JP7193133B2 - 配線基板 - Google Patents
配線基板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7193133B2 JP7193133B2 JP2019041535A JP2019041535A JP7193133B2 JP 7193133 B2 JP7193133 B2 JP 7193133B2 JP 2019041535 A JP2019041535 A JP 2019041535A JP 2019041535 A JP2019041535 A JP 2019041535A JP 7193133 B2 JP7193133 B2 JP 7193133B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- wiring
- wiring pattern
- main surface
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Description
最初に本願発明の実施形態を列記して説明する。本願の配線基板は、第1主面を有し、絶縁体からなる基材層と、第1主面上に接触して配置され、導電体からなる配線パターン層と、を備える。第1主面は、配線パターン層が配置される配線配置領域と、配線パターン層が配置されない絶縁領域とを含む。配線パターン層は、配線配置領域上に接触して配置され、配線配置領域に接触する側とは反対側の主面である第2主面を有するシード層と、第2主面上に接触して配置され、銅合金からなる導体層と、を含む。シード層は、第2主面を含むように配置され、銅からなる表面層を含む。上記銅合金は、0.02質量%以上0.50質量%以下のニッケルと、0.003質量%以上0.10質量%以下のクロムと、99.3質量%以上の銅とを含む。
次に、本願の配線基板の一実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰り返さない。
[配線基板の構成]
図1および図2を参照して、実施形態1に係る配線基板の構成を説明する。図1は配線基板の一例を示す模式平面図である。図2は配線基板の一例を示す模式断面図である。図2は図1の線分II-IIに沿う断面図であり、配線パターン層を構成するある配線の延在方向(長手方向)Dに対して垂直な方向に切断した断面の断面図である。
配線基板100は基材層40を備える。基材層40は絶縁体からなる。基材層40としては、板状、シート状、フィルム状等の平坦な形状を有するものが好ましく用いられる。基材層40は硬質でもよく、可撓性を有していてもよい。基材層40が可撓性を有する場合、そのような基材層40を備える配線基板100はフレキシブルプリント配線板として好ましく使用することができる。
次に図1および図2を参照して配線パターン層10について説明する。配線パターン層10は、電気を導通するための層である。図1および図2を参照して、配線パターン層10は、基材層40側から見て、シード層20と、導体層30とが順に積層された構造を有する。
次に配線パターン層10を構成するシード層20および導体層30について説明する。シード層20は、基材層40の上記第1主面40A上(配線配置領域42内)に配置される層である。シード層20は、樹脂からなる基材層40上に、導体層30を固定する役割を果たす層である。図2を参照して、シード層20は、配線配置領域42に接触する側(主面20B側)とは反対側の主面である第2主面20Aを有する。シード層20は、配線配置領域42に接触するように配置される。シード層20は単層構造であってもよく、複層構造であってもよい。図2に示す本実施の形態に係る配線基板100においては、シード層20は、基材層40側から見て、下地層24と、配線定着層22とを含む複層構造を有する。
導体層30は、銅合金からなる、電気を導通するための層である。導体層30は、シード層の第2主面20A上に接触して配置される。
次に図1および図2とともに、さらに図3~図7を参照して、本実施の形態に係る配線基板100の製造手順を説明する。図3は配線基板の製造方法の手順を示すフローチャートである。図4~図7は配線基板の製造方法の説明するための概略図である。
次に図8を参照して、実施の形態2に係る配線基板200を説明する。配線基板200は、図1および図2に示す実施の形態1に係る配線基板100とほぼ同等の構造を有する。また配線基板200は、上記配線基板100と類似の方法において製造することができる。一方、実施の形態2に係る配線基板200においては、シード層20の第2主面20Aを構成する結晶の面指数をX線回折により分析した場合の、銅結晶の(111)面に対応する回折ピークの強度に対する(200)面に対応する回折ピークの強度の比であるピーク比(200)/(111)が50%超100%以下である。一方、導体層30の、上記第2主面20Aに接触する側とは反対側の主面である第3主面30Aを構成する結晶の面指数をX線回折により分析した場合の、銅結晶の(111)面に対応する回折ピークの強度に対する(200)面に対応する回折ピークの強度の比であるピーク比(200)/(111)が10%以上50%以下である。
(1-1)試料の準備
シード層20と導体層30の結晶配向性を調べるために、以下の2つの試料を準備した。まず基材層40上に、スパッタリングにより銅を積層することにより、シード層20を形成した基板1(比較用、銅層の厚み:8μm)を準備した。一方、シード層20上に、さらに電解めっきにより導体層30を形成した基板2を準備した。電解めっきに使用しためっき液として、微量の硫酸クロム(Cr2(SO4)3)および硫酸ニッケル(NiSO4)をその硫酸銅溶液に添加したものを準備し、最終的に形成される導体層30を構成する銅合金が、0.02質量%以上0.50質量%以下のニッケルと、0.003質量%以上0.10質量%以下のクロムと、99.3質量%以上の銅とを含む組成を有するように調整した。
(測定条件)
測定装置:PANalytical社製、EMPYREAN(商品名)
使用X線:Cu-Kαラインフォーカス、励起条件:45kV 40mA
入射光学系:ミラー、受光光学系:平板コリメータ0.27°、走査方法:θ-2θスキャン
測定範囲:2θ=10°~100°、ステップ幅:0.03゜、積算時間:1sec(基板1)、3sec(基板2)
12a,12b,12c 配線領域
20 シード層
20A,20B,30A,40A 主面
22 配線定着層
24 下地層
30 導体層
40 基材層
42 配線配置領域
44,44a,44b 絶縁領域
50 レジスト層
60 開口部
100,200 配線基板
110 基板
Claims (4)
- 第1主面を有し、絶縁体からなる基材層と、
前記第1主面上に接触して配置され、導電体からなる配線パターン層と、
を備え、
前記第1主面は、前記配線パターン層が配置される配線配置領域と、前記配線パターン層が配置されない絶縁領域とを含み、
前記配線パターン層は、
前記配線配置領域上に接触して配置され、前記配線配置領域に接触する側とは反対側の主面である第2主面を有するシード層と、
前記第2主面上に接触して配置され、銅合金からなる導体層と、を含み、
前記シード層は、前記第2主面を含むように配置され、銅からなる表面層を含み、
前記銅合金は、0.02質量%以上0.50質量%以下のニッケルと、0.003質量%以上0.10質量%以下のクロムと、99.3質量%以上の銅とを含み、
前記シード層は、前記導体層よりもエッチング速度が高い、
配線基板。 - 前記配線パターン層の、前記配線配置領域からの高さである厚みTは15μm以上である、
請求項1に記載の配線基板。 - 前記配線パターン層を構成する配線の幅Wに対する、前記配線パターン層の、前記配線配置領域からの高さである厚みTの比T/Wが1.5以上である、
