JP7200938B2 - プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、および情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、プログラム、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
近年、企業間や個人間、また企業と個人の間などにおける種々の取引が行われている。また、上記のような取引を支援するためのシステムが多く開発されている。例えば、特許文献1には、取引所における金融商品の売買取引に関し、情報の視認性に優れたチャートを提示する情報処理装置が開示されている。
特開2016-15027号公報
ここで、金融商品の売買取引では、一般に、買値と売値に基づいて取引価格が決定され得る。一方、例えば、取引対象となる物品や役務の特性にばらつきが存在する場合、一物一価が成り立たないことから、特許文献1に開示されるような技術では、取引における需要と供給の分布を正しく表現することが困難である。
そこで、本開示では、取引対象の特性を反映した需給バランスをより正確に表現することが可能な、新規かつ改良されたプログラム、情報処理装置、および情報処理方法を提案する。
本開示によれば、コンピュータを、入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、として機能させ、前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御する、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、を備え、前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御する、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサが、入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御すること、を含み、前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、前記制御することは、前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御すること、をさらに含む、情報処理方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、取引対象の特性を反映した需給バランスをより正確に表現することが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る取引注文の分布表現の概要について説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る提供注文を入力するための画面の一例である。 同実施形態に係る享受注文を入力するための画面の一例である。 同実施形態に係るグラフの座標指定に基づく取引注文の生成について説明するための図である。 同実施形態に係る単一の数値を指定した注文の表示について説明するための図である。 同実施形態に係る数値幅を指定した注文の表示について説明するための図である。 同実施形態に係る詳細情報の重畳表示の一例を示す図である。 同実施形態に係る取引成立のイメージを示す図である。 同実施形態に係る取引成立の判定について説明するための図である。 同実施形態に係る譲歩の推奨について説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理サーバの動作の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る情報処理サーバの動作の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る情報処理端末の動作の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る情報処理端末の動作の流れを示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る情報処理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 同実施形態に係る金融商品の売買取引に係る板表現の一例である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.実施形態
1.1.概要
1.2.構成例
1.3.機能の詳細
1.4.動作の流れ
1.5.取引および取引対象の特性のバリエーション
2.ハードウェア構成例
3.まとめ
<1.実施形態>
<<1.1.概要>>
まず、本開示の一実施形態の概要について述べる。上述したように、近年では、企業間や個人間、また企業と個人の間などにおける種々の取引が行われている。上記のような取引には、例えば、株式などの金融商品を取引対象とした売買取引が挙げられる。
ここで、株式などの金融商品に係る売買取引では、売買の需給の分布を表現する手法として、「板」が用いられることが一般的である。
図15は、金融商品の売買取引に係る板表現の一例である。図15に示す一例では、板情報BIにおいて、中央の価格を挟んで図中左側に売り板SBが、図中右側に買い板PBがそれぞれ表現されている。
ここで、売り板SBおよび買い板PBは、それぞれ金融商品の売買取引において希望取引価格を軸とした買い注文および売り注文の分布を示すものであってよい。例えば、図15に示す売り板SBの一例では、取引対象となる金融商品を¥4,260で売却したいとする売り注文が2,200存在することを示している。また、図15に示す買い板PBの一例では、取引対象となる金融商品を¥4,258で購入したいとする買い注文が1,000存在することを示している。
このように、金融商品の売買取引においては、取引価格を軸とした需給の分布を「板」により可視化することが可能である。ユーザは、図15に示すような板情報BIをPC(Personal Computer)やスマートフォンなどの情報処理端末10を介して確認することで、取引市場における需給のバランスを把握し、自身の売り注文や買い注文に係る取引価格を戦略的に決定すること、などが可能である。
一方、取引対象によっては、上述した金融商品のような一物一価が成り立たない場合もある。このような取引対象には、例えば、中古物品や手製の物品、また役務などが挙げられる。上記のような取引対象の場合、各取引対象の特性により価値が変動することから、同一の取引対象であっても、異なる取引価格が適用されることが想定される。
