JP7204932B2 - データ伝送方法、アクセスカテゴリ作成方法、装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

データ伝送方法、アクセスカテゴリ作成方法、装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本願は、通信技術分野に関し、特には、データ伝送方法、アクセスカテゴリ作成方法、装置、及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年05月08日に提出された出願番号が201910381354.8である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、該中国特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
インターネットの進歩に伴い、多くのサービス及びアプリケーション(例えば、リアルタイム携帯電話ゲーム)は、レイテンシ(Latency)をより高く要求している。これらのサービス及びアプリケーションは、ネットワークが低い伝送遅延でデータ伝送を遂行することを求めているだけでなく、サービス期間内で、前後した送信側から受信側への伝送のレイテンシのジッターも小さいことを求めている。このような低ジッター(Low Jitter:LJ)サービスの期間内で、一部のデータがレイテンシ要求を満たす一方で、一部のデータのレイテンシが極めて大きい場合、伝送レイテンシのジッターが生じ、それによって、LJサービスのユーザ体験が低下する。例えば、携帯電話ゲームのユーザは、操作のフィードバック、表示が重く、さらに接続が途切れることも感じる。
これに鑑み、本願の実施例は、バックオフカウントが対応するバックオフ値を動的に低減し、バックオフの柔軟性を向上させ、LJサービスのデータ伝送効率を向上させることができる、データ伝送方法、アクセスカテゴリ作成方法、装置、及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本願の実施例は、データ伝送方法を提供する。前記方法は、
データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、ステップと、
前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、を含む。
本願の実施例は、アクセスカテゴリ作成方法を提供する。前記方法は、
低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得するステップであり、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である、ステップと、
前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、を含む。
本願の実施例は、データ伝送方法を提供する。該方法は、ステーションに適用される。前記ステーションは、1つ又は複数のプロセッサ、メモリ、及び、1つ以上のプログラムを備え、ここで、前記1つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、前記プログラムは、1つ以上の、一組の命令に対応する各ユニットを含み、前記1つ又は複数のプロセッサは、命令を実行するように構成される。前記方法は、
データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、ステップと、
前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、を含む。
本願の実施例は、アクセスカテゴリ作成方法を提供する。該方法は、ステーションに適用される。前記ステーションは、1つ又は複数のプロセッサ、メモリ、及び1つ以上のプログラムを備え、ここで、前記1つ以上のプログラムは、メモリに記憶され、前記プログラムは、1つ以上の、一組の命令に対応する各ユニットを含み、前記1つ又は複数のプロセッサは、命令を実行するように構成される。前記方法は、
低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得するステップであり、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である、ステップと、
前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、を含む。
本願の実施例は、データ伝送装置を提供する。前記装置は、設定モジュールと、送信モジュールと、を備え、
設定モジュールは、データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するように構成され、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表し、
前記設定モジュールは、更に、前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するように構成され、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値であり、
送信モジュールは、前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信する、ように構成されている。
本願の実施例は、アクセスカテゴリ作成装置であって、前記装置は、
低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得するように構成される取得モジュールであり、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である、取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得された前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するように構成される作成モジュールと、を備える。
本願の実施例は、ステーションを提供する。前記ステーションは、メモリと、送受信機と、プロセッサと、バスシステムと、を備え、
前記メモリは、プログラムを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるプログラムを実行するように構成され、前記プログラムは、
データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、ステップと、
前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、を含み、
前記バスシステムは、前記メモリと前記プロセッサを接続し、前記メモリと前記プロセッサを通信させる、ように構成される。
本願の実施例は、ステーションを提供する。前記ステーションは、メモリと、送受信機と、プロセッサと、バスシステムと、を備え、
前記メモリは、プログラムを記憶するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリにおけるプログラムを実行するように構成され、前記プログラムは、
データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、ステップと、
前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、を含み、
前記バスシステムは、前記メモリと前記プロセッサを接続し、前記メモリと前記プロセッサを通信させる、ように構成されている。
本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、実行可能な命令が記憶されており、前記実行可能な命令が実行される時、上記方法を実現する。
上記技術案から分かるように、本願の実施例は、下記の利点を有する。
本願の実施例においては、データ伝送方法を提供する。データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、ステーションは、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を第1寛容値とし、LJ寛容度が0まで逓減した場合、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を低減し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値まで低減する。第1バックオフ値は、LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である。バックオフカウントが0まで逓減した場合、LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションにデータフレームを送信する。これにより、ステーションは、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を動的に調整し、バックオフカウントが対応するバックオフ値を動的に低減することができ、バックオフの柔軟性を向上させ、LJサービスのデータ伝送効率を向上させる。
本願の実施例による、無線ローカルエリアネットワークの1つの実施例を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送システムのアーキテクチャを示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送方法の実現フローを示す概略図である。 本願の実施例による、低ジッターアクセスカテゴリに基づいたデータ伝送を示す概略図である。 本願の実施例による、低ジッターアクセスカテゴリに基づいたもう1つのデータ伝送を示す概略図である。 本願の実施例による、低ジッターアクセスカテゴリの作成の1つの実施例を示す概略図である。 本願の実施例による、低ジッターアクセスカテゴリの作成の1つの実施例を示す概略図である。 本願の実施例による、低ジッターアクセスカテゴリの作成の1つの実施例を示す概略図である。 本願の実施例による、データフレームが低ジッターアクセスカテゴリに入る実施例を示す概略図である。 本願の実施例による、通常アクセスカテゴリの1つの任意のフレーム間隔を示す概略図である。 本願の実施例による、アクセスカテゴリ作成方法のもう1つの実施例を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送装置の構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送装置のもう1つの構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送装置のまた1つの構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送装置の更にもう1つの構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送装置のもう1つの構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、データ伝送装置のもう1つの構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、アクセスカテゴリ作成装置の構成構造を示す概略図である。 本願の実施例による、ステーションの構造を示す概略図である。 本願の実施例による、ステーションのもう1つの構造を示す概略図である。
本願の実施例は、データ伝送方法、アクセスカテゴリ作成方法、装置及び、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、LJ寛容度が対応する寛容値を動的に調整し、バックオフカウントが対応するバックオフ値を動的に低減し、バックオフの柔軟性を向上させ、LJサービスのデータ伝送効率を向上させることができる。
本願の実施例の明細書、特許請求の範囲、及び上記図面に言及された「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等の用語(存在すれば)は、類似した対象を区別するためのものであり、特定の順番又は前後順序を説明するためのものではない。このように使用されるデータは、場合によって互換することができ、それによって、ここで示し、又は、説明した順番とは異なる順番で、説明する本願の実施例が実施可能であることを、理解すべきである。また、「含む」と「対応的に」という用語及びそれらの変形は、非排他的な包含を網羅することを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又は機器は、明記されたステップ又はユニットに限定されず、明記されていないか、又は、これらのプロセス、方法、製品、又は機器固有の他のステップ又はユニットも含んでもよい。
電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers:IEEE)802.11において、拡張型分散チャネルアクセス(Enhanced Distributed Channel Access:EDCA)は、無線伝送の制御チャネルアクセスのプロトコルであり、該プロトコルは、互換性のある物理層(Physical Layer:PHY)が無線媒体を共有することを許容する。サービスの優先度を区分するために、EDCAにおいて、4つのアクセスカテゴリ(Access Category:AC)を定義しており、各ACは、バックオフメカニズムにそのためチャネルを独立して競争する。複数のACが同時に0にバックオフカウントした場合、優先度の低いACは、衝突したと見なし、そして、コンテンションウィンドウ(Contention Window:CW)を2倍にし、バックオフを再開し、それに対して、優先度の高いACは、伝送機会(Transmission Opportunity:TXOP)の競争に成功したと見なし、競争して得られたチャネルでデータを送信開始し、それによって、データ伝送効率に影響を及ぼす。
EDCAは、一定の範囲内から、1つの整数値を初期のバックオフ時間として選択し、そのため、毎回整数値を選択した後に、バックオフ時間が固定になり、そして、LJサービスは、要求されたレイテンシジッターに、長期間のデータ伝送を遂行する必要がある。そのため、固定のバックオフ時間と複雑で多様な無線伝送環境により、LJサービスへのサポートの柔軟性の欠如を引き起こし、LJサービスのデータ伝送効率を低減する。
本願の実施例は、IEEE802.11プロトコル標準の無線ローカルエリアネットワークに適用され、IEEE802.11プロトコルにおいて、EDCAは、無線伝送の制御チャネルアクセスのプロトコルであり、また、EDCAは、キャリアセンシングマルチアクセス/衝突回避(Carrier Sensing Multiple Access/Collision Avoidance:CSMA/CA)に基づいて、交換性のある物理層(Physical Layer:PHY)が無線媒体(Wireless Media)を使用することを許容する。ここで、CSMA/CAは、例えば、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity:WiFi)のような複数の実現形態を有する。
CSMA/CAプロトコルにより、以下に、幾つかの関連概念を説明する。
1.キャリアセンシング(Carrier Sensing)
ステーションにおけるPHYは、各スロット(aSlotTime)で物理的センシングを実行し、それによって共有媒体がアイドル状態であるかどうかを知る。
2.バックオフ(Backoff)
EDCAをサポートするステーションは、一定の範囲内から、1つのランダムな整数値を初期のバックオフ時間として選択する。PHYは、1つのスロット内で、共有媒体がアイドル状態であることをセンシングした場合、EDCAは、バックオフを開始し、即ち、バックオフカウントから1を減算する。バックオフカウントが0になると、EDCAは、チャネルアクセスの競争に成功したと判定し、即ち、伝送機会(Transmission Opportunity:TXOP)を取得し、データフレームを送信開始する。バックオフ過程において、1つのスロット内で、共有媒体がビジー状態であることをセンシングした場合、バックオフカウントを一時的に停止し、アイドル状態を再びセンシングした場合、その前のバックオフカウントを継続する。2つのステーション(Station,STA)が同時に0とバックオフカウントした場合、衝突が発生する。
3.伝送機会制限(TXOP limit)
1つのSTAがTXOPを取得した場合、データフレームを直ぐに送信することができるが、共有媒体を占用する時間が限定され、即ち、伝送機会制限TXOP limitを有する。
