JP7208664B1 - 変位量表示器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2では、表示値の最下位桁のフリッカー現象を除去して読取容易な安定表示を達成するために、第1のデータレジスタと第2のデータレジスタに同一の初期値をプリセットし、次にエンコーダ等から入力された入力値を第1のデータレジスタに記憶させるとともに両データレジスタの表示桁に記憶されている値D1,D2とを比較してその比較結果に基づいて予め決められた複数の中から特定のオフセット値Cを選択している。そして、このオフセット値Cを第2のデータレジスタの記憶値に加算し、この加算値の表示桁の値(D2)をデジタル表示器に表示している。
請求項2に記載された発明は、予め定められた期間にて前記変位量の変化が予め定められた値よりも小さい場合に、前記更新モードから前記停止モードに移行することを特徴とする請求項1記載の変位量表示器である。
請求項3に記載された発明は、前記停止モードから前記更新モードへ移行した際には、当該停止モードの際の前記測定対象の変位量の変化に関わらず、当該更新モードへ移行した際の当該測定対象の変位量をデジタル表示することを特徴とする請求項1または2記載の変位量表示器である。
請求項4に記載された発明は、測定対象の変位量をデジタル表示する表示部と、前記変位量に変化があるときには当該変化に応じて前記表示部のデジタル表示を更新する更新モードと、前記変位量の変化が止まったとされる際には前記表示部のデジタル表示を更新しない停止モードとを備え、電源遮断が前記更新モードのときになされたのか前記停止モードのときになされたのかを識別する電源遮断モード情報を記録することを特徴とする変位量表示器である。
請求項5に記載された発明は、測定対象の変位量をデジタル表示する表示部と、前記変位量に変化があるときには当該変化に応じて前記表示部のデジタル表示を更新する更新モードと、前記変位量の変化が止まったとされる際には前記表示部のデジタル表示を更新しない停止モードとを備え、前記更新モードで電源遮断となったときにはエラー表示を行い、前記停止モードで電源遮断となったときには当該エラー表示を行わないことを特徴とする変位量表示器である。
図1は、本実施の形態が適用される変位量表示器10の構成を示す図である。
図1に示す変位量表示器10は、本実施の形態が適用される各種処理を実行する演算処理モジュール20を備える。また、例えばプレス機械のスライドなどの測定対象8の変位を伝達する入力軸11と、入力軸11を介して測定対象8の変位量を取得する角度検出器12とを備えている。また、演算処理モジュール20での処理結果を表示する表示部としての表示器13と、演算処理モジュール20での処理結果から、出力信号を外部機器へ出力する信号出力器14とを備えている。さらに、電源9からの電力状態を把握する電圧検出器15を備えている。また、取得した変位量や、モードフラグ、電源が遮断された際の状態等を記憶する不揮発性メモリ16と、ユーザとの間にて情報をやり取りするユーザインタフェース(I/F)17を備えている。
演算処理モジュール20は、角度検出器12にて検出された変位量を取得する変位量取得部21と、後述する更新モードと停止モードとの判定を行うモード判定部22と、変位量をデジタル表示値に変換し、この表示値を表示器13へ表示するための制御を行う表示制御部23とを備えている。また、判定されたモードが記録されたモードフラグを記憶するモードフラグ記憶部24と、取得された変位量を一時的に記憶する変位量記憶部25とを備えている。
そこで、本実施の形態では、変位量に変化があるときはこの変化に応じて表示器13のデジタル表示を更新する「更新モード」に対し、変位量の変化が止まったとされる際には表示器13のデジタル表示を更新しない「停止モード」を設け、表示のちらつきを抑制している。