具体的には、例えば、中古物品の取引の場合、同一の製品であっても、個体ごとに品質などの特性が異なるため、各個体の価値は、外観や動作などの状態に応じて、それぞれ決定され得る。このため、図15に示したような、価格を用いた一次元の尺度による「板」では、特性にばらつきがある取引対象の潜在的な需給の分布を正確に表現することが困難である。
本開示の一実施形態に係る技術思想は、上記の点に着目して発想されたものであり、取引対象の特性を反映した需給バランスをより正確に表現することを可能とする。このために、本開示の一実施形態に係るプログラムは、コンピュータを、入力された取引注文に基づいて、取引市場における当該取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、として機能させる。上記の取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含んでよい。また、上記の制御部は、提供注文および享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、上記分布に係る表示を動的に制御すること、を特徴の一つとする。
なお、本開示の一実施形態に係るプログラム、情報処理装置、および情報処理方法は、特性にばらつきを有する取引対象を扱う種々の取引に適用可能である。本実施形態に係る取引には、例えば、物品(不動産を含む)の売買取引やレンタル取引、役務提供に係る各種の取引が挙げられる。
例えば、物品の売買取引の場合、上記の提供注文とは、提供者、すなわち売却希望者が入力した売り注文であってよく、享受注文とは、享受者、すなわち購入希望者が入力した買い注文であってよい。
また、例えば、物品のレンタル取引の場合、上記の提供注文とは、賃し希望者が入力した貸し注文であってよく、享受注文とは、借り希望者が入力した借り注文であってよい。
なお、以下においては、本実施形態に係る取引が中古などの売買取引である場合を主な例として説明する。
図1は、本実施形態に係る取引注文の分布表現の概要について説明するための図である。図1に示す一例では、本実施形態に係る情報処理サーバ20が、中古物品を取引対象とした売買取引において、売り注文および買い注文それぞれの分布を、希望取引価格および当該取引対象の品質の2軸に基づき、2次元のグラフを用いて表現する場合が示されている。
この際、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、売買取引を支援するためのユーザインタフェースを提供し、当該ユーザインタフェースを介して入力された売り注文や買い注文の情報を取得することができる。また、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、取得した売り注文および買い注文に係る情報に基づいて、図1に示すようなグラフを生成し、当該グラフをユーザが所持する情報処理端末10に表示させることができる。
具体的には、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、取得した売り注文SOに係る希望取引価格(希望売却価格)と取引対象の品質とに基づいて、それぞれの売り注文SOをグラフ上にプロットし、2次元に拡張した売り板SBを表現することが可能である。
同様に、情報処理サーバ20は、取得した買い注文POに係る希望取引価格(希望購入価格)と取引対象の希望品質とに基づいて、それぞれの買い注文POをグラフ上にプロットし、2次元に拡張した買い板PBを表現することができる。
本実施形態に係る情報処理サーバ20が有する上記の機能によれば、希望取引価格や取引対象の品質などの特性を指定した需給の分布を、多次元に可視化して提示することができ、ユーザによる値付けや売買条件の設定などを効果的に支援することが可能となる。
また、この際、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、売り注文SOと買い注文PO、またそれぞれの分布に対応する売り板SBと買い板PB、をそれぞれ異なる態様で情報処理端末10に表示させてよい。情報処理サーバ20は、例えば、売り注文SOと買い注文PO、および売り板SBと買い板PB、をそれぞれ異なる色やマークなどにより情報処理端末10に表示させてもよい。
本実施形態に係る情報処理サーバ20が有する上記の機能によれば、ユーザが取引における需給の分布を瞬時かつ直観的に把握することが可能となる。これによれば、売却希望者は、自身が保有する物品がどの程度の価格で売却可能であるのかを、購入希望者は、自身が所望する物品がどの程度の価格で購入可能であるのかを、容易に把握することができる。
<<1.2.構成例>>
次に、本開示の一実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態に係る情報処理システムは、情報処理端末10および情報処理サーバ20を備える。また、情報処理端末10と情報処理サーバ20とは、ネットワーク30を介して互いに通信が可能なように接続される。
(情報処理端末10)
本実施形態に係る情報処理端末10は、本実施形態に係る情報処理サーバ20またはプログラムによる制御に基づいて、各種の取引を行うためのユーザインタフェースを表示する表示装置として機能する。ユーザは、上記のユーザインタフェースを介して、各種の提供注文や享受注文を入力することや、取引に係る需給の分布を確認することが可能である。
本実施形態に係る情報処理端末10は、例えば、ユーザが所持するPC、スマートフォン、タブレット、携帯電話などであってもよい。
(情報処理サーバ20)
本実施形態に係る情報処理サーバ20は、企業間や個人間、また企業と個人の間などにおける種々の取引を実現するためのユーザインタフェースを制御する情報処理装置である。
(ネットワーク30)
ネットワーク30は、情報処理端末10と情報処理サーバ20とを接続する機能を有する。ネットワーク30は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク30は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。また、ネットワーク30は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など無線通信網を含んでもよい。
引き続き、図2を参照して、本実施形態に係る情報処理サーバ20の機能構成例について詳細に説明する。図2を参照すると、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、制御部210、記憶部220、および通信部230を備える。
(制御部210)
本実施形態に係る制御部210は、入力された取引注文に基づいて、取引市場における当該取引注文の分布に係る表示を制御する機能を有する。ここで、上記の取引注文は、上述した各種の提供注文および享受注文を含んでよい。また、本実施形態に係る制御部210は、提供注文および享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、上記の分布に係る表示を動的に制御すること、を特徴の一つとする。
