JP7209845B2 - チリングユニット及びチリングユニットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置、ヒートポンプ給湯装置、あるいは、冷凍装置等を構成するチリングユニット及び当該チリングユニットを複数有するチリングユニットシステムに関するものである。
従来、筺体内に、空気用熱交換器、送風機、圧縮機及び熱交換器等のヒートポンプ構成機器が収容された、ヒートポンプ式の熱源機であるチリングユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のチリングユニットは、上部筐体と下部筐体とからなる筐体を備えており、空気用熱交換器及び送風機は、上部筐体内に収容されており、圧縮機及び熱交換器は、下部筐体内に収容されている。上部筺体は、正面視における左右両側面を下方に向けて幅が縮小するように傾斜して形成されており、下部筐体は、上部筐体下面に連続して設けられている。
特許第5500725号公報
しかしながら、特許文献1のチリングユニットの下部筐体は、正面形状及び背面形状が矩形状となる直方体形状に形成されており、下部筐体の左右方向の幅長が、上部筐体下面の左右方向の幅長と同等に設定されている。しかし、下部筐体の左右方向の幅長が、上部筐体下面の左右方向の幅長と同等に設定されていることで、筐体内の空間に余裕がなく、圧縮機等の冷媒回路を構成する装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度が制約されている。
本発明は、上述のような課題を解決するためのものであり、圧縮機等の冷媒回路を構成する装置が収容される筐体内の空間に余裕があり、冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させたチリングユニット及びチリングユニットシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るチリングユニットは、長尺の箱形に形成されており、圧縮機及び熱交換器を内部に収容する機械室ユニットと、圧縮機及び熱交換器と共に冷媒回路を構成し、機械室ユニットの上部に載置される複数の空気熱交換器と、を備え、複数の空気熱交換器のうち、機械室ユニットの短手方向において対向して配置されている一対の空気熱交換器は、機械室ユニットから遠い側の上端部同士の間隔が、機械室ユニットに近い側の下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾斜して配置されており、短手方向において、機械室ユニットの上面部における側壁間の幅を上部幅と定義し、一対の空気熱交換器における下端部の外側面間の幅を熱交換器下部幅と定義した場合に、上部幅が熱交換器下部幅よりも大きく形成されており、短手方向において、機械室ユニットの底面部における側壁間の幅を下部幅と定義した場合に、機械室ユニットは、機械室ユニットの長手方向に対する垂直断面が台形状に形成されており、上部幅が下部幅よりも大きく形成されており、長手方向と短手方向とに垂直な上下方向において、機械室ユニットの上面部と底面部との間の寸法を高さ寸法と定義した場合に、機械室ユニットは、上部幅と高さ寸法とが等しい大きさに形成されているものである。
本発明に係るチリングユニットシステムは、上述のチリングユニットを複数台設置して構成されるチリングユニットシステムであって、短手方向において、隣接する2基のチリングユニットの、機械室ユニット同士の間隔が400mm以上に設定されているものである。
本発明によれば、チリングユニットは、機械室ユニットの上部幅が、1対の空気熱交換器の熱交換器下部幅よりも大きくなるように形成されている。チリングユニットは、機械室ユニットの上部幅と1対の空気熱交換器の熱交換器下部幅とが等しい特許文献1のチリングユニットと比較して、圧縮機等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット内の空間に余裕がある。そのため、チリングユニットは、特許文献1のチリングユニットと比較して、冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。
実施の形態1に係るチリングユニットの斜視図である。 実施の形態1に係るチリングユニットの側面図である。 実施の形態1に係るチリングユニットの正面図である。 図1に示す機械室ユニットの構造を概略的に示す概念図である。 図1に示す機械室ユニットの内部構造を概略的に示す平面図である。 実施の形態1に係るチリングユニットの、空気熱交換器と機械室ユニットとの関係を示す概念図である。 比較例に係るチリングユニットの正面図である。 実施の形態2に係るチリングユニットの正面図である。 実施の形態3に係るチリングユニットの正面図である。 図9に示す機械室ユニットの構造を概略的に示す概念図である。 実施の形態4に係るチリングユニットの正面図である。 実施の形態5に係るチリングユニットシステムを示した斜視図である。 実施の形態5に係るチリングユニットシステムを構成する、隣接する2基のチリングユニットの関係を示す概念図である。 実施の形態5に係るチリングユニットシステムを構成する、隣接する2基のチリングユニットの関係を示す概念図である。
以下、実施の形態に係るチリングユニット100及びチリングユニットシステム110について図面等を参照しながら説明する。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」又は「後」等)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
実施の形態1.
