JP7210405B2 - カテーテル - Google Patents
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Description
[1]体内に先端側から挿入して使用するカテーテル(10)において、
長尺な管状で可撓性のあるカテーテル本体(11)と、該カテーテル本体(11)の基端側に設けられたカテーテルヘッド(30)と、を備え、
前記カテーテル本体(11)は、その内部で軸方向に延びて所定の内視鏡(A)も挿通可能な内腔(12)を備え、
前記カテーテルヘッド(30)は、前記内腔(12)に連通する複数の挿入口(34)を備え、
前記複数の挿入口(34)の何れかそれぞれに、前記内視鏡(A)が挿通不能な内径の既定規格のコネクタ(50)と、該コネクタ(50)よりも内径が大きく前記内視鏡(A)を挿通可能な導入部(60)とが、別々に設けられ、
前記カテーテル本体(11)の先端側に装着されて収縮および膨張可能なバルーン(20)を備え、
前記内腔(12)は、前記カテーテル本体(11)の全長に亘り貫通して前記内視鏡(A)も挿通可能な主内腔(12)のほか、前記バルーン(20)内部に連通して該バルーン(20)を膨張させる流体を注入可能な副内腔(13)を備え、
前記挿入口(34)は、前記主内腔(12)に連通する複数の主挿入口(34A,34B)のほか、前記副内腔(13)に連通する副挿入口(35)を備え、
前記複数の主挿入口(34A,34B)のうち、何れか一は前記主内腔(12)の軸方向に開口し、何れか他は前記主内腔(12)の軸方向と交差する方向に開口し、
前記一の主挿入口(34A)に前記コネクタ(50)が設けられ、前記他の主挿入口(34B)に前記導入部(60)が設けられたことを特徴とするカテーテル(10)。
前記[1]に記載のカテーテル(10)によれば、カテーテル本体(11)の内腔(12)は所定の内視鏡(A)も挿通可能であり、例えば胃瘻造設で胃内部に栄養剤を導入する用途のほか、内視鏡(A)を通してカテーテル本体(11)の留置位置を確認したり、胃内部を観察することができる。
また、カテーテル本体(11)の先端側のバルーン(20)は、カテーテル本体(11)の先端側を臓器の瘻孔より体内に挿入したとき、瘻孔に係合して留置するための抜け止めとなる。このようなカテーテル(10)は、胃瘻に用いるバルーンカテーテルとして最適である。
このようにバルーン(20)を備える場合、カテーテル本体(11)の内部の内腔(12)は、カテーテル本体(11)の全長に亘り貫通して内視鏡(A)も挿通可能な主内腔(12)のほか、バルーン(20)内部に連通して膨張させる流体を注入可能な副内腔(13)を備える。そして、内腔(12)に連通する挿入口(34)は、主内腔(12)に連通する複数の主挿入口(34A,34B)のほか、副内腔(13)に連通する副挿入口(35)を備える。
複数の主挿入口(34A,34B)のうち、何れか一は主内腔(12)の軸方向に開口し、何れか他は主内腔(12)の軸方向と交差する方向に開口する。ここで一の主挿入口(34A)にコネクタ(50)を設け、他の主挿入口(34B)に導入部(60)を設ける。この場合、カテーテル本体(11)の軸方向に並ぶコネクタ(50)を、従来同様にメインとして使用することになる。
なお、逆の態様として、一の主挿入口(34A)に導入部(60)を設け、他の主挿入口(34B)にコネクタ(50)を設けても良い。この場合、内視鏡(A)を、カテーテル本体(11)の軸方向に真っ直ぐ延ばした状態で挿通させることができ、円滑に操作することが可能となる。
図1および図2は、本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係るカテーテル10は、体内に先端側から挿入して使用するものである。以下、カテーテル10を、例えば胃に造設された胃瘻に挿入して胃内部に栄養剤を直接注入するのに用いる胃瘻用のカテーテルに適用して説明する。
先ず、カテーテル10の概要について説明する。
図1に示すように、カテーテル10は、長尺な管状で可撓性のあるカテーテル本体11と、カテーテル本体11の基端側に設けられたカテーテルヘッド30と、を備えている。また、カテーテル本体11の先端側には、収縮および膨張可能なバルーン20が装着されている。なお、各図においては、カテーテル本体11の中間部分を一部省略している。
カテーテル本体11は、細長く延びた長尺な管状であり、図1では全体的に真っ直ぐに延ばした状態を示しているが、自由に湾曲させることができる可撓性を有している。カテーテル本体11の材質は、例えばシリコーンゴムの他、ポリウレタンや軟質ポリ塩化ビニル等の柔軟な合成樹脂が適している。カテーテル本体11の内部には内腔として、メインの主内腔12にほか、バルーン20内部に連通する副内腔13が、それぞれ独立した管路として軸方向に延びるように形成されている。
図1に示すように、カテーテル本体11の基端側には、各内腔12,13が連通接続したカテーテルヘッド30が設けられている。カテーテルヘッド30は、カテーテル本体11と同軸上に延びて主内腔12に連通した主幹部31と、主幹部31より分岐して主幹部31と共に主内腔12内に連通した一の分岐部32と、主幹部31より分岐して副内腔13に連通した他の分岐部33と、を備えた三叉のファネル(漏斗)状に形成されている。なお、カテーテルヘッド30は、カテーテル本体11とは別体として形成されており、その材質は、例えばシリコーンゴム等が適している。
