JP3224306U - 結婚式のメッセージシステム - Google Patents

Abstract

【課題】結婚式のゲストに喜んでもらえるような演出を可能とする結婚式のメッセージシステムを提供する。【解決手段】ハードディスクと、ＣＰＵを含むサーバ装置とを備える結婚式のメッセージシステム１０であって、結婚式に招待されたゲスト６の氏名とともに該ゲストに対応する二次元コードが表示される個別コードを発行するコード発行処理部と、前記結婚式の新郎新婦４から前記ゲストに向けたメッセージを前記ハードディスクに登録する感謝メッセージ登録処理部１４とを備え、前記コード発行処理部及び前記感謝メッセージ登録処理部は、前記サーバ装置の前記ＣＰＵ上で動作され、前記個別コードは、前記メッセージに閲覧するためのアクセス情報を含む。【選択図】図１

Description

本考案は、結婚式のメッセージシステムに関する。

従来、結婚式は新郎新婦の友人、知人、親戚などを披露宴に招待し、新郎新婦から招待客であるゲストに対し、感謝のメッセージなどを手書きで記載して、披露宴のテーブルなどに設置されている。

本考案に関連する技術として、例えば、特許文献１には、結婚式の披露宴に用いられる会場内の席次表に於いて、席次表配列印刷面（Ｂ面）の反対面（Ａ面）を、両側から４分の１づつ山折し、その４分の１づつ折込んだＡ面の一方の片面には新郎新婦の挨拶やその日のメニュー等を入れ、もう一方の片面にはプロフィールや写真・イラスト等を入れ、Ａ 面の残り２分の１を表紙面とし、該表紙面には数十種類用意されたイラストの中から新郎新婦が選んだイラストを印刷し、その２分の１を表表紙として、数十種類用意された「書体」から選んだ「書体で作ったロゴ」が入り、残り２分の１を裏表紙として表紙面で新郎新婦が選んだイラストを印刷し、Ａ面の真中より山折して４分の１の大きさとした、結婚披露宴席次表が開示されている。

実用新案登録第３１３０９７８号公報

一般的に、新郎新婦からゲストに対して、個別のメッセージを手書きで記載することが多いが、新郎新婦は結婚式の準備などで忙しく、手書きメッセージを書く時間が取れないという課題がある。このため、手書きメッセージ以外の方法でゲストを喜ばせるための演出などが求められている。

本考案の目的は、結婚式のゲストに喜んでもらえるような演出を可能とする結婚式のメッセージシステムを提供することである。

本考案に係る結婚式のメッセージシステムは、結婚式に招待されたゲストの氏名とともに該ゲストに対応する二次元コードが表示される個別コードを発行するコード発行処理部と、前記結婚式の新郎新婦から前記ゲストに向けたメッセージを登録する感謝メッセージ登録処理部と、を備え、前記個別コードは、前記メッセージに閲覧するためのアクセス情報を含むことを特徴とする。

また、本考案に係る結婚式のメッセージシステムにおいて、前記個別コードを前記結婚式の席札に貼着可能なシール部材の表面に印刷する印刷処理部を備えることが好ましい。

また、本考案に係る結婚式のメッセージシステムにおいて、前記ゲストから前記新郎新婦へのメッセージを入力して登録する祝福メッセージ登録処理部を備えることが好ましい。

また、本考案に係る結婚式のメッセージシステムにおいて、前記ゲストが登録する写真を他のゲストが閲覧可能にする写真共有処理部を備えることが好ましい。

本考案によれば、結婚式のゲストに喜んでもらえるような演出を行うことが出来る。

本考案に係る実施形態の結婚式のメッセージシステムを示す図である。 本考案に係る実施形態の結婚式のメッセージシステムにおいて、名前付き二次元コードを席札として用いている様子を示す図である。 本考案に係る実施形態の結婚式のメッセージシステムにおいて、新郎新婦が各ゲストに向けたメッセージを登録する際の画面の一例を示す図である。 本考案に係る実施形態の結婚式のメッセージシステムにおいて、ゲストがメッセージを確認する際の画面の一例を示す図である。

以下に、本考案に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。

図１は、本考案に係る実施形態の結婚式のメッセージシステム１０を示す図である。図２は、結婚式のメッセージシステム１０において、名前付き二次元コード３０を席札３２として用いている様子を示す図である。

図３は、結婚式のメッセージシステム１０において、新郎新婦４が各ゲスト６に向けたメッセージを登録する際の画面の一例を示す図である。図４は、結婚式のメッセージシステム１０において、ゲスト６がメッセージを確認する際の画面の一例を示す図である。

