JP7205888B2 - 排水装置及び排水機能付ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池を使用する機器において、タンクに貯留された生成水を排出する技術に関するものである。
従来から、工場や倉庫内で使用されることの多いフォークリフトとして、エンジンを使用しない電動のフォークリフトが多く利用されている。これは、電動のフォークリフトが工場や倉庫内の空気を汚すことなく使用でき、従業者の健康や環境に配慮したものであるからである。
ところで近年、エネルギーの自給率を高め、環境改善のためのクリーンなエネルギー源として、水素を利用した燃料電池自動車などが急速に実用化されている。燃料電池は有害物質が排出されないため、工場や倉庫内で使用されることの多いフォークリフトのエネルギー源としては、特に有用であるといえる。
燃料電池では水素と空気を供給し電気化学反応によって起電力を発生させるが、その際には水が生成される。したがって、燃料電池を搭載した車両では、生成された水を外部に排出する必要がある。
燃料電池自動車のように屋外を走行する車両の場合には、燃料電池において生成された水を走行しながら少しずつ排出しても差し支えないといえる。しかしながら、フォークリフトは一般に工場や倉庫等、屋内において繰り返し使用されることが多いため、限られた空間内で多量の水が排出されることは、安全や環境の面で問題となる。
そこで、フォークリフトにおいては、タンク内に貯められた水を適切な方法で排出することが必要となる。
そこで、燃料電池で生成された水を垂れ流しせずにタンク内に一時貯留し、タンク内に貯留された水を短時間で排出する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。これは、生成された水が貯留されたタンク内に燃料電池システムの外圧より高い圧力を加えた状態で、排水管に設けられたバルブを開いてタンク内の水を排出することで、タンク内に貯留された水を短時間で排出するものである。
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、燃料電池システムの内部に設けられた加圧手段を利用する構成や、外部の加圧手段を利用する構成が示されているが、内部に設けられた加圧手段を利用する構成では、かかる構成が設けられた燃料電池システムでしか利用できないという問題がある。また、外部の加圧手段を利用する構成であっても、配管の先端を連結管に接続するものであるため、加圧手段に設けられた配管の先端を連結管に合わせた仕様とする必要があり、燃料電池システムの仕様によっては利用できないという問題がある。
また、上記特許文献1に開示された生成水排出方法では、水抜きは所定の排水箇所で行うとされ、排水溝等が設置された箇所の近くで行われることとなるが、水抜きを行う場所についてより幅広い場所で行うことを可能とするニーズが存在する。
しかも、タンクからの水抜きを行う際には、安全性に十分配慮する必要もある。
また一方で、水素ステーションにおいて、水素ガス使用設備に水素ガスを供給する際に、同時に安全かつ利便性の高い排水装置を用いて、水抜きを行うニーズも存在する。
特開2008-235203号公報
かかる状況に鑑みて、本発明は、燃料電池を用いた多様な機器において利用可能で、安全性が高く、かつ、幅広い場所において利用可能な排水装置を提供することを目的とする。また、水素ガスを供給する水素ステーションにおけるディスペンサであって、上記排水装置が備えられた排水機能付ディスペンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の排水装置は、燃料電池を搭載した水素ガス使用設備から燃料電池の稼動により生成された生成水を排出する装置であって、圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とするドレンポンプと、水素ガス使用設備に接続するカプラを一端に有し、他端にドレンポンプが接続され、水素ガス使用設備内に貯留する生成水を吸引する吸水チューブと、ドレンポンプで吸引された生成水を排出する排水チューブを備える。
反応性の低い圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とし、電気を使用しないことにより、水素ガスへの着火の心配がなく、安全性の高い構成となっている。圧縮不活性ガスとしては、反応性が低い気体であればよいが、窒素ガスやアルゴンガスが好ましく、より好ましくは窒素ガスである。圧縮空気としては、工場内設備のエアーコンプレッサーなどのエアー圧送装置をエアー源とする圧縮エアーを利用するものでもよい。
