JP7201559B2 - 車載通信中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載ネットワークにおける通信を中継する車載通信中継装置に関する。
従来、車両に搭載された複数のECUが通信線を介して互いにデータを送受信するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このような複数のECUを有する車両において、例えばメータパネル等の表示部に、複数のECUからのデータ信号に基づいた表示がなされる。
特開2002-314632号公報
しかしながら、複数のECUからのデータ信号に基づいた表示を行う場合、表示部に接続された単一の通信線に多数のデータフレームが集中することで単位時間当たりのデータ量であるトラフィックが過剰となり、通信障害などが生じるおそれがある。
本発明の一態様である車載通信中継装置は、車両に搭載された複数の第1装置と、車両の運転席前方に設けられた表示部を制御する単一の第2装置と、の間に介装され、複数の第1装置のそれぞれから第2装置に送信されるデータフレームを中継する。複数の第1装置のそれぞれから送信されるデータフレームは、複数の第1装置のそれぞれで取得されたデータが含まれる第1データ領域と、データの送信元、送信先、受信すべき装置、およびデータの種類を特定する識別データが含まれる第2データ領域と、データフレームの送信回数を示すデータが含まれる第3データ領域と、を含む。車載通信中継装置は、複数の第1装置から送信された複数のデータフレームを受信する受信部と、受信部により受信された複数のデータフレームに基づいて、それぞれのデータフレームの送信先が第2装置であるか否かを判定する送信先判定部と、送信先判定部により送信先が第2装置であると判定されたデータフレームのそれぞれから、第1データ領域に含まれるデータと、第2データ領域に含まれる識別データと、第3データ領域に含まれるデータフレームの送信回数を示すデータと、を抽出して単一の新たなデータフレームである統合データフレームを生成するフレーム統合部と、フレーム統合部により生成された統合データフレームを第2装置に送信する送信部と、を備える。フレーム統合部により生成された統合データフレームは、送信先判定部により送信先が第2装置であると判定されたデータフレームのそれぞれから抽出されたデータと識別データとデータフレームの送信回数を示すデータとが含まれる新たな第1データ領域と、統合データフレームの送信元、送信先、受信すべき装置、およびデータの種類を特定する新たな識別データが含まれる新たな第2データ領域と、統合データフレームの送信回数を示すデータが含まれる新たな第3データ領域と、を含む。
本発明によれば、単一の通信線におけるトラフィックを低減することができる。
本発明の実施形態に係る車載通信中継装置が適用される車載ネットワークの構成の一例を概略的に示す図。 図1のECUから送信されるデータ信号のデータフレームについて説明するための図。 本発明の実施形態に係る車載通信中継装置の要部構成を概略的に示すブロック図。 図3のフレーム統合部により生成される統合データフレームの一例を概略的に示す模式図。 図3のフレーム統合部により生成される統合データフレームの別の例を概略的に示す模式図。 本発明の実施形態に係る車載通信中継装置により実行される処理の一例を示すフローチャート。 図1の通信線におけるデータフレームについて説明するための図。 図1の通信線における統合データフレームについて説明するための図。
以下、図1~図7Bを参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車載通信中継装置が適用される車載ネットワーク100の構成の一例を概略的に示す図である。図1に示すように、車両1には複数(図1の例では、4個)のECU(電子制御ユニット)2が搭載される。複数のECU2には、エンジン制御用ECU2a1、変速機制御用ECU2a2、操舵制御用ECU2b1などの車両1の動作に直接的な影響を与えるECU、エアコンやナビゲーションなどの車両1の動作に直接的な影響を与えない機器の制御用ECU2c1等、機能の異なるECUが含まれる。
各ECU2は、CPU,ROM,RAM、その他の周辺回路を有するコンピュータを含んで構成され、予めメモリに記憶されたプログラムに従い、各種センサ(不図示)や他のECU2からの信号等に基づいて各種制御を実行する。各ECU2は、機能毎に、例えばCAN(Controller Area Network)通信線等のシリアル通信線3を介して互いに通信可能に接続され、車載ネットワーク100を構成する。図1の例では、パワートレイン系のECU2a1,2a2が通信線3aに接続され、シャシ系のECU2b1が通信線3bに接続され、その他のECU2c1が通信線3cに接続される。
