JP7210766B2 - 搾乳器 - Google Patents

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Description

本開示は、乳汁を手動で搾るための搾乳器に関する。
例えば特許文献1に示すように、搾乳器は、乳房にあてがわれるフードと乳汁を貯留するボトルとが取り付けられる本体部と、本体部に回動可能に取り付けられる手動のハンドルとを備えている。本体部は、搾乳口とボトルとを繋ぐ内部通路と、内部通路に負圧を発生させるダイヤフラムとを備えている。ハンドルは、本体部の上部に回動可能に支持され、ボトルが位置する下方に向かって延在している。そして、フードを乳房にあてがい、親指を除く4本の指をハンドルに添わせ、親指を本体部に添わせ、ハンドルを本体部に対して近接させるように回動させる。すると、ハンドルの回動によってダイヤフラムが引き上げられるように変形することで、内部通路に負圧が発生し、乳首から搾られた乳汁が内部通路へと流入する。
ハンドルの操作力は、ハンドルが最大回動位置に至るまで漸次増加する。ハンドルが最大回動位置まで回動された状態は、操作力が最も大きい状態であり、また、ダイヤフラムが最も引き上げられた状態で、負圧が最も大きい状態である。
特開2019-10350号公報
ところで、搾乳器では、乳首および乳房に刺激を与えるため、負圧状態を所定時間、継続させるように使用されることがある。このような使用方法では、ハンドルを回動操作方向に最も回動させた状態またはそれに近い状態を所定期間継続させることになる。これは、ハンドルの操作力が最も大きい状態またはそれに近い状態が継続することでもあるため、使用者に対する手や前腕への筋負担も大きくなりがちである。
本開示は、使用者の手や前腕への筋負担の軽減を可能とした搾乳器を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決する搾乳器は、乳房にあてがわれるとともに搾乳口を有するフードが取り付けられるフード取付部と、乳汁を貯留するボトルが取り付けられるボトル取付部と、前記フード取付部と前記ボトル取付部との間に延びる内部通路とを備える本体部と、前記内部通路に負圧を発生させるように構成されたダイヤフラムと、手動操作により往復動するハンドルであって、前記ダイヤフラムを引き上げ方向に変位させることで、前記内部通路を常圧状態から負圧状態に変化させるように構成された前記ハンドルと、前記本体部に対して前記ハンドルを往復動可能に支持するように構成されたリンク機構とを備える。そして、前記リンク機構は、前記ハンドルを前記常圧状態から前記負圧状態に変化させる操作方向に移動させる場合において、移動途中に、前記ハンドルに対する操作力が最も高くなるように前記ハンドルに対して作用するように構成されている。上記構成によれば、ハンドルを最大移動位置またはその付近まで移動した状態におけるハンドルの操作力を小さくできる。したがって、使用者の手や前腕への筋負担を軽減できる。
上記搾乳器において、前記リンク機構は、前記ハンドルと前記本体部との間に配置されるリンク部材であって、前記ハンドルに対して回動するように構成された基端部と、前記本体部に対して回動するように構成された先端部とを有するリンク部材を備えていてもよい。この場合、前記ハンドルが前記操作方向に移動されると、前記リンク部材と前記ハンドルとの間の第1回動支点が、前記本体部と前記リンク部材との間の第2回動支点と前記ハンドルが前記ダイヤフラムを引き上げる作用点とを結ぶ直線に近づくように構成されていてもよい。上記構成によれば、本体部とハンドルとの間にリンク部材を介在させる簡素な構成でトグル機構を実現できる。
上記搾乳器において、前記リンク機構は、前記本体部に周回方向に回転可能に取り付けられる支持部材をさらに備えるようにしてもよい。この場合、前記リンク部材は、前記支持部材を介して前記本体部に取り付けられており、前記ハンドルは、前記作用点において前記本体部の周回方向に回転可能である構成としてもよい。上記構成によれば、ハンドルは、ダイヤフラムに対する作用点と支持部材に支持された状態で、本体部に対して周回方向に回転可能となり、ハンドルの位置を、使用者がハンドルを操作し易い位置に調整することができる。