[チリングユニット100]
図1は、実施の形態1に係るチリングユニット100の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るチリングユニット100の側面図である。図3は、実施の形態1に係るチリングユニット100の正面図である。なお、図3は、図1の白抜き矢印の方向にみたチリングユニット100の正面図である。図1~図3を用いてチリングユニット100の全体像について説明する。なお、図1を含む以下の図面に示すX軸は、チリングユニット100の長手方向を示し、Y軸はチリングユニット100の幅方向あるいは左右方向を示し、Z軸はチリングユニット100の上下方向を示すものである。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、チリングユニット100を使用可能な状態に設置したときのものである。
チリングユニット100は、チラー装置の熱源装置として利用されるものである。チリングユニット100は、負荷側ユニット(図示は省略)から水若しくは不凍液等の伝熱流体が供給され、その伝熱流体は、チリングユニット100において冷却又は加熱され、負荷側ユニットに送給される。チリングユニット100は、このように伝熱流体を循環させることにより、負荷側ユニットに冷熱又は温熱を供給する。
チリングユニット100は、長尺状に形成されており、熱源側の冷凍サイクルを構成する空気熱交換器1と、ファン5と、機械室ユニット4と、を有している。
(空気熱交換器1)
空気熱交換器1は、内部を流れる冷媒と外気との熱交換を行うものであって、蒸発器又は凝縮器として機能する。空気熱交換器1は、複数の伝熱管7と、複数のフィン8とを有している。空気熱交換器1は、例えば、パラレルフロー型の熱交換器であり、一対のヘッダ(図示は省略)と、複数の伝熱管7と、複数のフィン8とを有している。伝熱管7は、例えばアルミ扁平管であり、フィン8は、例えばコルゲートフィンである。なお、空気熱交換器1はパラレルフロー型の熱交換器に限るものではない。空気熱交換器1は、例えば、複数の板状のフィン8が並列して配置され、伝熱管7が複数のフィン8を貫通しているフィンアンドチューブ型の熱交換器であってもよい。空気熱交換器1は、空気熱交換器1A、空気熱交換器1B、空気熱交換器1C、及び空気熱交換器1Dの4つの空気熱交換器1を有している。空気熱交換器1Aは第1空気熱交換器であり、空気熱交換器1Bは第2空気熱交換器であり、空気熱交換器1Cは第3空気熱交換器であり、空気熱交換器1Dは第4空気熱交換器である。
機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)において、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとは、互いに対向して配置されている。空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとからなる一対の空気熱交換器1は、機械室ユニット4から遠い側の上端部11a同士の上部間隔SP1が機械室ユニット4に近い側の下端部11b同士の下部間隔SP2よりも大きくなるよう傾けられて配置されている。すなわち、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとは、図3に示すように、チリングユニット100の正面からみたときV字を形成するよう傾けられて配置されている。機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)において、互いに対向する空気熱交換器1Cと空気熱交換器1Dとも、同様にV字状となるよう傾けられて配置されている。実施の形態1では、空気熱交換器1Aの傾斜角度αは、例えば、65度~80度である。空気熱交換器1B、空気熱交換器1C、及び空気熱交換器1Dは、空気熱交換器1Aと同様に傾斜角度が65度~80度となるように配置されている。
空気熱交換器1A、空気熱交換器1B、空気熱交換器1C、及び空気熱交換器1Dの上方には天枠60が設けられている。天枠60は、チリングユニット100の上壁を構成する。天枠60は、支持柱70によって、機械室ユニット4と固定されている。支持柱70は、チリングユニット100の長手方向(X軸方向)の両端部に設けられている。支持柱70は、チリングユニット100の長手方向(X軸方向)のそれぞれの端部において、2本ずつ配置されている。2本の支持柱70は、上下方向に延びるように配置されており、短手方向(Y軸方向)において、互いに間隔を開けて配置されている。支持柱70は、上端部が天枠60と固定され、下端部が機械室ユニット4と固定されている。
チリングユニット100の短手方向(Y軸方向)において、チリングユニット100の一方の側面には、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Cとの間の空間を覆うように側面パネル50が配置されている。側面パネル50は、略長方形に形成されている板状のパネルである。側面パネル50は、上下方向(Z軸方向)かつ長手方向(X軸方向)に延びるように設けられている。側面パネル50は、上述した空気熱交換器1の傾斜に沿って配置されている。なお、チリングユニット100の短手方向(Y軸方向)において、チリングユニット100の他方の側面にも、空気熱交換器1Bと空気熱交換器1Dとの間の空間を覆うように側面パネル50が配置されている。
チリングユニット100の長手方向(X軸方向)において、チリングユニット100の一方の側面には、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとの間の空間を覆うように側面パネル51が配置されている。側面パネル51は、略台形状に形成されている板状のパネルである。側面パネル51は、上縁部51aが下縁部51bよりも長く形成されている。側面パネル51は、上下方向(Z軸方向)かつ短手方向(Y軸方向)に延びるように設けられている。側面パネル51は、チリングユニット100の長手方向(X軸方向)において、空気熱交換器1A及び空気熱交換器1Bの端部の一部を覆うように配置される。なお、チリングユニット100の長手方向(X軸方向)において、チリングユニット100の他方の側面にも、空気熱交換器1Cと空気熱交換器1Dとの間の空間を覆うように側面パネル51が配置されている。側面パネル51は、チリングユニット100の長手方向(X軸方向)において、空気熱交換器1C及び空気熱交換器1Dの端部の一部を覆うように配置される。
(ファン5)