4.コンテンションウィンドウ(Contention Window,CW)
バックオフ時間のランダム選択は、コンテンションウィンドウパラメータにより定義される。即ち、[0,CW]の均一な分布から、1つの整数値をランダムに選択する。CWの値は、CW最小値(CWmin)とCW最大値(CWmax)との間である。伝送が完了する度に、CWは、Cwminにリセットされ、CWmaxになるまで、衝突又は送信に失敗する度に、CWを2倍にし続ける。
5.アクセスカテゴリ(Access Category:AC)
サービスの優先度を区分するために、EDCAは、複数のACを定義しており、各ACは、媒体アクセス制御層サービスデータユニット(MAC Service Data Unit:MSDU)を記憶するための行列と、優先度を区分するための拡張型分散チャネルアクセス機能(Enhanced Distributed Channel Access Function:EDCAF)と、を含む。STAが、上位層プロトコルから送信されたMSDUを受信した時に、EDCAは、まず、上位層のユーザ優先度(User Priority:UP)フィールドに基づいて、対応するACにマッピングする。各ACは、前記バックオフメカニズムに、そのため、チャネルを独立して競争する。それと同時に、各ACは、1つのEDCAFに対応し、異なるパラメータ値を定義するという役割を果たし、ACの異なる優先度を実現する。EDCAFにより定義されるパラメータは、CWmin、CWmax、TXOP limit、及び任意のフレーム間隔(Arbitration Inter-Frame Space:AIFS)がある。優先度の低いACに比べて、優先度の高いACは、TXOPの競争に成功する確率が高い。
複数のACは、同時に0までバックオフカウントした場合、優先度の低いACは、衝突したと見なし、その後にCWを2倍にし、バックオフを再開し、それに対して、優先度の高いACは、TXOPの競争に成功したと見なし、データフレームを送信開始する。
6.AIFS
AIFSは、共有媒体のセンシング結果がビジー状態からアイドル状態に変わった後、ランダムバックオフプロセスを開始する前の待ち時間を定義するためのものである。異なるACのAIFSも異なり、優先度の高いACは、ランダムバックオフをより早く開始するため、TXOPの競争に成功する確率が高い。
本願の実施例は、データ伝送方法を提供し、該方法は、図1に示す無線ローカルエリアネットワークに適用される。理解しやすくするために、図1を参照すると、図1は、本願の実施例による無線ローカルエリアネットワークの1つの実施例を示す概略図であり、図1に示すように、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法は、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks:WLAN)におけるステーションに適用可能である。特に、STAが密集しているシーンに適用可能であり、WiFi標準の、高密度のユーザ及び高スループットに対する需要を満たすことができる。ローカルエリアネットワーク(Local Area Networks:LAN)において、ネットワークノードは、アクセスポイント(Access Point:AP)100及びSTA 200(図1において、2つのSTAを例示的に示し、それぞれ、STA 200-1及びSTA 200-2である)を含む。AP 100は、カバレッジ範囲内のSTAに対してデータサービスを提供し、AP 100及びそれがサービングするSTA 200は、基本サービスセット(Basic Service Set:BSS)を構成する。一般的には、1つのBSSは、複数のSTAを含む。
上記説明によれば、本願の実施例は、LJサービスをサポートするための新型ACを定義し、AC[LJ]と呼ばれてよい。図2を参照すると、図2は、本願の実施例によるデータ伝送システムのアーキテクチャを示す概略図である。図2に示すように、データ伝送システムは、APとSTAと、を備え、APとSTAは、無線リンクを介して通信することができる。現在、WLANが採用するIEEE802.11標準において、BSSのネットワークノードは、STAである。STAは、アクセスポイント(AP)類のSTA(図2に示す300)及び非アクセスポイント(Non-AP)類のSTA(図2に示す400)を含み、各BBSは、1つのAPと、該APに関連付けられる複数のNon-AP STAと、を含んでよい。
AP類ステーションは、無線アクセスポイント又はホットスポットなどと呼ばれてよい。APは、移動ユーザが有線ネットワークに入るアクセスポイントであり、一般的には、家庭、ビル内部、及びエリア内部に配置され、典型的なカバレッジ半径は、数十メートル~百メートルであり、戸外に配置されてもよい。APは、有線ネットワークと無線ネットワークを接続するためのブリッジに相当し、各STAを接続し、そして、無線ネットワークを有線ネットワークにアクセスする役割をしている。例として、APは、WiFiチップを有する端末機器又はネットワーク機器であってよく、例えば、AP機能又はサービスを提供するルーティング機器である。APは、802.11ax規格をサポートする機器であってよい。幾つかの実施例において、該APは、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、及び802.11a等の複数のWLAN規格をサポートする機器であってよい。
STAは、無線通信チップ、無線センサ、又は無線通信端末であってよい。例えば、WiFi通信機能をサポートする携帯電話、WiFi通信機能をサポートするタブレット、WiFi通信機能をサポートするセットトップボックス、WiFi通信機能をサポートするインテリジェントテレビ、WiFi通信機能をサポートするインテリジェントウェアラブル機器、WiFi通信機能をサポートする車載通信機器、及びWiFi通信機能をサポートするコンピュータであってよい。STAは、802.11ax方式をサポートすることができ、該STAは、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、及び802.11a等の複数のWLAN規格をサポートすることもできる。
IEEE802.11において、無線接続アクセスを提供する側がAPと呼ばれ、サービングを受ける他方がNon-AP(即ち、STAである)と呼ばれるように定義することは、理解すべきである。説明しやすくするために、本願の実施例におけるAP及びNon-AP STAをSTAと総称する。
上記説明によれば、IEEE802.11プロトコルとの互換性を持たせるために、本願の実施例において定義されるAC[LJ]は、低レイテンシジッターの要求を満たすことができる。以下、本願の実施例のAC[LJ]によるデータ伝送方法を説明する。該データ伝送方法は、STAに適用され、本願の実施例におけるSTAは、定義された、LJサービスをサポートするACに基づいて、データ伝送を行うことができる。図3を参照すると、図3は、本願の実施例によるデータ伝送方法の実現フローを示す概略図である。図3に示すように、前記方法は、以下を含む。
S101において、データフレームがLJアクセスカテゴリに入る時に、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定し、LJ寛容度は、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す。
本願の実施例において、LJサービスをサポートするAC(AC[LJ])のデータ伝送方法を説明する。ここで、LJは、伝送レイテンシジッターがレイテンシジッター閾値より小さいことを指している。レイテンシジッター閾値は、ステーションにより実行されるサービスに基づいてカスタマイズされる。LJサービスをサポートするACは、伝送レイテンシジッターがレイテンシジッター閾値より小さいことを満たすACである。
本願の実施例において、データフレームは、ステーションが受信又は送信したソーシャル動的情報であってよく、ステーションが受信又は送信したゲームデータフレームであってもよい。ステーションのAC[LJ]に入ったデータフレームがある場合、LJ寛容度のカウント値を第1寛容値に設定する。ここで、LJ寛容度のカウント方式は、バックオフカウントの計算方式と類似しており、いずれも、スロット(aSlotTime)を単位としており、即ち、1つのスロットを経過する度に、LJ寛容度のカウントから1を減算する。LJ寛容度は、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す。
データフレームがLJアクセスカテゴリに入る時に、ステーションは、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定し、ここで、第1寛容値は、例えば、T1のような正整数である。理解すべきこととして、データフレームがMSDUであってよく、他のタイプのデータユニットであってもよく、ここでは、限定しない。
S102において、LJ寛容度が0まで逓減した場合、LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定し、第2寛容値は、第1寛容値以下であり、第2バックオフ値は、第1バックオフ値未満であり、且つ、第1バックオフ値は、LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である。
本願の実施例において、LJ寛容度が0まで逓減した場合、ステーションは、LJ寛容度を第2寛容値に設定し、ここでは、第2寛容値も、例えば、T2のような正整数であり、且つ、第2寛容値は、第1寛容値以下である。また、ステーションは、バックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に更新する必要があり、ここで、第1バックオフ値は、LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である。第1バックオフ値は、例えば、t1のような正整数である。第2バックオフ値も、例えば、t2のような正整数であり、且つ、第2バックオフ値は、第1バックオフ値未満である。
S103において、バックオフカウントが0まで逓減した場合、LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションにデータフレームを送信する。
本願の実施例においては、バックオフカウントが0まで逓減した時に、データフレームを送信することができることを表す。即ち、ステーションは、LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションにデータフレームを送信する。
理解しやすくするために、図4を参照する。図4は、本願の実施例による低ジッターアクセスカテゴリに基づいたデータ伝送を示す概略図である。図4に示すように、データフレームAがAC[LJ]に入る時に、AC[LJ]のLJ寛容度を第1寛容値に設定し、例えば、30と設定する。1つのスロットを経過する度に、LJ寛容度に対して1を減らす。AC[LJ]以外の他のACも、データを送信することもできる。他のACが通常タイプACである場合、該通常のACがデータフレームBを送信すると、AC[LJ]でデータフレームAを送信することができなくなり、そのため、AC[LJ]は、引き続きLJ寛容度に基づいて、カウントダウンを行う。LJ寛容値が0になる場合、依然として、データフレームAを送信することができない場合、LJ寛容値をリセットする必要があり、即ち、第2寛容値に設定し、例えば、第1寛容値を30に、第2寛容値を15にする。
なお、本願の実施例におけるACがデータを送信することは、ステーションがACを介してデータを送信すること、又は、ステーションがACにおいてデータを送信することである。
幾つかの実施例において、第2寛容値の設定は、前回の寛容値を半分にしてもよく、即ち、T2=T1/2であり、又は、ビット位置で1ビット右へシフトしてもよく、即ち、T2=T1-1であり、又は、変更を行わなくてもよく、即ち、T2=T1であり、又は、ランダムに減少して、T2<T1になるようにすればよい。後続で、LJ寛容度をリセットする度に、T1/4、T1/8……等の方式で、引き続き設定してもよい。LJ寛容度をリセットする度に、1の値で減算してもよい。又は、LJ寛容度をリセットする度に、1つの値としてもよい。図4において、T2=T1/2を例として説明するが、これは、本願の実施例を限定するわけではないと理解すべきである。
それと同時に、LJ寛容度が0まで逓減した時に、AC[LJ]のバックオフカウントは、第1バックオフ値であり、即ち、図4に示される8であり、この時に、通常ACのバックオフカウントは既に0になり、データフレームCを送信することができる。そのため、AC[LJ]は、現在の行列のバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定すべきであり、例えば、第1バックオフ値は8であり、第2バックオフ値は4とする。
理解できるように、加速を行う度に、第2バックオフ値を第1バックオフ値の半分と設定することができ、即ち、t2=t1/2であり、又は、第1バックオフ値からある値を減算することで第2バックオフ値を得ることができ、即ち、t2=t1-Xであり、Xは、正整数であり、又は、第2バックオフ値を直接的に1つの値と設定することができ、即ち、t2=Xであり、Xが1である場合、TXOPをより速く取得できることを意味する。図4において、t2=t1/2を例として説明するが、これは、本願の実施例を限定するわけではないと理解すべきである。
本願の実施例において、データ伝送方法を提供し、データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、ステーションは、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定し、LJ寛容度は、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表し、LJ寛容度が0まで逓減した場合、LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定する。第2寛容値は、第1寛容値以下であり、第2バックオフ値は、第1バックオフ値未満であり、且つ、第1バックオフ値は、LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値であり、バックオフカウントが0まで逓減した場合、ステーションは、LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションにデータフレームを送信する。上記方式により、ステーションは、LJ寛容度が対応する寛容値を動的に調整し、且つ、バックオフカウントが対応するバックオフ値を動的に低減することができ、バックオフの柔軟性を向上させ、LJサービスのデータ伝送効率を向上させる。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法は、
データフレームがLJアクセスカテゴリに入り、且つ、LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、LJ寛容度を第1寛容値にリセットし、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップを更に含んでもよい。
本願の実施例において、LJ寛容度及びバックオフカウントをリセットするもう1つの方法を説明する。下記の2つの条件を同時に満たす場合、LJ寛容度及びバックオフカウントに対して設定を行うことができ、即ち、条件1は、AC[LJ]の行列に少なくとも1つのデータフレームが既に存在していることであり、条件2は、AC[LJ]の行列に入ろうとする新たなデータフレームが存在していることである。この場合、AC[LJ]のEDCAFは、AC[LJ]の行列に対して加速操作を行うべきであり、即ち、バックオフカウントの第1バックオフ値を第2バックオフ値に設定し、上記実施例と同様に、第2バックオフ値は、第1バックオフ値未満である。それと同時に、AC[LJ]は、LJ寛容度を第1寛容値にリセットする必要がある。
説明しやすくするために、図5を参照すると、図5は、本願の実施例による低ジッターアクセスカテゴリに基づいた、もう1つのデータ伝送を示す概略図である。図5に示すように、第1寛容値が30であるとすれば、AC[LJ]行列において、LJ寛容度が30である時に、AC[LJ]の行列は、データフレームAに入る。しかしながら、この場合、バックオフカウントが0まで逓減していない。そのため、ステーションは、まだAC[LJ]によってデータフレームAを送信することができない。LJ寛容度が20である時に、AC[LJ]の行列に、データフレームBが入り、この場合、AC[LJ]の行列にデータフレームAが既に存在しており、AC[LJ]が、後続で行列に入るデータフレームを正常に記憶することを確保するために、LJ寛容度を30にリセットしてよい。バックオフカウントが0に達した場合、ステーションは、AC[LJ]により、ターゲットステーションにデータフレームA及びデータフレームBを順に送信することができる。
