JP7205931B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)制御部が動作不能であるか否かを検出するシステムが、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたシステムは、RAID制御部が動作不能であることが検出された場合、RAID制御部のファームウェアを初期化する。また、特許文献1に開示されたシステムは、ファームウェアの初期化が失敗した場合には、オペレーティングシステムを稼働させたまま、RAID制御部のハードウェアを初期化する。
しかしながら、RAID制御部のハードウェアの初期化が実行されたとしても、そのハードウェアが故障している場合には、初期化を完了させることはできない。このような場合、情報処理装置の運用が継続できなくなる。RAID制御部のハードウェアが二重化されている場合には情報処理装置の運用を継続することができるが、RAID制御部のハードウェア構成が大規模になる。このため、特にローエンドのサーバ等では、RAID制御部のハードウェアを二重化することは難しい。
このため、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に情報処理装置の運用を継続可能とすることが求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する記憶手段に関する制御信号を転送する信号転送手段と、前記記憶手段の動作を制御するRAID制御手段と、前記RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段の接続先を前記RAID制御手段から前記信号転送手段に切り替える切替手段と、前記制御信号を前記信号転送手段に出力することによって、前記記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行するドライバ手段とを備える情報処理装置である。
また本発明は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する記憶手段に関する制御信号を転送する信号転送ステップと、前記記憶手段の動作を制御するRAID制御ステップと、RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段の接続先を前記RAID制御手段から信号転送手段に切り替える切替ステップと、前記制御信号を前記信号転送手段に出力することによって、前記記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行するドライバステップとを含む情報処理方法である。
また本発明は、コンピュータに、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する記憶手段に関する制御信号を転送する信号転送手順と、前記記憶手段の動作を制御するRAID制御手順と、RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段の接続先を前記RAID制御手段から信号転送手段に切り替える切替手順と、前記制御信号を前記信号転送手段に出力することによって、前記記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行するドライバ手順とを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、RAID制御手段の故障が検出された場合、記憶手段の接続先をRAID制御手段から信号転送手段に切り替える切替手段と、制御信号を信号転送手段に出力することによって、記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行する。
これにより、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に情報処理装置の運用を継続することが可能であるという効果が得られる。
これにより、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に情報処理装置の運用を継続することが可能であるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による情報処理装置を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による情報処理装置1aの構成例を示すブロック図である。情報処理装置1aは、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータである。情報処理装置1aは、第1制御部2と、信号転送部3と、メインメモリ4と、制御バス5と、第2制御部6と、バックプレーン部7と、ハードディスク8とを備える。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による情報処理装置1aの構成例を示すブロック図である。情報処理装置1aは、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータである。情報処理装置1aは、第1制御部2と、信号転送部3と、メインメモリ4と、制御バス5と、第2制御部6と、バックプレーン部7と、ハードディスク8とを備える。
第1制御部2は、オペレーティングシステム部20と、RAIDドライバ21とを備える。第2制御部6は、RAIDファームウェア部60と、RAID制御部61とを備える。バックプレーン部7は、バックプレーン制御部70と、バス切替部71とを備える。
オペレーティングシステム部20は、情報処理装置1aのハードウェアを管理するための基本ソフトウェアに基づいて、情報処理装置1aの各機能部の動作を制御する。RAIDドライバ21は、オペレーティングシステム部20にインストールされているRAIDドライバソフトウェアに基づいて動作する。
RAID制御部61(RAIDコントローラ)の故障が検出されていない場合、RAIDドライバ21は、データの書き込み及び読み出しの処理の要求を、RAID制御部61に出力する。また、RAIDドライバ21は、RAID制御部61の故障を検出する処理を、所定周期で実行する。
