JP7202280B2 - 船舶用荷役装置 - Google Patents

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本発明は、船舶用荷役装置に関し、特に、湿気を帯び易い粉体の荷役を行う技術に関する。
従来、粉体の荷役を行うため、垂直輸送手段、水平輸送手段、エアースライド等を備える船舶用荷役装置が用いられている。この船舶用荷役装置の輸送手段は、湿気を帯び易い粉体が輸送経路内や貨物倉内に固着したり、滞留することなどを避けるため、除湿装置によって除湿された空気を搬送用空気として用いる。
このような船舶用荷役装置に関し、特許文献1には、船舶へ粉体を積み込む積み荷役と、船舶から粉体を荷揚げする揚げ荷役の両方で除湿装置の共用化等を図る技術が開示される。
実用新案登録第3107959号公報
しかし、粉体の積み荷役と揚げ荷役では搬送用空気の使用量が異なるため、両荷役で除湿装置を共用すると、除湿装置に掛かる負荷の偏りが大きくなり、安定運転や効率のよい運転が阻害されるおそれがあった。
そこで、本発明は、湿気を帯び易い粉体の積み荷役及び揚げ荷役において、粉体の積み荷役と揚げ荷役で除湿装置を共用した場合でも、除湿装置を安定かつ効率よく運転することが可能な船舶用荷役装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、船舶用荷役装置であって、粉体を船舶へ積み込む積み荷役と、粉体を船舶から荷揚げする揚げ荷役に共用され、両荷役に使用する搬送用空気を除湿する除湿装置を備える船舶用荷役装置であって、前記除湿装置は、並列に配置された少なくとも2台の冷却式除湿機と、該2台の冷却式除湿機の後段に配置され、該2台の冷却式除湿機に接続される乾式除湿機を含み、前記少なくとも2台の冷却式除湿機の各々の出口直近に、各々の冷却式除湿機に掛かる負荷を均等に調整する調整弁を備えることを特徴とする。
本発明によれば、少なくとも2台の冷却式除湿機を並列に設け、積み荷役ではいずれか1台の冷却式除湿機と乾式除湿機のみを運転し、その時もう1台の冷却式除湿機は停止する。また、揚げ荷役では、2台の冷却式除湿機と乾式除湿機のすべてを運転するが、調整弁によって各々の冷却式除湿機に掛かる負荷を均等に調整する。これらにより、冷却式除湿機の運転台数を減らしたり、冷却式除湿機に掛かる負荷の偏りを小さくすることができ、安定運転及び効率的な運転を行うことができる。
前記搬送用空気を積み荷役用又は揚げ荷役の装置に供給するブロワを複数備えることができ、船舶の大型化に伴う搬送用空気量の増加に柔軟に対応することができる。
前記船舶において積み込んだ粉体を貯留する貨物倉に設けられたエアースライドの流動化装置に前記搬送用空気を供給することができ、除湿した搬送用空気を用いることで、貨物倉やエアースライドにおける粉体の固着や滞留を効果的に防止することができる。
前記貨物倉から排出される搬送用空気を除塵する集塵機を備えることができ、船舶用荷役装置の系統内に供給した除湿空気を集塵機で大気へ放出し、常時新たに除湿空気を搬送用空気として用いることで、安定かつ効率のよい運転を維持することができる。
以上のように、本発明によれば、湿気を帯び易い粉体の積み荷役及び揚げ荷役において、粉体の積み荷役と揚げ荷役で除湿装置を共用した場合でも、除湿装置を安定かつ効率よく運転することなどが可能となる。
本発明に係る船舶用荷役装置の一実施の形態を示す全体構成図である。 図1の船舶用荷役装置の積み荷役時の動作を説明するための全体構成図である。 図1の船舶用荷役装置の揚げ荷役時の動作を説明するための全体構成図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る船舶用荷役装置の一実施の形態を示す。同図において、破線が空気の流れを、実線が粉体(空気を伴う場合を含む)の流れを示す。
