JP7193411B2 - カートposおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、カートPOSおよびプログラムに関する。
最近、スーパーマーケットや量販店等の店舗において、店内で販売される商品を入れるカゴを載置するカートが存在する。このようなカートは、車輪によって移動が可能であり、顧客は、当該カートを押して店内を移動しながら買物をすることができる。
そして、最近は、タブレット端末等の情報端末と、スキャナ等のリーダが取り付けられたカートが存在する。顧客は、購入する商品に付されたバーコード等のシンボルをリーダで読ませて、カートに載置されたカゴに入れる。シンボルが読まれた商品の商品情報(商品名、価格等)は情報端末に表示される。顧客は、情報端末に表示された商品情報を確認しながら買い物を進める。
ところで、情報端末は自身が電源となるバッテリーを装着していることが多い。ところがリーダは、12Vで動作するため、情報端末等から電源の供給を受けることができず、別途外部バッテリーをカートに外付けして、当該外部バッテリーから電力を受給して駆動する。外部バッテリーは所定時間継続して電力の供給がないとリーダへの電力の供給を停止することがある。
一方リーダは、顧客がカートの使用を終了し、所定場所に返却されると、シンボルを読むために発光する通常モードから発光を消灯する休止状態となる。リーダが休止状態となり電力を消費しなくなる。すると、外部バッテリーは、リーダへの電力の供給を停止することがある。外部バッテリーからリーダへの電力供給を再開するためには、バッテリーに備えられた再開ボタンを操作する等の対応が必要であった。
本発明が解決しようとする課題は、リーダが休止状態であっても、外部バッテリーがリーダに電力を供給し続けることが可能なカートPOSおよびプログラムを提供することである。
実施形態のカートPOSは、商品を特定するための情報を読み取るリーダと、前記リーダに電力を供給するとともに、所定時間継続して前記リーダへの電力供給がないと前記リーダへの電力の供給を停止する外部バッテリーと、前記リーダが読み取った前記情報に基づいて取得した当該商品の商品情報を記憶する記憶部と、前記リーダに対し、前記リーダが前記外部バッテリーから第1電力を受給して前記情報を読み取るために常時駆動するための第1信号を送信する第1信号送信部と、前記リーダに対し、前記リーダが前記外部バッテリーから前記第1電力より少ない第2電力を受給して間欠駆動するための第2信号を送信する第2信号送信部と、を備え、前記リーダは、前記第1信号を受信した場合に前記常時駆動し、前記第2信号を受信した場合に前記間欠駆動する。
図1は、実施形態に係るカートPOSを示す斜視図である。 図2は、カートPOS含むシステムを示す図である。 図3は、スキャナのハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、タブレットPOSのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、会計装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図6は、スキャナの機能構成を示す機能ブロック図である。 図7は、スキャナの制御処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、タブレットPOSの機能構成を示す機能ブロック図である。 図9は、タブレットPOSの制御処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、会計装置の制御処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、変形例に係るタブレットPOSの機能構成を示す機能ブロック図である。 図12は、変形例に係るタブレットPOSの制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態および変形例について説明する。実施形態および変形例において、スキャナをリーダの一例として説明する。また、タブレットPOS(Point of Sales)を情報端末の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態および変形例により、この発明が限定されるものではない。
(実施形態)
まず、カートPOS1について説明する。カートPOS1は、店舗内を移動しながら購入する商品を収納する装置である。カートPOS1は、顧客が押して店内を移動させる。図1は、実施形態に係るカートPOSを示す図である。図1に示すように、カートPOS1は、取っ手2、スキャナ3、カゴ載置部4、タブレットPOS5、キャスター6、外部電池ホルダ8を備える。
取っ手2は、顧客が把持してカートPOS1を移動させるための部位である。スキャナ3は、顧客が購入する商品に付されたバーコード等のシンボル(商品を特定するための情報)を読み取る装置である。スキャナ3は、シンボルを光学的または撮像して読み取る。スキャナ3は、読み取ったシンボルをタブレットPOS5に送信する。カゴ載置部4は、商品を収納するカゴKを載置する台である。タブレットPOS5は、例えばタブレット端末である。タブレットPOS5は、スキャナ3が読み取ったシンボルを入力して、当該商品に係る商品情報(商品名、価格等)を取得して、売上登録処理を実行する。
