JP7204257B2 - 排水ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、排水ポンプに関する。
例えば、室内の天井に埋込むタイプの空気調和機の室内ユニットにおいては、冷房運転時に空気中の水分が凝縮して熱交換器に付着し、付着した水分により生じた水滴が熱交換器の下方に設けられるドレンパン内に滴下する。このドレンパン内に溜まったドレン水を室内ユニット外部(室外)に排出するために、排水ポンプ(ドレンポンプともいう)が用いられる(特許文献1参照)。
特開2012-082790号公報
ところで、モータを使用した排水ポンプは、モータから発生する振動が、取付部材としての空気調和機の室内ユニットに伝播して騒音を出し、静音性を悪化させる場合がある。そのため、排水ポンプを室内ユニットに取り付ける際に、防振用ゴム等を排水ポンプの取付部と室内ユニットの取付天板との間に配置し、振動の伝播を低減する。
しかしながら、上記従来の排水ポンプでは、排水ポンプの取付部と室内ユニットの取付天板との間に防振用ゴム等を配置する必要があるため、部品点数が増加し部品コストが上昇する懸念がある。近年は、部品点数や部品コスト削減のため、防振用ゴム等を省略し、排水ポンプ(の取付部)を室内ユニット(の取付天板)に直接取り付ける事例が増えており、その場合、排水ポンプの振動が室内ユニットに伝播し、共振して大きな騒音が発生することがある。
本発明は上記事実を考慮し、部品点数を増やさずに、取付部材への振動伝播を効果的に低減することのできる排水ポンプを提供することにある。
請求項1に記載の排水ポンプは、モータで回転されることにより水を吸い上げて外部に排出する回転羽根が収容されたポンプ室を有するポンプ筐体と、前記ポンプ筐体に設けられ、前記ポンプ筐体を取付部材に取り付けるための取付部と、を備え、前記取付部は、前記ポンプ筐体の外面から前記取付部材に向けて延びる板状の第1支持板と、前記第1支持板と交差するように配置され、前記第1支持板に対して前記ポンプ筐体と反対側に位置する板状の第2支持板と、を有し、前記第1支持板と前記第2支持板との間に前記第1支持板と前記第2支持板とを繋ぐ小断面積部分が設けられている。
排水ポンプでは、モータで回転羽根を回転させた際の排水ポンプ本体の振動が、ポンプ筐体、及び取付部を介して取付部材に伝播する。
請求項1に記載の排水ポンプでは、取付部を、ポンプ筐体の外面から取付部材に向けて延びる板状の第1支持板と、第1支持板と交差するように配置され、第1支持板から取付部材に向けて延びる板状の第2支持板とを備えた構成とし、第1支持板と第2支持板との間に第1支持板と第2支持板とを繋ぐ小断面積部分が設けられているので、取付部材への振動の伝播を低減することができる。
第1支持板において、板厚方向に対して交差する支持板長手方向と、板厚方向とを比較すると、板厚方向へは変形し易く振動し易い。また、第2支持板は、板厚方向に対して交差する支持板長手方向と、板厚方向とを比較すると、支持板長手方向へは変形し難い。
第2支持板は、支持板長手方向に変形し難いので、第1支持板の板厚方向に対して第2支持板の支持板長手方向を一致する方向に、言い換えれば、第1支持板と第2支持板とが交差していると、第1支持板の振動で第2支持板が振動することが抑制される。即ち、第1支持板の振動が第2支持板に伝播され難くなるので、排水ポンプ本体の振動が取付部材へ伝播することが低減される。なお、第1支持板と第2支持板とは直交させることが好ましい。
請求項1の排水ポンプでは、取付部の構成で取付部材への振動の伝播を低減できるため、防振用ゴム等を配置する必要がなく、部品点数や部品コストを増やすことがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の排水ポンプにおいて、前記小断面積部分の断面積は、前記第1支持板と前記第2支持板とを交差させて直接的に繋げた場合の交差部分の断面積よりも小さく設定されている。
