JP3059098B2 - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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JP3059098B2
JP3059098B2 JP8015662A JP1566296A JP3059098B2 JP 3059098 B2 JP3059098 B2 JP 3059098B2 JP 8015662 A JP8015662 A JP 8015662A JP 1566296 A JP1566296 A JP 1566296A JP 3059098 B2 JP3059098 B2 JP 3059098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単一バス構成あ
るいは階層バス構成を有し、複数のCPUを備えたマル
チプロセッサシステムに関し、特にマルチプロセッサシ
ステムにおける割込制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチプロセッサシステムの割り
込み制御は、1個の割り込みコントローラによって実現
されていた。すなわち、各I/O装置からの割り込み要
求信号は全て割り込みコントローラに入力され、その割
り込みコントローラによって、全てのCPUそれぞれの
割り込み信号が制御される。この場合、割り込みコント
ローラ内部では、割り込み要求に応じてどのプロセッサ
に割り込みをかけるかを判定する処理などが行われる。
【0003】しかしながら、マルチプロセッサシステム
のシステム規模が大きくなると、最大実装可能CPU
数、I/O数が多くなり、CPUへの割り込み信号、I
/O装置からの割り込み要求信号の本数も膨大となり、
割り込みコントローラをLSIで構成しようとした場
合、ピン数が足らなくなるという問題が生じる。
【0004】また、一般に、システム規模が大きくなる
と、I/O装置、割り込みコントローラ、CPUは複数
基板にまたがる事になり、割り込み関係の信号も基板を
わたることになり、基板わたり信号の増加を招く事にな
る。
【0005】更に、通常、割り込み信号にはパリティな
どのエラー防御が無く、これを長い距離にわたり引き回
すと、ノイズによる誤動作を招きやすくなる恐れがあ
る。現在では、16から20個程度のCPUを含むシス
テム構成が主流であるが、今後は、システム性能の向上
のために、さらに多数のCPUがシステムに実装される
ことが予想される。従って、1個の割り込みコントロー
ラを用いる従来の集中制御型の割込制御方式は、これか
らのシステムアーキテクチャでは採用することは困難で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の割込制御方式は1個の割り込みコントローラによって
実現されていたため、割り込みコントローラのピン数不
足、基板にまたがる信号線の増加、ノイズによる信頼性
の低下という問題から、CPU数の大きい大規模なマル
チプロセッサシステムなどに採用することは実際上困難
であった。
【0007】この発明はこの様な点に鑑みてなされたも
のであり、専用の信号線を多数引き回すことなく割り込
み制御を実現できるようにし、システム規模の増大に柔
軟に対応可能な割込制御を行うことが可能なマルチプロ
セッサシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、単一バス構
成あるいは階層バス構成を有し、複数のCPUを備えた
マルチプロセッサシステムにおいて、I/O装置からの
割り込み要求信号の変化を検出する割り込み要求検出手
段と、前記複数のCPUそれぞれの割り込み入力端子に
入力される割り込み信号を発生する割り込み信号発生手
段と、前記割り込み要求検出手段によって検出された割
り込み要求に応じて、前記割り込み信号発生手段の割り
込み信号発生動作を制御する割り込み制御手段とを具備
し、前記割り込み要求検出手段、割り込み信号発生手
段、および割り込み制御手段はバスを介して互いに結合
されており、前記割り込み要求検出手段は、前記割り込
み要求信号の検出結果をバストランザクションによって
前記割り込み制御手段に通知し、前記割り込み制御手段
は、前記割り込み信号発生動作を制御するための情報を
バストランザクションによって前記割り込み信号発生手
段に通知するように構成されていることを特徴とする。
【0009】このマルチプロセッサシステムにおいて
は、割り込みコントローラが、割り込み要求検出手段/
割り込み制御手段/割り込み信号発生手段に分けられ、
それぞれの間はバスを介して通信するように構成されて
いる。従って、バストランザクションにて割込制御のた
めの各種情報を伝達することができるので、専用の信号
線を多数引き回すことなく割り込み制御を実現できるよ