上記搾乳器において、前記リンク部材は、前記支持部材と接続する先端部を有する一対のアーム部と、前記一対のアーム部の基端部同士を繋ぐ連結部とを備え、前記ハンドルは、レバー部と、前記レバー部の先端部から延びるとともに前記ダイヤフラムを引き上げるように前記ダイヤフラムに接続される取付部と、前記レバー部から延びるとともに前記一対のアーム部の基端部に接続される一対のリンク片とを備え、前記第1回動支点は、前記アーム部および前記リンク片の一方に設けられた軸孔に係合する、前記アーム部および前記リンク片の他方に設けられた軸であり、前記第2回動支点は、前記アーム部および前記支持部材の一方に設けられた軸受け部に係合する、前記アーム部および前記支持部材の他方に設けられた支軸部であるように構成してもよい。上記構成によれば、簡素な構成でトグル機構を実現できる。
上記搾乳器において、前記内部通路に挿入される挿入部をさらに備える構成としてもよい。上記構成によれば、内部通路を洗浄し易くするため太くしても、太くされた部分に挿入部が挿入されるので、内部通路の容積が大きくなることを抑え、搾乳効率の低下を抑えることができる。
上記搾乳器において、前記内部通路に挿入される挿入部をさらに備える構成としてもよい。この場合、前記内部通路は、前記ダイヤフラムに塞がれる負圧生成路であって、その中心軸線が前記ボトルの高さ方向に延びる中心軸線と平行なボトル軸線に一致して配置された前記負圧生成路を備えるようにしてもよい。この場合、前記挿入部は、前記負圧生成路に挿入されており、前記第2回動支点および前記作用点は、前記ボトル軸線上に位置している構成としてもよい。上記構成によれば、挿入部を負圧生成路に沿って移動し得るようにダイヤフラムを引き上げることができる。
本発明は、使用者の手や腕の筋負担を軽減できる。
搾乳器の斜視図。 図1の搾乳器の分解斜視図。 図1の搾乳器の内部通路が常圧状態のときの状態を示す断面図。 図1の搾乳器の内部通路が常圧状態のときのリンク機構の状態を示す側面図。 図1の搾乳器の内部通路が負圧状態のときの状態を示す断面図。 図1の搾乳器の内部通路が負圧状態のときのリンク機構の状態を示す側面図。 ハンドルの移動量とハンドルの入出力との関係を示す特性図。
以下、図1~図7を参照して、搾乳器について説明する。
図1に示すように、搾乳器1は、使用者が片手で操作可能な大きさを有した手動の搾乳器である。搾乳器1は、本体部11と、ボトル12と、フード13と、ダイヤフラム14と、ハンドル15と、リンク機構16と、引き上げ部材17とを備えている。
本体部11は、乳汁を貯留するボトル12が接続されるとともに、乳房にあてがわれるフード13が取り付けられる部材である。本体部11は、軽量でかつ硬質な合成樹脂材料の成形品である。具体的には、本体部11は、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニルサルフォンなどの合成樹脂材料で形成されている。
図2に示すように、本体部11は、ボトル取付部21と、フード取付部22と、内部通路23とを備えている。ボトル取付部21は、フード取付部22に対して下側に位置している。ボトル12は、乳汁を貯留する容器であって、ボトル取付部21と接続されるボトル開口部12aを備えている。ボトル開口部12aは、開口を構成する周壁の外周面に雄ねじ部12bを備えている。ボトル開口部12aは、本体部11に代わって人工乳首を取り付けることで哺乳瓶としても使用可能である。ボトル取付部21は、その内側にボトル開口部12aが螺入可能な凹部を有し、凹部を構成するボトル取付部21の内周面は、雄ねじ部12bが螺合可能な雌ねじ部21aを備えている。
フード取付部22は、筒状に形成されている。フード13は、乳房の形状に対応するドーム形状もしくはラッパ形状を有し、乳房にあてがわれる拡径部13aと、拡径部13aの頂部に設けられる筒状部13bとを備えている。拡径部13aは、内側に搾乳口13cを構成している。拡径部13aにおいて、その開口端である外縁には、弾性パッドなどが装着されて、乳房に対して密着し易くなっている。筒状部13bは、筒状に形成されており、フード取付部22に挿入され嵌合される。