この荷役装置1は、粉体ばら積み運搬船等への粉体(湿気を帯び易い粉体)の積み荷役と、揚げ荷役の両方を行うものであって、出口直近に調整弁3(3A、3B)が設けられる2台の冷却式除湿機2(2A、2B)と、出口が分岐して自動切替え弁5(5A、5B)が設けられる乾式除湿機4と、乾式除湿機4の後段の一方の分岐路に設けられる積み荷役用ブロワ6と、分岐路の他方に設けられる揚げ荷役用ブロワ7と、積み荷役用ブロワ6の後段に接続される積み荷役用輸送手段11と、揚げ荷役用ブロワ7の後段に接続される揚げ荷役用輸送手段21を備える。
積み荷役用輸送手段11は、積み荷役用ブロワ6の後段に配置され、粉体P1、P2の受入口12a、12bを有する2台のエアースライド12(12A、12B)と、各エアースライド12A、12Bの受入口12a、12bの前段に配置される自動切替え弁13A、13Bと、エアースライド12の後段に配置される垂直輸送手段14と、振分けダンパ15と、水平輸送手段16と、出口ゲート17(17A~17I、一部参照番号の記載を省略)と、船舶の貨物倉31(31A、31B)に接続されるエアースライド18(18A~18P、一部参照番号の記載を省略)とを備える。
一方、揚げ荷役用輸送手段21は、揚げ荷役用ブロワ7の後段に配置され、貨物倉31(31A、31B)の底部に配置されたエアースライドに流動化空気を供給するエアースライド流動化装置22(22A、22B)と、下部に流量調整ゲート23a、23bを備える垂直輸送手段23(23A、23B)と、水平輸送手段16と、中継ホッパー25と、陸上のサービスステーションのサイロに接続される空気輸送装置26とを備える。尚、水平輸送手段16は積み荷役と揚げ荷役で共用する。
次に、上記構成を有する船舶用荷役装置1の積み荷役時の動作について、図2を参照しながら説明する。同図において、太い破線が空気の流れを、太い実線が粉体(空気を伴う場合を含む)の流れを示す。
積み荷役時の適正搬送空気量となるように、冷却式除湿機2(2A、2B)から選択した1台の冷却式除湿機2、乾式除湿機4、積み荷役用ブロワ6を運転することで、大気から冷却式除湿機2に空気A1又はA2を取り入れて冷却除湿する。冷却式除湿機2から排出された除湿空気をさらに乾式除湿機4で乾式除湿し、搬送用空気A3として積み荷役用ブロワ6から吐出する。一方、エアースライド12(12A、12B)の受入口12a、12bから船舶へ搬送する粉体P1又はP2を受け入れる。ここで、受け入れる受入口12a、12bに対応する自動切替え弁13(13A、13B)を開く。
エアースライド12で受け入れた粉体P1、P2を垂直輸送手段14で垂直輸送し、振分けダンパ15で船首方向と船尾方向への粉体P1、P2の送り量を振分け、水平輸送手段16で水平輸送した後、複数の出口ゲート17(17A~17I)、エアースライド18(18A~18P)を介して船舶の貨物倉31(31A、31B)へ積み込む。これで、粉体P1、P2の積み荷役を終了する。
次に、上記構成を有する船舶用荷役装置1の揚げ荷役時の動作について、図3を参照しながら説明する。同図において、太い破線が空気の流れを、太い実線が粉体(空気を伴う場合を含む)の流れを示す。
揚げ荷役時の適正搬送空気量となるように、冷却式除湿機2(2A、2B)の出口直近の調整弁3(3A、3B)の開度を設定し、自動切替え弁5Bを開き、自動切替え弁5Aを閉じ、揚げ荷役用ブロワ7を運転することで、大気から冷却式除湿機2(2A、2B)に空気A1、A2を取り入れて冷却除湿する。冷却式除湿機2から排出された除湿空気をさらに乾式除湿機4で乾式除湿し、搬送用空気A4として揚げ荷役用ブロワ7から吐出する。これにより、エアースライド流動化装置22(22A、22B)で貨物倉31(31A、31B)に貯留されている粉体P3、P4を流動化しながら貨物倉31から引き出す。ここで、貨物倉31の後段に設けられた集塵機32(32A、32B)により、搬送用空気A4を大気へ放出するため、揚げ荷役系統内は除湿された搬送用空気A4が常時供給され、除湿空気の状態が保たれる。