図5は、演算処理モジュール20によって実行される基本処理の概要を示すフローチャートである。図5に示すように、基本的な処理は「変位量の取得」、「モード判定」、「表示処理」の繰り返しである。本実施の形態が適用される変位量表示器10は、測定対象物の変位量に変化がある場合と、変化が止まったと判定される場合とで、異なった処理がなされることを特徴とする。そして、この測定量に変化がある状態なのか、変化が止まっている状態なのかの判定は、変位量取得部21で変位量が取得される都度、モード判定部22によるモード判定によって行われる。その判定結果はモードフラグ記憶部24に記憶されたモードフラグが、「更新」若しくは「停止」の二値データとして記録されている。表示処理においては、モードフラグ記憶部24に記憶されたモードフラグを参照することによって、表示制御部23により表示の更新がなされるか更新がなされないかの選択的な処理がなされる。
まず、演算処理モジュール20の変位量取得部21は、角度検出器12から得られた変位量を取得する(ステップ101)。変位量を取得した以降の処理は、前述の如く、モードフラグ記憶部24に記憶されたモードフラグが示すモードによって異なるが、まずはモードフラグが「更新」である場合、すなわち更新モードの場合の処理から説明する。
モード判定部22は、モードフラグ記憶部24に記憶されているモードフラグから、現在のモードを判定する(ステップ102)。モードフラグが「更新」である場合に(ステップ102で「更新」)、モード判定部22は、変位量取得部21にて得られる現在の変位量を一時記憶する(ステップ103)。より具体的には、変位量取得部21で取得された変位量は、変位量記憶部25に一定の期間だけ(例えば、500msの期間だけ)、一時的に記録される。
この変位量の変化が予め定められた値よりも小さい(例えば0.01mm未満である)場合には(ステップ104でYES)、変位量の変化が止まったと判断され、更新モードから停止モードに移行する。その際にはその時点での変位量が変位量記憶部25に「停止位置」として記録され(ステップ105)、モードフラグ記憶部24のモードフラグは「更新」から「停止」に書き換えられる(ステップ106)。
上述の条件に合わない場合、すなわち、予め定められた期間、変位量の変化が予め定められた値よりも小さくない場合(例えば0.01mmより大きい場合)には(ステップ104でNO)、モードフラグ記憶部24のモードフラグは「更新」のまま維持され、更新モードが維持されて、ステップ109へ移行する。
停止モードにて、モード判定部22は、変位量の変化が、予め定められた更新移行値を超えたかを判定する(ステップ107)。この「更新移行値」としては、前述のように、例えば「±18°」などの値である。より具体的には、変位量取得部21にて取得された変位量と変位量記憶部25に記録されている「停止位置」との差が、予め定められた更新移行値(例えば、±18°)を超えた場合(ステップ107でYES)には、測定対象の変位量に変化があったと判定し、停止モードから更新モードへ移行する。その際は、モードフラグ記憶部24のモードフラグは「停止」から「更新」に書き換えられ(ステップ108)、ステップ109へ移行する。
変位量取得部21で取得された変位量と変位量記憶部25に記録されている「停止位置」との差が、更新移行値を超えていない場合には(ステップ107でNO)、モードフラグ記憶部24のモードフラグは「停止」のまま維持され、停止モードは維持されてステップ109へ移行する。
まずはモード判定部22にて、モードフラグ記憶部24に記憶されたモードフラグが「更新」と判定された場合(ステップ109で「更新」)、すなわち更新モードである場合の表示処理から説明する。
更新モードにおいて表示器13に表示される値は最新の変位量であり、最新の変位量はモード判定部22を介して変位量記憶部25に記憶されている(ステップ103を参照)。表示制御部23は、変位量記憶部25に記憶されている最新の変位量を、図3に示される如く表示器13の最小表示桁の分解能で表すデジタル表示値に変換し、表示制御部23を介して表示器13に表示する(ステップ110)。その後、ステップ101へ戻る。
停止モードにおいて表示器13に表示される値は停止位置であり、停止位置は更新モードから停止モードに移行した際、モード判定部22を介して変位量記憶部25に記憶されている(ステップ105参照)。表示制御部23は、変位量記憶部25に記憶されている停止位置を、図3に示される如く表示器13の最小表示桁の分解能で表すデジタル表示値に変換し、表示制御部23を介して表示器13に表示する(ステップ111)。その後、ステップ101へ戻る。
