JP7210405B2 - カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、体内に挿入して使用するカテーテルに関し、特に胃瘻用のカテーテルに適するものである。
従来より、長期的な栄養投与が必要な患者には、経鼻栄養の代わりに必要に応じて胃瘻造設が行われていた。胃瘻造設は、腹壁と胃腔の間に造られた孔である胃瘻にカテーテルを通して、カテーテルから胃内部に栄養剤を直接注入する方法である。胃瘻に用いるカテーテルとしては、先端側にバルーンを備えたバルーンカテーテルが多く知られている(例えば特許文献1参照)。
バルーンカテーテルは、細長く延びた長尺な管状であり、その内部に長手方向に延びる内腔が形成されている。一般に内腔は、全長に亘り貫通して栄養剤を胃内部に導入する大径の主内腔(メインルーメン)のほか、バルーン内部に連通してバルーンを膨張させる流体(通常は水)を注入する小径の副内腔(サブルーメン)がある。また、カテーテルの挿入方向の後方となる基端側には、それぞれの内腔に連通するカテーテルヘッドが設けられていた。
カテーテルヘッドには、主内腔の軸方向に延びて主内腔と同軸上に連通する主挿入口のほか、主挿入口の手前より分岐して、主内腔の軸方向と交差する斜め方向に延びて副内腔に連通する副挿入口が設けられている。主挿入口には、栄養剤バッグ等を接続するためのコネクタが予め設けられている。ここでコネクタは、栄養剤を注入する用途のほか、必要に応じてPEGスコープ(経胃瘻内視鏡)を挿入するのに用いられていた。
特開2013-116220号公報
ところで最近は、医療分野の製品におけるコネクタの誤接続を防止するために、コネクタに係る国際規格(ISO80369シリーズ)の制定が進められている。その一環として、経腸栄養分野のカテーテルのコネクタも、ISO80369-3と称される国際規格の新たなコネクタに切り替えられている。
しかしながら、国際規格の新たなコネクタは、従来のものと比べて小口径であるため、PEGスコープを通過させることができなくなるという問題があった。そのため、新たなコネクタが設けられたカテーテルにおいても、従来と同様にPEGスコープを挿入して使用できるようにするための方策が求められていた。
その方策として、例えばカテーテルヘッドにおいて、単に主内腔にアクセスできる挿入口を増やしたとしても、内視鏡を導入することができない規格であれば、結局は内視鏡を主内腔まで通過させることはできない。また、PEGスコープの使用時は、胃内部を空気で膨満させることが多いため、PEGスコープの挿入による空気漏れを防止する工夫も必要であり、単に既存の逆止弁等を流用するだけでは不十分な虞もあった。
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたものであり、新たなコネクタを採用しても従来と同様に内視鏡を挿入することが可能であり、内視鏡を最適に使用することができるカテーテルを提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]体内に先端側から挿入して使用するカテーテル(10)において、
長尺な管状で可撓性のあるカテーテル本体(11)と、該カテーテル本体(11)の基端側に設けられたカテーテルヘッド(30)と、を備え、
前記カテーテル本体(11)は、その内部で軸方向に延びて所定の内視鏡(A)も挿通可能な内腔(12)を備え、
前記カテーテルヘッド(30)は、前記内腔(12)に連通する複数の挿入口(34)を備え、
前記複数の挿入口(34)の何れかそれぞれに、前記内視鏡(A)が挿通不能な内径の既定規格のコネクタ(50)と、該コネクタ(50)よりも内径が大きく前記内視鏡(A)を挿通可能な導入部(60)とが、別々に設けられ
前記カテーテル本体(11)の先端側に装着されて収縮および膨張可能なバルーン(20)を備え、
前記内腔(12)は、前記カテーテル本体(11)の全長に亘り貫通して前記内視鏡(A)も挿通可能な主内腔(12)のほか、前記バルーン(20)内部に連通して該バルーン(20)を膨張させる流体を注入可能な副内腔(13)を備え、
