JP7197761B2 - 洗浄装置、その制御方法、並びに洗浄システム、その制御方法 - Google Patents

洗浄装置、その制御方法、並びに洗浄システム、その制御方法 Download PDF

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Description

洗浄対象の洗浄を継続できる洗浄装置、その制御方法、並びに洗浄システム、その制御方法に関する。
従来、次亜塩素酸水などの除菌・脱臭能力を持つ洗浄液を生成し、生成された洗浄液を用いて洗浄対象を洗浄する仕組みが存在する。
例えば、下記の特許文献1では、生成した洗浄液と気体とをスクラバー部で気液接触させることにより臭気成分を処理することのできる仕組みが開示されている。
特開2009-136748号公報
例えば、養鶏場や養豚場等の畜産農場から排出される気体に含まれる臭気は高濃度であり、洗浄されずに排気されてしまうと周辺環境に悪影響を与えてしまうため、気体の洗浄を継続可能な仕組みが求められる。
上記の特許文献1では、洗浄液の洗浄システムへの供給異常などを考慮しておらず、例えば洗浄液が適切に供給されない場合には洗浄対象の洗浄に影響が出てしまうという課題がある。
そこで、本発明は、洗浄対象の洗浄を継続できる仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、気体の洗浄装置であって、1供給部による生成装置で生成された第1洗浄液の供給と、2供給部による前記第1洗浄液の洗浄後の廃液である第2洗浄液の供給とを制御する制御手段と、前記第1洗浄液の供給に係る状態が異常であるかを判断する判断手段を有し、前記制御手段は、前記判断手段で異常であると判断された場合に、前記第1供給部による前記第1洗浄液の供給から前記第2供給部による前記第2洗浄液の供給に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、洗浄対象の洗浄を継続できる仕組みを提供することができる。
脱臭システムのシステム構成の一例を示す図である。 脱臭装置200、脱臭装置300の一例の構成を示す概略図である。 制御装置100のハードウェア構成について説明する図である。 制御装置100の機能構成と生成装置400の機能構成の一例を説明する図である。 一実施形態に係る脱臭方法を説明するフローチャートである。 本実施形態における処理の流れを説明するフローチャートである。 設定情報700の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載した構成の具体的な実施例にすぎない。特に、本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、脱臭対象の気体を脱臭することを主目的とする装置、システム、及び方法には限定されない。本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、気体を洗浄するものであり、脱臭以外の様々な目的で使用可能である。例えば、本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、気体中の除菌対象の除菌のために用いることもできる。また、洗浄対象は気体に限定されず、固体であっても構わない。
したがって、本発明に係る洗浄装置、洗浄システム、及び洗浄方法は、脱臭を主目的としているが脱臭に用いることが可能な装置、システム、及び方法を含む。以下、脱臭対象の気体を脱臭することを主目的とする(湿式)脱臭装置、脱臭システム、及び脱臭方法を例として、本発明の実施形態を説明する。
図1は、脱臭システム(洗浄システムに相当する)において、その構成の一例を示すシステム構成図である。脱臭システムは、洗浄システムを制御する制御装置100と、洗浄液の生成を行う生成装置400と、洗浄液を用いて臭気を脱臭する脱臭装置200、300とで構成されている。なお、脱臭装置200、300に制御装置100が含まれる一体型の構成としてもよい。本実施例においては、生成装置400内で、炭酸ガス混合法を用いて、洗浄液である次亜塩素酸水を生成している。炭酸ガス混合法とは、次亜塩素酸ナトリウムと、二酸化炭素と、水とを混合させて、次亜塩素酸水を生成する方法である。なお、他の方法により次亜塩素酸水を生成するようにしてもよい。また、洗浄液は次亜塩素酸水に限らず他の洗浄液を用いるようにしても構わない。生成装置400への水(液体)の供給は井戸によるものとして説明しているが、当然、水道から水を供給するような構成としても構わない。