売上登録処理とは、スキャナ3が読み取ったシンボルに基づいて取得した当該商品を特定する商品コードに基づいて、当該商品の商品情報(商品名、価格等)を商品マスタ542(図4を参照)から読み出し、読み出した当該商品の商品情報を表示部62に表示するとともに、商品情報を商品情報部531(図4を参照)に記憶する処理をいう。
キャスター6は、カートPOS1に4脚備えられる。それぞれのキャスター6が個別に回転することで、カートPOS1は顧客に押されて店内を自由に移動することができる。
外部電池ホルダ8は、外部バッテリー9を内蔵し、カートPOS1に保持する。外部バッテリー9は、スキャナ3に電力を供給するとともに、所定時間継続してスキャナ3への電力供給がないと、スキャナ3への電力の供給を停止する。具体的には、外部バッテリー9は、スキャナ3を駆動させるために電力を供給する。そして外部バッテリー9は、所定時間(例えば60秒)以上継続して電力の供給がない場合には、スキャナ3への電力の供給を停止する。電力の供給を停止した外部バッテリー9においてスキャナ3への電力の供給を再開するためには、外部バッテリー9に設けられた再開ボタン(図示せず)を操作する。
次に、カートPOS1を含むシステムについて説明する。図2は、カートPOS1含むシステムを示す図である。スキャナ3と外部バッテリー9は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等の接続線L1で接続されている。スキャナ3と外部バッテリー9は、接続線L1を介して相互に通信可能かつ情報の送受信が可能である。
また、スキャナ3とタブレットPOS5は、例えばUSB等の接続線L2で接続されている。スキャナ3とタブレットPOS5は、接続線L2を介して相互に通信可能かつ情報の送受信が可能である。
会計装置7は、例えば無線LAN(Local Area Network)あるいは近距離無線通信等の通信回線MでタブレットPOS5と接続される。会計装置7とタブレットPOS5は、通信回線Mを介して相互に通信可能であり、情報の送受信が可能である。
会計装置7は、顧客が購入する商品について、会計処理を実行する。会計装置7は、タブレットPOS5から受信した商品情報に基づいて会計処理を実行する。会計処理とは、売上登録処理に伴い商品情報部531に記憶された商品情報に基づいて、取引に係る合計金額や税額の表示、顧客から預かった預り金に基づいて釣銭を計算して表示する処理、商品情報や決済情報(合計金額、預り金額、釣銭額等)を印字したレシートをプリンタ83(図5を参照)を駆動して発行する処理等をいう。
ここからは、スキャナ3のハードウェアについて説明する。図3は、スキャナ3のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、スキャナ3は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、メモリ部34等を備えている。CPU31は制御主体となる。ROM32は各種プログラムを記憶する。RAM33はプログラムや各種データを展開する。メモリ部34は各種プログラムを記憶する。CPU31、ROM32、RAM33、メモリ部34は、互いにバス35を介して接続されている。CPU31とROM32とRAM33が、制御部300を構成する。すなわち、制御部300は、CPU31がROM32やメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するスキャナ3の制御処理を実行する。
RAM33は、バーコード部331を備える。バーコード部331は、受光部44が受光したシンボルのシンボルデータを記憶する。
メモリ部34は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部34は、制御プログラム部341を備える。制御プログラム部341はスキャナ3を制御するための制御プログラムを記憶する。
制御部300は、バス35とコントローラ36を介して、操作部41、表示部42、発光部43、受光部44を備える。操作部41は、スキャナ3を操作するキーである。表示部42は、スキャナ3を操作する操作者に対し、情報を表示する。発光部43は、例えば発光ダイオードで構成され、発光して外部に光を出射する。受光部44は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサで構成され、シンボルで反射した光を受光する。
また、制御部300は、バス35を介して、電源供給部45に接続する。電源供給部45は、接続線L1を介して外部バッテリー9と接続する。電源供給部45は、外部バッテリー9から電力を受給して、スキャナ3の各部を動作させる。
また、制御部300は、バス35を介して、タイマ37と接続する。タイマ37は現在の日時を計時する。また、制御部300は、バス35を介して、通信I/F46と接続する。通信I/F46は、接続線L2を介して、タブレットPOS5と相互に情報の送受信が可能である。