ECU2a1,2a2,2b1が接続された通信線3a,3bは、バス機能統合ユニット(以下、ICM(Integrated Control Module))4に接続される。ICM4は、車両1の動作に直接的な影響を与えるECU2a1,2a2,2b1を統合的に制御するとともに、通信線3間で送受信されるデータ信号を中継(転送)し、本発明の実施形態に係る車載通信中継装置として機能する。
その他のECU2c1およびICM4は、それぞれ通信線3c,3dを介してゲートウェイ5に接続され、ゲートウェイ5を介して車速等の表示を行うメータユニット6に接続される。ゲートウェイ5も、通信線3間で送受信されるデータ信号を中継(転送)し、本発明の実施形態に係る車載通信中継装置として機能する。
メータユニット6は、車両1の運転席前方に設けられたインストルメントパネルに組み込まれるパネル表示部と、パネル表示部の表示を制御する制御部とを有する。メータユニット6のパネル表示部には、例えば、現在の車速、シフトポジション、VSA(Vehicle Stability Assist)の作動状態、各種警告表示等の各種情報が表示される。メータユニット6の制御部は、通信線3を介して複数のECU2のそれぞれから各種情報を受信し、受信した情報に基づいてパネル表示部の表示を制御する。
図2は、各ECU2から送信されるデータ信号のデータフレームについて説明するための図であり、一例としてECU2a1から送信されるデータフレームF1を示す。図2に示すように、ECU2a1における演算処理により取得されたデータ、例えば、ある演算周期におけるエンジン回転数の演算結果を含むデータ信号は、1つのデータフレームF1として通信線3aに入力される。
データフレームF1には、データフレームの開始を示すSOF(Start Of Frame)、送信元やデータの種類等の識別情報を示すID、通常のデータフレームと実体的なデータを含まないリモートフレームとを識別するためのRTR(Remote Transmission Request)、データフィールドの長さを示すコントロールフィールド、実体的なデータであるデータフィールド、データフレームの送信回数(生成回数)を示すアライブカウンタ(AC)、アライブカウンタまでの送信値の演算結果を示すCRC(Cyclic Redundancy Check)フィールド、CRCフィールドまでのデータの受信確認結果を示すACKフィールド、データフレームの終了を示すEOF(End Of Frame)等が含まれる。
アライブカウンタは、送信側のECU2a1から受信側のメータユニット6にデータフレームF1が送信される度にインクリメントされる。これにより、受信側のメータユニット6がデータフレームの連続性を検証し、送信側のECU2a1の健全性を確認することができる。例えば、所定回数以上、連続してアライブカウンタが正常にインクリメントされない場合は、送信側のECU2a1が異常であると判定される。
各フィールドは、例えば、SOFが1ビット、IDが11ビット、RTRが1ビット、コントロールフィールドが6ビット、データフィールドが0~64ビット、アライブカウンタが2ビット、CRCフィールドが16ビット、ACKフィールドが2ビット、EOFが7ビットのパルス信号により構成される。ECU2a2,2b1,2c1から送信されるデータフレームF2~F4も、ECU2a1から送信されるデータフレームF1と同様に構成される。
各ECU2、ICM4およびメータユニット6は、自身が接続される通信線3に入力されたデータフレームから、各データフレームのIDに基づいて、予め設定された自身が受信すべきIDを含むデータフレームのみを受信する。これにより、例えば、変速機制御用ECU2a2がエンジン制御用ECU2a1から送信されたエンジン回転数を受信して次の演算周期における処理に用いることで、複数のECU2による協調制御が実現される。
さらに、ICM4およびゲートウェイ5は、各データフレームのIDに基づいて、そのデータフレームを受信すべきECU2またはメータユニット6(すなわち送信先)が接続された通信線3にデータフレームを転送する。これにより、各ECU2に接続された通信線3a~3cからメータユニット6が接続された通信線3eにデータフレームが転送され、複数のECU2からメータユニット6に送信されるデータ信号が中継される。
このような車載ネットワーク100では、様々な情報を表示する単一のメータユニット6に対し、多数のECU2のそれぞれからデータ信号が送信されるため、メータユニット6が接続された単一の通信線3eに多数のデータ信号が集中する。このため、通信線3eにおける単位時間当たりのデータ量であるトラフィックが過剰となり、通信障害などが生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、複数のECU2のそれぞれから単一のメータユニット6に送信される複数のデータフレームを単一のデータフレーム(統合データフレーム)に統合して転送することで、単一の通信線3eにおけるトラフィックを低減できるよう、以下のように車載通信中継装置を構成する。