生成装置400は、バルブ205(第1供給部に相当する)を経由し脱臭装置200に接続されている。脱臭装置200は、中間タンク500に接続されている。また、脱臭装置200は、バルブ204(第2供給部に相当する)を経由し、井水タンク600(第2洗浄液タンクに相当する)と接続されている。何らかの原因(例えば、二酸化炭素の供給が停止等)で、生成装置400での洗浄液の生成が停止した場合には、異常情報を出力し、制御装置100に対して、異常情報を通知する。中間タンク500は、脱臭装置200と脱臭装置300とに接続されている。生成装置400で生成された洗浄液140(第1洗浄液に相当する)は、まず脱臭装置200に流入する。洗浄対象の気体は、まず流入口301を介して脱臭装置300に供給され、脱臭装置300での脱臭後の気体は流出口302を介して脱臭装置300から排出され、流入口201を介して脱臭装置200に供給される。このようにして、脱臭対象の気体1は脱臭装置300、脱臭装置200内の洗浄部を経由して脱臭される。なお、脱臭装置の数は2つに限定されずいくつあっても構わない。また、脱臭装置200、脱臭装置300を含み、一体型の筐体とする1つの脱臭装置としても構わない。
脱臭装置200で溢れた洗浄液140は、洗浄廃液620(第3洗浄液)となって流出口203から中間タンク500に貯留される。中間タンク500から排出される洗浄液140は、制御装置100によるバルブ305(第3供給部に相当する)の制御により脱臭装置300に供給される。脱臭装置300は、中間タンク500から流出口501を介して洗浄液140の供給を受けるためのバルブ305と、井水タンク600から水の供給を受けるためのバルブ303(第4供給部に相当する)とが備えられている。制御装置100はバルブ303、バルブ305の制御を行うことで、中間タンク500の貯留された洗浄液140及び/又は水を脱臭装置300に供給するよう制御することができる。脱臭装置300には洗浄後の洗浄液140及び/又は水(すなわち、洗浄廃液630を指す)を排出するための経路を2つ備えている。一つは、中間タンク500に洗浄後の洗浄液140及び/又は水を排出する(戻す)経路と、もう一つは、排水処理場への排水を行うための経路である。これらの経路の切り替えについても、制御装置100によって、バルブ304(排水制御手段に相当する)を開くことで中間タンク500へ洗浄廃液630を排出し、バルブ306(排水制御手段に相当する)を開くことで排水処理場へ排水するといった、制御が行われる。
本実施形態では制御装置100は、上述のバルブの制御を、生成装置400から得た情報に基づいて制御を行う(制御手段に相当する)。例えば、生成装置400から洗浄液140の生成の異常が制御装置100に通知されると、バルブを制御し、生成装置400からの洗浄液140の供給がなくとも気体1の洗浄を行えるよう制御する。なお、制御装置100は、必ずしも生成装置400から情報を得なくとも、ユーザからの指示の受け付けで洗浄液140の供給に異常が出ていることを示す情報を得て、バルブを制御するようにしても構わない。
以上で、図1に示す制御システムのシステム構成図の説明を終了する。なお、上記のシステム構成については一例であって、目的や用途に応じて適宜変更されうるものである。
例えば、制御装置100は、生成装置400から得た情報に限らず、ユーザから異常発生の通知を受けて、バルブを制御するようにしても構わない。また、異常の通知に限定されず、例えば時間帯に応じてバルブを制御するようにしても構わない。
例えば、本実施形態では、バルブは脱臭装置300に設けられた例として説明するが脱臭装置200にも設けるようにしても当然構わない。
次に、図2を用いて本実施形態における脱臭装置200、脱臭装置300のハードウェア構成について説明
[実施形態1]
図2は、それぞれ、実施形態1に係る脱臭装置200、脱臭装置300の一例の構成を示す概略図である。以下、図2を参照して、本実施形態に係る湿式脱臭装置について説明する。
図2(A)には、本実施形態に係る脱臭装置Aが示されている。脱臭装置Aは脱臭装置200、脱臭装置300に対応する。これらの脱臭装置Aには流入口201、301を介して洗浄対象(脱臭対象)の気体が流入し、流入した気体は洗浄液140を用いた洗浄により脱臭され、流出口202、302を介して流出する。本明細書において、洗浄対象の気体のことを第1の気体と呼ぶ。
流入口201、301からは、脱臭対象の気体が脱臭装置Aの内部へと流入する。例えば、ポンプ(不図示)を用いて、脱臭対象の気体を流入口201、301へと送ることができる。ここで、気体を流入口201、301に送るためのポンプは、脱臭装置Aの内部あるいは外部のいずれに配置されていてもよい。脱臭対象の気体の種類は特に限定されない。本実施形態に係る脱臭装置Aが有する高い脱臭性能は、高い臭気濃度を有する気体の脱臭に適している。例えば、脱臭対象の気体としては、食品廃棄物又はし尿を貯蔵する容器からの排気を含む、有機物の発酵により生じた気体が挙げられる。脱臭対象の具体例としては、コンポスト(堆肥製造装置)からの排気が挙げられる。
除去される臭気成分も特に限定されない。ここで、コンポストにおける臭気成分の例としては、アンモニア又はトリメチルアミンのような塩基性成分、メチルメルカプタンのような硫化物成分、アセトアルデヒドのようなアルデヒド成分、又はプロピオン酸のようなカルボン酸成分、等が挙げられる。本実施形態に係る脱臭装置Aは、特にアンモニア濃度の低減に適している。例えば、一実施形態において、脱臭対象の気体が有するアンモニア濃度は、冷却器で冷却された場合は、100ppm以上となり、冷却器で冷却されていない場合は、3000ppm以上である。また、流入口201、301から流入する脱臭対象の気体は、脱臭装置等の他の装置により処理が行われた後の気体であってもよい。