ドレンポンプとしては、シャトルバルブ内蔵のダイヤフラム式ポンプを好適に用いることができる。
本発明の排水装置は、圧縮不活性ガス又は圧縮空気が貯蔵されたボンベと、ボンベに接続される配管に設けられた減圧弁及び開閉弁が内蔵又は外付けされたことが好ましい。
ボンベ、減圧弁及び開閉弁が排水装置に内蔵された場合でも、ボンベの取替は可能である。減圧弁が設けられることにより、ボンベから供給される圧縮不活性ガスの圧力を減圧弁において調節することができる。また、ボンベ、減圧弁及び開閉弁が排水装置に外付けされた場合には、既存のボンベ、減圧弁及び開閉弁を本発明の排水装置に利用可能となり、低コストで排水装置を作製することができる。
本発明の排水装置において、開閉弁は、手動スイッチの操作により圧縮不活性ガス又は圧縮空気が供給され駆動源となって、電気を使用することなく弁の開閉操作が可能であることが好ましい。スイッチ操作において電気を使用しないことにより、防爆対応が不要で、安全性の高い構成となる。
本発明の排水装置は、吸水チューブと排水チューブの少なくとも何れかに、チューブの長さ調節を可能とするリールが設けられたことが好ましい。チューブの長さ調節を可能とするリールが設けられることにより、水素ガス使用設備と排水溝との間に距離がある場合でもチューブを伸長することで容易に利用可能である。また、排水装置を使用しないときには、チューブを短くし、コンパクトに収納できる。チューブの長さ調節を可能とするリールとしては、例えば、公知のホースリール等が好適に用いられる。
本発明の排水装置は、ストッパ付車輪を有する搬送手段に装置全体が収容又は搭載され、装置全体の移動を可能とすることが好ましい。
例えば、搬送手段に4つの車輪が設けられる場合には、少なくとも1つの車輪にストッパが設けられていればよく、また、ストッパは、搬送手段に内蔵されるものに限らず、外付けの車止めのようなものでもよい。
また搬送手段には、移動を容易にするためのハンドルが設けられることが好ましい。
排水装置が、搬送手段に収容又は搭載された場合には、移動等に伴う振動等によっても搬送手段から排水装置が脱落しないように固定される構造を有することが好ましいが、ボンベについては取替えを行うことがあるため、脱着自在に固定されることが好ましい。
本発明の排水装置を利用する水素ガス使用設備は、燃料電池を搭載した産業用車両、燃料電池を搭載した列車又は、燃料電池を搭載した船舶であることが好ましく、より好ましくは工場施設内で稼働するフォークリフトである。
また本発明の排水装置は、水素ガス使用設備の内部に設けられたタンクに貯留する生成水を排出するものであるため、水素ガス使用設備の中でも、稼働中に生成水を外部に垂れ流すことが問題となる機器において、特に有効である。
本発明の排水機能付ディスペンサは、水素ガス使用設備に対して水素ガスを供給する水素ステーションのディスペンサであって、ディスペンサは、上記の何れかに記載の排水装置が搭載される。
水素ステーションのディスペンサに排水装置が設けられることにより、水素ガス使用設備に対して水素ガスを供給すると共に、水素ガス使用設備の内部のタンクに溜まった生成水を外部に取り出す水抜きを行うことが可能となり、水素ガス使用設備の効率的な運用が可能となる。
本発明の排水機能付ディスペンサにおいて、ディスペンサは、有線又は無線により水素ガス使用設備と通信する通信手段と、水素ガス使用設備内部の水素タンクの温度が所定閾値を超えないように制御する制御手段を備え、温度に応じた水素充填流量又は昇圧率で充填することが好ましい。
具体的な構成としては、例えば、水素ガス使用設備の水素タンク内の温度を計測する計測手段(温度計)などが水素ガス使用設備側に設けられ、その計測データ(温度データ)を、通信手段を介して、ディスペンサが取得する構成が考えられる。
上記構成とされることにより、1台のディスペンサで、条件の異なる多様な機種に合わせた充填が可能となる。例えば、通信充填が必要か不要か、充填流量または昇圧速度をモデル毎にディスペンサが認識をして、最適条件で充填が可能である。なお、温度の所定閾値は、85℃であることが好ましいが、85℃に限られず、装置の仕様に合わせて、設定変更可能である。
本発明の排水機能付ディスペンサにおいて、水素ステーションは、水素ガス蓄圧器と、燃料電池と、該燃料電池の発電に必要な水素を水素ガス蓄圧器より供給する手段を備え、該燃料電池をバックアップ電源として用い、停電時もディスペンサが作動し得ることが好ましい。これにより、安定的な水素ガスの供給が可能となり、排水装置を組み合わせることで、より利便性の高い構成となる。
