JP7199962B2 - シャワーヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、供給された湯水を電解し散水するシャワーヘッドに関する。
従来、浴室や洗面台には、水栓より供給された湯水を散水するシャワーヘッドを備えたものがある。
また近年では、電解用の電極を内蔵し、湯水に電気分解処理を施すことで電解水を生成し、吐水中に含まれる水素や酸素等による機能を享受可能に構成したシャワーヘッドも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また電解用の電極以外にも、電気的構成を備えたシャワーは幾つか知られている。例えば、特許文献2に示すシャワーは、種々の色の光を放つ発光部を備えており、入浴時のリラックスしたムードを効果的に演出することや、音楽の強弱やリズムと発光とを連動させて点灯を変化させることについて開示している。
特開2001-169952号公報 特開2002-095603号公報
ところで、上記特許文献2において示されている発光部を備えたシャワーは、上述の如く演出を目的として光を発するものである。従って、その強弱や発光パターンはシャワーの状態、例えばシャワーが備える電気的構成の状態やシャワー内部の水の状態とは全く無関係であり、使用者に対しこれらの情報を光で報知するようなシャワーヘッドではない。
また、湯水の電解に際し電力を蓄電体から供給することとした場合、蓄電体の容量は商用電源に比してかなり限られた量であるため、シャワーヘッドの使用者にとっては電力の残量がどの程度なのかが大きな関心事となるが、電力の残量など蓄電体の状態に関する情報を報知可能としたシャワーヘッドはこれまで知られていない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、蓄電体の状況や、シャワーヘッド内の流路を流れる湯水の状況に関し、使用者が、光を通じてこれらの情報を知徳することのできるシャワーヘッドを提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係るシャワーヘッドでは、(1)蓄電体に蓄えた電力を流路の中途に配した電極体へ供給し、前記流路を流れる湯水を電気分解してヘッド部より散水するシャワーヘッドであって、前記ヘッド部は散水前の湯水を貯留する水室を備え、同水室の開口に配設した散水板と対向する水室の後壁に前記蓄電体及び/又は前記湯水の状態に関する情報を含む光を出射する光源を設けると共に、同光源から水室へ向けて出射され湯水を透過した光により前記情報を報知すべく構成した。
また更に、本発明に係るシャワーヘッドでは、以下の点にも特徴を有する。
(2)前記ヘッド部は、前記散水板の微孔から漏出した光により散水を介して前記情報を報知すること。
(3)前記水室内には、前記光源からの光を入射させ、導光しつつ散乱させる導光体が備えられていること。
(4)前記微孔からの漏出光は、前記導光体にて生じた散乱光と前記導光体に形成された通水孔を通じて散水板に至った光との両方が微孔から漏出した光であること。
(5)前記散水板の前記光源との対向面は金属光沢を有すること。
(6)前記ヘッド部の側面には、光により前記情報を報知する報知部が備えられていること。
(7)(前記水室内には、前記光源からの光を入射させ、導光しつつ散乱させる導光体が備えられており、前記報知部から出射する光は前記導光体内に入射して散乱した光であること。
(8)前記蓄電体は前記ヘッド部の散水面と対向する背面に係着可能であり、蓄電体の係着面には、同蓄電体に蓄電するための充電端子と、蓄電体に蓄えた電力を前記電極体へ供給する給電端子とがそれぞれ配設されていること。
(9)前記給電端子は、前記蓄電体の係着面上に設けた送電側陽極端子と送電側陰極端子とを備え、前記ヘッド部の背面上には、係着時に前記送電側陽極端子と送電側陰極端子とにそれぞれ接触する受電側陽極端子と受電側陰極端子とを設けると共に、前記係着面上及び/又は背面上には、陽極端子と陰極端子とを結ぶ仮想直線を横断する凹部が形成されていること。
(10)前記水室の後壁に前記湯水の流水を検知するダイヤフラムスイッチを配設したこと。
本発明に係るシャワーヘッドによれば、蓄電体に蓄えた電力を流路の中途に配した電極体へ供給し、前記流路を流れる湯水を電気分解してヘッド部より散水するシャワーヘッドであって、前記ヘッド部は散水前の湯水を貯留する水室を備え、同水室の開口に配設した散水板と対向する水室の後壁に前記蓄電体及び/又は前記湯水の状態に関する情報を含む光を出射する光源を設けると共に、同光源から水室へ向けて出射され湯水を透過した光により前記情報を報知すべく構成したため、使用者が、蓄電体の残量や、シャワーのスタンバイ状況に関し、光を通じてこれらの情報を知徳することのできるシャワーヘッドを提供することができる。また、湯水を透過した光により情報を報知することとしたため、湯水の水流による揺らぎにより光の進行方向を経時的に変化させて偏りの少ない光による報知を実現することができる。
また、前記ヘッド部は、前記散水板の微孔から漏出した光により散水を介して前記情報を報知することとすれば、散水自体があたかも発光しているかのように演出しつつ散水を介して光による状態情報の報知を行うことができる。
