JP7209424B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、収性物品に関する。
吸収性物品として、パンツ型の使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、胴周り部に、疎水性シートと、疎水性シートの内面側(肌側)に設けられた吸汗性シート(親水性シート)とを備えた使い捨ておむつが開示されている。
特開2007-259874号公報
特許文献1の吸収性物品(使い捨ておむつ)では、親水性の吸汗性シートが肌側に配置されているため、汗を吸収した吸汗性シートは、汗を含有したまま、肌に当たり続けることになる。このため、汗を吸収した際に肌にべたつきを起こし、着用者に不快感を与えるおそれがあった。また、吸汗性シートが吸収できる量以上の汗をかいた場合、汗戻り(リウェット)してしまうおそれもあった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、快適性の向上を図ることの可能な吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
吸収性本体と、着用者の腹側に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側に当てられる背側胴回り部と、を備えた吸収性物品であって、
前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方は、
第1疎水性シートと、
前記第1疎水性シートよりも非肌側に配置されるとともに上端部が肌側に折り返された折り返し部を有する第2疎水性シートと、
前記第2疎水性シートの前記折り返し部よりも前記非肌側に配置された親水性シートと、
備え、
前記折り返し部と前記親水性シートは、複数の線状又は点状に接合されており、
前記親水性シートの下端部に、前記折り返し部と接合されていない非接合領域がある、ことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、快適性の向上を図ることの可能な吸収性物品を提供することができる。
パンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。 展開且つ伸長状態のおむつ1の概略平面図である。 図2のA-A概略断面図である。 図2のB-B概略断面図である。 ホットメルト接着剤35による折り返し部32Fと親水性シート33との接合パターンを示す図である。 吸収性本体10のトップシート12の変形性を示す概略斜視図である。 図7A及び図7Bは、背側胴回り30の変形例の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、吸収性本体と、着用者の腹側に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側に当てられる背側胴回り部と、を備えた吸収性物品であって、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方は、第1疎水性シートと、前記第1疎水性シートよりも非肌側に配置されるとともに上端部が肌側に折り返された折り返し部を有する第2疎水性シートと、前記第2疎水性シートの前記折り返し部よりも前記非肌側に配置された親水性シートと、を備えることを特徴とする吸収性物品。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、折り返し部(第2疎水性シート)を通して、親水性シートが水分(汗など)を吸う。また、折り返し部は疎水性のため、肌を濡らさない(リウェットしにくい)。よって快適さの向上を図ることができ、あせも等が起こりにくい。
かかる吸収性物品であって、前記親水性シートは、前記第1疎水性シートよりも前記肌側に配置されていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、親水性シートの非肌側に疎水性シート(第1疎水性シート、第2疎水性シートの折り返されていない部位)が重なっていることで、親水性シートが吸った汗などが吸収性物品の外側に出にくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記前後方向に見て、前記親水性シートは、前記吸収性本体の端部と少なくとも一部重なっていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性本体の端部と胴回り部が重なる部分は、胴回り部においてシートが最も重なる領域であり蒸れやすい。この部分に親水性シートが配置されることで、水分(汗)を吸収することができ、蒸れにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体の前記肌側の表面は、前記親水性シートと対向する部分を有し、前記肌側の表面には凹凸が形成されていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品内で空気が移動しやすくなる。これにより蒸れを低減でき快適さが向上する。
