JP7210072B2 - 磁気冷凍材料、これを用いたamrベッド、および、磁気冷凍装置 - Google Patents
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Description
前記Rの主たる構成元素は、具体的には、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、および、イッテルビウム(Yb)からなる群から少なくとも1種選択される希土類元素を含んでもよい。
好ましくは、前記Rは、Tb、Dy、Ho、および、Erから選択される少なくとも1種の希土類元素を含有する。さらに好ましくは、前記Rは、Ho、および、Erから選択される少なくとも1種の希土類元素をRの主たる構成元素とすることを特徴とする。例えば、GdB2、TbB2、DyB2、HoB2、ErB2、TmB2、およびYbB2から選択される少なくとも1種の希土類ホウ化物であってもよい。例えば、(Gd,Tb)B2、(Gd,Dy)B2、(Gd,Ho)B2、(Gd,Er)B2、(Gd,Tm)B2、(Gd,Yb)B2、(Tb,Dy)B2、(Tb,Ho)B2、(Tb,Er)B2、(Tb,Tm)B2、(Tb,Yb)B2、(Dy,Ho)B2、(Dy,Er)B2、(Dy,Tm)B2、(Dy,Yb)B2、(Er,Tm)B2、(Er,Yb)B2、または、(Tm,Yb)B2、からなる擬二元系の希土類ホウ化物であってもよい。
前記磁気冷凍材料において、10K以上80K以下の温度範囲において2つの相転移点を有してもよい。好ましくは、相転移点の間隔が、2K以上10K以下の範囲であってもよい。
前記2つの相転移点のうち低温側の相転移点においては、スピン再配列による相転移が生じてもよい。
前記固溶体は、組成式R1-xM1xB2-2yM22yで表され、xは0≦x<1、且つ、yは0≦y≦0.5の範囲であり、但し、x=0とy=0を同時に満たす場合を除くものとすることができる。Rは少なくとも1種の希土類元素であり、M1はイットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジウム(Pr)、ネオジウム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユーロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、および、ルテチウム(Lu)の中で前記Rとは異なる元素であり、M2は、アルミニウム(Al)、炭素(C)、ケイ素(Si)、コバルト(Co)およびニッケル(Ni)からなる群から少なくとも1種選択される元素であってもよい。尚、前記結晶や固溶体においては、微量の不可避な不純物を含むものも前記結晶や固溶体として含まれてもよい。
好ましくは、前記Rは、少なくとも、Ho、および、Erから選択される少なくとも1種の希土類元素である。さらに好ましくは、前記Rは、少なくとも、Hoおよび/またはErを含有し、前記M1は、Eu、Gd、TbおよびDyからなる群から少なくとも1種選択される希土類元素である。
前記副相は、前記M1で表される元素、および/または、前記RとM1との固溶体を含有してもよい。
前記R相は、0.1体積%以上10体積%以下の範囲で含有されることが好ましい。
前記組成式RB4で表される結晶相は、0.1体積%以上20体積%以下の範囲で含有されることが好ましい。
本発明の実施例において、磁気冷凍材料の1つの形態は、50μm以上1000μm以下の範囲の粒子径を有する粒子である。
本発明の実施例において、磁気冷凍材料の別の形態は、50μm以上1000μm以下の直径を有する線材である。
本発明の実施例において、磁気冷凍材料のさらに別の形態は、50μm以上1000μm以下の厚さを有する板材である。