なお、上述したように、本実施形態に係る取引は、売買取引やレンタル取引などの各種の取引を含んでよい。また、上記の取引対象の特性には、図1で例示したような品質のほか納期などが挙げられる。本実施形態に係る取引対象の特性は、取引の形態や取引対象の性質などにより柔軟に変化し得る。本実施形態に係る取引対象の特性に関する具体例については、別途詳細に説明する。
また、本実施形態に係る制御部210は、提供注文および享受注文を、上記の要素を軸としたグラフを用いて情報処理端末10に表示させてよい。制御部210は、例えば、図1に示したように、売り注文や買い注文の分布を、それぞれ売り板および買い板として、希望取引価格および品質の2つの要素を軸とした2次元のグラフを用いて情報処理端末10に表示させることができる。
なお、本実施形態に係る制御部210によるグラフ表現は、図1に示したような2次元グラフに限定されない。例えば、取引対象の特性として品質と納期とが含まれる場合、制御部210は、例えば、希望取引価格、品質、納期の3つの要素を軸とした3次元のグラフを生成し、当該グラフを情報処理端末10に表示させてもよい。
このように、本実施形態に係る制御部210は、取引対象の特性に数に伴い多次元に拡張した取引注文の分布を表現することが可能である。
一方で、取引対象が2つ以上の特性を有する場合、本実施形態に係る制御部210は、提供注文や享受注文に係る分布を、希望取引価格を含む3つ以上の要素に基づく次元圧縮処理により生成したグラフを生成し、当該グラフを情報処理端末10に表示させてもよい。
この際、本実施形態に係る制御部210は、例えば、線形要素に着目した次元圧縮手法や、非線形成分を考慮した次元削減手法などを用いることができる。線形要素に着目した次元圧縮手法としては、例えば、Random Projection、PCA(Principal Component Analysis)、Linear Discriminant Analysisなどが挙げられる。
また、非線形成分に着目した次元削減手法としては、例えば、Isomap、Locally Linear Embedding、Modified Locally Linear Embedding、Hessian Eigenmapping、Spectral Embedding、Local Tangent Space Alignment、Multi-dimensional Scaling、t-SNE、Random Forest Embeddingなどが挙げられる。
本実施形態に係る制御部210が有する上記の機能によれば、複数の特性を有する物品や役務などに係る取引注文の分布を、低次元(例えば、2次元)で表現することができ、ユーザがより直観的に需給の状況を把握することが可能となる。
(記憶部220)
本実施形態に係る記憶部220は、上述したユーザインタフェースを介して入力された提供注文や受注注文などに係る各種の情報を記憶する。
(通信部230)
本実施形態に係る通信部230は、ネットワーク30を介して、複数の情報処理端末10との情報通信を行う。本実施形態に係る通信部230は、例えば、制御部210が生成したユーザインタフェースに係る制御信号を情報処理端末10に送信する。また、通信部230は、例えば、上記のユーザインタフェースを介して入力された提供注文や享受注文に係る情報を、情報処理端末10から受信する。
以上、本実施形態に係る情報処理サーバ20の機能構成例について詳細に説明した。なお、図2を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理サーバ20の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る情報処理サーバ20の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
<<1.3.機能の詳細>>
次に、本実施形態に係る制御部210が有する機能について詳細に説明する。まず、本実施形態に係る提供注文や享受注文の登録について述べる。ユーザは、制御部210が制御するユーザインタフェースを介して、例えば、売り注文などの提供注文や、買い注文などの享受注文を入力することで、各種の取引を行うことが可能である。
図3は、本実施形態に係る提供注文を入力するための画面SC1の一例である。なお、図3では、ユーザが売り注文を入力する場合の画面例が示されている。ユーザは、所持する物品の売却を希望する際、例えば、図3に示すような画面SC1において各種の情報を入力することで、売り注文を登録することができる。
この際、ユーザは、例えば、図3に示すように、画面SC1において所持する物品の希望売却価格を入力する。また、ユーザは、画面SC1において所持する物品、すなわち取引対象の特性に係る情報を入力する。なお、図3では、ユーザが、取引対象の特性として、品質を入力する場合の一例が示されている。
この際、ユーザは、例えば、所持する物品の品質のレベルを、1~10などの段階を用いて総合的に入力してもよい。一方、本実施形態に係る制御部210は、ユーザが入力した取引対象の使用状況(使用年数や使用頻度)、動作状況、外観の状況、保管状況などに基づいて、品質を決定してもよい。図3に示す一例の場合、制御部210は、ユーザが入力した上記の各項目に基づいて、ユーザが所持する物品の品質を10段階中8と算出している。
このように、本実施形態に係る制御部210によれば、ユーザが入力した情報に基づいて、取引対象の品質などの特性を客観的かつ精度高く評価することが可能である。
なお、図3に示す使用状況、動作状況、外観の状況、保管状況などは、取引対象の品質を決定するために用いられるほか、品質と同等の特性として扱われてもよい。この場合、制御部210は、例えば、希望取引価格、品質、使用年数の3つの要素に基づく2次元グラフや3次元グラフなどを生成することができる。
また、制御部210は、例えば、ユーザ操作などに基づいて、グラフ表示に用いられる軸が変更されるよう制御を行ってもよい。例えば、図1に示した2次元グラフの場合、制御部210は、ユーザが表示項目として使用年数を選択したことに基づいて、グラフの横軸に適用する要素を品質から使用年数に変更し、各注文の再プロットを行うことも可能である。
以上、本実施形態に係る提供注文を入力するための画面SC1について、例を挙げて説明した。ユーザは、画面SC1において、上述した各種の情報を入力し、注文ボタンb1を押下することで、売り注文などの提供注文を登録することができる。この際、本実施形態に係る制御部210は、画面SC1において提供者が入力した希望取引価格や特性などに基づいて、提供注文がグラフ上の対応する座標位置に追加されるよう制御を行う。