かかる吸収性物品であって、前記親水性シートは、上端部が前記非肌側に折り返されていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、水分は上方に向かって蒸発するため、親水性シートの上側が2重になっていることで、より効率的に水分を吸収できる。
かかる吸収性物品であって、前記親水性シートよりも上に、前記第1疎水性シート及び前記第2疎水性シートが存在し、且つ、前記親水性シートが存在しない領域があることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、親水性シートが胴回り部の上端部まであると衣服へのしみ出しが生じやすくなる。胴回り部の上端部が疎水性シートのみで形成されることにより、しみ出しを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、前記親水性シートは、着色又は印刷されており、前記折り返し部の下端は、前記親水性シートの上端と下端の間に位置していても良い。
このような吸収性物品によれば、親水性シートが着色または印刷されて、且つ、折り返し部と重なる部位と重ならない部位があることで、親水性シートの存在がわかりやすい。
かかる吸収性物品であって、前記折り返し部の下端は、前記親水性シートの下端よりも下側に位置していても良い。
このような吸収性物品によれば、折り返し部が親水性シート全面と重なることで、肌をより濡らさないようにできる。これにより、肌のトラブル(あせもなど)をより低減できる。
かかる吸収性物品であって、前記折り返し部と前記親水性シートは、複数の線状又は点状に接合されていることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、折り返し部と親水性シートが複数の線状又は点状に接合されていることで、折り返し部と親水性シートを一体化しつつ、接合された部位の間に接合されていない部位があることにより、水分を吸収することができ、快適性が向上する。
かかる吸収性物品であって、前記親水性シートの下端部に、前記折り返し部と接合されていない非接合領域があることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、親水性シートの下端部がホットメルト接着剤で接合されていないことにより硬くらない。これにより、着用者が着用した際の違和感を緩和できる。
かかる吸収性物品であって、前記腹側胴回り部及び前記背側胴回り部には、前記左右方向に伸縮する弾性部材が前記上下方向に間隔を開けて複数設けられており、前記前後方向に見て、前記非接合領域は、複数の前記弾性部材の少なくとも1つと重なる部分を有することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、非接合領域に弾性部材が配置されていることにより、第2疎水性シートの折り返し部(親水性シートと接合されてない部分)がめくれにくくなる。
かかる吸収性物品であって、前記親水シートは、パルプ繊維を含む薄葉紙であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、水分の吸収性(汗吸収性)が向上する。
===実施形態===
<おむつ1の基本構成>
以下、本発明に係る吸収性物品として、乳幼児用のパンツ型使い捨ておむつを例に挙げて実施形態を説明する。但し、本発明に係る吸収性物品は、乳幼児用の使い捨ておむつに限らず、大人用の使い捨ておむつ等にも利用可能である。
図1は、パンツ型使い捨ておむつ1(以下「おむつ1」とも呼ぶ)の概略斜視図である。図2は、展開且つ伸長状態のおむつ1の概略平面図である。図3は、図2のA-A概略断面図であり、図4は、図2のB-B概略断面図である。
ここで、上述の「展開状態」とは、おむつ1の左右方向における、腹側胴回り部(後述する腹側胴回り部20)の両端部と、背側胴回り部(後述する背側胴回り部30)の両端部との接合を解き、腹側胴回り部と背側胴回り部とを分離するとともに、おむつ1をその長手方向に開くことで、おむつ1を平面上に展開した状態のことである。また、おむつ1の「伸長状態」とは、おむつ1全体(製品全体)を皺なく伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い寸法になるまで伸長させた状態のことを言う。
