以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<結婚式創作管理システム1の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る結婚式創作管理システム1の全体構成を示す図である。
実施形態の結婚式創作管理システム1は、当該システム1を提供する事業者(システム提供事業者)により設置される結婚式創作管理サーバ10と、当該結婚式創作管理サーバ10とインターネットなどの通信ネットワークNを介して随時通信接続される式場端末20、関連事業者端末30、新郎新婦端末(顧客端末)50およびゲスト端末60とを備える。
式場端末20は、結婚式創作管理サーバ10へのアクセスを可能にする端末アプリをインストールしたパーソナルコンピュータやタブレット端末などの情報端末であり、複数の結婚式場の各々により設けられる。
関連業者端末30は、結婚式創作管理サーバ10へのアクセスを可能にする端末アプリをインストールしたパーソナルコンピュータやタブレット端末などの情報端末であり、例えば衣装レンタル業者、撮影業者、司会業者など、結婚式に関連する複数の関連業者の各々により設けられる。
新郎新婦端末(顧客端末)50は、結婚式創作管理サーバ10へのアクセスを可能にする端末アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末などの情報端末であり、少なくとも1組の新郎新婦の両者または何れかにより所有される。
ゲスト端末60は、結婚式創作管理サーバ10へのアクセスを可能にする端末アプリをインストールしたスマートフォンやタブレット端末などの情報端末であり、新郎新婦により招待されたゲストにより所有される。
結婚式創作管理サーバ10は、詳細を後述する(図2参照)式場管理データ12a、関連業者管理データ12b、広告管理データ12c、サービス管理データ12d、新郎新婦管理データ12e、ゲスト管理データ12f、新郎新婦契約管理データ12g、メッセージ管理データ12hおよび映像管理データ12iを含む結婚式創作管理情報を記憶するためのデータベース(DB)12D、ユーザインターフェイスである入力部16および表示部17を備え、随時、システム提供事業者の管理者Mにより操作される。
結婚式創作管理サーバ10は、式場端末20、関連業者端末30、新郎新婦端末50およびゲスト端末60と連携し、式場およびその広告・サービスの登録、関連業者およびその広告・サービスの登録、新郎新婦の登録、式場の検索、新郎新婦の式場との交渉・契約、式場・関連業者のサービスの検索、ゲストの招待・登録、各種の決済、新郎新婦とゲストとの間でのメッセージの登録、メッセージの閲覧、映像の登録、映像の配信、映像のダウンロード・削除を含む結婚式創作管理のための情報処理を実行する。
<結婚式創作管理サーバ10の構成>
図2は、結婚式創作管理サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図である。
結婚式創作管理サーバ10は、制御部(CPU:Central Processing Unit)11を備え、制御部11には、データベース(DB)12Dを含む記憶部12、記録媒体読取部14、通信部15、入力部16、表示部17が接続される。
制御部11は、記憶部12に記憶された結婚式創作管理プログラム12Pに従い各部の動作を制御し、各種の情報処理を実行する。
結婚式創作管理プログラム12Pは、記憶部12に予め記憶されるか、CD-ROMなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介して記憶部12に記憶されてもよいし、通信ネットワークN上のプログラムサーバ(図示せず)から通信部15を介して記憶部12に記憶されてもよい。
結婚式創作管理プログラム12Pは、後述する図12で示すように、式場端末20および関連業者端末30と連携した式場・業者ユーザ登録処理(P1)、提供サービス登録処理(P2)、業者広告管理処理(P3)、新郎新婦端末50と連携した新郎新婦ユーザ登録処理(P4)、式場検索処理(P5)、交渉・契約処理(P6)、式場サービス検索処理(P7)、ゲスト招待処理(P8)、決済処理(P9)、ゲスト端末60と連携したゲストメッセージ・映像登録処理(P10)、新郎新婦端末50と連携した席次・メッセージ・映像登録処理(P11)、映像保管処理(P12)、新郎新婦端末50およびゲスト端末60と連携した席次・メッセージ・映像表示処理(P13)、映像配信処理(P14)、ダウンロード済み映像管理処理(P15)を含む各種の情報処理を実行するための複数のプログラムP1~Pnを含む。
結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dには、前述したように、式場管理データ12a、関連業者管理データ12b、広告管理データ12c、サービス管理データ12d、新郎新婦管理データ12e、ゲスト管理データ12f、新郎新婦契約管理データ12g、メッセージ管理データ12hおよび映像管理データ12iを含む結婚式創作管理情報が記憶される。
図3は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶される式場管理データ12aの内容を示す図である。
式場管理データ12aは、結婚式創作管理サーバ10により管理対象となる結婚式場の識別情報である式場ID毎に、式場名と、連絡先(端末情報(IPアドレスなど)、電話番号、住所、地図(所在地図)、…)とを対応付けたデータを含む(式場記憶手段)。なお式場IDは式場端末20の端末情報であってもよい。
図4は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶される関連業者管理データ12bの内容を示す図である。
関連業者管理データ12bは、結婚式創作管理サーバ10により管理対象となる関連業者の識別情報である業者ID毎に、業者名と、連絡先(端末情報(IPアドレスなど)、電話番号、住所、地図、…)とを対応付けたデータを含む(関連業者記憶手段)。なお業者IDは関連業者端末30の端末情報であってもよい。
図5は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶される広告管理データ12cの内容を示す図である(関連業者記憶手段)。