本発明の排水装置によれば、燃料電池を用いた多様な機器において利用可能で、安全性が高く、かつ、幅広い場所において利用可能であるといった効果がある。また、本発明の排水機能付ディスペンサによれば、水素ガス使用設備に対して水素ガスを供給すると共に、水素ガス使用設備の内部のタンクに溜まった生成水を外部に取り出す水抜きを行うことが可能になるといった効果がある。
実施例1の排水装置の機能ブロック図 実施例1の排水装置のイメージ図 実施例1の排水装置の正面図 実施例1の排水装置の右側面図 実施例1の排水装置の使用フロー図 実施例2の排水装置のイメージ図 実施例3の排水機能付ディスペンサのイメージ図 実施例3の排水機能付ディスペンサの機能イメージ図
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1の排水装置の機能ブロック図を示している。図1に示すように、排水装置101は、ドレンポンプ102、圧縮不活性ガス供給手段103、吸水チューブ104、吸水カプラ141、排水チューブ105、吸水チューブ調節手段140、排水チューブ調節手段150及び搬送手段106を備える。ドレンポンプ102は、圧縮不活性ガス供給手段103からの圧縮不活性ガスの供給により稼動する。ここでは、圧縮不活性ガスを用いているが、圧縮空気を用いても構わない。吸水チューブ104は、吸水チューブ調節手段140を用いることにより長さ調節が可能であり、同様に、排水チューブ105は、排水チューブ調節手段150を用いることにより長さ調節が可能である。吸水チューブ104を引き伸ばして、吸水カプラ141を水素ガス使用設備の生成水の蓄積タンク108に接続することで、離れた距離にある水素ガス使用設備の生成水の蓄積タンク108から生成水(図示せず)を吸引することが可能である。同様に、排水チューブ105を引き伸ばして排水溝109に垂らすことで、離れた距離にある排水溝109に生成水を排出することが可能である。搬送手段106が設けられることにより、排水装置101自体を容易に移動させて利用できる構成となっている。
図2は、実施例1の排水装置のイメージ図を示している。図2に示すように、排水装置1は、収納ボックス2、窒素ガスボンベ3、吸水チューブ4、排水チューブ5及び台車6から成る。収納ボックス2には、圧力調整弁12、手動弁13及びドレンポンプ20が設けられている。ドレンポンプ20は、窒素ガス(図示せず)を駆動源とするシャトルバルブ内蔵のダイヤフラム式ポンプであり、ポンプの性能は、約10~15L/minとなっている。圧力調整弁12は、窒素ガスボンベ3から高圧で送り出される窒素ガスの圧力を減圧するためのものである。
窒素ガスボンベ3の容量は、約10L×14.7MPa=約1500Lであり、150~200回の使用が可能である。窒素ガスボンベ3とドレンポンプ20は、高圧連結ホース3bで接続されている。
このように、排水装置1は、窒素ガスを駆動源とし、電気を使用しないため、水素ガス使用設備の水素タンクの水素ガスへの着火の心配がなく、安全な装置となっている。なお、排水装置1は、-10℃~+40℃の環境で利用可能である。
吸水チューブ4は、ホースリール40により巻き回され、ドレンポンプ20と接続されている。同様に、排水チューブ5は、ホースリール50により巻き回され、ドレンポンプ20と接続されている。吸水チューブ4及び排水チューブ5の長さは、いずれも5m以上であり、ユーザのニーズに合わせて設計可能である。吸水チューブ4又は排水チューブ5がホースリール(40,50)に巻き回されることにより、排水装置1を使用する場所や排水溝9の位置に応じて、チューブの長さを自在に調節して利用することができ、利便性の高い構成となっている。吸水チューブ先端部4aには、吸水カプラ41が設けられ、タンク8の水排出口8aに接続可能である。排水チューブ先端部5aは、排水溝9上に配置されることで、排水チューブ5を通して吸引された生成水を排出できる構造である。
収納ボックス2、窒素ガスボンベ3、吸水チューブ4及び排水チューブ5は、台車6上に設けられている。具体的な構造については、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、実施例1の排水装置の正面図を示している。また、図4は、実施例1の排水装置の右側面図を示している。
図3及び図4に示すように、台車6には、キャリーハンドル61、車輪(62,63)が設けられ、キャリーハンドル61を把持して手押し又は牽引することで移動可能な構成となっている。台車6上には、収納ボックス2、窒素ガスボンベ3、吸水チューブ4及び排水チューブ5が設けられている。図4に示すように、窒素ガスボンベ3は、チェーン状の固定部材64を用いて2箇所で固定されている。