前記挿入口(34)は、前記主内腔(12)に連通する複数の主挿入口(34A,34B)のほか、前記副内腔(13)に連通する副挿入口(35)を備え、
前記複数の主挿入口(34A,34B)のうち、何れか一は前記主内腔(12)の軸方向に開口し、何れか他は前記主内腔(12)の軸方向と交差する方向に開口し、
前記一の主挿入口(34A)に前記コネクタ(50)が設けられ、前記他の主挿入口(34B)に前記導入部(60)が設けられたことを特徴とするカテーテル(10)。
[2]前記コネクタ(50)と前記導入部(60)とは、別々の前記挿入口(34)に対して何れにも選択可能に設けられたことを特徴とする前記の[1]に記載のカテーテル(10)。
[3]前記導入部(60)ないし該導入部(60)を設けた前記挿入口(34)に、前記内視鏡(A)を密閉状態で挿通可能な弁機構(61)が設けられたことを特徴とする前記の[1]または[2]に記載のカテーテル(10)。
[4]前記コネクタ(50)および前記導入部(60)のうち少なくとも導入部(60)に、着脱可能なキャップを備えたことを特徴とする前記の[1],[2]または[3]に記載のカテーテル(10)。
[5]前記導入部(60)は、基端側が受け口として開口し、該受け口に向かって内径が漸次拡径する漏斗状に形成されたことを特徴とする前記の[1],[2],[3]または[4]に記載のカテーテル(10)。
次に、前述した解決手段に基づく作用を説明する。
前記[1]に記載のカテーテル(10)によれば、カテーテル本体(11)の内腔(12)は所定の内視鏡(A)も挿通可能であり、例えば胃瘻造設で胃内部に栄養剤を導入する用途のほか、内視鏡(A)を通してカテーテル本体(11)の留置位置を確認したり、胃内部を観察することができる。
カテーテル本体(11)の基端側にあるカテーテルヘッド(30)には、内腔(12)に連通する挿入口(34)があり、この挿入口(34)から例えば栄養剤を導入するほか、内視鏡(A)を挿通させる。仮に挿入口(34)が1つだけであり、この挿入口(34)に設けた既定規格のコネクタ(50)が内視鏡(A)を挿通不能な内径であれば、内視鏡(A)を使用できなくなる。
そこで、カテーテルヘッド(30)には、内腔(12)に連通する複数の挿入口(34)を設けて、複数の挿入口(34)の何れかに、内視鏡(A)を挿通不能な既定規格のコネクタ(50)を設けたとしても、別の挿入口(34)には、コネクタ(50)よりも内径が大きく内視鏡(A)を挿通可能な導入部(60)を設ける。これにより、既定規格のコネクタ(50)が必須の場合でも、これとは別に導入部(60)を通じて内視鏡(A)を使用することができる。
また、カテーテル本体(11)の先端側のバルーン(20)は、カテーテル本体(11)の先端側を臓器の瘻孔より体内に挿入したとき、瘻孔に係合して留置するための抜け止めとなる。このようなカテーテル(10)は、胃瘻に用いるバルーンカテーテルとして最適である。
このようにバルーン(20)を備える場合、カテーテル本体(11)の内部の内腔(12)は、カテーテル本体(11)の全長に亘り貫通して内視鏡(A)も挿通可能な主内腔(12)のほか、バルーン(20)内部に連通して膨張させる流体を注入可能な副内腔(13)を備える。そして、内腔(12)に連通する挿入口(34)は、主内腔(12)に連通する複数の主挿入口(34A,34B)のほか、副内腔(13)に連通する副挿入口(35)を備える。
複数の主挿入口(34A,34B)のうち、何れか一は主内腔(12)の軸方向に開口し、何れか他は主内腔(12)の軸方向と交差する方向に開口する。ここで一の主挿入口(34A)にコネクタ(50)を設け、他の主挿入口(34B)に導入部(60)を設ける。この場合、カテーテル本体(11)の軸方向に並ぶコネクタ(50)を、従来同様にメインとして使用することになる。
なお、逆の態様として、一の主挿入口(34A)に導入部(60)を設け、他の主挿入口(34B)にコネクタ(50)を設けても良い。この場合、内視鏡(A)を、カテーテル本体(11)の軸方向に真っ直ぐ延ばした状態で挿通させることができ、円滑に操作することが可能となる。