また、前記水室内には、前記光源からの光を入射させ、導光しつつ散乱させる導光体が備えられていることとすれば、所望の方向へ光を導きつつ、光の指向性を低下させて満遍なく柔らかな光を出射させることができる。
また、前記微孔からの漏出光は、前記導光体にて生じた散乱光と前記導光体に形成された通水孔を通じて散水板に至った光との両方が微孔から漏出した光であることとすれば、散水を満遍なく光らせつつも、光源からの比較的強い光を微孔より出射させることができ、視認性をより向上させることができる。
また、前記散水板の前記光源との対向面は金属光沢を有することとすれば、散水板に照射された光のうち微孔から出射しなかった光を効率良く水室内方へ向けて反射させることができ、更なる乱反射や流水の揺らぎによって微孔からの出射を促すことができる。また、導光体が備えられている場合には、導光体への再入射を促すことができる。
また、前記ヘッド部の側面に、光により前記情報を報知する報知部が備えられていることとすれば、使用者は勿論のこと、使用者の周囲の者も蓄電体の残量や、シャワーのスタンバイ状況に関し、光を通じてこれらの情報を知徳することのできるシャワーヘッドを提供することができる。
また、前記水室内には、前記光源からの光を入射させ、導光しつつ散乱させる導光体が備えられており、前記報知部から出射する光は前記導光体内に入射して散乱した光であることとすれば、湯水の水流による揺らぎによる偏りの少ない光でありながらも、報知部へ効率的に導光し散乱光により効率的な報知を行うことができる。また、周囲の湯気などに光を反射させて幻想的な雰囲気を演出することも可能である。
また、前記蓄電体は前記ヘッド部の散水面と対向する背面に係着可能であり、蓄電体の係着面には、同蓄電体に蓄電するための充電端子と、蓄電体に蓄えた電力を前記電極体へ供給する給電端子とがそれぞれ配設されていることとすれば、電解を行うべく蓄電体を係着状態とした場合には、充電端子も同じ係着面に形成されているため充電を行うことができず、充電しながらのシャワーヘッドの使用による感電事故を防止することができる。
また、前記給電端子は、前記蓄電体の係着面上に設けた送電側陽極端子と送電側陰極端子とを備え、前記ヘッド部の背面上には、係着時に前記送電側陽極端子と送電側陰極端子とにそれぞれ接触する受電側陽極端子と受電側陰極端子とを設けると共に、前記係着面上及び/又は背面上には、陽極端子と陰極端子とを結ぶ仮想直線を横断する凹部が形成されていることとすれば、シャワーヘッドの使用時に給電端子の陽極-陰極間の浸水による短絡を可及的に防止することができる。
また、前記水室の後壁に前記湯水の流水を検知するダイヤフラムスイッチを配設すれば、精度良く流水の有無を検知することができる。
浴室の壁に配設されたシャワー設備の構成を示す説明図である。 シャワーヘッドの外観構成を示した説明図である。 ヘッド部と蓄電体の構成を示した説明図である。 仮想直線上に形成した凹部の構成を示す説明図である。 他の例に係る凹部を示した説明図である。 シャワーヘッドの構成を示した分解図である。 シャワーヘッドの内部構成を示した断面斜視図である。 ヘッド部及び蓄電体の内部構成を示した断面説明図である。 光源部より出射された光の経路を示す説明図である。 シャワーヘッドの電気的構成を示したブロック図である。 蓄電体制御部にて実行される処理を示したフローである。 本体側制御部にて実行される処理を示したフローである。 シャワーヘッドの使用状態を示す説明図である。
本発明は、蓄電体に蓄えた電力を流路の中途に配した電極体へ供給し、前記流路を流れる湯水を電気分解してヘッド部より散水するシャワーヘッドであって、使用者が、蓄電体の電力残量や湯水の流れに関し、光を通じてこれらの情報(以下、状態情報ともいう。)を知徳することのできるシャワーヘッドを提供するものである。
特に、本実施形態に係るシャワーヘッドでは、ヘッド部内において光源から水室へ向けて出射され湯水を透過した光により状態情報を報知すべく構成しており、湯水の揺らぎにより、特にLEDなど比較的指向性の高い発光体から発せられた光を屈折させて、光の進行方向を経時的に変化させることで、偏りの少ない照射を実現している。また、光の揺らぎが見えることで、流水の存在を目視確認することも可能である。
また、本実施形態に係るシャワーヘッドでは、状態情報を色や点灯パターン等に反映させた光源の光をヘッド部から放散された湯水に照射し、散水自体があたかも発光しているかのように演出しつつ散水を介して光による状態情報の報知を行うこととしている。なお、以下の説明において、このような態様で状態情報の報知を行う機能を「散水発光による状態報知機能」ともいう。
また本実施形態に係るシャワーヘッドでは、状態情報を反映させた光源の光をヘッド部の側面から出射して報知する構成も備えている。以下の説明において、このような態様で状態情報の報知を行う機能を「ヘッド側面発光による状態報知機能」ともいう。
そして、散水発光やヘッド側面発光による状態報知機能を備えた本実施形態に係るシャワーヘッドによれば、光によって入浴時のリラックスした雰囲気を醸す演出効果が得られるのは勿論のこと、シャワーヘッドの状態について使用者やその周囲の者に堅実に報知し認識させることができる。具体的には、例えば使用者が子どもである場合、使用者自身が状態情報の意味を理解することができない場合であっても、その周囲の者がシャワーヘッドの状態情報を明確に看取することができ、堅実な知徳を行わせることができる。