RAID制御部61の故障が検出された場合、RAIDドライバ21は、データの書き込み及び読み出しの処理(IO処理)のうちの未完了の処理の要求を破棄したことを、オペレーティングシステム部20に通知する。RAIDドライバ21は、ハードディスク8に対するデータの書き込み及び読み出しの処理の停止を、RAIDファームウェア部60に通知する。RAIDドライバ21は、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みの実行が可能となるまで、データの書き込み及び読み出しの処理のリトライ要求(IOリトライ要求)に対してビジーをオペレーティングシステム部20に応答する。RAIDドライバ21は、バス切替の要求を信号転送部3に通知する。RAIDドライバ21は、RAIDドライバ21から出力された制御信号(読み出し及び書き込み信号)が信号転送部3を経由することによってRAIDの制御が実行されるように、RAID制御用ルーチンに基づいてRAIDの制御を切り替える。RAIDドライバ21は、RAIDの制御のためのキャッシュメモリ領域を、メインメモリ4において確保する。RAIDドライバ21は、RAIDの構成情報と各物理ディスク80のステータス情報(RAID情報)とを、ハードディスク8から読み出す。RAIDドライバ21は、RAIDドライバ21から出力された要制信号が信号転送部3を経由することによって、ハードディスク8に対してデータの書き込み及び読み出しの処理を実行する。
信号転送部3は、所定の機能を実現するために組み合わされた複数の集積回路の集まり(チップセット)である。所定の機能とは、例えば、ハードディスク8に対するデータの書き込み及び読み出しの機能である。信号転送部3は、ハードディスク8に関する制御信号を転送する。例えば、信号転送部3は、RAIDドライバ21から要求されたバス切替の制御信号を、バックプレーン制御部70に通知する。
メインメモリ4は、情報処理装置1aのハードウェアを管理するための基本ソフトウェアを記憶する。制御バス5は、PCI(Peripheral Component Interconnect)系バスであり、例えば、PCI-Expressバスである。
RAIDファームウェア部60は、予めインストールされたRAIDファームウェアに基づいてRAID制御部61の動作を制御する回路である。RAID制御部61(RAID制御部)は、プロセッサである。RAID制御部61は、RAIDファームウェア部60による制御に基づいて、RAIDの制御と、ハードディスク8に対するデータの書き込み及び読み出し(IO処理)の制御とを実行する。
バックプレーン制御部70は、バス切替部71のバス切替を実行する。RAID制御部61の故障が発生した場合、バックプレーン制御部70は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える。
バス切替部71は、バックプレーン制御部70による制御に応じて、ハードディスク8のバス切替を実行する。例えば、バス切替部71は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える。
ハードディスク8は、物理ディスク80-1~80-n(nは、2以上の整数)を備える。以下では、物理ディスク80-1~80-nに共通する事項については、物理ディスク80-1~80-nは、「物理ディスク80」と表記される。ハードディスク8は、RAIDを構成する。物理ディスク80は、データの書き込み及び読み出しの処理の要求(IO要求)を受け付け、データの書き込み及び読み出しの処理を実行する。
図2は、第1実施形態による情報処理装置1aの動作例を示すシーケンス図である。処理フェーズが故障発生前のフェーズにおいて、オペレーティングシステム部20は、データの書き込み及び読み出しの処理の要求(IO要求)を、RAIDドライバ21に出力する(ステップS101)。RAIDドライバ21は、データの書き込み及び読み出しの処理の要求を、RAIDファームウェア部60に出力する(ステップS102)。RAIDファームウェア部60は、RAIDファームウェア部60から出力された制御信号がRAID制御部61及びバス切替部71を経由することによって、ハードディスク8に対してデータの書き込み及び読み出しの処理を実行する(ステップS103)。
RAID制御部61の故障が発生したとする(ステップS104)。これによって、処理フェーズは、故障検出のフェーズとなる。故障検出のフェーズにおいて、RAID制御部61の応答は遅延する。RAID制御部61の応答が遅延することによって、RAIDファームウェア部60の応答は遅延する(ステップS105)。RAIDドライバ21は、RAIDファームウェア部60の応答が遅延したこと又はRAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、RAID制御部61の故障を検出する(ステップS106)。RAIDドライバ21は、データの書き込み及び読み出しの処理のうちの未完了の処理の要求を破棄したことを、オペレーティングシステム部20に通知する(ステップS107)。RAIDドライバ21は、ハードディスク8に対するデータの書き込み及び読み出しの処理の停止を、RAIDファームウェア部60に通知する(ステップS108)。
オペレーティングシステム部20は、データの書き込み及び読み出しの処理のリトライ要求(IOリトライ要求)を、RAIDドライバ21に出力する。これに対して、RAIDドライバ21は、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みの実行が可能となるまで、ビジーをオペレーティングシステム部20に応答する(ステップS109)。ステップS109の動作は、複数回繰り返されてもよい。
バス切替処理のフェーズにおいて、RAIDドライバ21は、バス切替の要求を信号転送部3に通知する(ステップS110)。信号転送部3は、バス切替の要求を、バックプレーン制御部70に通知する(ステップS111)。バックプレーン制御部70は、バス切替部71のバス切替を実行する。すなわち、バックプレーン制御部70は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える(ステップS112)。