コネクタ50は、主挿入口34Aに例えば栄養剤バッグを接続するための部材であり、既定規格のコネクタ50とは、例えば新たなコネクタの国際規格であるISO80369シリーズのコネクタである。ここでISO80369シリーズは、医療安全、特に医療機器間の誤接続防止を趣旨として制定された国際規格であり、従来のものに比べて小口径(内径8.5mm以下)となっている。
導入部60は、コネクタ50よりも内径が大きく内視鏡Aを挿通可能な筒状の部材である。導入部60の内径は、内視鏡Aの外径よりも大きく設定されており、導入部60の基端側は、そのまま受け口として開口している。ここで導入部60の基端側の内径は、受け口側に向かって漸次拡径する漏斗状に形成して、内視鏡Aの先端を導きやすいように構成しても良い。
弁機構61は、例えば内視鏡Aの外径よりも若干小さな径の挿通孔62と、挿通孔62を内視鏡Aの侵入方向の反対側から覆う弁体63と、を備えている。導入部60における先端側の開口は、中央に挿通孔62が形成された隔壁で覆われており、隔壁の裏側(内視鏡Aの侵入方向の反対側)に、舌片状の弁体63が開閉可能に設けられている。なお、弁体63のみを後付けするように構成しても良い。
[接続部70について]
接続部70は、バルーン20を膨張させる流体を注入する例えば注射筒等を接続するための部材である。接続部70の内部には、図示省略したが逆止弁が備えられており、接続部70に注射筒等を差し込んだときだけ、副挿入口35が副内腔13を介してバルーン20内部に連通するように構成されている。すなわち、接続部70から通常時に内容物等が外部に漏れることはない。
バルーン20は、カテーテル本体11の先端側を全周から覆う状態で伸縮可能に形成されている。詳しく言えばバルーン20は、略円筒形の袋状であり、カテーテル本体11の先端側に全周を覆う状態で被さり、バルーン20の先端口縁と基端口縁は、それぞれカテーテル本体11の外周面に所定幅の接着代で固着されている。バルーン20の内部に位置するカテーテル本体11の先端側には、前記副内腔13の途中が開口している。なお、バルーン20の材質も、例えばシリコーンゴム等が適している。
次に、本実施の形態に係るカテーテル10の作用について説明する。
従来の胃瘻用のカテーテルでは、カテーテル本体の内腔に連通するカテーテルヘッドの挿入口は1つであり、該挿入口に栄養剤バッグを接続したり内視鏡を通すコネクタが設けられていた。このコネクタを新たに既定規格(ISO80369-3)のコネクタ50にすると、同コネクタ50の内径は従来のものより狭いため、内視鏡Aを通過させることができなくなる。
本実施の形態に係るカテーテル10A,10A’は、前記第1実施の形態に係るカテーテル10と基本的な構成は共通するが、コネクタ50と導入部60とが、別々の主挿入口34A,34Bに対して何れにも選択的に装着可能に構成されている。本実施の形態によれば、コネクタ50と導入部60の取付箇所(主挿入口34A,34B)を容易に変更することができる。
11…カテーテル本体
12…主内腔
13…副内腔
20…バルーン
30…カテーテルヘッド
31…主幹部
32,33…分岐部
34A,34B…主挿入口
35…副挿入口
50…コネクタ
60…導入部
61…弁機構
62…挿通孔
63…弁体
70…接続部
A…内視鏡
Claims (5)
- 体内に先端側から挿入して使用するカテーテルにおいて、
長尺な管状で可撓性のあるカテーテル本体と、該カテーテル本体の基端側に設けられたカテーテルヘッドと、を備え、
前記カテーテル本体は、その内部で軸方向に延びて所定の内視鏡も挿通可能な内腔を備え、
前記カテーテルヘッドは、前記内腔に連通する複数の挿入口を備え、
前記複数の挿入口の何れかそれぞれに、前記内視鏡が挿通不能な内径の既定規格のコネクタと、該コネクタよりも内径が大きく前記内視鏡を挿通可能な導入部とが、別々に設けられ、
前記カテーテル本体の先端側に装着されて収縮および膨張可能なバルーンを備え、
前記内腔は、前記カテーテル本体の全長に亘り貫通して前記内視鏡も挿通可能な主内腔のほか、前記バルーン内部に連通して該バルーンを膨張させる流体を注入可能な副内腔を備え、
前記挿入口は、前記主内腔に連通する複数の主挿入口のほか、前記副内腔に連通する副挿入口を備え、
前記複数の主挿入口のうち、何れか一は前記主内腔の軸方向に開口し、何れか他は前記主内腔の軸方向と交差する方向に開口し、
前記一の主挿入口に前記コネクタが設けられ、前記他の主挿入口に前記導入部が設けられたことを特徴とするカテーテル。 - 前記コネクタと前記導入部とは、別々の前記挿入口に対して何れにも選択可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記導入部ないし該導入部を設けた前記挿入口に、前記内視鏡を密閉状態で挿通可能な弁機構が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
- 前記コネクタおよび前記導入部のうち少なくとも導入部に、着脱可能なキャップを備えたことを特徴とする請求項1,2または3に記載のカテーテル。
- 前記導入部は、基端側が受け口として開口し、該受け口に向かって内径が漸次拡径する漏斗状に形成されたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のカテーテル。
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- 2019-08-22 JP JP2019152327A patent/JP7210405B2/ja active Active
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