本願の実施例においては、AC[LJ]によるデータ伝送方法を更に提供する。データフレームがLJアクセスカテゴリに入り、且つ、LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、ステーションは、LJ寛容度を第1寛容値にリセットし、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定することができる。上記方式により、AC[LJ]行列に少なくとも1つのデータフレームが存在している場合、新たなデータフレームがAC[LJ]の行列に入る時に、AC[LJ]のLJ寛容度をリセットすることによって、AC[LJ]の適用の合理性を確保し、バックオフカウントのカウント値を減少させることによって、加速を実現することができる。
本願の実施例によるデータ伝送方法は、
存続時間内で、X個のデータフレームがLJアクセスカテゴリに入ることが現れない場合、LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、Xは、1以上の整数である、ステップと、
LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す、ステップと、を更に含んでもよい。
本願の実施例における、2つのAC[LJ]廃棄方法を説明する。
1つのAC[LJ]廃棄方式は、以下の通りである。AC[LJ]の存続時間が0まで減少した場合、依然として、X個のデータフレームがAC[LJ]の行列に入ることが発生しなければ、該AC[LJ]を廃棄する。ここで、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、Xは、一般的に、1としてよい。実際の適用において、Xを1より大きい他の整数としてもよい。データフレームがLJアクセスカテゴリに入り、LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数がXに等しくなる場合、存続時間のカウントを停止する。1つのデータフレームが、LJアクセスカテゴリから離れ、LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が(X-1)になる場合、存続時間のカウントをリセットし、カウントを開始する。存続時間のカウントが0になった場合、該LJアクセスカテゴリを廃棄する。
例として、AC[LJ]の行列がアイドル状態である場合、AC[LJ]の存続時間のカウントをLにリセットする。ここで、最後のデータフレームがAC[LJ]の行列から離れた場合、この時点でAC[LJ]の行列がアイドル状態になり始める。存続時間のカウント方式は、バックオフカウントの計算方式及びLJ寛容度のカウント方式と類似し、これも、スロット(aSlotTime)を単位とする。即ち、1つのスロットを経過する度に、存続時間のカウントから1を減算する。1つのデータフレームがAC[LJ]の行列に入る時に、存続時間のカウントを停止する。
存続時間の初期値Lが100であるとすれば、存続時間が73まで減少した時に、AC[LJ]行列に1番目のデータフレームが入る。この場合、存続時間のカウントを停止し、即ち、73に止まり、最後のデータフレームがAC[LJ]の行列から離れた後、存続時間を初期値100にリセットすることができる。
もう1つのAC[LJ]廃棄方式は、以下の通りである。即ち、AC[LJ]の行列に存在しているデータフレームの数がAC[LJ]のサポートすることができる最大フレーム数以上である場合、該AC[LJ]を廃棄する。ここで、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。
例として、1つのデータフレームがAC[LJ]の行列に入る時に、AC[LJ]のLJフレーム数カウントに1を加算し、1つのデータフレームがAC[LJ]の行列から離れる時に、AC[LJ]のLJフレーム数カウントから1減算する。AC[LJ]の最大フレーム数がNであるとすれば、AC[LJ]の行列におけるデータフレームの数がNである場合、EDCAFは、該AC[LJ]を直ぐに廃棄し、該AC[LJ]の行列における全ての内容を廃棄するべきであり、また、AC[LJ]の行列におけるデータフレームを再送失敗の方式に、そのため処理し、媒体アクセス制御層(Medium Access Control Layer:MAC)及び上位層に通知する必要がある。例えば、所定の期間後に、該データフレームを再送信してよく、又は、他のACにより、ターゲットステーションに該データフレームを送信してもよく、又は、該データフレームを再送しないと決定してもよい。ステーションは、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームによって、ターゲットステーションにデータ伝送失敗に関する通知を送信する。例えば、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに、対応する操作タイプフィールド(例えば、AC[LJ]廃棄フィールド)及びAC[LJ]識別子(LJ-ID)等の内容を持たせる。
AC[LJ]作成を要求するステーション又は上位層も、廃棄要求を送信することができる。ここで、上位層は、MAC層とPHY層の上位にある層であってよい。例えば、アプリケーション(Application)層、リモートプロシージャコール(Remote Procedure Call:RPC)層、インターネットプロトコルアドレス(Internet Protocol Address:IP)層、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol:TCP)層、及びユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol:UDP)層、などであり、ここでは、限定しない。
AC[LJ]が廃棄された後、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームにより、サービスのためのステーション又は上位層に通知する必要がある。廃棄に失敗しても、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームにより、サービングするためのステーション又は上位層に通知する必要があり、しかも、該通知に、廃棄失敗原因を含ませ、例えば、廃棄を要求するLJ-IDを見つけることができない原因が挙げられる。
AC[LJ]の最大フレーム数を設定することで、AC[LJ]のTXOPを加速競争する頻度を制約することができ、同時に、AC[LJ]の優先度を保障することができる。これは、AC[LJ]が、他のACより高いTXOPの競争能力を有し、且つ、サービスのためのデータフレームの長さが短い場合、大量のデータフレームが溜まる可能性があるためである。データフレームの溜まりが発生した場合、現在のネットワークに頻繁な衝突又は他の状況が発生していると見なす。例えば、信号強度が低すぎて、データパケットによる悪意のある攻撃、サービス需要がAC[LJ]加速の優先させるサービス能力をはるかに超えているなど状況が考えられる。上記状況が発生すると、AC[LJ]を直ちに廃棄し、原因を通知する必要がある。
また、本願の実施例においては、AC[LJ]廃棄方式を提供する。1つの方式は、存続時間内で、LJアクセスカテゴリに入るデータフレームが現れない場合、LJアクセスカテゴリを廃棄することであり、ここで、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表す。もう1つの方式は、LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、LJアクセスカテゴリを廃棄することであり、ここで、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。上記方式により、AC[LJ]のTXOPを加速競争する頻度を効果的に制約することができる。AC[LJ]に、エアインタフェースの時間を過度に頻繁に占用させない。それと同時に、AC[LJ]の優先効果を確保することもできる。ネットワークの頻繁な衝突又は他の悪い状況において、AC[LJ]のTXOPの高速競争能力によって、衝突の激しさを助長し、結果的にネットワークダウンが発生し、そのため、AC[LJ]を直ちに廃棄すれば、衝突の減少にも役立つ。サービスに必要な短時間での大量フレームがTXOPを競争することも、衝突の大量増加を招く。特に、同一のWiFiネットワークにおける複数のステーションのAC[LJ]間の競争は、衝突の大量増加を招く。そのため、この場合、AC[LJ]を廃棄することで、上位層及びターゲットステーションにWi-Fiネットワーク状況を直ぐに把握させ、衝突の悪化を避け、AC[LJ]のLJサービスの優先効果を、より顕著にさせ、より柔軟にすることができる。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法において、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、
ターゲットステーションにLJサービス要求フレームを送信し、ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信し、最後に、LJサービス応答フレームに基づいて、LJアクセスカテゴリを作成するステップを、更に含んでもよい。
本願の実施例は、AC[LJ]を作成する方式を説明する。LJサービスを提供するステーションをターゲットステーションとし、LJサービスを要求するステーションをソースステーションとする。説明しやすくするために、図6を参照する。図6は、本願の実施例による低ジッターアクセスカテゴリの作成の1つの実施例を示す概略図である。図6に示すように、ステーション1は、AC[LJ]の作成を開始することができる。まず、ステーション1は、ステーション2にLJサービス要求(LJ Service Request)フレームを送信し、ステーション2にAC[LJ]の作成を要求し、該AC[LJ]は、ステーション2からステーション1に送信するLJサービスデータを優先的にサービングするために用いられる。ステーション2は、LJ Service Requestフレームを受信した後、ステーション1にLJサービス応答(LJ Service Response)フレームをフィードバックすべきである。これにより、ステーション1は、LJ Service Responseフレームに基づいて、現在AC[LJ]の作成が完了したかどうかを判定し、即ち、LJ Service Responseフレームに、操作タイプフィールドを含ませることができる。例えば、「作成に成功した」フィールド又は「作成に失敗した」フィールドが挙げられる。
なお、ステーション1は、ソースステーションであり、ステーション2は、ターゲットステーションである。ここで、図6におけるステーション1は、APであってよく、ステーション2は、該APに関連付けられたNon-AP STAであってもよい。又は、図6におけるステーション2は、APであってよく、ステーション1は、該APに関連付けられたNon-AP STAであってもよく、ここでは、限定しない。
本願の実施例においては、AC[LJ]作成方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションは、ターゲットステーションにLJサービス要求フレームに送信し、そうしてから、ソースステーションは、ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信し、最後に、ソースステーションは、LJサービス応答フレームに基づいて、LJアクセスカテゴリを作成する。上記方式により、ターゲットステーションは、ソースステーションからの要求フレームに基づいて、AC[LJ]を作成することができる。これにより、AC[LJ]作成のための実行可能な方式を提供する。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法において、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、
作成要求を取得し、作成要求に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成し、更に、ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップ、を更に含んでもよい。
本願の実施例において、もう1つのAC[LJ]作成方式を説明する。LJサービスを提供するステーションをターゲットステーションとし、LJサービスを要求するステーションをソースステーションとする。説明しやすくするために、図7を参照する。図7は、本願の実施例による低ジッターアクセスカテゴリの作成の1つの実施例を示す概略図である。図7に示すように、ステーション1は、AC[LJ]の作成を開始することができる。まず、ステーション1は、上位層から送信されたAC[LJ]作成要求を取得し、該AC[LJ]は、ステーション2により提供されるLJサービスデータを区分するために用いられる。ステーション1は、AC[LJ]を作成した後、ステーション1は、ステーション2にLJ Service Responseフレームを送信し、AC[LJ]が作成されたことをステーション2に通知する。
ここで、上位層は、ユーザが現在使用しているサービスに基づいて、作成要求を送信するかどうかを決定することができる。例えば、現在サービスがLJタイプのサービスであることを検出した場合、上位層は、AC[LJ]の作成要求を送信することができる。
なお、図7におけるステーション1は、APであってよく、ステーション2は、該APに関連付けられたNon-AP STAであってもよく、又は、図7におけるステーション2は、APであってよく、ステーション1は、該APに関連付けられたNon-AP STAであってもよい。
本願の実施例は、AC[LJ]作成方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションは、上位層からの作成要求を取得してから、作成要求に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成し、最後に、ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信する。上記方式により、ソースステーションは、上位層からの要求に基づいて、AC[LJ]を作成することができる。そのため、AC[LJ]作成のためのもう1つの実行可能な方式を提供する。これにより、技術案の柔軟性及び実行可能性を向上させる。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法において、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、
ソースステーションの情報に基づいて作成要求を生成し、作成要求に基づいてLJアクセスカテゴリを作成し、更に、ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップ、を更に含んでもよい。
本願の実施例において、もう1つのAC[LJ]作成方式を説明する。LJサービスを提供するステーションをターゲットステーションとし、LJサービスを要求するステーションをソースステーションとする。説明しやすくするために、図8を参照する。図8は、本願の実施例による低ジッターアクセスカテゴリの作成の1つの実施例を示す概略図である。図8に示すように、ステーション1は、ローカル情報に基づいてAC[LJ]を自発的に作成する必要があるかどうかを判定することができ、該AC[LJ]は、ステーション2により提供されるLJサービスデータを区分するために用いられる。ステーション1は、AC[LJ]を作成した後、ステーション1は、ステーション2にLJ Service Responseフレームを送信し、AC[LJ]が作成されたことをステーション2に通知する。
ここで、ローカル情報は、ネットワークスループットを含んでもよく、ネットワーク状況が悪い場合、AC[LJ]作成要求を自発的にトリガすることができる。ローカル情報は、検出された、データフレームの送信頻度であってもよく、一定の期間内にデータフレームが継続的に送信される場合、該サービスがLJサービスである可能性があると見なし、そのため、AC[LJ]作成要求を自発的にトリガすることができる。