次に、タブレットPOS5のハードウェアについて説明する。図4は、タブレットPOS5のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、タブレットPOS5は、CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54等を備えている。CPU51は制御主体となる。ROM52は各種プログラムを記憶する。RAM53はプログラムや各種データを展開する。メモリ部54は各種プログラムを記憶する。CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54は、互いにバス55を介して接続されている。CPU51とROM52とRAM53が、制御部500を構成する。すなわち、制御部500は、CPU51がROM52やメモリ部54に記憶されRAM53に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するタブレットPOS5の制御処理を実行する。
RAM53は、商品情報部531を備える。商品情報部531は、売上登録処理した商品の商品情報(商品名、商品の価格、等)を記憶する。
メモリ部54は、SSD、HDD、フラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部54は、制御プログラム部541と商品マスタ542を備える。制御プログラム部541はタブレットPOS5を制御するための制御プログラムを記憶する。商品マスタ542は、店舗内で販売される商品をそれぞれ特定する商品コード、および当該商品コードに対応付けて、当該商品の商品情報(商品名、商品の価格等)を記憶する。
制御部500は、バス55とコントローラ56を介して、操作部61、表示部62、カードリーダ63を備える。操作部61は、タブレットPOS5を操作するキーボードである。操作部61は、送信キー611を含む。送信キー611は、商品情報部531に記憶されている商品情報を会計装置7に送信する際に顧客が操作する。表示部62は、タブレットPOS5を操作する操作者(顧客)に対し、情報を表示する。カードリーダ63は、顧客が携帯する顧客カードから顧客を特定する顧客コード(顧客特定情報)を読み取る。
また、制御部500は、バス55を介して、通信I/F64と接続する。通信I/F64は、接続線L2を介して、スキャナ3からシンボルの情報を受信する。また、制御部500は、バス55を介して、通信I/F65と接続する。通信I/F65は、通信回線Mを介して、会計装置7と情報の送受信が可能である。
次に、会計装置7のハードウェアについて説明する。図5は、会計装置7のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、会計装置7は、CPU71、ROM72、RAM73、メモリ部74等を備えている。CPU71は制御主体となる。ROM72は各種プログラムを記憶する。RAM73はプログラムや各種データを展開する。メモリ部74は各種プログラムを記憶する。CPU71、ROM72、RAM73、メモリ部74は、互いにバス75を介して接続されている。CPU71とROM72とRAM73が、制御部700を構成する。すなわち、制御部700は、CPU71がROM72やメモリ部74に記憶されRAM73に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する会計装置7の制御処理を実行する。
RAM73は、商品情報部731を備える。商品情報部731は、タブレットPOS5から受信した商品情報を記憶する。
メモリ部74は、SSD、HDD、フラッシュメモリ等で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部74は、制御プログラム部741を備える。制御プログラム部741は会計装置7を制御するための制御プログラムを記憶する。
制御部700は、バス75とコントローラ76を介して、操作部81、表示部82、プリンタ83を備える。操作部81は、会計装置7を操作するキーボードである。操作部81は、終了キー811を含む。終了キー811は、顧客との取引を終了する際に顧客が操作する。表示部82は、会計装置7を操作する操作者(顧客)に対し、情報を表示する。プリンタ83は、当該顧客との取引に係る商品情報や会計情報を印字してレシートを発行する。
また、制御部700は、バス75を介して、通信I/F85と接続する。通信I/F85は、通信回線Mを介して、タブレットPOSと情報の送受信が可能である。
ここからは、スキャナ3の機能構成について説明する。図6は、スキャナ3の機能構成を示す機能ブロック図である。スキャナ3は、制御プログラム部341に記憶され、RAM33に展開された制御プログラムに従うことで、常時点灯部301、シンボル読取部302、シンボルデータ送信部303、間欠点灯部304として機能する。
常時点灯部301は、第1信号を受信すると、外部バッテリー9から第1電力を受給して発光部43を常時点灯(常時駆動)する。具体的には、常時点灯部301は、タブレットPOS5から第1信号を受信すると、外部バッテリー9から受給した電力を発光部43に常に供給(例えば0.4アンペア)して、発光部43を常時点灯する。発光部43が常時点灯している間は、スキャナ3はシンボルを読み取ることが可能である。また、発光部43が常時点灯している間は、スキャナ3は電力を消費するため、外部バッテリー9はスキャナ3に第1電力を供給する。