貨物倉31から引き出した粉体P3、P4を、流量調整ゲート23a、23bで流量調整しながら垂直輸送手段23で垂直輸送し、水平輸送手段16で水平輸送した後、中継ホッパー25に投入する。ここで、水平輸送手段16は、積み荷役とは逆方向の中央側の中間位置へ輸送できるものとする。
中継ホッパー25から粉体P3、P4を抽出し、空気輸送装置26で陸上のサービスステーションに設置したサイロへ空気輸送で圧送する。これで、粉体P3、P4の揚げ荷役を終了する。
本実施の形態によれば、2台の冷却式除湿機2を並列に設け、積み荷役ではいずれか1台の冷却式除湿機2と乾式除湿機4のみを運転し、その時もう1台の冷却式除湿機2は停止する。また、揚げ荷役では、2台の冷却式除湿機2と乾式除湿機4のすべてを運転するが、調整弁3によって各々の冷却式除湿機に掛かる負荷を均等に調整する。これらにより、冷却式除湿機2の運転台数を減らしたり、冷却式除湿機2に掛かる負荷の偏りを小さくすることができ、安定運転及び効率的な運転を行うことができる。
尚、上記実施の形態において、2台の冷却式除湿機2及び1台の乾式除湿機4を配置したが、除湿装置の種類及び台数はこれに限定されず、少なくとも2台の除湿装置を設け、各々の除湿装置の出口直近に、各々の除湿装置に掛かる負荷を均等に調整する調整弁を設ければよい。
また、積み荷役用ブロワ6、揚げ荷役用ブロワ7等、船舶用荷役装置1を構成する各装置の台数も、船舶の大きさ等に合わせて適宜選択することができる。エアースライド流動化装置22の台数も船舶の大きさ等に合わせて60~230台を貨物倉底部の全域で構成する。例えば、積み荷役用ブロワ6及び揚げ荷役用ブロワ7として小型のものを複数台用いてもよい。また、船舶の大きさによっては、エアースライド18に代えてシュートを使用することができる。さらに、集塵機32等の台数も、荷役機器の台数の増加に合わせて増設できる。
1 船舶用荷役装置
2(2A、2B) 冷却式除湿機
3(3A、3B) 調整弁
4 乾式除湿機
5(5A、5B) 自動切替え弁
6 積み荷役用ブロワ
7 揚げ荷役用ブロワ
11 積み荷役用輸送手段
12(12A、12B) エアースライド
12a、12b 受入口
13(13A、13B) 自動切替え弁
14 垂直輸送手段
15 振分けダンパ
16 水平輸送手段
17(17A~17I) 出口ゲート
18(18A~18P) エアースライド
21 揚げ荷役用輸送手段
22(22A、22B) エアースライド流動化装置
23(23A、23B) 垂直輸送手段
23a、23b 流量調整ゲート
25 中継ホッパー
26 空気輸送装置
31(31A、31B) 貨物倉
32(32A、32B) 集塵機

Claims (4)

  1. 粉体を船舶へ積み込む積み荷役と、粉体を船舶から荷揚げする揚げ荷役に共用され、両荷役に使用する搬送用空気を除湿する除湿装置を備える船舶用荷役装置であって、
    前記除湿装置は、並列に配置された少なくとも2台の冷却式除湿機と、該2台の冷却式除湿機の後段に配置され、該2台の冷却式除湿機に接続される乾式除湿機を含み、
    前記少なくとも2台の冷却式除湿機の各々の出口直近に、各々の冷却式除湿機に掛かる負荷を均等に調整する調整弁を備えることを特徴とする船舶用荷役装置。
  2. 前記搬送用空気を積み荷役用又は揚げ荷役の装置に供給するブロワを複数備えることを特徴とする請求項1に記載の船舶用荷役装置。
  3. 前記船舶において積み込んだ粉体を貯留する貨物倉に設けられたエアースライドの流動化装置に前記搬送用空気を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶用荷役装置。
  4. 前記貨物倉から排出される搬送用空気を除塵する集塵機を備えることを特徴とする請求項3に記載の船舶用荷役装置。
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