JP7208130B2 - コンバーターレンズ、交換レンズ、及び撮像装置 - Google Patents

コンバーターレンズ、交換レンズ、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、コンバーターレンズ、交換レンズ、及び撮像装置に関する。
撮像装置とマスターレンズ含む交換レンズとの間に配置されることにより、全系の焦点距離を長くすることが可能なリアコンバーターレンズ(以下、コンバーターレンズという)が知られている。
特許文献1には、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群からなるコンバーターが記載されている。当該コンバーターレンズは、バックフォーカスが比較的短いマスターレンズとともに用いることが可能な構成を有する。
国際公開第2017/134928号
マスターレンズのバックフォーカスが短い場合、マスターレンズから射出された軸外光束の主光線の高さが比較的高い位置にコンバーターレンズが配置されることになる。このとき、コンバーターレンズの物体側の群の屈折力や、コンバーターレンズ全体の屈折力を適切に設定しないと、コンバーターレンズの像側の群の径が大きくなったり、像面湾曲や倍率色収差などの補正が困難になる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、小型で、マスターレンズの像側に配置されたときに高い光学性能を有するコンバーターレンズを提供することを目的とする。
本発明の一実施例に係るコンバーターレンズは、全体として負の屈折力を有し、マスターレンズの像側に配置されることで、全系の焦点距離を前記マスターレンズ単独の焦点距離よりも長くするコンバーターレンズであって、前記コンバーターレンズは5枚以上のレンズで構成され、前記5枚以上のレンズは、正の屈折力の前群、負の屈折力の後群から成り、前記前群は、最も物体側に配置されたレンズから像側に向かって順にレンズの屈折力を合成した場合に、合成屈折力が正に最大となるレンズ群であり、前記前群の焦点距離をf1、前記コンバーターレンズの焦点距離をEXT_f、前記マスターレンズの像側に配置されたときの前記コンバーターレンズの横倍率をβ、前記コンバーターレンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をL、前記マスターレンズの像側に配置されたときの前記コンバーターレンズの最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をskとするとき、
0.11<f1/(|EXT_f|×β)≦0.257
1.00<L/(sk×β)<4.00
なる条件式を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、小型で、マスターレンズの像側に配置されたときに高い光学性能を有するコンバーターレンズを得ることができる。
実施例のマスターレンズと実施例1のコンバーターレンズの断面図である。 参考例1のコンバーターレンズの断面図である。 参考例1のコンバーターレンズをマスターレンズの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。 実施例のコンバーターレンズの断面図である。 実施例のコンバーターレンズをマスターレンズの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。 実施例のコンバーターレンズの断面図である。 実施例のコンバーターレンズをマスターレンズの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。 実施例のコンバーターレンズの断面図である。 実施例のコンバーターレンズをマスターレンズの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。 撮像システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施例に係るコンバーターレンズ及び撮像装置について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施例のコンバーターレンズTCLは、交換レンズ等のマスターレンズMLの像側に配置されることにより、マスターレンズMLとコンバーターレンズTCLからなる撮影光学系OL(全系)の焦点距離を、マスターレンズMLのみを撮影光学系とした場合よりも焦点距離を長くする。
なお、マスターレンズMLは、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、銀塩フィルムカメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。
図1に示すマスターレンズML、および図2、4、6、8に示すコンバーターレンズTCLの断面図において、左方が物体側(前方)であり、右方が像側(後方)である。開口絞りSPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する。