以下、本実施形態に係るシャワーヘッドについて、図面を参照しながら説明する。図1は、浴室10の壁11に配設されたシャワー設備12の構成を示す説明図である。
シャワー設備12は、所謂壁掛け型のシャワー設備であり、湯水を供給するホース13と、同ホース13の先端に取り付けられた本実施形態に係るシャワーヘッドAとを備えており、使用者Uが図示しない水栓を操作することで、シャワーヘッドAより通常の湯水や電解湯水を吐水可能としている。
シャワーヘッドAは、図2(a)に示すように、ホース13を介して供給される湯水を吐出するシャワー本体15と、電力を蓄える蓄電体16とを備え、これらは外観上略一体的に形成されている。
またシャワーヘッドAには、図2(b)に示すように、ヘッド部18の側面周回りに沿って報知部9を形成している。このリング状に形成した報知部9は、前述のヘッド側面発光による状態報知機能を実現するための部位であり、報知部9から発せられる光によりシャワーヘッドAの状態情報を報知可能としている。
また、蓄電体16はシャワー本体15に対し、後述する係着機構を介して着脱自在に構成しており、蓄電体16への充電時や、電解することなく通常の湯水を吐出させる場合(以下、電解不要時と称する。)には、シャワー本体15から蓄電体16を取り外しできるようにしている。
シャワー本体15は図3に示すように、使用者Uが把持するステム部17と、ステム部17の先端に配されたヘッド部18とを備え、同ヘッド部18の一面側(図3において紙面奥側)に散水板19を配して吐水可能とすると共に、散水板19と対向するヘッド部18の背面18a側、すなわち、図3において紙面手前側に、蓄電体16を装着するための装着部20を形成している。
また、この装着部20は、本実施形態では係着機構として所謂バイオネットロック機構のオス型又はメス型のいずれか一方の構造(本実施形態ではメス型構造)としており、蓄電体16の底面16aに形成されたバイオネットロック機構のいずれか他方の構造(本実施形態では、オス側構造)を有する係着部21を嵌着し所定方向へ回転させることで蓄電体16をシャワー本体15に係止可能としている。
また、蓄電体16がシャワー本体15に装着された状態で蓄電体16を回転させ、装着部20から係着部21を離脱させることにより、蓄電体16を容易に取り外し可能としている。
このように、蓄電体16の装着位置を、ヘッド部18の散水板19と対向する反対側の位置としたことにより、蓄電体16の重量をバランサーとして機能させて吐水時の反作用を軽減し、使用時のハンドリング性を向上させることができる。
また、係着部21には蓄電体16の電力をシャワー本体15へ供給するための給電端子80として、送電側陽極端子80aと送電側陰極端子80bとが備えられている。この送電側陽極端子80a及び送電側陰極端子80bは、蓄電体16をヘッド部18の背面18aに装着した際に装着部20に配設した受電側陽極端子20aと受電側陰極端子20bとにそれぞれ接触することで、電力を供給する。
また、蓄電体16の底面16aには、係着部21の他に、充電端子16bが配設されている。この充電端子16bは、蓄電体16に蓄電するための端子であり、シャワーヘッドAの使用時には充電端子16bが露出しないよう保護キャップ16dが嵌着される。
ここで、ヘッド部18に対する蓄電体16の装着に関し、本実施形態に係るシャワーヘッドの特徴の一つについて言及すると、図3に示すように、係着面である蓄電体16の底面16a上において、陽極端子である送電側陽極端子80aと陰極端子である送電側陰極端子80bとを結ぶ仮想直線M1を横断するように、凹部81を形成している点が挙げられる。
図4は、蓄電体16をヘッド部18に装着した状態での仮想直線M1に沿った要部断面を示す説明図である。蓄電体16をヘッド部18の背面18aへ装着すると、図4に示すように、底面16aと背面18aとの間には、幅d1の僅かな隙間が形成される。このような僅かな隙間は、電解水シャワーの使用時に毛細管現象が生起されて給電端子80の浸水、例えば受電側陽極端子20aと送電側陽極端子80aとの接点近傍において水W1による浸水が発生し、両電極間を短絡させてしまう場合がある。
この際、仮想直線M1上を横断するように凹部81を設けると、図4に示すようにこの凹部81部分の背面18aと底面16aとの間隙は幅d1よりも大きな幅d2となる。従って、毛細管現象は弱められることとなり、水W1が受電側陰極端子20bや送電側陰極端子80bの接点近傍に至ることを効果的に防止して、シャワーヘッドの使用時に給電端子の陽極-陰極間の浸水による短絡を可及的に防止することができる。
なお、図3及び図4において凹部81は、平面視円形状の領域としたが、これに限定されるものではなく、陽極端子と陰極端子とを結ぶ仮想直線を横断するように形成されるならばその形状は任意である。一例を挙げるならば、図5(a)に示すように、蓄電体16とヘッド部18との係着構造であるバイオネットロック構造の着脱回転軸P1を中心とする平面視ドーナツ状の凹部81aのように環状であっても良いし、図5(b)に示すように着脱回転軸P1を中心とする回転対照位置に形成した扇形の凹部81bのような領域とすることもできる。
