JP7194927B2 - スライス肉の折畳装置 - Google Patents
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Description
この文献に記載されたスライス肉の折畳装置は、本出願人によって略同じ基本構成で10年以上前から商品化され現在もスーパーなどの加工場において使用されている自国内で唯一のスライス肉の折畳装置である。
その構成は、スライサーから切り出され、回転移送体の外周で受け取られたスライス肉を、裏面から掬い取り、ほぼ中心部を端面で支承して前後に跨らせて、二つ折りしながら反転させて所定の移載位置まで揺動して移送してからスライス肉から抜け出す位置まで退去する移送具と、受取面が移載位置まで押し上げられてスライス肉を受け取るコンベヤと、移載位置でスライス肉の折畳線付近を上から押圧する押圧具が設けられたスライス肉の折畳装置であって、これは本出願と基本構成においては同じである。
それは、スライス肉が柔らかい生肉であって、移送具や押圧具が線材で構成されているので、多少の厚みの変化は線材の撓みによって、ある程度吸収されることから無視されていた。
一方、駆動機器についてもエアー機器に比べて精密で確実な動作が能率よく行えるサーボモーターと機械的な作動機器に関する技術が向上、普及して、コスト低減も図られてきた。
請求項2に記載の発明は、前記コンベヤ(6)を搬送駆動する第4サーボモーター(C)を備え、前記受取面が押し上げ前の位置に復帰してから前記第4サーボモーター(C)が駆動して、二つ折り状態のスライス肉が機外に向けて送り出される構成とした請求項1に記載のスライス肉の折畳装置としている。
又、移送具、押圧具などの駆動用モーターをサーボモーターとし、モーターの回転を制御するようにしたので、正確な間隔の調整が可能で作動速度も上げられるため、処理能力も増大する。
上下動する肉箱1から送り出される食肉の先端部を受けて食肉の送り出し方向に移動してスライス厚みを調節する当て板2を具えて、肉箱1の出口に設けられた刃物3で肉箱1が上動するときに肉箱1から送り出される食肉の先端部をスライスし、このスライス肉を回転移送体4の外周で受け取り下流側まで移送されたスライス肉の裏面から掬い取り、ほぼ中心部を端面で支承して前後に跨らせて、二つ折りしながら反転させて川下の搬送コンベヤ(請求項の「コンベヤ」)6の始端部の移載位置まで揺動して移送する移送具5が設けられている。
移送具5が移載位置まで揺動されるとき、サーボモーターAの回転軸の回動角度を制御することで相手側の搬送コンベアとの相対位置を変更することができる。
又、サーボモーターAは、サーボモーターAを支持するスライダー7が別のサーボモーターBの回転軸端に設けられたクランク機構CRにより、移送具5が回転移送体4からスライス肉を受けて搬送コンベヤ6の移載位置に移送した後、退去して移送具5をスライス肉から抜き取る。
このスライド手段として、従来は特許文献1に示すようにガイド付エアーシリンダーが使用されていたが、動作が不安定で停止位置が乱れることがあったり、スライド速度にも限界があったが、前述したように機械的スライド手段とし駆動源としてのサーボモーターの回転を制御することで停止位置や、速度など細かく調整できるので正確で乱れの無い折畳作業が能率よく行うことができる。
受け具11は、搬送コンベヤ6の始端部プーリー8の軸心を中心として揺動自在に始端部プーリーの支持軸に軸支されていて、受け具11から下方に延設されたアームとロッド12を介してサーボモーター(請求項における「第2サーボモーター」)Dの回転軸に取り付けられたアーム13に連結され、制御手段からの指示に従い、サーボモーターDの回転軸が揺動されて平ベルト9におけるスライス肉の受取面を押し上げてスライス肉を受取り、復帰してサーボモーターCが回動して機外に向けて送り出す。
この搬送コンベヤ6の受取面の押し上げ動作に関しても、サーボモーターDの回転軸の回転角度を制御することで受け具11の揺動量が調節されて搬送コンベヤ6の受取面と移送具5との間隔が調整可能である。
押圧具14は、スライス肉に接する部分は線材で形成されるが、線材を支持する支持棒を支持して線材がスライス肉の押圧状態と移送具5の揺動範囲から離れた退去位置へ伸縮自在なボールねじなどを使った機械的な直動機構15が設けられる。この直動機構15の駆動には、サーボモーター(請求項における「第3サーボモーター」)Eが使用され、このサーボモーターEが回動されることで線材からなる押圧具14のスライス肉との間隔が調整可能である。
尚、この直動機構15についても、従来は前述のスライド手段と同様にガイド付エアーシリンダーが使用されていた。
スライス厚みを決める当て板2は、回転移送体4、搬送コンベヤ6を含む折畳み関連部材と一体的に架台16に支持される。架台16は、平行リンク17を介して機台18に揺動自在に支持され、サーボモーターFを駆動源とする機械的な直動機構19によって移動される。架台16を直動機構19によって肉箱1の食肉の送り出し方向に移動させることで、当て板2を食肉の送り出し方向に移動させスライス厚みを調節する。
押圧具14については、左右中央部に単一の直動機構15が配設され、押圧具14のスライス肉に接する部分が直動機構15の伸縮軸から左右対称に延設されて左右同時にスライス肉を押圧する構成であり、左右の作動にずれが無く確実に同期できる。
そこで、本願発明においては、搬送コンベヤ6の受取面を押し上げる受け具11を揺動させるサーボモーターDと、移送具5の下端部を中心として揺動させるサーボモーターAと、押圧具14を伸縮させる機械的な直動機構15を駆動させるサーボモーターE各々の回転角度、回転数をスライス厚みの設定に関連して制御し、スライス厚みに対応した適正な相互間の間隔が得られるようにしている。
5 移送具