撮像装置がデジタルビデオカメラやデジタルカメラなどである場合は、像面IPは、CCDセンサまたはCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。撮像装置が銀塩フィルムカメラである場合は、像面IPはフィルム面に相当する。
図3、5、7、9は、後述の参考例または各実施例のコンバーターレンズTCLの収差図である。球面収差図において、実線はd線、二点鎖線はg線について示している。非点収差図において破線Mはメリディオナル像面における収差量、実線Sはサジタル像面における収差量を示している。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差はg線について示している。ωは半画角(度)であり、近軸計算による画角である。FnoはFナンバーである。
マスターレンズMLのバックフォーカスが短い場合、マスターレンズMLから射出された軸外光束の主光線の高さが高い位置にコンバーターレンズTCLが配置されることになる。このとき、コンバーターレンズTCLの物体側の正の屈折力が弱いとコンバーターレンズTCLの像側のレンズの径が大きくなってしまう。
そこで、本発明では、コンバーターレンズTCLを、正の屈折力の前群FLと、前群FLの像側に配置された後群RLから構成している。ここで、前群FLは、最も物体側に配置されたレンズから像側に向かって順にレンズの屈折力を合成した場合に、合成屈折力が正に最大となるレンズ群である。
さらに、以下の条件式(1)を満たすように構成している。
0.10<f1/(|EXT_f|×β)<0.36・・・(1)
さらに、
0.10<f1/(|EXT_f|×β)≦0.257・・・(1´)
を満足することが好ましい。
なお、前群FLの焦点距離をf1、コンバーターレンズTCLの焦点距離をEXT_f、マスターレンズMLの像側に配置されたときのコンバーターレンズTCLの横倍率をβとする。
条件式(1)は、コンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値に対する前群FLの焦点距離の比を、マスターレンズMLの像側に配置されたときのコンバーターレンズTCLの横倍率(以下、コンバーターレンズTCLの横倍率という)で規格化した値の好適な範囲を示している。なお、コンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値に対する前群FLの焦点距離の比は、コンバーターレンズTCLの横倍率に応じて好ましい値が異なるものであるため、この条件式ではコンバーターレンズTCLの横倍率に対する依存性をキャンセルする目的で規格化を行っている。なお、後述する条件式(2)、(3)、(4)でも同様の理由により、コンバーターレンズTCLの横倍率で規格化している。
条件式(1)は前群FLの焦点距離に比べてコンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値が比較的大きいことを示している。これは、前群FLの屈折力を強めて主点を物体側に配することによって、前群FLの屈折力に比べてコンバーターレンズTCL全系の屈折力を弱めていることを示している。
このようにコンバーターレンズTCLの物体側における正の屈折力を像側に比べて強くすることによって、コンバーターレンズTCLに入射した軸外光束の主光線の角度を光軸と平行な方向に(テレセントリックな方向に)近づけている。これにより、コンバーターレンズTCLの最大径の増大を抑制することができる。さらに、軸外光束の主光線の角度をこのようにすることで、コンバーターレンズTCLに含まれる正レンズの曲率を大きくすることが許容される。よって、正レンズの材料のd線における屈折率を小さくしやすくなり、ペッツバール和の負の成分が大きくなりやすいコンバーターレンズTCLにおいて、ペッツバール和の正の成分を大きくしてゼロに近づけることが容易になる。これにより、像面湾曲を補正することができる。
また、コンバーターレンズTCLの全体の負の屈折力を強めすぎないことによって、コンバーターレンズTCLにおいて像側に配される各レンズの屈折力が強くなりすぎることを防いでいる。これにより、像面湾曲、非点収差、倍率色収差等を良好に補正することができる。
条件式(1)の下限値を下回って前群FLの焦点距離が短くなり、前群FLの屈折力が強くなると、軸上色収差やコマ収差の補正が困難になるため好ましくない。条件式(1)の上限値を上回って前群FLの焦点距離が長くなり、前群FLの屈折力が弱くなると、負の焦点距離を有するコンバーターレンズTCLにおいてペッツバール和の絶対値を小さくすることが困難になり、像面湾曲や倍率色収差が大きくなるため好ましくない。
このように、本発明によれば、小型かつ高い光学性能を有するコンバーターレンズTCLを得ることができる。特に、本発明のコンバーターレンズTCLは、ミラーレス式のカメラと、該カメラに対して着脱可能でありバックフォーカスが比較的短い交換レンズとの間に配置されるコンバーター装置に好適である。
条件式(1)の数値範囲を以下のようにすることが好ましい。