おむつ1は、図1に示されるパンツ型状態において、互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有している。なお、左右方向のことを幅方向ともいう。また、おむつ1は、所謂3ピースタイプであり、着用者の股間部に当てられ排泄液等の液体を吸収する吸収性本体10と、同着用者の腹側に当てられる腹側胴回り部20と、背側に当てられる背側胴回り部30とを有している。上下方向の上側が胴回り部側に対応し、下側が股間部側に対応する。また、前後方向の前側が着用者の腹側に対応し、後側が着用者の背側に対応する。
また、図2の展開状態において、おむつ1は、互いに交差する長手方向と、左右方向(幅方向)と、厚さ方向とを有する。以下では、この展開状態における長手方向の一方側のことを「腹側」若しくは「前側」とも呼び、長手方向の他方側のことを「背側」若しくは「後側」とも呼ぶ。展開状態の長手方向は、パンツ型状態の上下方向に沿った方向である。また、厚さ方向は、図3、図4に示すように、おむつ1を構成する資材が積層された方向である。厚さ方向において着用者に接する側を肌側とし、その反対側を非肌側とする。なお、図3及び図4は、パンツ状態のおむつ1におけるA-A断面及びB-B断面を示しており、この場合、厚さ方向が前後方向に相当している。
図2の展開状態では、腹側胴回り部20(図の長手方向前側)と背側胴回り部30(図の長手方向後側)とが互いに長手方向に間隔をあけて平行に並んだ状態で、配置されている。また、腹側胴回り部20と背側胴回り部30の間に、吸収性本体10が掛け渡されている。吸収性本体10の長手方向の各端部は、それぞれ、胴回り部(腹側胴回り部20、背側胴回り部30)に接合固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。そして、この状態から、吸収性本体10がその長手方向の略中央部C10を折り位置として二つ折りされる。この二つ折りの状態において、おむつ1の左右方向における腹側胴回り部20の両側端部と背側胴回り部30の両側端部とが、熱溶着や超音波溶着等で接合されて、一対の接合部5が形成される。これにより、胴回り部(腹側胴回り部20、背側胴回り部30)が環状に成形され、図1に示すような胴周り開口BH及び一対の脚周り開口LHが形成された着用状態のおむつ1となる。
以下、図1乃至図4を参照しつつ、おむつ1の3つの構成部品である吸収性本体10、腹側胴回り部20、及び背側胴回り部30について説明する。
<吸収性本体10の構成>
図2及び図3に示すように、吸収性本体10は、吸収性コア11と、吸収性コア11よりも肌側に配置された液透過性のトップシート12と、吸収性コア11よりも非肌側に配置された液不透過性のバックシート13と、バックシート13よりも非肌側に配置された外装シート14とを有する。なお、吸収性コア11の周囲に、液透過性のコアラップシート(不図示)が設けられていても良い。
吸収性コア11は、液体を吸収して保持する液体吸収性素材を積層してなる部材であり、尿等の排泄物を吸収することができる。液体吸収性素材としては、例えば、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を使用することができる。なお、吸収性コア11は、液体吸収性粒状物として例えば高吸収性ポリマーを含有していても良いし、または、液体吸収性繊維及び液体吸収性粒状物以外の液体吸収性素材を含んでいても良い。
本実施形態の吸収性コア11は、図2に示されるような平面視略砂時計形状となるように構成されている。これにより、吸収性コア11が着用者の股間にフィットしやすくなる。なお、吸収性コア11の形状は、上記の平面視略砂時計形状に限らず、例えば、平面視略矩形形状でも良い。
トップシート12は、吸収性コア11を肌側から覆うシート状の部材であり、例えば吸収性コア11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布である。また、バックシート13は、吸収性コア11を非肌側から覆い、吸収性コア11よりも大きい平面サイズのシートである。バックシート13は、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等で形成された液不透過性のシートである。外装シート14は、例えば、不織布等で構成されおり、バックシート13と貼り合わされて二層構造となっている。そして、バックシート13(及び外装シート14)とトップシート12との間に吸収性コア11を挟んだ状態において、吸収性コア11の四辺から外側にはみ出す部分にて、バックシート13とトップシート12とが額縁状に貼り合わされ、これにより、吸収性本体10が概ね形成されている。