続いて、本実施形態に係る享受注文を入力するための画面SC2について説明する。図4は、本実施形態に係る享受注文を入力するための画面SC2の一例である。なお、図4では、ユーザが買い注文を入力する場合の画面例が示されている。ユーザは、物品の購入を希望する際、例えば、図4に示すような画面SC2において各種の情報を入力することで、買い注文を登録することができる。
この際、ユーザは、買い注文の場合と同様に、画面SC2において、物品の希望購入価格を入力する。また、ユーザは、画面SC2において物品の希望品質などに係る情報を入力する。この際、ユーザは、購入を希望する物品の品質レベルを、1~10などの段階を用いて指定してもよい。また、上述したように、制御部210は、ユーザが入力した取引対象の使用状況、動作状況、外観の状況、保管状況などに基づいて、品質を決定してもよい。
以上、本実施形態に係る享受注文を入力するための画面SC2について、例を挙げて説明した。ユーザは、画面SC2において、上述した各種の情報を入力し、注文ボタンb2を押下することで、買い注文などの享受注文を登録することができる。この際、本実施形態に係る制御部210は、画面SC2において享受者が入力した希望取引価格や特性などに基づいて、享受注文がグラフ上の対応する座標位置に追加されるよう制御を行う。
なお、上記では、ユーザが希望取引価格や特性に係る情報を入力することで、提供注文や享受注文などを登録する場合を述べたが、本実施形態に係る制御部210は、例えば、グラフ上におけるユーザ操作に基づいて、提供注文や享受注文を自動的に生成することも可能である。
図5は、本実施形態に係るグラフの座標指定に基づく取引注文の生成について説明するための図である。図5には、本実施形態に係る制御部210が、グラフ上でユーザが選択した座標に基づいて、買い注文を生成する場合の一例が示されている。
ユーザは、例えば、ユーザインタフェースに表示されるグラフにおいて、マウス操作などによりカーソルCを動かし、任意の座標を選択することで、当該座標に応じた注文を行うことができてもよい。
この際、本実施形態に係る制御部210は、図中下段に示すように、カーソルCを用いて選択された座標位置に基づいて、当該座標に対応する希望取引価格および品質の値を予め入力した画面SC2への遷移を制御してよい。なお、制御部210は、選択された品質の値から、使用状況、動作状況、外観の状況、保管状況などの値を逆算することも可能である。
本実施形態に係る制御部210が有する上記の機能によれば、ユーザが、必要に応じて、入力された情報を修正し、売り注文や買い注文を容易に登録することが可能となる。
以上、本実施形態に係る提供注文および享受注文の登録について説明した。本実施形態に係る制御部210は、上記のように登録された提供注文や享受注文に基づいて、提供注文および享受注文の分布を示すグラフの表示を動的に制御することが可能である。
なお、制御部210は、上述したような、品質などの特性や希望取引価格を単一の数値で指定した取引注文を受け付け、図6に示すように、当該取引注文をグラフ上にプロットしてもよい。図6に示す一例の場合、制御部210は、ユーザが買い注文POにおいて指定した希望購入価格の数値(P)および希望品質の数値(Q)に基づいて、対応する座標(P,Q)に買い注文POを点でプロットしている。
一方、本実施形態に係る制御部210は、任意の数値幅を指定した取引注文を受け付け、当該取引注文をグラフ上にプロットすることも可能である。図7は、本実施形態に係る数値幅を指定した注文の表示について説明するための図である。
図7に示す一例の場合、制御部210は、ユーザが買い注文POにおいて指定した希望購入価格の数値幅(PR)および希望品質の数値幅(QR)に基づいて、対応する座標(PR,QR)に買い注文POを線状にプロットしている。このように、本実施形態に係る制御部210によれば、数値幅を指定した取引注文の分布をグラフにより可視化することも可能である。なお、数値幅を指定した場合であっても、各取引注文はあくまで単一の注文として扱われ、条件が合致する取引注文が発生した場合には、線状のプロット全体がグラフ上から消失してよい。
以上、本実施形態に係る取引注文の登録と表示例について説明した。なお、本実施形態に係る制御部210は、上述したような表示制御のほか、ユーザの利便性を高めるための種々の制御を行ってよい。
本実施形態に係る制御部210は、例えば、グラフ上にプロットした取引注文に係る詳細情報を当該グラフに重畳することで、利便性の向上を図ってもよい。図8は、本実施形態に係る詳細情報の重畳表示の一例を示す図である。
図8に示す一例の場合、制御部210は、マウス操作などによりカーソルCが買い注文を示すプロットにマウスオーバーしたことに基づいて、当該買い注文に対応する詳細情報DIをグラフ上に重畳表示させている。
本実施形態に係る制御部210が有する上記の機能によれば、画面を都度遷移することなく、ユーザが取引注文の詳細を確認することが可能となり、スピード感のある取引を支援することができる。
次に、本実施形態に係る取引成立の判定について述べる。例えば、上述の金融商品のように、一物一価が成り立つ取引対象を扱う場合、取引成立に係る価格形成点は1つとなる。具体的には、図15に示した一例の場合、売り板SBの下端と買い板PBの上端が接した点が価格形成点となり取引が成立する。
一方、本実施形態に係る取引においては、複数の価格形成点が形成され得る。図9は、本実施形態に係る取引成立のイメージを示す図である。図9には、制御部210が動的に表示を制御する売り板SBおよび買い板PBが例示されている。
この際、売り板SBおよび買い板PBの分布は、取引注文の登録、変更、取消、また取引成立などにより動的に変化し、売り板SBの下端における曲線と買い板PBの上端における曲線とが接したすべての点が価格形成点PPと成り得る。図9に示す一例の場合、グラフ右上と左下の2箇所において価格形成点PPが形成されていることがわかる。
このように、本実施形態に係る取引においては、複数の要素に基づいて、多次元的に需給のマッチングが行われてよい。
具体的には、本実施形態に係る制御部210は、希望取引価格および取引対象の特性に基づいて、提供注文と享受注文との取引成立に係る判定を行うことを特徴とする。
図10は、本実施形態に係る取引成立の判定について説明するための図である。なお、図10には、制御部210が、希望取引価格と取引対象の品質に基づいて、売り注文SOと買い注文POの取引成立を判定する場合の一例が示されている。
この際、本実施形態に係る制御部210は、まず、売り注文SOと買い注文POとの間で、希望取引価格および総合値としての品質が合致するか否かを判定する簡易マッチングを行う。
ここで、条件が合致した場合、続いて、制御部210は、売り注文SOと買い注文POとの間で、品質を決定する各詳細項目がすべてマッチするか否かを判定する詳細マッチングを行う。