0.11<f1/(|EXT_f|×β)<0.34・・・(1a)
条件式(1)の数値範囲を以下のようにすることがさらに好ましい。
0.12<f1/(|EXT_f|×β)<0.32・・・(1b)
さらに、コンバーターレンズTCLは5枚以上のレンズで構成されることが好ましい。バックフォーカスの短いレンズに対応するために、マスターレンズから射出された軸外光束の主光線の高さが比較的高い位置にコンバーターレンズが配置されることになる。このため、倍率色収差と像面湾曲を良好に補正するためにはレンズの構成枚数を5枚以上とすることが好ましい。
さらに、本発明の実施例にかかるコンバーターレンズTCLにおいて、後群RLを、正の屈折力を有する第1部分群Aと正の屈折力を有する第2部分群Bから構成することが好ましい。ここで、第2部分群Bは、後群RLの最も像側に配置された、正の屈折力を有する接合レンズ(第1接合レンズ)または1枚の正レンズからなる。後群RLの最も像側の位置、すなわち軸上光束の高さが低い位置に正の屈折力の接合レンズ(または1枚の正レンズ)を配置することによって、他の収差成分を増大させることなく像面湾曲を補正できる。
さらに、コンバーターレンズが、以下の条件式(2)~(7)のうち1以上を満足することが好ましい。
0.03<fa/(|EXT_f|×β)<0.15・・・(2)
0.10<fb/(|EXT_f|×β)<0.35・・・(3)
1.00<L/(sk×β)<4.00・・・(4)
0.10<d/sk<0.60・・・(5)
―0.20<|EXT_f|×Σ{1/Rn×(1/N’-1/N)}<0.20・・・(6)
-3.0<(R2+R1)/(R2-R1)<-0.1・・・(7)
なお、第1部分群Aの焦点距離をfa、第2部分群Bの焦点距離をfbとする。コンバーターレンズTCLの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をL、マスターレンズMLの像側に配置されたときのコンバーターレンズTCLの最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をskとする。前群FLの最も像側のレンズ面から後群RLの最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をdとする。コンバーターレンズTCLの物体側からn番目のレンズ面の曲率半径をRn、当該n番目のレンズ面の光射出側の媒質の屈折率をN’、当該n番目のレンズ面の光入射側の媒質の屈折率をNとする。また、R1をコンバーターレンズTCLの最も像側のレンズの物体側面の曲率半径とする。R2をコンバーターレンズTCLの最も像側のレンズの像側面の曲率半径とする。
条件式(2)は、コンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値に対する第1部分群Aの焦点距離を、コンバーターレンズTCLの横倍率で規格化した値の好適な範囲を示している。条件式(2)の下限値を下回って、コンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値に比べて第1部分群Aの焦点距離が短くなり、第1部分群Aの屈折力が強くなると、軸上色収差、球面収差、コマ収差が大きくなるため好ましくない。条件式(2)の上限値を上回ってコンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値が小さくなると、ペッツバール和の負の成分が大きくなって像面湾曲が大きくなるため好ましくない。
条件式(3)は、コンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値に対する第2部分群Bの焦点距離を、コンバーターレンズTCLの横倍率で規格化した値の好適な範囲を示している。条件式(3)の下限値を下回って、コンバーターレンズTCLの焦点距離の絶対値に比べて第2部分群Bの焦点距離が短くなり、第2部分群Bの屈折力が強くなると、特に倍率色収差が大きくなるため好ましくない。条件式(3)の上限値を上回って第2部分群Bの焦点距離が長くなり、第2部分群Bの屈折力が弱くなると、像面湾曲を補正することが困難になるため好ましくない。
条件式(4)は、コンバーターレンズTCLの最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離に対する、コンバーターレンズTCLの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離を、コンバーターレンズTCLの横倍率で規格化した値の好適な範囲を示している。条件式(4)の下限値を下回って距離Lが短くなると、スペース的に正レンズを厚くすることが困難になり、正レンズの曲率を大きくすることが困難になる。そのため、像面湾曲や倍率色収差が大きくなるため好ましくない。条件式(4)の上限値を上回って距離Lが長くなると、コンバーターレンズTCLの長さが長くなって大型化するため好ましくない。