シンボル読取部302は、受光部44が読み取ったシンボルデータをバーコード部331に記憶する。
シンボルデータ送信部303は、バーコード部331に記憶されているシンボルデータを、タブレットPOS5に送信する。
間欠点灯部304は、第2信号を受信すると、外部バッテリー9から第1電力より少ない第2電力を受給して発光部43を間欠点灯(間欠駆動)する休止状態とする。具体的には、間欠点灯部304は、タブレットPOS5から第2信号を受信すると、外部バッテリー9から第2電力を受給して発光部43を間欠点灯する。間欠点灯とは、発光部43を、例えば60秒間に1回10秒程度発光させることをいう。間欠点灯部304は、タイマ37が計時する時間に基づいて発光部43を間欠点灯させる。発光部43が間欠点灯すると、スキャナ3は、休止状態であっても多少電力を消費(例えば0.1アンペア)するため、外部バッテリー9はスキャナ3に第2電力を供給する。
次に、スキャナ3の制御について説明する。図7は、スキャナ3の制御処理の流れを示すフローチャートである。図7に示すように、スキャナ3の制御部300は、タブレットPOSから第1信号を受信したかを判断する(S11)。タブレットPOSから第1信号を受信したと判断した場合には(S11のYes)、常時点灯部301は、発光部43を常時発光させてスキャナを常時点灯(常時駆動)して、シンボルの読み取りを可能とする(S12)。そして制御部300は、S11に戻る。
また、タブレットPOS5からの第1信号の受信ではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部300は、受光部44が商品に付されたシンボルを読み取ったかを判断する(S21)。受光部44がシンボルを読み取ったと判断した場合には(S21のYes)、シンボル読取部302は、読み取ったシンボルデータをバーコード部331に記憶する(S22)。そしてシンボルデータ送信部303は、バーコード部331に記憶されているシンボルデータを、タブレットPOS5に送信する(S23)。そして制御部300は、S11に戻る。
また、受光部44がシンボルを読み取っていない判断した場合には(S21のNo)、制御部300は、タブレットPOSから第2信号を受信したかを判断する(S31)。タブレットPOSから第2信号を受信したと判断した場合には(S31のYes)、間欠点灯部304は、発光部43を間欠的に発光してスキャナ3を間欠点灯(間欠駆動)する(S32)。そして制御部300は、S11に戻る。また、タブレットPOSから第2信号を受信していないと判断した場合には(S31のNo)、制御部300は、S11に戻る。
ここからは、タブレットPOS5の機能構成について説明する。図8は、タブレットPOS5の機能構成を示す機能ブロック図である。タブレットPOS5は、制御プログラム部541に記憶され、RAM53に展開された制御プログラムに従うことで、第1信号送信部501、記憶部502、商品情報送信部503、第2信号送信部504として機能する。
第1信号送信部501は、スキャナ3に対し、スキャナ3が外部バッテリー9から第1電力を受給して前記情報を読み取るために常時点灯するための第1信号を送信する。具体的には、第1信号送信部501は、カードリーダ63が顧客カードから顧客コードを読み取った場合に、スキャナ3に対し第1信号を送信する。
記憶部502は、スキャナ3が読み取ったシンボルデータに基づいて取得した当該商品の商品情報を、商品情報部531に記憶する。具体的には、記憶部502は、スキャナ3が読み取ったシンボルデータを受信して、受信したシンボルデータに基づいて当該商品を特定する商品コードを取得し、取得した商品コードに基づいて商品マスタ542から当該商品コードに対応した商品情報を読み出して、商品情報部531に記憶する(すなわち、売上登録処理を実行する)。
商品情報送信部503は、商品情報部531に記憶した商品情報を会計装置7に送信する。具体的には、送信キー611が操作されると、商品情報部531に記憶した商品情報を顧客コードとともに会計装置7に送信する。
第2信号送信部504は、スキャナ3に対し、スキャナ3が外部バッテリー9から第1電力より少ない第2電力を受給して間欠点灯するための第2信号を送信する。具体的には、第2信号送信部504は、会計装置7から会計処理の終了信号を受信した場合に、スキャナ3に対して第2信号を送信する。
次に、タブレットPOS5の制御について説明する。図9は、タブレットPOS5の制御処理の流れを示すフローチャートである。図9に示すように、タブレットPOS5の制御部500は、カードリーダ63が顧客カードから顧客コードを読み取ったかを判断する(S41)。カードリーダ63が顧客コードを読み取ったと判断した場合には(S41のYes)、第1信号送信部501は、スキャナ3に対し、第1信号を送信する(S42)。そして制御部500はS41に戻る。