広告管理データ12cは、式場管理データ12aに記憶される式場ID毎にその結婚式場の広告内容(画像、テキスト、音声、…)を対応付けたデータと、関連業者管理データ12bに記憶される業者ID毎にその関連業者の広告内容(画像、テキスト、音声、…)を対応付けたデータとを含む(式場記憶手段)。
図6は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶されるサービス管理データ12dの内容を示す図である。
サービス管理データ12dは、式場管理データ12aに記憶される式場ID毎にその結婚式場が提供するサービス内容(項目(挙式形式、衣装、生花、料理、招待状、式次第、席次表、司会、演出、撮影、…)、詳細(項目毎)、料金(項目毎)、持ち込み可否(項目毎))を対応付けたデータと、関連業者管理データ12bに記憶される業者ID毎にその関連業者が提供するサービス内容(項目(衣装/司会/演出/撮影/…などの何れか)、詳細、料金)を対応付けたデータとを含む(式場記憶手段)(関連業者記憶手段)。
図7は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶される新郎新婦管理データ12eの内容を示す図である。
新郎新婦管理データ12eは、新郎新婦端末50から結婚式創作管理サーバ10にアクセスされたことで管理対象となった新郎新婦の識別情報である新郎新婦(顧客)ID毎に、新郎新婦の氏名と、連絡先(端末情報(IPアドレスなど)、電話番号、住所、課金先(クレジットカード番号など)、振込先(銀行口座番号など)、…)とを対応付けたデータを含む。なお新郎新婦IDは新郎新婦端末50の端末情報であってもよい。また新郎新婦の連絡先のデータは、新郎新婦の両者の連絡先であってもよいし、一方(共通)の連絡先であってもよい。また連絡先のデータうち、課金先、振込先のデータは、結婚式場との契約後に記憶されてよい。
図8は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶されるゲスト管理データ12fの内容を示す図である。
ゲスト管理データ12fは、新郎新婦管理データ12eに記憶される新郎新婦IDのうち結婚式場との契約が済んだ新郎新婦の新郎新婦ID毎に、当該新郎新婦に招待されたゲストの識別情報であるゲストIDと、氏名と、連絡先(端末情報(IPアドレスなど)、電話番号、住所、課金先(クレジットカード番号など)、…)とを対応付けたデータを含む(ゲスト記憶手段)。なおゲストIDはゲスト端末60の端末情報であってもよい。
図9は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶される新郎新婦契約管理データ12gの内容を示す図である。
新郎新婦契約管理データ12gは、新郎新婦端末50から結婚式創作管理サーバ10にアクセスされたことで管理対象となった新郎新婦の識別情報である新郎新婦(顧客)ID毎に、新郎新婦端末50により検索されて検討対象となった結婚式場の式場IDと、その検討状況(1:検討中、2:お断り(行なわない)、3:契約(行なう))と、契約内容(挙式日時、項目(挙式形式、衣装、招待状、式次第、席次表、司会、演出、撮影、…)、詳細(項目毎)、料金(項目毎)、持ち込み先情報(持ち込みである場合の業者ID(項目毎)))とを対応付けたデータを含む(式場検討状況記憶手段)。
図10は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶されるメッセージ管理データ12hの内容を示す図である。
メッセージ管理データ12hは、結婚式場との契約が済んだ新郎新婦の新郎新婦ID毎に、少なくとも披露宴の席次情報(席次画像など)と、当該新郎新婦に招待されたゲストのゲストIDと、新郎新婦端末50により登録されたゲストへのメッセージ(テキスト、画像)およびその閲覧コード(ゲスト毎)と、ゲスト端末60により登録された新郎新婦へのメッセージ(テキスト、画像)(ゲスト毎)とを対応付けたデータを含む(メッセージ記憶手段)。
図11は、結婚式創作管理サーバ10のデータベース(DB)12Dに記憶される映像管理データ12iの内容を示す図である。
映像管理データ12iは、新郎新婦契約管理データ12gに基づき結婚式を行なった新郎新婦の新郎新婦ID毎に、結婚式の中継映像と、編集映像(例えば結婚式、披露宴、2次会などの場面毎)と、編集映像をダウンロードしたゲスト端末60のゲストID(場面毎)と、新郎新婦端末50によるダウンロード済み編集映像に対する削除要求に応じた削除フラグ(場面毎/1:削除、0:非削除)と、当該削除フラグ“1”に従いダウンロード済み編集映像を削除するための同編集映像のゲスト端末60へのダウンロードと共にダウンロードされる映像ダウンロード管理アプリとを対応付けたデータを含む(映像記憶手段)。
また、結婚式創作管理サーバ10の記憶部12には、制御部11により実行される結婚式創作管理12Pに従い、随時、生成あるいは入出力される各種のデータが、作業データ12jとして随時一時的に記憶される。
なお、図3~図11を参照して説明した式場管理データ12a~映像管理データ12iの内容、データ構造は、実施形態の一例であって、これに限定されないのは勿論である。例えば、結婚式場と式場ID、関連業者と業者ID、新郎新婦(顧客)と新郎新婦(顧客)ID、ゲストとゲストIDそれぞれの対応付けの構造や各ID間の対応付けの構造などもこれに限定されない。また、式場IDと式場名、業者IDと業者名、新郎新婦IDと新郎新婦の氏名、ゲストIDとゲストの氏名は、何れも図示による説明の便宜上の符号であって、実際と異なるのは勿論である。
図12は、結婚式創作管理サーバ10のサーバシステムである結婚式創作管理プログラム12Pが有する機能を示す機能ブロック図である。
結婚式創作管理プログラム(サーバシステム)12Pは、式場端末20および関連業者端末30と連携した式場・業者ユーザ登録処理を実行する式場・業者ユーザ登録部P1、提供サービス登録処理を実行する提供サービス登録部P2、業者広告管理処理を実行する業者広告管理部P3、新郎新婦端末50と連携した新郎新婦ユーザ登録処理を実行する新郎新婦ユーザ登録部P4、式場検索処理を実行する式場検索部P5、交渉・契約処理を実行する交渉・契約部P6、式場サービス検索処理を実行する式場サービス検索部P7、ゲスト招待処理を実行するゲスト招待部P8、決済処理を実行する決済部P9、ゲスト端末60と連携したゲストメッセージ・映像登録処理を実行するゲストメッセージ・映像登録部P10、新郎新婦端末50と連携した席次・メッセージ・映像登録処理を実行する席次・メッセージ・映像登録部P11、映像保管処理を実行する映像保管部P12、新郎新婦端末50およびゲスト端末60と連携した席次・メッセージ・映像表示処理を実行する席次・メッセージ・映像表示部P13、映像配信処理を実行する映像配信部P14、ダウンロード済み映像管理処理を実行するダウンロード済み映像管理部P15を含む。