洗浄部120は、脱臭装置Aに流入した脱臭対象の気体を洗浄液140で洗浄する。洗浄部120は、脱臭対象の気体と洗浄液140とが接触する接触部121と、洗浄液140が貯められている部分と、を有している。一実施形態において、洗浄液140は脱臭装置Aの下部に貯められており、したがって洗浄部120も脱臭装置Aの下部に位置する。
図2(C)は、図2(A)の接触部121のうち1つの拡大図である。図2(C)を用いて、脱臭対象の気体と洗浄液140とを混合する処理について説明する。まず、脱臭対象の気体は、ポンプによって加速されることにより、流路狭窄部123に向かって移動する。図2(A)の例において、脱臭対象の気体は、接触部121に設けられ、洗浄液140の液面と近接している流路狭窄部123を通る。この際、脱臭対象の気体の流れは加速されるために、洗浄液140を伴う渦流が流路狭窄部を通過した後に発生する。このため、脱臭対象の気体と洗浄液140とが効率的に混合され、脱臭対象の気体が洗浄される。このように、洗浄部120は、脱臭対象の気体と洗浄液140とを混合することができ、また一実施形態において脱臭対象の気体と洗浄液140とを互いに攪拌することができる。図2(A)の例において、洗浄部120は流路狭窄部を有する接触部121を2つ有しているが、接触部121の数は特に限定されない。例えば、脱臭装置Aには、より脱臭効率を向上させたい場合には、3以上の接触部(流路狭窄部)を設けてもよい。また、脱臭装置Aを、接触部121の数を1つとすることで、複数の接触部を備える場合よりも小型化することができる。
なお、図2(A)の例においては、流入口201、301から流入する脱臭対象の気体の圧力のために、洗浄液140の液面の高さは不均一となっている。なお、洗浄液140の液面の高さは、流入口153及び流出口154よりも高く、流出口180よりも低くなるように設定される。また、洗浄中における洗浄液140の液面の高さは、流路狭窄部123と近接している。つまり、流出口180により洗浄液140が排出されることにより、水位が高くなりすぎることを抑制することができ、洗浄に用いた後の洗浄液140を排出することが可能となる。流入口153及び流出口154よりも水位を高く維持することにより、洗浄液140に気泡を供給することが可能となる。
もっとも、洗浄部120の構成はこのようなものに限られない。例えば、洗浄部120において、洗浄液140が噴霧されてもよい。この場合、脱臭対象の気体は、洗浄液140のミストを通過する際に洗浄される。また、洗浄部120において、流入口201、301から流入した脱臭対象の気体が洗浄液140中にバブリングされてもよく、この場合も脱臭対象の気体を洗浄液140で洗浄できる。
流出口202、302からは、洗浄液140で洗浄された後の気体が流出する。流出口202、302から流出した気体は、大気中に放出されてもよいし、脱臭装置等の他の装置によりさらに処理されてもよい。このように、流出口202、302から排出された後の気体は、流入口201、301から流入する前の脱臭対象の気体と比較して、脱臭対象の臭気成分が低減される。具体的には、脱臭対象の臭気がコンポストからの臭気である場合、脱臭装置Aで洗浄処理されることにより、少なくともアンモニア濃度が低減される。
次に、脱臭装置Aの内部構造について説明する。脱臭装置Aの内部はいくつかの区画に分類されている。脱臭装置Aは、流入区画131を有しており、この流入区画131に流入口201、301が設けられている。流入区画131とは、洗浄液140による洗浄が行われる洗浄部120より上流側の部分、すなわち流入口201、301と洗浄部120との間の区画である。また、脱臭装置Aは、流出区画141を有しており、この流出区画141に流出口202、302が設けられている。流出区画141とは、洗浄液140による洗浄が行われる洗浄部120より下流側の部分、すなわち洗浄部120と流出口202、302との間の区画である。
洗浄液供給部170は、洗浄液140または水を供給する。洗浄液140は、生成装置400または中間タンク500から供給される。洗浄液供給部170はバルブと接続されており、洗浄液140または水の供給はバルブにより制御される。ここで、洗浄液供給部170は、流入口201、301と洗浄部120との間、又は洗浄部120と流出口202、302との間、の少なくとも一方において、脱臭対象の気体が洗浄液で洗浄されるように、洗浄液を供給することができる。本実施形態では、流入口201、301と洗浄部120との間に洗浄液供給部170を設ける。例えば、洗浄液供給部170は、洗浄液140の供給の形態として本実施形態では噴霧による供給である。噴霧の量や有無は、噴霧を制御するバルブにより、制御される。
一例として、脱臭装置Aは、図2(A)に示すように、洗浄液を流入区画131に噴霧する洗浄液供給部170を備えている。洗浄液供給部170は、流入口201、301から洗浄部120へと向かう気体の流路上で、洗浄液または水を噴霧する。また、洗浄液供給部170は洗浄液のみを供給し、別途水を供給する供給部を備える構成としても構わない。例えば、脱臭対象の気体が、洗浄液または水の内部を気泡として通過するような構成を採用することもできる。必要に応じて洗浄液だけではなく水も噴霧することにより、一時的に洗浄が必要になった場合であっても洗浄液(水を含む)の供給量を増やすことができる。