また、顧客コードの読み取りではないと判断した場合には(S41のNo)、制御部500は、スキャナ3からシンボルデータを受信したかを判断する(S51)。スキャナ3からシンボルデータを受信したと判断した場合には(S51のYes)、記憶部502は、スキャナ3から受信したシンボルデータに基づいて取得した当該商品の商品情報を、商品情報部531に記憶する売上登録処理を実行する(S52)。そして制御部500はS41に戻る。
また、スキャナ3からのシンボルデータの受信ではないと判断した場合には(S51のNo)、制御部500は、送信キー611が操作されたかを判断する(S63)。送信キー611が操作されたと判断した場合には(S63のYes)、商品情報送信部503は、商品情報部531に記憶した商品情報を、カードリーダ63が読み取った顧客コードとともに会計装置7に送信する(S64)。そして制御部500はS41に戻る。
また、送信キー611の操作ではないと判断した場合には(S63のNo)、制御部500は、会計装置7から終了信号を受信したかを判断する(S71)。会計装置7から終了信号を受信したと判断した場合には(S71のYes)、第2信号送信部504は、スキャナ3に対し第2信号を送信する(S72)。そして制御部500はS41に戻る。また、会計装置7からの終了信号の受信ではないと判断した場合には(S71のNo)、制御部500はS41に戻る。
ここからは、会計装置7の制御について説明する。図10は、会計装置7の制御処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すように、会計装置7の制御部700は、タブレットPOS5から商品情報を顧客コードとともに受信したかを判断する(S81)。商品情報を受信するまで待機し(S81のNo)、タブレットPOS5から商品情報を受信したと判断した場合には(S81のYes)、制御部700は、受信した商品情報を商品情報部731に記憶する(S82)。次に制御部700は、終了キー811が操作されたかを判断する(S83)。終了キー811は操作されていないと判断した場合には(S83のNo)、S81に戻り、終了キー811が操作されたと判断した場合には(S83のYes)、制御部700は、商品情報部731に記憶されている商品情報に基づいて会計処理を実行する(S84)。会計処理は現金による会計処理、およびクレジットカード等を使用したキャッシュレスによる会計処理が可能である。
そして制御部700は、S84で実行されている会計処理が終了したかを判断する(S85)。会計処理が終了するまで待機し(S85のNo)、会計処理が終了したと判断した場合には(S85のYes)、制御部700は、会計装置7における会計処理が終了したことを示す終了信号をタブレットPOS5に送信する(S86)。そして制御部500はS41に戻る。
このような実施形態によれは、タブレットPOS5の第1信号送信部501は、顧客カードから顧客コードを読み取った場合に、第1信号をスキャナ3に送信する。スキャナ3は、タブレットPOS5から第1信号を受信すると、外部バッテリー9から第1電力を受給して常時点灯する。また、タブレットPOS5の第2信号送信部504は、会計装置7から終了信号を受信した場合に、第2信号をスキャナ3に送信する。スキャナ3は、タブレットPOS5から第2信号を受信すると、外部バッテリー9から第2電力を受給して間欠点灯する。そのため、スキャナ3が休止状態であっても、外部バッテリー9はスキャナ3に電力を供給し続けることが可能となる。
(変形例)
ここからは、実施形態の変形例について説明する。なお、変形例については、実施形態と同等の構成については同じ参照符号を付し、説明を省略する。実施形態では、会計装置7から終了信号を受信した場合にタブレットPOS5がスキャナ3に対して第2信号を送信したが、変形例では、タブレットPOS5が商品情報を会計装置7に送信した場合にスキャナ3に対して第2信号を送信する。
図11は、変形例に係るタブレットPOSの機能構成を示す機能ブロック図である。図11において、商品情報送信部503が商品情報部531に記憶した商品情報を会計装置7に送信すると、第2信号送信部504は、スキャナ3に対し、スキャナ3が外部バッテリー9から第1電力より少ない第2電力を受給して間欠点灯するための第2信号を送信する。
図12は、変形例に係るタブレットPOS5の制御処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、制御部500は、S63において、送信キー611が操作されたかを判断する(S63)。送信キー611が操作されたと判断した場合には(S63のYes)、商品情報送信部503は、商品情報部531に記憶した商品情報を、カードリーダ63が読み取った顧客コードとともに会計装置7に送信する(S64)。そして第2信号送信部504は、スキャナ3に対し第2信号を送信する(S72)。
このような変形例によれは、タブレットPOS5の第1信号送信部501は、顧客カードから顧客コードを読み取った場合に、第1信号をスキャナ3に送信する。スキャナ3は、タブレットPOS5から第1信号を受信すると、外部バッテリー9から第1電力を受給して常時点灯する。また、商品情報送信部503が商品情報を会計装置7に送信すると、第2信号をスキャナ3に送信する。スキャナ3は、タブレットPOS5から第2信号を受信すると、外部バッテリー9から第2電力を受給して間欠点灯する。そのため、外部バッテリー9は、スキャナ3が休止状態であっても、外部バッテリーがスキャナ3に電力を供給し続けることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、商品に付されたシンボルを読み取るスキャナ3をリーダの一例として説明した。しかしながらこれに限らず、リーダは、例えば商品に付された無線タグを読み取るものであってもよい。
