JP7195508B2 - 便器装置 - Google Patents
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Description
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態による便器装置である水洗ポータブルトイレ装置1を説明する。図1は、本実施形態の水洗ポータブルトイレ装置の外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態の水洗ポータブルトイレ装置の側面断面図である。
図3は、水洗ポータブルトイレ装置1における、ボウル部2を含む便器ユニットを示す斜視図である。図4は、水洗ポータブルトイレ装置1における、スカート部4を含む外郭ユニットを示す斜視図である。図5は、水洗ポータブルトイレ装置1において、ボウル部2の後方側に取り付けられている電気系ユニット8を示す斜視図である。
このように、粉砕用、圧送用の電動モータ及び制御装置30を一体化した電気系ユニット8は、駆動ユニットを構成する。
図2に示すように、便器ユニット16は、汚物を受けるボウル部2と、このボウル部2の底部から鉛直下方に延びる壺部3と、この壺部3の下端から水平方向に、後方(水洗ポータブルトイレ装置1の奥側)に向けて延びる粉砕室20と、を備えている。
図6は、カップリングによる電動モータとシャフトの接続部の構造を示す断面図である。また、図7は、カップリングの第1継手部の平面図である。なお、以下では、パルセータ32用のシャフト32aと、粉砕用の電動モータ12の出力軸との接続部の構造を説明するが、この接続部の構造は、インペラ34用のシャフト34aと、圧送用の電動モータ14の出力軸との接続部の構造と同一である。
弾性チューブ52は、弾性部材で形成され、コイルばね56の内側に嵌め込まれた筒状の部材である。この弾性チューブ52の中間部には、内側に突出した湾曲部が形成されており、この湾曲部が変形することにより、弾性チューブ52は軸方向に伸縮可能に構成されている。さらに、弾性チューブ52の上端及び下端には、外方に向けて突出したフランジ部が形成されており、このフランジ部とコイルばね56の上下端が夫々係合することにより、弾性チューブ52を伸長させる方向に付勢力が作用している。
なお、本実施形態において、マグネット58aは、第1継手部40aの上面に形成された溝の中に埋め込まれているが、この形態に限られるものではなく、マグネットが第1継手部に固定された形態であれば良い。例えば、第1継手部の上面に溝を形成せず、上面に対してヨーク(図示せず)を介してピン部材(図示せず)によりマグネットを固定する形態であっても良い。この形態によれば、溝を形成する形態に比べて、マグネットに大きな寸法公差を許容することができる。
なお、本実施形態において、マグネット58bは、第2継手部40bの下面に形成された溝の中に埋め込まれているが、この形態に限られるものではなく、マグネットが第2継手部に固定された形態であれば良い。例えば、第2継手部の下面に溝を形成せず、下面に対してヨーク(図示せず)を介してピン部材(図示せず)によりマグネットを固定する形態であっても良い。この形態によれば、溝を形成する形態に比べて、マグネットに大きな寸法公差を許容することができる。
上述したように、本実施形態の水洗ポータブルトイレ装置1は、ユーザが新品の便器ユニット16を購入し、外郭ユニット18及び電気系ユニット8をレンタルとすることにより、安価でユーザに提供することができる。また、新規購入された便器ユニット16と、レンタルされた外郭ユニット18及び電気系ユニット8を、ユーザの居室で、現場で組み立て可能に構成されている。
まず、ユーザが水洗ポータブルトイレ装置1の使用を終えた後、洗浄スイッチ(図示せず)を操作すると、電気系ユニット8に内蔵された制御装置30が、電磁弁装置10のボウル洗浄用バルブ26に信号を送り、これを開弁させる。これにより、水道から給水管4aを介して供給された洗浄水がボウル部2の吐水口2aから吐出され、ボウル部2の表面が洗浄される。この洗浄により、ボウル部2内の汚物が壺部3及びその下流の粉砕室20内に落ちると共に、ボウル部2内の溜水の水位が所定水位まで上昇する。