また、図2に示すように、左右方向における吸収性本体10の両側部には、脚回り弾性部材15が設けられており、おむつ1は着用者の脚回りにフィットする。脚回り弾性部材15は、例えば、左右方向の内側に折り返されて2層となった外装シート14の間において、吸収性本体10の長手方向に沿って伸長状態で固定されている。脚回り弾性部材15としては、糸状弾性部材や伸縮性シートを例示できる。そして、外装シート14と脚回り弾性部材15とによって、脚回りギャザーLGが形成されている。
なお、トップシート12と吸収性コア11との間、又は、バックシート13と吸収性コア11との間に、セカンドシートとしてティッシュペーパー等の液透過性シート(不図示)を介装しても良い。
<胴回り部の構成>
図2に示すように、腹側胴回り部20は、展開状態において吸収性本体10の長手方向の前側(腹側)に位置し、背側胴回り部30は、吸収性本体10の長手方向の後側(背側)に位置している。
また、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30は、それぞれ、疎水性を有する第1疎水性シート21,31と、第1疎水性シート21,31に積層された第2疎水性シート22,32を有する。また、図2に示すように、腹側胴回り部20には、糸ゴム等の複数本の弾性部材24が左右方向に伸長された状態で配置されており、背側胴回り部30には、複数本の弾性部材34が左右方向に伸長された状態で配置されている。これにより、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30には、それぞれ左右方向(幅方向)の伸縮性が付与されている。また、かかる複数本の弾性部材24,34は、それぞれ長手方向(上下方向)に間隔を空けて複数設けられている。
また、本実施形態のおむつ1では背側胴回り部30に親水性シート33が設けられている。
ここで、上記の「疎水性」とは、シート表面において液体が拡がらず、且つ、シート表面が90°よりも大きい接触角を有することを意味する。接触角とは、水平面(水平な表面)を有するシートと当該水平面上に滴下された水(液滴)とを接触させた状態において、液体の輪郭曲線と当該水平面との交点における当該輪郭曲線の接線と、当該水平面とがなす角度である。上記の第1疎水性シート21,31と、第2疎水性シート22,32の接触角は、90°よりも大きく、疎水性の表面を有している。逆に、接触角が90°よりも小さければ、親水度の高い親水性と判断される。親水性シート33は、その表面が90°よりも小さい接触角を有している。
なお、腹側胴回り部20と背側胴回り部30は、背側胴回り部30に親水性シート33が設けられている以外はほぼ同様の構成であるので、以下では主に背側胴回り部30の構成について説明する。
第1疎水性シート31は、疎水性の繊維で構成された疎水性を有するシートであり、水分(例えば着用者の汗など)を透過させる。第1疎水性シート31は、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)のうち、少なくともいずれか一方を含むことが望ましい。ポリエチレン及びポリプロピレンは吸水率が極めて低く、それらのいずれかを含むことで、水分(汗)をよく通すことができる。また、汗が通過した後も第1疎水性シート31の表面はドライに保たれる。これにより、着用者がべたつき感を感じることなく、快適に過ごすことができる。なお、第1疎水性シート31の目付量(単位面積当たりの重量)は、8~20g/mが望ましい。本実施形態の第1疎水性シート31の目付量は15g/mである。
第2疎水性シート32は、第1疎水性シート31と同様に疎水性の繊維で構成されて疎水性を有するシートであり、第1疎水性シート31よりも非肌側に配置されている。これにより、汗などの蒸散を促すことができる。また、第2疎水性シート32は、上端部が胴周り開口BHの周縁部に沿って肌側に折り返された折り返し部32Fを有している。