また凹部81は、仮想直線M1を横断する位置に形成されていれば、着脱回転軸P1とは無関係であっても良く、例えば図5(c)に示すような位置に形成することもできる。
また本実施形態では、底面16a上における、陽極端子と陰極端子(送電側陽極端子80aと送電側陰極端子80b)を結ぶ仮想直線M1を横断する凹部81について例示して説明したが、これに限定されるものではなない。すなわち、ヘッド部18の背面18a上における陽極端子と陰極端子(受電側陽極端子20aと受電側陰極端子20b)を結ぶ仮想直線を横断する凹部を形成することによっても、同様に毛細管現象を部分的に抑制することができ、浸水による短絡を可及的に防止することができる。
また、本実施形態に係るシャワーヘッドAの係着部分における更なる特徴として、図3にも示したように、蓄電体16に蓄電するための充電端子16bと、蓄電体16に蓄えた電力をシャワー本体15へ供給する給電端子80(送電側陽極端子80aや送電側陰極端子80b)とを、いずれも蓄電体16の同じ面、すなわち蓄電体16の係着面21aに配設している点が挙げられる。
このような構成を備えることにより、電解を行うべく蓄電体16をヘッド部18に係着状態とした場合には、充電端子16bも同じ係着面21aに形成されているため充電を行うことができず、充電しながらのシャワーヘッドの使用による感電事故を未然に防止することができる。
次に、シャワーヘッドAの各部構成について更に説明する。図6はシャワーヘッドAの構成を示した分解図であり、図7はシャワーヘッドAの内部構成を示した断面図、図8はヘッド部18及び蓄電体16の内部構成を示した断面説明図である。シャワーヘッドAは、図6に示すように、先述の通りシャワー本体15と蓄電体16とで構成され、また、シャワー本体15は、ステム部17とヘッド部18とを備えており、更にステム部17は、外筒体22と、電解部23とで構成している。
蓄電体16は、シャワー本体15にて電解を行ったり、使用者に対しシャワーヘッドAの各種状態について報知を行うために必要なエネルギーを供給するための電力を蓄えておく役割を有している。具体的には、蓄電体16の内部には、図7に示すように蓄電池16cが配設されており、同じく蓄電体16の内部に収容された蓄電体制御基板60a(蓄電体制御部60)を介して充電可能に構成している。なお、蓄電体16への充電は、シャワー本体15より取り外した蓄電体16を、図示しない充電台等に載置することで可能としている。
外筒体22は、図6中において上方へ拡開するテーパー筒状の部材であり、使用者が把持する把持部として機能する。また、次に述べる電解部23の外方を囲繞する外筒としての役割も有している。
また、外筒体22の下部には雄ネジ部22aが形成されており、所定の金具等を介してホース13と接続可能としている。
また、外筒体22の上部には雌ネジ部22bが形成されており、ヘッド部18の接続口18dの外周に形成された雄ネジ部18bと接続可能に構成している。
電解部23は、ホース13より供給された湯水をヘッド部18へ導くと共に、後述する本体側制御部70(本体側制御基板70a)の制御に応じて湯水を電気分解するための部材であり、図7において矢羽根の矢印で湯水の流れを示すように、外筒体22の内部に収容された内筒の流路として機能して、外筒体22と共に二重筒構造のステム部17を構成するものである。
図6に示すように、電解部23の下部には湯水の流入口23aが形成されている。この流入口23aは、外筒体22の内部で雄ネジ部22a近傍に形成された流入口接続口22c(図7参照)にパッキン23cを介して水密状に嵌着され、ホース13より供給される湯水を電解部23内へ導く。
また、図6に示すように、電解部23の上部には、湯水の流出口23bが形成されている。この流出口23bは、図7に示すヘッド部18の接続口18dの内方に形成されている流出口接続口18cに水密状に嵌着され、電解部23より流出する湯水、すなわち、電解時には電解湯水が、電解不要時には通常の湯水が電解部23からヘッド部18内へ導入される。
また、図6に示すように、電解部23の上部には、陽極端子23d及び陰極端子23eが配設されている。陽極端子23d及び陰極端子23eは、図7に示すように、電解部23の内部に配設された陽極板25及び陰極板26とそれぞれ電気的に接続したターミナルであり、陽極端子23d及び陰極端子23eは、ヘッド部18内に収容されている本体側制御部70と図示しない給電ケーブルを介して接続されている。
陽極板25及び陰極板26は、電解部23の内部にて湯水を電解するための電解電極板としての役割を担うものであり、陽極板25は陽極端子23dと電気的に接続されて相対的に陽極となり、陰極板26は陰極端子23eと電気的に接続されて相対的に陰極となって電解部23内で流水に対し電解を行う。
また、これら陽極板25や陰極板26は、電解部23の内部において、3枚の陰極板26の間にそれぞれ1枚ずつ陽極板25を配し、合計5枚の電極板が間隙を介して層状に重畳する構造を有した積層電極体を構成している。