条件式(5)は、マスターレンズMLの像側に配置されたときのコンバーターレンズTCLの最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離に対する、前群FLの最も像側のレンズ面から後群RLの最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離を規定している。距離dは、すなわち、前群FLと後群RLの光軸上の間隔を示している。条件式(5)の下限値を下回って前群FLと後群RLの光軸上の間隔が短くなると、前群FLで屈折した軸外光束の主光線の高さが高い位置に後群RLが配置されることになり、後群RLの径が大型化するため好ましくない。条件式(5)の上限値を上回って前群FLと後群RLの光軸上の間隔が長くなると、軸上光束のマージナル光線の高さが低い位置に後群RLの負レンズが配置されることとなる。このとき、所定の位置に結像するためには負レンズの屈折力を強くしなければならないが、負レンズの屈折力を強くするとペッツバール和の負の成分が大きくなり、像面湾曲が大きくなるため好ましくない。
条件式(6)は、コンバーターレンズTCLの焦点距離とペッツバール和とを乗算した値の好適な範囲を示している。条件式(6)の下限値を下回ってペッツバール和が負の方向に大きくなった場合、正レンズはその材料の屈折率が低くなりアッベ数が大きくなり、負レンズはその材料の屈折率が高くなりアッベ数が小さくなる。これにより、軸上色収差や倍率色収差が大きくなるため好ましくない。条件式(6)の上限値を上回ると、像面湾曲が大きくなるため好ましくない。
条件式(7)は、コンバーターレンズTCLの最も像側のレンズの形状因子の好適な範囲を示している。条件式(7)の下限値を下回って像側面のレンズの曲率の絶対値が小さくなってしまうと、非点収差が大きくなり好ましくない。条件式(7)の上限値を上回って像側面のレンズの曲率の絶対値が大きくなってしまうと、コバ厚を確保するためにレンズが大型化するので好ましくない。
条件式(2)~(7)の数値範囲を以下のようにすることが好ましい。
0.04<fa/(|EXT_f|×β)<0.12・・・(2a)
0.11<fb/(|EXT_f|×β)<0.32・・・(3a)
1.20<L/(sk×β)<3.50・・・(4a)
0.11<d/sk<0.50・・・(5a)
―0.18<|EXT_f|×Σ{1/Rn×(1/N’-1/N)}<0.15・・(6a)
-2.5<(R2+R1)/(R2-R1)<-0.15・・・(7a)
条件式(2)~(7)の数値範囲を以下のようにすることがさらに好ましい。
0.05<fa/(|EXT_f|×β)<0.10・・・(2b)
0.12<fb/(|EXT_f|×β)<0.30・・・(3b)
1.50<L/(sk×β)<3.10・・・(4b)
1.546≦L/(sk×β)<4.00・・・(4b´)
0.13<d/sk<0.47・・・(5b)
―0.16<|EXT_f|×Σ{1/Rn×(1/N’-1/N)}<0.10・・(6b)
-2.1<(R2+R1)/(R2-R1)<-0.2・・・(7b)
上記条件式の少なくとも1つを満たすことで、コンバーターレンズTCLを小型に構成しつつ、像面湾曲や非点収差等の諸収差を良好に補正することによって高い光学性能を得ることができる。
さらに、第1部分群Aは、接合レンズ(第2接合レンズ)を有することが好ましい。第1部分群Aにおいて、単レンズを多く配置する代わりに接合レンズを配置することにより、空気との境界面を減らして当該境界面における反射によって生じる不要光を低減することができる。
さらに、第1部分群Aに含まれる接合レンズを構成する、少なくとも1枚の負レンズの屈折率が1.80以上であることが好ましい。当該少なくとも1枚の負レンズの屈折率が1.85以上であることが好ましく、1.90以上であることがさらに好ましい。第1部分群Aにおいて、高屈折率の負レンズを使用することによって、第1部分群Aを構成する負レンズの曲率の増大を抑制している。これにより、他の収差成分を増大させることなく像面湾曲を補正することが容易となる。
前群FLは、2枚以下のレンズからなることが好ましい。屈折力が強く曲率が大きくなりやすいレンズを有する前群FLのレンズの枚数を少なくすることによって、レンズと空気の境界面を少なくして不要光の発生を抑制することができる。
前群FLを構成するレンズの枚数よりも後群RLを構成するレンズの枚数の方が多いことが好ましい。軸外光束の高い位置に配されるレンズの屈折力を弱めることにより、像面湾曲や非点収差を良好に補正することが容易になる。
次に、実施例のマスターレンズMLと、実施例のコンバーターレンズTCLについて説明する。
[マスターレンズ]
本明細書において、マスターレンズMLの構成は、コンバーターレンズTCLの実施例1~4に共通している。
図1は、無限遠物体に合焦時のマスターレンズMLの断面図である。マスターレンズMLは、Fナンバー2.90、半画角は3.16度、バックフォーカス39mmである。なお、例に挙げたマスターレンズMLは一例であり、像面に結像可能な光学系であればその他の光学系であっても構わない。
[コンバーターレンズ]
次に参考例1および実施例1~のコンバーターレンズについて説明する。
参考例1]