脱臭対象の気体を洗浄した後の洗浄液または水は、洗浄部120での洗浄に用いられる洗浄液に混ざるように、洗浄液供給部170は設けられている。例えば、図2(A)に示されるように、脱臭装置Aは、流入口201、301、洗浄部120、流出口202、302を有する単一の洗浄槽を有することができる。そして、洗浄部120における洗浄液140の液面が、洗浄液の供給位置(すなわち洗浄液供給部170の位置)よりも低くなるように、洗浄液供給部170を配置することができる。
このような機構を備えることにより、洗浄液供給部170での洗浄液140の供給に異常が生じたとしても、洗浄液140より洗浄能力は劣るものの洗浄対象を洗浄可能な水を洗浄液供給部170により供給することができるようになる。本実施形態では、水としたが、純水である必要はなく若干の不純物を含むものでありうる。また、水は、中間タンク500に貯留された、洗浄に用いられた後の洗浄液140(洗浄廃液620、洗浄廃液630)であっても当然構わない。
以下、洗浄液140についてさらに説明する。洗浄液は、アンモニア等の塩基性臭気成分の除去能力が向上するように、pH7未満の弱酸性又は酸性水溶液であってもよい。さらに、脱臭効率を向上させるために、洗浄液は脱臭剤を含有する水溶液であってもよい。脱臭剤の種類は特に限定されず、例えば酸化剤、抗菌剤、又は微生物等でありうる。酸化剤の例としては、オゾン又は次亜塩素酸等が挙げられる。抗菌剤の例としては、キトサン又はカテキン等が挙げられる。
一実施形態において、洗浄液としては、次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを含有する水溶液が用いられる。この場合、洗浄液のpHは特に限定されないが、活性が向上するように、洗浄液のpHを7以下にすることができる。また、安定性の観点から、洗浄液のpHを5以上にすることができる。pHが5以上7以下の次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを含有する水溶液は、次亜塩素酸水として知られている。消臭性能の観点から、洗浄液における塩素濃度は100ppm以上とすることができ、又は1000ppm以上とすることができる。一方、経済性の観点から、洗浄液における塩素濃度は、10ppm以上であってもよく、また、500ppm以下であってもよい。
洗浄液は、次亜塩素酸と、炭酸水素イオンと、を含有している次亜塩素酸水であってもよい。このような次亜塩素酸水は、緩衝作用のためにpHが安定するため、その性質も安定している。このような次亜塩素酸水は、水中で次亜塩素酸ナトリウム及び炭酸ガスを混合及び希釈することにより得ることができる。もっとも、水の電解、又は次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸との混合のような、他の方法により得られた次亜塩素酸水を、洗浄液として用いることもできる。
洗浄液140は、脱臭対象の気体の洗浄に用いられた後の洗浄液又は水が混合される。このため、一実施形態において、洗浄液140の組成は、生成装置400で生成された直後の洗浄液とは異なっている。例えば、洗浄後の洗浄液140の臭気成分濃度は、生成装置400で生成された直後の洗浄液よりも高くなりうる。
洗浄液140の液性は、洗浄液を追加する方法、又は後述する気泡を供給する方法等を用いて調整することができる。一実施形態において、洗浄液としては、次亜塩素酸又は次亜塩素酸イオンを含有する水溶液が用いられる。この場合、洗浄液のpHは特に限定されないが、活性が向上するように、洗浄液のpHを7以下にすることができる。また、安定性の観点から、洗浄液のpHを5以上にすることができる。消臭性能の観点から、洗浄液における塩素濃度は100ppm以上とすることができ、又は1000ppm以上とすることができる。一方、経済性の観点から、洗浄液における塩素濃度は、10ppm以上で、且つ、500ppm以下であってもよい。
気泡供給部150は、洗浄液140に、洗浄対象の気体(脱臭対象の気体、あるいは第1の気体)とは異なる第2の気体の泡を混入させる。気泡供給部150は、脱臭装置Aの外部から供給された気体の泡を、第2の気体の泡として混入させることができる。気泡供給部150の働きにより、洗浄部120における洗浄液140と脱臭対象の気体との接触面積が増加するため、洗浄効率が向上する。一実施形態において、気泡供給部150は、洗浄効率をより向上させるため、洗浄液140にナノバブルを供給する。ナノバブルとは、平均気泡径1μm未満の気泡のことを指す。ナノバブルを用いることにより、洗浄液140を活性化することもできる。また、ナノバブルを用いることにより、洗浄液140中における汚泥の発生を抑制することもできる。なお、気泡供給部150の機能は、洗浄液140と脱臭対象の気体との接触面積を増加させる機能を備えていれば、ナノバブルを供給する機能に限定されるものではない。一実施形態として、気泡供給部150は、洗浄液140にマイクロバブルあるいはミリバブルを供給してもよいし、これらが混合された気泡を供給してもよい。