図8におけるステーション1は、APであってよく、ステーション2は、該APに関連付けられたNon-AP STAであってもよく、又は、図8におけるステーション2は、APであってよく、ステーション1は、該APに関連付けられたNon-AP STAであってもよく、ここでは、限定しない。
本願の実施例において、AC[LJ]作成方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションは、自身の情報に基づいて作成要求を生成してから、作成要求に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成し、最後に、ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信する。上記方式により、ソースステーションは、自身の情報に基づいてAC[LJ]を作成することができる。そのため、AC[LJ]作成のためのもう1つの実行可能な方式を提供する。これにより、技術案の柔軟性及び実行可能性を向上させる。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームは、LJ制御パラメータ集合を含み、ここで、LJ制御パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含む。LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームは、LJパラメータ集合を含み、ここで、LJパラメータ集合は、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含み、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、最大フレーム長は、LJアクセスカテゴリがサポートするデータフレーム長の上限値を表し、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリがサポートする、同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。
本願の実施例においては、一組のLJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を定義しており、ここで、LJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合は、LJ Service Requestフレーム又はLJ Service Responseフレームに含まれることが可能である。LJ Service Requestフレーム及びLJ Service Responseフレームは、同一のフレームフォーマットを使用してよく、2つの異なるフレームフォーマットを使用してもよい。これらは、例えば、MAC制御フレームのような定義済みのMACフレーム構造を再利用してよく、新しく定義されるフレームフォーマットであってもよく、また、MACフレームに含まれるエレメント(Element)であってもよい。
以下、LJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を、それぞれ説明する。ここで、LJ Service Requestフレーム及びLJ Service Responseフレームは、下記LJ制御パラメータ集合を含むが、これらに限定されない。
(1)LJアクセスカテゴリの識別子。即ち、AC[LJ]の識別子(LJ-ID)であり、異なるLJ-IDは、異なるAC[LJ]を示すために用いられる。
(2)ソースステーションのアドレス。即ち、要求を開始するステーションのアドレスである。
(3)ターゲットステーションのアドレス。即ち、サービスを提供するためのステーションのアドレスを表す。
(4)LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス。即ち、AC[LJ]を有するステーションのアドレスを表す。
(5)操作タイプ。現在の要求する内容を表す。例えば、「作成を要求する」、「作成を確認する」、「作成に失敗した」、「廃棄を要求する」、「廃棄を確認する」、「廃棄に失敗した」、及び「能力ブロードキャスト」などを含む。ここで、操作タイプは、LJ Service Requestフレームに含まれる。
(6)原因コード(reason code)。要求の原因、要求に失敗した原因などを記述するために用いられる。ここで、原因コードは、一般的には、LJ Service Responseフレームに含まれる。
(7)サービス優先度フィールド。AC[LJ]の優先度を記述するために用いられる。IEEE802.11で定義されたトラフィック識別子(Traffic Identification、TID)を利用することができ、新しく定義されたフィールドも利用することができる。
LJ Service Requestフレーム及びLJ Service Responseフレームは、下記LJパラメータ集合を含むが、これらに限定されない。
(1)LJ寛容度T。伝送レイテンシに対する、AC[LJ]の我慢強さを記述するために用いられ、バックオフカウントの設定に従って、整数を取り、且つ、aSlotTimeを単位とする。
(2)存続時間L。AC[LJ]の最長存続時間を記述するために用いられ、AC[LJ]の行列が空き状態にある時間が該存続時間を超えると、AC[LJ]所有者がAC[LJ]を廃棄して、LJサービスの優先度の区分を停止することをトリガすることができる。
(3)最大フレーム長M。AC[LJ]がサポートする最大フレーム長を記述するために用いられ、即ち、AC[LJ]行列に入ることができるデータフレーム(例えば、MSDU)の最大長さである。
(4)最大フレーム数N。AC[LJ]行列に同時に記憶することが可能である最大データフレーム数を記述するために用いられ、即ち、MSDUの数である。
ターゲットステーションは、ソースステーションから送信されたAC[LJ]作成要求を受信した場合、自己の能力がLJパラメータ集合に合致するかどうかに基づいて、AC[LJ]を作成するかどうかを決定することができる。ターゲットステーションは、要求されるパラメータ値に従ってAC[LJ]を作成することができない場合、LJ Service Responseフレームで、サポート又は推奨されるLJパラメータ集合を指示し、ソースステーションにフィードバックすることができる。ソースステーションは、LJ Service Responseフレームを受信した後、LJパラメータ集合をリセットし、AC[LJ]作成要求を再開することができる。
幾つかの実施例においては、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるLJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を定義する。ここで、LJ制御パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、LJパラメータ集合は、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含む。上記パラメータにより、新たなメカニズムを定義し、サービス優先度の区分を実現することができ、また、これらのパラメータを利用して、従来のACよりも高い優先度を取得することができる。即ち、LJサービスによるTXOPの競争をより迅速にして、その成功確率を向上させることができる。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームは、拡張型分散チャネルアクセスEDCAパラメータを更に含み、ここで、EDCAパラメータは、コンテンションウィンドウCW最小値、CW最大値、伝送機会TXOP制限、及びフレーム間隔AIFSを含む。
本願の実施例において、WiFiシーンに適用する一組のEDCAパラメータを定義する。ここで、EDCAパラメータは、LJ Service Requestフレーム又はLJ Service Responseフレームに含まれてもよく、EDCAパラメータは、CW最小値(CWmin)、CW最大値(CWmax)、TXOP制限(TXOP limit)及びフレーム間隔(AIFS)を含む。
例として、EDCAパラメータにより、チャネルにアクセスする機会を取得することができる。ここで、CWminは、最小コンテンションウィンドウを表し、CWminが小さいほど、その優先度は高くなる。CWmaxは、最大コンテンションウィンドウを表し、CWmaxが小さいほど、その優先度が高くなる。TXOP limitは、チャネルを占用する最長時間を表す。AIFSは、TXOPを取得する時に待機する必要のあるチャネルアイドル時間を表す。
AIFS(AC[LJ])=AIFSN(AC[LJ])×aSlotTime×aSIFSTime
ここで、AIFSN(AC[LJ])は、AC[LJ]に基づいた調停フレーム間隔数(Arbitration Inter Frame Spacing Number:AIFSN)を表し、aSIFSTimeは、短フレーム間隔(Short interframe space:SIFS)時間を表す。
これらのEDCAパラメータの設定は、IEEE802.11メカニズムに従うべきであり、明記されていない限り、デフォルト値とするべきであることを理解することが可能である。デフォルト値の設定は、AC[LJ]に、可能な限り、高い優先度を持たせるようにすべきである。公平性を確保するために、AC[LJ]のTXOP limitのデフォルト値を、可能な限り小さい値に設定することができる。これにより、優先度乱用、公平性への影響を避ける。AC[LJ]に基づいたEDCAパラメータのデフォルト値の例は、CWmin=3、CWmax=7、AIFSN=2、TXOP limit=0.5ミリ秒(ms)である。実際の適用においては、場合によって、EDCAパラメータを調整することもできる。
本願の実施例において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるEDCAパラメータを定義し、即ち、CW最小値、CW最大値、TXOP制限、及びAIFSを有する。これらのパラメータにより、現在の802.11プロトコルにおけるWiFi環境に適用可能であり、技術案の適用性及び実行可能性を保証する。
図3に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送方法において、データフレームがLJアクセスカテゴリに入る時に、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、
データフレームを受信し、データフレームがデータ伝送条件を満たす場合、データフレームがLJアクセスカテゴリに入ると決定するステップと、データフレームがデータ伝送条件を満たさない場合、データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定するステップと、を更に含んでもよく、通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む。
本願の実施例において、AC[LJ]操作に基づいたデータフレームのフィルタリング方法を説明する。ステーションは、まず、データフレームを受信し、続いて、該データフレームに対応する情報を判定する。該データフレームがデータ伝送条件を満たすと判定すると、該データフレームがAC[LJ]の行列に入って加速操作を行うことができると決定する。逆に、該データフレームがデータ伝送条件を満たさないと判定すると、該データフレームが通常ACの行列に入って伝送を行うことができると決定する。
説明しやすくするために、図9を参照する。図9は、本願の実施例によるデータフレームが低ジッターアクセスカテゴリに入る実施例を示す概略図である。図9に示すように、AC[LJ]を作成した後、ステーションは、設定されたLJパラメータ集合に基づいて、上位層からMAC層に送信されたデータフレームに対してフィルタリングを行い、EDCAは、上位層のユーザ優先度フィールドに基づいて、データフレームを対応するACにマッピングする。データ伝送条件に合致するデータフレーム(例えば、MSDU)しか、AC[LJ]行列に入らない。データ伝送条件に合致しないデータフレーム(例えば、MSDU)は、既存のIEEE802.11プロトコルのEDCAルールに従って通常ACに入るべきである。
データ伝送条件は少なくとも1つの条件を含んでよい。例えば、ソースステーションに送信されたデータフレーム(例えば、MSDU)がターゲットステーションのMAC層に到達し、且つ、該データフレーム(例えば、MSDU)の長さが最大フレーム長M未満である場合のみ、データ伝送条件に合致すると見なす。又は、単位時間(例えば、10個のスロット)内に、1つのみのデータフレームしか、AC[LJ]に入れない。最大フレーム長を設定するのは、AC[LJ]により加速するデータフレームの長さを制約し、多すぎるエアインタフェース時間を占用させないことを目的としている。該設定を、TXOP Limitと合わせて使用することができる。携帯電話ゲームサービスを例として、最大フレーム長を数百バイトとすることができる。
ここで、通常ACは、音声(Voice:VO)AC、ビデオ(Video:VI)AC、ベストエフォート(Best Effort:BE)AC、及び背景(BackGround:BK)ACを含む。図10を参照すると、図10は、本願の実施例による通常アクセスカテゴリの1つの任意のフレーム間隔を示す概略図である。図10に示すように、異なるACに対して、異なるEDCAパラメータを設定することで、優先度を体現する。802.11プロトコルにおいて、アイドル待機時間(Distributed Inter-frame Spacing:DIFS)は、固定値である。異なるACに対して、異なるアイドル待機時間を設定することができる。AIFSNの値が大きいほど、ユーザのアイドル待機時間は、長くなる。VO_ACに対して、AIFSNを2個のスロットに設定し、ランダムバックオフ待機時間を、0から3個のスロットに設定することができる。VI_ACに対して、AIFSNを2個のスロットに設定し、ランダムバックオフ待機時間を、0から7個のスロットに設定することができる。BE_ACに対して、AIFSNを3個のスロットに設定し、ランダムバックオフ待機時間を0から15個のスロットに設定することができる。BK_ACに対して、AIFSNを7個のスロットに設定し、ランダムバックオフ待機時間を0から15個のスロットに設定することができる。
異なるサービスの異なるサービス品質(Quality of Service:QoS)要求を確保するために、EDCAは、上位層の、IEEE 802.1Dに基づいた8個のトラフィックカテゴリ(Traffic Category:TC)及び該層の4個のACを定義し、8個のTCは、それぞれ4個のACの行列にマッピングされ、即ち、各チャネルに対して、4個の異なるアクセスカテゴリACを定義する。アクセスカテゴリは、AC[0]-AC[3]で表されてよく、優先度は、昇順に従って配列される。各アクセスカテゴリは、独立した送信行列を有する。各アクセスカテゴリに、異なる競争パラメータを割り当てることで、優先度を区分する目的を達成する。
図10及びAC[LJ]に関する説明に基づいて、以下に、上記複数のACのEDCAパラメータを比較する。表1を参照すると、表1は、本願の実施例におけるACに対応するEDCAパラメータの概略的な内容を示す。
Figure 0007204932000001
上記から分かるように、AC[LJ]は、より小さいTXOP limit、CWmin及びCWmaxを有する。
次に、本願の実施例においては、AC[LJ]操作に基づいたデータフレームのフィルタリング方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ステーションは、データフレームを受信することもできる。データフレームがデータ伝送条件を満たす場合、データフレームがLJアクセスカテゴリに入ると決定し、データフレームがデータ伝送条件を満たさない場合、データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定する。ここで、通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む。上記方式により、任意のタイプのデータフレームに対していずれも加速操作を行うことなく、データ伝送条件を満たすデータフレームのみに対して加速操作を行うため、公平性原則を十分に考慮して、AC[LJ]の使用を制約し、優先度メカニズムの乱用を避ける。
上記説明を参照しながら、以下、本願の実施例のAC[LJ]作成方法を説明する。図11を参照すると、本願の実施例におけるアクセスカテゴリ作成方法は、以下を含む。