6 搬送コンベヤ(コンベヤ)
9 平ベルト
14 押圧具
A サーボモーター(第1サーボモーター)
C サーボモーター(第4サーボモーター)
D サーボモーター(第2サーボモーター)
E サーボモーター(第3サーボモーター)
Claims (2)
- スライス厚み設定手段を具えたスライサーから切り出され、回転移送体(4)の外周で受け取られたスライス肉を、裏面から掬い取り、ほぼ中心部を端面で支承して前後に跨らせて二つ折りしながら反転させ、所定の移載位置まで揺動して移送してから、この二つ折り状態のスライス肉の間から抜け出す位置まで退去する移送具(5)と、前記移載位置まで受取面を押し上げてスライス肉を受け取り、機外に搬出するコンベヤ(6)と、前記移載位置でスライス肉の折畳線付近を上から押圧する押圧具(14)が設けられたスライス肉の折畳装置において、
前記移送具(5)を前記回転移送体(4)からスライス肉を掬い取る位置と前記移載位置との間で往復揺動させる第1サーボモーター(A)と、
前記コンベヤ(6)の受取面を押し上げる受け具(11)を揺動させる第2サーボモーター(D)と、
前記押圧具(14)を、前記移載位置まで押し上げられた受取面上にてスライス肉の折畳線付近を上方から押圧する位置と、前記移送具(5)の揺動範囲から離れた退去位置との間で伸縮させる第3サーボモーター(E)と、を備え、
前記移送具(5)が前記移載位置まで揺動するときに、前記第1サーボモーター(A)の回転角度が制御されて、この移送具(5)と前記受取面との相対位置が変更され、
前記第2サーボモーター(D)を駆動して前記受取面を押し上げてスライス肉を受け取るときに、この第2サーボモーター(D)の回転角度が制御されて前記受け具(11)の揺動量が調整されて、前記受取面と移送具(5)との間隔が調整され、
スライス肉が前記受取面上に受け取られたときに、前記第3サーボモーター(E)の回転角度が制御されて、前記受取面上のスライス肉と前記押圧具(14)との間隔が調整される構成とし、
所望するスライス厚みの入力に関連して前記第1サーボモーター(A)と第2サーボモーター(D)と第3サーボモーター(E)の回転角度が制御され、移載位置における前記受取面と移送具(5)との間隔が所望するスライス厚みに対応した間隔になるように制御されると共に、移載位置における前記受取面と押圧具(14)との間隔が、所望するスライス厚みにスライスされたスライス肉の二つ折り状態での厚みに対応する間隔になるように制御される構成とした
ことを特徴とするスライス肉の折畳装置。 - 前記コンベヤ(6)を搬送駆動する第4サーボモーター(C)を備え、
前記受取面が押し上げ前の位置に復帰してから前記第4サーボモーター(C)が駆動して、二つ折り状態のスライス肉が機外に向けて送り出される構成とした
請求項1に記載のスライス肉の折畳装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018139118A JP7194927B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | スライス肉の折畳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018139118A JP7194927B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | スライス肉の折畳装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020015126A JP2020015126A (ja) | 2020-01-30 |
JP2020015126A5 JP2020015126A5 (ja) | 2021-08-26 |
JP7194927B2 true JP7194927B2 (ja) | 2022-12-23 |
Family
ID=69581091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018139118A Active JP7194927B2 (ja) | 2018-07-25 | 2018-07-25 | スライス肉の折畳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7194927B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003048192A (ja) | 2001-08-07 | 2003-02-18 | Nihon Career Ind Co Ltd | スライス肉片の移送装置 |
JP2005130839A (ja) | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Nihon Career Ind Co Ltd | スライス肉片の移送装置 |
JP2009023089A (ja) | 2008-10-10 | 2009-02-05 | Nihon Career Ind Co Ltd | スライス肉片の移送装置 |
US20120159900A1 (en) | 2010-12-22 | 2012-06-28 | Giorgio Grasselli | Apparatus for laying sliced foods into containers |
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2018
- 2018-07-25 JP JP2018139118A patent/JP7194927B2/ja active Active
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