また、この積層電極体の極間の間隙は0.3~1.0mmとしており、電解効率に優れた狭隘電極体を構成している。なお、各電極板は、例えば板厚が0.1mm~1.0mm、より好ましくは0.2mm~0.5mmとすることができ、材質としては、例えば、白金をメッキしたチタン板などを用いることができる。
ヘッド部18は、図6~図8に示すように、電解部23を通じて流出口接続口18cより流入する湯水を散水板19から吐水させるための部材であり、その内部は図7~図9に示すように仕切壁として機能する後壁41によって湯水の流路となる浸水領域と非浸水性の領域とに区画されている。
また、図9に示すように、後壁41には、光源部101と、流水検知部102とが備えられている。光源部101は流路領域側へ光を出射するための部位であり、図8に示すように本体側制御基板70a上に配したLED134と、同LED134の実装位置に対応して配設した筒状の光出射筒121bと、同光出射筒121bの浸水領域側開口を水密状に閉蓋する透明素材で形成した光源キャップ135とで構成している。なお、本明細書において光源はLED134自体ではなく、当該光源部101を意味する。
また、本実施形態においてLED134はフルカラーLEDを採用しており、本体側制御基板70a上に構築された本体側制御部70の制御により報知すべき状態情報に応じて色を変化可能としている。LED134からの光は、光出射筒121bを通じ光源キャップ135を透光し、図9において矢印で示すように浸水領域側である水室42内の貯留された湯水へ、特に後述の導光体105と散水板19へ指向させて出射光L1として出射される。
また、水室42内の貯留された湯水へ出射された出射光L1は、図8に示すように、後述する導光体105の筒状部105aと拡開部105bとの間に形成された環状鋭角溝形状の湯水-光作用空間43において、光に対し水室42内を流れる湯水によって揺らぎが付与される。
また特に、電解部23にて電解に供された上で光作用空間43(水室42)内へ流入する湯水(電解水)には、電解により生じた水素等の肉眼で見える程度の気泡や、白濁状に視認される極めて微細な気泡など、大小様々な気泡が含まれている。
これらの気泡は、シャワーヘッドAへの水道設備からの給水圧や量、温度や使用者のシャワーヘッドAの傾け具合などによって複雑に変化する水室42内での水流と相俟って、出射光L1と相互的に作用し合い、揺らぎをより顕著な状態とする。
そして、湯水による揺らぎの作用を受けた出射光L1は、例えば符号L1aで示すように導光体105の筒状部105aに入射したり、符号L1bで示すように拡開部105bへ入射したり、更には符号L1cで示すように通水孔105dを通り抜け導光体105に入射することなく散水板19へ至ることとなる。
従って、LED134などのような比較的指向性の高い発光体から発せられた光を湯水の揺らぎにより屈折させ、出射光L1(L1a~L1cも含む)の進行方向を経時的に変化させることで偏りの少ない照射、より具体的には後述の散乱光L2や散乱光L4の発生を実現している。
また、出射光L1と気泡との作用は、光に湯水の水流による揺らぎをより顕著に反映させるため、湯水の流れに関する状態情報の色や点灯パターンによる報知が無くとも、光の揺らぎ自体によって水室42内に流水が存在することを報知することもできる。
図9に示す流水検知部102は、浸水領域の水の流れを水圧によって検知するための部位であり、図8に示すように、後壁41の中央に配設したダイヤフラム部102aと、ダイヤフラム部102aと対応する本体側制御基板70a上に実装したスイッチ102bとを備え、ダイヤフラムスイッチを構成している。
ダイヤフラム部102aは、浸水領域内の水の流れに伴う圧力に応じて感圧移動体102cを移動させる機能を有しており、流水が無く浸水領域内圧力が低い場合、感圧移動体102cは弾性体102dによって浸水領域側に付勢されているが、流水があり浸水領域内圧力が高まると、感圧移動体102cは弾性体102dの弾性力に抗して非浸水性領域側へ移動させられスイッチ102bを押下する。後述する本体側制御部70は、このスイッチ102bのON又はOFFの状態を流水の有無に関する情報として取り扱う。
特に、本実施形態に係るシャワーヘッドAでは、この流水検知部102のダイヤフラム部102aを水室42の散水板19と対向する後壁41に設けているため、湯水の流路中で最も流路抵抗が大きな散水板によって高められた水室42の内圧を鋭敏に捕捉することができ、精度良く流水の有無を検知可能としている。
浸水領域は、後壁41で仕切られることにより区画形成された湯水が流れる浸水性の領域であり、図7に示すように、流出口接続口18cと、水室42とより構成している。流出口接続口18cはヘッド部18内に流入した湯水を水室42に導くための流路であり、電解部23の流出口23bとの連通連結部分は、流出口23bの外形と略同径の内径とすると共に、パッキン23f(図6参照)と密着させて水密性が保たれるよう構成している。
水室42は、流出口接続口18cより流入した湯水を一定量蓄水してその水流を緩衝するための部位である。この水室42は略円柱状の空間としており、その底面に相当する部位に微孔19aが複数形成された散水板19を設け、湯水を散水可能としている。付言すれば、前述の後壁41は、この散水板19と対向して設けられている。