S201において、低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得し、LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられる。データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である。
本願の実施例において、AC[LJ]作成方法を説明する。ステーションは、LJ関連パラメータ集合を取得する。ここで、LJ関連パラメータ集合は、LJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を含む。該ステーションがソースステーションであってよく、ターゲットステーションであってもよいことは、理解すべきである。
S202において、LJ関連パラメータ集合に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成する。
本願の実施例において、ステーションは、LJ関連パラメータ集合に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成する。例として、該ステーションは、ソースステーションである場合、下記方式でAC[LJ]を作成することができる。即ち、まず、ステーション1は、AC[LJ]の作成を開始することができ、ソースステーションは、ターゲットステーションにLJ Service Requestフレームを送信し、ターゲットステーションにAC[LJ]の作成を要求する。該AC[LJ]は、ターゲットステーションからソースステーションに送信されたLJサービスデータのサービングを優先するために用いられる。ターゲットステーションは、LJ Service Requestフレームを受信した後、ソースステーションにLJ Service Responseフレームをフィードバックすべきである。これにより、ソースステーションは、LJ Service Responseフレームに基づいて、現在AC[LJ]が作成されているかどうかを判断し、即ち、LJ Service Responseフレームに、操作タイプフィールドを含ませることができ、例えば、「作成に成功した」フィールド又は「作成に失敗した」フィールドを含ませる。
幾つかの実施例において、ソースステーションは、AC[LJ]作成を自発的に開始することができる。まず、ソースステーションは、上位層から送信されたAC[LJ]作成要求を取得する。該AC[LJ]は、ターゲットステーションにより提供されるLJサービスデータを区分するために用いられる。ソースステーションは、AC[LJ]を作成した後、ソースステーションは、ターゲットステーションにLJ Service Responseフレームを送信し、AC[LJ]を作成済みであることをターゲットステーションに通知する。ここで、上位層は、ユーザに現在用いられるサービスに基づいて、作成要求を送信するかどうかを決定することができる。例えば、現在サービスがLJタイプのサービスであることを検出した場合、上位層は、AC[LJ]作成要求を送信することができる。
幾つかの実施例において、ソースステーションは、AC[LJ]作成を自発的に開始することができる。ソースステーションは、ローカル情報に基づいて、AC[LJ]を自発的に作成する必要があるかどうかを判定することができる。該AC[LJ]は、ターゲットステーションにより提供されるLJサービスデータを区分するために用いられる。ソースステーションは、AC[LJ]を作成した後、ソースステーションは、ターゲットステーションにLJ Service Responseフレームを送信し、AC[LJ]が作成されたことをステーション2に通知する。ここで、ローカル情報は、ネットワークスループットを含んでもよい。ネットワーク状況が悪い場合、AC[LJ]作成要求を自発的にトリガすることができる。ローカル情報は、検出されたデータフレームの送信頻度であってもよい。データフレームが一定の期間内に継続的に送信されると、該サービスがLJサービスである可能性があると見なす。そのため、AC[LJ]作成要求を自発的にトリガすることができる。
本願の実施例においては、AC[LJ]作成方法を提供する。ステーションは、低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得することができる。ここで、LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である。続いて、ステーションは、LJ関連パラメータ集合に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成する。上記方式により、AC[LJ]作成のためのもう1つの実行可能な方式を提供する。これにより、技術案の柔軟性及び実行可能性を向上させる。
図11に基づいて、本願の実施例で提供されるアクセスカテゴリ作成方法において、LJ関連パラメータ集合は、LJ制御パラメータ集合、及びLJパラメータ集合を含み、
ここで、LJ制御パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
LJパラメータ集合は、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含み、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、最大フレーム長は、LJアクセスカテゴリがサポートするデータフレーム長の上限値を表し、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリがサポートする、同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。
本願の実施例において、一組のLJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を定義する。ここで、LJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合は、LJ Service Requestフレーム又はLJ Service Responseフレームに含まれてよく、LJ Service Requestフレーム及びLJ Service Responseフレームは、同一のフレームフォーマットを使用してもよく、2つの異なるフレームフォーマットを使用してもよい。これらは、例えば、MAC制御フレームのような定義されたMACフレーム構造を再利用することができ、新しく定義されたフレームフォーマットであってもよく、また、MACフレームに含まれるElementであってもよい。
LJ Service Requestフレーム及びLJ Service Responseフレームは、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、サービス優先度フィールドを含むが、これらに限定されない。これらのLJ制御パラメータ集合の定義は、前記実施例を参照することができ、ここでは、限定しない。
LJ Service Requestフレーム及びLJ Service Responseフレームは、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、最大フレーム数Nを含むが、これらに限定されない。これらのLJパラメータ集合の定義は、前記実施例を参照することができ、ここでは限定しないことが理解すべきである。
本願の実施例においては、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるLJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を定義する。ここで、LJ制御パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、LJパラメータ集合は、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含む。上記パラメータにより、新たなメカニズムを定義し、サービス優先度の区分を実現することができる。また、これらのパラメータを利用して、従来のACよりも高い優先度を取得することができる。即ち、LJサービスによるTXOPの競争をより迅速にしてその成功確率を向上させることができる。
図11に基づいて、本願の実施例で提供されるアクセスカテゴリ作成方法において、LJ関連パラメータ集合は、拡張型分散チャネルアクセスEDCAパラメータを更に含み、ここで、EDCAパラメータは、コンテンションウィンドウCW最小値、CW最大値、伝送機会TXOP制限、及びフレーム間隔AIFSを含む。
本願の実施例においては、WiFiシーンに適用する一組のEDCAパラメータを定義する。ここで、EDCAパラメータは、LJ Service Requestフレーム又はLJ Service Responseフレームに含まれてよく、EDCAパラメータは、CWmin、CWmax、TXOP limit、及びAIFSを含む。
例として、EDCAパラメータにより、チャネルにアクセスする機会を取得することができる。ここで、CWminは、最小コンテンションウィンドウを表し、CWminが小さいほど、その優先度は高くなる。CWmaxは、最大コンテンションウィンドウを表し、CWmaxが小さいほど、その優先度が高くなる。TXOP limitは、チャネルを占用する最長時間を表す。AIFSは、TXOPを取得する時に待機する必要のあるチャネルアイドル時間を表す。
AIFS(AC[LJ])= AIFSN(AC[LJ])×aSlotTime×aSIFSTime
ここで、AIFSN(AC[LJ])は、AC[LJ]に基づいたAIFSNを表し、aSIFSTimeは、SIFS時間を表す。
これらのEDCAパラメータの設定は、IEEE802.11メカニズムに従うべきであり、明記されていない限り、デフォルト値とするべきであることを理解することが可能である。デフォルト値の設定は、AC[LJ]に、可能な限り、高い優先度を持たせるようにすべきである。公平性を確保するために、AC[LJ]のTXOP limitのデフォルト値を、可能な限り小さい値に設定することができる。これにより、優先度乱用、公平性への影響を避ける。AC[LJ]に基づいたEDCAパラメータのデフォルト値の例は、CWmin=3、CWmax=7、AIFSN=2、TXOP limit=0.5ミリ秒(ms)である。実際の適用においては、場合によって、EDCAパラメータを調整することもできる。
本願の実施例においては、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるEDCAパラメータを定義し、即ち、CW最小値、CW最大値、TXOP制限、及びAIFSを有する。これらのパラメータにより、現在の802.11プロトコルにおけるWiFi環境に適用可能であり、技術案の適用性及び実行可能性を保証する。
以下、本願の実施例におけるデータ伝送装置を説明する。図12を参照すると、図12は、本願の実施例によるデータ伝送装置の構成構造を示す概略図である。図12に示すように、前記データ伝送装置30は、設定モジュール301と、送信モジュール302と、を備え、
設定モジュール301は、データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するように構成され、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表し、
前記設定モジュール301は、更に、前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するように構成され、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値であり、
送信モジュール302は、前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するように構成される。
本願の実施例において、データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、設定モジュール301は、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する。ここで、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す。前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記設定モジュール301は、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定する。ここで、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である。前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、送信モジュール302は、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するように構成される。
本願の実施例において、データ伝送装置を提供する。データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、ステーションは、LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定し、LJ寛容度は、LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表し、LJ寛容度が0まで逓減した場合、LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定し、第2寛容値は、第1寛容値以下であり、第2バックオフ値は、第1バックオフ値未満であり、且つ、第1バックオフ値は、LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値であり、バックオフカウントが0まで逓減した場合、ステーションは、LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションにデータフレームを送信する。上記方式により、ステーションは、LJ寛容度が対応する寛容値を動的に調整し、且つ、バックオフカウントが対応するバックオフ値を動的に低減することができ、バックオフの柔軟性を向上させ、LJサービスのデータ伝送効率を向上させる。
図12に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送装置30において、
前記設定モジュール301は、更に、前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入り、且つ、前記LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、前記LJ寛容度を前記第1寛容値にリセットし、前記LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを前記第1バックオフ値から前記第2バックオフ値に設定するように構成される。
本願の実施例においては、AC[LJ]によるデータ伝送方法を、更に提供する。データフレームがLJアクセスカテゴリに入り、且つ、LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、ステーションは、LJ寛容度を第1寛容値にリセットし、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定することができる。上記方式により、AC[LJ]行列に少なくとも1つのデータフレームが存在する場合、新たなデータフレームがAC[LJ]の行列に入る時、AC[LJ]のLJ寛容度をリセットすることで、AC[LJ]の適用の合理性を確保し、バックオフカウントのカウント値を減少させ、加速を実現することができる。
図12に基づいて、図13を参照する。図13は、本願の実施例によるデータ伝送装置のもう1つの構成構造を示す概略図である。図13に示すように、前記データ伝送装置0は、廃棄モジュール303を、更に備え、
前記廃棄モジュール303は、存続時間内で、X個のデータフレームがLJアクセスカテゴリに入ることが現れない場合、LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、Xは、1以上の整数である、ステップと、
前記LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す、ステップと、を実行するように構成される。