天枠60には、上述のファン5が設けられている。ファン5は、空気熱交換器1を通過し、後述するベルマウス6A等の空気吹出口14から排出される空気の流れを形成する。ファン5は、軸流ファンを備えた送風手段であり、空気熱交換器1における熱交換を効率的に行うための空気の流れを生成する。ファン5は、ファン5A、ファン5B、ファン5C、及びファン5Dの4つのファン5を有している。
また、天枠60には、ベルマウス6A、ベルマウス6B、ベルマウス6C、及びベルマウス6Dが設けられている。ベルマウス6A、ベルマウス6B、ベルマウス6C、及びベルマウス6Dの内部には、それぞれファン5A、ファン5B、ファン5C、及びファン5Dが配置されている。
ベルマウス6A、ベルマウス6B、ベルマウス6C、及びベルマウス6Dの上端部には空気吹出口14が形成されている。チリングユニット100は、ファン5の吹き出し側が上方を向いている「トップフロー形態」である。ベルマウス6A、ベルマウス6B、ベルマウス6C、及びベルマウス6Dの空気吹出口14には、それぞれファンガード17が設けられており、ファン5A、ファン5B、ファン5C、及びファン5Dは、それぞれファンガード17で覆われている。
図4は、図1に示す機械室ユニット4の構造を概略的に示す概念図である。図1及び図4において機械室ユニット4が占める空間は点線で示されている。図1及び図4を用いて機械室ユニット4の構造について説明する。機械室ユニット4は、長尺の箱形に形成されており、直方体状に形成されている。機械室ユニット4は、直方体状に形成されたフレーム40と、フレーム40同士の間の空間を覆う側壁45とを有する。
フレーム40は、台枠41と、門柱42と、中間柱43と、上部梁44とを有している。門柱42は、門柱42A、門柱42B、門柱42C、及び門柱42Dの4本の門柱42を有する。中間柱43は、中間柱43A、中間柱43B、中間柱43C、及び中間柱43Dの4本の中間柱43を有する。台枠41は、平面視で長方形状に形成され、フレーム40の底部を構成する。
門柱42A、門柱42B、門柱42C、及び門柱42Dは、台枠41の4つの角部において、台枠41と直交する方向に延びるよう設けられている。中間柱43A及び中間柱43Bは、台枠41の長手方向(X軸方向)において、門柱42Aと門柱42Cとの間に、間隔をあけて設けられている。中間柱43C及び中間柱43Dは、台枠41の長手方向(X軸方向)において、門柱42Bと門柱42Dとの間に、間隔をあけて設けられている。中間柱43A、中間柱43B、中間柱43C、及び中間柱43Dは、台枠41と直交する方向に延びるよう設けられている。上部梁44は、門柱42A、門柱42B、門柱42C、及び門柱42D、並びに中間柱43A、中間柱43B、中間柱43C、及び中間柱43Dの上に設けられている。なお、上述したフレーム40の構造は、一例であり、機械室ユニット4が、直方体状に形成されていれば、上記構成に限定されるものではない。
機械室ユニット4の上部梁44にはベース10が設けられている。ベース10は、門柱42及び中間柱43により支持されている。上述した空気熱交換器1A、空気熱交換器1B、空気熱交換器1C、及び空気熱交換器1Dは、ベース10上に配置されている。すなわち、複数の空気熱交換器1は、機械室ユニット4の上部に載置されている。また、機械室ユニット4の上部には、ドレンパン55が設けられている。ドレンパン55は、空気熱交換器1から排水された水滴を受ける。ドレンパン55は、空気熱交換器1から落下する水滴を受けるために、空気熱交換器1の下方に配置されている。ドレンパン55は、機械室ユニット4の長手方向(X軸方向)に延びるように設けられている。ドレンパン55は、空気熱交換器1から重力により自然流下した水滴をドレン水として溜めて排出口(図示は省略)へ導く。
側壁45は、機械室ユニット4の長手方向(X軸方向)の両端部に配置される第1側壁45aと、機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)の両端部に配置される第2側壁45bとを有する。第1側壁45aは、上下方向(Z軸方向)かつ短手方向(Y軸方向)に延びるように設けられた板状の側壁である。第1側壁45aは、門柱42Aと門柱42Bとの間に形成された空間を覆うように配置されている。また、第1側壁45aは、門柱42Cと門柱42Dとの間に形成された空間を覆うように配置されている。第2側壁45bは、上下方向(Z軸方向)かつ長手方向(X軸方向)に延びるように設けられた板状の側壁である。第2側壁45bは、門柱42Aと中間柱43Aとの間に形成された空間、中間柱43Aと中間柱43Bとの間に形成された空間、中間柱43Bと門柱42Cとの間に形成された空間をそれぞれ覆うように配置されている。また、第2側壁45bは、門柱42Bと中間柱43Cとの間に形成された空間、中間柱43Cと中間柱43Dとの間に形成された空間、中間柱43Dと門柱42Dとの間に形成された空間をそれぞれ覆うように配置されている。
図5は、図1に示す機械室ユニット4の内部構造を概略的に示す平面図である。機械室ユニット4の内部には圧縮機31、流路切替装置33、熱交換器3及び減圧装置(図示は省略)が収容されている。そして、圧縮機31、流路切替装置33、熱交換器3、減圧装置及び空気熱交換器1が冷媒配管にて直列に接続されて冷媒回路が構成されている。また、複数のチリングユニット100のそれぞれの熱交換器3は、水配管にて並列に接続されており、水配管内の伝熱流体がポンプユニット(図示は省略)によって、熱交換器3を通過して負荷側ユニット(図示せず)に循環するように構成される。また、機械室ユニット4に設置されている複数の機器には、制御箱32が含まれている。制御箱32については後述する。
圧縮機31は、低温低圧の状態の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温高圧の状態の冷媒にして吐出させる。流路切替装置33は、例えば四方弁であり、制御装置(図示は省略)の制御により、冷媒の流路を切り替える。熱交換器3は、冷媒と、水若しくは不凍液等の伝熱流体とを熱交換させる。減圧装置は、例えば膨張弁であり、冷媒を減圧させる。制御箱32は、内部に、例えば、流路切替装置33を制御する制御基板、減圧装置の開度等を制御する制御基板、あるいは、圧縮機31の回転数等を制御するインバータ基板等を収容している。
機械室ユニット4は、ヒーター57を有してもよい。チリングユニット100を寒冷地で運転する場合、ドレンパン55の残氷の処理が問題となる場合がある。チリングユニット100は、ヒーター57を有するため、寒冷地での運転に際してヒーター57を使用することでドレンパン55の氷を融かすことができ、あるいは、ドレン水の氷結を防ぐことができる。機械室ユニット4がヒーター57を有する場合には、ヒーター57は、空気熱交換器1の近くに配置される。例えば、ヒーター57は、空気熱交換器1の下端部11bに沿って、機械室ユニット4の長手方向(X軸方向)に延びるように、ドレンパン55の上方に配置される。