RAID制御の切替処理のフェーズにおいて、RAIDドライバ21は、RAID制御用ルーチン(ソフトウェア)を呼び出す。RAIDドライバ21は、RAIDドライバ21から出力された制御信号が信号転送部3を経由することによってRAIDの制御が実行されるように、RAIDの制御を切り替える(ステップS113)。RAIDドライバ21は、RAIDの制御のためのキャッシュメモリ領域を、メインメモリ4において確保する(ステップS114)。RAIDドライバ21は、RAIDの構成情報と各物理ディスク80のステータス(RAID情報)とを、ハードディスク8から読み出す(ステップS115)。
オペレーティングシステム部20は、データの書き込み及び読み出しの処理のリトライ要求(IOリトライ要求)を、RAIDドライバ21に出力する(ステップS116)。RAIDドライバ21は、RAIDドライバ21から出力された制御信号が信号転送部3を経由することによって、ハードディスク8に対してデータの書き込み及び読み出しの処理を実行する(ステップS117)。オペレーティングシステム部20は、データの書き込み及び読み出しの処理の要求(IO要求)を、RAIDドライバ21に出力する(ステップS118)。RAIDドライバ21は、RAIDドライバ21から出力された制御信号が信号転送部3を経由することによって、ハードディスク8に対してデータの書き込み及び読み出しの処理を実行する(ステップS118)。
以上のように、信号転送部3は、RAIDを構成するハードディスク8に関する制御信号を転送する。RAID制御部61は、ハードディスク8の動作を制御する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、RAID制御部61の故障を検出する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、ハードディスク8の接続先の切り替えをバス切替部71に指示する。バックプレーン部7のバス切替部71は、RAID制御部61の故障が検出された場合、ハードディスク8の接続先をRAID制御部61から信号転送部3に切り替える。RAIDドライバ21は、制御信号を信号転送部3に出力することによって、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みを実行する。
これにより、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に運用を継続することが可能である。低コストかつ小規模の構成で可用性を高めることが可能である。
RAIDドライバ21から出力された制御信号が信号転送部3を経由することによってハードディスク8に対してデータの書き込み及び読み出しの処理を実行するという制御(ソフトウェアによる制御)に、RAID制御が切り替えられるので、情報処理装置を稼働させることが可能である。
RAID制御部のハードウェアが二重化された構成と比較して、PCIスロット及びメインメモリ等のシステムリソースの消費が少ない。また、RAID制御部のハードウェア故障を契機として制御が切り替えられるので、二重化及び同期処理等によるRAID制御部の負荷が発生しない。
SOHO(Small Office Home Office)などの小規模なオフィスで用いられるローエンドサーバやミドルレンジのサーバで、システムダウンが許容できず常時稼働させる目的で利用されるサーバに対して、第1実施形態の情報処理装置は特に有効である。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例では、RAIDファームウェア部がRAID制御部の故障を検出する点が、第1実施形態との差分である。第1実施形態の変形例では、第1実施形態との差分を中心に説明する。
第1実施形態の変形例では、RAIDファームウェア部がRAID制御部の故障を検出する点が、第1実施形態との差分である。第1実施形態の変形例では、第1実施形態との差分を中心に説明する。
図3は、第1実施形態の変形例による情報処理装置1aの動作例を示すシーケンス図である。図3に示されたステップS101からステップS104までの各過程は、図2に示されたステップS101からステップS104までの各過程と同様である。RAIDファームウェア部60は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、RAID制御部61の故障を検出する(ステップS201)。RAIDファームウェア部60は、RAID制御部61の故障を、RAIDドライバ21に通知する(ステップS202)。図3に示されたステップS107からステップS119までの各過程は、図2に示されたステップS107からステップS119までの各過程と同様である。
以上のように、信号転送部3は、RAIDを構成するハードディスク8に関する制御信号を転送する。RAID制御部61は、ハードディスク8の動作を制御する。RAIDファームウェア部60は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、RAID制御部61の故障を検出する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、ハードディスク8の接続先の切り替えをバス切替部71に指示する。バックプレーン部7のバス切替部71は、RAID制御部61の故障が検出された場合、ハードディスク8の接続先をRAID制御部61から信号転送部3に切り替える。RAIDドライバ21は、制御信号を信号転送部3に出力することによって、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みを実行する。
これにより、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に運用を継続することが可能である。低コストかつ小規模の構成で、可用性を高めることが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、バス切替部をRAID制御部が操作する点が、第1実施形態との差分である。第2実施形態では、第1実施形態との差分を中心に説明する。