また、本願の実施例において、AC[LJ]廃棄方式を提供する。1つの方式は、存続時間内で、LJアクセスカテゴリに入るデータフレームが現れない場合、LJアクセスカテゴリを廃棄することであり、ここで、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表す。もう1つの方式は、LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、LJアクセスカテゴリを廃棄することであり、ここで、最大フレーム数は、LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。上記方式により、AC[LJ]のTXOPを加速競争する頻度を効果的に制約することができる。AC[LJ]に、エアインタフェースの時間を過度に頻繁に占用させない。それと同時に、AC[LJ]の優先効果を確保することもできる。ネットワークの頻繁な衝突又は他の悪い状況において、AC[LJ]のTXOPの高速競争能力によって、衝突の激しさを助長し、結果的にネットワークダウンが発生し、そのため、AC[LJ]を直ちに廃棄すれば、衝突の減少にも役立つ。サービスに必要な短時間での大量フレームがTXOPを競争することも、衝突の大量増加を招く。特に、同一のWi-Fiネットワークにおける複数のステーションのAC[LJ]間の競争は、衝突の大量増加を招く。そのため、この場合、AC[LJ]を廃棄することで、上位層及びターゲットステーションにWi-Fiネットワーク状況を直ぐに把握させ、衝突の悪化を避け、AC[LJ]のLJサービスの優先効果を、より顕著にさせ、より柔軟にすることができる。
図12に基づいて、図14を参照する。図14は、本願の実施例によるデータ伝送装置のまた別の1つの構成構造を示す概略図である。図14に示すように、本願の実施例で提供されるデータ伝送装置30は、受信モジュール304と、作成モジュール305と、を更に備え、
前記送信モジュール302は、更に、前記設定モジュールが前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、前記ターゲットステーションにLJサービス要求フレームを送信するように構成され、
前記受信モジュール304は、前記ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信するように構成され、
前記作成モジュール305は、前記受信モジュール304が受信した前記LJサービス応答フレームに基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するように構成される。
本願の実施例において、AC[LJ]作成方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションは、ターゲットステーションにLJサービス要求フレームに送信し、続いて、ソースステーションは、ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信し、最後に、ソースステーションは、LJサービス応答フレームに基づいて、LJアクセスカテゴリを作成する。上記方式により、ターゲットステーションは、ソースステーションからの要求フレームに基づいて、AC[LJ]を作成することができる。これにより、AC[LJ]作成のための実行可能な方式を提供する。
図12に基づいて、図15を参照する。図15は、本願の実施例によるデータ伝送装置の更にもう1つの構成構造を示す概略図である。図15に示すように、本願の実施例で提供されるデータ伝送装置30は、取得モジュール306と、作成モジュール305と、を更に備え、
前記取得モジュール306は、前記設定モジュール301が前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、作成要求を取得するように構成され、
前記作成モジュール305は、前記取得モジュール306が取得した前記作成要求に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するように構成され、
前記送信モジュール302は、更に、前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するように構成される。
本願の実施例は、AC[LJ]作成方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションは、上位層からの作成要求を取得し、続いて、作成要求に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成し、最後に、ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信する。上記方式により、ソースステーションは、上位層からの要求に基づいて、AC[LJ]を作成することができる。そのため、AC[LJ]作成のためのもう1つの実行可能な方式を提供する。これにより、技術案の柔軟性及び実行可能性を向上させる。
図12に基づいて、図16を参照する。図16は、本願の実施例によるデータ伝送装置のもう1つの構成構造を示す概略図である。図16に示すように、前記データ伝送装置30は、生成モジュール307と、作成モジュール305と、を更に備え、
前記生成モジュール307は、前記設定モジュール301が前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションの情報に基づいて作成要求を生成するように構成され、
前記作成モジュール305は、前記生成モジュール307が生成した作成要求に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成するように構成され、
前記送信モジュール302は、更に、前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するように構成される。
本願の実施例において、AC[LJ]作成方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、ソースステーションは、自身の情報に基づいて作成要求を生成し、続いて、作成要求に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成し、最後に、ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信する。上記方式により、ソースステーションは、自身の情報に基づいてAC[LJ]を作成することができる。そのため、AC[LJ]作成のためのもう1つの実行可能な方式を提供する。これにより、技術案の柔軟性及び実行可能性を向上させる。
図12から図16に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送装置30のもう1つの実施例において、前記LJサービス要求フレーム又は前記LJサービス応答フレームは、LJ制御パラメータ集合を含み、ここで、前記LJ制御パラメータ集合は、前記LJアクセスカテゴリの識別子、前記ソースステーションのアドレス、前記ターゲットステーションのアドレス、前記LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記LJサービス要求フレーム又は前記LJサービス応答フレームは、LJパラメータ集合を含み、ここで、前記LJパラメータ集合は、前記LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含み、前記存続時間は、前記LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、前記最大フレーム長は、前記LJアクセスカテゴリがサポートするデータフレーム長の上限値を表し、前記最大フレーム数は、前記LJアクセスカテゴリがサポートする、同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。
本願の実施例において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるLJ制御パラメータ集合、及び、LJパラメータ集合を定義する。ここで、LJ制御パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、LJパラメータ集合は、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含む。上記パラメータにより、新たなメカニズムを定義し、サービス優先度の区分を実現することができる。また、これらのパラメータを利用して、従来のACよりも高い優先度を取得することができる。即ち、LJサービスによるTXOPの競争をより迅速にしてその成功確率を向上させることができる。
図12から図16に基づいて、本願の実施例で提供されるデータ伝送装置30のもう1つの実施例において、前記LJサービス要求フレーム又は前記LJサービス応答フレームは、拡張型分散チャネルアクセスEDCAパラメータ、を更に含み、ここで、前記EDCAパラメータは、コンテンションウィンドウCW最小値、CW最大値、伝送機会TXOP制限、及びフレーム間隔AIFSを含む。
本願の実施例において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるEDCAパラメータを定義する。即ち、CW最小値、CW最大値、TXOP制限、及びAIFSを有する。これらのパラメータにより、現在の802.11プロトコルにおけるWiFi環境に適用可能であり、技術案の適用性及び実行可能性を保証する。
図12に基づいて、図17を参照する。図17は、本願の実施例によるデータ伝送装置のもう1つの構成構造を示す概略図である。図17に示すように、前記データ伝送装置30は、受信モジュール304と、決定モジュール308と、を更に備え、
前記受信モジュール304は、データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記設定モジュール301が前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、前記データフレームを受信するように構成され、
前記決定モジュール308は、前記受信モジュール304が受信した前記データフレームが前記データ伝送条件を満たす場合、前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入ると決定するように構成され、
前記決定モジュール308は、更に、前記受信モジュールが受信した前記データフレームが前記データ伝送条件を満たさない場合、前記データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定するように構成され、前記通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む。
本願の実施例において、AC[LJ]操作に基づいたデータフレームフィルタリング方法を提供する。LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容度とする前に、ステーションは、データフレームを受信することもできる。データフレームがデータ伝送条件を満たす場合、データフレームがLJアクセスカテゴリに入ると決定し、データフレームがデータ伝送条件を満たさない場合、データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定する。ここで、通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む。上記方式により、任意のタイプのデータフレームに対していずれも加速操作を行うことなく、データ伝送条件を満たすデータフレームのみに対して加速操作を行うため、公平性原則を十分に考慮して、AC[LJ]の使用を制約し、優先度メカニズムの乱用を避ける。
以下、本願の実施例におけるアクセスカテゴリ作成装置を説明する。図18を参照すると、図18は、本願の実施例によるアクセスカテゴリ作成装置の構成構造を示す概略図である。図18に示すように、アクセスカテゴリ作成装置40は、
低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得するように構成される取得モジュール401であり、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である、取得モジュール401と、
前記取得モジュールにより取得された前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するように構成される作成モジュール402と、を備える。
本願の実施例において、取得モジュール401は、低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得する。ここで、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である。作成モジュール402は、前記取得モジュール401が取得した前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成する。
本願の実施例において、AC[LJ]作成方法を提供する。ステーションは、低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得することができる。ここで、LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である。続いて、ステーションは、LJ関連パラメータ集合に基づいて、LJアクセスカテゴリを作成する。上記方式により、AC[LJ]作成のためのもう1つの実行可能な方式を提供する。これにより、技術案の柔軟性及び実行可能性を向上させる。
図18に基づいて、本願の実施例で提供されるアクセスカテゴリ作成装置40において、前記LJ関連パラメータ集合は、LJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を含み、
ここで、前記LJ制御パラメータ集合は、前記LJアクセスカテゴリの識別子、前記ソースステーションのアドレス、前記ターゲットステーションのアドレス、前記LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、
前記LJパラメータ集合は、前記LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含み、前記存続時間は、前記LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、前記最大フレーム長は、前記LJアクセスカテゴリがサポートするデータフレーム長の上限値を表し、前記最大フレーム数は、前記LJアクセスカテゴリがサポートする、同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す。
本願の実施例において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるLJ制御パラメータ集合及びLJパラメータ集合を定義する。ここで、LJ制御パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリの識別子、ソースステーションのアドレス、ターゲットステーションのアドレス、LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールドのうちの少なくとも1つを含み、LJパラメータ集合は、LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数のうちの少なくとも1つを含む。上記パラメータにより、新たなメカニズムを定義し、サービス優先度の区分を実現することができる。また、これらのパラメータを利用して、従来のACよりも高い優先度を取得することができる。即ち、LJサービスによるTXOPの競争をより迅速にして、その成功確率を向上させることができる。
図18に基づいて、本願の実施例で提供されるアクセスカテゴリ作成装置40において、前記LJ関連パラメータ集合は、拡張型分散チャネルアクセスEDCAパラメータを更に含み、ここで、前記EDCAパラメータは、コンテンションウィンドウCW最小値、CW最大値、伝送機会TXOP制限、及びフレーム間隔AIFSを含む。
本願の実施例において、LJサービス要求フレーム又はLJサービス応答フレームに含まれるEDCAパラメータを定義する。即ち、CW最小値、CW最大値、TXOP制限、及びAIFSを有する。これらのパラメータにより、現在の802.11プロトコルにおけるWiFi環境に適用可能であり、技術案の適用性及び実行可能性を保証する。