結婚式のメッセージシステム１０は、結婚式を行う新郎新婦４が結婚式の招待客であるゲスト６に対して、感謝のメッセージを伝えることを可能とするシステムである。結婚式のメッセージシステム１０は、ネットワーク２を介して、新郎新婦４及びゲスト６の端末（パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなど）と接続可能とされている。

新郎新婦４は、結婚式の主役であり、ここでは新郎と新婦をまとめて記載しているが、もちろん、新郎と新婦を分離した状態でシステムを活用するようにしてもよい。ゲスト６は、結婚式や披露宴の招待客であり、新郎新婦４の友人、知人、会社同僚、親戚などである。

結婚式のメッセージシステム１０は、コード発行処理部１２と、感謝メッセージ登録処理部１４と、印刷処理部１６と、祝福メッセージ登録処理部１８と、写真共有部２０と、プロフィール登録処理部２２と、メッセージ保存処理部２４と、記憶部（不図示）とを備えている。

結婚式のメッセージシステム１０において、記憶部以外の各機能は、ハードウェア構成、ソフトウェア構成の何れによっても実現することが可能である。例えば、ソフトウェアによって実現する場合、これらの機能は、実際にはＣＰＵあるいはＭＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭなどを備えて構成されたサーバ装置上において、ＲＡＭやＲＯＭ、ハードディスク等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現することができる。

コード発行処理部１２は、結婚式に招待されたゲスト６の氏名とともにゲスト６に対応する二次元コードが表示される個別コードである名前付き二次元コード３０を発行する機能を有する。例えば、図２に示されるように、結婚式の披露宴会場のテーブルにはゲスト毎に席札３２が設けられているが、席札３２の表面に名前付き二次元コード３０が開示されている。ここでは、ゲストの氏名「山田太郎」と、山田太郎に対応するＱＲコード（登録商標）が表示される。

名前付き二次元コード３０は、ゲスト６が新郎新婦４からの感謝メッセージに閲覧するためのアクセス情報を含む。アクセス情報とは、例えば、結婚式のメッセージシステム１０にアクセスするためのＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）などが含まれている。

なお、ゲスト６がスマートフォンなどの端末を使って結婚式のメッセージシステム１０にアクセスするためには、パスワードなどのセキュリティシステムを搭載することで、セキュリティを確保するとともに、ゲスト６は自分だけの特別なメッセージなどを閲覧するというように心を躍らせることが出来るといった利点がある。

感謝メッセージ登録処理部１４は、結婚式の新郎新婦４からゲスト６に向けたメッセージを登録する機能を有する。具体的には、新郎新婦４は、ゲスト６の氏名を登録するとともに、各ゲスト６毎に向けた特別なメッセージを登録する。なお、新郎新婦４からゲスト６に向けたメッセージは、文字ベースのテキストメッセージも可能であるが、動画や写真などを使ったメッセージも含めることが出来る。

印刷処理部１６は、名前付き二次元コード３０を結婚式の席札３２に貼着可能なシール部材の表面に印刷する機能を有する。シール部材は、裏面に糊の付いた紙と剥離紙とを備えた部材であり、表面に図２に示されるような名前付き二次元コード３０を印刷する。

なお、ここでは、シール部材に名前付き二次元コード３０を印刷することで席札３２に貼り付けるものとして説明するが、その他、様々な場所に貼り付けることができ、また席札３２自体に直接印刷してもよい。

祝福メッセージ登録処理部１８は、結婚式に参加するゲスト６から新郎新婦４へのお祝いのメッセージを入力して登録する機能を有する。ゲスト６がスマートフォンなどで名前付き二次元コード３０を読み取って、結婚式のメッセージシステム１０にアクセスして登録操作を行うことで新郎新婦４に向けた祝福メッセージを入力して登録することが出来る。

もちろん、この祝福メッセージは、新郎新婦４が結婚式のメッセージシステム１０にアクセスして閲覧することが出来る。なお、祝福メッセージは、文字ベースのテキストのみならず、動画などを使ったお祝いのメッセージも適用することが出来る。

写真共有部２０は、ゲスト６が登録する写真を他のゲスト６が閲覧可能にする機能を有する。具体的には、例えば、結婚式当日にゲスト６が新郎新婦４の写真撮影を行った写真データをアップロードすることで、他のゲスト６や新郎新婦４がデータを共有して閲覧できるようにする。

なお、上記のように写真共有部２０を用いることで、結婚式当日の写真だけでなく、新郎新婦４の前撮り写真や二人の思い出の写真を予め登録することで、ゲスト６は、披露宴が始まる前の待ち時間などに楽しむことができる。

プロフィール登録処理部２２は、ゲスト６に新郎新婦４のことを知ってもらうために新郎新婦４のプロフィールを登録する機能を有する。新郎新婦４が「仕事」「お互いの好きなところ」「第一印象は？」などのように項目を自由に設定して登録することが出来る。一問一答形式で紹介することで、読み手であるゲスト６は気軽に読むことができるため、新郎新婦４により一層親近感を覚えてもらうことができるといった効果がある。

