JP7203986B2 - 改良されたフラッシュバック応答を伴うカテーテル挿入デバイス - Google Patents
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Description
本願は、その開示が、あらゆる目的のために、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2019年3月7日に出願され、「Catheter Insertion Device with Improved Flashback Response」と題された、米国仮特許出願第62/815,066号の優先権および利益を主張する。
(項目1)
カテーテル挿入デバイスであって、
カテーテルハブから遠位端まで遠位に延在するカテーテルを備えるカテーテルハブであって、上記カテーテルは、外側表面と、上記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、上記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備える、カテーテルハブと、
上記隔壁および上記カテーテルを通して軸方向に移動可能なカニューレであって、上記カニューレは、外側表面と、上記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、鋭的遠位先端において遠位に終端する傾斜部の形状における遠位開口部とを有する、カニューレと、
上記カニューレ内の視認窓であって、上記視認窓は、上記中心ボアへと通した上記カニューレ内の開窓と、上記開窓にわたってフィットする透明シール部材とを備え、上記開窓は、上記カニューレの外側表面上に、上記開窓の軸長を画定する近位縁と、遠位縁とを有する、視認窓と
を備え、
上記カニューレはさらに、その中にフィットされる上記透明シール部材が、上記カニューレの中に存在する流体で充填することが可能な視認カプセルを提供するように、上記開窓を囲繞するより狭い直径部分を備え、
環状空間が、上記カニューレが上記カテーテルの流体通路内にあるとき、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在する、カテーテル挿入デバイス。
(項目2)
上記透明シール部材は、透明フィルム、透明挿入体、透明スリーブ、または透明カバーから選択される、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目3)
上記透明シール部材は、上記より狭い直径部分に実質的に類似する寸法を有するガラスまたはプラスチックスリーブを備え、上記カニューレの外径は、上記視認カプセルにわたって実質的に一定のままである、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目4)
上記開窓の近位縁は、約10mm~約50mmの距離D 1 だけ上記鋭的遠位先端から離間される、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目5)
上記カテーテルの遠位端は、上記カニューレの遠位開口部が、上記カテーテルの上記遠位開口部を越えて遠位に延在するとき、円周方向シールが、上記カテーテルの遠位端において、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在するように、テーパ状である、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目6)
上記カニューレはさらに、上記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD 3 だけ上記カニューレ上の近位に延在し、上記シール下に、血液が上記環状空間の中に近位に流動するための流体経路を提供する平坦なレリーフ部分を備える、項目5に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目7)
上記平坦なレリーフ部分の長さD 3 は、上記カニューレ開窓の場所およびサイズに適応するように約10mm~約50mmである、項目6に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目8)
カテーテル挿入デバイスであって、
カテーテルハブから遠位端まで遠位に延在するカテーテルを備えるカテーテルハブであって、上記カテーテルは、外側表面と、上記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、上記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備える、カテーテルハブと、
上記隔壁および上記カテーテルを通して軸方向に移動可能なカニューレであって、上記カニューレは、外側表面と、上記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、長さD 4 を有し、鋭的遠位先端において遠位に終端する傾斜部の形状における遠位開口部とを有する、カニューレと、
上記カニューレの壁を通して上記カニューレの中心ボアの中に半径方向に配置される開窓であって、上記開窓は、上記カニューレの外側表面上に、上記開窓の軸長を画定する近位縁と、遠位縁とを有する、開窓と
を備え、
環状空間が、上記カニューレが上記カテーテルの流体通路内にあるとき、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在し、
上記カニューレの鋭的遠位先端と上記開窓の近位縁との間の距離D 1 は、隔壁長を上回り、
上記カニューレの鋭的遠位先端と上記開窓の遠位縁との間の距離D 2 は、隔壁長を下回る、
カテーテル挿入デバイス。
(項目9)