請求項2に記載の排水ポンプでは、第1支持板と第2支持板との間に設けられた小断面積部分の断面積が、第1支持板と第2支持板とを交差させて繋げた場合の交差部分の断面積よりも小さく設定されているため、小断面積部分が設けられておらず、第1支持板と第2支持板とを直接的に繋げた場合に比較して、振動の伝播をより低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の排水ポンプにおいて、前記取付部と前記ポンプ筐体との繋がり部分の面積をA、前記取付部を平面視したときの前記第2支持板の面積をBとしたときに、前記取付部には、前記繋がり部分と前記取付部の前記取付部材と接する接触部分との間に、前記面積A、及び前記面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下の断面積Cを有する前記小断面積部分が設けられている。
排水ポンプと取付部材との間に設けられている取付部が、取付部とポンプ筐体との繋がり部分の面積A、及び取付部を平面視したときの第2支持板の面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下の断面積Cを有した小断面積部分を有していると、小断面積部分を有していない場合に比較して、取付部材への振動の伝播を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の排水ポンプにおいて、前記小断面積部分は、一つの前記取付部に対して複数設けられており、一つの前記取付部において、前記断面積Cの総和は、前記面積A、及び前記面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下に設定されている。
一つの取付部に対して小断面積部分が複数設けられている場合は、断面積Cの総和を、面積A、及び面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下に設定することで、取付部材への振動の伝播を低減することができる。
本発明の排水ポンプによれば、部品点数を増やさずに、取付部材への振動伝播を効果的に低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る排水ポンプを示す側面図である。 第1の実施形態に係る排水ポンプを示す斜視図である。 第1の実施形態に係る排水ポンプ示す平面図である。 第1の実施形態に係る排水ポンプを示す吐出口側から見た正面図である。 取付部を示す平面図である。 (A)は、第1支持板の上カバー側の端部を示す説明図であり、(B)は取付部の上面を示す平面図であり、(C)は第1支持板と第2支持板との間に設けられた小面断面積部分を示す説明図である。 取付部の各部の寸法を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る排水ポンプの取付部を示す側面図である。 (A)は本発明の第3の実施形態に係る排水ポンプの取付部を示す側面図であり、(B)は図9(A)に示す取付部を示す平面図である。 第3の実施形態に係る排水ポンプの取付部を示す斜視図である。 図10に示す取付部を示す側面図である。 従来例に係る排水ポンプを示す斜視図である。 騒音の試験結果を示すグラフである。
[第1の実施形態]
図1乃至図7にしたがって、本発明の第1の実施形態に係る排水ポンプ1を説明する。
なお、図中に記載されている矢印Zは排水ポンプ1の上下方向を示し、矢印Yは矢印Zと直交する方向、矢印Xは、矢印Zと直交すると共に矢印Yと直交する方向を示している。さらに、矢印Yの方向は、後述する取付部32を平面視した際の取付部32の長手方向と一致し、矢印Xの方向は、取付部32を平面視した際の取付部32の幅方向と一致している。
図1に示すように、実施形態の排水ポンプ1は、ドレンパン90に溜まったドレン水Wを吸い上げて室外に排水するためのものである。
図1、及び図2に示すように、排水ポンプ1は、回転羽根を収容するポンプ室(いずれも不図示)と、ポンプ室の下部に設けられた管状の吸込口12と、ポンプ室から側方に向けて延びる管状の吐出口13とが形成された合成樹脂製のハウジング10を備える。
ハウジング10の上部(上部開口)には、シール部材としてのOリング(不図示)を介して円筒状の合成樹脂製の下カバー(ハウジングカバーともいう)20が取り付けられている。下カバー20は、ハウジング10に設けられたスナップフィットアーム11の弾性力を利用したスナップフィット機能によりハウジング10に着脱自在に取り付けられる。
下カバー20の上部には、リード線41Aを引き出すためのリード線引出部41を外側に露出させるようにして、ステータ及びロータ等からなるモータ40が搭載されている。モータ40の駆動軸は、ポンプ室内に配置された回転羽根の回転軸に連結されている。