なお、本実施形態において、折り返し部分32Fは、吸収性本体10の長手方向の端部を被覆している(前後方向に見て吸収性本体10の端部と重なっている)が、被覆していなくても良い。第2疎水性シート32も第1疎水性シート31と同様に、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)のうち、少なくともいずれか一方を含むことが望ましい。これにより、汗をよく通すことができる。また、汗が通過した後も折り返し部32F(第2疎水性シート32)の表面はドライに保たれる。これにより、着用者がべたつき感を感じることなく、快適に過ごすことができる。なお、第2疎水性シート32(折り返し部32Fを含む)の目付量も8~20g/mが望ましい。本実施形態の第2疎水性シート32の目付量は18g/mであり、第1疎水性シート31の目付量(15g/m)よりも大きい。
親水性シート33は、水分(汗など)を吸収可能な親水性のシートである。親水性シート33は、液体吸収性のパルプ繊維を含む薄葉紙(例えばティッシュペーパー)であることが望ましい。これにより、親水性シート33の汗吸収性が向上する。
なお、パルプ繊維としては、親水性表面を有する繊維であって、湿潤状態において、繊維どうしが互いに高い自由度を有するシートを形成できるものであれば、特に制限無く用いることができる。このようなパルプ繊維としては、例えば、天然セルロース繊維(親水性セルロース繊維)が挙げられる。また、パルプ繊維は、木材パルプでも良いし、草・藁・竹・麻などの非木材パルプでも良い。
また、親水性シート33は、汗を吸収した後でもシートの衛生を保つために、抗菌剤を含むことが望ましく、抗菌剤の例としては、塩化セチルピリジニウム(CPC)又はカテキン等を含むことが望ましい。本実施形態では、親水性シート33を構成するパルプ繊維に上述の塩化セチルピリジニウム等を吸着させることで、抗菌性を付与している。これにより、汗に含まれる雑菌の繁殖を抑え、汗を吸収した親水性シート33を衛生的に保つことができる。
ここで、仮に、親水性シート33が胴回り部において最も肌側(ここでは折り返し部32Fよりも肌側)に配置されていると、汗を吸収した親水性シート33は、汗を含有したまま、肌に当たり続けることになる。このため、汗を吸収した際に肌にべたつきを起こし、着用者に不快感を与えるおそれがある。また、親水性シート33が吸収できる量以上の汗をかいた場合、汗戻り(リウェット)してしまい快適性が低下するおそれもある。
これに対し、本実施形態では、親水性シート33は、折り返し部32F(第2疎水性シート32)よりも非肌側に配置されている。これにより、折り返し部32F(第2疎水性シート32)を通して、親水性シート33が汗を吸うことができ、また、折り返し部32Fは疎水性のため、汗戻り(リウェット)しにくく、肌を濡らさない。すなわち、折り返し部32F(第2疎水性シート32)が汗を通した後も折り返し部32Fの表面はドライに保たれる。これにより、着用者がべたつき感を感じることなく、快適な着け心地を得ることができる。よって快適さの向上を図ることができ、あせも等が起こりにくい。
なお、親水性シート33の目付量は、8~30g/mが望ましい。本実施形態の親水性シート33の目付量は20g/mであり、第2疎水性シート32の目付量(18g/m)よりも大きい。換言すると、折り返し部32Fの目付量は、親水性シート33の目付量よりも小さい。これにより、折り返し部32Fから親水性シート33へ水分(汗)が移行しやすくなる。
また、親水性シート33は、第1疎水性シート31よりも肌側に配置されている。すなわち、親水性シート33よりも非肌側には、2枚の疎水性シート(第1疎水性シート31、及び、第2疎水性シート32の折り返されてない部位)が重なっている。これにより、親水性シート33が吸った汗などが背側胴回り部30(おむつ1)の外側に出にくくなる。特に本実施形態では、肌側の第1疎水性シート31の目付量よりも非肌側の第2疎水性シート32の目付量の方が大きいため、汗がより外側に出にくくなっている。但し、これには限られず、親水性シート33が、第1疎水性シート31と第2疎水性シート32の間、あるいは、第2疎水性シート32よりも非肌側に配置されていてもよい。
また、親水性シート33は、前後方向に見て、吸収性本体10の上端部(長手方向の端部)と重なっている。このように、親水性シート33は、吸収性本体10の端部と、少なくとも一部重なっていることが望ましい。図3と図4との比較でわかるように、吸収性本体10の端部と胴回り部(ここでは背側胴回り部30)との接合部は、胴回り部において、シートが最も重なる領域であり蒸れやすい。この部位に親水性シート33が配置されることで、水分(汗)を吸収することができ、蒸れにくくなる。
また、図3及び図4に示すように、第2疎水性シート32の折り返し部32Fと親水性シート33は、ホットメルト接着剤35で接合されている。ここでホットメルト接着剤とは、加熱によって溶融して流動状態で塗布可能となる熱可塑性接着剤のことである。