[チリングユニット100の動作]
チリングユニット100は、ファン5により外部の空気を空気熱交換器1に通過させることで、空気と空気熱交換器1内の冷媒とを熱交換させ、熱交換後の空気を上方から排出する。チリングユニット100は、流路切替装置33の切り替えにより、空気熱交換器1が凝縮器、熱交換器3が蒸発器として機能する冷房運転と、空気熱交換器1が蒸発器、熱交換器3が凝縮器として機能する暖房運転との切り替えが可能である。冷房運転では、熱交換器3で冷やされた伝熱流体を生成し、例えばこの冷やされた伝熱流体を負荷側ユニット(図示せず)に供給して負荷側(室内側)の空気を冷却し、室内の冷房を行う。また、暖房運転では、熱交換器3で温められた伝熱流体を生成し、例えばこの温められた伝熱流体を負荷側ユニット(図示せず)に供給して負荷側(室内側)空気を加熱し、室内の暖房を行う。
[空気熱交換器1と機械室ユニット4との関係]
図6は、実施の形態1に係るチリングユニット100の、空気熱交換器1と機械室ユニット4との関係を示す概念図である。図6では、空気熱交換器1と、機械室ユニット4との関係を説明するために、支持柱70等、一部の構成の図示を省略している。ここで、チリングユニット100の短手方向(Y軸方向)において、機械室ユニット4の上面部24aにおける側壁間の幅を上部幅WA1と定義する。そして、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとからなる一対の空気熱交換器1における下端部11bの外側面間の幅を熱交換器下部幅WBと定義する。上述したように、機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)において、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとは、互いに対向して配置されている。チリングユニット100は、図6に示すように、上部幅WA1が熱交換器下部幅WBよりも大きく形成されている。すなわち、チリングユニット100は、上部幅WA1>熱交換器下部幅WBとなるように形成されている。
また、チリングユニット100は、上部幅WA1と熱交換器下部幅WBとの差が50mm以内となるように形成されている。すなわち、チリングユニット100は、0mm<上部幅WA1-熱交換器下部幅WB≦50mmとなるように形成されている。
更に、機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)において、機械室ユニット4の底面部24bにおける側壁間の幅を下部幅WA2と定義する。また、機械室ユニット4の長手方向(X軸方向)と短手方向(Y軸方向)とに垂直な上下方向(Z軸方向)において、機械室ユニット4の上面部24aと底面部24bとの間の寸法を高さ寸法HCと定義する。この場合、機械室ユニット4は、上部幅WA1と、下部幅WA2と、高さ寸法HCとが等しい大きさに形成されている。換言すると、チリングユニット100は、機械室ユニット4は、上部幅WA1と下部幅WA2とが等しく、かつ、上部幅WA1及び下部幅WA2と高さ寸法HCとが等しい。すなわち、チリングユニット100は、(上部幅WA1=下部幅WA2)=高さ寸法HCとなるように形成されている。
[チリングユニット100の作用効果]
チリングユニット100は、機械室ユニット4の上部幅WA1が、1対の空気熱交換器1の熱交換器下部幅WBよりも大きくなるように形成されている。チリングユニット100は、機械室ユニット4の上部幅WA1と1対の空気熱交換器1の熱交換器下部幅WBとが等しい場合と比較して、圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット4内の空間に余裕がある。そのため、チリングユニット100は、機械室ユニット4の上部幅WA1と1対の空気熱交換器1の熱交換器下部幅WBとが等しい場合と比較して、冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。
図7は、比較例に係るチリングユニット100Lの正面図である。チリングユニット100Lの短手方向(Y軸方向)において、機械室ユニット4の上面部24aにおける側壁間の幅を上部幅LWA1と定義する。そして、空気熱交換器1Aと空気熱交換器1Bとからなる一対の空気熱交換器1における下端部11bの外側面間の幅を熱交換器下部幅LWBと定義する。また、機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)において、機械室ユニット4の底面部24bにおける側壁間の幅を下部幅LWA2と定義する。更に、機械室ユニット4の上下方向(Z軸方向)において、機械室ユニット4の上面部24aと底面部24bとの間の寸法を高さ寸法LHCと定義する。比較例に係るチリングユニット100Lは、従来のチリングユニット100Lであり、機械室ユニット4の上部幅LWA1と1対の空気熱交換器1の熱交換器下部幅LWBとが等しい大きさに形成されている。比較例に係るチリングユニット100Lは、機械室ユニット4の上部幅LWA1と1対の空気熱交換器1の熱交換器下部幅LWBとが等しい大きさに形成されていることで、機械室ユニット4内の空間に余裕がない。そのため、比較例に係るチリングユニット100Lは、圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度が制約されてしまう。
これに対し、実施の形態1に係るチリングユニット100は、機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)の幅が、比較例に係るチリングユニット100Lの機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)の幅よりも大きく形成されている。そのため、実施の形態1に係るチリングユニット100は、比較例に係るチリングユニット100Lよりも圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット4内の空間に余裕がある。これにより、実施の形態1に係るチリングユニット100は、比較例に係るチリングユニット100Lよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。また、実施の形態1に係るチリングユニット100は、比較例に係るチリングユニット100Lよりも機械室ユニット4内の空間に余裕があるため、比較例に係るチリングユニット100Lよりも作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。