例えば、制御部210は、売り注文SOにおける取引対象の使用年数と、買い注文POにおける希望使用年数とが合致するか否か、などの判定を詳細項目ごとに行い、取引に係る条件が完全に合致するか否かを判定する。
ここで、売り注文SOと買い注文POとの間で、すべての詳細項目が合致する場合、制御部210は、取引の成立を判定してよい。
本実施形態に係る制御部210による上記の機能によれば、希望取引価格に加え、取引対象の特性に係る条件を考慮した精度の高い判定を実現することが可能となる。
一方、簡易マッチングで条件が合致した場合の詳細マッチングにおいて、希望取引価格や合致しない詳細項目が存在する場合、制御部210は、提供者または享受者の少なくともいずれかに対し、取引条家の情報を推奨する通知が行われるよう制御を行ってよい。
図11は、本実施形態に係る譲歩の推奨について説明するための図である。図11に示す一例の場合、本実施形態に係る制御部210は、売り注文SOと買い注文POとの間で、品質を決定する詳細項目のうち外観の状況が合致しないことに基づいて、購入希望者に対し、譲歩を推奨する通知が行われるよう制御している。具体的には、制御部210は、外観にやや傷や汚れがある点について譲歩することで、取引が成立可能である旨の通知を画面上に出力させている。
このように、本実施形態に係る制御部210によれば、取引条件が近い取引注文、および具体的な譲歩の内容をユーザに通知することで、ユーザ間における取引の成立を促進し、取引市場を効率的に活性化することが可能となる。
<<1.4.動作の流れ>>
次に、本実施形態に係る情報処理サーバ20および情報処理端末10の動作の流れについて説明する。まず、本実施形態に係る情報処理サーバ20の動作の流れについて説明する。図12Aおよび図12Bは、本実施形態に係る情報処理サーバ20の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図12Aおよび図12Bには、本実施形態に係る情報処理サーバ20が、物品の売買取引を行うためのユーザインタフェースを制御する場合の流れが一例として示されている。また、図12Aおよび図12Bにおける「A」、「B」、および「C」は、フローチャート間の接続を示すために付与された記号である。
処理の開始後、情報処理サーバ20の制御部210は、通信部230が受信した情報処理端末10からのリクエストに基づいて、各種の処理を実行する。
例えば、通信部230が、情報処理端末10から売り注文に係るリクエストを受信した場合(S1101:Yes)、制御部210は、当該売り注文を登録し、売り板に配置する(S1102)。
また、通信部230が、情報処理端末10から買い注文に係るリクエストを受信した場合(S1103:Yes)、制御部210は、当該買い注文を登録し、買い板に配置する(S1104)。
また、通信部230が、情報処理端末10から取引注文の修正に係るリクエストを受信した場合(S1105:Yes)、制御部210は、対応する取引注文を修正し、板に再配置する(S1106)。
また、通信部230が、情報処理端末10から取引注文の取消に係るリクエストを受信した場合(S1107:Yes)、制御部210は、対応する取引注文を抹消し、板から削除する(S1108)。
ここで、ステップS1102、S1104、またはS1106におけるいずれかの処理を実行した場合、制御部210は、続いて、上述した簡易マッチングにより合致する売り注文および買い注文のペアが存在するか否かを判定する(S1109)。
ここで、簡易マッチングにより合致する売り注文および買い注文のペアが存在する場合(S1109:Yes)、制御部210は、続いて、上述した詳細マッチングを行い、すべての取引条件が合致するか否かを判定する(S1110)。
ここで、詳細マッチングにおいて、すべての取引条件が合致する場合(S1110:Yes)、制御部210は、売買取引成立の通知を売却希望者および購入希望者が所持する情報処理端末10に送信し(S1111)、対応する取引注文を抹消し、板からも削除する(S1112)。
一方、詳細マッチングにおいて、取引条件が合致しない場合(S1110:No)、制御部210は、取引条件の譲歩を推奨する通知を、売却希望者または購入希望者が所持する情報処理端末10の少なくともいずれかに送信する(S1113)。
また、制御部210は、簡易マッチングにより合致する売り注文および買い注文のペアが存在しない場合(S1109:No)、またはステップS1108、S1112、S1113におけるいずれかの処理を実行した場合には、板情報の更新に係る制御信号を情報処理端末10に送信し(S1114)、リクエストの受信待ち状態へ復帰する。
続いて、本実施形態に係る情報処理サーバ20により制御される情報処理端末10の動作の流れについて説明する。図13Aおよび図13Bは、本実施形態に係る情報処理端末10の動作の流れを示すフローチャートである。なお、図13Aおよび図13Bには、本実施形態に係る情報処理端末10が、物品の売買取引を行うためのユーザインタフェースを表示する場合の流れが一例として示されている。また、図13Aおよび図13Bにおける「D」、「E」、「F」および「G」は、フローチャート間の接続を示すために付与された記号である。
ユーザインタフェースを介してサービスログインが行われた後、売買取引メニューが開始されると、情報処理端末10は、まず、情報処理サーバ20から板情報の表示に係る制御信号を受信し、当該制御信号に基づいて板情報を表示する(S1201)。
ここで、ユーザ操作が検出された場合(S1202:Yes)、情報処理端末10は、当該ユーザ操作に係る情報を情報処理サーバ20送信する。ここで、情報処理サーバ20が、ステップS1202において検出されたユーザ操作が売買取引メニューからの離脱を意図したものだと判定した場合(S1203:Yes)、情報処理端末10は、売買取引メニューに係る表示を終了する。
一方、情報処理サーバ20が、ステップS1202において検出されたユーザ操作が売買取引メニューからの離脱を意図したものではないと判定した場合(S1203:No)、情報処理サーバ20は、続いて当該ユーザ操作が、買い、売り、修正、取消などの注文操作であるか否かを判定する。
ここで、情報処理サーバ20が、ステップS1202において検出されたユーザ操作が注文操作ではないと判定した場合(S1204:No)、情報処理端末10は、ステップS1202に復帰する。
一方、情報処理サーバ20が、ステップS1202において検出されたユーザ操作が注文操作であると判定した場合(S1204:Yes)、情報処理端末10は、各注文操作に対応する注文内容を取得し(S1205)、当該注文内容を情報処理サーバ20に送信する(S1206)。
なお、ステップS1202において、ユーザ操作が検出されない場合(S1202:No)、情報処理端末10は、情報処理サーバ20から制御信号を受信したか否かを判定する。
ここで、情報処理サーバ20からの制御信号が受信できない場合(S1207:No)、情報処理端末10は、ステップS1202に復帰する。
