選択部1102による選択に基づき生成されたデータテーブルD4(選択されたキーボードが登録されたデータテーブルD4)を参照して、1つのソフトウェアキーボード(つまり、結果的には、上述した登録処理時に選択部1102によって選択されたソフトウェアキーボード)を表示部1500に表示させる。
なお、これらの一連の処理は、典型的には、画像形成装置10に予め記憶されたプログラム(インストールされたプログラム)を画像形成装置10(具体的には、CPU311)が実行することにより実現される。
(d2.ソフトウェアキーボードを特定できない場合の処理)
端末装置20から送られてくるキーボード特定情報の内容次第では、画像形成装置10は、ソフトウェアキーボードを選択できない可能性もある。このような場合に対応すべく、画像形成装置10は、以下の機能を備えている。
選択部1102は、MIB情報に基づいても複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択することができない場合には、MIB情報に基づき、複数のソフトウェアキーボードのうちから複数の候補を絞り込む。
表示制御部1105は、絞り込まれた複数の候補の情報を表示部1500に表示させる。
入力受付部1104は、複数の候補の情報が表示部1500に表示された後に、複数の候補のうちから1つの候補を選択するための入力をさらに受け付ける。
関連付部1103は、選択された候補を識別するための情報を、キーボード識別情報として、取得されたユーザーIDに関連付けて記憶部1107に記憶させる。具体的には、関連付部1103は、データテーブルD4に、選択された候補を識別するための情報を、取得されたユーザーIDと同じユーザーIDに対応する欄に書き込む。
このような構成によれば、画像形成装置10が1つのソフトウェアキーボードが選択できなかった場合であっても、最終的に1つのソフトウェアキーボードをユーザーIDに関連付けて記憶することが可能となる。
なお、絞り込まれた複数の候補の情報を端末装置20で表示させ、かつ、端末装置20が当該複数の候補のうちから1つの候補を選択するための入力を受け付けるように、画像形成システム1を構成してもよい。なお、この場合、選択された候補の情報は、端末装置20から画像形成装置10に送信される。
(d3.操作音の設定)
画像形成装置10では、上記のようにソフトウェアキーボードを端末装置20の設定に応じた態様とできることに加えて、ソフトウェアキーボードの操作音についても、端末装置20の設定に応じた態様とすることができる。以下、この点について説明する。
画像形成装置10には、複数のキーボード操作音が格納されている。
操作音出力制御部1106は、種別が異なる複数の操作音(キーボードの操作音)の1つをスピーカから選択的に出力させる。
情報取得部1101は、端末装置20から、端末装置20で利用されている操作音を特定するための操作音特定情報をさらに取得する。
選択部1102は、取得された操作音特定情報に基づいて、複数の操作音のうちから1つの操作音をさらに選択する。
関連付部1103は、図4に示すように、キーボード識別情報と、ユーザーIDと、選択された操作音を識別するための操作音識別情報とを関連付けて記憶部1107のデータテーブルD4に記憶させる。
操作音出力制御部1106は、表示制御部1105がユーザーIDに関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードを表示部1500に表示させると、当該ソフトウェアキーボードのキーが利用される度に、当該ユーザーIDに関連付けられた操作音識別情報を有する操作音をスピーカ1400から出力させる。
このような構成によれば、画像形成装置10は、ユーザーが聞き慣れたキーボードの操作音を出力させることができる。
(d4.画面の明るさレベの設定)
画像形成装置10では、上記のようにソフトウェアキーボードを端末装置20の設定に応じた態様とできることに加えて、操作パネル34のディスプレイ(表示部1500)の明るさレベルについても、端末装置20の設定に応じた態様とすることができる。以下、この点について説明する。
情報取得部1101は、端末装置20から、端末装置20において設定されている画面の明るさを表す画面設定情報をさらに取得する。
関連付部1103は、図4に示すように、キーボード識別情報と、ユーザー識別情報と、画面設定情報とを関連付けて記憶部1107のデータテーブルD4に記憶させる。
表示制御部1105は、上記関連付けが行なわれた後に入力受付部1104がユーザーIDの入力を受け付けると、当該ユーザーIDに関連付けられた画面設定情報に基づいて、表示部1500の明るさを調整する。
このような構成によれば、画像形成装置10は、ユーザーの好みの明るさレベルでソフトウェアキーボードを表示部1500に表示させることができる。
<E.ユーザーインターフェイス>
以下では、キーボード識別情報の登録が完了した後に、データテーブルD4を用いてユーザーの好みに応じたソフトウェアキーボードを表示する際のユーザーインターフェイスについて説明する。
図7は、画像形成装置の操作パネル34のユーザーインターフェイスの一例を表した図である。具体的には、図7は、画像形成装置にログインするための画面を表した図である。
図7を参照して、コントローラー31は、操作パネル34のタッチスクリーン341に、ユーザーIDの入力欄381と、パスワードの入力欄382と、ログイン処理を実行するためのソフトウェアボタン383と、ソフトウェアキーボード391とを表示させる。
ソフトウェアキーボード391は、英語のQWERTYキーボードである。ユーザーID、パスワードの入力には、英語のキーボードが好ましいためである。
ユーザーが、ユーザーIDとパスワードとの入力を行なった後に、ソフトウェアボタン383を行なうと、コントローラー31による認証(個人認証)がなされる。認証に成功すると、コントローラー31は、タッチスクリーン341の画面を遷移させる。