また、チリングユニット100は、上部幅WA1と熱交換器下部幅WBとの差が50mm以内となるように形成されている。チリングユニット100は、上部幅WA1と熱交換器下部幅WBとの差が50mm以内となるように形成されていることで、作業者が、チリングユニット100の側面から作業するための空間を確保することができる。そのため、チリングユニット100は、上部幅WA1と熱交換器下部幅WBとの差が50mm以上に形成されている場合と比較して、作業者によるチリングユニット100のメンテナンス性を向上させることができる。
また、機械室ユニット4は、上部幅WA1と、下部幅WA2と、高さ寸法HCとが等しい大きさに形成されている。実施の形態1に係るチリングユニット100は、上部幅LWA1と熱交換器下部幅LWBとが等しい大きさに形成されている比較例のチリングユニット100Lよりも圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット4内の空間に余裕がある。そのため、実施の形態1に係るチリングユニット100は、比較例に係るチリングユニット100Lよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。また、実施の形態1に係るチリングユニット100は、比較例に係るチリングユニット100Lよりも機械室ユニット4内の空間に余裕があるため、比較例に係るチリングユニット100Lよりも作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。
また、チリングユニット100は、空気熱交換器1から落下する水滴を受けるために、複数の空気熱交換器1の下方に配置されているドレンパン55と、複数の空気熱交換器1の下端部11bに沿ってドレンパン55に配置されているヒーター57と、を有する。比較例に係るチリングユニット100は、機械室ユニット4の上部幅WA1と1対の空気熱交換器1の熱交換器下部幅WBとが等しい大きさに形成されている。そのため、比較例に係るチリングユニット100は、ドレンパン55にヒーター57を設置する領域を確保することができない。これに対し、実施の形態1に係るチリングユニット100は、機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)の幅が、比較例に係るチリングユニット100Lの機械室ユニット4の短手方向(Y軸方向)の幅よりも大きく形成されている。そのため、実施の形態1に係るチリングユニット100は、ドレンパン55にヒーター57を設置する領域を確保することができる。
実施の形態2.
[チリングユニット100Aの構成]
図8は、実施の形態2に係るチリングユニット100Aの正面図である。なお、図1~図6のチリングユニット100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、機械室ユニット4Aの構造が実施の形態1に係るチリングユニット100の機械室ユニット4と異なるものである。以下の機械室ユニット4Aの説明では、機械室ユニット4との相違点を中心に説明し、相違点以外の構成については、図示及び説明を省略する。
機械室ユニット4Aは、上部幅WA1と、下部幅WA2とが等しい大きさに形成されている。また、機械室ユニット4Aは、上部幅WA1及び下部幅WA2が、高さ寸法HCよりも大きくなるように形成されている。すなわち、チリングユニット100Aは、(上部幅WA1=下部幅WA2)>高さ寸法HCとなるように形成されている。
[チリングユニット100Aの作用効果]
機械室ユニット4Aは、上部幅WA1と下部幅WA2とが等しい大きさに形成されており、かつ、上部幅WA1及び下部幅WA2が、高さ寸法HCよりも大きくなるように形成されている。実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、上部幅LWA1と熱交換器下部幅LWBとが等しい大きさに形成されている比較例のチリングユニット100Lよりも圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット4内の空間に余裕がある。そのため、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、比較例に係るチリングユニット100Lよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。また、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、比較例に係るチリングユニット100Lよりも機械室ユニット4内の空間に余裕があるため、比較例に係るチリングユニット100Lよりも作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。更に、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、ドレンパン55にヒーター57を設置する領域を確保することができる。
また、機械室ユニット4Aは、上部幅WA1と下部幅WA2とが等しい大きさに形成されており、かつ、上部幅WA1及び下部幅WA2が、高さ寸法HCよりも大きくなるように形成されている。そのため、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも短手方向(Y軸方向)の幅が広い。そのため、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。また、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも機械室ユニット4内の空間に余裕があるため、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。また、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも設置の安定性を図ることができる。また、実施の形態2に係るチリングユニット100Aは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも短手方向(Y軸方向)の幅が広いため、ヒーター57の設置態様の自由度を向上させることができる。
実施の形態3.