図3に示すように、内部通路23は、本体部11の内部に設けられ、ボトル取付部21とフード取付部22の間を延びてこれらを互いに繋いでいるとともに、ボトル取付部21およびフード取付部22とダイヤフラム14が取り付けられる取付端部24との間を延びてこれらの間を繋いでいる。内部通路23は、流入路25と、一時貯留部26と、負圧生成路27とを備えている。
流入路25は、フード取付部22と一時貯留部26とを繋ぎ、一時貯留部26へ向かって下る流路であって、フード取付部22の内側に位置している。一時貯留部26は、負圧発生時、流入路25から流入した乳汁を一時的に貯留する空間部であり、下方に延び、ボトル取付部21の内側に位置する。例えば、一時貯留部26は、ボトル取付部21に取り付けられているボトル12の高さ方向(上下方向)に延びる中心軸線と平行なボトル軸線12x上に設けられる。一例として、一時貯留部26の中心線は、ボトル軸線12xと一致している。一時貯留部26の下端部は、ボトル12がボトル取付部21に取り付けられている状態において、ボトル開口部12aに臨む。なお、一時貯留部26に対する流入路25の角度、すなわち一時貯留部26を通るボトル軸線12xに対する流入路25の中心線25xの角度θ1は、例えば90°~180°の間、好ましくは90°~135°に設定されている。
一時貯留部26の下端部は、弁部材28が取り付けられ、ボトル開口部12a内に位置している。弁部材28は、逆流防止弁であって、例えばダックビル弁である。弁部材28は、ボトル12内の乳汁や空気が本体部11の方に逆流することを抑制し、かつ、内部通路23とボトル12の内部空間とを仕切って内部通路23に負圧状態を形成する。弁部材28は、可撓性、弾性などを有する合成樹脂材料で成形されており、シリコーンゴム、エラストマー、天然ゴムなどの合成樹脂材料で形成されている。
弁部材28は、可撓性を有する一対の舌片を備えており、舌片間にスリットを構成する。弁部材28は、内部通路23が負圧状態となるとき、舌片同士が密着し、スリットを閉じる。これにより、一時貯留部26の下端部は、閉じられ、流入路25から流入する乳汁が一時的に貯留される。そして、内部通路23が常圧となったとき、舌片同士が離間し、スリットが開く。これにより、一時貯留部26とボトル12の内部は連通し、一時貯留部26に貯留されている乳汁は、ボトル12内に流入する。
負圧生成路27は、一時貯留部26から流入路25とは別に分かれた通路である。具体的には、負圧生成路27は、一時貯留部26の上端部もしくは流入路25の一時貯留部26への出口から上側の流路である。また、負圧生成路27は、流入路25より太い流路であり、一時貯留部26より太い流路でもある。負圧生成路27は、例えば使用者の指を挿入できる程度の太さを有している。そして、負圧生成路27も、一時貯留部26と同じく、ボトル軸線12x上に位置する。一例として、負圧生成路27の中心線は、ボトル軸線12xと一致している。
負圧生成路27の上端部は、ダイヤフラム14が取り付けられる取付端部24である。取付端部24は、外側に広がったフランジ形状を有し、開口面積を大きくしている。そして、取付端部24は、ダイヤフラム14に覆われる。
ダイヤフラム14は、内部通路23に負圧を生成する負圧生成部材である。ダイヤフラム14は、可撓性、弾性などを有する合成樹脂材料で成形されており、シリコーンゴム、エラストマー、天然ゴムなどの合成樹脂材料で形成されている。ダイヤフラム14は、取付端部24を塞ぐように係止される。内部通路23は、フード13が取り付けられる流入路25の端部と、弁部材28が取り付けられる一時貯留部26の下端部と、取付端部24の3つの端部を有している。フード13が乳房にあてがわれ搾乳口13cが塞がれたとき、すなわち、流入路25の端部が塞がれたとき、内部通路23は、弁部材28とダイヤフラム14とで、残りの端部である一時貯留部26の下端部と取付端部24とが塞がれることになり、ほぼ密閉された空間となる。ダイヤフラム14の内側には、ハンドル15と接続するための接続部としての引き上げ部材17が配置される。
引き上げ部材17は、ダイヤフラム14より硬い合成樹脂材料の成形体であって、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニルサルフォンなどの合成樹脂材料で形成されている。引き上げ部材17は、ハンドル15との接続部であり、プレート部31と、接続突起32と、挿入部30とを備えている。