距離D 1 が、上記隔壁長の150%以下のままであるように、上記D 1 は、上記隔壁長の150%以下であり、D 2 は、D 4 を上回る、項目8に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目10)
上記隔壁は、自己シール隔壁を含む、項目8に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目11)
上記カテーテルの遠位端は、上記カニューレの遠位開口部が、上記カテーテルの上記遠位開口部を越えて遠位に延在するとき、円周方向シールが、上記カテーテルの遠位端において、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在するように、テーパ状である、項目8に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目12)
上記カニューレはさらに、上記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD 3 だけ上記カニューレ上の近位に延在し、上記シール下に、血液が上記環状空間の中に近位に流動するための流体経路を提供する平坦なレリーフ部分を備える、項目11に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目13)
上記カニューレはさらに、上記平坦なレリーフ部分の近位端と上記開窓の遠位縁との間に位置付けられ、上記環状空間内の上記カニューレの外側表面と上記カテーテルの内側表面との間にシールを提供する円周方向に拡大された部分を備える、項目12に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目14)
点滴方法であって、
血管の中にカニューレを挿入するステップであって、上記カニューレは、外側表面と、上記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、遠位開口部と、上記中心ボアへと通した上記カニューレ内の開窓と、上記開窓にわたってフィットする透明シール部材とを備える、視認窓とを有する、ステップと、
上記カニューレの視認窓の中で血液のフラッシュを観察し、上記血管の中への上記カニューレの遠位開口部の挿入を確認するステップと、
上記カニューレに対して上記カテーテルを遠位に移動することによって、上記血管の中にカテーテルの遠位端を挿入するステップであって、上記カテーテルは、カテーテルハブから上記遠位端まで遠位に延在し、上記カテーテルは、外側表面と、上記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、上記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備え、上記カテーテルは、上記カニューレにわたって同軸方向に配列され、上記カニューレの外側表面と上記カテーテルの内側表面との間に環状空間を提供する、ステップと、
上記環状空間の中の血液のフラッシュを観察し、上記血管の中への上記カテーテルの遠位端の挿入を確認するステップと
を含み、
平坦なレリーフ部分が、上記カニューレの遠位端上に含まれ、上記レリーフ部分は、上記カテーテルの遠位端における上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在するシール下に流体経路を提供し、上記カテーテルの先端が上記血管に進入すると、血液が上記血管から上記環状空間の中に流入することを可能にする、方法。
(項目15)
上記平坦なレリーフ部分は、上記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD 3 だけ上記カニューレ上の近位に延在し、D 3 は、約10mm~約50mmである、項目14に記載の方法。
(項目16)
上記カテーテルの遠位端は、上記シールを提供するようにテーパ状である、項目14に記載の方法。
(項目17)
上記カニューレはさらに、その中にフィットされる上記透明シール部材が、上記カニューレの中に存在する流体で充填することが可能な視認カプセルを提供し、上記血管の中への上記カニューレの遠位開口部の挿入の視覚確認を提供するように、上記開窓を囲繞するより狭い直径部分を備える、項目14に記載の方法。
(項目18)
上記血管は、深部静脈である、項目14に記載の方法。
(定義および規則)
(項目1)
カテーテル挿入デバイスであって、
カテーテルハブから遠位端まで遠位に延在するカテーテルを備えるカテーテルハブであって、上記カテーテルは、外側表面と、上記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、上記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備える、カテーテルハブと、
上記隔壁および上記カテーテルを通して軸方向に移動可能なカニューレであって、上記カニューレは、外側表面と、上記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、鋭的遠位先端において遠位に終端する傾斜部の形状における遠位開口部とを有する、カニューレと、
上記カニューレ内の視認窓であって、上記視認窓は、上記中心ボアへと通した上記カニューレ内の開窓と、上記開窓にわたってフィットする透明シール部材とを備え、上記開窓は、上記カニューレの外側表面上に、上記開窓の軸長を画定する近位縁と、遠位縁とを有する、視認窓と
を備え、
環状空間が、上記カニューレが上記カテーテルの流体通路内にあるとき、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在する、カテーテル挿入デバイス。
(項目2)
上記透明シール部材は、透明フィルム、透明挿入体、透明スリーブ、または透明カバーから選択される、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目3)