また、水室42の内部には、図7~図9に示すように、導光体105を配設している。導光体105はやや乳白色を有する透明乃至半透明の樹脂にて形成した部材であり、光源部101からの出射光L1を入射させ、導光しつつも散乱光を放射できる性状を備えている。
図8や図9に示すように導光体105は、筒状部105aと、筒状部105aの内方へ向けて形成した拡開部105bと、筒状部105aの周回り中途に形成したリング部105cとを備えている。
筒状部105aは、水室42の内部にて導光体105がぴったりと収まるよう躯体としての役割を有する部位であり、また、光源部101より出射された出射光L1、特に先述の光作用空間43において湯水の流れによる揺らぎ作用を受けた光L1aを入射させて導光体105内に取り込むための部位でもある。
拡開部105bは、筒状部105aの散水板19側周端部から内方へ向けてすり鉢状に形成した複数の通水孔105dを備える部位であり、図8及び図9に示すように、光源部101より出射された出射光L1(光L1b)を受光して導光体105内へ取り込むと共に、導光体105内に入射した光を散水板19側に導びき、散乱光L2を生じさせて放射するための部位である。この拡開部105bから出射された散乱光L2は、主に散水板19の内面側を照らす。
また先述の如く導光体105は、筒状部105aと拡開部105bにより環状鋭角溝を形成しており、水室42内に装着された際に湯水-光作用空間43を形成することで、出射光L1と湯水との相互作用の促進と、湯水の揺らぎが付与された出射光L1の導光体105への効率的な入射とを実現している。
散水板19には多数の微孔19aが形成されており、この微孔19aを通じることで湯水が散水されることとなるのであるが、本実施形態に係るシャワーヘッドAでは、図9に示すように、出射光L1(特にL1c)や散乱光L2をこの微孔19aを介し漏出させて散水光L3として出射し、同じ微孔19aから吐出される湯水に対し散水光L3を照射するよう構成している。
従って、散水板19からの散水自体が光ファイバの如き透光部材として機能し、あたかも散水自ら発光しているかのように演出しつつ、散水発光による状態報知機能を実現することができる。また、出射光L1と散乱光L2との双方を微孔19aから出射させているため、満遍なく広がる柔らかな散乱光L2をベースとしながらも、導光体105を介さず相対的に強い光の出射光L1により湯水による顕著な揺らぎを使用者Uに視認させることができる。
また、散水板19の水室42側の面、すなわち、後壁41に配設された光源部101と対向する面は金属光沢を有しており、微孔19aに至らず散水板19の本体に至った光を水室42内へ再び反射するよう構成している。
このような構成を備えることにより、更なる乱反射や流水の揺らぎによって微孔からの出射を促すことができる。また、導光体105への再入射を促すことができる。
リング部105cは、導光体105内に入射した出射光L1(例えば、L1aやL1b)をヘッド部18の側面側に導いて、散乱光L4を出射させるための部位である。すなわち、リング部105cは、シャワーヘッドAのヘッド側面発光による状態報知機能を実現するためにヘッド部18の側面部に配設された報知部9を構成する。
また、図7に示すように後壁41を隔てた非浸水領域には、本体側制御部70を配設している。
本体側制御部70には、先述の如く流水検知部102のスイッチ102bが配設されており、流出口接続口18cから水室42へ流入する水の流れを検出するためのセンサとして機能するよう構成している。
また、本体側制御部70には、電解部23の陽極端子23d及び陰極端子23eが図示しない接続ケーブルを介して接続されている。
次に、シャワーヘッドAの電気的構成について説明する。図10は、蓄電体16及びヘッド部18の電気的構成を示したブロック図である。
まず、図10(a)には、蓄電体16の電気的構成についてのブロック図を示している。蓄電体16内の蓄電体制御基板60a上に構築される蓄電体制御部60は、CPU61やROM62、RAM63等を備えており、内蔵されたプログラム等を実行することで、充電や給電の開始・停止等を制御可能としている。
また、蓄電体制御部60には、給電制御回路64や充電制御回路65が備えられている。
給電制御回路64は、CPU61の指示により蓄電池16cに蓄えられている電力の給電端子80を介しての供給を制御するための回路である。
また充電制御回路65は、蓄電体16の充電を行う際、電力を蓄電池16cに蓄えるにあたり、電流や電圧を調整したり、過充電の防止を行うための回路である。
一方、ヘッド部18内の本体側制御基板70a上に構築された本体側制御部70は、図10(b)に示すように、CPU71やROM72、RAM73等を備えており、内蔵されたプログラム等を実行することで、使用者Uに対する光による報知や、流水検知部102のスイッチ102bの監視、陽極端子23d及び陰極端子23eへの電力供給の制御を可能としている。例えばRAM73には、蓄電体状態電圧値テーブルやエラーフラグが記憶される。
蓄電体状態電圧値テーブルは、満充電状態や通常状態、要充電状態などのような蓄電体16の各状態が蓄電体16の電圧と対応付けされたテーブルであり、蓄電体16の状態を判断するにあたり電圧値の測定が行われた際に参照される。