プレート部31は、ダイヤフラム14の内面に配置される。接続突起32は、プレート部31のダイヤフラム14と対向する面のほぼ中央部から突設されている。ダイヤフラム14は、中央部に貫通孔14aを備えており、接続突起32は、貫通孔14aを通じてダイヤフラム14の外方に突出する。接続突起32は、先端部が球形状であり、球形状の下端部に係合溝32aを備えている。
プレート部31には、負圧生成路27に挿入される挿入部30が設けられている。挿入部30は、プレート部31から突出する円柱形状を有した部分であって、負圧生成路27の容積を減容する。挿入部30は、外周面と負圧生成路27の内周面との間に、間隙部30aが形成される程度の太さを有している。挿入部30は、プレート部31から突出する突出部であって、内部空間を有する負圧生成路27に挿入される。挿入部30の突出形状は、挿入される負圧生成路27の内部形状に対応した形状を有している。一例として、挿入部30は、円柱形状、または一端が塞がれた円筒形状を有した突出部である。これに対して、負圧生成路27は、一例として、中空の円筒形状を有し、内部空間を有している。挿入部30は、負圧生成路27の内径よりも小さな外径を有するように設定されている。
挿入部30は、負圧生成路27に挿入された際に、間隙部30aが設けられることで、負圧生成路27に対して若干傾いても円滑に上下動できる。また、挿入部30は、ダイヤフラム14が引き上げられた状態において、流入路25の一時貯留部26への出口を塞いでしまわない程度の長さを有し、負圧発生時、流入路25から一時貯留部26へ乳汁を流入可能としている。ここでは、挿入部30は、ダイヤフラム14が変形していない状態において、流入路25の出口または一時貯留部26の上端部に位置する程度の長さを有している。
ハンドル15は、リンク機構16によって本体部11に回動可能に支持されている。ハンドル15は、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニルサルフォンなどの合成樹脂材料で形成されている。ハンドル15は、レバー部33と、取付部34とを備え、全体がL字形状を有している。レバー部33は、取っ手としての機能を有し、ボトル12が配置される下方に向かって延びる片である。ハンドル15の外面は、手触りが良くなるように曲面で構成されており、使用者が親指以外の指を添える領域である。そして、レバー部33は、徐々に外側に向かって湾曲した形状を有している。
取付部34は、ダイヤフラム14上に延在する片である。取付部34は、引き上げ部材17を介してダイヤフラム14を引き上げる部分であって、凹部34aを備えている。凹部34aの底面は、係合孔34bを備えている。係合孔34bには、引き上げ部材17の接続突起32が挿通され、係合孔34bの周縁部が係合溝32aに係合され、係合孔34bが接続突起32に係合された箇所がダイヤフラム14に対する作用点となる。接続突起32は、ボトル軸線12x上に位置している。これにより、ハンドル15は、引き上げ部材17を介してダイヤフラム14と接続され、ダイヤフラム14を引き上げ部材17を通じてボトル軸線12xに沿って引き上げ可能な状態となる。したがって、負圧生成路27の内周面と挿入部30との間の間隙部30aを小さくすることができ、内部通路23の容積が大きくなることを抑えられる。また、ハンドル15は、接続突起32に対しても回転可能である。
ハンドル15は、レバー部33と取付部34との境界付近に、リンク機構16と接続するための一対のリンク片35を備えている。各リンク片35は、レバー部33から取付部34とほぼ平行に延びており、先端部には、第1回動支点となるハンドル軸35aを備えている。
リンク機構16は、支持部材36と、リンク部材37とを備えている。支持部材36は、取付端部24の根本部に、取付端部24の根本部の周回方向に回転可能に取り付けられる。支持部材36が回動する範囲は、取付端部24の根本部の周囲において、フード13は配置されている領域を除いた範囲である。
支持部材36は、C型形状を有している。取付端部24の根本部は、筒状形状を有しており、周回方向に沿って延びる溝形状を有した案内部38を備えている。支持部材36は、案内部38に嵌合されることで、周回方向に回転可能に取り付けられる。支持部材36は、その各端部の近傍の外面に、第2回動支点となる支軸部36aを備えている。支軸部36aは、側面視において、ボトル軸線12x上に位置している。