上記カニューレはさらに、その中にフィットされる上記透明シール部材が、上記カニューレの中に存在する流体で充填することが可能な視認カプセルを提供するように、上記開窓を囲繞するより狭い直径部分を備える、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目4)
上記透明シール部材は、上記より狭い直径部分に実質的に類似する寸法を有するガラスまたはプラスチックスリーブを備え、上記カニューレの外径は、上記視認カプセルにわたって実質的に一定のままである、項目3に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目5)
上記開窓の近位縁は、約10mm~約50mmの距離D1だけ上記鋭的遠位先端から離間される、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目6)
上記カテーテルの遠位端は、上記カニューレの遠位開口部が、上記カテーテルの上記遠位開口部を越えて遠位に延在するとき、円周方向シールが、上記カテーテルの遠位端において、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在するように、テーパ状である、項目1に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目7)
上記カニューレはさらに、上記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD3だけ上記カニューレ上の近位に延在し、上記シール下に、血液が上記環状空間の中に近位に流動するための流体経路を提供する平坦なレリーフ部分を備える、項目6に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目8)
上記平坦なレリーフ部分の長さD3は、上記カニューレ開窓の場所およびサイズに適応するように約10mm~約50mmである、項目7に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目9)
カテーテル挿入デバイスであって、
カテーテルハブから遠位端まで遠位に延在するカテーテルを備えるカテーテルハブであって、上記カテーテルは、外側表面と、上記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、上記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備える、カテーテルハブと、
上記隔壁および上記カテーテルを通して軸方向に移動可能なカニューレであって、上記カニューレは、外側表面と、上記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、長さD4を有し、鋭的遠位先端において遠位に終端する傾斜部の形状における遠位開口部とを有する、カニューレと、
上記カニューレの壁を通して上記カニューレの中心ボアの中に半径方向に配置される開窓であって、上記開窓は、上記カニューレの外側表面上に、上記開窓の軸長を画定する近位縁と、遠位縁とを有する、開窓と
を備え、
環状空間が、上記カニューレが上記カテーテルの流体通路内にあるとき、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在し、
上記カニューレの鋭的遠位先端と上記開窓の近位縁との間の距離D1は、上記隔壁長を上回り、
上記カニューレの鋭的遠位先端と上記開窓の遠位縁との間の距離D2は、上記隔壁長を下回る、
カテーテル挿入デバイス。
(項目10)
距離D1が、上記隔壁長の150%以下のままであるように、上記D1は、上記隔壁長の150%以下であり、D2は、D4を上回る、項目9に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目11)
上記隔壁は、自己シール隔壁を含む、項目9に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目12)
上記カテーテルの遠位端は、上記カニューレの遠位開口部が、上記カテーテルの上記遠位開口部を越えて遠位に延在するとき、円周方向シールが、上記カテーテルの遠位端において、上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在するように、テーパ状である、項目9に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目13)
上記カニューレはさらに、上記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD3だけ上記カニューレ上の近位に延在し、上記シール下に、血液が上記環状空間の中に近位に流動するための流体経路を提供する平坦なレリーフ部分を備える、項目12に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目14)
上記カニューレはさらに、上記平坦なレリーフ部分の近位端と上記開窓の遠位縁との間に位置付けられ、上記環状空間内の上記カニューレの外側表面と上記カテーテルの内側表面との間にシールを提供する円周方向に拡大された部分を備える、項目13に記載のカテーテル挿入デバイス。
(項目15)
点滴方法であって、
血管の中にカニューレを挿入するステップであって、上記カニューレは、外側表面と、上記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、遠位開口部と、上記中心ボアへと通した上記カニューレ内の開窓と、上記開窓にわたってフィットする透明シール部材とを備える、視認窓とを有する、ステップと、
上記カニューレの視認窓の中で血液のフラッシュを観察し、上記血管の中への上記カニューレの遠位開口部の挿入を確認するステップと、