下カバー20の上部(上部開口)には、モータ40の上側を覆う天井部付き短円筒状の合成樹脂製の上カバー(モータカバーともいう)30が取り付けられている。上カバー30は、上カバー30に設けられたスナップフィットアーム31の弾性力を利用したスナップフィット機能によりモータ40を挟んで、下カバー20に着脱自在に取り付けられる。上カバー30は、本発明のポンプ筐体の一例である。本実施形態のハウジング10、下カバー20、及び上カバー30は、各々がモールドを用いて全体が合成樹脂で一体成型されているものである。
図1、及び図3に示すように、上カバー30の上部(天井部)には、当該排水ポンプ1を室内ユニット内の取付部材の一例としての取付天板50に取り付けるための脚状の取付部32、34,36が一体成形により形成されている。取付部32、34,36の上端から水平方向外側に延びる固定板部46には、締結固定用のねじ52が挿入される挿通穴54が形成されている。この排水ポンプ1は、挿通穴54を通したねじ52を取付天板50(に設けられたねじ穴)にねじ止めする(締め付ける)ことにより、取付天板50に固定(締結固定)される。
この排水ポンプ1では、取付部32、34,36によって空気調和機の室内ユニットの取付天板50に対して固定され、モータ40によりハウジング10内(ポンプ室)に収容された回転羽根が回転されると、ドレンパン90に溜まったドレン水Wが吸込口12から吸い上げられ、ポンプ室を介して吐出口13から吐出される。吐出されたドレン水Wは、吐出口13に接続された配管13Aを介して一旦上方に導かれた後、側方に導かれて室外に排水される。
(取付部32の構成)
取付部32、取付部34、及び取付部36は、略同様の構成とされており、以下に、代表して取付部32の構成を説明する。
図1乃至図4に示すように、取付部32は、上カバー30の上部から上方の取付部材としての取付天板50に向けて鉛直方向に沿って延びる板状に形成された複数の第1支持板42と、第1支持板42と交差するように配置され、第1支持板42から取付天板50に向けて鉛直方向に沿って延びる板状に形成された複数の第2支持板44と、第2支持板44の上端部から外向き(水平方向)に延在する固定板部46とを備えている。
本実施形態の取付部32は、第1支持板42を3個、第2支持板44を3個備えているが、第1支持板42、及び第2支持板44の個数は3個に限らず、2個でもよく、4個以上でもよい。
また、本実施形態の取付部32において、3個の第1支持板42は各々同じ高さに形成されており、3個の第2支持板44は各々同じ高さに形成されている。
図2、及び図5に示すように、第1支持板42と第2支持板44とは互いに直交しており、第1支持板42の上端と第2支持板44の下端とが繋がって一体化している。なお、本実施形態において、第1支持板42の上端と第2支持板44の下端とが交差して繋がった正方形の部分(第1支持板42の上端と第2支持板44の下端との境界部分)を小断面積部分48と呼ぶ。
図1、図2、及び図4に示すように、これら複数の第2支持板44には、第2支持板44の上端部から外向き(水平方向)に延在し、取付天板50に接する固定板部46が一体的に形成されている。固定板部46の上面(平坦面)は、取付天板50(の下面)に対向する対向面となっている。
図7に示すように、取付部32において、最外側の一方の第2支持板44から他方の第2支持板44までの幅をa、第2支持板44の幅をb、最外側の一方の第1支持板42から他方の第1支持板42までの幅をc、第1支持板42の幅をdとしたときに、b≦a/2、d≦c/2且つ、小断面積部分48の数n(本実施形態の取付部32ではn=8)にて、b×d×n≦a×c/2の関係を満足することが好ましい。
また、一つの取付部32に対して小断面積部分48が複数設けられている場合、断面積Cの総和は、以下に定義する面積A、及び面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下に設定することが好ましい。
本実施形態の取付部32では、小断面積部分48が8個設けられており、以下に定義する断面積Cの総和(C×8)は、面積A(<面積B)の50%以下に設定されている。
ここで、取付部32と上カバー30の上面との繋がり部分(境界)の面積(取付部32を平面視した図6(A)において、3つの矩形で示す、第1支持板42の上カバー30側の端面の面積(総面積))をAと定義する。