気泡供給部150が供給する気体の種類は、特に制限されない。例えば、気泡供給部150は、空気を供給してもよい。一方で、気泡供給部150は、洗浄液140の液性を調整する作用を有する気体を、洗浄液140に混入させることができる。このような気体の例としては、二酸化炭素のような酸性ガスが挙げられる。洗浄液140の液性を調整することにより、臭気成分の除去効率を向上させることができる。例えば、洗浄液140は、塩基性成分を吸収するとpHが上昇するが、酸性ガスを用いて洗浄液140のpHを低下させることにより、塩基性成分の除去効率を向上させることができる。また、特に洗浄液140又は洗浄液として次亜塩素酸水を用いる場合、酸性ガスを用いて洗浄液140のpHを低下させることにより、脱臭活性を向上させることができる。また、気泡供給部150は、脱臭作用を有する気体を、洗浄液140に混入させることができる。このような気体の例としては、オゾン等が挙げられる。つまり、脱臭対象の気体がアンモニアを含有し、洗浄液140に次亜塩素酸水を用いる場合には、気泡に酸性ガスを用いることが好適である。このような構成の場合、脱臭処理後の洗浄液140のpHを抑制しつつ、気液接触を増加させることが可能となる。
気泡供給部150の具体的な構成については、特に限定されない。図2(A)には、気泡供給部150の具体的な構成の一例が示されている。これらの例において、気泡供給部150は、流入口153及び流出口154を備える循環路151と、循環路151の中にある洗浄液140に泡を混入させる放出部152と、を備えている。循環路151には、循環路151と洗浄部120との接続部である流入口153を介して、洗浄部120から、洗浄部120に貯められている洗浄液140が流入する。また、循環路151からは、循環路151と洗浄部120との接続部である流出口154を介して、流入した洗浄液が再び洗浄部120へと供給される。このような構成によれば、洗浄液140を攪拌することができる。
脱臭装置Aは、さらなる構成を有していてもよい。例えば、脱臭装置Aは、洗浄液140を投入するための投入部160を有していてもよい。また、脱臭装置Aは、洗浄液140が流出する流出口180を有していてもよい。一実施形態においては、洗浄液140の量は流出口180により制限される。すなわち、洗浄液が混合されても、洗浄液140はオーバーフローとして流出口180から流出するため、洗浄液140の量が一定量に保たれる。さらに、脱臭装置Aは、底部に排出口190を有していてもよい。排出口190を介して、脱臭装置Aに蓄積した汚泥を排出することができる。また、気液接触効率を向上させるために、洗浄液が噴霧され、脱臭対象の気体が通過する箇所に、充填剤を設けてもよい。脱臭装置300の場合、流出口180はバルブ304と接続され、排出口190はバルブ306と接続されている。脱臭装置200の場合、流出口180と排出口190とは、流出口203と接続されている。
以上で図2に示す脱臭装置Aのハードウェア構成の説明を終了する。
次に、一実施形態に係る脱臭方法について、図5を用いて説明する。この脱臭方法は、例えば、上述した実施形態1に係る湿式脱臭装置を用いて実現可能であるが、他の湿式脱臭装置を用いることも可能である。
まず、脱臭対象の気体が、洗浄液による洗浄を行う洗浄部へと導かれる(ステップS10)。例えば、脱臭対象の気体を、流入口201、301から洗浄部120に導入することができる。次に、洗浄液に、脱臭対象の気体とは異なる気体の泡が混合される(ステップS20)。例えば、気泡供給部150は、洗浄液140に泡を混合することができる。そして、洗浄液140で洗浄された後の気体が、洗浄部の外へ導かれる(ステップS30)。例えば、洗浄部120において洗浄された気体を、流出口202、302へと導出することができる。
また、この脱臭方法は、洗浄液140とは異なる洗浄液であって、洗浄部120での洗浄に用いられる洗浄液140に混ざるように、洗浄液を供給する処理を行うステップを有している。この処理を処理Aと呼ぶことにする。このステップは、例えば、ステップS10とステップS30との少なくとも一方において行うことができる。例えば、ステップS10とステップS30との少なくとも一方において、導かれる気体が洗浄液で洗浄されかつ導かれる気体を洗浄した後の洗浄液が洗浄液に混ざるように、洗浄液とは組成が異なる洗浄液を供給することができる。例えば、洗浄液供給部170は、流入口201、301から洗浄部120へと導かれる気体を洗浄するように、洗浄液を供給することができる
[実施形態1の変形例]
脱臭装置の脱臭能力を向上させるという実施形態1に係る構成の目的を達成するためには、実施形態1に示した構成の全てを採用する必要はない。以下、実施形態1の変形例について説明
[変形例1]
一実施形態に係る湿式脱臭装置は、上述の流入口201、301、洗浄部120、流出口202、302、及び洗浄液供給部170を有している。このような構成によれば、洗浄部120と、洗浄液供給部170との組み合わせにより、脱臭能力が向上する。このような湿式脱臭装置を用いた脱臭方法は、図4(A)のステップS10及びステップS30を行い、ステップS10とステップS30との少なくとも一方において処理Aを行うことにより実現できる