図8および図9は、ログインに成功した後に、画像形成装置10が電子メールの作成画面を表示している状態を表した図である。
データテーブルD4において、ログインの際に利用されたユーザーIDに対して、キーボード識別情報して“No.2”(図4参照)が登録されている場合には、コントローラー31は、データテーブルD5を参照して、図8に示すように、アンドロイド版の日本語のテンキー392(ソフトウェアキーボード)をタッチスクリーン341に表示させる。
なお、この場合、ユーザーは、テンキー392を用いて、メールのタイトルのテキストボックス384、本文のテキストボックス385等に入力することが可能となる。
また、データテーブルD4において、ログインの際に利用されたユーザーIDに対して、キーボード識別情報して“No.5”(図4参照)が登録されている場合には、コントローラー31は、データテーブルD5を参照して、図8に示すように、iOS版の日本語のローマ字入力を行なうQWERTYキーボード393(ソフトウェアキーボード)をタッチスクリーン341に表示させる。
なお、この場合、ユーザーは、QWERTYキーボード393を用いて、メールのタイトルのテキストボックス384、本文のテキストボックス385等に入力することが可能となる。
<F.制御構造>
図10は、画像形成装置10において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。具体的には、図10は、キーボード識別情報をデータテーブルD4に格納するための処理の流れを表したフロー図である。
図10を参照して、ステップS1において、コントローラー31(詳しくは、CPU311)は、端末装置20のアプリケーションプログラムからのアクセスがあったか否かを判断する。アクセスがあったと判断された場合(ステップS1においてYES)、コントローラー31は、ステップS2において、アクセスによって受け取ったデータの解析を行なう。アクセスがなかった場合(ステップS1においてNO)、コントローラー31は、処理をステップS1に戻す。
ステップS3において、コントローラー31は、受け取ったデータ内に、キーボード特定情報(たとえば、MIB情報)が含まれているか否かを判断する。キーボード特定情報が含まれていると判断された場合(ステップS3においてYES)、コントローラー31は、ステップS4において、キーボード特定情報をデータテーブルD4に格納する。キーボード特定情報が含まれていないと判断された場合(ステップS3においてNO)、コントローラー31は、一連の処理を終了する。
ステップS5において、コントローラー31は、キーボード特定情報とデータテーブルD5とに基づき、複数のソフトウェアキーボードから1つのソフトウェアキーボードを選択する。ステップS6において、コントローラー31は、選択結果であるキーボード識別情報を、ユーザーIDに関連付けてデータテーブルD4に格納する。
図11は、画像形成装置10において実行される処理の流れを説明するためのフロー図である。具体的には、図11は、データテーブルD4を利用して、ユーザーの好みにそったソフトウェアキーボードをタッチスクリーン341に表示させる処理の流れを表したフロー図である。
図11を参照して、ステップS11において、コントローラー31は、ユーザーIDの入力を受け付けたか否かを判断する。ユーザーIDは、たとえば、操作パネル34のタッチスクリーン341、または通信回路342を用いた近距離無線にて入力される。あるいは、ユーザーIDは、端末装置20から、ネットワーク50および通信IF部1300を介して、コントローラー31(制御部1100)内に入力される。
ステップS12において、コントローラー31は、データテーブルD4を参照して、受け付けたユーザーIDに対応するキーボード識別情報を取得する(読み出す)。ステップS13において、コントローラー31は、取得したキーボード識別情報に応じたソフトウェアキーボードを操作パネル34のタッチスクリーン341に表示させる。
以上により、ユーザーが使い慣れたソフトウェアキーボードを画像形成装置10において自動で表示させることが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成システム、10 画像形成装置、20 端末装置、31 コントローラー
32 固定記憶装置、34 操作パネル、40 無線ルーター、50 ネットワーク、341 タッチスクリーン、342 通信回路、381,382 入力欄、383 ソフトウェアボタン、384 テキストボックス、391 ソフトウェアキーボード、392 テンキー、393 QWERTYキーボード、1100 制御部、1101 情報取得部、1102 選択部、1103 関連付部、1104 入力受付部、1105 表示制御部、1106 操作音出力制御部、1107 記憶部、1300 通信IF部、1400 スピーカ、1500 表示部、1600 近距離無線通信部、D4,D5 データテーブル。

Claims (11)

  1. 端末装置と通信可能な情報処理装置であって、
    種別が異なる複数のソフトウェアキーボードの1つをディスプレイに選択的に表示させる表示制御手段と、
    前記端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための第1の特定情報を、前記端末装置から取得する取得手段と、
    取得された前記第1の特定情報に基づいて、前記複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択する選択手段とを備え、
    前記表示制御手段は、選択された前記ソフトウェアキーボードを前記ディスプレイに表示させる、情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記端末装置のユーザーを識別するためのユーザー識別情報をさらに取得し、
    前記情報処理装置は、
    選択された前記ソフトウェアキーボードを識別するためのキーボード識別情報と、取得された前記ユーザー識別情報とを関連付けてメモリに記憶させる関連付手段と、