取付部32を平面視した図6(B)に示すように、第2支持板44の上面の面積(総面積)をBと定義する。
また、取付部32を平面視した図6(C)に示すように、小断面積部分48の1個当たりの断面積をCと定義する。
以上のように定義をした場合、断面積Cは、面積A及び面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下に設定することが好ましい。
(取付部34の構成)
次に、図3にしたがって、取付部34の構成を説明する。
図3に示すように、取付部34は、取付部32と概略同一構成であり、第2支持板44に対する固定板部46の形成されている向きが取付部32と異なっている。
なお、取付部34においても、小断面積部分48(図3では図示せず)の断面積Cの総和は、面積A(<面積B)の50%以下に設定されている。
(取付部36の構成)
図3にしたがって、取付部36の構成を説明する。なお、取付部32と同様の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
この取付部36では、第1の支持板42に対して第2支持板44が略45°の角度で交差している。
なお、本実施形態の取付部36においても、小断面積部分48(図3では図示せず)の断面積Cの総和は、面積A(<面積B)の50%以下に設定されている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の排水ポンプ1の作用、効果を説明する。
本実施形態の排水ポンプ1の取付部32、34、36が空気調和機の室内ユニットの取付天板50に固定され、ハウジング10内(ポンプ室)に収容された回転羽根がモータにより回転されると、ドレンパン90に溜まったドレン水が吸込口12から吸い上げられ、ポンプ室を介して吐出口13から吐出される。吐出されたドレン水Wは、吐出口13に接続された配管13Aを介して室外に排水される。
その際、モータ40から発生する振動が上カバー30を介して取付部32、34,36に伝わるが、該振動は、取付部32、34,36を介して以下のようにして低減されて取付天板50に伝播される。
以下、代表して、取付部32による振動伝播の低減について説明する。
上カバー30の振動は、取付部32を介して取付天板50へ伝播するが、取付部32の途中に小断面積部分48が設けられているため、小断面積部分48が設けられていない場合に比較して、振動の伝播が抑制される。
なお、この取付部32では、上カバー30に設けられた第1支持板42は板状とされているので、第1支持板42は剛性の低い方、即ち、図5に示す矢印Y方向で示す板厚方向に変形して振動し易い。
この第1支持板42から一体的に延びている第2支持板44は、第1支持板42と同様に板状とされているが、矢印Y方向は第2支持板44の板厚方向とは直交する支持板長手方向であり、第2支持板44は矢印Y方向には変形し難い。
第2支持板44は、支持板長手方向に変形し難いので、第1支持板42の板厚方向に対して第2支持板44の支持板長手方向を一致するように、言い換えれば、第1支持板42と第2支持板44とを交差させると、第1支持板42の振動で第2支持板44が振動することが抑制される。即ち、第1支持板42の振動が第2支持板44に伝播され難くなるので、排水ポンプ1の振動が取付天板50へ伝播することが低減される。
なお、取付部34、及び取付部36においても、取付部32と同様に小断面積部分48が設けられているので、排水ポンプ1の振動が取付天板50へ伝播することが低減される。
このようにして、空気調和機の室内ユニットの取付天板50に対して排水ポンプ1の振動伝播が低減されることにより、部品点数や部品コストを増やすことなく、室内ユニットへの振動伝播を効果的に低減することができ、空気調和機の騒音を低減することができる。
なお、小断面積部分48の1個当たりの断面積Cは、樹脂製の取付部32、34、36の強度、耐久性などを考慮すると、1mm以上とすることが好ましい。また、小断面積部分48の1個当たりの断面積Cは、25mm以下とすることが好ましい。なお、小断面積部分48の1個当たりの断面積Cを25mm以下とすることで、第1支持板42と第2支持板44とが点で繋がっていると言い換えることができる。
なお、断面積Cが大きくなり過ぎると、振動伝播を抑制する効果が減少する。