うになり、システム規模の増大に柔軟に対応可能な割込
制御を行うことが可能となる。
【0010】また、このように割り込みコントローラを
割り込み要求検出手段/割り込み制御手段/割り込み信
号発生手段に分割した構成を採用した場合には、物理的
に割り込み要求検出手段はI/O装置の近傍に、割り込
み発生手段はCPUの周辺に配置することが好ましい。
これによってCPU数の多い大規模なシステムにおいて
も多数の割り込み信号を引き回すことなく、少ないイン
ターフェース信号にて割込制御を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1には、この発明の第1の実施
形態に係るマルチプロセッサシステムの構成が示されて
いる。このマルチプロセッサシステムは、16〜20
個、またはそれ以上のCPUを実装できる高性能のサー
バ計算機システムを実現するためのものであり、多数の
回路基板に分割された各種モジュールから構成されてい
る。このマルチプロセッサシステムは階層化された複数
のバスを有しており、これらバスを介したデータ転送が
割込制御のための情報の授受に利用されている。以下、
具体的なシステム構成を説明する。
【0012】図1において、1−1〜1−6はCPU
(プロセッサ)であり、それぞれ割り込み信号入力端子
を有している。2−1〜2−5はそれぞれの上下のバス
間を双方向で繋ぐバスブリッジである。3−1〜3−6
はI/O装置であり、必要に応じて割り込み要求信号を
発生する。4−1〜4−6はバスである。
【0013】5−1〜5−2は割り込み発生装置であ
り、バス4−3を介して割り込み制御装置6−1からの
バストランザクションを受け付け、そのバストランザク
ションにて通知された情報に基づき割り込み信号a1〜
a3,もしくはa4〜a6をアサート、デアサートす
る。6−1は割り込み制御装置であり、割り込み要求検
出装置7−1から7−2によって検出された割り込み要
求に応じて、割り込み発生装置5−1〜5−2の割り込
み信号発生動作を制御する。
【0014】この割り込み制御装置6−1は、割り込み
制御情報を保持および管理しており、バス4−3を介し
て割り込み要求検出装置7−1〜7−2からの割り込み
の要求信号状況を通知するトランザクションや、プロセ
ッサ1−1〜1−6からの割り込み処理状況に関するト
ランザクションを受け付け、これらに応じて割り込み制
御情報を更新し、プロセッサへの割り込みを発生させる
必要がある場合には、対象プロセッサに対応する割り込
み発生装置5−1もしくは5−2にその旨をバストラン
ザクションにて通知する。
【0015】7−1〜7−2は割り込み要求検出装置で
あり、I/O装置3−1〜3−3、もしくは3−4〜3
−6からの割り込み要求信号b1〜b3、もしくはb4
〜b6を観測し、信号の変化を検出した場合には、割り
込み制御装置6−1にその旨をバストランザクションに
て通知する。
【0016】a1〜a6は割り込み信号であり、これが
アサートされると、それぞれプロセッサ1−1〜1−6
に割り込みがかけられる。b1〜b6は割り込み要求信
号であり、それぞれI/O装置3−1〜3−6が割り込
みを要求する場合にこれをアサートする。
【0017】また、このシステムにおいては、割り込み
発生装置5−1〜5−2は対応するプロセッサ1−1〜
1−3,1−4〜1−6に物理的に近接した位置に配置
され、割り込み要求検出装置7−1〜7−2は対応する
I/O装置3−1〜3−3,3−4〜3−6に物理的に
近接した位置に配置されている。
【0018】すなわち、このシステムでは、回路基板間
にわたる信号線の引き回しの低減や回路基板単位での柔
軟なシステム拡張に対応するために、図示のように、破
線で示されている複数の回路基板上にモジュールが分散
して実装されており、割り込み発生装置5−1はプロセ
ッサ1−1〜1−3と同一回路基板上に実装され、割り
込み発生装置5−2はプロセッサ1−4〜1−6と同一
回路基板上に実装されている。
【0019】さらに、割り込み要求検出装置7−1はI
/O装置3−1〜3−3、割り込み要求検出装置7−2
はI/O装置3−4〜3−6と同一回路基板上に実装さ
れている。また、割込制御装置6−1は、割り込み発生
装置5−1〜5−2および割り込み要求検出装置7−1
〜7−2とは独立した別の回路基板上に実装されてい
る。
【0020】また、分散配置された割り込み要求検出装
置7−1〜7−2、割り込み制御装置6−1、割り込み
発生装置5−1〜5−2間では、バストランザクション
にて割込制御のための各種情報が伝達される。
【0021】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て、図1のシステムにおける割込制御動作を説明する。
ここでは、一例として、I/O装置3−1からプロセッ
サ1−1に割り込みをかける場合について説明する。