[変形例2]
一実施形態に係る湿式脱臭装置は、上述の流入口201、301、洗浄部120、流出口202、302、及び気泡供給部150を有している。ここで、洗浄部120は、流入口201、301から流入した脱臭対象の気体と、洗浄液140とを混合することにより、脱臭対象の気体を洗浄液140で洗浄する。このような構成によれば、洗浄液140に混入された気泡のために、脱臭対象の気体と洗浄液140とを混合する際に接触面積が増加するため、脱臭能力が向上する。このような湿式脱臭装置を用いた脱臭方法は、図4(A)のステップS10、ステップS20、及びステップS30を行うことにより実現できる。処理Aを行うことは必須ではない
[変形例3]
一実施形態に係る湿式脱臭装置は、上述の流入口201、301、洗浄部120、流出口202、302、及び気泡供給部150を有している。ここで、気泡供給部150は、洗浄液140の液性を調整する作用を有するか又は脱臭作用を有する気体の泡を、洗浄液140に混入させる。このような構成によれば、既に説明したように脱臭能力を向上させることができる。このような湿式脱臭装置を用いた脱臭方法は、図4(A)のステップS10、ステップS20、及びステップS30を行うことにより実現できる。処理Aを行うことは必須ではない。
次に、図3を用いて本実施形態における制御装置100のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、制御装置100は、システムバス904を介してCPU(Central Processing Unit)901、RAM(Random Access Memory)902、ROM(Read Only Memory)903、入力コントローラ905、ビデオコントローラ906、メモリコントローラ907、通信I/Fコントローラ908等が接続された構成を採る。
CPU901は、システムバス904に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM903あるいは外部メモリ911(記憶手段に相当する)には、CPU901の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、各サーバあるいは各PCが実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。また、本発明を実施するために必要な情報が記憶されている。なお外部メモリはデータベースであってもよい。
RAM902(記憶手段に相当する)は、CPU901の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU901は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM903あるいは外部メモリ911からRAM902にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
また、入力コントローラ905は、キーボード(KB)909や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。
ビデオコントローラ906は、ディスプレイ910等の表示器への表示を制御する。尚、表示器は液晶ディスプレイ等の表示器でもよい。これらは、必要に応じて管理者が使用する。
メモリコントローラ907は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、あるいは、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ911(記憶手段に相当する)へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ908は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信し、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いた通信等が可能である。本実施形態では、ネットワークを介して、生成装置400や脱臭装置200、300と通信可能に接続されているが、有線ケーブルなどで接続されるようにしても構わない。
尚、CPU901は、例えばRAM902内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ910上に表示することが可能である。また、CPU901は、ディスプレイ910上のマウスカーソル(図示しない)等によるユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ911に記録されており、必要に応じてRAM902にロードされることによりCPU901によって実行されるものである。
以上で、図3に示す制御装置100のハードウェア構成に関する説明を終了する。上記の構成は一例であって、目的や用途に応じて適宜変更されうる。