図5は、ホットメルト接着剤35による折り返し部32Fと親水性シート33との接合パターンの一例を示す図である。この例では、幅方向(左右方向)において上下に変位する波形状(線状)のパターン(ホットメルト接着剤35のパターン)が長手方向(上下方向)に間欠的に複数設けられている。
折り返し部32F(第2疎水性シート32)と親水性シート33とを上記のような複数の線状のパターンで接合することで、両シートを一体化でき、また、間欠的に設けられたホットメルト接着剤35は、折り返し部32Fからの汗の通過を必要以上に妨げず、親水性シート33を構成するパルプ繊維の吸収性を阻害しない。すなわち、間欠的に接合された部位の間に接合されていない部位があることにより、親水性シート33が水分を吸収することができ、着用者に不快感を与えにくくすることができる(快適性が向上する)。
なお、折り返し部32Fと親水性シート33との接合パターンは、上述した例には限られず、幅方向又は長手方向に間欠的なパターン(複数の線状または点状のパターン)であれば良い。例えば、幅方向及び長手方向にそれぞれ間欠的に設けられた複数の点状のパターンであっても良い。
また、本実施形態では、ホットメルト接着剤35によって、折り返し部32F(第2疎水性シート32)と親水性シート33を接合しているが、これには限られず、他の接合方法で接合しても良い。例えば、エンボスなどのヒートシール(熱溶着)やソニックシール(超音波溶着)などで接合しても良い。この場合も同様に、幅方向又は長手方向に間欠的なパターン(複数の線状または点状のパターン)で接合することが望ましい。
また、図3及び図4に示すように、親水性シート33の下端部には、折り返し部32Fと接合されていない非接合領域Rが形成されている。非接合領域Rでは、親水性シート33と、折り返し部32Fとがホットメルト接着剤35によって接合されていないので、シートが硬くならない。これにより、着用者が着用した際の違和感を緩和できる。
また、図3及び図4に示すように、折り返し部32Fの下端は、親水性シート33の下端よりも下側に位置している。このように、折り返し部32Fが親水性シート33全面と重なる(親水性シート33全面を覆う)ことで、肌をより濡らさないようにできる。これにより、肌のトラブル(あせもなど)をより低減できる。但し、これには限らず、折り返し部32Fの下端が、親水性シート33の上端と下端の間に配置されていても良い。換言すると、前後方向に見て、親水性シート33と折り返し部32Fが重なる部位と重ならない部位とがあってもよい。この場合、親水性シート33は、第2疎水性シート32(折り返し部32F)とは異なる色に着色又は印刷されていることが望ましい。これにより、親水性シート33の存在をわかりやすくすることができる。
また、図3及び図4に示すように、第1疎水性シート31と第2疎水性シート32との間には、弾性部材34が長手方向に間隔を開けて複数配置されている。厚さ方向において、第2疎水性シート32の折り返し部32F及び親水性シート33は、複数の弾性部材34と重なっており、また、非接合領域Rには弾性部材34が1つ配置されている。このように、前後方向に見て、非接合領域Rは、複数の弾性部材34の少なくとも1つと重なる部分を有していることが望ましい。これにより、非接合領域Rが設けられていても、折り返し部32Fがめくれにくくなる。よって、親水性シート33が着用者の肌に当たることを抑制できる。なお、親水性シート33と厚さ方向に重なる弾性部材34の収縮力は、他の領域に配置されている弾性部材34(及び弾性部材24)の収縮力よりも高いことが望ましい。これにより、親水性シート33を設けることによるフィット性の悪化を抑制することができる。また、非接合領域Rと厚さ方向に重なる弾性部材34の収縮力は、他の領域の弾性部材34(及び弾性部材24)の収縮力よりも高いことが望ましい。これにより、折り返し部32Fがよりめくれにくくなる。
<変形例>
前述したように本実施形態のおむつ1では、吸収性本体10の端部(吸収性コア11が配置されていない部位)が、親水性シート33の非肌側に重なっている。つまり、吸収性本体10の肌側(具体的にはトップシート12の肌側)の表面は、親水性シート33と対向する部分を有している。このトップシート12の肌側の表面を凹凸構造に形成しても良い。
図6は、トップシート12の肌側表面を凹凸構造にした一例を示す概略図である。