[第2の実施形態]
次に、図8にしたがって、本発明の第2の実施形態に係る排水ポンプ1を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
第1の実施形態の取付部32では、3個の第1支持板42は、支持板長手方向に渡って高さが一定であったが、図8に示すように、本実施形態の第1支持板42は、支持板長手方向一端側から他端側に向けて高さが低くなっている。言い換えれば、第1支持板42の上端は、傾斜している。
そして、第1支持板42に接続される3個の第2支持板44は、上端が傾斜した第1支持板42に合わせて各々の高さが異なっている。
(作用、効果)
3個の第2支持板44は、各々の高さが異なっているため、各々の曲げ剛性も異なることになり、各々の固有振動数も異なることになり、第1支持板42から第2支持板44へ振動が伝播される際の各々の第2支持板44の振動周波数をずらすことができる。これにより、3個の第2支持板44の高さを同一寸法とした場合に比較して、特定の周波数で共振することが抑制される。
[第3の実施形態]
次に、図9にしたがって、本発明の第3の実施形態に係る排水ポンプ1を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
上記実施形態では、第1支持板42から第2支持板44が一体的に延びていたが、本実施形態では、図9に示すように、第1支持板42の上端と第2支持板44の下端との間に軸方向を鉛直方向とした円柱形状の小柱56が一体的に設けられている。
この小柱56の端面(図9(B)の点線で示す円の部分)が、本実施形態の小断面積部分48とされている。
図9(B)に示すように、本実施形態の小断面積部分48は、前述した実施形態における第1支持板42の上端と第2支持板44の下端とが直接的に繋がった部分の小断面積部分48(図5参照。第1支持板42と第2支持板44との交差部分)の面積よりも小さい。
このように、第1支持板42の上端と第2支持板44の下端との間に介在させた小柱56の小断面積部分48を、第1支持板42の上端と第2支持板44の上端とを直接的に交差させた場合の小断面積部分48の面積(図5参照)よりも小さくすることで、第1支持板42の上端と第2支持板44の上端とを直接的に交差させた場合に比較して、振動の伝播をさらに抑制することができる。
なお、本実施形態の小柱56は断面形状が円形とされた円柱形状であったが、小柱56は角柱状であってもよく、断面形状は特に問わない。
また、小柱56の断面積は、1mm以上とすることが好ましい。
[第4の実施形態]
次に、図10、及び図11にしたがって、本発明の第4の実施形態に係る排水ポンプ1を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の排水ポンプ1では、図10、及び図11に示す取付部37が上カバー30の上部に一体的に形成されている。
取付部37は、上カバー30の上部に一体的に形成され、上方に向けて先細り形状とされた第1円錐台58と、下方に向けて先細り形状とされた第2円錐台60を備えており、第1円錐台58の頂部と第2円錐台60の頂部とが一体化している。なお、本実施形態では、第1円錐台58よりも第2円錐台60のサイズが大きいが、第2円錐台60よりも第1円錐台58のサイズが大きくてもよく、第1円錐台58と第2円錐台60とが同一サイズであってもよい。
本実施形態では、第1円錐台58の頂部と第2円錐台60の頂部との繋がり部分(境界)が本実施形態の小断面積部分48とされている。本実施形態の小断面積部分48の形状は円形とされている。
なお、第2円錐台60の上部に固定板部46が一体的に形成されている。また、固定板部46には、第2円錐台60の上側に凹部62が形成されている。
第1~3の実施形態の取付部32、34,36では、小断面積部分48が複数個設けられていたが、本実施形態の取付部37では、小断面積部分48の数が1個である。
ここで、上カバー30の上部と第1円錐台58との繋がり部分(境界)の面積をA、固定板部46の上部の面積をBとしたときに、小断面積部分48の断面積Cは、面積A、及び面積Bの何れか小さい方の50%以下に設定されている。したがって、本実施形態の取付部37においても、前述した実施形態と同様に、排水ポンプ1から取付天板50への振動の伝播を低減することができる。すなわち、排水ポンプ1から取付天板50への振動を集束することができる。