リンク部材37は、一対のアーム部37aと、一対のアーム部37aを繋ぐ連結部37bとを備えている。各アーム部37aの基端部は、ハンドル軸35aが係合される軸孔37cを備えている。また、各アーム部37aの先端部は、二股に分岐した形状を有した軸受け部37dを備えている。軸受け部37dには、支軸部36aが係合される。連結部37bは、一対のアーム部37aの軸孔37cの間を延びて、一対のアーム部37aを基端部において連結する。連結部37bは、本体部11における取付端部24の根本部に干渉しないように形成された湾曲形状を有している。ハンドル15を操作していない状態において、係合孔34bに接続突起32が係合した作用点と第2回動支点である支軸部36aとを結ぶ直線39は、側面視において、ボトル軸線12xと一致している。そして、ハンドル15が矢印D1方向に操作されたとき、第1回動支点であるハンドル軸35aは、直線39に対して近づく方向に移動する。ここでは、ハンドル15の最大操作位置において、ハンドル軸35aは、直線39と重なる位置まで移動する。
以上のようにリンク機構16が支持部材36とリンク部材37とを備えることにより、ハンドル15およびリンク機構16によって、作用点、第1回動支点、および第2回動支点との間で、トグル機構が形成されている。したがって、使用者がハンドル15の矢印D1方向の操作を行う場合において、操作領域の間の任意の位置を超えるまではハンドル15の操作力が漸次増加し、当該位置で操作力が最も高くなり、当該位置を超えると、漸次低下することになる。
本体部11において、ハンドル15と対向するフード取付部22の下側には、窪み部40が設けられている。窪み部40は、使用者の親指の付け根部が係合される。すなわち、搾乳器1は、レバー部33に使用者の親指以外の指が添えられ、窪み部40に親指の付け根部が係合され、使用者が掌で握るような動作をすることで、ハンドル15をリンク機構16を介して移動操作可能となる。
以上のように構成された搾乳器1の作用について説明する。
搾乳作業を行うとき、搾乳器1は、ハンドル15に親指以外の指が添えられ、本体部11の窪み部40に親指の付け根部が係合されるようにして使用者によって持たれ、フード13が搾乳口13cを塞ぐように使用者の乳房にあてがわれる。これにより、内部通路23は、ほぼ密閉された空間が構成される。この際、ハンドル15は、使用者の体形などの個人差によって、接続突起32を中心にして、さらに支持部材36が案内部38に案内されて、本体部11に対して回転し、使用者がハンドル操作を行い易い状態となる。このとき、図4に示すように、リンク部材37は、連結部37bが本体部11から離間した矢印D4方向に支軸部36aを中心に回動している。
図5および図6に示すように、ハンドル15は、レバー部33がボトル12の側面に近接する矢印D1方向に手動で操作されると、引き上げ部材17を介してダイヤフラム14を引き上げる。具体的には、使用者からの操作力がハンドル15に入力されると、ハンドル軸35aでリンク部材37が押圧され、リンク部材37は、支軸部36aを中心に連結部37bが本体部11に対して近接する矢印D3方向に回動する。すると、ハンドル15を矢印D1方向に移動させるために必要な使用者からの操作力は、操作開始から漸次増加し、操作途中の任意の位置を超えると最大操作位置まで漸次低下する。一方、こうした使用者によるハンドル15の操作に伴いハンドル15からダイヤフラム14に付されるダイヤフラム14を引き上げる力(ハンドル15のダイヤフラム14を引き上げる出力)は、ダイヤフラム14が引き上げられるほど漸次大きくなり、ハンドル15の最大操作位置において最大となる。
すると、内部通路23は、負圧状態となり、搾乳された乳汁が流入路25から一時貯留部26に流入する。負圧状態のとき、弁部材28は、一時貯留部26の底部を閉じているので、流入路25から流入した乳汁は、一時貯留部26に貯留される。