このように構成された結婚式創作管理サーバ10は、制御部11が、結婚式創作管理プログラム12P(P1~Pn)に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような各種の機能を実現する。
<結婚式創作管理システム1の動作>
次に、実施形態に係る結婚式創作管理システム1の動作について説明する。
(1)全体的な動作の概要と効果
図13は、結婚式創作管理サーバ10において結婚式創作管理プログラム(サーバシステム)12Pに従い実行される全体的な処理の概要を示すフローチャートである。
結婚式創作管理システム1の動作は、式場および関連業者による準備段階があり、その後に新郎新婦およびゲストによる利用段階に移行する。
式場は式場端末20により、関連業者は関連業者端末30により、結婚式創作管理サーバ10のホームページにアクセスして式場・業者ユーザ登録部P1を開き、式場は式場名およびその連絡先の詳細内容を入力して登録を指示し、関連業者は業者名およびその連絡先の詳細内容を入力して登録を指示する。結婚式創作管理サーバ10は、式場端末20により入力された式場名およびその連絡先の詳細内容(接続中の端末情報を含む)を、式場IDに対応付けて、データベース12Dの式場管理データ12a(図3参照)として登録し、関連業者端末30により入力された業者名およびその連絡先の詳細内容(接続中の端末情報を含む)を、業者IDに対応付けて、データベース12Dの関連業者管理データ12b(図4参照)として登録する(ステップS1)。
また、式場は式場端末20により、関連業者は関連業者端末30により、結婚式創作管理サーバ10にアクセスして提供サービス登録部P2を開き、各々提供するサービスの詳細内容を入力して登録を指示する。結婚式創作管理サーバ10は、式場端末20により入力されたサービスの詳細内容(項目毎の持ち込み可否を含む)を、式場IDに対応付けてデータベース12Dのサービス管理データ12d(図6参照)として登録し、業者端末30により入力されたサービスの詳細内容を、業者IDに対応付けて同データベース12Dのサービス管理データ12d(図6参照)として登録する(ステップS2)。
これにより、式場は、当該式場自身が提供するサービスのうち、関連業者による持ち込みを許可するか否かの情報を設定できる。
また、式場は式場端末20により、関連業者は関連業者端末30により、結婚式創作管理サーバ10にアクセスして業者広告管理部P3を開き、各々出稿したい広告の詳細内容を入力して登録を指示する。結婚式創作管理サーバ10は、式場端末20により入力された広告の詳細内容を、式場IDに対応付けてデータベース12Dの広告管理データ12c(図5参照)として登録し、業者端末30により入力された広告の詳細内容を、業者IDに対応付けて同データベース12Dの広告管理データ12c(図5参照)として登録する(ステップS3)。
これにより、結婚式創作管理サーバ10は、新郎新婦端末50により式場の検索が行なわれた場合に、検索された式場名およびその広告を新郎新婦端末50に表示できる状態となる(図17参照)。また、式場サービスの検索が行なわれた場合に、検索されたサービスを提供する業者名およびその広告を、新郎新婦端末50に表示できる状態となる(図19参照)。
新郎新婦(顧客)は、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10のホームページにアクセスして新郎新婦ユーザ登録部P4を開き、氏名およびその連絡先の詳細内容を入力して登録を指示する。結婚式創作管理サーバ10は、新郎新婦端末50により入力された氏名およびその連絡先の詳細内容(接続中の端末情報を含む)を、新郎新婦IDに対応付けて、データベース12Dの新郎新婦管理データ12e(図7参照)として登録する(ステップS4)。
新郎新婦(顧客)は、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスして式場検索部P5を開き、式場を検索し、式場の詳細を閲覧し、結婚式を行なう会場の候補として検討し、例えば複数の式場との間でそのサービス内容や料金について交渉を行ない、式場の決定を行なう。
式場と新郎新婦の交渉は、結婚式創作管理サーバ10の交渉・契約部P6を介して式場端末20と新郎新婦端末50との間で実行される。式場は式場端末20により、新郎新婦端末50から入力される新郎新婦の詳細情報や希望条件を閲覧しながら、サービス内容や料金についての交渉をスムーズに行なうことができる。新郎新婦端末50により式場を検索する画面では、結婚式創作管理サーバ10は、検索された式場が広告を登録している場合に、当該広告を新郎新婦端末50により目立つように表示させる(ステップS5)。
結婚式創作管理サーバ10の交渉・契約部P6を介した式場端末20と新郎新婦端末50との間での交渉の過程では、新郎新婦端末50により少なくとも1回検索された式場の式場IDが、新郎新婦IDに対応付けられて新郎新婦契約管理データ12g(図9参照)に登録される。この際、登録される式場IDには、デフォルトで検討状況が“1”(検討中)にセットされて対応付けられる。
そして、新郎新婦端末50から検討状況“1”(検討中)である式場に対し「お断り」の情報が入力された場合には、当該式場の式場IDに対応付けられた検討状況は“2”(お断り)に更新される。また「決定」の情報が入力された場合には、当該式場の式場IDに対応付けられた検討状況は“3”(契約)に更新されると共に、それ以外の式場の式場IDに対応付けられた検討状況は“2”(お断り)に更新される。
結婚式創作管理サーバ10は、新郎新婦契約管理データ12gに登録されている新郎新婦との交渉過程にある式場の式場IDのうち、何れか1つの式場IDに対応付けられた検討状況が“3”(契約)に更新された場合、当該検討状況“3”(契約)に更新された式場IDと共に同一の新郎新婦IDに対応付けられている全ての式場IDの式場端末20に対して、同新郎新婦IDに対応する新郎新婦情報とその検討状況(「契約」または「お断り」)が通知される。