図3に示すように、収納ボックス2には、セレクタスイッチ7が設けられており、セレクタスイッチ7の操作によりドレンポンプ20のオンオフの切替えを行う。セレクタスイッチ7は電気式ではなく、防爆対応が不要で安全性が高い構成となっている。セレクタスイッチ7は、例えば、“赤が閉”、“緑が開”というように、開閉の状況でスイッチの上のLEDランプの点灯色が変わる構成としてもよい。セレクタスイッチ7の仕様としては、ドレンポンプ20を作動させる圧縮ガスの配管に設けれらた開閉弁の開閉を行う方式(バルブ式)を利用したものでもよい。また、収納ボックス2には、窓部2aが設けられ、収納ボックス2内の圧力調整弁12に設けられた圧力計(図示せず)の数値等を外部から確認することができる。
なお、図3及び図4においては、吸水チューブ先端部4aに設けられた吸水カプラ41は図示していない。
ここで、排水装置1の使用手順について、図5を参照しながら説明する。図5は、実施例1の排水装置の使用フロー図を示している。図5に示すように、排水装置1の使用に当たって、窒素ガスボンベとドレンポンプに関する準備を行う。まず、窒素ガスボンベ3とドレンポンプ20の接続を確認する(ステップS01)。窒素ガスボンベ3のバルブ3aを少しずつ開放し、全開にする(ステップS02)。圧力計の数値を確認しながら、圧力調整弁12を操作して窒素ガスの入圧を約0.6MPaに調整する(ステップS03)。ここで、窒素ガスボンベ3からの一次圧力は1.5MPa以上である必要があり、1.5MPa未満の場合には、窒素ガスボンベ3を充瓶に交換する。
窒素ガスボンベ3とドレンポンプ20の継手部(図示せず)に漏洩検査液(図示せず)を塗布する(ステップS04)。なお、ガス漏洩が確認された場合は、窒素ガスボンベ3のバルブ3aを閉止し、高圧連結ホース3b内のガスを脱圧後、漏洩箇所を増し締めする。
吸水用のホースリール40を用いて吸水チューブ4を伸長して、タンク8の水排出口8aに吸水カプラ41を接続する(ステップS05)。接続が完了した後、ホースリール40に設けられたホースストッパ(図示せず)を作動させ、吸水チューブ4の長さを固定する。排水用のホースリール50を用いて排水チューブ5を排水溝9まで伸長する(ステップS06)。
排水チューブ先端部5aが排水溝9にかかった状態で、ホースリール50に設けられたホースストッパ(図示せず)を作動させ、排水チューブ5の長さを固定する。
セレクタスイッチ7をオンにして、ドレンポンプ20を起動する(ステップS07)。吸引が終了しない場合には、引き続き吸引を行う(ステップS08)。吸引が終了した場合には、セレクタスイッチ7をオフにして、ドレンポンプ20を停止する(ステップS09)。ドレンポンプ20の停止後、タンク8の水排出口8aから吸水カプラ41を取外し、吸水チューブ4を巻取る(ステップS10)。また、排水チューブ5を巻取る(ステップS11)。なお、吸水チューブ4の巻取り(ステップS10)と排水チューブ5の巻取り(ステップS11)は順序が逆でもよい。
なお、排水装置1の使用に当たっては、事前準備として、ストッパによる車輪(62,63)の固定、タンクを搭載する車両の車輪の固定、周囲の安全確認、静電気の除去等を行い、使用後は、ストッパ等の解除、安全確認等を行うが、図5では説明を省略している。
図6は、実施例2の排水装置のイメージ図を示している。図6に示すように、排水装置10は、ドレンポンプ20、高圧連結ホース3b、吸水チューブ4、排水チューブ5及び台車6から成る。排水装置10では、実施例1における排水装置1とは異なり、排水装置10の内部に窒素ガスボンベ3、圧力調整弁12及び手動弁13が設けられておらず外付けされている。しかしながら、排水装置10に設けられた高圧連結ホース3bは、ホースリール30により巻き回され、ドレンポンプ20と接続されている。したがって、窒素ガスボンベ3等が排水装置10から離れた位置にあったとしてもホースリール30から高圧連結ホース3bを引き出して、伸長することで窒素ガスボンベ3等と排水装置10を接続することが可能である。窒素ガスボンベ3は約11kgの重量があるため、このように、高圧連結ホース3bを伸長し得る構成とすることでフレキシブルな利用が可能となり、利便性が向上する。
図7は、実施例3の排水装置のイメージ図を示している。図7に示すように、排水機能付ディスペンサ14は、水素ステーションに設置されたディスペンサ15に、排水装置11が備えられ、一体化されたものである。ディスペンサ15は、充填チューブ17の先端に設けられた充填カプラ17aを用いて、燃料電池フォークリフト16に水素ガスを充填することが可能である。また、これとは別に、排水装置11に設けられた吸水チューブ4の先端に設けられた吸水カプラ41を用いて、タンク8に溜まった生成水を吸引し、排水チューブ5を介して排水溝9へと生成水を排出することが可能である。ここでは排水チューブ5は、排水溝9まで固定配管で設置されている。