【0022】割り込み制御装置6−1、割り込み発生装
置5−1,5−2には、I/O装置3−1〜3−6など
と同様に、システムのアドレス空間上のアドレス領域が
割り当てられている。これらの装置に対し何らかの情報
を通知する場合は、対応するアドレス領域内の、通知し
たい情報に対応する所定アドレスに対するライトトラン
ザクションを行うことにより、バスを介してその情報を
通知する事が出来る。同様に、これらの装置から何らか
の情報を得る場合は、対応するアドレス領域内の、得た
い情報に対応する所定アドレスに対するリードトランザ
クションを行えば、バスを介してその情報を得る事が出
来る。
【0023】割り込み制御装置6−1は割り込み制御情
報として、I/O装置毎に(ベクタ、プライオリティ、
プロセッサを指定するための割り込み先条件、割り込み
待ち状況等)、プロセッサ毎に(タスクプライオリテ
ィ、割り込み処理状況等)などを記憶している。
【0024】ここで、I/O装置3−1から割り込みを
かける場合の動作を考える。I/O装置3−1は割り込
み要求信号b1をアサートする。割り込み要求検出装置
7−1はこれを検出すると、その旨を割り込み制御装置
6−1に通知するライトトランザクションをバス4−4
に送出する。
【0025】このライトトランザクションにおいては、
まず、アドレスフェーズにて、割り込み制御装置6−1
の割り込み要求領域を指定するアドレスが発行され、後
続するデータフェーズでは、割り込み要求を受け付けた
割り込み要求検出装置7−1を示す検出装置IDと、ア
サートされた割り込み要求信号b1が入力される割り込
み要求検出装置7−1の割り込みポートを示すポート番
号(割り込み番号)が発行される。
【0026】このトランザクションは、バス4−4、ブ
リッジ2−3、バス4−3を経由して割り込み制御装置
6−1で受け取られる。割り込み制御装置6−1は、内
部に保持する割り込み待ち状況を更新し、当該割り込み
要求を割り込み待ち状態として記憶する。割り込み待ち
として記憶されている各割り込み要求は、I/O装置の
プライオリティ、割り込み先条件、各プロセッサのタス
クプライオリティ等より割り込むべきプロセッサと割り
込みの可否が判定され、その結果に応じた処理が行われ
るが、ここでは当該割り込み要求によりプロセッサ1−
1に割り込みをかける事になったものとする。
【0027】この場合、割り込み制御装置6−1は、そ
の旨をプロセッサ1−1に対応する割り込み発生装置5
−1に通知するためのライトトランザクションをバス4
−3に送出する。
【0028】このライトトランザクションにおいては、
まず、アドレスフェーズにて、割り込み発生装置5−1
に設けられているプロセッサ1−1に対応する記憶領域
を指定するアドレスが発行され、後続するデータフェー
ズでは、プロセッサ1−1に対応する割り込み信号a1
のアサートを指示する割り込み信号制御フラグFが発行
される。
【0029】割り込み発生装置5−1はこのトランザク
ションを受け取ると、割り込み信号a1をアサートす
る。プロセッサ1−1はこれにより割り込みがかかり、
割り込み処理を行うが、その際、バス4−1、ブリッジ
2−1、バス4−3を介して割り込み制御装置6−1を
アクセスするためのリードトランザクションを行い、こ
れによって割り込みベクタを得る。
【0030】割り込み制御装置6−1はこのアクセスに
より内部に保持する割り込み待ち状況、割り込み処理状
況を更新し、当該割り込み要求が割り込み待ち状態から
割り込み処理中状態になったものとして記憶する。更
に、プロセッサ1−1において割り込み処理が完了した
時も、同様の経路のライトトランザクションにより割り
込み制御装置6−1にその旨が通知される。割り込み制
御装置6−1はこれにより、内部に保持する割り込み処
理状況を更新し、当該割り込み要求は割り込み処理が完
了したものとする。
【0031】このように、図1のシステムにおいては、
従来の割り込みコントローラが、割り込み要求検出装置
7−1〜7−2/割り込み制御装置6−1/割り込み信
号発生装置5−1〜5−2に分けられ、それぞれの間は
バスを介して通信するように構成されている。従って、
バストランザクションにて割込制御のための各種情報を
伝達することができるので、専用の信号線を多数引き回
すことなく割り込み制御を実現でき、システム規模の増
大に柔軟に対応可能な割込制御を行うことが可能とな
る。
【0032】また、割り込み要求検出装置7−1〜7−
2を幾つかのI/O装置毎にそれと同一基板上に設け、
割り込み発生装置5−1〜5−2も幾つかのプロセッサ
毎にそれと同一基板上に設けるという基板単位での分散
構造を採用しているため、例えば、実装するプロセッサ
やI/Oを増やしてシステム拡張を行う場合でも、それ
らの基板を増設するだけで、何らハードウェア構成を変