    前記ユーザー識別情報の入力を受け付ける入力受付手段とをさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記関連付けが行なわれた後に前記入力受付手段が前記ユーザー識別情報の入力を受け付けると、選択された前記ソフトウェアキーボードとして、当該ユーザー識別情報に関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードを、前記ディスプレイに表示させる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の特定情報は、前記端末装置で利用されているソフトウェアキーボードの言語情報、前記端末装置のオペレーティングシステムの種別情報、および前記端末装置で利用されているソフトウェアキーボードの入力方式のうちの少なくとも1つである、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、画像形成装置であって、
    前記取得手段は、前記端末装置にインストールされた前記画像形成装置にジョブを実行させるアプリケーションプログラムを利用して、前記第1の特定情報を前記端末装置から取得する、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の特定情報は、MIB(Management Information Base)情報を含んでいる、請求項2から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記選択手段は、前記MIB情報に基づいても前記複数のソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択することができない場合には、前記MIB情報に基づき、前記複数のソフトウェアキーボードのうちから複数の候補を絞り込み、
    前記表示制御手段は、絞り込まれた前記複数の候補の情報を前記ディスプレイに表示させ、
    前記入力受付手段は、前記複数の候補の情報が前記ディスプレイに表示された後に、前記複数の候補のうちから1つの候補を選択するための入力をさらに受け付け、
    前記関連付手段は、選択された前記候補を識別するための情報を、前記キーボード識別情報として、取得された前記ユーザー識別情報に関連付けて前記メモリに記憶させる、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記入力受付手段は、近距離無線通信を用いて、前記ユーザー識別情報の入力を受け付ける、請求項2から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 種別が異なる複数のキーボード操作音の1つをスピーカから選択的に出力させる操作音出力制御手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記端末装置から、前記端末装置で利用されている操作音を特定するための第2の特定情報をさらに取得し、
    前記選択手段は、取得された前記第2の特定情報に基づいて、前記複数の操作音のうちから1つの操作音をさらに選択し、
    前記関連付手段は、前記キーボード識別情報と、前記ユーザー識別情報と、選択された前記操作音を識別するための操作音識別情報とを関連付けて前記メモリに記憶させ、
    前記操作音出力制御手段は、前記表示制御手段がユーザー識別情報に関連付けられたキーボード識別情報を有するソフトウェアキーボードを前記ディスプレイに表示させると、当該ソフトウェアキーボードのキーが利用される度に、当該ユーザー識別情報に関連付けられた前記操作音識別情報を有する操作音を前記スピーカから出力させる、請求項2から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段は、前記端末装置から、前記端末装置において設定されている画面の明るさを表す画面設定情報をさらに取得し、
    前記関連付手段は、前記キーボード識別情報と、前記ユーザー識別情報と、前記画面設定情報とを関連付けて前記メモリに記憶させ、
    前記表示制御手段は、関連付けが行なわれた後に前記入力受付手段が前記ユーザー識別情報の入力を受け付けると、当該ユーザー識別情報に関連付けられた前記画面設定情報に基づいて、前記ディスプレイの明るさを調整する、請求項2から8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置におけるソフトウェアキーボードの表示方法であって、
    前記情報処理装置が、端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための特定情報を、前記端末装置から取得するステップと、
    前記情報処理装置が、取得された前記特定情報に基づいて、複数の前記ソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択するステップと、
    前記情報処理装置が、選択された前記ソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させるステップとを備える、ソフトウェアキーボードの表示方法。
  11. 情報処理装置にソフトウェアキーボードを表示させるプログラムであって、
    端末装置で利用されているソフトウェアキーボードを特定するための特定情報を、前記端末装置から取得するステップと、
    取得された前記特定情報に基づいて、複数の前記ソフトウェアキーボードのうちから1つのソフトウェアキーボードを選択するステップと、
    選択された前記ソフトウェアキーボードをディスプレイに表示させるステップとを、前記情報処理装置のプロセッサに実行させる、プログラム。
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