これにより、検討状況「お断り」が通知された式場端末20の式場は、以後、該当する新郎新婦に対して無駄な営業を行なう必要がなくなる。
新郎新婦(顧客)は、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスして式場サービス検索部P7を開き、式場あるいは関連業者のサービスを検索して、挙式形式、衣装、生花、料理、引き出物などのサービス内容を検討し、決定を行なう。
結婚式創作管理サーバ10は、データベース12Dのサービス管理データ12d(図6参照)に基づいて、新郎新婦端末50により入力されるサービスの条件等に応じた式場あるいは関連業者のサービスを検索して同新郎新婦端末50に表示させる。この際、検索されるサービスについて関連業者が広告を登録している場合に、当該広告を新郎新婦端末50により目立つように表示させる(ステップS6)。
新郎新婦(顧客)は、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスしてゲスト招待部P8を開き、結婚式に出席してほしい人を招待する(ステップS7)。
結婚式創作管理サーバ10は、例えば、ゲスト招待部P8により提供されるゲスト招待用のフォーマットに従い新郎新婦端末50により入力されたゲストのメールアドレスに基づいて、新郎新婦とその挙式の情報を含む招待メールを当該結婚式創作管理サーバ10へのアクセスを可能にする端末アプリと共にゲスト端末60へ送信する。
招待メールおよび端末アプリを受け取ったゲストは、端末アプリをインストールしたゲスト端末60により結婚式創作管理サーバ10にアクセスしてゲスト招待部P8を開き、当該ゲスト招待部P8により提供されるゲストユーザ登録画面に従って、氏名およびその連絡先の詳細内容と出席または欠席の情報を入力して登録を指示する。結婚式創作管理サーバ10は、ゲスト端末60により入力された氏名およびその連絡先の詳細内容(接続中の端末情報を含む)と出席または欠席の情報を、該当する新郎新婦IDおよびそのゲストIDに対応付けて、データベース12Dのゲスト管理データ12f(図8参照)として登録する(ステップS8)。
ゲストは、ゲスト端末60により結婚式創作管理サーバ10にアクセスして決済部P9を開き、ゲスト管理データ12fに登録した課金先に基づき、ご祝儀をオンラインで決済できる。
また、ゲストは、ゲスト端末60により結婚式創作管理サーバ10にアクセスしてゲストメッセージ・映像登録部P10を開き、新郎新婦に宛てたお祝いのメッセージや画像、映像などを登録できる。
結婚式創作管理サーバ10は、例えば、ゲストメッセージ・映像登録部P10により提供される新郎新婦へのメッセージ登録用のフォーマットに従いゲスト端末60により入力されたテキスト、画像(映像含む)のメッセージを、映像保管部P12により、該当する新郎新婦IDおよびそのゲストIDに対応付けて、データベース12Dのメッセージ管理データ12h(図10参照)の新郎新婦へのメッセージとして登録する(ステップS9)。
新郎新婦は、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスしてゲスト招待部P8を開き、メッセージ管理データ12hに自身の新郎新婦IDに対応付けられて登録されているゲストそれぞれの新郎新婦へのメッセージを閲覧できる。
新郎新婦は、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスして席次・メッセージ・映像登録部P11を開き、出席するゲストの席次と、ゲストそれぞれに宛てたメッセージや画像、映像などを登録できる。
結婚式創作管理サーバ10は、例えば、席次・メッセージ・映像登録部P11により提供されるゲストへのメッセージ登録用のフォーマットに従い新郎新婦端末50により入力されたゲストの席次情報(席次画像など)と、ゲストそれぞれに対するテキスト、画像(映像含む)のメッセージを、映像保管部P12により、該当する新郎新婦IDのゲストそれぞれのゲストIDに対応付けて、データベース12Dのメッセージ管理データ12h(図10参照)のゲストへのメッセージとして登録する(ステップS10)。メッセージ管理データ12hに登録されるゲストへのメッセージには、ゲスト毎に異なるURLを含む閲覧コードQRnが対応付けられて登録される。
ここで、結婚式の準備が完了したと仮定する。
結婚式の当日、式場では、ゲストの席に、当該ゲストのゲストIDに対応付けられて結婚式創作管理サーバ10のメッセージ管理データ12hに登録されている閲覧コードQRnを二次元コード画像として印刷したメッセージ閲覧カードを置く。メッセージ閲覧カードは、式場端末20により、結婚式創作管理サーバ10のメッセージ管理データ12hにアクセスして印刷する。
ゲストは、ゲスト端末60により、自身の席に置かれたメッセージ閲覧カードの二次元コード画像(閲覧コードQRn)を読み取ることで、結婚式創作管理サーバ10にアクセスして席次・メッセージ・映像表示部P13を開き、メッセージ管理データ12hに登録されている新郎新婦からのゲストへのメッセージ(テキスト、画像)を表示させて閲覧できる(ステップS11)。
出席できないゲストは、ゲスト端末60により、結婚式創作管理サーバ10にアクセスして映像配信部P14を開き、映像管理データ12iにリアルタイムに登録される結婚式の中継映像を表示させて閲覧できる。結婚式創作管理サーバ10は、映像配信部P14を介して、アクセス元のゲスト端末60のゲストIDが対応付けられている新郎新婦IDに基づき、映像管理データ12iの当該新郎新婦IDに対応付けて登録される中継映像をゲスト端末60へ配信して表示させる(ステップS12)。
結婚式の後日、新郎新婦は新郎新婦端末50により、ゲストはゲスト端末60により、結婚式創作管理サーバ10にアクセスし、映像管理データ12iに登録されている結婚式のエンドロールやダイジェスト映像などを含む任意の編集映像を選択的にダウンロードして購入できる。
ゲスト端末60により編集映像をダウンロードする場合、結婚式創作管理サーバ10は、ダウンロードが要求された映像管理データ12iの編集映像と共に、映像ダウンロード管理アプリもゲスト端末60にダウンロードする。