更することなく拡張システムに対応した割り込み制御を
行うことができる。
【0033】なお、この実施形態の割り込み制御方式
は、図1のような階層バス構成のマルチプロセッサシス
テムだけでなく、例えば、図3のように同一バスに全て
のモジュールが接続される単一バス構成のマルチプロセ
ッサシステムに対しても同様に適用することができる。
【0034】次に、図4および図5を参照して、この発
明の第2実施形態を説明する。図4には、この発明の第
2実施形態に係るマルチプロセッサシステムの構成が示
されている。このマルチプロセッサシステムは、図1の
システムと同様に、階層化された複数のバスを持ち、割
り込みコントローラが、割り込み要求検出装置7−1〜
7−2/割り込み制御装置6−1/割り込み信号発生装
置5−1〜5−2に分けられ、それぞれの間はバスを介
して通信するように構成されている。図1との違いは、
割り込み要求検出装置7−1〜7−2、割り込み制御装
置6−1、割り込み信号発生装置5−1〜5−2がそれ
ぞれ直接バスに接続されるのではなく、ブリッジ装置に
接続されており、そのブリッジ装置とバスインターフェ
ースを共用している点である。
【0035】すなわち、割り込み信号発生装置5−1〜
5−2についてはブリッジ2−1〜2−2にそれぞれ接
続されており、ブリッジ2−1〜2−2それぞれのバス
4−3とのバスインターフェース回路を利用してバスト
ランザクションを受け付ける構成になっている。
【0036】また、割り込み制御装置6−1は、ブリッ
ジ2−3に接続されており、ブリッジ2−3のバス4−
3側およびバス4−4側の双方のバスインターフェース
回路を利用してバストランザクションの受け付け、発行
を行う。この場合、例えば、割り込み制御装置6−1
は、割り込み要求検出装置7−1〜7−2からのトラン
ザクションについてはバス4−3を介さずにブリッジ2
−3から直接受け付けることができる。さらに、割り込
み要求検出装置7−1〜7−2もブリッジ2−4〜2−
5にそれぞれ接続されており、ブリッジ2−4〜2−5
それぞれのバス4−4とのバスインターフェース回路を
利用してバストランザクションを発行する構成になって
いる。
【0037】ここで、バスインターフェース共用のため
の具体的な構成例について説明する。図5には、割り込
み制御装置6−1とブリッジ2−3とのバスインターフ
ェースの共用例が示されている。図示のように、ブリッ
ジ2−3は、バス4−3用のバスインターフェース回路
211、バス4−4用のバスインターフェース回路21
2を有している。
【0038】また、ブリッジ2−3の内部バスには、ア
ドレスデコーダ213や、タイマなどのシステム動作の
ために必要な機能を実現するためのデバイス214、2
15などが接続されている。さらに、その内部バスに
は、割り込み制御装置6−1も接続されている。この割
り込み制御装置6−1は、デバイス214,215と同
様に、それに対応するアドレスがバストランザクション
によって指定されたときにデコーダ213によって選択
される。
【0039】なお、割り込み制御装置6−1は、ブリッ
ジ2−3の1つの機能デバイスとしてそのブリッジ2−
3に内蔵することもできる。また、割り込み発生装置5
−1〜5−2、割り込み要求検出装置7−1〜7−2に
ついても、同様の構成で対応するブリッジとの間でバス
インターフェースを共用することができる。
【0040】次に、図4のシステムにおける割り込み制
御動作を説明する。ここでは、I/O装置3−1からプ
ロセッサ1−1に割り込みをかける場合について説明す
る。I/O装置3−1は割り込み要求信号b1をアサー
トし、割り込み要求検出装置7−1はこれを検出する
と、その旨を割り込み制御装置6−1に通知するための
ライトトランザクションをブリッジ2−4を介してバス
4−4に送出する。
【0041】このトランザクションは、ブリッジ2−
4、バス4−4、ブリッジ2−3を経由して割り込み制
御装置6−1に送られる。この際、実施形態1の場合に
はブリッジ2−3から割り込み制御装置6−1に送る時
にバス4−3を占有するが、ここでは、バス4−3は利
用されない。トランザクションを受け取った割り込み制
御装置6−1は、実施形態1と同様の内部処理を行う
が、ここではプロセッサ1−1に割り込みをかけること
になったものとする。すると、割り込み制御装置6−1
は、その旨をプロセッサ1−1に対応する割り込み発生
装置5−1に通知するためのライトトランザクションを
ブリッジ2−3を介してバス4−3に送出する。
【0042】割り込み発生装置5−1はこのトランザク
ションをブリッジ2−1を介して受け取ると、割り込み
信号a1をアサートする。プロセッサ1−1はこれによ
り割り込みがかかり、割り込み処理を行うが、その際、
バス4−1、ブリッジ2−1、バス4−3、ブリッジ2
−3を介して割り込み制御装置6−1をアクセスするた