使用者が把持力を緩めると、ダイヤフラム14の弾性復帰する作用によって、ハンドル15は、矢印D2方向に回動し、内部通路23は、常圧に戻る。これにより、一時貯留部26の弁部材28は開き、乳汁は、ボトル12へ流入する。この際、リンク部材37は、連結部37bが本体部11から離間する矢印D4方向に支軸部36aを中心に回動する。搾乳作業は、ハンドル15を繰り返し往復動させることにより行われる。このとき、挿入部30も負圧生成路27内を往復動する。挿入部30は、ボトル軸線12xに沿った負圧生成路27内を、ボトル軸線12x沿って移動するので、その上下動は円滑なものとなる。
ところで、搾乳器では、乳首および乳房に刺激を与えるため、負圧状態を所定時間継続させるように使用されることもある。このような使用方法では、使用者は、ハンドル15を操作方向に最も移動させた状態またはそれに近い状態にまで操作するとともに、このような状態を所定期間継続させることになる。図7に示すように、搾乳器がトグル機構を有している場合、ハンドル15に対して使用者から入力される操作力は、ハンドル15の操作開始から操作途中における任意の位置(変化点)を超えるまでは漸次上昇するが、当該位置を超えると漸次低下する(線51参照)。一方、ダイヤフラム14を引き上げる出力(引き上げ力)は、最大操作位置において最も高くなるため、ダイヤフラム14を確実に引き上げることができる(線52参照)。これに対して、搾乳器がトグル機構を備えていない場合、ハンドル15に対する使用者からの入力となる操作力、およびハンドル15がダイヤフラム14を引き上げる出力となる引き上げ力は、ともに、最大操作位置に至るまで漸次増加することになる(線53)。なお、搾乳器がトグル機構を備えていなくても、ハンドル15がダイヤフラム14を引き上げる出力(引き上げ力)は、最大操作位置において最も高くなる(線54参照)。
したがって、トグル機構を備えた搾乳器1を使用する使用者は、小さい操作力でハンドルを回動操作方向に最も回動させた状態またはそれに近い状態を所定期間継続することができ、乳首および乳房に対して負圧によりしっかりと刺激を与えることができるようになる。
以上のような搾乳器1によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)リンク機構16によって、ハンドルを最大移動位置またはその付近まで移動した状態におけるハンドルに対する入力、すなわち使用者による操作力を小さくできる。したがって、使用者への手や前腕への筋負担を軽減できる。
(2)ハンドルを最大移動位置またはその付近まで移動した状態における出力、すなわちダイヤフラム14を引っ張る力はトグル機構を用いない場合と同等にすることができる。
(3)本体部11とハンドル15との間に、リンク機構16として、支持部材36およびリンク部材37で構成された簡易なトグル機構を実現できる。
(4)ハンドル15は、接続突起32を中心にして、さらに支持部材36が案内部38に案内されて、本体部11に対して回転する。これにより、使用者は、本体部11に対するハンドル15の位置を、使用者がハンドルを操作し易い位置にすることができる。
(5)負圧生成路27は、洗浄し易くするため太くしても、太くされた部分に挿入部30が挿入されるので、負圧生成路27の容積が大きくなることを抑え、搾乳効率の低下を抑えることができる。
(6)挿入部30を負圧生成路27に沿って移動し得るようにダイヤフラム14を引き上げることができる。したがって、挿入部30は、負圧生成路27内を円滑に上下動することができ、ハンドル15の移動の妨げになりにくくできる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・負圧生成路27の中心軸線は、ボトル軸線12xに対して、例えばハンドル15の方向に傾いていてもよい。
・引き上げ部材17を省略し、ハンドル15の係合孔34bと接続する接続部としての接続突起32をダイヤフラム14の外面に設けるようにしてもよい。この場合、挿入部30は省略してもよいし、ダイヤフラム14の内面に接着剤等で固定するようにしてもよい。
・引き上げ部材17において、挿入部30は別体としてもよい。すなわち、引き上げ部材17は、プレート部31と接続突起32とで構成し、別部材の挿入部30をプレート部31に接着剤やカシメなどにより固定するように構成してもよい。