[チリングユニット100Bの構成]
図9は、実施の形態3に係るチリングユニット100Bの正面図である。図10は、図9に示す機械室ユニット4Bの構造を概略的に示す概念図である。図10において機械室ユニット4Bが占める空間は点線で示されている。図9及び図10を用いて機械室ユニット4の構造について説明する。なお、図1~図6のチリングユニット100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、機械室ユニット4Bの構造が実施の形態1に係るチリングユニット100の機械室ユニット4と異なるものである。以下の機械室ユニット4Bの説明では、機械室ユニット4との相違点を中心に説明し、相違点以外の構成については、図示及び説明を省略する。
機械室ユニット4Bは、長尺の箱形に形成されており、四角柱状に形成されている。機械室ユニット4Bは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されている。機械室ユニット4Bは、四角柱状に形成されたフレーム40と、フレーム40同士の間の空間を覆う側壁45とを有する。
フレーム40は、台枠41と、門柱42と、中間柱43と、上部梁44とを有している。門柱42は、門柱42A1、門柱42B1、門柱42C1、及び門柱42D1の4本の門柱42を有する。中間柱43は、中間柱43A1、中間柱43B1、中間柱43C1、及び中間柱43D1の4本の中間柱43を有する。台枠41は、平面視で長方形状に形成され、フレーム40の底部を構成する。
門柱42A1、門柱42B1、門柱42C1、及び門柱42D1は、台枠41の4つの角部において、台枠41と直交する方向に対して傾斜して延びるよう設けられている。門柱42A1、門柱42B1、門柱42C1、及び門柱42D1は、短手方向(Y軸方向)において、下端部から上端部に向かって外側に傾斜するように設けられている。すなわち、機械室ユニット4Bの短手方向(Y軸方向)において、門柱42A1と門柱42B1とは、上面部24a側に位置する上端部同士の間隔が底面部24b側に位置する下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾けられて設けられている。同様に、機械室ユニット4Bの短手方向(Y軸方向)において、門柱42C1と門柱42D1とは、上面部24a側に位置する上端部同士の間隔が底面部24b側に位置する下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾けられて設けられている。
中間柱43A1及び中間柱43B1は、台枠41の長手方向(X軸方向)において、門柱42A1と門柱42C1との間に、間隔をあけて設けられている。中間柱43C1及び中間柱43D1は、台枠41の長手方向(X軸方向)において、門柱42B1と門柱42D1との間に、間隔をあけて設けられている。
中間柱43A1、中間柱43B1、中間柱43C1、及び中間柱43D1は、台枠41と直交する方向に対して傾斜して延びるよう設けられている。中間柱43A1、中間柱43B1、中間柱43C1、及び中間柱43D1は、短手方向(Y軸方向)において、下端部から上端部に向かって外側に傾斜するように設けられている。すなわち、機械室ユニット4Bの短手方向(Y軸方向)において、中間柱43A1と中間柱43C1とは、上面部24a側に位置する上端部同士の間隔が底面部24b側に位置する下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾けられて設けられている。同様に、機械室ユニット4Bの短手方向(Y軸方向)において、中間柱43B1と中間柱43D1とは、上面部24a側に位置する上端部同士の間隔が底面部24b側に位置する下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾けられて設けられている。
機械室ユニット4Bは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されており、上部幅WA1が下部幅WA2よりも大きく形成されており、上部幅WA1と高さ寸法HCとが等しい大きさに形成されている。すなわち、チリングユニット100Bは、(上部幅WA1=高さ寸法HC)>下部幅WA2となるように形成されている。
[チリングユニット100Bの作用効果]
機械室ユニット4Bは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されており、上部幅WA1が下部幅WA2よりも大きく形成されており、上部幅WA1と高さ寸法HCとが等しい大きさに形成されている。実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、上部幅LWA1と熱交換器下部幅LWBとが等しい大きさに形成されている比較例のチリングユニット100Lよりも圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット4B内の空間に余裕がある。そのため、実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、比較例に係るチリングユニット100Lよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。また、実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、比較例に係るチリングユニット100Lよりも機械室ユニット4B内の空間に余裕があるため、比較例に係るチリングユニット100Lよりも作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。更に、実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、ドレンパン55にヒーター57を設置する領域を確保することができる。
機械室ユニット4Bは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されており、上部幅WA1が下部幅WA2よりも大きく形成されており、上部幅WA1と高さ寸法HCとが等しい大きさに形成されている。そのため、実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも作業者の足元の領域を確保することができる。実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、作業者の足元の領域を確保することができるため、例えば、作業者は、パネルを外すためにパネルに取り付けられたネジを外し、外したネジを収納するためのネジ箱を足元に置くことができる。そのため、実施の形態3に係るチリングユニット100Bは、チリングユニット100Lよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができると共に、作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。
実施の形態4.