本願の実施例は、もう1つのステーションを更に提供する。図19に示すように、説明しやすくするために、本願の実施例に係る部分のみを示す。開示されていない具体的な技術的細部は、本願の実施例の方法を参照されたい。該ステーションは、携帯電話、タブレット、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant:PDA)、ポイントオブセールス機器(Point of Sales:POS)、車載コンピュータ、などの任意の端末機器であってもよい。ステーションが携帯電話であることを例とする。
図19は、本願の実施例によるステーションに関わる携帯電話の一部の構造を示すブロック図である。図19を参照すると、携帯電話は、無線周波数(radio frequency:RF)回路510と、メモリ520、入力ユニット530、表示ユニット540、センサ550、オーディオ回路560、WiFiモジュール570、プロセッサ580、電源590、などの部材を備える。図19に示す携帯電話構造は、携帯電話を限定するものではなく、図示されているものよりも多いか又は少ない部材を備えてよく、又は、幾つかの部材を組み合わせてもよく、又は、異なる部材配置を行ってもよいことが、当業者であれば、理解すべきである。
以下、図19を参照しながら、携帯電話の各構成部材を具体的に説明する。
RF回路510は、情報送受信又は通話過程で信号を送受信するように構成される。特に、基地局の下り情報を受信した後に、プロセッサ580に送信し、また、設計された上りデータを基地局に送信するように構成される。一般的に、RF回路510は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、結合機、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:LNA)、デュプレクサなどを含んでよく、これらに限定されない。また、RF回路510は、更に、無線通信を介してネットワーク及び他の機器と通信できる。上記無線通信は、いずれか1つの通信標準又はプロトコルを用いることができる。通信標準又はプロトコルは、グローバルモバイル通信システム(Global System of Mobile communication:GSM)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:GPRS)、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access:CDMA)、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access:WCDMA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)、電子メール、ショートメッセージサービス(Short Messaging Service:SMS)等を含むが、これらに限定されない。
メモリ520は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成され、プロセッサ580は、メモリ520に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することで、携帯電話の種々の機能適用及びデータ処理を実行する。メモリ520は、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含んでもよく、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能、等)などを記憶することができる。データ記憶エリアは、携帯電話の使用に作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳、等)などを記憶することができる。また、メモリ520は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、不揮発性メモリを含んでもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスを含む。
入力ユニット530は、入力された数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定及び機能制御に関わるキー信号入力を生成するように構成される。例として、入力ユニット530は、タッチパネル531及び他の入力機器532を備えてよい。タッチパネル531は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上で又はその近傍でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが、指、スタイラスなどの如何なる適切な物体又はアセンブリを用いてタッチパネル531上で又はタッチパネル531の近傍で行う操作)を収集し、事前設定されたプログラムに基づいて、対応する接続装置を駆動するために用いられる。幾つかの実施例において、タッチパネル531は、タッチ検出装置及びタッチコントローラという2つの部分を含んでよい。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチポイント座標に変換し、プロセッサ580に伝送し、プロセッサ580からの命令を受信して実行することができる。また、抵抗式、容量式、赤外線、及び弾性表面波等の多種のタイプを用いて、タッチパネル531を実現してもよい。タッチパネル531に加えて、入力ユニット530は、他の入力装置532を備えてもよい。一例において、他の入力装置532は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、操作レバー、などのうちの1つ又は複数を含んでもよいが、これらに限定されない。
表示ユニット540は、ユーザから入力された情報又はユーザに提供された情報及び携帯電話の種々のメニューを表示するように構成される。表示ユニット540は、表示パネル541を備えてもよい。任意選択的に、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)、等の形態で表示パネル541を構成することができる。幾つかの実施例において、タッチパネル531は、表示パネル541をカバーしてもよい。タッチパネル531は、その上で又はその近傍でのタッチ操作を検出した後、プロセッサ580に伝送してタッチイベントのタイプを決定する。続いて、プロセッサ580は、タッチイベントのタイプに基づいて、表示パネル541において、対応するビジョン出力を提供する。図19において、タッチパネル531および表示パネル541は、2つの独立した部材として携帯電話の入力及び出力機能を実現するが、幾つかの実施例においては、タッチパネル531および表示パネル541を集積することで、携帯電話の入力及び出力機能を実現することができる。
携帯電話は、例えば、光センサ、動きセンサ、及び他のセンサのような、少なくとも1つのセンサ550を、更に、備えてよい。例として、光センサは、環境光センサ、及び近接センサを含んでもよい。環境光センサは、環境光の明暗に基づいて、表示パネル541の輝度を調整することができる。近接センサは、携帯電話が耳の傍に移された場合、表示パネル541及び/又はバックライトを閉じることができる。動きセンサの1つとして、加速度センサは、各方向(一般的には、3軸)での加速度の大きさを検出することができる。静止時に、重力の大きさ及び方向を検出でき、携帯電話の姿勢の適用(例えば、横縦表示の切り替え、関連ゲーム、磁力計の姿勢の補正)、振動認識に関わる機能(例えば、歩数計、タッピング)などに用いられる。携帯電話に、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外センサなどの他のセンサを配置してよく、ここでは、詳細な説明を省略する。
オーディオ回路560、スピーカー561、マイクロホン562は、ユーザと携帯電話とのオーディオインタフェースを提供することができる。オーディオ回路560は、受信したオーディオデータを変換することで得られた電気信号をスピーカー561に伝送し、マイクロホン562により音声信号に変換して出力することができる。一方で、マイクロホン562は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路560により受信した後に、オーディオデータに変換し、更に、オーディオデータをプロセッサ580に出力して処理した後、RF回路510を介して、もう1つの携帯電話に送信するか又はオーディオデータをメモリ520に出力して、更に、処理する。
WiFiは、近距離無線伝送技術に属する。携帯電話は、WiFiモジュール570により、ユーザが電子メールを送受信して、ウェブページを閲覧して、ストリームメディアなどにアクセスするのを補助することができる。これは、ユーザに、無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供する。図19は、WiFiモジュール570を示すが、これは携帯電話の不可欠な構造ではなく、本発明の本質を変更することなく、これが省略されてもよいことは、理解すべきである。
プロセッサ580は、携帯電話の制御センターである。これは、種々のインタフェース及び回路を利用して携帯電話全体の各部分を接続する。メモリ520に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを行うか又は実行し、メモリ520に記憶されたデータを呼び出すことで、携帯電話の種々の機能を実行してデータを処理し、携帯電話全体に対してモニタリングする。プロセッサ580は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。一例において、プロセッサ580は、プロセッサとモデムプロセッサを集積したものであってもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、及びアプリケーションプログラムを処理することができる。モデムプロセッサは、無線通信を処理することができる。上記モデムプロセッサは、プロセッサ580に集積されなくてもよいことが理解すべきである。
携帯電話は、各部材に給電する電源590(例えば、バッテリ)を、更に、備える。任意選択的に、電源は、電源管理システムを介して、プロセッサ580に論理的に接続されて、電源管理システムにより、充電及び放電の管理、エネルギー消費管理などの機能を実現することができる。
図示されていないが、携帯電話は、カメラ、ブルートゥースモジュールなどを、更に、備えてもよく、ここでは、詳細な説明を省略する。
本願の実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、
データフレームが、低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、ステップと、
前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信する、ステップと、
を実行する機能を、更に、有する。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入り、且つ、前記LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、前記LJ寛容度を前記第1寛容値にリセットし、前記LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを前記第1バックオフ値から前記第2バックオフ値に設定するステップ、を実行するように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
存続時間内で、X個のデータフレームがLJアクセスカテゴリに入ることが現れない場合、LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、Xは、1以上の整数である、ステップと、
前記LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、前記LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、前記最大フレーム数は、前記LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す、ステップと、を実行する、ように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
前記ターゲットステーションにLJサービス要求フレームを送信するステップと、
前記ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信するステップと、
前記LJサービス応答フレームに基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
を実行するように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
作成要求を取得するステップと、
前記作成要求に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップと、
を実行するように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
ソースステーションの情報に基づいて、作成要求を生成するステップと、
前記作成要求に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップと、
を実行するように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
前記データフレームを受信するステップと、
前記データフレームが前記データ伝送条件を満たす場合、前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入ると決定するステップと、
前記データフレームが前記データ伝送条件を満たさない場合、前記データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定するステップと、を実行する、ように構成され、
前記通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む。
本願の実施例において、該ステーションに含まれるプロセッサ580は、更に、
低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得するステップであり、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である、ステップと、
前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、を実行する機能を、更に、有する。
図20は、本願の実施例によるステーションの構造を示す概略図である。該ステーション600は、構成又は性能によって大きく異なることがあり、1つ以上の中央演算処理装置(Central Processing Units:CPU)622(例えば、1つ以上のプロセッサ)と、メモリ632と、アプリケーションプログラム642、又はデータ644を記憶するための記憶媒体630(例えば1つ以上の大容量記憶媒体)と、を備えてよい。ここで、メモリ632及び記憶媒体630は一時的媒体又は永久的記憶媒体であってよい。記憶媒体630に記憶されたプログラムは、1つ以上のモジュール(図示されず)を含んでもよい。各モジュールは、サーバにおける一連の指令操作を含んでもよい。本願の幾つかの実施例において、中央演算処理装置622は、記憶媒体630と通信して、サーバ600で記憶媒体530における一連の命令操作を実行するように設定されてもよい。
ステーション600は、1つ以上の電源626、1つ以上の有線又は無線ネットワークインタフェース650、1つ以上の入力出力インタフェース658、及び/又は、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM, LinuxTM、FreeBSDTM、等のような1つ以上のオペレーティングシステム641を、更に、含んでもよい。
上記実施例におけるステーションにより実行されたステップは、該図20に示すステーション構造に基づいたものであってもよい。
本願の実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、
データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、ステップと、
前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、