一方、情報処理サーバ20から制御信号を受信した場合(S1207:Yes)、情報処理端末10は、受信した制御信号が板情報の更新に係るものか否かを判定する。
ここで、受信した制御信号が板情報の更新に係るものである場合(S1208:Yes)、情報処理端末10は、ステップS1201に復帰し、当該制御信号に基づいて板情報の表示を行う。
一方、制御信号が板情報の更新に係るものではない場合(S1208:No)、情報処理端末10は、当該制御信号が、売買取引の成立に係るものであるか否かを判定する。
ここで、制御信号が、売買取引の成立に係るものである場合(S1209:Yes)、情報処理端末10は、当該制御信号に基づいて、成立した売買取引に伴う処理を行うための画面を表示する(S1210)。
一方、制御信号が、売買取引の成立に係るものではない場合(S1209:No)、情報処理端末10は、当該制御信号が、取引条件の譲歩の推奨に係るものであるか否かを判定する。
ここで、制御信号が、取引条件の譲歩の推奨に係るものではない場合(S1211:No)、情報処理端末10は、ステップS1202に復帰する。
一方、制御信号が、取引条件の譲歩の推奨に係るものである場合(S1211:Yes)、情報処理端末10は、当該制御信号に基づいて、取引条件の情報の内容を表示する(S1212)。
ここで、ユーザが譲歩を承諾しない場合(S1213:No)、情報処理端末10は、ステップS1202に復帰する。
一方、ユーザが譲歩を承諾した場合(S1213:Yes)、情報処理端末10は、上述したステップS1205およびS1206における処理を実行し、ステップS1201に復帰する。
<<1.5.取引および取引対象の特性のバリエーション>>
次に、本実施形態に係る取引、および取引対象の特性のバリエーションについて具体例を挙げて説明する。
本実施形態に係る取引は、例えば、工業製品の中古物品を取引対象とした売買取引またはレンタル取引であってもよい。上記の工業製品としては、例えば、自動車、カメラ、時計などが挙げられる。また、この場合、取引製品の特性としては、総合的の品質のほか、外観の傷や汚れなどの状況、機能や動作に係る可動状況、使用年数や使用頻度などを含む使用状況、また保管状況などが挙げられる。
また、本実施形態に係る取引は、例えば、食品や農作物を取引対象とした売買取引であってもよい。この場合、取引対象の特性としては、例えば、大きさや形状の良し悪し、健康や環境への配慮の度合い(例えば、農薬や化学肥料の使用量など)、鮮度などが挙げられる。なお、鮮度を特性の一つとして扱う場合、制御部210は、鮮度の劣化を考慮し、売り注文に係るプロットを時間経過に伴い動的に制御することも可能である。
また、本実施形態に係る取引は、例えば、住宅などの不動産を取引対象とした売買取引またはレンタル取引であってもよい。この場合、取引対象の特性としては、例えば、広さ(土地や空間の面積、部屋数など)、アクセスの容易性(最寄駅までの距離、主要都市までの乗車時間、乗り換え回数など)、築年数などが挙げられる。
また、本実施形態に係る取引は、例えば、業務委託など、依頼および納品を伴う物品や役務を取引対象とした各種の取引であってもよい。上記の依頼および納品を伴う物品や役務には、例えば、部品製造、翻訳サービス、コンピュータプログラム、WEBコンテンツ作成などが挙げれる。この場合、取引対象の特性としては、例えば、品質や納期などが挙げられる。
また、本実施形態に係る取引は、例えば、専門知識や専門技能を用いた役務の提供を取引対象とした各種の取引であってもよい。上記の役務には、例えば、家庭教師、外国語教師、スポーツや料理、手芸などのインストラクター、観光案内、写真撮影などが挙げられる。この場合、取引対象の特性としては、例えば、第三者による評価(過去の利用者からの評判など)、個人の属性(視覚、経歴、学歴、実績や成績など)、役務提供が可能な時間帯または役務提供を受けたい時間帯などが挙げられる。
また、本実施形態に係る取引は、例えば、旅行に関係した役務の提供を取引対象とした各種の取引であってもよい。上記の旅行に関係した役務には、例えば、宿泊施設、飛行機や列車などを含む移動手段の手配または提供が挙げられる。この場合、取引対象の特性としては、例えば、アクセスの容易性(主要駅からの所要時間など)、快適性(広さ、設備の充実度など)、時期(繁忙期か否か、など)が挙げられる。
以上、本実施形態に係る取引、および取引対象の特性のバリエーションについて具体例を挙げて説明した。このように、本実施形態に係るプログラム、情報処理装置、および情報処理方法によれば、種々の取引において、取引対象の特性を反映した需給バランスを正確に表現することが可能となる。
<2.ハードウェア構成例>
次に、本開示の一実施形態に係る情報処理サーバ20のハードウェア構成例について説明する。図14は、本開示の一実施形態に係る情報処理サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。図14を参照すると、情報処理サーバ20は、例えば、プロセッサ871と、ROM872と、RAM873と、ホストバス874と、ブリッジ875と、外部バス876と、インターフェース877と、入力装置878と、出力装置879と、ストレージ880と、ドライブ881と、接続ポート882と、通信装置883と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。
(プロセッサ871)
プロセッサ871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、ストレージ880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
(ROM872、RAM873)
ROM872は、プロセッサ871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、プロセッサ871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
(ホストバス874、ブリッジ875、外部バス876、インターフェース877)
プロセッサ871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
(入力装置878)
入力装置878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力装置878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。また、入力装置878には、マイクロフォンなどの音声入力装置が含まれる。
(出力装置879)
出力装置879は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。また、本開示に係る出力装置879は、触覚刺激を出力することが可能な種々の振動デバイスを含む。