[チリングユニット100Cの構成]
図11は、実施の形態4に係るチリングユニット100Cの正面図である。なお、図1~図6のチリングユニット100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。実施の形態4に係るチリングユニット100Cは、機械室ユニット4Cの構造が実施の形態1に係るチリングユニット100の機械室ユニット4と異なるものである。以下の機械室ユニット4Cの説明では、機械室ユニット4との相違点を中心に説明し、相違点以外の構成については、図示及び説明を省略する。
機械室ユニット4Cは、長尺の箱形に形成されており、四角柱状に形成されている。機械室ユニット4Cは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されている。機械室ユニット4Cは、四角柱状に形成されたフレーム40と、フレーム40同士の間の空間を覆う側壁45とを有する。なお、機械室ユニット4Cのフレーム40の基本構造は、実施の形態3の機械室ユニット4Bと同じ構造である。
機械室ユニット4Cは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されており、上部幅WA1が下部幅WA2よりも大きく形成されており、上部幅WA1が高さ寸法HCよりも大きくなるように形成されている。すなわち、チリングユニット100Cは、上部幅WA1>下部幅WA2、及び、上部幅WA1>高さ寸法HCとなるように形成されている。
[チリングユニット100Cの作用効果]
機械室ユニット4Cは、長手方向(X軸方向)に対する垂直断面が台形状に形成されており、上部幅WA1が下部幅WA2よりも大きく形成されており、上部幅WA1が高さ寸法HCよりも大きくなるように形成されている。実施の形態4に係るチリングユニット100Cは、上部幅LWA1と熱交換器下部幅LWBとが等しい大きさに形成されている比較例のチリングユニット100Lよりも圧縮機31等の冷媒回路を構成する装置が収容される機械室ユニット4内の空間に余裕がある。そのため、実施の形態4に係るチリングユニット100Cは、比較例に係るチリングユニット100Lよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができる。また、実施の形態4に係るチリングユニット100Cは、比較例に係るチリングユニット100Lよりも機械室ユニット4内の空間に余裕があるため、比較例に係るチリングユニット100Lよりも作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。更に、実施の形態4に係るチリングユニット100Cは、ドレンパン55にヒーター57を設置する領域を確保することができる。また、実施の形態2に係るチリングユニット100Cは、実施の形態1に係るチリングユニット100よりも設置の安定性を図ることができる。
実施の形態5.
[チリングユニットシステム110]
図12は、実施の形態5に係るチリングユニットシステム110を示した斜視図である。図13は、実施の形態5に係るチリングユニットシステム110を構成する、隣接する2基のチリングユニット100の関係を示す概念図である。図14は、実施の形態5に係るチリングユニットシステム110を構成する、隣接する2基のチリングユニット100Cの関係を示す概念図である。なお、図1~図11のチリングユニット100等と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、チリングユニットシステム110は、複数のチリングユニット100を有している。チリングユニットシステム110は、チリングユニット100をチリングユニット100の短手方向(Y軸方向)に並列させて複数台設置して構成される。チリングユニットシステム110は、複数台のチリングユニット100の長手方向(X軸方向)が平行となるように設置される。チリングユニットシステム110は、図13に示すように、チリングユニット100の短手方向(Y軸方向)において、隣接する2基のチリングユニット100の、機械室ユニット4同士の間隔WSが400mm以上に設定されている。
また、チリングユニットシステム110は、図14に示すように、チリングユニット100Cの短手方向(Y軸方向)において、隣接する2基のチリングユニット100Cの、機械室ユニット4同士の間隔WSが400mm以上に設定されている。チリングユニット100Cは、上述したように上部幅WA1が下部幅WA2よりも大きく形成されている。そこで、隣接する2基のチリングユニット100Cの、機械室ユニット4同士の間隔は上面部24a側の側壁間で設定される。
[チリングユニットシステム110の作用効果]