を実行する機能を、更に、有する。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入り、且つ、前記LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、前記LJ寛容度を前記第1寛容値にリセットし、前記LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを前記第1バックオフ値から前記第2バックオフ値に設定するステップを実行する、
ように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
存続時間内で、LJアクセスカテゴリに入るデータフレームが出現していない場合、LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表す、ステップと、
前記LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、前記LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、前記最大フレーム数は、前記LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す、ステップと、
を実行する、ように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
前記ターゲットステーションにLJサービス要求フレームを送信するステップと、
前記ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信するステップと、
前記LJサービス応答フレームに基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
を実行する、ように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
作成要求を取得するステップと、
前記作成要求に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップと、を実行するように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
ソースステーションの情報に基づいて、作成要求を生成するステップと、
前記作成要求に基づいて、 前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップと、
を実行する、ように構成される。
幾つかの実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
前記データフレームを受信するステップと、
前記データフレームが前記データ伝送条件を満たす場合、前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入ると決定するステップと、
前記データフレームが前記データ伝送条件を満たさない場合、前記データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定するステップと、
を実行する、
ように構成され、
前記通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む。
本願の実施例において、該ステーションに含まれるCPU622は、更に、
低ジッターLJ関連パラメータ集合を取得するステップであり、前記LJ関連パラメータ集合は、LJアクセスカテゴリのサポートするデータ伝送条件を指示するために用いられ、前記データ伝送条件は、LJサービスデータを伝送するために満たす条件である、ステップと、
前記LJ関連パラメータ集合に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
を実行する、機能を、更に、有する。
説明上の便宜及び簡素化を図るために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作動過程は、前記方法の実施例における対応した過程を参照することができることは、当業者であれば、はっきり理解すべきである。
本願で提供する幾つかの実施例で開示したシステム、装置、及び方法は、他の方式によって実現できることを理解すべきである。また、本願の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに集積されてよいし、各ユニットが物理的に別個のものとして存在してよいし、2つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。上記集積したユニットは、ハードウェアの形態で実現してよく、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現してもよい。
前記集積したユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、かつ、独立した製品として販売または使用されるとき、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体内に記憶されてよい。このような理解の下で、本発明の技術案は、本質的に、又は、従来技術に対して貢献をもたらした部分又は該技術案の一部は、ソフトウェア製品の形式で具現することができ、このようなコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶しても良く、また、コンピュータ設備(パソコン、サーバ、又はネットワーク装置、など)に、本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前記の記憶媒体は、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
上記実施例は、本願の技術案を説明するためのものだけであり、これを限定するものではない。前記実施例を参照しながら、本願を詳細に説明したが、本技術分野を周知する任意の当業者であれば、前記実施例に記載の技術案に対して修正を行うことができ、又は、一部の技術的特徴に対して均等物による置換を行うこともでき、これらの修正又は置換は、対応する技術案の本質を本願の実施例の技術案の精神及び範囲を逸脱するものではないことが、理解すべきである。
本願の実施例においては、データフレームが低ジッターLJアクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する。ここで、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す。前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定する。ここで、前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である。前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信する。これにより、LJ寛容度が対応する寛容値を動的に調整し、且つ、バックオフカウントが対応するバックオフ値を動的に低減することができ、バックオフの柔軟性を向上させ、LJサービスのために、より確実なサービス品質を提供する。

Claims (12)

  1. ステーションが実行する、データ伝送方法であって、
    データフレームが低ジッター(LJ)アクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、
    前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、
    ステップと、
    前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、
    前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、
    前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、
    前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、
    ステップと、
    前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記方法は、
    前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入り、且つ、前記LJアクセスカテゴリに少なくとも1つのデータフレームが既に存在している場合、
    前記LJ寛容度を前記第1寛容値にリセットし、前記LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを前記第1バックオフ値から前記第2バックオフ値に設定するステップ、
    を更に含む、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、
    存続時間内で、X個のデータフレームがLJアクセスカテゴリに入ることが現れない場合、
    LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、
    存続時間は、LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、Xは、1以上の整数である、
    ステップと、
    前記LJアクセスカテゴリにおけるデータフレームの数が最大フレーム数以上である場合、
    前記LJアクセスカテゴリを廃棄するステップであり、
    前記最大フレーム数は、前記LJアクセスカテゴリに同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す、
    ステップと、
    を更に含む、ことを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、前記方法は、
    前記ターゲットステーションにLJサービス要求フレームを送信するステップと、
    前記ターゲットステーションから送信されたLJサービス応答フレームを受信するステップと、
    前記LJサービス応答フレームに基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
    を更に含む、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、前記方法は、
    作成要求を取得するステップと、
    前記作成要求に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
    前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップと、
    を更に含む、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、前記方法は、
    ソースステーションの情報に基づいて、作成要求を生成するステップと、
    前記作成要求に基づいて、前記LJアクセスカテゴリを作成するステップと、
    前記ターゲットステーションにLJサービス応答フレームを送信するステップと、
    を更に含む、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記LJサービス要求フレーム又は前記LJサービス応答フレームは、LJ制御パラメータ集合を含み、
    前記LJ制御パラメータ集合は、前記LJアクセスカテゴリの識別子、前記ソースステーションのアドレス、前記ターゲットステーションのアドレス、前記LJアクセスカテゴリをサポートするステーションのアドレス、操作タイプ、原因コード、及びサービス優先度フィールド、のうちの少なくとも1つを含み、
    前記LJサービス要求フレーム又は前記LJサービス応答フレームは、LJパラメータ集合を含み、
    前記LJパラメータ集合は、前記LJ寛容度、存続時間、最大フレーム長、及び最大フレーム数、のうちの少なくとも1つを含み、
    前記存続時間は、前記LJアクセスカテゴリの存続上限値を表し、
    前記最大フレーム長は、前記LJアクセスカテゴリがサポートするデータフレーム長の上限値を表し、
    前記最大フレーム数は、前記LJアクセスカテゴリがサポートする、同時に記憶するデータフレームの数の上限値を表す、
    ことを特徴とする、
    請求項4乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記LJサービス要求フレーム又は前記LJサービス応答フレームは、拡張型分散チャネルアクセスEDCAパラメータを更に含み、
    前記EDCAパラメータは、競争ウィンドウCW最小値、CW最大値、伝送機会TXOP制限、及びフレーム間隔AIFSを含む、
    ことを特徴とする、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記データフレームが低ジッター(LJ)アクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定する前に、前記方法は、
    前記データフレームを受信するステップと、
    前記データフレームがデータ伝送条件を満たす場合、前記データフレームが前記LJアクセスカテゴリに入ると決定するステップと、
    前記データフレームが前記データ伝送条件を満たさない場合、前記データフレームが通常アクセスカテゴリに入ると決定するステップと、
    を更に含み、
    前記通常アクセスカテゴリは、音声VOアクセスカテゴリ、ビデオVIアクセスカテゴリ、ベストエフォートBEアクセスカテゴリ、及び背景BKアクセスカテゴリのうちの少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする、
    請求項1に記載の方法。
  10. データ伝送装置であって、設定モジュールと、送信モジュールと、を備え、
    前記設定モジュールは、データフレームが低ジッター(LJ)アクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するように構成されており、
    前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表し、
    前記設定モジュールは、更に、前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するように構成されており、
    前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、
    前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、
    前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値であり、
    送信モジュールは、前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するように構成されている、
    データ伝送装置。
  11. ステーションであって、メモリと、送受信機と、プロセッサと、バスシステムと、を備え、
    前記メモリは、プログラムを記憶するように構成されており、
    前記プロセッサは、前記メモリにおけるプログラムを実行するように構成されており、前記プログラムは、
    データフレームが低ジッター(LJ)アクセスカテゴリに入る時に、前記LJアクセスカテゴリのLJ寛容度を第1寛容値に設定するステップであり、前記LJ寛容度は、前記LJアクセスカテゴリの伝送レイテンシ上限値を表す、
    ステップと、
    前記LJ寛容度が0まで逓減した場合、前記LJ寛容度を第2寛容値に設定し、LJアクセスカテゴリのバックオフカウントを第1バックオフ値から第2バックオフ値に設定するステップであり、
    前記第2寛容値は、前記第1寛容値以下であり、
    前記第2バックオフ値は、前記第1バックオフ値未満であり、且つ、
    前記第1バックオフ値は、前記LJ寛容度が0まで逓減した時に対応するバックオフ値である、ステップと、
    前記バックオフカウントが0まで逓減した場合、前記LJアクセスカテゴリによって、ターゲットステーションに前記データフレームを送信するステップと、を含み、
    前記バスシステムは、前記メモリと前記プロセッサを接続し、前記メモリと前記プロセッサを通信させるように構成されている、
    ステーション。
  12. コンピュータに、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
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