前記[2]に記載のカテーテル(10)によれば、前記コネクタ(50)と前記導入部(60)とは、別々の挿入口(34A,34B)に対して何れにも選択可能に設けられる。これにより、コネクタ(50)と導入部(60)の取付箇所(挿入口(34A,34B))を容易に変更することができる。なお、コネクタ(50)と導入部(60)は、カテーテル(10)の製造時に予め挿入口(34)を選択して固定しても良く、あるいは後から挿入口(34A,34B)を交換できるように設けても良い。
前記[3]に記載のカテーテル(10)によれば、前記導入部(60)ないし該導入部(60)を設けた前記挿入口(34)に、内視鏡(A)を密閉状態で挿通可能な弁機構(61)を設ける。これにより、導入部(60)を設けた挿入口(34)から、内視鏡(A)の使用時に胃内部を膨らませた空気が漏れることを防止することができる。
前記[4]に記載のカテーテル(10)によれば、前記コネクタ(50)および前記導入部(60)のうち少なくとも導入部(60)に、着脱可能なキャップを備える。これにより、コネクタ(50)や導入部(60)を使用後にキャップで塞ぐことが可能となり、例えば胃内部の内容物等が外部に漏れることを防止することができ、また外部に露出させないことで清潔に保つことができる。
前記[5]に記載のカテーテル(10)によれば、前記導入部(60)は、基端側が受け口として開口し、該受け口に向かって内径が漸次拡径する漏斗状に形成する。これにより、導入部(60)の開口より容易に内視鏡(A)の先端側を内部に導くことが可能となる。
本発明に係るカテーテルによれば、新たなコネクタを採用しても従来と同様に内視鏡を挿入することが可能であり、内視鏡を最適に使用することができる。
本発明の第1実施の形態に係るカテーテルにおいて内視鏡を挿通した状態を示す断面図である。 本発明の第1実施の形態に係るカテーテルを示す断面図である。 本発明の第2実施の形態に係るカテーテルにおいてカテーテルヘッドの分岐部から内視鏡を挿通した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施の形態に係るカテーテルにおいてカテーテルヘッドの主幹部から内視鏡を挿通した状態を示す断面図である。
以下、図面に基づき本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係るカテーテル10は、体内に先端側から挿入して使用するものである。以下、カテーテル10を、例えば胃に造設された胃瘻に挿入して胃内部に栄養剤を直接注入するのに用いる胃瘻用のカテーテルに適用して説明する。
[カテーテル10の概要]
先ず、カテーテル10の概要について説明する。
図1に示すように、カテーテル10は、長尺な管状で可撓性のあるカテーテル本体11と、カテーテル本体11の基端側に設けられたカテーテルヘッド30と、を備えている。また、カテーテル本体11の先端側には、収縮および膨張可能なバルーン20が装着されている。なお、各図においては、カテーテル本体11の中間部分を一部省略している。
カテーテルヘッド30は、カテーテル本体11の挿入方向の後方となる基端側(図1中で右側)に配置され、バルーン20は、カテーテル本体11の挿入方向の前方となる先端側(図1中で左側)に配置されている。なお、カテーテル本体11の先端側でバルーン20よりも後方寄りの途中には、図示省略したが固定具を設けても良い。固定具は、バルーン20を胃瘻より胃内部に挿入して胃壁に密着する状態で膨張させたとき、対向する体表面に当接させることで、カテーテル本体11を固定するものである。
[カテーテル本体11について]
カテーテル本体11は、細長く延びた長尺な管状であり、図1では全体的に真っ直ぐに延ばした状態を示しているが、自由に湾曲させることができる可撓性を有している。カテーテル本体11の材質は、例えばシリコーンゴムの他、ポリウレタンや軟質ポリ塩化ビニル等の柔軟な合成樹脂が適している。カテーテル本体11の内部には内腔として、メインの主内腔12にほか、バルーン20内部に連通する副内腔13が、それぞれ独立した管路として軸方向に延びるように形成されている。