(ストレージ880)
ストレージ880は、各種のデータを格納するための装置である。ストレージ880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
(ドライブ881)
ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
(リムーバブル記録媒体901)
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu-ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
(接続ポート882)
接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS-232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
(外部接続機器902)
外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
(通信装置883)
通信装置883は、ネットワークに接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。
<3.まとめ>
以上説明したように、本開示の一実施形態に係るプログラムは、コンピュータを、入力された取引注文に基づいて、取引市場における当該取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、として機能させる。上記の取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含んでよい。また、上記の制御部は、提供注文および享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、上記分布に係る表示を動的に制御すること、を特徴の一つとする。係る構成によれば、取引対象の特性を反映した需給バランスをより正確に表現することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
また、コンピュータに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、情報処理サーバ20が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能であり、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な非一過性の記録媒体も提供され得る。
また、本明細書の情報処理サーバ20および情報処理端末10の処理に係る各ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、情報処理サーバ20の処理に係る各ステップは、フローチャートに記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
コンピュータを、
入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、
として機能させ、
前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、
前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御する、
プログラム。
(2)
前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、異なる態様で表示装置に表示させる、
前記(1)に記載のプログラム。
(3)
前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、前記要素を軸としたグラフを用いて表示装置に表示させる、
前記(1)または(2)に記載のプログラム。
(4)
前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、前記希望取引価格および単一の前記特性、の2つの前記要素を軸とした2次元のグラフを用いて、表示装置に表示させる、
前記(1)~(3)のいずれかに記載のプログラム。
(5)
前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、3つ以上の前記要素に基づく次元圧縮処理により生成した2次元のグラフを用いて、表示装置に表示させる、
前記(1)~(4)のいずれかに記載のプログラム。
(6)
前記制御部は、前記提供者が入力した、前記希望取引価格および前記提供者が提供を希望する前記取引対象の特性、に基づいて、前記提供注文が前記グラフ上に追加されるよう制御する、
前記(3)~(5)のいずれかに記載のプログラム。
(7)
前記制御部は、前記享受者が入力した、前記希望取引価格および前記享受者が享受を希望する前記取引対象の特性、に基づいて、前記享受注文が前記グラフ上に追加されるよう制御する、
前記(3)~(6)のいずれかに記載のプログラム。
(8)
前記制御部は、前記グラフ上において選択された座標に基づいて、前記希望取引価格および前記取引対象の前記特性を指定した前記提供注文または前記享受注文を生成する、
前記(3)~(7)のいずれかに記載のプログラム。
(9)
前記制御部は、前記希望取引価格および前記取引対象の前記特性に基づいて、前記提供注文と前記享受注文との取引成立に係る判定を行う、
前記(1)~(8)のいずれかに記載のプログラム。
(10)
前記制御部は、前記提供注文と前記享受注文との間で、前記希望取引価格、および前記取引対象の前記特性を決定する項目が合致することに基づいて、前記提供注文と前記享受注文との取引成立を判定する、
前記(9)に記載のプログラム。
(11)
前記制御部は、前記提供注文と前記享受注文との間で、前記希望取引価格、または前記取引対象の前記特性のうちいずれかが合致しない場合、前記提供者または前記享受者の少なくともいずれかに対し、取引条件の譲歩を推奨する通知が行われるよう制御する、
前記(10)に記載のプログラム。
(12)
前記制御部は、前記提供注文と前記享受注文との間で、前記取引対象の前記特性を決定する複数の項目のうち少なくともいずれかが合致しない場合、前記享受者に対し、取引条件の譲歩を推奨する通知が行われるよう制御する、
前記(11)に記載のプログラム。
(13)
前記特性は、少なくとも前記取引対象の品質を含む、
前記(1)~(12)のいずれかに記載のプログラム。
(14)
前記制御部は、入力された前記取引対象の使用状況、動作状況、外観の状況、保管状況のうち少なくともいずれかに基づいて、前記取引対象の品質を決定する、
前記(13)に記載のプログラム。
(15)
前記特性は、少なくとも前記取引対象の納期を含む、