図2は、参考例1のコンバーターレンズTCLの断面図である。図3は参考例1のコンバーターレンズTCLをマスターレンズMLの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。このとき、横倍率は1.400である。
参考例1のコンバーターレンズTCLにおいて、前群FLはコンバーターレンズTCLの最も物体側に配置された正レンズからなる。また、後群RLは、前群FLより像側に配置された6枚のレンズからなる。後群RLにおいて、第1部分群Aは、負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚を接合した接合レンズ(第2接合レンズ)と、該接合レンズの像側に配置された、正レンズおよび負レンズを接合した接合レンズ(第2接合レンズ)からなる。第2部分群Bは1枚の正レンズからなる。
前述の条件式(1)~(7)を満たすことにより、コンバーターレンズTCLを小型に構成しつつ高い光学性能を実現している。第1部分群Aに含まれる接合レンズによって、面反射により生じる不要光を低減しつつ、軸上色収差やコマ収差の波長ごとのばらつきを補正している。第2部分群Bにより、像面湾曲を補正している。
[実施例
図4は、実施例のコンバーターレンズTCLの断面図である。図5は実施例のコンバーターレンズTCLをマスターレンズMLの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。このとき、横倍率は1.400である。
実施例のコンバーターレンズTCLにおいて、前群FLはコンバーターレンズTCLの最も物体側に配置された、接合レンズからなる。当該接合レンズは、負レンズと該負レンズの像側に隣接して配置された正レンズからなる。また、後群RLは、前群FLより像側に配置された5枚のレンズからなる。
後群RLにおいて、第1部分群Aは後群RLの物体側に配置された接合レンズ(第2接合レンズ)と、該接合レンズの像側に隣接して配置された負レンズからなる。第2部分群Bは、負レンズおよび正レンズを接合した接合レンズ(第1接合レンズ)からなる。
前述の条件式(1)~(7)を満たすことにより、コンバーターレンズTCLを小型に構成しつつ高い光学性能を実現している。第1部分群Aの接合レンズによって、面反射により生じる不要光を低減しつつ、軸上色収差やコマ収差の波長ごとのばらつきを補正している。第2部分群Bの接合レンズの正レンズで像面湾曲を補正するとともに、当該正レンズで生じる倍率色収差を当該正レンズに接合している負レンズで補正している。
[実施例
図6は、実施例のコンバーターレンズTCLの断面図である。図7は実施例のコンバーターレンズTCLをマスターレンズMLの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。このとき、横倍率は2.000である。
実施例のコンバーターレンズTCLにおいて、前群FLはコンバーターレンズTCLの最も物体側に配置された正レンズからなる。後群RLは、前群FLより像側に配置された8枚のレンズからなる。
後群RLにおいて、第1部分群Aは、負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚を接合した接合レンズ(第2接合レンズ)と、1枚の正レンズと、負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚を接合した接合レンズ(第2接合レンズ)とからなる。第2部分群Bは1枚の正レンズからなる。
前述の条件式(1)~(7)を満たすことにより、コンバーターレンズTCLを小型に構成しつつ高い光学性能を実現している。
第1部分群Aの物体側の接合レンズによって、面反射により生じる不要光を低減しつつ、軸上色収差やコマ収差の波長ごとのばらつきを補正している。第1部分群Aにおいて2つの接合レンズの間の間に配置された正レンズによって、特に軸上色収差を補正している。第1部分群Aの像側の接合レンズによって、面反射により生じる不要光を低減しつつ、特に倍率色収差を補正している。第2部分群Bの正レンズで像面湾曲を補正している。
[実施例
図8は、実施例のコンバーターレンズTCLの断面図である。図9は実施例のコンバーターレンズTCLをマスターレンズMLの像側に配置したときの無限遠物体に合焦時の収差図である。このとき、横倍率は1.998である。
実施例3のコンバーターレンズTCLにおいて、前群FLはコンバーターレンズTCLの最も物体側に配置された正レンズからなる。後群RLは、前群FLより像側に配置された8枚のレンズからなる。
後群RLにおいて、第1部分群Aは、負レンズ、正レンズ、負レンズの3枚を接合した接合レンズ(第2接合レンズ)と、正レンズおよび負レンズを接合した接合レンズ(第2接合レンズ)と、1枚の正レンズとからなる。第2部分群Bは、負レンズおよび正レンズを接合した接合レンズ(第1接合レンズ)からなる。