なお、圧送用の電動モータ14とインペラ34の間に設けられたカップリング42においても同様の効果を奏する。
2 ボウル部
2a 吐水口
3 壺部
4 スカート部
4a 給水管
4b 排水管
4c 背面カバー
8 電気系ユニット(駆動ユニット)
10 電磁弁装置
12 粉砕用の電動モータ
14 圧送用の電動モータ
16 便器ユニット
18 外郭ユニット
20 粉砕室
20a 凹部
20b 貫通部
22 ポンプ室
24 フレーム
26 ボウル洗浄用バルブ
26a 流入口
26b 流出口
30 制御装置
30a 脱調検知回路
32 パルセータ(回転部材)
32a シャフト
34 インペラ(回転部材)
34a シャフト
36 フィルタ部
38 通路
40 カップリング
40a 第1継手部
40b 第2継手部
42 カップリング
42a 第1継手部
42b 第2継手部
44 メカニカルシール
46 ベアリング
48 第1摺動部
48a ガスケット
48a ガスケット
50 第2摺動部
52 弾性チューブ
54 外装リング
54a ガスケット
56 コイルばね
58a マグネット(磁性部材)
58b マグネット(磁性部材)
60a 滑り軸受(スペーサ部)
60b 滑り軸受(スペーサ部)
Claims (7)
- 便器装置であって、
汚物を受けるボウル部と、
このボウル部から汚物を排出するための排出経路と、
上記ボウル部及び上記排出経路の中に貯留された溜水中に配置され、回転駆動される回転部材と、
この回転部材から、上記排出経路の壁面を貫通して溜水外に延びるシャフトと、
このシャフトを回転駆動するための電動モータと、
上記シャフトと上記電動モータを着脱可能に接続するカップリングと、
上記電動モータによる駆動を制御する制御装置と、
を有し、
上記カップリングは上記シャフトの上端に取り付けられた第1継手部と、上記電動モータの下端に取り付けられ、上記第1継手部の上端に当接して接続される第2継手部と、を備え、
上記第1継手部及び上記第2継手部は夫々磁性部材を備え、これらの磁性部材の間に作用する磁力により、上記シャフトと上記電動モータが溜水外で接続されることを特徴とする便器装置。 - さらに、上記シャフトの中心軸線を取り囲むように配置されたメカニカルシールを有し、このメカニカルシールにより、上記シャフトが上記壁面を貫通する貫通部への溜水の侵入が阻止される請求項1記載の便器装置。
- 上記第1継手部及び上記第2継手部に夫々備えられた磁性部材はマグネットであり、これらのマグネットは、上記シャフトの中心軸線を中心とする円周上に夫々配置されると共に、N極とS極が上記円周上に交互に配列されている請求項1又は2に記載の便器装置。
- 上記カップリングはスペーサ部を備え、このスペーサ部により、上記第1継手部に備えられた磁性部材と、上記第2継手部に備えられた磁性部材の間に所定の隙間が形成される請求項1乃至3の何れか1項に記載の便器装置。
- 上記スペーサ部は、上記第1継手部及び上記第2継手部に夫々設けられた滑り軸受から構成され、これらの滑り軸受は、上記第1継手部に備えられた磁性部材と上記第2継手部に備えられた磁性部材の間に作用する磁力によって互いに当接される請求項4記載の便器装置。
- 上記制御装置は、上記カップリングにおける脱調を検知する脱調検知回路を備え、上記制御装置は、上記脱調検知回路によって脱調が検知されると上記電動モータの回転数を低下させる請求項5記載の便器装置。
- 上記電動モータ及び上記制御装置は一体化された駆動ユニットを構成し、この駆動ユニットは、上記カップリングの上記第1継手部と上記第2継手部を切り離すことにより取り外し可能である請求項1乃至6の何れか1項に記載の便器装置。
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