上記カニューレに対して上記カテーテルを遠位に移動することによって、上記血管の中にカテーテルの遠位端を挿入するステップであって、上記カテーテルは、カテーテルハブから上記遠位端まで遠位に延在し、上記カテーテルは、外側表面と、上記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、上記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備え、上記カテーテルは、上記カニューレにわたって同軸方向に配列され、上記カニューレの外側表面と上記カテーテルの内側表面との間に環状空間を提供する、ステップと、
上記環状空間の中の血液のフラッシュを観察し、上記血管の中への上記カテーテルの遠位端の挿入を確認するステップと
を含む、方法。
(項目16)
平坦なレリーフ部分が、上記カニューレの遠位端上に含まれ、上記レリーフ部分は、上記カテーテルの遠位端における上記カテーテルの内側表面と上記カニューレの外側表面との間に存在するシール下に流体経路を提供し、上記カテーテルの先端が上記血管に進入すると、血液が上記血管から上記環状空間の中に流入することを可能にする、項目15に記載の方法。
(項目17)
上記平坦なレリーフ部分は、上記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD3だけ上記カニューレ上の近位に延在し、D3は、約10mm~約50mmである、項目16に記載の方法。
(項目18)
上記カテーテルの遠位端は、上記シールを提供するようにテーパ状である、項目16に記載の方法。
(項目19)
上記カニューレはさらに、その中にフィットされる上記透明シール部材が、上記カニューレの中に存在する流体で充填することが可能な視認カプセルを提供し、上記血管の中への上記カニューレの遠位開口部の挿入の視覚確認を提供するように、上記開窓を囲繞するより狭い直径部分を備える、項目15に記載の方法。
(項目20)
上記血管は、深部静脈である、項目15に記載の方法。
Claims (21)
- カテーテル挿入デバイスであって、
カテーテルハブであって、前記カテーテルハブは、前記カテーテルハブから遠位端まで遠位に延在するカテーテルを備え、前記カテーテルは、外側表面と、前記カテーテルを通る流体通路を画定する内側表面とを有し、前記カテーテルハブは、内部空洞と、その中に含有される隔壁とを備える、カテーテルハブと、
前記隔壁および前記カテーテルを通して軸方向に移動可能なカニューレであって、前記カニューレは、外側表面と、前記カニューレを通る中心ボアを画定する内側表面と、長さD4を有し、鋭的遠位先端において遠位に終端する傾斜部の形状における遠位開口部とを有する、カニューレと、
前記カニューレの壁を通して前記カニューレの前記中心ボアの中に半径方向に配置される開窓であって、前記開窓は、前記カニューレの外側表面上に、前記開窓の軸長を画定する近位縁および遠位縁を有する、開窓と
を備え、
環状空間が、前記カニューレが前記カテーテルの前記流体通路内にあるとき、前記カテーテルの内側表面と前記カニューレの外側表面との間に存在し、
前記カニューレの前記鋭的遠位先端と前記開窓の前記近位縁との間の距離D1は、前記隔壁の長さを上回り、
前記カニューレの前記鋭的遠位先端と前記開窓の前記遠位縁との間の距離D2は、前記隔壁の長さを下回る、カテーテル挿入デバイス。 - 前記D1は、前記隔壁の長さの150%以下であり、D2は、D4を上回る、請求項1に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記隔壁は、自己シール隔壁を含む、請求項1に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記カテーテルの遠位端は、前記カニューレの遠位開口部が、前記カテーテルの前記遠位開口部を越えて遠位に延在するとき、円周方向シールが、前記カテーテルの遠位端において、前記カテーテルの内側表面と前記カニューレの外側表面との間に存在するように、テーパ状である、請求項1に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記カニューレは、前記カニューレの遠位開口部の近位にある位置から発端する長さD3だけ前記カニューレ上の近位に延在し、前記シール下に、血液が前記環状空間の中に近位に流動するための流体経路を提供する平坦なレリーフ部分をさらに備える、請求項4に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記カニューレは、前記カニューレの遠位開口部と前記開窓の遠位縁との間に位置付けられ、前記環状空間内の前記カニューレの外側表面と前記カテーテルの内側表面との間にシールを提供する拡大された部分をさらに備える、請求項1に記載のカテーテル挿入デバイス。
- カテーテル挿入デバイスであって、
カテーテルハブであって、前記カテーテルハブは、開口端および遠位端と、前記開口端と前記遠位端との間で前記カテーテルハブ内に画定される内部空洞と、カテーテルとを備え、前記カテーテルは、遠位端と、前記カテーテルの遠位端と前記カテーテルハブの前記内部空洞との間に通路を確立するために前記カテーテルハブの遠位端に接続される近位端とを有する、カテーテルハブと、
前記カテーテルハブの近位端の遠位において前記カテーテルハブの前記内部空洞にフィットされる所与の長さを有する隔壁と、
管腔を画定するシャフトを有するカニューレであって、前記シャフトは、遠位先端を含み、前記カニューレは、前記カニューレの前記遠位先端が前記カテーテルの遠位端を越えて準備位置に延在するように、前記隔壁を通して前記カテーテルハブの前記内部空洞および前記カテーテル内へ軸方向に移動可能であり、前記遠位先端の近位における前記カニューレの壁における開窓が、開口部を前記管腔に提供し、前記開窓は、遠位縁と近位縁とを有する、カニューレと
を備え、