めのリードトランザクションを行い、これによって割り
込みベクタを得る。
【0043】割り込み制御装置6−1はこのアクセスに
より内部に保持する割り込み待ち状況、割り込み処理状
況を更新し、当該割り込み要求が割り込み待ち状態から
割り込み処理中状態になったものとして記憶する。更
に、プロセッサ1−1において割り込み処理が完了した
時も、同様の経路のライトトランザクションにより割り
込み制御装置6−1にその旨が通知される。割り込み制
御装置6−1はこれにより、内部に保持する割り込み処
理状況を更新し、当該割り込み要求は割り込み処理が完
了したものとする。
【0044】図6には、この発明の第3の実施形態に係
るマルチプロセッサシステムの構成が示されている。こ
のシステムは実施形態2と基本的に同じ構成であるが、
割り込み処理制御のための情報を集中して保持および管
理する割り込み制御装置6−1の耐故障性能を高めるた
めに、割り込み制御装置6−1が多重化して設けられて
いる点だけが異なっている。
【0045】すなわち、このシステムにおいては、同一
機能を持つ2つの割り込み制御装置6−1が、バス4−
3につながっている2つの異なるブリッジ2−3,2−
6にそれぞれ接続されており、一方が有効に動作するよ
うに構成されている。
【0046】各割り込み制御装置6−1は、有効/無効
のどちらか一方の状態をプロセッサにより設定可能に構
成されており、有効の場合は前述した割り込み制御のた
めの機能を果たすが、無効の場合は何もしない。2つの
割り込み制御装置6−1の一方のみが有効、他方は無効
に設定される。有効である割り込み制御装置6−1に故
障が検出された場合は当該割り込み制御装置6−1は無
効と設定され、他の割り込み制御装置6−1が有効と設
定されて動作を継続する。
【0047】無効と設定された割り込み制御装置6−1
についても、有効と設定された割り込み制御装置6−1
への割り込み要求検出装置7−1〜7−3からの通知、
プロセッサからのアクセスなどをバス上で観測してお
り、これらに対する応答や割り込み発生装置5−1〜5
−2に対する通知などは行なわないが、割り込み制御情
報の保持・管理は行なうように構成されている。これに
より、有効である割り込み制御装置6−1に故障が検出
された場合は当該割り込み制御装置6−1を無効、他の
割り込み制御装置6−1を有効と設定するのみで、割り
込み制御情報の複写などをすることなく動作を継続する
ことが可能となる。
【0048】正常動作時は、ブリッジ2−3に接続され
た割り込み制御装置6−1が有効と設定され、ブリッジ
2−6に接続された割り込み制御装置6−1が無効と設
定されているとする。正常動作中は実施形態2で説明し
た上述の動作と変わりない。何らかの装置により、動作
中の割り込み制御装置6−1に異常が検出された場合、
その割り込み制御装置6−1を無効、他方の割り込み制
御装置6−1を有効と設定し直し、動作を継続する。
【0049】これら2つの割り込み制御装置6−1は、
有効/無効を設定するビットのみ異なるビット位置が割
り当てられているが、それ以外は全て同じアドレスが割
り当てられ、有効の時のみ応答するよう構成される。こ
れにより、割り込み制御装置が切り替わった事は特に意
識する事なく動作を継続することができる。
【0050】なお、割り込み制御装置6−1の多重化構
成は、図3のような単一バス構成のマルチプロセッサシ
ステムに対しても同様にして適用することができる。以
上、実施形態1〜3について説明したが、どの実施形態
のシステムにおいてもバストランザクションを利用して
割り込み制御のための情報通知を行っているため、例え
ば、PCIバスのようにエラー検出機構やリトライ機構
を備えたバスアーキテクチャを採用することが好まし
い。
【0051】この場合、割り込み検出装置、割り込み制
御装置、割り込み発生装置の間のトランザクションで、
どこかのバスでエラーがあった場合、そのトランザクシ
ョンは無効となるが、バスのエラー検出機構に従って検
出・通知され、ソフトウェアによりしかるべき対応がと
られることになる。これにより、ノイズ等による信号の
誤りの検出可能性を高められ、システムの誤動作を抑止
できる。
【0052】また、割り込み検出装置、割り込み制御装
置、割り込み発生装置の間のトランザクションで、どこ
かのバスでエラーがあった場合、そのトランザクション
は無効となるが、そのバスのリトライ機構に従ってリト
ライされる。したがって、ノイズ等による信号の誤りが
あった場合でも、リトライにより、システムの動作が継
続できる可能性を高め、システムの可用性を高める事が
できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、分散配置された割り込み検出装置、割り込み制御装
置、割り込み発生装置の間のバストランザクションを利
用して割り込み制御を行っているので、専用の信号線を