請求項1又は請求項2に記載の配線基板。 - 前記配線パターン層は、前記配線パターン層において任意に設定され、線状に延在する第1の配線領域と、前記第1の配線領域から離れて配置され、前記第1の配線領域に隣接して線状に延在する第2の配線領域とを含み、
前記第1の配線領域と前記第2の配線領域との間の距離の最小値である間隔Gに対する、前記配線パターン層の、前記配線配置領域からの高さである厚みTとの比T/Gが2以上である、
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の配線基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041535A JP7193133B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041535A JP7193133B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 配線基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020145339A JP2020145339A (ja) | 2020-09-10 |
JP7193133B2 true JP7193133B2 (ja) | 2022-12-20 |
Family
ID=72354518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019041535A Active JP7193133B2 (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 配線基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7193133B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021049374A (ja) * | 2020-12-09 | 2021-04-01 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021049375A (ja) * | 2020-12-09 | 2021-04-01 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
WO2022249532A1 (ja) * | 2021-05-24 | 2022-12-01 | ソニーグループ株式会社 | 配線基板、低誘電率構造体及び配線基板の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184633A (ja) | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Furukawa Circuit Foil Kk | 金属箔の表面処理方法 |
JP2013131268A (ja) | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Dainippon Printing Co Ltd | サスペンション用基板、サスペンション、素子付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法 |
-
2019
- 2019-03-07 JP JP2019041535A patent/JP7193133B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184633A (ja) | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Furukawa Circuit Foil Kk | 金属箔の表面処理方法 |
JP2013131268A (ja) | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Dainippon Printing Co Ltd | サスペンション用基板、サスペンション、素子付サスペンション、ハードディスクドライブおよびサスペンション用基板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020145339A (ja) | 2020-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7193133B2 (ja) | 配線基板 | |
JP5129642B2 (ja) | 表面処理銅箔及びその表面処理銅箔を用いて得られる銅張積層板並びにその銅張積層板を用いて得られるプリント配線板 | |
TWI434965B (zh) | A roughening method for copper foil, and a copper foil for a printed wiring board which is obtained by the roughening method | |
KR101339598B1 (ko) | 2층 플렉시블 기판, 및 그 제조에 이용하는 구리전해액 | |
KR101705403B1 (ko) | 2층 플렉시블 기판, 및 2층 플렉시블 기판을 기재로 한 프린트 배선판 | |
US20060088723A1 (en) | Surface treated copper foil and circuit board | |
US8409726B2 (en) | Printed circuit board with multiple metallic layers and method of manufacturing the same | |
KR101256086B1 (ko) | 금속박과 그 제조 방법, 절연기판, 및 배선기판 | |
TWI406614B (zh) | 印刷配線基板及其製造方法 | |
JP4959052B2 (ja) | 導電性トレースの改良された形成方法およびそれによって製造されたプリント回路 | |
JP4771552B2 (ja) | 2層フレキシブル基板 | |
JP5248684B2 (ja) | 電子回路及びその形成方法並びに電子回路形成用銅張積層板 | |
US7976956B2 (en) | Laminated circuit board | |
JP5738964B2 (ja) | 電子回路及びその形成方法並びに電子回路形成用銅張積層板 | |
US6889432B2 (en) | Method of manufacturing double-sided circuit board | |
JP7193132B2 (ja) | 配線基板 | |
JP4345742B2 (ja) | 配線基板及びその製造方法 | |
JP7304492B2 (ja) | フレキシブルプリント配線板及びその製造方法 | |
WO2023282350A1 (ja) | プリント配線板 | |
KR20070095777A (ko) | 배선 기판 | |
WO2021200614A1 (ja) | フレキシブルプリント配線板及びその製造方法 | |
KR20100127170A (ko) | 세미 애더티브용 황산계 동도금액 및 프린트 배선 기판의 제조 방법 | |
WO2023276510A1 (ja) | フレキシブルプリント回路基板及びフレキシブルプリント回路基板の製造方法 | |
JP2017188565A (ja) | 導電性基板、導電性基板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20210921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7193133 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |