JP7211079B2 - 非常用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源装置および非常用照明装置に関する。
特許文献1には、LED光源部と、非常用電源と、外部電源の異常時に非常用電源からの電力供給によりLEDを定電流制御で点灯させる非常用点灯回路とを備える非常用照明装置が開示されている。この非常用照明装置では、常温雰囲気中で1.5lx以上の床面照度を確保することで、LEDを用いた非常用照明装置としての安全性を確保できる。
特許第4683286号公報
特許文献1では、LEDに一定の電流が流れるように非常用点灯回路が制御される。この場合、LEDの順方向電圧VFのばらつきにより、非常用照明装置の明るさが影響を受ける恐れがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、明るさの変化を抑制できる電源装置および非常用照明装置を得ることを目的とする。
開示に係る非常用照明装置は、光源と、直流電源と、外部電源から電力を供給され、該直流電源を充電する常用電源回路と、電源装置と、を備え、該電源装置は、該直流電源から電力の供給を受け、光源を点灯させる電力供給部と、該光源に印加される電圧が低下するほど該光源を流れる電流を増加させる制御部と、を備える。
本発明に係る電源装置では、順方向電圧VFが低下するほど光源を流れる電流が増加する。このため、順方向電圧VFの変化による明るさの変化を抑制できる。
実施の形態1に係る非常用照明装置の回路ブロック図である。 実施の形態1に係るマイクロコンピュータの回路ブロック図である。 実施の形態1に係るテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1における電力供給部の出力電圧とLED電流およびLED電力との関係を示す図である。
本発明の実施の形態に係る電源装置および非常用照明装置について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る非常用照明装置100の回路ブロック図である。非常用照明装置100は、LED30と、ユニット10と、電池250を備える。LED30は、非常時に明るさを確保するための光源である。ユニット10は外部電源ACからの給電を受け、電池250を充電する。外部電源ACは交流電源である。電池250は非常時にLED30に給電を行う。
ユニット10は、入力フィルタ回路1と、常用電源回路2と、非常用点灯回路3と、電源生成回路4と、制御回路5を備える。非常用点灯回路3と制御回路5は電源装置を構成する。
入力フィルタ回路1は、過電流を保護するためのヒューズ11と、交流用のコンデンサ12と、交流を直流に変換するためのダイオードブリッジ13を備えている。外部電源ACの高電位側には、ヒューズ11の一端が接続される。ヒューズ11の他端はコンデンサ12の正極とダイオードブリッジ13の入力の高電位側に接続される。コンデンサ12の負極は外部電源ACの低電位側とダイオードブリッジ13の入力の低電位側に接続される。ダイオードブリッジ13の出力は常用電源回路2に接続される。
常用電源回路2は、絶縁形フライバック回路から構成される。常用電源回路2は、常用時に外部電源ACから電力を供給され、電池250を充電する。また、マイクロコンピュータ50は常用電源回路2を制御する。ここで常用時とは、外部電源ACが停電状態または疑似停電状態では無い通常の状態を示す。
常用電源回路2において、ダイオードブリッジ13の出力と並列にコンデンサ201が接続される。ダイオードブリッジ13の出力の低電位側は接地用端子に接続される。コンデンサ201の正極には、コンデンサ202の正極、抵抗203の一端およびトランス220の一次側の一端が接続される。コンデンサ202の負極と抵抗203の他端にはダイオード204のカソードが接続される。コンデンサ202、抵抗203およびダイオード204は、スイッチングに伴う過渡的な高電圧を吸収するスナバ回路を形成する。
ダイオード204のアノードには、スイッチング素子205の第1端子とトランス220の一次側の他端が接続される。スイッチング素子205は、トランス220の一次巻き線と直列に接続される。スイッチング素子205の第2端子はコンデンサ201の負極に接続される。スイッチング素子205の制御端子は、制御IC200に接続されている。制御端子は、第1、第2端子間をスイッチングするための端子である。
スイッチング素子205は、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子205がMOSFETの場合、第1端子はドレイン端子、第2端子はソース端子、制御端子はゲート端子である。スイッチング素子205において、第1端子がトランス220、第2端子が接地用端子、制御端子が制御IC200に接続される。
制御IC200はPFC(Power Factor Correction)ドライバである。制御IC200はスイッチング素子205を駆動させる。トランス220の一次側の補助巻き線にはダイオード208のアノードが接続される。ダイオード208のカソードは、制御IC200の電源端子Vcc1に接続される。ダイオード208は、制御IC200の電源をトランス220の補助巻き線から供給する。
制御IC200には抵抗206を介してフォトカプラ207が接続される。抵抗206およびフォトカプラ207は、トランス220の二次側の情報を制御IC200に入力するために設けられる。
トランス220の二次側のフライバック巻き線の一端には、ダイオード209のアノードが接続される。ダイオード209は、トランス220の二次側に直列に接続され、出力側に安定した電圧を伝達するために設けられる。ダイオード209のカソードには、電解コンデンサ214の正極が接続される。電解コンデンサ214の負極は接地用端子に接続される。
電解コンデンサ214の正極には抵抗217を介して電池250の一端が接続される。電池250の他端は電解コンデンサ214の負極に接続される。抵抗217は、電池250と直列に接続され、電池250の電流を制限するために設けられる。
常用電源回路2は出力電圧検出回路を備える。出力電圧検出回路は、直列に接続された抵抗215と抵抗216から構成される。出力電圧検出回路は、電解コンデンサ214と並列に接続される。抵抗215と抵抗216の分圧値は、制御部であるマイクロコンピュータ50に入力される。これにより、マイクロコンピュータ50は常用電源回路2の出力電圧を検出する。
電池250と並列に抵抗218と抵抗219の直列回路が接続される。抵抗218、219で電池電圧を分圧した電圧は、マイクロコンピュータ50に入力される。マイクロコンピュータ50は、出力電圧検出回路で検出した常用電源回路2の出力電圧と、抵抗218、219で電池電圧を分圧した電圧との電圧差を算出する。マイクロコンピュータ50は、算出した電圧差と、抵抗217の抵抗値とを用いて演算を行い、スイッチング素子205をオンオフする信号の目標値を算出する。
マイクロコンピュータ50は、算出した目標値に沿った矩形波を出力端子から出力する。マイクロコンピュータ50の出力端子には抵抗55、57を介してフォトカプラ58が接続される。また、抵抗57とフォトカプラ58が形成する直列回路と並列にコンデンサ56が接続される。マイクロコンピュータ50が出力する矩形波は、抵抗55とコンデンサ56で平均化される。この電圧は、抵抗57およびフォトカプラ58を介してトランス220の一次側に設けられたフォトカプラ207に伝達される。
これにより、マイクロコンピュータ50の出力信号は、フォトカプラ207、抵抗206、制御IC200を介してスイッチング素子205をオンオフする。以上から、絶縁形フライバック回路の定電流フィードバックが実現される。常用電源回路2は、二次側に接続される電池250を定電流で充電する。
常用電源回路2は入力電圧検出回路240を備える。入力電圧検出回路240は、トランス220の二次側に直列に接続され、常用電源回路2への入力電圧を検出する。入力電圧検出回路240は、第1抵抗212と第2抵抗213から形成される直列回路を有する。また、入力電圧検出回路240は、トランス220の二次側のフォワード巻き線の一端に接続されたダイオード210を備える。
ダイオード210は、アノードがトランス220の二次側に接続され、カソードが第1抵抗212と第2抵抗213から形成される直列回路の一端に接続される。この直列回路の他端は、接地用端子に接続される。第1抵抗212と第2抵抗213から形成される直列回路と並列に、平滑用のコンデンサ211が接続される。第1抵抗212と第2抵抗213で分圧した電圧はマイクロコンピュータ50に入力される。これにより、マイクロコンピュータ50は、常用電源回路2への入力電圧を検出する。
非常用点灯回路3は、昇圧型スイッチング回路で構成されている。非常用点灯回路3は、外部電源ACの停電時または疑似停電時等の非常時に、電池250の出力電圧を昇圧してLED30を点灯させる。非常用点灯回路3は、直流電源である電池250から電力の供給を受け、LED30を点灯させる電力供給部である。
非常用点灯回路3の入力端にはコンデンサ31が並列に接続される。コンデンサ31の正極には、電池250の一端とコイル32の一端が接続される。コンデンサ31の負極は接地用端子に接続される。コイル32の他端は、ダイオード34のアノードに接続される。ダイオード34のカソードは、コンデンサ35の正極に接続される。コンデンサ35の負極は、コンデンサ31の負極に接続される。つまり、コンデンサ31と並列に、コイル32、ダイオード34、コンデンサ35の順で接続された直列回路が接続されている。
コイル32とダイオード34の接続点と接地用端子との間には、スイッチング素子33が接続されている。スイッチング素子33の第1端子は、ダイオード34のアノードに接続される。スイッチング素子33の第2端子はコンデンサ31の負極に接続される。スイッチング素子33の制御端子は、マイクロコンピュータ50に接続される。スイッチング素子33は、例えばMOSFETである。
コンデンサ35の正極には、LED30のアノード側が接続される。LED30のカソード側にはセンス抵抗38の一端が接続される。センス抵抗38の他端はコンデンサ35の負極に接続される。図1では、LED30が一つ示されているが、非常用照明装置100が備えるLED30の数は1つ以上であれば良い。
非常用点灯回路3は電圧検出部37aを備える。電圧検出部37aは、非常用点灯回路3の出力電圧を検出する。電圧検出部37aは、直列に接続された抵抗36と抵抗37から構成される。電圧検出部37aは、コンデンサ35と並列に接続される。抵抗36と抵抗37の分圧値はマイクロコンピュータ50に入力される。これにより、マイクロコンピュータ50は非常用点灯回路3の出力電圧を検出する。
センス抵抗38の一端は、マイクロコンピュータ50に接続される。センス抵抗38には、LED30を流れるLED電流に対応する電圧が印加される。センス抵抗38は、LED電流に対応する電圧を、検出電圧として検出する電流検出部である。マイクロコンピュータ50には、センス抵抗38による検出電圧が入力される。これにより、マイクロコンピュータ50はLED電流に対応する検出電圧を検出する。
本実施の形態では、常用時は外部電源ACからの電力で電池250を充電し、外部電源ACの停電などの異常時には電池250からの電力でLED30を点灯させている。一般に、LED30を点灯させるための非常用点灯回路3は、継続して点灯する期間が決められている。このため、非常用点灯回路3として変換効率の良いスイッチング方式を採用している。また、昇圧型を採用することで、電池250のセル数が少ない場合にも、LED30を点灯させることができる。
次に、電源生成回路4について説明する。電源生成回路4は、マイクロコンピュータ50の電源を生成する。電源生成回路4において、第1ダイオード42のアノードはコンデンサ35の正極に接続される。コンデンサ35には非常用点灯回路3の出力電圧が印加される。また、第2ダイオード41のアノードは、電解コンデンサ214の正極に接続される。電解コンデンサ214には常用電源回路2の出力電圧が印加される。
第1ダイオード42のカソードと第2ダイオード41のカソードは、レギュレータ40に接続される。レギュレータ40は、第1ダイオード42のカソードとマイクロコンピュータ50との間に設けられる。レギュレータ40の出力はマイクロコンピュータ50の電源端子Vcc2に接続される。レギュレータ40は、第1ダイオード42と第2ダイオード41からの出力電圧を安定させる。
マイクロコンピュータ50は常用電源回路2または非常用点灯回路3から電力を供給され動作する。常用時は、常用電源回路2が動作している。このため、電源生成回路4は第2ダイオード41を介してマイクロコンピュータ50の電源を生成する。非常時は非常用点灯回路3が動作する。このため、電源生成回路4は第1ダイオード42からマイクロコンピュータ50の電源を生成する。
本実施の形態では、電池250の出力電圧は、マイクロコンピュータ50の動作電圧より低い。電池250は、常用電源回路2の出力電圧が抵抗217により分圧された電圧に充電される。これに対し、マイクロコンピュータ50には、第2ダイオード41とレギュレータ40を介して、電解コンデンサ214に印加される電圧である常用電源回路2の出力電圧が供給される。これにより、常用時のマイクロコンピュータ50の電源が確保される。
また、マイクロコンピュータ50は、外部電源ACの停電を検出すると非常用点灯回路3を動作させる。非常用点灯回路3が動作すると、コンデンサ35には電池250の出力電圧が昇圧された電圧が印加される。コンデンサ35に印加される電圧は、非常用点灯回路3の出力電圧である。このとき、マイクロコンピュータ50には、第1ダイオード42とレギュレータ40を介して非常用点灯回路3の出力電圧が供給される。これにより、非常時のマイクロコンピュータ50の電源が確保される。
電源生成回路4は、非常用点灯回路3からマイクロコンピュータ50に電力を供給する線路上に設けられた第1ダイオード42を備える。第1ダイオード42は、アノードが非常用点灯回路3側に接続され、カソードがマイクロコンピュータ50側に接続される。第1ダイオード42のカソードは、常用電源回路2からマイクロコンピュータ50に電力を供給する線路に接続される。さらに、電源生成回路4は、常用電源回路2からマイクロコンピュータ50に電力を供給する線路上に設けられた第2ダイオード41を備える。第2ダイオード41は、アノードが常用電源回路2側に接続され、カソードが第1ダイオード42のカソードに接続される。
このような構成によれば、マイクロコンピュータ50には、常用電源回路2の出力電圧と、非常用点灯回路3の出力電圧のうち高いほうが供給される。従って、常用時および非常時においてマイクロコンピュータ50の電源を安定して供給できる。また、本実施の形態では、マイクロコンピュータ50の電源生成回路4が2個のダイオードとレギュレータ40から形成される。このため、簡易な回路で電源生成回路4を形成できる。
このように本実施の形態では、電池250のセル数が削減されて電池250の出力電圧がマイクロコンピュータ50の動作電圧より低い場合にも、マイクロコンピュータ50の電源を生成するために定電圧型の昇圧型スイッチング回路を追加する必要がない。よって、コイルまたはスイッチング素子などの高価な部品を使用せずに、マイクロコンピュータ50の電源を生成でき、製造コストを低減できる。
制御回路5は、疑似停電用のスイッチ51、52と、リモコン受信用の赤外線センサ54と、表示用LED53を備える。スイッチ51、52、赤外線センサ54および表示用LED53はマイクロコンピュータ50に接続される。スイッチ51、52、赤外線センサ54および表示用LED53からの信号は、それぞれマイクロコンピュータ50に入力される。これらの信号をマイクロコンピュータ50で処理することで、疑似停電状態を発生させることができる。従って、外部電源ACの停電時に非常用照明装置100が正常動作可能か否かを確認できる。
図2は、実施の形態1に係るマイクロコンピュータ50の回路ブロック図である。マイクロコンピュータ50によってLED30の定電力制御を行う方法について説明する。ここでは、マイクロコンピュータ50の離散時間を連続時間に変換した仮想空間を用いて、定電力制御の原理を説明する。マイクロコンピュータ50でのフィードバック制御には、例えばPI(Proportional-Integral)制御を適用できる。PI制御はCPU等の負荷軽減の観点で優れている。
フィードバック制御はPI補償器で実現できる。図2では便宜上、オペアンプを有するアナログ回路によってPI補償器の構成を説明している。仮想アンプ93であるオペアンプの入力には抵抗81が接続される。オペアンプの入力と抵抗81との接続点と、仮想アンプ93の出力との間には、コンデンサ83と抵抗82の直接回路が接続される。
非常用点灯回路3の出力電圧Voutは、抵抗36、37で分圧される。この分圧電圧はマイクロコンピュータ50に入力される。電圧検出部37aから取得されたアナログ信号は、A/D変換器91でデジタル化される。これにより、非常用点灯回路3の出力電圧に対応する第1デジタル値が得られる。
マイクロコンピュータ50は記憶部92を有する。記憶部92には、予めテーブルが書き込まれている。マイクロコンピュータ50はテーブルを記憶している。記憶部92は、例えば不揮発性メモリから構成される。テーブルは、非常用点灯回路3の出力電圧Voutに対応する第1デジタル値と、LED30を流れるLED電流Ioutの目標値に対応する第2デジタル値との対応関係を示すものである。
マイクロコンピュータ50は、非常用点灯回路3の出力電圧Voutを検出すると、テーブルを参照して第1デジタル値を第2デジタル値に変換する。つまり、マイクロコンピュータ50は、テーブルに基づいて、非常用点灯回路3の出力電圧Voutに応じた仮想アンプ93の基準電圧Vrefを決定する。基準電圧Vrefは、LED電流Ioutの目標値に対応する。
一方、LED電流Ioutはセンス抵抗38で電圧に変換される。センス抵抗38による検出電圧は、マイクロコンピュータ50に入力される。検出電圧は、A/D変換器94でデジタル化される。このデジタル値は、抵抗81を介して仮想アンプ93に入力される。
仮想アンプ93は、LED電流Ioutに対応する検出電圧と、基準電圧Vrefとの比較を行う。比較結果は、オシレータ95と仮想アンプ96を用いてPWM(Pulse Width Modulation)信号に変換される。仮想アンプ96は、例えばオシレータ95が出力する信号のデューティ比を、仮想アンプ93の比較結果に応じて変化させても良い。PWM信号は、PWM信号出力部97を介して、スイッチング素子33の制御端子に入力される。スイッチング素子33は、PWM信号に応じてスイッチングする。
PWM信号は、基準電圧Vrefとセンス抵抗38による検出電圧とが一致するように設定される。従って、LED電流Ioutが目標値と一致するように非常用点灯回路3が制御される。
ここで、テーブルは、LED30に供給される電力が一定になるように設定されている。つまり、テーブルは、非常用点灯回路3の出力電圧Voutが小さいほどLED電流Ioutの目標値が大きくなるように設定されている。従って、マイクロコンピュータ50は、LED30に供給される電力が一定になるように、非常用点灯回路3の出力電圧Voutに応じて基準電圧Vrefを設定する。従って、マイクロコンピュータ50は、LED30に供給される電力が一定になるように非常用点灯回路3を制御する。
LED30に印加される電圧であるLED電圧が減少した場合は、テーブルによって基準電圧Vrefが増加する。これに応じて、スイッチング素子33のオン時間が広くなる。従って、LED電流Ioutが増加し、LED電圧の減少による電力の減少分を補うことができる。
図3は、実施の形態1に係るテーブルの一例を示す図である。図3では便宜上、出力電圧VoutとLED電流Ioutの目標値のアナログ値が示されているが、実際にはアナログ値をデジタル値に変換した値が記憶部92に書き込まれる。
次に、テーブルに書き込む値について説明する。ここでは、LED30に印加されるLED電圧をVled、LED30を流れるLED電流をIout、LED30に供給されるLED電力をWoutとする。また、非常用点灯回路3の出力電圧をVoutとする。このとき、LED電力Woutは以下の式(1)で表される。
Figure 0007211079000001
Ioutは、Vref÷R38である。マイクロコンピュータ50に予め書き込む第2デジタル値をIout[bit]とし、マイクロコンピュータ50の電源電圧をVddとすると、Vrefは以下の式(2)で表される。ここで、第2デジタル値は例えば10ビットのデータであるものとする。
Figure 0007211079000002
よって、Ioutは以下の式(3)で算出できる。
Figure 0007211079000003
式(3)を式(1)に代入すると、以下の式(4)が得られる。
Figure 0007211079000004
一方、Voutは、第1デジタル値をVout[bit]とすると、以下の式(5)のように記載できる。ここで、第1デジタル値は例えば10ビットのデータであるものとする。また、抵抗36の抵抗値をR36、抵抗37の抵抗値をR37とする。
Figure 0007211079000005
式(5)を式(4)に代入すると、以下の式(6)が得られる。
Figure 0007211079000006

Figure 0007211079000007
式(6)に基づき、LED電力Woutが一定値を維持するように、第1デジタル値Vout[bit]および第2デジタル値Iout[bit]は決定される。第1デジタル値Vout[bit]および第2デジタル値Iout[bit]の組み合わせは、テーブルとしてマイクロコンピュータ50に書き込まれる。
図4は、実施の形態1における電力供給部の出力電圧VoutとLED電流IoutおよびLED電力Woutとの関係を示す図である。図4は、式(6)から算出されたLED電流IoutおよびLED電力Woutを、出力電圧Voutを横軸としてグラフ化したものである。実線71はLED電流Ioutを示し、破線72はLED電力Woutを示す。出力電圧Voutが大きくなるにつれ基準電圧Vrefが減少するため、LED電流Ioutが減少する。従って、出力電圧Voutが一定の電圧値以上の場合に、LED電力Woutを一定に保つことができる。
一般に、LEDの光出力は順方向電圧VFとLED電流で決まる。このため、定電流制御では、順方向電圧VFが低下した場合に光出力が低下する恐れがある。これに対し、本実施の形態では、定電力制御が行われる。このため、順方向電圧VFが低下すると、LED電流Ioutが大きくなる。従って、一定の明るさを確保できる。本実施の形態によれば、例えば光源として別のLEDを接続した場合でも、順方向電圧VFのばらつきによらず、一定の明るさを確保することができる。
また、非常用照明装置100は、例えば不特定多数の人が集まる場所での火災、地震、その他の災害または事故の際に生じる停電時に、その場にいる人々が安全に避難できるように室内を照明する。この場合、非常時に外部温度の影響でLED30の接合温度が上昇することが考えられる。これにより、順方向電圧VFが低下する可能性がある。このような場合にも、本実施の形態によれば非常用照明装置100を一定の明るさに維持できる。
なお、一般に、電力フィードバックをアナログ回路で実現する場合、電圧、電流のそれぞれについてフィードバックを行うこととなる。また、フィードバックを実現するためには、回路が発振しないように、位相補償を行う必要がある。電圧、電流のそれぞれを位相補償するには、複雑な設計が必要となり、部品数が増加する可能性がある。
これに対し、本実施の形態では、マイクロコンピュータ50が記憶するテーブルを用いて定電力制御が行われる。このため、電圧をフィードバックする必要がなく、電流のみ位相補償を行えば良い。従って、簡易な回路で定電力制御が実現できる。また、制御が容易になり、部品数を削減できる。従って、非常用照明装置100の小型化および低コスト化が可能になる。