多数引き回すことなく割り込み制御を実現できるように
なり、システム規模の増大に柔軟に対応可能な割込制御
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るマルチプロセッ
サシステムの構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のマルチプロセッサシステムに
おけ割り込み制御動作を説明するタイミングチャート。
【図3】同第1実施形態のマルチプロセッサシステムの
他の構成の一例を示すブロック図。
【図4】この発明の第2実施形態に係るマルチプロセッ
サシステムの構成を示すブロック図。
【図5】同第2実施形態のマルチプロセッサシステムで
使用されるブリッジと割り込み制御装置間のバスインタ
ーフェースの共用のための具体的な構成の一例を示す
図。
【図6】この発明の第3実施形態に係るマルチプロセッ
サシステムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1−1〜1−6…CPU(プロセッサ)、2−1〜2−
5…バスブリッジ、3−1〜3−6…I/O装置、4−
1〜4−6…バス、5−1〜5−2…割り込み発生装
置、6−1…割り込み制御装置、7−1〜7−2…割り
込み要求検出装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−84970(JP,A) 特開 平6−324996(JP,A) 特開 平5−324570(JP,A) 特開 平2−165362(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/177 676 G06F 9/46 G06F 9/46 360 WPI(DIALOG)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一バス構成あるいは階層バス構成を有
    し、複数のCPUを備えたマルチプロセッサシステムに
    おいて、 I/O装置からの割り込み要求信号の変化を検出する割
    り込み要求検出手段と、 前記複数のCPUそれぞれの割り込み入力端子に入力さ
    れる割り込み信号を発生する割り込み信号発生手段と、 前記割り込み要求検出手段によって検出された割り込み
    要求に応じて、前記割り込み信号発生手段の割り込み信
    号発生動作を制御する割り込み制御手段とを具備し、 前記割り込み要求検出手段、割り込み信号発生手段、お
    よび割り込み制御手段はバスを介して互いに結合されて
    おり、前記割り込み要求検出手段は、前記割り込み要求
    信号の検出結果をバストランザクションによって前記割
    り込み制御手段に通知し、前記割り込み制御手段は、前
    記割り込み信号発生動作を制御するための情報をバスト
    ランザクションによって前記割り込み信号発生手段に通
    知するように構成されていることを特徴とするマルチプ
    ロセッサシステム。
  2. 【請求項2】 前記割り込み要求検出手段は物理的に前
    記I/O装置の近傍に配置され、前記割り込み信号発生
    手段は物理的に前記CPUの近傍に配置されていること
    を特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記割り込み要求検出手段は前記I/O
    装置と同一の第1回路基板上に実装され、前記割り込み
    信号発生手段は前記CPUと同一の第2回路基板上に実
    装されていることを特徴とする請求項1記載のマルチプ
    ロセッサシステム。
  4. 【請求項4】 前記割り込み要求検出手段、割り込み信
    号発生手段、および割り込み制御手段の少なくとも1つ
    は、それが結合されるバスに接続されている他のデバイ
    スとバスインターフェース回路を共用することを特徴と
    する請求項1記載のマルチプロセッサシステム。
  5. 【請求項5】 前記割り込み制御手段は、同一機能を持
    つ少なくとも2つのデバイスを含む冗長構成を有し、そ
    れら各デバイスはその動作の有効/無効が設定可能に構
    成されていることを特徴とする請求項1記載のマルチプ
    ロセッサシステム。
  6. 【請求項6】 前記割り込み制御手段を構成する各デバ
    イスは、割り込み制御処理を行うための制御情報を保持
    および管理する手段を有し、この手段は、対応するデバ
    イスの有効/無効状態に関係なく動作するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項5記載のマルチプロセ
    ッサシステム。
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