図6に示すように、トップシート12の表面には、長手方向に延びるとともに肌側に向かって突出する凸部12aが幅方向に複数形成されているとともに、幅方向において隣り合う凸部12a同士の間に、それぞれ、長手方向に延びる凹部12bが形成されている。このように長手方向に延びる凸部12aと長手方向に延びる凹部12bが交互に配されることによって、トップシート12の凹凸構造が形成されている。また、凸部12a及び凹部12bは、何れも、トップシート12の長手方向の全長に亘って形成されている。なお、この凹凸構造は、少なくともトップシート12の肌側面に形成されていればよく、非肌側面には形成されていても、形成されていなくても良い。
この変形例の場合、親水性シート33は、トップシート12の凸部12aの頂部にて接合され、凹部12bでは接合されない。これにより、トップシート12と親水性シート33との間に、凹部12bによる空間(通気路)が長手方向に沿って形成されることになり、おむつ1内で空気が移動しやすくなる。具体的には、下方(股下部)から上方(胴回り部)に向かって空気が流れやすくなる。また、空気中に含まれる水分を親水性シート33で吸収することができる。よって、蒸れを低減でき快適さが向上する。
なお、凹凸構造は、図に示したものには限られない。例えば、凸部が長手方向及び幅方向に間欠的(例えば点状)に形成され、各凸部の周囲に凹部が形成された構造でも良い。
また、図7A及び図7Bは、背側胴回り30の変形例の説明図である。なお、図7A及び図7Bでは簡略化のため吸収性本体10や弾性部材34等の図示を省略している。
おむつ1の製造時には、第2疎水性シート32上の所定位置に、第1疎水性シート31や吸収性本体10などが配置(接合)され、第2疎水性シート32の上端部が肌側に折り返される。本実施形態のおむつ1の場合、第2疎水性シート32の上端部(折り返し部32Fの部位)に親水性シート33が配置(接合)され、第2親水性シート32と親水性シート33が一緒に折り返されることになる。
この際の折り返し位置やシートの配置の設定により、図7Aや図7Bのような構成にすることが可能である。
図7Aの変形例は、親水性シート33の端部が第2疎水性シート32の折り返し位置を跨いで配置され、その状態で第2親水性シート32と親水性シート33が肌側に折り返されたものである。換言すると、図7Aの変形例では、親水性シート33の上端部が非肌側に折り返されている。つまり、この変形例では、親水性シート33の上側が折り重なって(2重に)配置されている。水分は上方に向かって蒸発するため、親水性シート33の上側が2重になっていることで、より効率的に水分を吸収できる。
また、図7Bの変形例は、親水性シート33が第2疎水性シート32の折り返し位置から離れて配置されたものである。この図7Bの変形例では、親水性シート33よりも上に、第1疎水性シート31及び第2疎水性シート32が存在し、且つ、親水性シート33が存在しない領域がある。親水性シート33が胴回り部(ここでは背側胴回り部30)の上端部まであると衣服へのしみ出しが生じやすくなるので、この変形例のように胴回り部(背側胴回り部30)の上端部が疎水性シートのみ(第1疎水性シート31及び第2疎水性シート32)で形成されることにより、しみ出しを抑制できる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
前述の実施形態では、吸収性物品の一例としてパンツ型使い捨ておむつ1を例示したが、これには限られない。例えば、テープ式の使い捨ておむつでも良い。また、パンツ型の使い捨ておむつ1として、展開状態において腹側胴回り部20と背側胴回り部30との間に吸収性本体10が掛け渡されてなる所謂3ピースタイプのおむつを例示したが、これには限られない。例えば、展開状態において略砂時計形状の外装シートの肌側面に吸収性本体が載置されてなる所謂2ピースタイプのおむつでも良い(腹側胴回り部20と背側胴回り部30が連続した一部材であっても良い)。
また、前述の実施形態では、第2疎水性シート32の上端部を肌側に折り返すことで、折り返し部32Fを形成していたが、第2疎水性シート32折り返さずに、第2疎水性シート32とは別体の疎水性シートを背側胴回り部30の肌側に設けても良い。そして、その疎水性シートよりも非肌側に親水性シート33を配置しても良い。
また、前述の実施形態では、親水性シート33を左右方向の一端から他端にわたって連続して設けていたが、これに限定されない。例えば、親水性シート33が、左右方向の両端部(接合領域5)から離間した位置に設けられていても良い。また、親水性シート33が、左右方向に連続的ではなく、間欠的に複数並んで設けられても良い。
また、前述の実施形態では、胴回り部のうちの背側(背側胴回り部30)のみに親水性シート33を設けていたが、腹側胴回り部20のみに設けても良いし、腹側胴回り部20と背側胴回り部30の双方に設けても良い。
1 おむつ(吸収性物品)、5 接合部、