本実施の形態では、テーブルにより非常用点灯回路3の出力電圧Voutを基準電圧Vrefに変換した。これに限らず、マイクロコンピュータ50は、LED電力Woutが予め定められた値となるように、出力電圧Voutから基準電圧Vrefを算出しても良い。
また、本実施の形態では、LED電力Woutが予め定められた値となるように非常用点灯回路3が制御される。これに限らず、マイクロコンピュータ50は、LED30に印加される順方向電圧VFが低下するほどLED電流Ioutを増加させれば良い。この場合も、順方向電圧VFの変化による明るさの変化を抑制できる。例えば、LED電力Woutは、LED30の明るさが規定値以上に維持される範囲で、増減しても良い。
また、本実施の形態の電源装置は、非常用照明装置100に限らず、光源を点灯させるあらゆる装置に適用できる。
なお、本実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
1 入力フィルタ回路、10 ユニット、11 ヒューズ、12 コンデンサ、13 ダイオードブリッジ、2 常用電源回路、200 制御IC、201 コンデンサ、202 コンデンサ、203 抵抗、204 ダイオード、205 スイッチング素子、206 抵抗、207 フォトカプラ、208 ダイオード、209 ダイオード、210 ダイオード、211 コンデンサ、212 第1抵抗、213 第2抵抗、214 電解コンデンサ、215 抵抗、216 抵抗、217 抵抗、218 抵抗、219 抵抗、250 電池、3 非常用点灯回路、30 LED、31 コンデンサ、32 コイル、33 スイッチング素子、34 ダイオード、35 コンデンサ、36 抵抗、37 抵抗、37a 電圧検出部、38 センス抵抗、4 電源生成回路、40 レギュレータ、41 第2ダイオード、42 第1ダイオード、5 制御回路、50 マイクロコンピュータ、51 スイッチ、52 スイッチ、53 表示用LED、54 赤外線センサ、55 抵抗、56 コンデンサ、57 抵抗、58 フォトカプラ、81 抵抗、82 抵抗、83 コンデンサ、91 A/D変換器、92 記憶部、93 仮想アンプ、94 A/D変換器、95 オシレータ、96 仮想アンプ、97 PWM信号出力部

Claims (8)

  1. 光源と、
    直流電源と、
    外部電源から電力を供給され、前記直流電源を充電する常用電源回路と、
    電源装置と、
    を備え、
    前記電源装置は、
    前記直流電源から電力の供給を受け、前記光源を点灯させる電力供給部と、
    前記光源に印加される電圧が低下するほど前記光源を流れる電流を増加させる制御部と、
    を備えることを特徴とする非常用照明装置
  2. 前記制御部は、前記光源に供給される電力が一定になるように前記電力供給部を制御することを特徴とする請求項1に記載の非常用照明装置
  3. 前記制御部はマイクロコンピュータであることを特徴とする請求項1または2に記載の非常用照明装置
  4. 前記電源装置は、
    前記電力供給部の出力電圧を検出する電圧検出部と、
    前記光源を流れる電流に対応する検出電圧を検出する電流検出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記光源に供給される電力が一定になるように、前記出力電圧に応じて前記光源を流れる電流の目標値に対応する基準電圧を設定し、前記基準電圧と前記検出電圧とが一致するように前記電力供給部を制御することを特徴とする請求項2に記載の非常用照明装置
  5. 前記制御部は、前記電力供給部の出力電圧に対応する第1デジタル値と、前記光源を流れる電流の目標値に対応する第2デジタル値との対応関係を示すテーブルを記憶し、前記電力供給部の前記出力電圧を検出すると、前記テーブルを参照して前記第1デジタル値を前記第2デジタル値に変換し、前記光源を流れる電流が前記第2デジタル値に対応する前記目標値と一致するように前記電力供給部を制御することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の非常用照明装置
  6. 前記テーブルは、前記電力供給部の前記出力電圧が小さいほど前記光源を流れる電流の前記目標値が大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項5に記載の非常用照明装置
  7. 前記電力供給部は前記直流電源を昇圧することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の非常用照明装置
  8. 前記直流電源は電池であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の非常用照明装置。
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