このように表示器13に表示される値は、更新モードにおいては、逐次最新の変位量に更新され、停止モードにおいては、更新モードから停止モードに移行した際の停止位置が更新されずに、同一の値が継続して表示され続ける。
別の表現を採用すれば、本実施の形態が適用される変位量表示器10は、対象物が変化しているのか、対象物の変化が止まっているかを自動的に判別して、表示器13の表示の更新および非更新を制御することを特徴としている。
図7は、電源遮断時の処理を示すフローチャートである。電圧判定部31は、電圧検出器15により検出された電源9(図1参照)の電圧を判定する(ステップ201)。電源遮断・復旧判定部32は、電圧判定部31により判定された電圧から、電源遮断が生じたか否かを判定する(ステップ202)。この電源遮断は、意図されたユーザ操作による電源遮断のみならず、例えば停電や、作業ミスなどにより電源を切るユーザ操作、接続不良などの予期せぬ電源遮断などで生じ得る。電源遮断が生じていなければ(ステップ202でNO)、ステップ201に戻って電圧を判定する。電源遮断が生じた際(ステップ202でYES)、電源遮断処理部33は、変位量等の、電源が復旧した際に必要となるデータ(情報)を不揮発性メモリ16に記憶する(ステップ203)。不揮発性メモリ16への変位量の記憶は、電源遮断の際に記憶される態様の他、測定対象8の都度の変化に応じて記憶される態様、更新モードから停止モードへ移行した際の停止位置を記憶する態様など、記憶する態様は適宜、選択され、好ましいタイミングの変位量が記憶される。
図8は、電源復旧時の処理を示すフローチャートである。
電圧判定部31は、電圧検出器15により検出された電源9の電圧を判定し(ステップ301)、電源遮断・復旧判定部32は、この電圧判定部31の判定により電源復旧か否かを判定する(ステップ302)。電源復旧ではない場合には(ステップ302でNO)、ステップ301に戻り電圧の判定を継続する。電源復旧である場合には(ステップ302でYES)、電源復旧処理部34は、不揮発性メモリ16に記憶された電源遮断の前の変位量を読み込む(ステップ303)。修正変位量計算部35は、変位量取得部21により取得され変位量記憶部25に記憶された電源復旧時の変位量を取得し、この最新の変位量と電源遮断の前の変位量とに基づいて、電源遮断中の変位量の変化を計算する(ステップ304)。
Claims (5)
- 最小分解能により測定対象の変位量をデジタル表示する表示部と、
前記変位量に変化があるときには前記最小分解能による変化に応じて前記表示部のデジタル表示を更新する更新モードと、
前記変位量の変化が止まったとされる際には前記最小分解能によっては前記表示部のデジタル表示を更新せず、当該最小分解能よりも大きな更新移行値による変化によって前記更新モードへ移行させ、当該更新移行値により当該デジタル表示を更新させる停止モードと
を備えたことを特徴とする変位量表示器。 - 予め定められた期間にて前記変位量の変化が予め定められた値よりも小さい場合に、前記更新モードから前記停止モードに移行することを特徴とする請求項1記載の変位量表示器。
- 前記停止モードから前記更新モードへ移行した際には、当該停止モードの際の前記測定対象の変位量の変化に関わらず、当該更新モードへ移行した際の当該測定対象の変位量をデジタル表示することを特徴とする請求項1または2記載の変位量表示器。
- 測定対象の変位量をデジタル表示する表示部と、
前記変位量に変化があるときには当該変化に応じて前記表示部のデジタル表示を更新する更新モードと、
前記変位量の変化が止まったとされる際には前記表示部のデジタル表示を更新しない停止モードと
を備え、
電源遮断が前記更新モードのときになされたのか前記停止モードのときになされたのかを識別する電源遮断モード情報を記録することを特徴とする変位量表示器。 - 測定対象の変位量をデジタル表示する表示部と、
前記変位量に変化があるときには当該変化に応じて前記表示部のデジタル表示を更新する更新モードと、
前記変位量の変化が止まったとされる際には前記表示部のデジタル表示を更新しない停止モードと
を備え、
前記更新モードで電源遮断となったときにはエラー表示を行い、前記停止モードで電源遮断となったときには当該エラー表示を行わないことを特徴とする変位量表示器。
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