主内腔12は、カテーテル本体11の全長に亘り貫通しており、栄養剤等を胃内部に導入するための管路であるが、所定の内視鏡Aも挿通可能に形成されている。主内腔12の先端は、カテーテル本体11の先端より外部に開口し、主内腔12の基端は、後述するカテーテルヘッド30の内部に連通している。主内腔12の横断面は、図示省略したが例えば、カテーテル本体11の軸心を中心とする円形のうち一端側の円弧の一部を弓形に除く形状であり、この弓形の断面領域に副内腔13が配置されている。
主内腔12の内径は、所定の内視鏡Aの外径よりも大きく、内視鏡Aを挿通させることができるように設計されている。ここで所定の内視鏡Aとは、例えばPEGスコープ(経胃瘻内視鏡)に代表される細径の内視鏡であり、カテーテル本体11の主内腔12に挿通可能なものであれば、その具体的な種類は問わない。内視鏡Aの構成自体は、一般的であるので詳細な説明は省略する。内視鏡Aは、主内腔12に挿入して、カテーテル本体11の留置位置を確認したり、胃内部を観察したりすることに用いられる。
副内腔13は、後述するバルーン20を膨張させる流体(例えば水(滅菌蒸留水)や空気等)を注入するものであり、カテーテル本体11の軸心から偏心した位置で、軸方向に延びる細い管路として形成されている。副内腔13の先端は封止されており、副内腔13の先端側は、カテーテル本体11の先端側より小孔を介してバルーン20の内部に連通している。一方、副内腔13の基端は、後述するカテーテルヘッド30の内部に連通する。
なお、カテーテル本体11の適所には、造影マーカーを設けても良い。造影マーカーは、放射線(例えばX線)の透視下で体外から位置を確認できるものである。また、カテーテル本体11の外周には、軸方向に亘って先端側を起点とする深度マークを設けても良い。深度マークは、胃内部に挿入されたカテーテル本体11の長さを確認するための目盛りである。
[カテーテルヘッド30について]
図1に示すように、カテーテル本体11の基端側には、各内腔12,13が連通接続したカテーテルヘッド30が設けられている。カテーテルヘッド30は、カテーテル本体11と同軸上に延びて主内腔12に連通した主幹部31と、主幹部31より分岐して主幹部31と共に主内腔12内に連通した一の分岐部32と、主幹部31より分岐して副内腔13に連通した他の分岐部33と、を備えた三叉のファネル(漏斗)状に形成されている。なお、カテーテルヘッド30は、カテーテル本体11とは別体として形成されており、その材質は、例えばシリコーンゴム等が適している。
カテーテルヘッド30は、各内腔12,13に連通する複数の挿入口を備えている。ここで挿入口には、主内腔12に連通する複数(本実施形態では2つ)の主挿入口34A,34Bと、副内腔13に連通する副挿入口35と、が含まれている。すなわち、主幹部31の基端開口が主挿入口34Aとなり、一の分岐部32の基端開口が主挿入口34Bとなり、他の分岐部33の基端開口は副挿入口35となっている。
複数の主挿入口34A,34Bのうち、主幹部31にある主挿入口34Aは、主内腔12の軸方向にそのまま開口しており、一の分岐部32にある主挿入口34Bは、主内腔12の軸方向に対して斜め後方へ交差する方向に開口している。また、他の分岐部33にある副挿入口35は、主幹部31を間にして主挿入口34Bと対称となり、主内腔12の軸方向に対して斜め後方へ交差する方向に開口している。なお、主挿入口34A,34Bを総称するときは、まとめて主挿入口34と表記する。
複数の主挿入口34の何れかに、内視鏡Aを挿通不能な既定規格のコネクタ50のほか、該コネクタ50よりも内径が大きく内視鏡Aを挿通可能な導入部60が、それぞれ別々に設けられている。本実施の形態では、一の主挿入口34Aにコネクタ50が設けられ、他の主挿入口34Bに導入部60が設けられているが、逆の態様として、一の主挿入口34Aに導入部60を設けて、他の主挿入口34Bにコネクタ50を設けても良い。また、副挿入口35には、副内腔13を介してバルーン20内部に連通する接続部70が設けられている。