エラーフラグは、例えば蓄電体16の電圧が想定外の電圧状態である場合や、内部動作のテスト処理を実行した際に不具合が発見された場合などにON状態となるフラグである。
また、本体側制御部70には電解電流生成回路74が備えられている。電解電流生成回路74は、CPU71の指示により陽極端子23d及び陰極端子23e間の定電流の供給・遮断を行うための回路である。
また、本体側制御部70にはLEDドライブ回路75が備えられている。LEDドライブ回路75は、CPU71の指示によりLED134を所定の色及び点灯や点滅など所定の発光態様で発光させるための回路である。
次に、蓄電体16の制御部60において実行される蓄電体制御処理について、図11を参照しつつ説明する。蓄電体制御処理においてCPU61は、充電端子16bへの電力の入力を確認し、電力の供給があるか否かについて判断を行う(ステップS10)。ここで充電端子16bに電力の供給があると判断した場合(ステップS10:Yes)には、CPU61は、処理をステップS11へ移す。一方、充電端子16bに電力の供給はないと判断した場合(ステップS10:No)には、CPU61は処理をステップS10へ戻す。
ステップS11においてCPU61は、蓄電池16cの電圧を測定し、満充電であるか否かについて判断を行う。ここで満充電であると判断した場合(ステップS11:Yes)には、CPU61は充電制御回路65に対して充電停止を指示し(ステップS12)、処理を再びステップS10へ戻す。
一方、満充電ではないと判断した場合(ステップS11:No)には、CPU61は充電制御回路65に対し、適切な電圧や電流にて蓄電池16cの充電を行うよう指示し(ステップS13)、処理をステップS10へ戻す。
次に、シャワー本体15の本体側制御部70において実行される本体側制御処理について、図12を参照しつつ説明する。本体側制御処理において本体側制御部70のCPU71は、蓄電体状態報知処理を行う(ステップS21)。
この蓄電体状態報知処理は、シャワー本体15に通電が行われてすぐに実行される処理である。すなわち、シャワー本体15に蓄電体16が装着された際に、このステップS21が実行されて、使用者Uに対し光による状態情報の報知の一態様として、蓄電体16の状態に関する情報の報知が行われる。
具体的には、本ステップS21においてCPU71は、蓄電体16の装着により受電側陽極端子20aと受電側陰極端子20bとの間に印加された電圧を測定し、RAM73の所定アドレスに予め記憶された蓄電体状態電圧値テーブルを参照して、通常状態であるか、充電不足状態であるか等について判断を行う。
そしてCPU71は、例えば蓄電体16が通常状態であると判断した場合には、LEDドライブ回路75に対し青色点滅を指示し、充電不足状態であると判断した場合には橙色点滅を指示することで蓄電体状態に関する情報を報知する。
この蓄電体状態報知処理を終えると、CPU71は次に、流水検知部102のスイッチ102bの状態を参照し、流水状態であるか否かについて判断を行う(ステップS22)。ここで流水状態ではないと判断した場合(ステップS22:No)には、CPU71は処理をステップS23へ移す。
ステップS23においてCPU71は、電解電流生成回路74に対し、電流供給の停止を指示し、処理をステップS22へ戻す。
一方、流水状態であると判断した場合(ステップS22:Yes)には、CPU71は処理をステップS24へ移す。
ステップS24においてCPU71は、RAM73の所定アドレスに記憶されているエラーフラグの値を参照し、エラー状態であるか否かについて判断を行う。
ここでエラー状態であると判断した場合(ステップS24:Yes)には、CPU71は、LEDドライブ回路75に対し、LED134をエラー色(例えば、赤色)にて点滅するよう指示を行い(ステップS25)、処理をステップS23へ移す。
一方、エラー状態ではないと判断した場合(ステップS24:No)には、CPU71処理をステップS26へ移す。
ステップS26においてCPU71は、電解電流生成回路74に対し、電力の供給を指示する。より具体的には、電解部23等への電力の供給を開始し、湯水の電解を行う。
次にCPU71は、受電側陽極端子20aと受電側陰極端子20bとの間に印加された電圧の値や、RAM73で記憶している蓄電体状態電圧値テーブルを参照し、蓄電体16の電力残量が電解や報知を行うのに十分であるか否かについて判断を行う(ステップS27)。ここで電力残量が十分であると判断した場合(ステップS27:Yes)には、CPU71は、LEDドライブ回路75に対しして通常色(例えば、青色)での点灯を指示し(ステップS28)、処理をステップS22へ戻す。
一方、電力残量が十分ではないと判断した場合(ステップS27:No)には、CPU71はLEDドライブ回路75に対し充電不足色(例えば橙色)での点灯を指示し(ステップS29)、処理をステップS30へ移す。なお、本ステップS29や前述のステップS28は、蓄電体16の状態に関する情報が行われているのは勿論のこと、ステップS22においてシャワー本体15の流路内に湯水が流れているときにステップS28やステップS29が実行されるようにしていることから、湯水の状態、すなわち湯水が流れているか否かについての情報を光により報知するステップであると言える。