前述の条件式(1)~(7)を満たすことにより、コンバーターレンズTCLを小型に構成しつつ高い光学性能を実現している。第1部分群Aの物体側の接合レンズによって、面反射により生じる不要光を低減しつつ、軸上色収差やコマ収差の波長ごとのばらつきを補正している。第1部分群Aの像側の接合レンズによって、面反射により生じる不要光を低減しつつ、特に倍率色収差を補正している。当該接合レンズの像側に隣接して配置された正レンズによって、像面湾曲を補正している。
第2部分群Bの接合レンズの正レンズで像面湾曲を補正するとともに、当該正レンズで生じる倍率色収差を当該正レンズに接合している負レンズで補正している。
[数値実施例]
前述のマスターレンズMLの数値実施例と、参考例1、実施例1のコンバーターレンズTCLのそれぞれに対応する数値実施例1~4を示す。
また、参考例及び各数値実施例において、面番号は、物体側からの光学面の順序を示す。rは光学面の曲率半径(mm)、面番号iにおけるdは、第i番目の光学面と第i+1番目の光学面の間隔(mm)、ndはd線における光学部材の材料の屈折率、νdはd線を基準とした光学部材の材料のアッベ数である。ある材料のアッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.56nm)、F線(486.13nm)、C線(656.27nm)における屈折率をNd、NF、NCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。有効径は、軸外光線の通過範囲によって定まるレンズ上の径のことをいう。
BFはバックフォーカスを示す。なお、マスターレンズMLの数値実施例におけるバックフォーカスは、最も像側の面から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものである。コンバーターレンズTCLの数値実施例におけるバックフォーカスは、マスターレンズMLの像側に配置されたときの、コンバーターレンズTCLの最も像側の面から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものである。
マスターレンズMLの数値実施例におけるレンズ全長は、マスターレンズMLの最も物体側の面(第1レンズ面)からマスターレンズMLの最も像側の面(最終レンズ面)までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。
マスターレンズMLとコンバーターレンズTCLのレンズ間隔は、マスターレンズMLの最も像側の面からコンバーターレンズTCLの最も物体側の面までの光軸上の距離である。マスターレンズMLとコンバーターレンズTCLの間隔は、空気換算長で表している。
前側主点位置は最も物体側の面から前側主点までの距離であり、後側主点位置は最も像側の面から後側主点までの距離である。なお、前側主点位置および後側主点位置についての各数値は近軸量であり、符号は物体側から像側の向きを正とする。
数値参考例1及び数値実施例1~のそれぞれにおける、前述の各条件式に用いられている物理量を[表1]に示し、前述の各条件式に対応する値を[表2]に示す。
[マスターレンズ]-コンバーターレンズの数値実施例1~4共通-
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 147.291 15.31 1.59522 67.7 135.17
2 497.553 135.95 133.90
3 93.917 15.46 1.43700 95.1 73.31
4 -169.659 1.50 1.80610 33.3 70.94
5 85.058 2.78 66.85
6 81.980 11.17 1.43700 95.1 67.06
7 ∞ 30.12 66.17
8 64.700 7.23 1.89286 20.4 54.51
9 117.746 0.20 52.05
10 53.244 2.00 1.83400 37.2 49.56
11 34.348 8.98 1.43700 95.1 45.88
12 71.295 7.95 43.85
13(絞り) ∞ 5.00 41.52
14 -424.241 1.60 1.61800 63.4 36.89
15 56.377 38.46 35.12
16 192.506 1.40 1.89286 20.4 32.02
17 120.766 4.96 1.51742 52.4 32.17
18 -71.885 1.00 32.51
19 61.529 4.26 1.80610 33.3 32.60
20 -244.681 1.20 1.53775 74.7 32.24
21 29.916 6.46 30.47
22 -88.814 1.20 1.72916 54.7 30.63
23 62.251 2.54 31.75
24 94.888 4.00 1.65412 39.7 33.60
25 -343.957 6.25 34.34
26 45.503 9.29 1.64769 33.8 40.49
27 -81.900 1.70 1.80810 22.8 40.30
28 81.305 6.55 40.02
29 64.484 5.47 1.56732 42.8 42.70
30 294.428 39.00 42.59
像面 ∞