新郎新婦は、特別な事情などによりゲストがダウンロードした結婚式に関わる映像を削除する必要が生じた場合(例えば離婚により結婚式の映像を非公開にしたいと考えた場合)、新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスしてダウンロード済み映像管理部P15を開き、ゲスト端末60にダウンロードされた映像を、当該ゲスト端末60に共にダウンロードされた映像ダウンロード管理アプリを通じて削除できる(ステップS13)。
(2)全体的な動作の概要に含まれる特徴的な動作の詳細
<式場端末20によるサービスの登録と新郎新婦端末50による式場の検索>
図14は、結婚式創作管理サーバ10のサービス内容登録処理S2に含まれる式場サービス登録処理を示すフローチャートである(式場記憶手段)。
図15は、結婚式創作管理サーバ10の式場検索・選択処理S5に含まれる式場検索処理を示すフローチャートである(式場検索手段)。
図16は、図14の式場サービス登録処理に従い式場端末20に表示させる提供サービス・選択画面GS1の一例を示す図である。
図17は、図15の式場検索・選択処理S5に従い新郎新婦端末50に表示させる式場検索画面GS2の一例を示す図である。
結婚式創作管理サーバ10において、式場端末20から式場サービス登録要求が受信されると(ステップS21(Yes))、制御部11は、例えば図16に示すように、式場が提供するサービスの内容を選択的に登録するための提供サービス・選択画面GS1を式場端末20に表示させる(ステップS22)。
なお図16では、式場が提供するサービスの項目のうち、挙式形式を選択して登録し、また持ち込みを許可するサービス(関連業者の業種)の項目を選択して登録する場合の提供サービス・選択画面GS1を示している。
式場端末20に表示された提供サービス・選択画面GS1において、提供可能な挙式形式が選択され、また持ち込み可能なサービスが選択され、[登録]ボタンRBが押下されると(ステップS23(Yes))、制御部11は、入力・選択されたサービスの内容と、サービス毎の持ち込み可否の情報とを、式場IDに対応付けてデータベース12Dのサービス管理データ12d(図6参照)として登録する(ステップS24)。
これにより、式場は、当該式場自身が提供するサービスを、新郎新婦が式場を検索する結婚式創作管理サーバ10に容易に登録できるだけでなく、当該式場自身が提供するサービスのうち、関連業者によるサービスの持ち込みを許可するか否かの情報を選択的に設定して登録できる。
結婚式創作管理サーバ10において、新郎新婦端末50から式場検索要求が受信されると(ステップS51(Yes))、制御部11は、例えば図17に示すように、新郎新婦が持ち込みを含む条件を選択して式場を検索するための式場検索画面GS2を新郎新婦端末50に表示させる(ステップS52)(式場検索画面表示手段)。
新郎新婦端末50に表示された式場検索画面GS2において、例えば、希望する都道府県、希望する予算の範囲、持ち込みを希望するサービスの業種が入力・選択され、[検索]ボタンSBが押下されると(ステップS53(Yes))、制御部11は、入力・選択された希望の条件に一致する式場(式場ID)を、データベース12Dのサービス管理データ12d(図6参照)に基づき検索し、その式場IDに対応付けられた広告内容を広告管理データ12c(図5参照)から読み出し、図17に示すように、読み出した式場の広告AC1,AC2,…を式場検索画面GS2に表示させる(ステップS54)(式場広告表示手段)。
式場検索画面GS2に表示させる式場の広告AC1,AC2,…の順位は、希望の条件の一致度合いに応じて設定されてよいが、例えば希望の条件に一致しない式場の広告ACnが含まれてもよい。
これにより、新郎新婦は、当該新郎新婦自身の希望の条件に応じた式場を容易に検索して確認できるだけでなく、希望の条件として、例えば撮影や司会を知人に依頼する場合など、持ち込みを希望するサービスの条件を加え、式場が提供するサービスのうちで新郎新婦が希望するサービスの持ち込みが可能である式場を絞り込んで確認できる。
<新郎新婦端末50による関連業者の検索>
図18は、結婚式創作管理サーバ10の式場サービス検索・選択処理S6に含まれる関連業者(サービス)検索処理を示すフローチャートである(関連業者検索手段)。
図19は、図18の関連業者(サービス)検索処理に従い新郎新婦端末50に表示させる業者検索画面GS3の一例を示す図である。
結婚式創作管理サーバ10において、新郎新婦端末50から業者(サービス)検索要求が受信されると(ステップS61(Yes))、制御部11は、例えば図19に示すように、新郎新婦が式場あるいは関連業者が提供するサービスの内容を検索するための業者検索画面GS3を新郎新婦端末50に表示させる(ステップS62)。
なお図19では、式場あるいは業者が提供するサービスの項目のうち、レンタル衣装(ここでは「ウエディングドレス」)を提供する業者を検索する場合の業者検索画面GS3を示している。
新郎新婦端末50に表示された業者検索画面GS3において、例えば、希望するサービスの内容(ここではレンタルする衣装のラインとデザイン)が入力・選択され、[検索]ボタンSBが押下されると(ステップS63(Yes))、制御部11は、入力・選択された希望の条件に一致する(ここでは希望するラインとデザインの衣装をレンタルしている)関連業者(業者ID)を、データベース12Dのサービス管理データ12d(図6参照)に基づき検索し、その業者IDに対応付けられた広告内容を広告管理データ12c(図5参照)から読み出し、図19に示すように、読み出した関連業者の広告BC1,BC2,…を業者検索画面GS3に表示させる(ステップS64)(関連業者広告表示手段)。
業者検索画面GS3に表示させる関連業者の広告BC1,BC2,…の順位は、希望の条件の一致度合いに応じて設定されてよいが、例えば希望の条件に一致しない関連業者の広告BCnが含まれてもよい。
これにより、新郎新婦は、当該新郎新婦自身の希望の条件に応じたサービスを提供する関連業者を容易に検索して確認できる。
<新郎新婦端末50による式場検討状況の登録と式場端末20への通知>
図20は、結婚式創作管理サーバ10の式場検索・選択処理S5および式場サービス検索・選択処理S6に含まれる顧客(新郎新婦)検討状況登録処理を示すフローチャートである(式場検討状況記憶手段)。