本発明の実施例において、AMRベッドは、上述の磁気冷凍材料を備えてもよい。例えば、低温域に大きな磁気熱量効果を有する上記主相を備え、前記の副相が主相中に微細に分散し、上記の形態をとる磁気冷凍材料が充填されて成ることを特徴とするAMRベッドである。好ましくは、アスペクト比(長径と短径の比)が1:4以下の形態をもつ上記磁気冷凍材料の粒子が、熱輸送冷媒の流路を妨げないように充填されてなることを特徴とするAMRベッドである。AMRベッドへの磁気冷凍材料の好ましい充填率は50体積%から70体積%の範囲であってもよい。充填率が低すぎると磁気冷凍材料の十分な冷凍機能を確保することができない恐れがあり、充填率が高すぎるとAMRサイクル運転の際に冷媒の圧力損失が上昇し十分な冷凍性能を得ることができない恐れがあるためである。
本発明における実施例において、磁気冷凍装置は、上述のAMRベッドを備え、前記AMRベッドに磁場を印加する磁場印加手段と、冷温により例えば水素やヘリウムなどの被冷却物(これらが濃縮液化されるべく供給される液化容器を含んでもよい)を冷却する冷却ステージと、前記AMRベッドにより発生する温熱を排熱する熱交換器とをさらに備えてもよい。
実施の形態1では、本発明の実施例において、磁気冷凍材料について説明する。
R相は、HCP(六方最密充填)構造の結晶構造を有するR結晶を含む。表4Aから表4Fには、Rが、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、および、ツリウム(Tm)である場合のR結晶の結晶構造パラメータを示す。これらのR結晶の結晶型はいずれもMg型であり、hcp構造を有する。
RB4相は、UB4-typeの結晶構造を有するRB4結晶を含む。ここで、Rは、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、および、イッテルビウム(Yb)から選択される少なくとも一種の希土類元素を含む。表5Aから表5Gには、Rが、それぞれ、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、および、Ybである場合の組成式RB4で表されるRB4結晶の結晶構造パラメータを示す。
ここで、板材形態に加工した磁気冷凍材料をAMRベッドおよび磁気冷凍装置に用いる場合には、AMRベッド内で熱輸送冷媒の流動方向に平行で且つ、AMRベッドに印加される磁場方向に平行となるように磁気冷凍材料の板面を向けてAMRベッド内に配置されることが、高い冷凍性能を得るために特に有効である。
実施の形態2では、本発明の実施例の磁気冷凍材料を用いた磁気冷凍装置について説明する。
図3Aは、本発明の実施例において、磁気冷凍装置の主要部を示す模式図である。
仕込みの組成比をHo:Bが1.2:2から1:2の範囲で変える以外は同様の方法で、アーク溶解法を用いて、インゴット試料を作成した(実施例1~2、比較例1~3)。ここでは、仕込みの組成比ではなく、生成されたインゴット試料の組成を定量することにより、主相及び副相(R相及びRB4相)の組成を求め、併せて、主相及び副相の組成比を求めた(表7参照)。詳しくは、ホルミウム金属(純度99.9%、日本イットリウム株式会社製)およびホウ素(純度99.5%、株式会社高純度化学研究所製)を秤量・混合し、水冷式銅製アーク溶解炉の銅ハースに配置し、アルゴン雰囲気中で、アーク溶解を行った。粉末X線回折(Cu、Kα線)およびSEM観察により、材料の相構成を同定した。得られたインゴット試料の形態は、およそ1cm程度の球であった。これらの試料について、磁化の磁場依存性および温度依存性を測定し、(1)式を用いて磁気エントロピー変化ΔSMを見積もった。(1)式において、Mは磁化、Tは温度、Hは外部印加磁場である。さらに外部からの機械的応力印加に対する耐性を評価するため、独自の加速試験を実施し、試料の強度について比較検討した。ここでは、3x3x3mm3のサイズに切り出した各試料に対して、プレス型破砕機を用いて繰り返し応力印加による破砕試験を行った。各試料に印加する力の大きさを同一にして、最も大きい試料片の質量がもとの質量の1/10以下になるまでのプレス回数を計測した。これらの結果を図5~図9および表6に示す。