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 392.00
Fナンバー 2.90
半画角(度) 3.16※近軸追跡値
像高 21.64
レンズ全長 379.01
BF 39.00

入射瞳位置 655.94
射出瞳位置 -130.05
前側主点位置 138.96
後側主点位置-353.00

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 345.87
2 3 140.85
3 5 -70.10
4 6 187.60
5 8 151.14
6 10 -121.91
7 11 141.23
8 14 -80.42
9 16 -366.32
10 17 87.86
11 19 61.37
12 20 -49.50
13 22 -50.03
14 24 114.11
15 26 46.50
16 27 -50.26
17 29 144.30
[コンバーターレンズ]
[数値参考例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 3.59 1.85478 24.8 28.54
2 -69.633 5.16 28.62
3 -52.206 1.50 1.77250 49.6 27.19
4 45.801 7.17 1.59270 35.3 27.58
5 -50.952 1.50 2.05090 26.9 28.06
6 -944.570 1.76 28.89
7 -294.724 9.34 1.51823 58.9 29.61
8 -22.495 1.60 1.95375 32.3 30.86
9 -117.544 2.43 35.02
10 -91.468 7.75 1.68893 31.1 36.93
11 -30.784 38.96

各種データ
焦点距離 -184.66
前側主点位置 -19.75
後側主点位置 -62.84
横倍率 1.400

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 81.46
2 3 -31.37
3 4 41.85
4 5 -51.29
5 7 46.45
6 8 -29.41
7 10 64.02

マスターレンズと数値参考例1のコンバーターレンズとの間隔 6.00
[数値実施例
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 364.337 1.50 1.90043 37.4 27.74
2 75.135 4.30 1.85478 24.8 27.78
3 -108.452 3.59 27.84
4 -81.339 1.50 1.90043 37.4 27.26
5 45.855 8.57 1.62004 36.3 27.59
6 -31.329 3.00 28.19
7 -24.851 1.50 2.05090 26.9 27.49
8 -202.363 5.73 30.08
9 -99.050 1.70 1.90043 37.4 34.57
10 252.137 11.91 1.67300 38.3 37.10
11 -29.905 39.89

各種データ
焦点距離 -379.68
前側主点位置 -75.48
後側主点位置-141.87
横倍率 1.400

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -105.38
2 2 52.49
3 4 -32.39
4 5 31.35
5 7 -27.08
6 9 -78.80
7 10 40.41

マスターレンズと数値実施例のコンバーターレンズとの間隔 6.00
[数値実施例
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 129.729 4.11 1.80518 25.5 23.16
2 -70.855 3.87 22.88
3 -50.389 1.20 1.90043 37.4 21.15
4 16.267 9.39 1.66565 35.6 20.95
5 -37.744 1.20 1.88300 40.8 21.79
6 37.362 0.62 22.96
7 33.200 5.13 1.72047 34.7 24.64
8 -186.032 4.97 25.25
9 -80.738 1.50 1.90043 37.4 26.76
10 32.305 10.07 1.67300 38.3 28.82
11 -40.348 1.60 2.05090 26.9 30.86
12 ∞ 1.32 33.70
13 536.519 12.33 1.54814 45.8 36.13
14 -26.517 38.95

各種データ
焦点距離 -111.67
前側主点位置 -22.84
後側主点位置 -98.58
横倍率 2.000

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 57.44
2 3 -13.54
3 4 18.35
4 5 -21.11
5 7 39.49
6 9 -25.46
7 10 28.23
8 11 -38.39
9 13 46.46

マスターレンズと数値実施例のコンバーターレンズとの間隔 6.00
[数値実施例
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 -178.894 3.17 1.85478 24.8 22.37
2 -38.477 2.62 22.46
3 -37.475 1.20 1.72916 54.7 21.18
4 16.000 11.24 1.64769 33.8 21.15
5 -19.159 1.20 2.05090 26.9 21.48
6 145.017 0.50 23.08
7 40.045 6.79 1.59551 39.2 24.93
8 -61.657 1.30 1.84666 23.8 25.78
9 78.421 7.00 26.81
10 -140.740 5.46 1.65412 39.7 31.23
11 -45.342 3.50 33.16
12 -90.306 1.30 1.59282 68.6 35.57
13 55.686 13.17 1.51742 52.4 38.57
14 -34.900 40.32

各種データ
焦点距離 -212.13
前側主点位置 -72.96
後側主点位置-192.79
横倍率 1.998

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 56.76
2 3 -15.23
3 4 15.40
4 5 -16.04
5 7 41.81
6 8 -40.60
7 10 100.00
8 12 -57.91
9 13 43.63