図21は、結婚式創作管理サーバ10の式場検索・選択処理S5および式場サービス検索・選択処理S6に含まれる顧客(新郎新婦)検討状況通知処理を示すフローチャートである(検討状況通知手段)。
図22は、図21の顧客(新郎新婦)検討状況通知処理に従い式場端末20に表示させる式場検討状況通知画面GS4の一例を示す図である。
新郎新婦端末50により、式場検索部P5が開かれ、式場が検索され、結婚式を行なう会場の候補として検討される過程、ないし式場サービス検索部P7が開かれ、式場あるいは関連業者のサービス(挙式形式、衣装、生花、料理、引き出物など)が検索されて検討される過程において、新郎新婦が利用しない式場を決定した場合または利用する式場を決定した場合、例えば検討中の式場に対応する情報の表示画面に含まれる[お断り]ボタンまたは[契約]ボタンが押下される(ステップS561(Yes))。
すると、結婚式創作管理サーバ10の制御部11は、新郎新婦端末50での式場の情報の表示に伴い[お断り]ボタンまたは[契約]ボタンが押下されたことの入力に応じて、データベース12Dの新郎新婦契約管理データ12g(図9参照)に登録されている該当する新郎新婦IDの式場IDに対応付けられた検討状況を“2”(お断り)または“3”(契約)に更新して登録する(ステップS562)。
制御部11は、新郎新婦契約管理データ12gにて管理されている何れかの式場の式場IDに対応付けられた検討状況が、“2”(お断り)または“3”(契約)に更新されると(ステップS565(Yes))、当該検討状況が更新された新郎新婦IDに対応付けられている式場IDのそれぞれに対応する式場端末20に対して、図22に示すように、該当する新郎新婦の情報(新郎新婦の氏名と挙式日時などの新郎新婦の識別情報)に式場毎の検討状況を対応付けた式場検討状況通知画面GS4を表示させる(ステップS566)。式場端末20に表示させた式場検討状況通知画面GS4において[確認]ボタンCBが押下されると、当該式場検討状況通知画面GS4は消去される。
これにより、検討状況「お断り」が通知された式場端末20の式場は、以後、該当する新郎新婦に対して無駄な営業を行なう必要がなくなり、また、検討状況「契約」が通知された式場端末20の式場は、以後、該当する新郎新婦に対してより積極的且つ具体的に結婚式の準備に向けた営業を展開できる。
<新郎新婦端末50とゲスト端末60によるメッセージの登録と閲覧>
図23は、結婚式創作管理サーバ10のゲストメッセージ・映像登録処理S9と新郎新婦メッセージ・映像登録処理S10とに含まれるメッセージ登録処理を示すフローチャートである(メッセージ取得手段)。
図24は、結婚式創作管理サーバ10の席次・メッセージ・映像閲覧処理S11に含まれるメッセージ閲覧処理を示すフローチャートである。
図25は、図23のメッセージ登録処理に従い新郎新婦端末50に表示させるゲストへのメッセージ登録画面GS5の一例を示す図である。
図26は、図24のメッセージ閲覧処理に従い結婚式に出席したゲストのゲスト端末60に表示させる当該ゲストのメッセージ閲覧画面GS6の一例を示す図である。
<ゲストへのメッセージの登録>
結婚式創作管理サーバ10において、新郎新婦端末50からゲストへのメッセージ登録要求が受信されると(ステップS910(新郎新婦から))、制御部11は、図25に示すように、新郎新婦が任意のゲストへのメッセージを登録するためのメッセージ登録画面GS5を新郎新婦端末50に表示させる(ステップS91)(メッセージ登録画面表示手段)。
新郎新婦端末50において、ゲストへのメッセージ登録画面GS5に従い、データベース12Dのゲスト管理データ12fにて管理される該当する新郎新婦IDに対応付けられたゲストIDのゲストのうち任意のゲスト(ここでは「ハナコ」さん)が指定され、例えば、テキストを入力することによるテキストのメッセージおよび[参照]ボタンRFの押下に応じて同新郎新婦端末50内に保存されている画像の中から選択された画像のメッセージ(ここでは画像のファイル名)が入力され、[登録]ボタンRBが押下される(ステップS92(Yes))。
すると、結婚式創作管理サーバ10の制御部11は、新郎新婦端末50にて入力された、例えばテキストおよび画像を含むゲストへのメッセージのデータを、メッセージ管理データ12h(図10参照)の該当する新郎新婦IDに対応付けられた指定されたゲスト(ここでは「ハナコ」さん)のゲストIDに対応付けて登録する(ステップS93)。
制御部11は、登録したゲストへのメッセージを該当するゲストのゲスト端末60からアクセスして閲覧するための当該メッセージのメッセージ管理データ12h上の登録先を示すURLを含む閲覧コードQRnを生成して登録する(ステップS94)(メッセージ記憶手段)。
<新郎新婦へのメッセージの登録>
結婚式創作管理サーバ10において、ゲスト端末60から新郎新婦へのメッセージ登録要求が受信されると(ステップS910(ゲストから))、制御部11は、ゲストが新郎新婦へのメッセージを登録するためのメッセージ登録画面をゲスト端末60に表示させる(ステップS101)。
ゲスト端末60において、新郎新婦へのメッセージ登録画面に従い、例えば、テキストを入力することによるテキストのメッセージおよび[参照]ボタンRFの押下に応じて同ゲスト端末60内に保存されている画像の中から選択された画像のメッセージ(ここでは画像のファイル名)が入力され、[登録]ボタンRBが押下される(ステップS102(Yes))。
すると、結婚式創作管理サーバ10の制御部11は、ゲスト端末60にて入力された、例えばテキストおよび画像を含む新郎新婦へのメッセージのデータを、メッセージ管理データ12h(図10参照)の該当する新郎新婦IDおよびゲストIDに対応付けて登録する(ステップS103)。
<ゲストへのメッセージの閲覧>
結婚式の当日、式場では、例えば図26に示すように、ゲストの席に、当該ゲストのゲストIDに対応付けられて結婚式創作管理サーバ10のメッセージ管理データ12h(図10参照)に登録されている閲覧コードQRnを二次元コード画像として印刷したメッセージ閲覧カードを置く。メッセージ閲覧カードは、式場端末20により、結婚式創作管理サーバ10のメッセージ管理データ12hにアクセスして印刷する。