ステップS30においてCPU71は、受電側陽極端子20a及び受電側陰極端子20bにおける電圧の値が、予め規定した放電下限電圧の値に達したか否かについて判断を行う。ここで、電圧の値が放電下限電圧に達していないと判断した場合(ステップS30:No)には、CPU71は処理をステップS22へ戻す。一方、電圧の値が放電下限電圧に達していると判断した場合(ステップS30:Yes)には、CPU71は、電圧の異常状態であるとしてRAM73エラーフラグの値をONとし(ステップS31)、処理をステップS22へ戻す。
そして、上述してきた構成を備えるシャワーヘッドAによれば、図9にて示したように、光源部101より出射した出射光L1を湯水-光作用空間43にて湯水の流れと作用させ、図8にて示した光L1aや光L1bの如く導光体105にて受け、散乱光L2として散水板19へ向け更に出射したり、光L1cの如く直接散水板19に至るなどして微孔19aを介し散水と共に散水光L3が出射されるよう構成している。
従って、蓄電体16をシャワー本体15に装着した直後や、シャワーヘッドAの使用中(電解水の吐水中)において、例えば蓄電体16の電力残量に関する情報や、湯水の状態に関する情報などの状態情報を、図13にて符号Bで示すように、散水を介して光により使用者等に対し報知することができ、光によって入浴時のリラックスした雰囲気を醸す演出効果が得られるのは勿論のこと、シャワーヘッドAの状態について使用者Uやその周囲の者に堅実に報知し認識させることができる。特に、湯水-光作用空間43にて湯水を透過させた出射光L1により情報を報知することとしたため、湯水の水流による揺らぎにより光の進行方向を経時的に変化させて偏りの少ない光による報知を実現することができる。
また、同じく図9にて示したように、光源部101より出射された出射光L1は、報知部9を構成する導光体105のリング部105cより散乱光L4として出射される。
従って、図13にて符号Cで示すように、蓄電体16の装着直後や、電解水の吐水中において状態情報を、ヘッド部18の側面に配した報知部9より光によって使用者等に報知することができ、光によって入浴時のリラックスした雰囲気を醸す演出効果が得られるのは勿論のこと、シャワーヘッドAの状態について使用者Uやその周囲の者に堅実に報知し認識させることができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
9 報知部
16 蓄電体
16a 底面
16b 充電端子
18 ヘッド部
18a 背面
19 散水板
20 装着部
20a 受電側陽極端子
20b 受電側陰極端子
21a 係着面
23 電解部
41 後壁
42 水室
43 湯水-光作用空間
60 蓄電体制御部
70 本体側制御部
80 給電端子
80a 送電側陽極端子
80b 送電側陰極端子
81 凹部
101 光源部
102 流水検知部
102b スイッチ
A シャワーヘッド
L1 出射光
L3 散水光
L4 散乱光
M1 仮想直線

Claims (3)

  1. 蓄電体に蓄えた電力を流路の中途に配した電極体へ供給し、前記流路を流れる湯水を電気分解してヘッド部より散水するシャワーヘッドであって、
    前記ヘッド部は散水前の湯水を貯留する水室を備え、同水室の開口に配設した散水板と対向する水室の後壁に前記蓄電体及び/又は前記湯水の状態に関する情報を含む光を出射する光源を設けると共に、同光源から水室へ向けて出射され湯水を透過した光により前記情報を報知すべく構成し、
    前記散水板の前記光源との対向面は金属光沢を有することを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 蓄電体に蓄えた電力を流路の中途に配した電極体へ供給し、前記流路を流れる湯水を電気分解してヘッド部より散水するシャワーヘッドであって、
    前記ヘッド部は散水前の湯水を貯留する水室を備え、同水室の開口に配設した散水板と対向する水室の後壁に前記蓄電体及び/又は前記湯水の状態に関する情報を含む光を出射する光源を設けると共に、同光源から水室へ向けて出射され湯水を透過した光により前記情報を報知する報知部を構成し、
    前記水室内には、前記光源からの光を入射させ、導光しつつ散乱させる導光体が備えられており、前記報知部から出射する光は前記導光体内に入射して散乱した光であることを特徴とするシャワーヘッド。
  3. 蓄電体に蓄えた電力を流路の中途に配した電極体へ供給し、前記流路を流れる湯水を電気分解してヘッド部より散水するシャワーヘッドであって、
    前記ヘッド部は散水前の湯水を貯留する水室を備え、同水室の開口に配設した散水板と対向する水室の後壁に前記蓄電体及び/又は前記湯水の状態に関する情報を含む光を出射する光源を設けると共に、同光源から水室へ向けて出射され湯水を透過した光により前記情報を報知すべく構成し、
    前記水室の後壁に前記湯水の流水を検知するダイヤフラムスイッチを配設したことを特徴とするシャワーヘッド。
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