図3は、本実施形態に係る車載通信中継装置の要部構成を概略的に示すブロック図である。図3に示すように、車載通信中継装置として機能するICM4およびゲートウェイ5は、複数のECU2a1~2c1と、単一のメータユニット6との間に介装される。ICM4およびゲートウェイ5はそれぞれ、CPU,ROM,RAM、その他の周辺回路などを有するコンピュータを含んで構成される。ICM4およびゲートウェイ5はそれぞれ、機能的構成として、データフレームを受信する受信部41,51と、データフレームの送信先を判定する送信先判定部42,52と、データフレームを統合して統合データフレームを生成するフレーム統合部43,53と、データフレームを送信する送信部44,54と、を有する。
送信先判定部42,52は、通信線3を介して受信部41,51により受信されたデータフレームのIDに基づいて、当該データフレームの送信先がメータユニット6であるか否かを判定する。送信先判定部42,52により送信先がメータユニット6以外であると判定されたデータフレームは、そのまま送信部44,54により送信先に転送される。一方、送信先がメータユニット6であると判定されたデータフレームは、所定時間、あるいは所定データ量に達するまで転送されずにメモリに蓄積され、フレーム統合部43,53により処理された後、統合データフレームとして送信部44,54によりメータユニット6に送信される。
フレーム統合部43,53は、送信先判定部42,52により送信先がメータユニット6であると判定されたデータフレームからID、データフィールドおよびアライブカウンタを抽出し、抽出されたデータを新たなデータフィールドとする統合データフレームを生成する。図4、図5はそれぞれ、ICM4、ゲートウェイ5のフレーム統合部43,53により生成される統合データフレームの一例を概略的に示す模式図である。
図4に示すように、ICM4のフレーム統合部43は、ECU2a1,2a2,2b1からメータユニット6に送信されるデータフレームF1~F3のそれぞれのID、データフィールドおよびアライブカウンタを含む新たなデータフィールドを生成する。さらに、ICM4からメータユニット6に送信されるデータフレームであることを示すID(統合ID)と、統合データフレームの送信回数(生成回数)を示すアライブカウンタ(統合アライブカウンタ)とを付与して、新たなデータフレームである統合データフレームF5を生成する。
ゲートウェイ5のフレーム統合部53も、ICM4のフレーム統合部43と同様に統合データフレームF6を生成する。すなわち、図5に示すように、ECU2c1およびICM4からメータユニット6に送信されるデータフレームF4,F5のそれぞれのID、データフィールドおよびアライブカウンタを含む新たなデータフィールドを生成する。また、ゲートウェイ5の統合IDと統合アライブカウンタとを付与して、新たなデータフレームである統合データフレームF6を生成する。
送信部44,54は、フレーム統合部43,53により生成された統合データフレームF5,F6を送信先に送信(転送)する。すなわち、ICM4の送信部44は、フレーム統合部43により生成された統合データフレームF5を通信線3dに入力する。また、ゲートウェイ5の送信部54は、フレーム統合部53により生成された統合データフレームF6を通信線3eに入力する。
これにより、ECU2a1,2a2から通信線3aに入力されたデータフレームF1,F2およびECU2b1から通信線3bに入力されたデータフレームF3は、ICM4で統合され、統合データフレームF5として通信線3dに入力される。また、ECU2c1から通信線3cに入力されたデータフレームF4およびICM4から通信線3dに入力されたデータフレームF5は、ゲートウェイ5で統合され、統合データフレームF6として通信線3eに入力される。すなわち、複数のECU2a1~2c1のそれぞれからメータユニット6に送信される複数のデータフレームF1~F4が、単一の統合データフレームF6に統合されて単一の通信線3eに入力される。
図6は、予めメモリに記憶されたプログラムに従い本発明の実施形態に係る車載通信中継装置として機能するICM4およびゲートウェイ5により実行される処理の一例を示すフローチャートであり、特に複数のデータフレームを統合する処理の一例を示す。このフローチャートに示す処理は、データフレームが受信されると開始され、所定時間毎に繰り返される。
先ずステップS1で、受信したデータフレームを読み込み、次いでステップS2で、受信したデータフレームの送信先がメータユニット6であるか否かを判定する。ステップS2で肯定されるとステップS3に進み、受信したデータフレームのID、データフィールドおよびアライブカウンタのデータを抽出してメモリに蓄積する。一方、ステップS2で否定されると処理を終了する。
次いでステップS4で、前回、統合データフレームを送信してからの経過時間が所定時間以下であるか否かを判定する。統合データフレームを生成する前の処理では、受信したデータフレームのデータをメモリに蓄積してからの経過時間が所定時間以下であるか否かを判定する。ステップS4で肯定されるとステップS5に進み、否定されるとステップS6に進む。