ゲスト端末60により、自身の席に置かれたメッセージ閲覧カードの二次元コード画像(閲覧コードQRn)が読み取られることで、当該閲覧コードQRnを含むメッセージ閲覧要求が結婚式創作管理サーバ10に受信されると(ステップS111(Yes))(閲覧コード取得手段)、制御部11は、受信された閲覧コードQRnに従いデータベース12Dのメッセージ管理データ12hに登録されている該当するゲストIDに対応付けられた新郎新婦からのメッセージ(テキスト、画像)を読み出し、ゲスト端末60にメッセージ閲覧画面GS6として表示させる(ステップS112)(メッセージ表示手段)。
また制御部11は、閲覧コードQRnを含むメッセージ閲覧要求が受信されたゲスト端末60の操作に応じて、メッセージ管理データ12hに登録されている該当するゲストIDが対応付けられた席次画像を読み出し、ゲスト端末60に表示させる。
これにより、ゲストは、自席に置かれたメッセージ閲覧カードの二次元コード画像(閲覧コードQRn)をゲスト端末60により読み取るだけで、面倒な操作なく、新郎新婦からの当該ゲストへのメッセージ(テキスト、画像)を表示させて閲覧できると共に、同ゲスト自身を含む席次画像も閲覧できる。
<新郎新婦へのメッセージの閲覧>
新郎新婦端末50により結婚式創作管理サーバ10にアクセスしてゲスト招待部P8を開き、当該新郎新婦端末50に表示されたゲストから新郎新婦へのメッセージの閲覧を要求するためのボタンが押下されると、制御部11は、該当する新郎新婦IDに対応付けられて、データベース12Dのメッセージ管理データ12h(図10参照)に登録されている新郎新婦へのメッセージ(テキスト、画像)を読み出し、新郎新婦端末50に表示させる。また制御部11は、メッセージ閲覧要求が受信された新郎新婦端末50の操作に応じて、メッセージ管理データ12hに登録されている該当する新郎新婦IDが対応付けられた席次画像を読み出し、新郎新婦端末50に表示させる。
これにより、新郎新婦は、結婚式の準備段階であっても、メッセージ管理データ12hにゲストから新郎新婦へのメッセージ(テキスト、画像)が登録されている場合には、当該新郎新婦へのメッセージ(テキスト、画像)を容易に閲覧できる。また結婚式の席次を決定して登録した後は、当該席次画像を何時でも容易に閲覧できる。
<ゲスト端末60による映像のダウンロード>
図27は、結婚式創作管理サーバ10の映像ダウンロード・写真購入/削除処理S13に含まれる映像ダウンロード処理を示すフローチャートである(映像ダウンロード手段)。
ゲスト端末60により、結婚式創作管理サーバ10の映像配信部P14が開かれ、映像閲覧要求が受信されると(ステップS131(Yes))、制御部11は、例えば、データベース12Dのゲスト管理データ12f(図8参照)に登録されている当該ゲスト端末60のゲストIDが対応付けられた新郎新婦IDに基づいて、映像管理データ12i(図11参照)に登録されている同新郎新婦IDに対応付けられた編集映像へのアクセスを許可する(ステップS132)。
ゲストは、ゲスト端末60により自身が出席した結婚式のエンドロールやダイジェスト映像などを含む任意の場面の編集映像を表示させて閲覧できる。
ゲスト端末60により任意の場面の編集映像を表示させて閲覧している状態で、例えば、表示中の編集映像の画面内に設けられた[ダウンロード]ボタンが押下されることで、当該ゲスト端末60から表示中の編集映像を指定した映像ダウンロード要求が結婚式創作管理サーバ10に受信されると(ステップS133(Yes))、制御部11は、指定された編集映像のデータを映像管理データ12iから読み出し、映像ダウンロード管理アプリと共にゲスト端末60にダウンロードする(ステップS134)。
制御部11は、映像管理データ12iのダウンロードした指定の編集映像に対応付けて、ダウンロード先のゲスト端末60のゲストIDを登録する(ステップS135)(ダウンロード先ゲスト識別情報記憶手段)。
この際、ゲスト端末60に対し、指定された編集映像と共にダウンロードされた映像ダウンロード管理アプリは、当該編集映像のゲスト端末60内での保存先(記憶領域)を同管理アプリと共に記憶して管理する機能を有する。
<新郎新婦端末50によるダウンロード済み映像の削除>
図28は、結婚式創作管理サーバ10の映像ダウンロード・写真購入/削除処理S13に含まれるダウンロード映像削除処理を示すフローチャートである(ダウンロード映像削除手段)。
図29は、図28のダウンロード映像削除処理に従い新郎新婦端末50に表示させる結婚式映像管理画面GS7の一例を示す図である。
図30は、図28のダウンロード映像削除処理に従ったゲスト端末60に対するダウンロード済み映像の削除を説明する図である。
新郎新婦端末50により、結婚式創作管理サーバ10のダウンロード済み映像管理部P15が開かれ、映像管理要求が受信されると(ステップS136(Yes))、制御部11は、図29に示すように、映像管理データ12i(図11参照)において当該新郎新婦端末50の新郎新婦IDに対応付けられて登録されている編集映像の場面のリスト(結婚式映像リスト)に対し、その場面毎に[削除]ボタンEBを設けた結婚式映像管理画面GS7を、同新郎新婦端末50に表示させる(ステップS137)。
新郎新婦端末50に表示された結婚式映像管理画面GS7において、結婚式映像リストにある編集映像の場面のうち少なくとも1つの場面が指定されその[削除]ボタンEBが押下されると(ステップS138(Yes))、制御部11は、映像管理データ12iの指定された場面の編集映像に対応付けて削除フラグ“1”(削除)を登録する(ステップS139)。
制御部11は、映像管理データ12iの削除フラグ“1”(削除)を登録した編集映像に対応付けられて登録されているダウンロード先のゲストIDに基づいて、図30に示すように、当該ゲストIDに対応するゲスト端末60の映像ダウンロード管理アプリを起動させ、同ゲスト端末60に保存されている指定された場面のダウンロード済みの編集映像を削除する(ステップS140)。
これにより、新郎新婦は、特別な事情などによりゲストがダウンロードした結婚式に関わる映像を削除する必要が生じた場合、新郎新婦端末50に表示させた結婚式映像管理画面GS7を操作することで、ゲスト端末60にダウンロードされた映像を、当該ゲスト端末60に共にダウンロードされた映像ダウンロード管理アプリを通じて容易に削除できる。
<実施形態のまとめ>
実施形態の結婚式創作管理システム1によれば、式場は、式場端末20により、当該式場自身が提供するサービスを、新郎新婦が式場を検索する結婚式創作管理サーバ10に容易に登録できるだけでなく、当該式場自身が提供するサービスのうち、関連業者によるサービスの持ち込みを許可するか否かの情報を選択的に設定して登録できる。