前記(1)~(14)のいずれかに記載のプログラム。
(16)
前記前記提供注文および前記享受注文は、それぞれ前記取引対象の売却に係る売り注文および前記取引対象の購入に係る買い注文を少なくとも含み、
前記制御部は、前記売り注文および前記買い注文の分布に係る表示を動的に制御する、
前記(1)~(15)のいずれかに記載のプログラム。
(17)
入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、
を備え、
前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、
前記制御部は、前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御する、
情報処理装置。
(18)
プロセッサが、入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御すること、
を含み、
前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、
前記制御することは、前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御すること、
をさらに含む、
情報処理方法。
10 情報処理端末
20 情報処理サーバ
210 制御部
220 記憶部
230 通信部
30 ネットワーク

Claims (13)

  1. コンピュータを、
    入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、
    として機能させるプログラムであって、
    前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、
    前記制御部は、
    前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御し、
    前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、前記要素を軸としたグラフを用いて表示装置に表示させ、
    前記グラフ上において選択された座標に基づいて、前記希望取引価格および前記取引対象の前記特性を指定した前記提供注文または前記享受注文を生成する、
    プログラム。
  2. 前記制御部は、前記提供者が入力した、前記希望取引価格および前記提供者が提供を希望する前記取引対象の特性、に基づいて、前記提供注文が前記グラフ上に追加されるよう制御する、
    請求項に記載のプログラム。
  3. 前記制御部は、前記享受者が入力した、前記希望取引価格および前記享受者が享受を希望する前記取引対象の特性、に基づいて、前記享受注文が前記グラフ上に追加されるよう制御する、
    請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記制御部は、前記希望取引価格および前記取引対象の前記特性に基づいて、前記提供注文と前記享受注文との取引成立に係る判定を行う、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記制御部は、前記提供注文と前記享受注文との間で、前記希望取引価格、および前記取引対象の前記特性を決定する項目が合致することに基づいて、前記提供注文と前記享受注文との取引成立を判定する、
    請求項に記載のプログラム。
  6. 前記制御部は、前記提供注文と前記享受注文との間で、前記希望取引価格、または前記取引対象の前記特性のうちいずれかが合致しない場合、前記提供者または前記享受者の少なくともいずれかに対し、取引条件の譲歩を推奨する通知が行われるよう制御する、
    請求項に記載のプログラム。
  7. 前記制御部は、前記提供注文と前記享受注文との間で、前記取引対象の前記特性を決定する複数の項目のうち少なくともいずれかが合致しない場合、前記享受者に対し、取引条件の譲歩を推奨する通知が行われるよう制御する、
    請求項に記載のプログラム。
  8. 前記特性は、少なくとも前記取引対象の品質を含む、
    請求項1~7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記制御部は、入力された前記取引対象の使用状況、動作状況、外観の状況、保管状況のうち少なくともいずれかに基づいて、前記取引対象の品質を決定する、
    請求項に記載のプログラム。
  10. 前記特性は、少なくとも前記取引対象の納期を含む、
    請求項1~9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 記提供注文および前記享受注文は、それぞれ前記取引対象の売却に係る売り注文および前記取引対象の購入に係る買い注文を少なくとも含み、
    前記制御部は、前記売り注文および前記買い注文の分布に係る表示を動的に制御する、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御する制御部、
    を備え、
    前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、
    前記制御部は、
    前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御し、
    前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、前記要素を軸としたグラフを用いて表示装置に表示させ、
    前記グラフ上において選択された座標に基づいて、前記希望取引価格および前記取引対象の前記特性を指定した前記提供注文または前記享受注文を生成する、
    情報処理装置。
  13. プロセッサが、入力された取引注文に基づいて、取引市場における前記取引注文の分布に係る表示を制御すること、
    を含み、
    前記取引注文は、取引対象の提供を希望する提供者が入力した提供注文と、前記取引対象の享受を希望する享受者が入力した享受注文と、を含み、
    前記制御することは、
    前記提供注文および前記享受注文のそれぞれに係る希望取引価格と少なくとも1つ以上の取引対象の特性とを含む2つ以上の要素に基づいて、前記分布に係る表示を動的に制御することと、
    前記提供注文および前記享受注文に係る前記分布を、前記要素を軸としたグラフを用いて表示装置に表示させることと、
    前記グラフ上において選択された座標に基づいて、前記希望取引価格および前記取引対象の前記特性を指定した前記提供注文または前記享受注文を生成することと、
    をさらに含む、
    情報処理方法。
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