チリングユニットシステム110は、チリングユニット100の短手方向(Y軸方向)において、隣接する2基のチリングユニット100の、機械室ユニット4同士の間隔が400mm以上に設定されている。そのため、実施の形態5に係るチリングユニットシステム110は、作業者の足元の領域を確保することができる。実施の形態5に係るチリングユニットシステム110は、作業者の足元の領域を確保することができるため、例えば、作業者は、パネルを外すためにパネルに取り付けられたネジを外し、外したネジを収納するためのネジ箱を足元に置くことができる。実施の形態5に係るチリングユニットシステム110は、比較例のチリングユニット100Lを複数配置するよりも冷媒回路を構成する各装置の配置、あるいは、配管の取り回し等の自由度を向上させることができると共に、作業者によるメンテナンス性を向上させることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 空気熱交換器、1A 空気熱交換器、1B 空気熱交換器、1C 空気熱交換器、1D 空気熱交換器、3 熱交換器、4 機械室ユニット、4A 機械室ユニット、4B 機械室ユニット、4C 機械室ユニット、5 ファン、5A ファン、5B ファン、5C ファン、5D ファン、6A ベルマウス、6B ベルマウス、6C ベルマウス、6D ベルマウス、7 伝熱管、8 フィン、10 ベース、11a 上端部、11b 下端部、14 空気吹出口、17 ファンガード、24a 上面部、24b 底面部、31 圧縮機、32 制御箱、33 流路切替装置、40 フレーム、41 台枠、42 門柱、42A 門柱、42A1 門柱、42B 門柱、42B1 門柱、42C 門柱、42C1 門柱、42D 門柱、42D1 門柱、43 中間柱、43A 中間柱、43A1 中間柱、43B 中間柱、43B1 中間柱、43C 中間柱、43C1 中間柱、43D 中間柱、43D1 中間柱、44 上部梁、45 側壁、45a 第1側壁、45b 第2側壁、50 側面パネル、51 側面パネル、51a 上縁部、51b 下縁部、55 ドレンパン、57 ヒーター、60 天枠、70 支持柱、100 チリングユニット、100A チリングユニット、100B チリングユニット、100C チリングユニット、100L チリングユニット、110 チリングユニットシステム。

Claims (5)

  1. 長尺の箱形に形成されており、圧縮機及び熱交換器を内部に収容する機械室ユニットと、
    前記圧縮機及び前記熱交換器と共に冷媒回路を構成し、前記機械室ユニットの上部に載置される複数の空気熱交換器と、
    を備え、
    前記複数の空気熱交換器のうち、前記機械室ユニットの短手方向において対向して配置されている一対の空気熱交換器は、
    前記機械室ユニットから遠い側の上端部同士の間隔が、前記機械室ユニットに近い側の下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾斜して配置されており、
    前記短手方向において、前記機械室ユニットの上面部における側壁間の幅を上部幅と定義し、前記一対の空気熱交換器における前記下端部の外側面間の幅を熱交換器下部幅と定義した場合に、前記上部幅が前記熱交換器下部幅よりも大きく形成されており、
    前記短手方向において、前記機械室ユニットの底面部における側壁間の幅を下部幅と定義した場合に、
    前記機械室ユニットは、
    前記機械室ユニットの長手方向に対する垂直断面が台形状に形成されており、前記上部幅が前記下部幅よりも大きく形成されており、
    前記長手方向と前記短手方向とに垂直な上下方向において、前記機械室ユニットの前記上面部と前記底面部との間の寸法を高さ寸法と定義した場合に、
    前記機械室ユニットは、
    前記上部幅と前記高さ寸法とが等しい大きさに形成されているリングユニット。
  2. 長尺の箱形に形成されており、圧縮機及び熱交換器を内部に収容する機械室ユニットと、
    前記圧縮機及び前記熱交換器と共に冷媒回路を構成し、前記機械室ユニットの上部に載置される複数の空気熱交換器と、
    を備え、
    前記複数の空気熱交換器のうち、前記機械室ユニットの短手方向において対向して配置されている一対の空気熱交換器は、
    前記機械室ユニットから遠い側の上端部同士の間隔が、前記機械室ユニットに近い側の下端部同士の間隔よりも大きくなるよう傾斜して配置されており、
    前記短手方向において、前記機械室ユニットの上面部における側壁間の幅を上部幅と定義し、前記一対の空気熱交換器における前記下端部の外側面間の幅を熱交換器下部幅と定義した場合に、前記上部幅が前記熱交換器下部幅よりも大きく形成されており、
    前記短手方向において、前記機械室ユニットの底面部における側壁間の幅を下部幅と定義した場合に、
    前記機械室ユニットは、
    前記機械室ユニットの長手方向に対する垂直断面が台形状に形成されており、前記上部幅が前記下部幅よりも大きく形成されており、
    前記長手方向と前記短手方向とに垂直な上下方向において、前記機械室ユニットの前記上面部と前記底面部との間の寸法を高さ寸法と定義した場合に、
    前記機械室ユニットは、
    前記上部幅が前記高さ寸法よりも大きくなるように形成されているリングユニット。
  3. 前記上部幅と前記熱交換器下部幅との差が50mm以内となるように形成されている請求項1又は2に記載のチリングユニット。
  4. 前記複数の空気熱交換器から落下する水滴を受けるために、前記複数の空気熱交換器の下方に配置されているドレンパンと、
    前記複数の空気熱交換器の前記下端部に沿って前記ドレンパンに配置されるヒーターと、
    を更に備えた請求項1~のいずれか1項に記載のチリングユニット。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載のチリングユニットを複数台設置して構成されるチリングユニットシステムであって、
    前記短手方向において、隣接する2基の前記チリングユニットの、前記機械室ユニット同士の間隔が400mm以上に設定されているチリングユニットシステム。
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