そして、新郎新婦は、新郎新婦端末50により、当該新郎新婦自身の希望の条件に応じた式場を容易に検索して確認できるだけでなく、希望の条件として、例えば撮影や司会を知人に依頼する場合など、持ち込みを希望するサービスの条件を加え、式場が提供するサービスのうちで新郎新婦が希望するサービスの持ち込みが可能である式場を絞り込んで確認できる。
よって、結婚式の準備を単にオンライン上で進めることができるだけでなく、新郎新婦を含む関係者にとって更に効率的且つ効果的に結婚式を創作することが可能になる。
また、実施形態の結婚式創作管理システム1によれば、新郎新婦端末50により、式場が検索され、結婚式を行なう会場の候補として検討される過程において、新郎新婦が利用しない式場を決定した場合または利用する式場を決定した場合に、例えば検討中の式場に対応する情報の表示画面に含まれる[お断り]ボタンまたは[契約]ボタンが押下されると、結婚式創作管理サーバ10の新郎新婦契約管理データ12gにて管理されている該当する式場の式場IDに対応付けられた検討状況が、“2”(お断り)または“3”(契約)に更新される。
そして、検討状況が更新された式場IDに対応する式場端末20に対して、該当する新郎新婦の情報(新郎新婦の氏名と挙式日時などの新郎新婦の識別情報)に式場毎の検討状況を対応付けた式場検討状況通知画面GS4を表示させるので、検討状況「お断り」が通知された式場端末20の式場は、以後、該当する新郎新婦に対して無駄な営業を行なう必要がなくなり、また、検討状況「契約」が通知された式場端末20の式場は、以後、該当する新郎新婦に対してより積極的且つ具体的に結婚式の準備に向けた営業を展開できる。
よって、結婚式の準備を単にオンライン上で進めることができるだけでなく、新郎新婦を含む関係者にとって更に効率的且つ効果的に結婚式を創作することが可能になる。
また、実施形態の結婚式創作管理システム1によれば、新郎新婦端末50において、ゲストへのメッセージ登録画面GS5に従い、ゲスト管理データ12fにて管理される該当する新郎新婦IDに対応付けられたゲストIDのゲストのうち任意のゲストが指定され、テキストおよび画像のメッセージが入力され[登録]ボタンRBが押下されると、結婚式創作管理サーバ10は、入力されたゲストへのメッセージのデータを、メッセージ管理データ12hの該当する新郎新婦IDに対応付けられた指定されたゲストのゲストIDに対応付けて登録する。この際、登録したゲストへのメッセージを該当するゲストのゲスト端末60からアクセスして閲覧するための当該メッセージのメッセージ管理データ12h上の登録先を示すURLを含む閲覧コードQRnを生成して登録する。
式場では、ゲストの席に、当該ゲストのゲストIDに対応付けられて結婚式創作管理サーバ10のメッセージ管理データ12hに登録されている閲覧コードQRnを二次元コード画像として印刷したメッセージ閲覧カードを置く。
そして、ゲスト端末60により、自身の席に置かれたメッセージ閲覧カードの二次元コード画像(閲覧コードQRn)が読み取られると、結婚式創作管理サーバ10は、ゲスト端末60から受信された閲覧コードQRnに従いメッセージ管理データ12hに登録されている該当するゲストIDに対応付けられた新郎新婦からゲストへのメッセージを読み出し、ゲスト端末60に表示させる。
これにより、ゲストは、結婚式の進行中であっても、自席に置かれたメッセージ閲覧カードの二次元コード画像をゲスト端末60により読み取るだけで、面倒な操作なく、新郎新婦からの当該ゲストへのメッセージを表示させて閲覧できる。
よって、結婚式の準備を単にオンライン上で進めることができるだけでなく、新郎新婦を含む関係者にとって更に効率的且つ効果的に結婚式を創作することが可能になる。
また、実施形態の結婚式創作管理システム1によれば、ゲスト端末60により結婚式創作管理サーバ10の映像管理データ12iに登録されている任意の場面の編集映像を閲覧している状態で、[ダウンロード]ボタンが押下されると、閲覧中の編集映像がゲストにより指定された編集映像として映像管理データ12iから読み出され、新郎新婦端末50からの操作に応じてダウンロード済み編集映像を削除する機能を有する映像ダウンロード管理アプリと共にゲスト端末60にダウンロードされる。
この後、新郎新婦端末50からの映像管理要求に従い、映像管理データ12iに当該新郎新婦端末50の新郎新婦IDに対応付けられて登録されている編集映像が選択的に指定されて[削除]が指示されると、映像管理データ12iに、指示された編集映像に対応付けられて登録されているダウンロード先のゲストIDに基づいて、当該ゲストIDに対応するゲスト端末60の映像ダウンロード管理アプリが起動され、同ゲスト端末60に保存されている指定された編集映像が削除される。
これにより、新郎新婦は、特別な事情などでゲストがダウンロードした結婚式に関わる映像を削除する必要が生じた場合に、新郎新婦端末50からの操作により、ゲスト端末60にダウンロード済みの映像を容易に削除できる。
よって、結婚式の準備を単にオンライン上で進めることができるだけでなく、新郎新婦を含む関係者にとって更に効率的且つ効果的に結婚式を創作することが可能になる。
以上の各実施形態において記載した結婚式創作管理システム1による各処理の手法、すなわち、図13のフローチャートに示す結婚式創作管理サーバ10での結婚式創作管理処理およびこれに含まれる各処理の手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカードなど)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、情報処理装置(電子機器)の制御部(CPU)は、この外部記録装置の媒体に記録されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、各実施形態において説明した各種の機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から、前記プログラムのデータを情報処理装置(電子機器)に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述した各種の機能を実現することもできる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。