前記カニューレの前記遠位先端と前記開窓の前記近位縁との間の距離は、前記カニューレの前記遠位先端が前記隔壁によってシールされるとともに前記カニューレが前記隔壁を通して引抜されるときに前記開窓が前記隔壁によって部分的に閉塞されるように、前記隔壁の長さを上回る、カテーテル挿入デバイス。 - 前記カニューレの前記遠位先端と前記開窓の前記遠位縁との間の距離は、前記隔壁の長さを上回らない、請求項7に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記カニューレの前記壁は、外側表面および内側表面によって画定され、前記カテーテルは、ボアを画定する内側表面を有し、前記カニューレは、前記ボアを通して軸方向に移動可能であり、環状空間が、前記カテーテルの内側表面と前記カニューレの外側表面との間に画定され、前記カニューレが前記カテーテルに沿って移動するときに前記開窓を通して前記カニューレの前記管腔と流体連通するように適合される、請求項7に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記隔壁の長さ、および、前記カニューレの前記遠位先端と前記開窓の前記近位縁および前記遠位縁との間のそれぞれの距離は、前記カニューレが前記隔壁を通して引抜されるにつれて前記カニューレの前記遠位先端が前記隔壁によってシールされる前に、前記管腔からの血液が、前記開窓の前記遠位縁と前記隔壁の近位側との間における前記開窓の閉塞されていない部分から外へ流動し続けるほどである、請求項9に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記カニューレは、前記開窓の遠位に、隆起された特徴を備える、請求項7に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記隔壁は、閉鎖系カテーテルの一部であり、それによって、前記隔壁は、前記カテーテルハブの遠位端から離れて前記内部空洞内にフィットされ、前記カテーテルハブの前記開口端をシールする、請求項7に記載のカテーテル挿入デバイス。
- カニューレハブをさらに備え、前記カニューレの近位端は、前記カニューレハブに取り付けられ、前記カニューレハブは、前記カテーテルハブの近位部分と関連付けられるように適合される、請求項7に記載のカテーテル挿入デバイス。
- 前記カニューレは、前記カニューレの前記遠位先端から、前記開窓の遠位における隆起された特徴の遠位の距離まで延在する平坦なレリーフ部分をさらに備える、請求項7に記載のカテーテル挿入デバイス。
- カテーテル挿入デバイスを作製する方法であって、前記方法は、
カテーテルハブを提供するステップであって、前記カテーテルハブは、開口端および遠位端と、前記開口端と前記遠位端との間の内部空洞とを有する、ステップと、
カテーテルの近位端を前記カテーテルハブの遠位端に接続し、前記カテーテルの遠位端と前記カテーテルハブの前記内部空洞との間の通路を確立するステップであって、前記カテーテルは、遠位端を有する、ステップと、
前記近位端の遠位においてかつ前記カテーテルハブの遠位端から離間されて所与の長さを有する隔壁を、前記カテーテルハブの前記内部空洞にフィットさせるステップと、
管腔および遠位先端を有するカニューレを、前記カニューレの遠位先端が前記カテーテルの遠位端を越えて準備位置に延在するように、前記隔壁を通して前記カテーテルハブの前記内部空洞および前記カテーテル内へ延在させるステップであって、前記遠位先端の近位における前記カニューレの壁において遠位縁および近位縁を有する開窓が、開口部を前記管腔に提供する、ステップと、
前記隔壁の長さを上回るように、前記カニューレの前記遠位先端と前記開窓の前記近位縁との間の距離をもたらすステップと
を含み、
前記開窓は、前記カニューレの前記遠位先端が引抜されて前記隔壁によってシールされるとともに前記カニューレが前記カテーテルから近位に引抜されるときに前記隔壁によって部分的に閉塞される、方法。 - 前記隔壁の長さを上回らないように、前記カニューレの前記遠位先端と前記開窓の前記遠位縁との間の距離をもたらすステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- 前記カニューレの前記壁は、外側表面および内側表面によって画定され、前記カテーテルは、ボアを画定する内側表面を有し、前記カニューレは、前記ボアを通して軸方向に移動可能であり、
前記カテーテルの内側表面と前記カニューレの外側表面との間に、前記カニューレが前記カテーテルに沿って移動するときに前記開窓を通して前記カニューレの前記管腔と流体連通するように適合される環状空間をもたらすステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。 - 前記開窓の遠位の前記カニューレ上に、隆起された特徴をもたらすステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- 閉鎖系カテーテルの一部として、前記カテーテルハブの遠位端から離れて前記内部空洞内に前記隔壁をフィットさせ、前記カテーテルハブの前記開口端をシールするステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- カニューレハブを提供するステップをさらに含み、前記カニューレの近位端は、前記カニューレハブに取り付けられ、前記カニューレハブは、前記カテーテルハブの近位部分と関連付けられるように適合される、請求項15に記載の方法。
- 前記カニューレの前記遠位先端から、前記開窓の遠位における隆起された特徴の遠位の距離まで延在するように、前記カニューレ上に平坦なレリーフ部分をもたらすステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
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