また、実施形態では、スキャナ3の間欠駆動として、発光部43を間欠点灯するようにした。しかしながらこれに限らず、スキャナ3の間欠駆動は、例えばスキャナ3に設けられた音声発生部(図示せず)から、間欠的に音を発生するようにしてもよい。
また、実施形態では、会計装置7は顧客が操作した。しかしながらこれに限らず、会計装置7は店員が操作してもよい。
なお、実施形態および変形例のカートPOS1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態および変形例のカートPOS1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態および変形例のカートPOS1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態および変形例のカートPOS1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 カートPOS
3 スキャナ
5 タブレットPOS
7 会計装置
9 外部バッテリー
43 発光部
44 受光部
45 電源供給部
63 カードリーダ
300 制御部
301 常時点灯部
302 シンボル読取部
303 シンボルデータ送信部
304 間欠点灯部
331 バーコード部
500 制御部
501 第1信号送信部
502 記憶部
503 商品情報送信部
504 第2信号送信部
531 商品情報部
700 制御部
731 商品情報部
特開2008-545204号公報

Claims (6)

  1. 商品を特定するための情報を読み取るリーダと、
    前記リーダに電力を供給するとともに、所定時間継続して前記リーダへの電力供給がないと前記リーダへの電力の供給を停止する外部バッテリーと、
    前記リーダが読み取った前記情報に基づいて取得した当該商品の商品情報を記憶する記憶部と、
    前記リーダに対し、前記リーダが前記外部バッテリーから第1電力を受給して前記情報を読み取るために常時駆動するための第1信号を送信する第1信号送信部と、
    前記リーダに対し、前記リーダが前記外部バッテリーから前記第1電力より少ない第2電力を受給して間欠駆動するための第2信号を送信する第2信号送信部と、
    を備え、
    前記リーダは、前記第1信号を受信した場合に前記常時駆動し、前記第2信号を受信した場合に前記間欠駆動する、
    ことを特徴とするカートPOS。
  2. 前記第2信号送信部は、前記記憶部に記憶した前記商品情報に基づいて会計処理をする会計装置から前記商品情報に伴う会計処理が終了したことを示す信号を受信した場合に前記第2信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートPOS。
  3. 前記記憶部に記憶した前記商品情報を、前記商品情報に基づいて会計処理をする会計装置に送信する商品情報送信部、をさらに備え、
    前記第2信号送信部は、前記商品情報送信部が前記商品情報を会計装置に送信した場合に前記第2信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートPOS。
  4. 前記記憶部と、前記第1信号送信部と、前記第2信号送信部と、を具備する情報端末をさらに備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のカートPOS。
  5. 前記リーダは、商品に付されたシンボルを読み取るスキャナであり、前記スキャナは、前記第1信号を受信した場合に常時点灯し、前記第2信号を受信した場合に間欠点灯する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のカートPOS。
  6. 商品を特定するための情報を読み取るリーダと、前記リーダに電力を供給するとともに、所定時間継続して前記リーダへの電力供給がないと前記リーダへの電力の供給を停止する外部バッテリーと、を備えたカートPOSとしてのコンピュータを、
    前記リーダが読み取った前記情報に基づいて取得した当該商品の商品情報を記憶する記憶部と、
    前記リーダに対し、前記リーダが前記外部バッテリーから第1電力を受給して前記情報を読み取るために常時駆動するための第1信号を送信する第1信号送信部と、
    前記リーダに対し、前記リーダが前記外部バッテリーから前記第1電力より少ない第2電力を受給して間欠駆動するための第2信号を送信する第2信号送信部と、
    として機能させ、
    前記リーダを、前記第1信号を受信した場合に前記常時駆動し、前記第2信号を受信した場合に前記間欠駆動させる、
    プログラム。
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