排水は、排水装置11に設けられた手動のスイッチ(図示せず)を用いてオンオフの切替えを行い、スイッチ操作に伴い開閉弁が圧縮不活性ガス又は圧縮空気で作動する機構となっている。したがって、ポンプだけでなくスイッチも電気式でなく、防爆対応が不要で、ディスペンサ15内部に排水装置11が設置可能となっている。
ディスペンサ15は環境温度をモニタリングしており、環境温度に応じた水素充填流量または昇圧率で充填するので、移動体内部の水素タンク温度が規定以上(85℃)にならないように制御される。すなわち、ディスペンサ15は、燃料電池フォークリフト16に水素ガスを充填する際に、ディスペンサ15の周辺環境の温度を計測して安全に水素ガスを充填できるものであり、自律的に充填可否を判断でき、外部からの遠隔操作は不要なものである。水素ガス使用設備の水素タンク周辺の温度を確認しながら水素ガスを充填することにより安全面を向上させる。
上記の排水装置11の吸水カプラ41の接続の際も、ディスペンサ15の周囲温度の計測結果を利用して、カプラ接続可否の判断を行うことが可能である。
水素ステーションのディスペンサ15に排水装置11が備えられることにより、排水機能付ディスペンサ14は、燃料電池フォークリフト16に対して水素ガスを供給すると共に水抜きを行うことが可能となり、時間の無駄が無く、燃料電池フォークリフト16を効率的に運用することが可能となる。
なお、水素ステーションのディスペンサ15は、水素ステーション内の水素ガス蓄圧器と燃料電池と当該燃料電池の発電に必要な水素を水素ガス蓄圧器より供給する配管によって、燃料電池をバックアップ電源として用い、水停電時もディスペンサが作動できる。
図8は、実施例3の排水機能付ディスペンサの機能イメージ図を示している。図8に示すように、ディスペンサ15と燃料電池フォークリフト16は、通信手段18により、データの送受信が可能な構成となっている。なお、ここでは排水チューブ5等は図示していない。
ディスペンサ15と燃料電池フォークリフト16が、通信手段18で通信を行い、燃料電池フォークリフト16内の水素タンク(図示せず)に設置した温度計(図示せず)とディスペンサ15を連動させ、燃料電池フォークリフト16内の水素タンクが規定値(85℃)に近づくとディスペンサが燃料電池フォークリフト16への充填を停止する仕組みである。これにより、水素ガスの充填における安全性を向上させることができる。
また、上記の構成とすることにより、1台のディスペンサで、条件の異なる多様な機種に合わせた充填が可能となる。例えば、通信充填が必要か不要か、充填流量または昇圧速度をモデル毎にディスペンサ15が認識をして、最適条件で充填が可能である。
通信手段18は、有線又は無線の通信のいずれでもよい。例えば、排水機能付ディスペンサ14と燃料電池フォークリフト16を有線のケーブルで接続してもよいし、排水機能付ディスペンサ14に二次元コード読取手段(図示せず)を設け、燃料電池フォークリフト16に設けられた二次元コードを読み取る方式でもよい。
また、ディスペンサ15と通信を行い得る移動体は燃料電池フォークリフト16に限られず、その他の産業用車両、燃料電池を搭載した列車や船舶などを広く含む。
本発明は、燃料電池を使用する機器において、タンクに貯留された生成水を排出する排出装置として有用である。
1,10,11,101 排水装置
2 収納ボックス
2a 窓部
3 窒素ガスボンベ
3a バルブ
3b 高圧連結ホース
4 吸水チューブ
4a 吸水チューブ先端部
5 排水チューブ
5a 排水チューブ先端部
6 台車
7 セレクタスイッチ
8,108 タンク
8a 水排出口
9,109 排水溝
12 圧力調整弁
13 手動弁
14 排水機能付ディスペンサ
15 ディスペンサ
16 燃料電池フォークリフト
17 充填チューブ
17a 充填カプラ
18 通信手段
20,102 ドレンポンプ
30,40,50 ホースリール
41,141 吸水カプラ
61 キャリーハンドル
62 前輪
63 後輪
64 固定部材
103 圧縮不活性ガス供給手段
104 吸水チューブ
105 排水チューブ
106 搬送手段
108 水素ガス使用設備の生成水の蓄積タンク
140 吸水チューブ調節手段
150 排水チューブ調節手段

Claims (7)

  1. 燃料電池を搭載した水素ガス使用設備から燃料電池の稼動により生成された生成水を排出する装置であって、
    圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とするドレンポンプと、
    前記水素ガス使用設備に接続するカプラを一端に有し、他端に前記ドレンポンプが接続され、前記水素ガス使用設備内に貯留する前記生成水を吸引する吸水チューブと、
    前記ドレンポンプで吸引された前記生成水を排出する排水チューブ、
    を備え
    前記圧縮不活性ガス又は前記圧縮空気が貯蔵されたボンベと、
    前記ボンベに接続される配管に設けられた減圧弁及び開閉弁、
    が内蔵又は外付けされ、
    前記開閉弁は、手動スイッチの操作により前記圧縮不活性ガス又は圧縮空気が供給され駆動源となって、電気を使用することなく弁の開閉操作が可能であることを特徴とする排水装置。
  2. 燃料電池を搭載した水素ガス使用設備から燃料電池の稼動により生成された生成水を排出する装置であって、
    圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とするドレンポンプと、
    前記水素ガス使用設備に接続するカプラを一端に有し、他端に前記ドレンポンプが接続され、前記水素ガス使用設備内に貯留する前記生成水を吸引する吸水チューブと、
    前記ドレンポンプで吸引された前記生成水を排出する排水チューブ、
    を備え、
    前記吸水チューブと排水チューブの少なくとも何れかに、チューブの長さ調節を可能とするリールが設けられたことを特徴とする水装置。
  3. 燃料電池を搭載した水素ガス使用設備から燃料電池の稼動により生成された生成水を排出する装置であって、
    圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とするドレンポンプと、
    前記水素ガス使用設備に接続するカプラを一端に有し、他端に前記ドレンポンプが接続され、前記水素ガス使用設備内に貯留する前記生成水を吸引する吸水チューブと、
    前記ドレンポンプで吸引された前記生成水を排出する排水チューブ、
    を備え、
    ストッパ付車輪を有する搬送手段に装置全体が収容又は搭載され、
    装置全体の移動を可能とすることを特徴とする水装置。
  4. 前記水素ガス使用設備は、工場施設内で稼働するフォークリフトを含む産業用車両、燃料電池を搭載した列車又は、燃料電池を搭載した船舶であることを特徴とする請求項1~の何れかに記載の排水装置。
  5. 前記水素ガス使用設備に対して水素ガスを供給する水素ステーションのディスペンサであって、前記ディスペンサは、請求項1又は2に記載の排水装置が搭載されたことを特徴とする排水機能付ディスペンサ。
  6. 水素ガス使用設備に対して水素ガスを供給する水素ステーションのディスペンサであって、
    前記ディスペンサは、
    圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とするドレンポンプと、
    前記水素ガス使用設備に接続するカプラを一端に有し、他端に前記ドレンポンプが接続され、前記水素ガス使用設備内に貯留する成水を吸引する吸水チューブと、
    前記ドレンポンプで吸引された前記生成水を排出する排水チューブ、
    を備える排水装置が搭載され、
    有線又は無線により前記水素ガス使用設備と通信する通信手段と、
    前記水素ガス使用設備内部の水素タンクの温度が所定閾値を超えないように制御する制御手段を備え、
    前記温度に応じた水素充填流量又は昇圧率で充填することを特徴とする水機能付ディスペンサ。
  7. 水素ガス使用設備に対して水素ガスを供給する水素ステーションのディスペンサであって、
    前記ディスペンサは、
    圧縮不活性ガス又は圧縮空気を駆動源とするドレンポンプと、
    前記水素ガス使用設備に接続するカプラを一端に有し、他端に前記ドレンポンプが接続され、前記水素ガス使用設備内に貯留する成水を吸引する吸水チューブと、
    前記ドレンポンプで吸引された前記生成水を排出する排水チューブ、
    を備える排水装置が搭載され、
    前記水素ステーションは、水素ガス蓄圧器と、燃料電池と、該燃料電池の発電に必要な水素を前記水素ガス蓄圧器より供給する手段を備え、
    該燃料電池をバックアップ電源として用い、停電時も前記ディスペンサが作動し得ることを特徴とする水機能付ディスペンサ。
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