[コネクタ50について]
コネクタ50は、主挿入口34Aに例えば栄養剤バッグを接続するための部材であり、既定規格のコネクタ50とは、例えば新たなコネクタの国際規格であるISO80369シリーズのコネクタである。ここでISO80369シリーズは、医療安全、特に医療機器間の誤接続防止を趣旨として制定された国際規格であり、従来のものに比べて小口径(内径8.5mm以下)となっている。
ISO80369シリーズのうち、特に経腸栄養分野のコネクタは「ISO80369-3」と称され、内径は2.9mmに設定されている。このような既定規格のコネクタ50の内径に対して、前述した内視鏡Aの外径の方が通常は大きくなるため、当該コネクタ50に対して内視鏡は挿通不能となる。
コネクタ50の構成自体は、一般的であるので詳細な説明は省略するが、コネクタ50のオス側の接続部51は筒状のカラーで覆われている。また、主挿入口34Aに対するコネクタ50取付口も内筒と外筒の2重管状であり、内筒と外筒の間に主挿入口34Aの端縁を嵌め込んで固定される。なお、コネクタ50には、オス側の接続部51を覆うキャップを着脱可能に備えると良い。
[導入部60について]
導入部60は、コネクタ50よりも内径が大きく内視鏡Aを挿通可能な筒状の部材である。導入部60の内径は、内視鏡Aの外径よりも大きく設定されており、導入部60の基端側は、そのまま受け口として開口している。ここで導入部60の基端側の内径は、受け口側に向かって漸次拡径する漏斗状に形成して、内視鏡Aの先端を導きやすいように構成しても良い。
導入部60の先端側は、その外周が主挿入口34Bに内嵌させて固定する接続代となっている。また、導入部60の先端側の内側には、内視鏡Aを密閉状態で挿通可能な弁機構61が設けられている。弁機構61は、導入部60に内視鏡Aを挿通させたときに該内視鏡Aを気密状態で保持する一方、内視鏡Aを挿通させないきは気密状態に閉塞するものである。
本実施の形態では、弁機構61を導入部60に一体的に設けたが、別体として構成した弁機構61を導入部60に後付けしても良く、あるいは弁機構61を、導入部60ではなく主挿入口34Bに設けるように構成しても良い。なお、導入部60にも、その基端側の受け口を覆うキャップを着脱可能に備えると良い。
[弁機構61について]
弁機構61は、例えば内視鏡Aの外径よりも若干小さな径の挿通孔62と、挿通孔62を内視鏡Aの侵入方向の反対側から覆う弁体63と、を備えている。導入部60における先端側の開口は、中央に挿通孔62が形成された隔壁で覆われており、隔壁の裏側(内視鏡Aの侵入方向の反対側)に、舌片状の弁体63が開閉可能に設けられている。なお、弁体63のみを後付けするように構成しても良い。
前記隔壁は、その周囲から中央の挿通孔62に向かって肉厚が薄く形成され、挿通孔62に内視鏡Aを挿入すると、挿通孔62は弾性変形して拡開可能である。弁体63は、通常は挿通孔62を閉じるように隔壁に重なるが、内視鏡Aを挿入すると押されて挿通孔62を開くように弾性変形して開閉可能である。このように弁機構61は、導入部60の一部として一体成形されている。
[接続部70について]
接続部70は、バルーン20を膨張させる流体を注入する例えば注射筒等を接続するための部材である。接続部70の内部には、図示省略したが逆止弁が備えられており、接続部70に注射筒等を差し込んだときだけ、副挿入口35が副内腔13を介してバルーン20内部に連通するように構成されている。すなわち、接続部70から通常時に内容物等が外部に漏れることはない。
[バルーン20について]
バルーン20は、カテーテル本体11の先端側を全周から覆う状態で伸縮可能に形成されている。詳しく言えばバルーン20は、略円筒形の袋状であり、カテーテル本体11の先端側に全周を覆う状態で被さり、バルーン20の先端口縁と基端口縁は、それぞれカテーテル本体11の外周面に所定幅の接着代で固着されている。バルーン20の内部に位置するカテーテル本体11の先端側には、前記副内腔13の途中が開口している。なお、バルーン20の材質も、例えばシリコーンゴム等が適している。
