JP7200035B2 - 支承装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る支承装置は、上部構造体と下部構造体との間に配置される支承装置であって、前記上部構造体の下側に配置された転がり支承部及び積層ゴム支承部のいずれか一方と、前記転がり支承部及び前記積層ゴム支承部のいずれか一方の下側に配置された前記転がり支承部及び前記積層ゴム支承部の他方と、を備え、該積層ゴム支承部は、前記転がり支承部が固定されたベースプレートと、該ベースプレートを挟んで前記転がり支承部側と反対側に配置された積層ゴムと、該積層ゴムの水平方向の移動を規制する水平移動拘束部と、前記ベースプレート及び前記積層ゴムを貫通し、前記上部構造体及び前記下部構造体のいずれか一方に固定されたアンカーボルトと、前記ベースプレートに固定され、前記アンカーボルトに緊結された緊結機構と、を有し、前記緊結機構は、長期荷重により前記積層ゴムが沈み込んだ際に前記アンカーボルトとの緊結状態を保持することを特徴とする。
また、支承装置に引抜力が作用して、積層ゴム支承部のベースプレートに固定されたラチェット機構が上方に変位しようとしても、ラチェット嵌合部がラチェット歯部の嵌合面に嵌合しているため、緊結手段は嵌合面により上方への移動を規制され、引抜力に抗することができる。
また、支承装置に引抜力が作用して、積層ゴム支承部のベースプレートに固定されたカム機構が上方に変位しようとして、カム部が回動しようとしても、押圧面の上部の方が下部よりも軸部からの距離が長いため、回動すると押圧面が高摩擦面を更に押圧することになる。よって、カム部の回動が規制され、カム部及びカム付勢部の上方への変位が規制され、引抜力に抗することができる。
以下、本発明の第一実施形態による支承装置について、図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る支承装置の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る支承装置100は、上部構造体B1と、基礎(下部構造体)B2との間に配置されている。支承装置100は、転がり支承部1と、積層ゴム支承部2と、を備えている。
なお、上部構造体B1と基礎B2との間には、支承装置100と併用して他に図4に示すような積層ゴム支承104を設置してもよい。
図2に示すように、ラチェット機構3は、取付体30と、ラチェット軸部40と、ラチェット嵌合部50と、ラチェットばね(ラチェット付勢部)61と、を有している。
次に、本発明の第二実施形態による支承装置について、主に図3に基づいて説明する。
以下に示す実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3は、本発明の第二実施形態に係る支承装置の要部の拡大図である。
図3に示すように、本実施形態に係る支承装置100Aの緊結機構は、カム機構7である。
2…積層ゴム支承部
3…ラチェット機構(緊結機構)
7…カム機構(緊結機構)
21…上部プレート(ベースプレート)
22…下部プレート
23…積層ゴム
24…水平移動拘束材(水平移動拘束部)
26…アンカーボルト
30…取付体
40…ラチェット軸部
41…ラチェット歯部
42…回動軸部(軸部)
43…嵌合面
44…傾斜面
50…ラチェット嵌合部
51…第一面
53…摺動面
61…ラチェットばね(ラチェット付勢部)
62…カムばね(カム付勢部)
70…高摩擦面
80…カム部
81…押圧面
100…支承装置
B1…上部構造体
B2…基礎(下部構造体)
Claims (5)
- 上部構造体と下部構造体との間に配置される支承装置であって、
前記上部構造体の下側に配置された転がり支承部及び積層ゴム支承部のいずれか一方と、
前記転がり支承部及び前記積層ゴム支承部のいずれか一方の下側に配置された前記転がり支承部及び前記積層ゴム支承部の他方と、を備え、
該積層ゴム支承部は、
前記転がり支承部が固定されたベースプレートと、
該ベースプレートを挟んで前記転がり支承部側と反対側に配置された積層ゴムと、
該積層ゴムの水平方向の移動を規制する水平移動拘束部と、
前記ベースプレート及び前記積層ゴムを貫通し、前記上部構造体及び前記下部構造体のいずれか一方に固定されたアンカーボルトと、
前記ベースプレートに固定され、前記アンカーボルトに緊結された緊結機構と、を有し、
前記緊結機構は、長期荷重により前記積層ゴムが沈み込んだ際に前記アンカーボルトとの緊結状態を保持することを特徴とする支承装置。 - 前記緊結機構は、ラチェット機構であることを特徴とする請求項1に記載の支承装置。
- 前記ラチェット機構は、
前記アンカーボルトの上部の外周面に形成され、水平方向に沿って形成された嵌合面と、該嵌合面の外縁から上方に向かうにしたがって次第に径方向の内側に傾斜するように形成された傾斜面と、を有するラチェット歯部が鉛直方向に複数配置されたラチェット軸部と、
前記アンカーボルトの径方向の外側に配置され、水平方向に延びる軸部に回動可能に設けられ、一の前記ラチェット歯部の前記嵌合面に嵌合されたラチェット嵌合部と、
該ラチェット嵌合部を前記ラチェット歯部側に付勢するラチェット付勢部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の支承装置。 - 前記緊結機構は、カム機構であることを特徴とする請求項1に記載の支承装置。
- 前記カム機構は、
前記アンカーボルトの上部の外周面に形成され、摩擦係数が高い高摩擦面と、
前記アンカーボルトの径方向の外側に配置され、水平方向に延びる軸部に回動可能に設けられたカム部と、
該カム部の外周面に形成され、前記高摩擦面を押圧する押圧面と、
該押圧面を前記高摩擦面側に付勢するカム付勢部と、を有し、
前記押圧面の上部と前記軸部との離間距離は、前記押圧面の下部と前記軸部との離間距離よりも長いことを特徴とする請求項4に記載の支承装置。
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