第2実施形態では、バス切替部をRAID制御部が操作する点が、第1実施形態との差分である。第2実施形態では、第1実施形態との差分を中心に説明する。
図4は、第2実施形態による情報処理装置1bの構成例を示すブロック図である。情報処理装置1bは、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータである。情報処理装置1bは、第1制御部2と、信号転送部3と、メインメモリ4と、制御バス5と、第2制御部6と、バックプレーン部7と、ハードディスク8とを備える。第2制御部6は、RAIDファームウェア部60と、RAID制御部61と、バス切替部62とを備える。バックプレーン部7は、第1実施形態に示されたバックプレーン制御部70を備えなくてもよい。
RAID制御の切替処理のフェーズにおいて、RAIDファームウェア部60は、バス切替部62のバス切替を実行する。すなわち、バックプレーン制御部70は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える。バス切替部62は、RAIDファームウェア部60による制御に応じて、ハードディスク8のバス切替を実行する。例えば、バス切替部71は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える。
以上のように、信号転送部3は、RAIDを構成するハードディスク8に関する制御信号を転送する。RAID制御部61は、ハードディスク8の動作を制御する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、RAID制御部61の故障を検出する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、ハードディスク8の接続先の切り替えをバス切替部62に指示する。第2制御部6のバス切替部62は、RAID制御部61の故障が検出された場合、ハードディスク8の接続先をRAID制御部61から信号転送部3に切り替える。RAIDドライバ21は、制御信号を信号転送部3に出力することによって、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みを実行する。
これにより、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に運用を継続することが可能である。低コストかつ小規模の構成で、可用性を高めることが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態では、RAIDドライバが信号転送部を経由してバス切替部を制御する点が、第2実施形態との差分である。第3実施形態では、第2実施形態との差分を中心に説明する。
第3実施形態では、RAIDドライバが信号転送部を経由してバス切替部を制御する点が、第2実施形態との差分である。第3実施形態では、第2実施形態との差分を中心に説明する。
図5は、第3実施形態による情報処理装置1cの構成例を示すブロック図である。情報処理装置1cは、例えば、サーバ又はパーソナルコンピュータである。情報処理装置1cは、第1制御部2と、信号転送部3と、メインメモリ4と、制御バス5と、第2制御部6と、バックプレーン部7と、ハードディスク8と、バス切替部9とを備える。第2制御部6は、RAIDファームウェア部60と、RAID制御部61とを備える。バックプレーン部7は、第1実施形態に示されたバックプレーン制御部70を備えなくてもよい。
RAID制御の切替処理のフェーズにおいて、RAIDドライバ21は、RAIDドライバ21から出力された制御信号が信号転送部3を経由することによって、バス切替部9のバス切替を実行する。すなわち、RAIDドライバ21は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える。バス切替部62は、RAIDドライバ21による制御に応じて、ハードディスク8のバス切替を実行する。例えば、バス切替部71は、ハードディスク8の接続先を、RAID制御部61から、信号転送部3に切り替える。
以上のように、信号転送部3は、RAIDを構成するハードディスク8に関する制御信号を転送する。RAID制御部61は、ハードディスク8の動作を制御する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、RAID制御部61の故障を検出する。RAIDドライバ21は、RAID制御部61の応答が遅延したことに基づいて、ハードディスク8の接続先の切り替えをバス切替部9に指示する。バス切替部9は、RAID制御部61の故障が検出された場合、ハードディスク8の接続先をRAID制御部61から信号転送部3に切り替える。RAIDドライバ21は、制御信号を信号転送部3に出力することによって、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みを実行する。
これにより、RAID制御部のハードウェアが二重化されていなくても、RAID制御部のハードウェア故障が発生した場合に運用を継続することが可能である。低コストかつ小規模の構成で、可用性を高めることが可能である。
(最小構成例)
以下、最小構成例に係る情報処理装置1について説明する。
図6は、各実施形態による情報処理装置1の最小構成例を示すブロック図である。情報処理装置1は、例えば、第1実施形態の情報処理装置1aと、第2実施形態の情報処理装置1bと、第3実施形態の情報処理装置1cとのそれぞれに相当する。
以下、最小構成例に係る情報処理装置1について説明する。
図6は、各実施形態による情報処理装置1の最小構成例を示すブロック図である。情報処理装置1は、例えば、第1実施形態の情報処理装置1aと、第2実施形態の情報処理装置1bと、第3実施形態の情報処理装置1cとのそれぞれに相当する。
本実施形態による情報処理装置は少なくとも信号転送部3と、RAID制御部61と、バス切替部71と、RAIDドライバ21との構成を備えればよい。信号転送部3(信号転送手段)は、RAIDを構成するハードディスク8(記憶手段)に関する制御信号を転送する。RAID制御部61(RAID制御手段)は、ハードディスク8(記憶手段)の動作を制御する。バス切替部71(切替手段)は、RAID制御部61の故障が検出された場合、ハードディスク8(記憶手段)の接続先をRAID制御部61から信号転送部3に切り替える。RAIDドライバ21(ドライバ手段)は、制御信号を信号転送部3に出力することによって、ハードディスク8に対してデータの読み出し及び書き込みを実行する。