ステップS5では、メモリに蓄積されたデータ量が所定値以上であるか否かを判定する。ステップS5で肯定されるとステップS6に進み、否定されると処理を終了する。ステップS6では、メモリに蓄積されたデータに基づいて統合データフレームを生成する。次いでステップS7で、ステップS6で生成された統合データフレームをメータユニット6に送信する。
これにより、複数のECU2のそれぞれからメータユニット6に送信される複数のデータフレームが単一の統合データフレームに統合して転送されるため、メータユニット6に接続された単一の通信線3eにおけるデータフレームの数を削減することによりトラフィックを低減することができる(ステップS1~S7)。
図7A,7Bは、図1の通信線3eにおけるデータフレームについて説明するための図であり、図7Aは、データフレームF1~F4を示し、図7Bは、統合データフレームF6を示す。図7Aに示すように、隣接するデータフレームF1~F4の間には、データフレーム間を分離するインターフレームスペースが設けられ、各インターフレームスペースには、少なくとも、3ビットのインターミッションが含まれる。図7Bに示すように単一の統合データフレームF6とすることで、データフレーム間のインターフレームスペースに対応する少なくとも9ビット分、複数のECU2からメータユニット6に送信されるデータ信号が通信線3eを占有する時間を削減することができる。
例えば、統合データフレーム全体の長さは、統合される1データフレーム当たり、SOF,RTR、コントロールフィールド、CRCフィールド、ACKフィールド、EOF(図2)のパルス信号に対応する33ビット短くなる。また、新たに生成される統合データフレームのSOF、統合ID、RTR、コントロールフィールド、統合アライブカウンタ、CRCフィールド、ACKフィールド、EOFのパルス信号に対応する46ビット長くなる。従って、統合データフレームF5(図4)の全体の長さは、3つのデータフレームF1~F3の合計の長さより53ビット短く、統合データフレームF6(図5)の全体の長さは、データフレームF4と統合データフレームF5の合計の長さより20ビット短くなる。すなわち、図7A,7Bに示すように、統合データフレームF6の全体の長さは、データフレームF1~F4の合計の長さより73ビット短くなるため、統合データフレームF6の全体の長さを抑えることができる。
本発明の実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)ICM4およびゲートウェイ5は、車両1に搭載された複数のECU2と単一のメータユニット6との間に介装され、複数のECU2のそれぞれからメータユニット6に送信されるデータフレームを中継する。複数のECU2のそれぞれから送信されるデータフレームは、複数のECU2のそれぞれで取得されたデータが含まれるデータフィールドと、データの送信元および送信先を特定する識別データが含まれるIDフィールドとを含む(図2)。
ICM4およびゲートウェイ5はそれぞれ、複数のECU2から送信された複数のデータフレームを受信する受信部41,51と、受信部41,51により受信された複数のデータフレームに基づいて、それぞれのデータフレームの送信先がメータユニット6であるか否かを判定する送信先判定部42,52と、送信先判定部42,52により送信先がメータユニット6であると判定されたデータフレームのそれぞれから、データフィールドに含まれるデータとIDフィールドに含まれる識別データとを抽出して単一の新たなデータフレームである統合データフレームを生成するフレーム統合部43,53と、フレーム統合部43,53により生成された統合データフレームをメータユニット6に送信する送信部44,54と、を備える(図3)。
すなわち、複数のECU2のそれぞれから単一のメータユニット6に送信される複数のデータフレームF1~F4を、通信線3間を接続するICM4およびゲートウェイ5により単一の統合データフレームF6に統合して転送する。これにより、単一のメータユニット6に接続された単一の通信線3eにおけるトラフィックを低減することができる。
(2)フレーム統合部43,53により生成される統合データフレームは、送信先判定部42,52により送信先がメータユニット6であると判定されたデータフレームのそれぞれから抽出されたデータと識別データとが含まれる新たなデータフィールドと、統合データフレームを特定する新たな識別データが含まれる新たなIDフィールドと、を含む。これにより、受信側のメータユニット6が、統合データフレームF6に含まれる複数の実体的なデータの送信元やデータの種類等を把握することができる。