マスターレンズと数値実施例のコンバーターレンズとの間隔 6.00
Figure 0007208130000001
Figure 0007208130000002
[撮像装置の実施例]
図10は、撮像装置(デジタルカメラ)10の構成を示す図である。図10(a)は斜視図であり、図10(b)は側面図である。撮像装置10は、カメラ本体13と、マスターレンズMLと、上述した実施例1乃至4のいずれかと同様であるコンバーターレンズTCLと、マスターレンズMLおよびコンバーターレンズTCLとによって形成される像を光電変換する受光素子(撮像素子)12を備える。受光素子12としては、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を用いることができる。マスターレンズMLおよびコンバーターレンズTCLは、カメラ本体13に対して一体に構成されていても良いし、それぞれがカメラ本体13に対して着脱可能に構成されていても良い。マスターレンズMLとコンバーターレンズTCLがカメラ本体13と一体に構成されている場合、コンバーターレンズTCLは光軸上に挿脱可能に構成される。
[交換レンズの実施例]
本発明は、マスターレンズMLとコンバーターレンズTCLが同一の鏡筒内に構成され、撮像装置に対して着脱可能な交換レンズにも適用されうる。当該マスターレンズMLは、単焦点レンズでもよいしズームレンズでもよい。この場合、コンバーターレンズTCLは光軸上に挿脱可能に構成される。操作部材やユーザインターフェースを介してユーザから指示されることに応じて、コンバーターレンズTCLが光軸上または光軸外に配置される。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
TCL コンバーターレンズ
FL 前群
RL 後群
ML マスターレンズ

Claims (13)

  1. 全体として負の屈折力を有し、マスターレンズの像側に配置されることで、全系の焦点距離を前記マスターレンズ単独の焦点距離よりも長くするコンバーターレンズであって、
    前記コンバーターレンズは5枚以上のレンズで構成され、
    前記5枚以上のレンズは、正の屈折力の前群、負の屈折力の後群から成り、
    前記前群は、最も物体側に配置されたレンズから像側に向かって順にレンズの屈折力を合成した場合に、合成屈折力が正に最大となるレンズ群であり、
    前記前群の焦点距離をf1、前記コンバーターレンズの焦点距離をEXT_f、前記マスターレンズの像側に配置されたときの前記コンバーターレンズの横倍率をβ、前記コンバーターレンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をL、前記マスターレンズの像側に配置されたときの前記コンバーターレンズの最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をskとするとき、
    0.11<f1/(|EXT_f|×β)≦0.257
    1.00<L/(sk×β)<4.00
    なる条件式を満たすことを特徴とするコンバーターレンズ。
  2. 前記後群は、第1部分群と第2部分群とからなり、
    前記第2部分群は、前記後群の最も像側に配置された、正レンズおよび負レンズ含み全体として正の屈折力の第1接合レンズ、または前記後群の最も像側に配置された正レンズからなることを特徴とする請求項1に記載のコンバーターレンズ。
  3. 前記第1部分群は正レンズおよび負レンズ含む第2接合レンズを有することを特徴とする請求項2に記載のコンバーターレンズ。
  4. 前記第2接合レンズに含まれる少なくとも1枚の負レンズのd線に対する屈折率は1.80以上であることを特徴とする請求項3に記載のコンバーターレンズ。
  5. 前記第2部分群の焦点距離をfbとするとき、
    0.10<fb/(|EXT_f|×β)<0.35
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。
  6. 前記前群の最も像側のレンズ面から前記後群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をd、前記マスターレンズの像側に配置されたときの前記コンバーターレンズの最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をskとするとき、
    0.10<d/sk<0.60
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載コンバーターレンズ。
  7. 前記コンバーターレンズの物体側からn番目のレンズ面の曲率半径をRn、前記n番目のレンズ面の光射出側の媒質の屈折率をN’、前記n番目のレンズ面の光入射側の媒質の屈折率をNとするとき、
    ―0.20<|EXT_f|×Σ{(1/N’-1/N)/Rn}<0.20
    なる条件式を満たすレンズ面を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。
  8. 前記コンバーターレンズの最も像側のレンズの物体側面の曲率半径をR1、像側面の曲率半径をR2とするとき、
    -3.0<(R2+R1)/(R2-R1)<-0.1
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。
  9. 前記前群は、2枚以下のレンズからなることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。
  10. 前記前群を構成するレンズの枚数よりも、前記後群を構成するレンズの枚数の方が多いことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。
  11. 1.546≦L/(sk×β)<4.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のコンバーターレンズ。
  12. マスターレンズと、請求項1乃至1のいずれか1項に記載のコンバーターレンズとを有することを特徴とする交換レンズ。
  13. マスターレンズと、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のコンバーターレンズと、前記マスターレンズと前記コンバーターレンズによって形成される像を受光する撮像素子とを備えることを特徴とする撮像装置。
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