次に図4を用いて、制御装置100の機能構成と生成装置400の機能構成の一例について説明する。
制御装置100は機能構成として、取得部801、判断部802、制御部803を備えている。
取得部801は、生成装置400で出力された洗浄液140の生成に異常が生じていることを示す異常情報を、生成装置400から取得する機能部である。判断部802は、取得部801で取得された異常情報に基づいて、バルブの開閉を判断する機能部である。制御部803は、判断部802の判断に基づいて、バルブの開閉を制御する機能部である。
生成装置400は機能構成として、生成制御部1001、異常判断部1002、異常通知部1003を備えている。
生成制御部1001は洗浄液140を生成するよう制御する機能部である。異常判断部1002は生成制御部1001での洗浄液140の生成が中断するなど、異常が生じているか否かを判断する機能部である。例えば、生成装置400に対して供給される次亜塩素酸ナトリウムの濃度を計測するセンサや、二酸化炭素の濃度を計測するセンサ等を取得し、所定の値を満たしていないと判定される場合に、異常であると判定するようにする方法がある。異常の判定方法については、これに限定されず、ほかの判定方法などを採ることも可能である。異常通知部1003は、異常判断部1002で異常が生じていると判断されたことを制御装置100に通知する機能部である。
以上で、制御装置100の機能構成と生成装置400の機能構成の説明を終了する。
次に、本実施形態における処理の流れを図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601では、生成装置400が、洗浄液の生成に異常が生じているか否かを判断する(判断手段に相当する)。異常が生じていると判断された場合には処理をステップS602に進め、そうでない場合には、処理を待機する。
ステップS602では、生成装置400が、制御装置100に対して洗浄液の生成について異常が生じている旨の情報である異常情報を制御装置100に対して送信する。
ステップS603では、制御装置100のCPU901が、ステップS602で送信された異常情報を受信する。
ステップS604では、制御装置100のCPU901が、外部メモリ911に記憶された設定情報を読み込む。設定情報は例えば、図7に示す設定情報700である。設定情報700には、通常時(異常情報を受信していないとき)のバルブの開閉と、異常発生時(異常情報を受信しているとき)のバルブの開閉とが記憶されている。
ステップS605では、制御装置100のCPU901が、ステップS604で取得された設定情報700に基づいてバルブの開閉の制御の指示をバルブに対して行う。
図7の例でいえば、開701は開く制御を行うバルブを記憶し、閉702は閉じる制御を行うバルブを記憶している。すなわち図7の場合は、通常時は開701となっているバルブ205、305、306を開け、閉702となっているバルブ204、303、304を閉める。異常時は開701となっているバルブ204、303、304、305を開け、閉702となっているバルブ205、306を閉める。
このように通常時は、生成装置400で生成された洗浄液140が、脱臭装置200、中間タンク500、脱臭装置300、排水というように流れる。一方、異常時は洗浄液140からの供給がストップするため、井水タンク600から水が脱臭装置200、中間タンク500、脱臭装置300と流れる。脱臭装置300は再度中間タンク500に水を戻すため、排水は行わない。このようにすることで生成装置400の異常をユーザが解決して再び洗浄液140を生成できるようにするまでの間は、井水タンク600に貯留された水で一時的に気体を洗浄することができるようになるという効果を奏する。すなわち、洗浄せずに気体が排出されてしまうという事態を避けることになる。
また、中間タンク500に脱臭装置200で洗浄後の洗浄液が貯留されており、この洗浄液は未だ洗浄能力を有しているため、その中間タンク500に貯留しておくことで、異常時であっても気体の洗浄能力を担保することができる。また、本実施形態によれば、井水の供給が停止した場合であっても井水タンク600に貯留された水でしばらくの間、気体の洗浄能力を維持することができる。
図7以外の、他の実施形態として、例えば、バルブの制御に時間差を設けることも可能である。具体的には、生成装置400での洗浄液の生成に異常が起きた場合、バルブ204を開け、流出口203に新たに設けたバルブを閉める。脱臭装置300では、バルブ306を閉め、バルブ304とバルブ305とを開け、中間タンク500に貯留されていた洗浄廃液620(第3洗浄液)を用いて所定時間洗浄を行う。これにより、洗浄廃液620(第3洗浄液)に残っている塩素成分により、洗浄を継続することができる。
一方、所定時間経過し、脱臭装置200に井水が溜まってきた場合には、流出口203に設けられたバルブを開け、中間タンク500に排出させる。そして、バルブ306を開ける。このようにして、脱臭装置300で繰り返し洗浄に用いられ、塩素成分が減少した洗浄液を脱臭装置200に溜まった井水で押し流し、排出することができる。