なお、本実施形態の取付部37では、第1円錐台58と第2円錐台60とが用いられていたが、円錐台に代えて、四角錐台等の多角錐台を用いてもよい。
また、本実施形態の取付部37では、第1円錐台58と第2円錐台60とが用いられていたが、何れか一方のみを用いる構成としてもよい。例えば、第1円錐台58のみを用いる場合には、第1円錐台58の頂部が固定板部46の下面に繋がって一体化していればよく、第2円錐台60のみを用いる場合には、第2円錐台60の頂部が上カバー30の上面に繋がって一体化していればよい。
[試験例]
本発明の効果を確かめるために、従来例の排水ポンプと、本発明の適用された実施形態の排水ポンプとを用意し、騒音の低減効果の確認を行った。
試験には、第1の実施形態の排水ポンプを用いた。
図12には、従来例の排水ポンプ101が示されている。なお、上述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
従来例の排水ポンプ101では、上記実施形態で用いられていた取付部32、34、36の代わりに、取付部32、34、36とは形状の異なる取付部132、134、136が設けられている。取付部132、134、136は、略三角形に形成された一対の支持板142と、一方の支持板142と他方の支持板142とを連結する矩形の支持板144とを備えており、一対の支持板142及び支持板144が上カバー30の上面に一体的に設けられ、一対の支持板142及び支持板144の上部側部に固定板部46が一体的に設けられている。
試験に用いた従来例の排水ポンプ101、及び実施形態の排水ポンプ1は、いずれも上カバー及び取付部が樹脂で形成されている。なお、取付部の支持板の厚さは、全て同一寸法とした。
試験は、排水ポンプを取付天板に取り付け、モータを駆動した際の騒音を騒音計を用いて計測した。図13のグラフでは、縦軸が騒音レベル、横軸が騒音の周波数を示している。
図13に示す試験結果から、本発明の適用された実施形態の排水ポンプを用いることで、従来例の排水ポンプを用いた場合に比較して、騒音レベルを低減できることが分かる。すなわち、特定の周波数帯を低減できることが分かる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
1 排水ポンプ
30 上カバー(ポンプ筐体)
32 取付部
34 取付部
36 取付部
37 取付部
40 モータ
42 第1支持板
44 第2支持板
48 小断面積部分
50 取付天板(取付部材)
56 小柱

Claims (4)

  1. モータで回転されることにより水を吸い上げて外部に排出する回転羽根が収容されたポンプ室を有するポンプ筐体と、
    前記ポンプ筐体に設けられ、前記ポンプ筐体を取付部材に取り付けるための取付部と、
    を備え、
    前記取付部は、前記ポンプ筐体の外面から前記取付部材に向けて延びる板状の第1支持板と、前記第1支持板と交差するように配置され、前記第1支持板に対して前記ポンプ筐体と反対側に位置する板状の第2支持板と、を有し、
    前記第1支持板と前記第2支持板との間に前記第1支持板と前記第2支持板とを繋ぐ小断面積部分が設けられている、
    排水ポンプ。
  2. 前記小断面積部分の断面積は、前記第1支持板と前記第2支持板とを重なり方向から平面視したときの交差部分の面積よりも小さく設定されている、請求項1に記載の排水ポンプ。
  3. 前記取付部と前記ポンプ筐体との繋がり部分の面積をA、前記取付部を平面視したときの前記第2支持板の面積をBとしたときに、
    前記取付部には、前記繋がり部分と前記取付部の前記取付部材と接する接触部分との間に、前記面積A、及び前記面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下の断面積Cを有する前記小断面積部分が設けられている、請求項1または請求項2に記載の排水ポンプ。
  4. 前記小断面積部分は、一つの前記取付部に対して複数設けられており、
    一つの前記取付部において、前記断面積Cの総和は、前記面積A、及び前記面積Bの何れか小さい方の面積の50%以下に設定されている、請求項3に記載の排水ポンプ。
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