図6は、実施例2の試料の断面のSEMの反射電子像を示す図である。
図7は、磁化測定結果を用いて(1)式より評価した実施例1の試料の磁気エントロピー変化ΔSMの温度依存性を示す図である。
図8は、実施例1と比較例2の試料の磁化過程を、磁場5Tのときの磁化で規格化して示した図である。
図9は、副相(Ho相)の含有率とヒステリシスの磁化に対する影響との関係を示す図である。
ここで、磁化の磁場依存性に関する測定では、(1)磁場を増加させながら磁化を測定する場合と、(2)磁場を減少させながら磁化を測定する場合の2通りの磁化過程評価を行って、両者の比較により判定することができる。磁気冷凍材料として理想的にヒステリシスが無い場合には、(1)(2)の磁化過程の曲線は一致する。実際の物質では完全一致することは殆どないことが実情である。例えば、許容できる誤差程度の範囲(例えば、相対誤差において、5%以下)で僅かにズレる。
本発明の実施例において、冷凍サイクルに適用する際に、実際のAMRサイクルの運転で支障がでる大きなヒステリシスを発現しているかどうか、言い換えると観測したヒステリシスの度合いが問題となるかならないかの判定は、(1)(2)の磁化過程の磁化の差で評価できる。これは、磁化の低下とヒステリシスの有無は原則1対1対応しており、磁化の低下が著しい際には、AMRサイクルにおける磁場の印加/除去のサイクルで、温度サイクルの形成に支障をきたし、磁気冷凍性能が得られないかもしれない。本発明者らの研究から、例えば、図9に示す規格化された磁化で20%程度以下であれば、許容されてもよい。
仕込みの組成比をHo:Bが1:2~1:2.3の範囲で変化させた以外は[実施例1~2、比較例1~3]と同様の方法で、アーク溶解法を用いて、インゴット試料を作製した(実施例3~6、比較例1、4)。これらの試料について、X線回折およびSEM観察により材料の相構成を同定し、磁化の磁場依存性および温度依存性から(1)式を用いて磁気エントロピー変化を算出し、機械強度についても評価検討した。これらの結果を図10~図13および表7に示す。
図11は、実施例6の試料の断面のSEMの反射電子像を示す図である。
図12は、実施例3と比較例4の試料の磁化過程を示した図である。
図13は、副相(HoB4相)の含有率と磁化の低下との関係を示す図である。
これまで、一種類のRに関するものについて述べてきたが、本発明の実施例において、2種または複数種のRからなるRB2相を得ることができる。これらは、それぞれ、好ましい磁気特性を有していた。例えば、図14は、Ho1-xGdxB2を主相とする本発明の実施例の磁気冷凍材料について、磁化測定結果を用いて(1)式より評価した試料の磁気エントロピー変化ΔSMの温度依存性を示す図である。図15は、Ho1-xTbxB2を主相とする本発明の実施例の磁気冷凍材料について、磁化測定結果を用いて(1)式より評価した試料の磁気エントロピー変化ΔSMの温度依存性を示す図である。図16は、Ho1-xDyxB2を主相とする本発明の実施例の磁気冷凍材料について、磁化測定結果を用いて(1)式より評価した試料の磁気エントロピー変化ΔSMの温度依存性を示す図である。図17は、Ho1-xErxB2を主相とする本発明の実施例の磁気冷凍材料について、磁化測定結果を用いて(1)式より評価した試料の磁気エントロピー変化ΔSMの温度依存性を示す図である。これらから分かるように、何れも高い磁気エントロピー変化ΔSMを有する。
表3Aから表3Gに示すようにRB2相を構成するRB2結晶は、いずれも同じ結晶構造型を有しており、それぞれの格子定数は互いに近似する。上述のように2種類の希土類元素を含むRB2結晶を含むRB2相を含む主相を有する磁気冷凍材料は、何れも高い磁気エントロピー変化ΔSMを有するが、これは、主相がRB2結晶のいわゆる固溶体を含んで機能したためと思われる。そして、このような磁気冷凍材料は、主相に加え、副相を含んでよい。この副相は、R相および/またはRB4相を含むが、Rは主相に含まれる希土類元素R(特に、2種以上の希土類元素)と共通してよい。表4Aから表4F並びに表5Aから表5Gに示すように、R相に含まれるR結晶(希土類金属結晶)は、それぞれ同じ結晶構造型を有し、格子定数も近似する。また、RB4相に含まれるRB4結晶は、それぞれ同じ結晶構造型を有し、格子定数も近似する。従って、2種以上の希土類元素を含む磁気冷凍材料についても同様な効果が得られることが分かる。そして、3種以上の希土類元素を含む磁気冷凍材料についても同様な効果が得られることが分かる。