バルーン20は、副内腔13を通じて流体による加圧および減圧の操作によって、カテーテル本体11の周りで全周方向に膨張および収縮するように形成されている。すなわち、バルーン20は、副内腔13より流体が導入される加圧操作により、カテーテル本体11を中心とした例えば球形の風船状(図1中に想像線で示す)に膨張する一方、副内腔13より流体が排出される減圧操作により、カテーテル本体11の外周面に密着するように収縮する。なお、バルーン20の膨張時の形状は、球形等の所定形状になるように予め成形しておくことができる。
バルーン20の両接着代の前後には、チューブ本体11の外周面との段差をなくすためのコート部21,22が設けられている。各コート部21,22は、バルーン20の接着代の厚さ分の段差を解消すべく、当該厚さ分の外径からチューブ本体11の外径に漸次縮径するテーパー形状に設けられている。なお、各コート部21,22は、例えばシリコーン系のコーティング剤等により成形すると良い。
[カテーテル10の作用]
次に、本実施の形態に係るカテーテル10の作用について説明する。
従来の胃瘻用のカテーテルでは、カテーテル本体の内腔に連通するカテーテルヘッドの挿入口は1つであり、該挿入口に栄養剤バッグを接続したり内視鏡を通すコネクタが設けられていた。このコネクタを新たに既定規格(ISO80369-3)のコネクタ50にすると、同コネクタ50の内径は従来のものより狭いため、内視鏡Aを通過させることができなくなる。
そこで、カテーテルヘッド30には、カテーテル本体11の内腔12に連通する複数の主挿入口34A,34Bを設けて、一の主挿入口34Aに、内視鏡Aを挿通不能な既定規格のコネクタ50を設けたとしても、別の主挿入口34Bには、コネクタ50よりも内径が大きく内視鏡Aを挿通可能な導入部60を設ける。内視鏡Aの具体例として、現在流通しているPEGスコープの外径はほぼ一定である。
これにより、カテーテル10において、既定規格のコネクタ50が必須となる場合でも、これとは別に導入部60を通じて内視鏡Aを使用することが従来同様に可能となる。従って、カテーテル本体11の留置位置を確認したり、内視鏡Aにより胃内部を観察することができる。なお、コネクタ50や導入部60は、それぞれ主挿入口34A,34Bに対して予め固定されるものであり、面倒な着脱操作は不要である。
カテーテル10にあるバルーン20は、カテーテル本体11の先端側を臓器の瘻孔より体内に挿入した際に、瘻孔に係合して留置するための抜け止めとなる。よって、本カテーテル10は、胃瘻に用いるものとして最適である。このように、胃瘻用のカテーテル10である場合、その使用に際してはカテーテル本体11の先端側より胃瘻から胃内部に挿入する。このとき、バルーン20は収縮している。
バルーン20が胃内部に到達したことが確認できたら、カテーテルヘッド30の分岐部33にある接続部70に注射筒(図示せず)を差し込み、副内腔13を通じて水等の流体をバルーン20に導入する。バルーン20が膨張したらカテーテル本体11を外側に引っ張り、バルーン20を胃壁に密接させる。これにより、バルーン20は胃瘻(瘻孔)に係合して、カテーテル本体11を留置するための抜け止めとなる。
その後、カテーテルヘッド30の主幹部31にあるコネクタ50に栄養剤バッグを接続し、栄養剤を主挿入口34Aから主内腔12を通して胃内部に注入する。コネクタ50からは栄養剤だけでなく、必要に応じて各種薬剤等も注入することができる。カテーテル本体11を胃から外すときは、接続部70に再び注射筒を差し込み、副内腔13を通じてバルーン20内部の流体を外部に排出してからカテーテル本体11を引き抜けば良い。