・挿入部30は、ダイヤフラム14に対して離間していてもよい。この場合、一例として、挿入部30は、プレート部31との間隔を一定に維持するスペーサによって接続される。スペーサは、一例として、挿入部30とプレート部31とを繋ぐ1つまたは複数の線状部材または軸部材などで構成することができる。
・挿入部30の先端面の形状は、特に限定されるものではなく、円弧突出形状のほかに、平坦面、円弧凹陥形状などであってもよい。
・挿入部30は、負圧生成路27の容積を減らすことができれば、その外周面の形状は、特に限定されるものではなく、例えば、側面視において、波状形状、凹状形状、凸状形状などであってもよい。
・挿入部30の突出形状は、挿入される負圧生成路27の内部形状に対応した形状を有していなくてもよい。例えば、中空の円筒形状を有した内部空間を有する負圧生成路27に対して、挿入部30は、三角柱、四角柱、六角柱などの多角柱の突出形状(外部形状)を有してもよい。これとは逆に、三角柱、四角柱、六角柱などの多角柱の内部形状を有する負圧生成路27に対して、挿入部30は、円柱または円筒形状の突出形状を有してもよい。
・引き上げ部材17において、挿入部30を省略してもよい。この場合、負圧生成路27は、より細く構成し、内部通路23の容積を小さくすることができる。また、引き上げ部材17の構成を簡素化できる。
・上記実施形態では、リンク機構16の支持部材36が案内部38に沿って回転することにより、ハンドル15が本体部11に対して接続突起32を中心に回転可能に形成されているが、ハンドル15は、本体部11に対して回転可能でなくてもよい。この場合、たとえば、取付端部24の案内部38を省略し、支持部材36が本体部11に対して回転不能な状態で固定された構成や、支持部材36を省略し、リンク機構16の軸受け部37dに係合される支軸部36aが本体部11に直接設けられた構成を採用することができる。本体部11に直接支軸部36aを設けた場合には、リンク機構16の部品点数を削減することができる。
・ハンドル15の矢印D1方向における最大操作位置において、ハンドル軸35aの位置は、係合孔34bに接続突起32が係合した作用点と支軸部36aとを結ぶ直線39の手前に位置してもよいし、当該直線39を乗り越えてもよい。ハンドル軸35aの移動量は、アーム部37aの長さなどに依存する。ハンドル軸35aの移動量は、例えばダイヤフラム14の引き上げ量に応じて設定可能である。
・上記実施形態では、第1回動支点は、リンク片35に設けられたハンドル軸35aに対して、リンク部材37に設けられた軸孔37cが係合されて構成されている。これとは逆に、リンク片35に設けられた軸孔37cが、リンク部材37に設けられたハンドル軸35aに係合されることにより第1回動支点が構成されるようにしてもよい。
・上記実施形態では、第2回動支点は、支持部材36に設けられた支軸部36aに対して、リンク部材37に設けられた軸受け部37dが係合されて構成されている。これとは逆に、支持部材36に設けられた軸受け部37dが、リンク部材37に設けられた支軸部36aに係合されることにより第2回動支点が構成されるようにしてもよい。
・内部通路23の構成は、特に限定されるものではなく、例えば一時貯留部26を省略する構成であってもよい。この場合、弁部材28を省略してもよい。
・リンク機構16は、内部通路23を常圧状態から負圧状態に変化させるべくハンドル15を操作方向に使用者が移動させる場合において、その移動操作の途中で、ハンドル15に対する使用者からの操作力が最も高くなるように構成されていればよく、その具体的構成は特に限定されるものではない。また、トグル機構としても、その具体的構成は特に限定されるものではない。例えば、本体部11とハンドル15との間に配置されるリンク部材37の数は、2つ以上であってもよい。
・ハンドル15は、ボトル12が配置される下方に延びるのではなく、フード13が配置される使用者の方向に延びる構成であってもよい。この場合、使用者は、掌が上を向いた回外位の状態でハンドル15を回動操作することができる。
・ボトル取付部21に対してボトル12は着脱可能でなく、一体であってもよい。また、フード取付部22に対してフード13は着脱可能でなく、一体であってもよい。