(コンピュータ構成)
上述の情報処理装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した情報処理装置の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Read Only Memory)、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上述の情報処理装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した情報処理装置の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Read Only Memory)、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
図7は、少なくとも一つの実施形態に係るコンピュータ(情報処理装置)の構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の情報処理装置1と情報処理装置1aと情報処理装置1bと情報処理装置1cとは、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の情報処理装置1と情報処理装置1aと情報処理装置1bと情報処理装置1cとは、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale
Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータに接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ1130は、非一時的な記録媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1,1a,1b,1c…情報処理装置、
2…第1制御部、
3…信号転送部(信号転送手段)、
4…メインメモリ、
5…制御バス、
6…第2制御部、
7…バックプレーン部、
8…ハードディスク(記憶手段)、
9…バス切替部、
20…オペレーティングシステム部、
21…RAIDドライバ(ドライバ手段)、
60…RAIDファームウェア部、
61…RAID制御部(RAID制御手段)、
62…バス切替部、
70…バックプレーン制御部、
71…バス切替部(切替手段)、
80…物理ディスク
2…第1制御部、
3…信号転送部(信号転送手段)、
4…メインメモリ、
5…制御バス、
6…第2制御部、
7…バックプレーン部、
8…ハードディスク(記憶手段)、
9…バス切替部、
20…オペレーティングシステム部、
21…RAIDドライバ(ドライバ手段)、
60…RAIDファームウェア部、
61…RAID制御部(RAID制御手段)、
62…バス切替部、
70…バックプレーン制御部、
71…バス切替部(切替手段)、
80…物理ディスク
Claims (6)
- RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する記憶手段に関する制御信号を転送する信号転送手段と、
前記記憶手段の動作を制御するRAID制御手段と、
前記RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段の接続先を前記RAID制御手段から前記信号転送手段に切り替える切替手段と、
前記制御信号を前記信号転送手段に出力することによって、前記記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行するドライバ手段と
を備える情報処理装置。 - 前記ドライバ手段は、前記RAID制御手段の応答が遅延したことに基づいて前記RAID制御手段の故障を検出し、前記記憶手段の接続先の切り替えを前記切替手段に指示する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記信号転送手段は、チップセットであり、
前記切替手段は、前記信号転送手段から転送された前記制御信号に基づいて、前記記憶手段の接続先を切り替える、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記ドライバ手段は、前記RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段に対して前記データの読み出し及び書き込みの実行が可能となるまで、前記データの書き込み及び読み出しの処理のリトライ要求に対してビジーを応答する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する記憶手段に関する制御信号を転送する信号転送ステップと、
前記記憶手段の動作を制御するRAID制御ステップと、
RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段の接続先を前記RAID制御手段から信号転送手段に切り替える切替ステップと、
前記制御信号を前記信号転送手段に出力することによって、前記記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行するドライバステップと
を含む情報処理方法。 - コンピュータに、
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)を構成する記憶手段に関する制御信号を転送する信号転送手順と、
前記記憶手段の動作を制御するRAID制御手順と、
RAID制御手段の故障が検出された場合、前記記憶手段の接続先を前記RAID制御手段から信号転送手段に切り替える切替手順と、
前記制御信号を前記信号転送手段に出力することによって、前記記憶手段に対してデータの読み出し及び書き込みを実行するドライバ手順と
を実行させるためのプログラム。
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