メッセージ保存処理部２４は、感謝メッセージ登録処理部１４によって登録された新郎新婦４からゲスト６に向けたメッセージをゲスト６のスマートフォンなどの端末に直接保存することができ、また、ゲスト６のメールアドレスに対してメールの送信を行う機能を有する。

続いて、上記構成の結婚式のメッセージシステム１０の作用について説明する。一般的に結婚式では新郎新婦が招待客に対し手書きの感謝メッセージを記載することが多いが、結婚式の準備などで時間の確保が難しいことがある。

そこで、結婚式のメッセージシステム１０を用いることで、新郎新婦４は、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの端末を使って、ゲスト６毎に特別なメッセージを登録して伝えることが出来る。文字入力によるメッセージは、ブラインドタッチやフリック入力を駆使することができ、手書きに比べて効率良く短時間で入力することが出来るという利点がある。

そして、披露宴に招待されたゲスト６は、図２に示されるようなテーブル上に配置された席札３２に自分の名前が記載された名前付き二次元コード３０が表示されているため、自分の席が分かるとともに、スマートフォンなどを用いて名前付き二次元コード３０を読み取ることで結婚式のメッセージシステム１０にアクセスすることが出来る。

また、ゲスト６は、結婚式のメッセージシステム１０にアクセスするに際し、パスワードの入力した上で、メッセージを閲覧する必要があるため、自分に向けられた特別なメッセージを見るというように心が躍るような気持ちになる。

ゲスト６は、新郎新婦４の一問一答形式のプロフィール紹介欄を見ることができ、また前撮り写真や二人の思い出の写真を見ることで、より一層新郎新婦４の事が良く分かり親近感を覚えることが出来る。

なお、ゲスト６から新郎新婦４へお祝いのメッセージを送付したいときは、祝福メッセージ登録処理部１８の機能を用いて、お祝いのメッセージを入力して登録することが出来る。

また、ゲスト６は、新郎新婦４からの感謝メッセージを自分のスマートフォンなどに保存することができ、自分のメールアドレスに送信することで、半永久的にメッセージを保存することが出来るという効果を奏する。

上記のように、結婚式のメッセージシステム１０を用いることで、新郎新婦４から各ゲスト６に対してサプライズの演出をすることが出来るため、新郎新婦４だけでなくゲスト６についても結婚式に対する満足度を高めることができるという顕著な効果を奏する。

なお、結婚式のメッセージシステム１０では、名前付き二次元コード３０を席札３２に貼着することで席札としての兼用することが出来るという利点があるが、もちろん、その他の部分に利用でき、引き出物の案内や、二次会の名札や、結婚報告のハガキなどに貼着することも出来る。

また、結婚式のメッセージシステム１０をパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの端末を用いて、新郎新婦４がアクセスした際の表示画面の一例は図３に示しており、ゲスト６が名前付き二次元コード３０を読み取ってアクセスした際の表示画面の一例は図４に示す。また、これらの表示画面は一例であり、背景についても複数の中から新郎新婦４が好みのものを選べることが可能となるように設定することも出来る。

２ ネットワーク、４ 新郎新婦、６ ゲスト、１０ メッセージシステム、１２ コード発行処理部、１４ 感謝メッセージ登録処理部、１６ 印刷処理部、１８ 祝福メッセージ登録処理部、２０ 写真共有部、２２ プロフィール登録処理部、２４ メッセージ保存処理部、３０ 名前付き二次元コード、３２ 席札。

Claims (4)

1. 結婚式に招待されたゲストの氏名とともに該ゲストに対応する二次元コードが表示される個別コードを発行するコード発行処理部と、
   前記結婚式の新郎新婦から前記ゲストに向けたメッセージを登録する感謝メッセージ登録処理部と、を備え、
   前記個別コードは、前記メッセージに閲覧するためのアクセス情報を含むことを特徴とする結婚式のメッセージシステム。
2. 請求項１に記載の結婚式のメッセージシステムにおいて、
   前記個別コードを前記結婚式の席札に貼着可能なシール部材の表面に印刷する印刷処理部を備えることを特徴とする結婚式のメッセージシステム。
3. 請求項１または請求項２に記載の結婚式のメッセージシステムにおいて、
   前記ゲストから前記新郎新婦へのメッセージを入力して登録する祝福メッセージ登録処理部を備えることを特徴とする結婚式のメッセージシステム。
4. 請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の結婚式のメッセージシステムにおいて、
   前記ゲストが登録する写真を他のゲストが閲覧可能にする写真共有処理部を備えることを特徴とする結婚式のメッセージシステム。