カテーテル本体11を胃内部に留置した状態で、カテーテルヘッド30の分岐部32にある導入部60から内視鏡Aを挿通し、内視鏡Aを主挿入口34Bから主内腔12を通して胃内部に導くことができる。これにより、前述したようにカテーテル本体11の留置位置を確認したり、内視鏡Aで胃内部を観察することができる。導入部60は、基端側の受け口に向かって内径が漸次拡径する漏斗状であるため、導入部60の開口より容易に内視鏡Aの先端側を内部に導くことができる。
また、導入部60には、内視鏡Aを密閉状態で挿通可能な弁機構61があるため、胃内部を膨張させた空気等が導入部60からが外部に漏れることはない。すなわち、導入部60の先端側の隔壁には、内視鏡Aの外径よりも若干小さな径の挿通孔62があり、この挿通孔62に内視鏡Aを挿入すると、挿通孔62が弾性変形して内視鏡Aの外周に圧接して密閉状態が保持される。
挿通孔62は通常時は裏側にある弁体63によって閉じられているが、内視鏡Aを挿入することで弁体63は弾性変形し押し開かれる。一方、導入部60から内視鏡Aを引き抜くときは、挿通孔62から内視鏡Aが外れると挿通孔62は元の状態にすぼまり、かつ裏側から弁体63によって閉じられ、弁機構61は元の密閉状態に閉塞する。
このように弁機構61は、挿通孔62も弁体63も導入部60の一部として一体成形されているため、部品点数が少なく、製造コストを削減することができる。また、挿通孔62と弁体63は、他部品を介して取り付けられたり弾性変形が調整されるものではなく、弁機構61の密閉状態(シール性)にばらつきが生じることもなく、面倒な調整も不要である。
また、コネクタ50および導入部60のうち少なくとも導入部60には、前述したように着脱可能なキャップを備えると良い。ここでキャップは、例えばコネクタ50の接続部51や導入部60の受け口を密閉する状態に装着できるものであれば、蓋状や栓状等のその形態は適宜定め得る設計事項である。
このように、コネクタ50や導入部60を使用後にキャップで塞ぐことにより、胃内部の内容物等が外部に漏れることを防止することができ、また外部に露出させないことで清潔に保つことができる。なお、内視鏡Aの使用がカテーテル本体11の留置後の一時だけに限られる場合には、内視鏡Aの使用後はキャップを着脱不能に固定するように外れない構造としても良い。
図3および図4は、本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態に係るカテーテル10A,10A’は、前記第1実施の形態に係るカテーテル10と基本的な構成は共通するが、コネクタ50と導入部60とが、別々の主挿入口34A,34Bに対して何れにも選択的に装着可能に構成されている。本実施の形態によれば、コネクタ50と導入部60の取付箇所(主挿入口34A,34B)を容易に変更することができる。
カテーテルヘッド30にある各主挿入口34A,34Bは、互いに同一形状に形成されている。すなわち、各主挿入口34A,34Bの内径および外径の寸法は等しく、それぞれの端縁も同一形状となっている。各主挿入口34A,34Bの端縁は、コネクタ50取付口における内筒と外筒の間に嵌め込んで固定することができる。ここでの固定は、製造時における一回だけとして外れないように構成すると良い。
また、導入部60の先端側には、外周が一回り小径となる段部が形成されている。この段部を主挿入口34Bに内嵌させて固定することができる。ここでの固定も、製造時における一回だけとして外れないように構成すると良い。あるいは、コネクタ50と導入部60とを各主挿入口34A,34Bに対して着脱自在として、製造後においても互いに交換できるように構成しても良い。
図3では、カテーテルヘッド30の主幹部31で主内腔12の軸方向に開口した主挿入口34Aに、コネクタ50を設けている。一方、主幹部31より分岐した分岐部32で主内腔12の軸方向と交差する方向に開口した主挿入口34Bに、導入部60を設けている。この場合、カテーテル本体11の軸方向に並ぶコネクタ50を、従来同様にメインとして使用することになる。