このようにバルブの制御に時間差を設けることにより、中間タンク500に貯留された塩素成分を適切に利用するとともに、気体の洗浄を継続することができるようになる。
なお、その後ユーザの指示により、通常時に戻すよう制御装置100は制御を行う。また、図7の設定は一例であって、異常時にも排水をするように制御しても構わない。
以上で本実施形態における処理の流れの説明を終了する。
以上、本発明によれば、洗浄液の供給に異常が生じたとしても洗浄対象の洗浄を継続できる仕組みを提供することができる。
本実施形態では、気体の洗浄とは、洗浄前に比べて、気体に含まれる汚染物質を取り除くこと、清浄すること、クリーンにすること、浄化すること、分解すること、溶解すること、を含むものとする。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置の制御装置が前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理を制御装置で実現するために、前記制御装置にインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM,DVD-R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を制御装置で実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行して制御装置にインストールさせて実現することも可能である。
また、制御装置が、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、制御装置上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、制御装置に挿入された機能拡張ボードや制御装置に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 制御装置
901 CPU
902 RAM
903 ROM
904 システムバス
905 入力コントローラ
906 ビデオコントローラ
907 メモリコントローラ
908 通信I/Fコントローラ
909 キーボード
910 ディスプレイ
911 外部メモリ

Claims (6)

  1. 気体の洗浄装置であって、
    1供給部による生成装置で生成された第1洗浄液の供給と、2供給部による前記第1洗浄液の洗浄後の廃液である第2洗浄液の供給とを制御する制御手段と、
    前記第1洗浄液の供給に係る状態が異常であるかを判断する判断手段を有し、
    前記制御手段は、前記判断手段で異常であると判断された場合に、前記第1供給部による前記第1洗浄液の供給から前記第2供給部による前記第2洗浄液の供給に切り替えることを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記判断手段は、前記生成装置での第1洗浄液の生成に係る状態に基づいて、前記供給に係る状態が異常であるかを判断することを特徴とする請求項に記載の洗浄装置。
  3. 前記第2供給部は、前記第1洗浄液の洗浄後の廃液を貯留する貯留部から前記第2洗浄液を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄装置。
  4. 気体の洗浄装置の制御方法であって、
    1供給部による生成装置で生成された第1洗浄液の供給と、2供給部による前記第1洗浄液の洗浄後の廃液である第2洗浄液の供給とを制御する制御ステップと、
    前記第1洗浄液の供給に係る状態が異常であるかを判断する判断ステップを有し、
    前記制御ステップは、前記判断ステップで異常であると判断された場合に、前記第1供給部による前記第1洗浄液の供給から前記第2供給部による前記第2洗浄液の供給に切り替えることを特徴とする洗浄装置の制御方法。
  5. 1供給部と2供給部とを備える気体の洗浄装置を含む洗浄システムであって、
    前記第1供給部による生成装置で生成された第1洗浄液の供給と、前記第2供給部による前記第1洗浄液の洗浄後の廃液である第2洗浄液の供給とを制御する制御手段と、
    前記第1洗浄液の供給に係る状態が異常であるかを判断する判断手段を有し、
    前記制御手段は、前記判断手段で異常であると判断された場合に、前記第1供給部による前記第1洗浄液の供給から前記第2供給部による前記第2洗浄液の供給に切り替えることを特徴とする洗浄システム。
  6. 1供給部と2供給部とを備える気体の洗浄装置を含む洗浄システムの制御方法であって、
    前記第1供給部による生成装置で生成された第1洗浄液の供給と、前記第2供給部による前記第1洗浄液の洗浄後の廃液である第2洗浄液の供給とを制御する制御ステップと、
    前記第1洗浄液の供給に係る状態が異常であるかを判断する判断ステップを有し、
    前記制御ステップは、前記判断ステップで異常であると判断された場合に、前記第1供給部による前記第1洗浄液の供給から前記第2供給部による前記第2洗浄液の供給に切り替えることを特徴とする洗浄システムの制御方法。
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