1…搾乳器、11…本体部、12…ボトル、12a…ボトル開口部、12b…雄ねじ部、12x…ボトル軸線、13…フード、13a…拡径部、13b…筒状部、13c…搾乳口、14…ダイヤフラム、14a…貫通孔、15…ハンドル、16…リンク機構、17…引き上げ部材、21…ボトル取付部、21a…雌ねじ部、22…フード取付部、23…内部通路、24…取付端部、25…流入路、25x…中心線、26…一時貯留部、27…負圧生成路、28…弁部材、30…挿入部、30a…間隙部、31…プレート部、32…接続突起、32a…係合溝、33…レバー部、34…取付部、34a…凹部、34b…係合孔、35…リンク片、35a…ハンドル軸、36…支持部材、36a…支軸部、37…リンク部材、37a…アーム部、37b…連結部、37c…軸孔、37d…軸受け部、38…案内部、39…直線、40…窪み部。

Claims (6)

  1. 乳房にあてがわれるとともに搾乳口を有するフードが取り付けられるフード取付部と、乳汁を貯留するボトルが取り付けられるボトル取付部と、前記フード取付部と前記ボトル取付部との間に延びる内部通路とを備える本体部と、
    前記内部通路に負圧を発生させるように構成されたダイヤフラムと、
    手動操作により往復動するハンドルであって、前記ダイヤフラムを引き上げ方向に変位させることで、前記内部通路を常圧状態から負圧状態に変化させるように構成された前記ハンドルと、
    前記本体部に対して前記ハンドルを往復動可能に支持するように構成されたリンク機構とを備え、
    前記リンク機構は、前記ハンドルを前記常圧状態から前記負圧状態に変化させる操作方向に移動させる場合において、移動途中に、前記ハンドルに対する操作力が最も高くなるように前記ハンドルに対して作用するように構成されている
    搾乳器。
  2. 前記リンク機構は、
    前記ハンドルと前記本体部との間に配置されるリンク部材であって、前記ハンドルに対して回動するように構成された基端部と、前記本体部に対して回動するように構成された先端部とを有するリンク部材を備え、
    前記ハンドルが前記操作方向に移動されると、前記リンク部材と前記ハンドルとの間の第1回動支点が、前記本体部と前記リンク部材との間の第2回動支点と前記ハンドルが前記ダイヤフラムを引き上げる作用点とを結ぶ直線に近づくように構成されている
    請求項1に記載の搾乳器。
  3. 前記リンク機構は、
    前記本体部に周回方向に回転可能に取り付けられる支持部材をさらに備え、
    前記リンク部材は、前記支持部材を介して前記本体部に取り付けられており、
    前記ハンドルは、前記作用点において前記本体部の周回方向に回転可能である
    請求項2に記載の搾乳器。
  4. 前記リンク部材は、前記支持部材と接続する先端部を有する一対のアーム部と、前記一対のアーム部の基端部同士を繋ぐ連結部とを備え、
    前記ハンドルは、レバー部と、前記レバー部の先端部から延びるとともに前記ダイヤフラムを引き上げるように前記ダイヤフラムに接続される取付部と、前記レバー部から延びるとともに前記一対のアーム部の基端部に接続される一対のリンク片とを備え、
    前記第1回動支点は、前記アーム部および前記リンク片の一方に設けられた軸孔に係合する、前記アーム部および前記リンク片の他方に設けられた軸であり、
    前記第2回動支点は、前記アーム部および前記支持部材の一方に設けられた軸受け部に係合する、前記アーム部および前記支持部材の他方に設けられた支軸部である
    請求項3に記載の搾乳器。
  5. 前記内部通路に挿入される挿入部をさらに備える
    請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の搾乳器。
  6. 前記内部通路に挿入される挿入部をさらに備え、
    前記内部通路は、前記ダイヤフラムに塞がれる負圧生成路であって、その中心軸線が前記ボトルの高さ方向に延びる中心軸線と平行なボトル軸線に一致して配置された前記負圧生成路を備え、
    前記挿入部は、前記負圧生成路に挿入されており、
    前記第2回動支点および前記作用点は、前記ボトル軸線上に位置している
    請求項2ないし4のうち何れか1項に記載の搾乳器。
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