110 主相
120 副相
200 磁気冷凍装置
220 AMRベッド
230 磁場印加手段
240 熱交換器
250 液化容器
260 予冷段
270 80Kシールド
280 300Kシールド
290 冷却ステージ
300A 熱輸送冷媒の移動方向
300B 熱輸送冷媒の移動方向
460 仕切り
Claims (16)
- 主相および副相を含む磁気冷凍材料であって、
前記副相は、前記主相中に分散され、
前記主相は、AlB2型結晶構造を有し、組成式RB2(Bはホウ素、Rは少なくとも1種の希土類元素)で表される結晶または前記結晶の固溶体を含み、
前記副相は、R相および/またはRB4相を含む、磁気冷凍材料。 - 前記希土類元素は、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、および、イッテルビウム(Yb)からなる群から選択される少なくとも1種の希土類元素を含む、請求項1に記載の磁気冷凍材料。
- 前記希土類元素は、Tb、Dy、Ho、および、Erからなる群から選択される少なくとも1種の希土類元素を含む、請求項2に記載の磁気冷凍材料。
- 10K以上80K以下の温度範囲において2つの相転移点を有し、かつ、前記2つの相転移点の間隔は、2K以上10K以下の範囲である、請求項1~3のいずれかに記載の磁気冷凍材料。
- 前記2つの相転移のうち低温側の相転移は、スピン再配列による相転移である、請求項4に記載の磁気冷凍材料。
- 前記主相がu体積%であり、
前記R相がv体積%であり、
前記RB4相がw体積%であり、
前記u、v、wが、
0<u<100、
0≦v≦10、
0≦w≦20、
0<v+w、及び
u+v+w=100、
の関係を満足する、請求項1~5のいずれかに記載の磁気冷凍材料。 - 前記Rは、少なくとも、Hoおよび/またはErを含み、更に、Eu、Gd、TbおよびDyからなる群から選択される少なくとも1種の希土類元素を含む、請求項6に記載の磁気冷凍材料。
- 前記副相は、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、および、Ybからなる群から選択される少なくとも2種の希土類元素からなる固溶体を含む、請求項6または7に記載の磁気冷凍材料。
- 前記R相は、0.1体積%以上10体積%以下の範囲で含有される、請求項1~8のいずれかに記載の磁気冷凍材料。
- 前記組成式RB4で表される結晶相は、0.1体積%以上20体積%以下の範囲で含有される、請求項1~8のいずれかに記載の磁気冷凍材料。
- 50μm以上1000μm以下の範囲の粒子径を有する粒子である、請求項1~10のいずれかに記載の磁気冷凍材料。
- 50μm以上1000μm以下の範囲の直径を有する線材である、請求項1~10のいずれかに記載の磁気冷凍材料。
- 50μm以上1000μm以下の範囲の厚さを有する板材である、請求項1~10のいずれかに記載の磁気冷凍材料。
- 請求項1~13のいずれかに記載の磁気冷凍材料を備えるAMRベッド。
- AMRベッドを備えた磁気冷凍装置であって、前記AMRベッドは、請求項14に記載のAMRベッドである、磁気冷凍装置。
- 前記AMRベッドに磁場を印加する磁場印加手段と、冷温により被冷却物を冷却する冷凍ステージと、前記AMRベッドにより発生する温熱を排熱する熱交換器とをさらに備える、請求項15に記載の磁気冷凍装置。
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