(3)複数のECU2のそれぞれから送信されるデータフレームは、データフレームの送信回数を示すデータが含まれるアライブカウンタをさらに含む。フレーム統合部43,53により生成される統合データフレームは、統合データフレームの送信回数を示すデータが含まれる新たなアライブカウンタをさらに含む。これにより、受信側のメータユニット6が、統合データフレームおよび統合された元の各データフレームの送信元の健全性を確認することができる。
(4)フレーム統合部43,53は、所定時間内に受信されたデータフレームを統合して統合データフレームを生成する。例えば各ECU2の演算周期よりも短い所定時間に設定することで、データフレームの統合による転送の遅延を防止することができる。
(5)フレーム統合部43,53は、受信されたデータフレームのデータ量が所定量に達すると統合データフレームを生成する。例えば、データフィールドの規定長である64ビットに達すると統合データフレームを生成する。これにより、データの蓄積時間が所定時間に達していなくても適切なタイミングで統合データフレームを生成することができ、統合データフレームを効率的に転送することができる。
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、図3等においてICM4とゲートウェイ5とがデータフレームを統合して転送(中継)するとしたが、データフレームを中継する車載通信中継装置はこのようなものに限らない。車載通信中継装置は、複数の第1装置のそれぞれから第2装置に送信されるデータフレームを中継するものであればどのようなものでもよく、ICM4またはゲートウェイ5のみを車載通信中継装置としてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の一つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 車両、2 ECU(電子制御ユニット)、3 通信線、4 ICM(バス機能統合ユニット)、5 ゲートウェイ、6 メータユニット、41,51 受信部、42,52 送信先判定部、43,53 フレーム統合部、44,54 送信部、100 車載ネットワーク

Claims (3)

  1. 車両に搭載された複数の第1装置と、前記車両の運転席前方に設けられた表示部を制御する単一の第2装置と、の間に介装され、前記複数の第1装置のそれぞれから前記第2装置に送信されるデータフレームを中継する車載通信中継装置であって、
    前記複数の第1装置のそれぞれから送信されるデータフレームは、前記複数の第1装置のそれぞれで取得されたデータが含まれる第1データ領域と、前記データの送信元、送信先、受信すべき装置、およびデータの種類を特定する識別データが含まれる第2データ領域と、前記データフレームの送信回数を示すデータが含まれる第3データ領域と、を含み、
    前記複数の第1装置から送信された複数のデータフレームを受信する受信部と、
    前記受信部により受信された複数のデータフレームに基づいて、それぞれのデータフレームの送信先が前記第2装置であるか否かを判定する送信先判定部と、
    前記送信先判定部により送信先が前記第2装置であると判定されたデータフレームのそれぞれから、前記第1データ領域に含まれるデータと、前記第2データ領域に含まれる識別データと、前記第3データ領域に含まれる前記データフレームの送信回数を示すデータと、を抽出して単一の新たなデータフレームである統合データフレームを生成するフレーム統合部と、
    前記フレーム統合部により生成された統合データフレームを前記第2装置に送信する送信部と、を備え、
    前記フレーム統合部により生成された統合データフレームは、前記送信先判定部により送信先が前記第2装置であると判定されたデータフレームのそれぞれから抽出された前記データと前記識別データと前記データフレームの送信回数を示すデータとが含まれる新たな第1データ領域と、統合データフレームの送信元、送信先、受信すべき装置、およびデータの種類を特定する新たな識別データが含まれる新たな第2データ領域と、統合データフレームの送信回数を示すデータが含まれる新たな第3データ領域と、を含むことを特徴とする車載通信中継装置。
  2. 請求項1に記載の車載通信中継装置において、
    前記フレーム統合部は、所定時間内に前記受信部により受信された複数のデータフレームを統合して前記統合データフレームを生成することを特徴とする車載通信中継装置。
  3. 請求項2に記載の車載通信中継装置において、
    前記フレーム統合部は、前記所定時間内に前記受信部により受信された複数のデータフレームのうち、前記送信先判定部により送信先が前記第2装置であると判定されたデータフレームのそれぞれから抽出された前記データと前記識別データと前記データフレームの送信回数を示すデータとのデータ量が所定量に達すると前記統合データフレームを生成することを特徴とする車載通信中継装置。
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