10 吸収性本体、11 吸収性コア、
12 トップシート、12a 凸部、12b 凹部、
13 バックシート、
14 外装シート、15 脚回り弾性部材、
20 腹側胴回り部、
21 第1疎水性シート、22 第2疎水性シート、
24 弾性部材、
30 背側胴回り部、
31 第1疎水性シート、32 第2疎水性シート、
33 親水性シート、34 弾性部材、
BH 胴周り開口、LH 脚周り開口
LG 脚回りギャザー
R 非接合領域

Claims (10)

  1. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
    吸収性本体と、着用者の腹側に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側に当てられる背側胴回り部と、を備えた吸収性物品であって、
    前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方は、
    第1疎水性シートと、
    前記第1疎水性シートよりも非肌側に配置されるとともに上端部が肌側に折り返された折り返し部を有する第2疎水性シートと、
    前記第2疎水性シートの前記折り返し部よりも前記非肌側に配置された親水性シートと、
    備え、
    前記折り返し部と前記親水性シートは、複数の線状又は点状に接合されており、
    前記親水性シートの下端部に、前記折り返し部と接合されていない非接合領域がある、ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記親水性シートは、前記第1疎水性シートよりも前記肌側に配置されている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
    前記前後方向に見て、前記親水性シートは、前記吸収性本体の端部と少なくとも一部重なっている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の前記肌側の表面は、前記親水性シートと対向する部分を有し、前記肌側の表面には凹凸が形成されている、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
    吸収性本体と、着用者の腹側に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側に当てられる背側胴回り部と、を備えた吸収性物品であって、
    前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方は、
    第1疎水性シートと、
    前記第1疎水性シートよりも非肌側に配置されるとともに上端部が肌側に折り返された折り返し部を有する第2疎水性シートと、
    前記第2疎水性シートの前記折り返し部よりも前記非肌側に配置された親水性シートと、
    を備え、
    前記親水性シートの上端部は折り返されていない、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記親水性シートよりも上に、前記第1疎水性シート及び前記第2疎水性シートが存在し、且つ、前記親水性シートが存在しない領域がある、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記親水性シートは、着色又は印刷されており、
    前記折り返し部の下端は、前記親水性シートの上端と下端の間に位置している、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記折り返し部の下端は、前記親水性シートの下端よりも下側に位置している、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記腹側胴回り部及び前記背側胴回り部には、前記左右方向に伸縮する弾性部材が前記上下方向に間隔を開けて複数設けられており、
    前記前後方向に見て、前記非接合領域は、複数の前記弾性部材の少なくとも1つと重なる部分を有する、
    ことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1~9の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記親水性シートは、パルプ繊維を含む薄葉紙である、
    ことを特徴とする吸収性物品。
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