図4では逆の態様として、主挿入口34Aに導入部60を設ける一方、主挿入口34Bにコネクタ50を設けている。この場合、内視鏡Aを、カテーテル本体11の軸方向に真っ直ぐ延ばした状態で挿通させることができ、円滑に操作することが可能となる。よって図3では、一の主挿入口34Aに対して他の主挿入口34Bが交差する角度が水平に近いほど、内視鏡Aを主挿入口34Bから主内腔12に円滑に通過させることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、カテーテル本体11、バルーン20、カテーテルヘッド30の具体的な形状や相対的な大きさは、図示したものに限定されることはない。
また、導入部60を設けた主挿入口34Bだけでなく、コネクタ50を設けた主挿入口34Aにも、主内腔12を逆流した内容物が外部に漏れることを防止するように弁機構61を設けても良い。あるいは主挿入口34Aには、一般的な逆止弁として、例えばダックビル弁等の構成な簡易なもので代用しても良い。
さらに、前記カテーテル10は、前述した胃瘻に使用するカテーテルに限定されるものではなく、他に消化管内における吸引や減圧に用いるカテーテル、気管支を閉塞するのに用いるカテーテル、あるいは、食道に生じた狭窄部を膨張するものとして、嚥下障害患者の食道入口部の膨張術に用いるカテーテル等、様々な用途のカテーテルに適用することができる。
本発明に係るカテーテルは、胃瘻カテーテルに限定されるものではなく、他に消化管内における吸引や減圧に用いるカテーテル等、様々な用途のカテーテルに適用することができる。
10,10A…カテーテル
11…カテーテル本体
12…主内腔
13…副内腔
20…バルーン
30…カテーテルヘッド
31…主幹部
32,33…分岐部
34A,34B…主挿入口
35…副挿入口
50…コネクタ
60…導入部
61…弁機構
62…挿通孔
63…弁体
70…接続部
A…内視鏡

Claims (5)

  1. 体内に先端側から挿入して使用するカテーテルにおいて、
    長尺な管状で可撓性のあるカテーテル本体と、該カテーテル本体の基端側に設けられたカテーテルヘッドと、を備え、
    前記カテーテル本体は、その内部で軸方向に延びて所定の内視鏡も挿通可能な内腔を備え、
    前記カテーテルヘッドは、前記内腔に連通する複数の挿入口を備え、
    前記複数の挿入口の何れかそれぞれに、前記内視鏡が挿通不能な内径の既定規格のコネクタと、該コネクタよりも内径が大きく前記内視鏡を挿通可能な導入部とが、別々に設けられ
    前記カテーテル本体の先端側に装着されて収縮および膨張可能なバルーンを備え、
    前記内腔は、前記カテーテル本体の全長に亘り貫通して前記内視鏡も挿通可能な主内腔のほか、前記バルーン内部に連通して該バルーンを膨張させる流体を注入可能な副内腔を備え、
    前記挿入口は、前記主内腔に連通する複数の主挿入口のほか、前記副内腔に連通する副挿入口を備え、
    前記複数の主挿入口のうち、何れか一は前記主内腔の軸方向に開口し、何れか他は前記主内腔の軸方向と交差する方向に開口し、
    前記一の主挿入口に前記コネクタが設けられ、前記他の主挿入口に前記導入部が設けられたことを特徴とするカテーテル。
  2. 前記コネクタと前記導入部とは、別々の前記挿入口に対して何れにも選択可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記導入部ないし該導入部を設けた前記挿入口に、前記内視鏡を密閉状態で挿通可能な弁機構が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記コネクタおよび前記導入部のうち少なくとも導入部に、着脱可能なキャップを備えたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のカテーテル。
  5. 前記導入部は、基端側が受け口として開口し、該受け口に向かって内径が漸次拡径する漏斗状に形成されたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のカテーテル。
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