JP7190836B2 - キャビネットの扉ロック構造 - Google Patents

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本発明は、屋外に設置可能なキャビネットの扉ロック構造に関する。
宅配ボックスは、受取人が不在であっても荷物を配達できるため、受取人と配達業者の双方にとって都合が良く普及が進んでいる。この宅配ボックスは、一般住宅では小型の箱で済むが、集合住宅等の多数の受取人が居る場所では、複数の収容部を備えた大型のものが設置されている。
このような複数の荷物収容部を備えた大型の宅配ボックスとして、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1の宅配ボックスは、個々の荷物収容部に電気錠が設けられ、荷物が収容されたら暗証番号が入力されて施錠される。そして、この暗証番号がインターホン等で受取人である居住者に通知されて、受取人は暗証番号を入力して荷物を受け取ることができ、受取人が不在であっても、間違いの無い配達を実施できた。
特開2013-176578号公報
上記従来の宅配ボックスは、集合住宅のエントランス等の建屋内に設置されるため、雨水の浸入を考慮する必要が無く、収容部毎に電気錠を備えた扉を設けても何ら問題なかった。
しかしながら、大型の宅配ボックスを新たに設置しようとした場合、屋内にスペースが無ければ屋外に設置される場合が出てくる。また、比較的大規模な工場等では、工場入口付近に宅配ボックスがあった方が配達の効率が良く、宅配業者にとって都合が良い。この場合、屋外での設置になるため雨水に対する対策が必要となり、荷物に収容部個々に扉を設けるより、宅配ボックス全体を1つの扉で閉塞してロックする構成がコストも削減でき好ましい。
一方で、屋外に設置されるキャビネットとしては、電気設備を収容するキュービクルに使用されるキャビネットが従来よりある。このキャビネットは、扉に設けられたハンドルにシリンダ錠等の錠が設けられており、施錠することができた。
しかしながら、施解錠するためにはキーが必要であるため、そのままでは宅配ボックスには不向きであり、キーを携行する必要が無く暗証番号等で解錠できる電気錠に変更する必要があった。その場合、ハンドル部は雨水が侵入し易く、電気錠の組み付け場所としては相応しくなかったし、錠を具備したハンドルはそれ自体選択肢が少なく、デザイン上の自由度も制限された。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、電気錠を備えても野外に設置可能なキャビネットの扉ロック構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、扉に設けられたハンドルを回動操作することで、扉背面に縦方向に組み付けられた鎖錠棒が伸縮動作し、伸張した鎖状棒がキャビネット本体に係止することで閉状態の扉が保持されるキャビネットの扉ロック構造であって、キャビネット本体の内部に、伸張した鎖状棒の先端に係止して鎖状棒の縮退を阻止する電気錠から成るロック装置を設け、鎖状棒のロック装置が係止する部位は、鎖状棒を折り曲げて形成した水平部であることを特徴とする。
この構成によれば、鎖状棒に形成された水平部をロック装置が係止するため、鎖状棒の縮退を簡易な構造で阻止でき、扉をロックできる。また、ロック装置はキャビネット本体に設置されるため、ハンドルにロック機能を設ける必要が無く、ハンドル及び扉の選択肢を広くでき、デザイン上も好ましい。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、鎖状棒の水平部は、キャビネット本体の内部方向に鎖状棒がL字状に折り曲げられて形成され、ロック装置は、キャビネット本体の内部において水平部に係止することを特徴とする。
この構成によれば、鎖状棒をキャビネット本体の内部方向に折り曲げて係止部を形成するため、ロック装置全体をキャビネット本体内部に配置でき、雨水がキャビネットの内側に侵入してもロック装置にかかるのを防止できる。よって、ロック装置を電気錠で構成しても長寿命化を図ることができる。
本発明によれば、鎖状棒に形成された水平部をロック装置が係止するため、鎖状棒の縮退を簡易な構造で阻止でき、扉をロックできる。また、ロック装置はキャビネット本体に設置されるため、ハンドルにロック機能を設ける必要が無く、ハンドル及び扉の選択肢を広くでき、デザイン上も好ましい。
本発明に係るキャビネットの扉ロック構造の一例を示すキャビネットの正面説明図である。 図1のA-A線断面図である。 図1のB-B線断面図である。 C部拡大図である。 D部拡大図である。 ロックを解除したロック装置の拡大図を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 E部拡大図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1~3は本発明に係るキャビネットの扉ロック構造の一例を示し、図1はキャビネット1の正面図、図2はA-A線断面図、図3はB-B線断面図である。このキャビネット1は、例えば宅配物等の物品を収容する宅配ボックスとして使用される。
キャビネット1は、物品収容部を備えた第1キャビネット2と、第1キャビネット2の側部に配置されて第1キャビネット2に備えられている電気錠の設定等を行う操作部及び制御部を備えた第2キャビネット3とを有し、上部には双方に跨がる屋根板4が設けられている。屋根板4は、出し入れする荷物が濡れないよう庇部を有している。
尚、図1では、本発明の主要部を成す部位(後述する鎖状棒、ロック装置)は前方から見えない部位に配置されているが、説明の都合上実線で示している。
第1キャビネット2は、前面側が開放されて複数の物品を収容する物品収容部を備えた第1キャビネット本体(以下、単に「本体」と称する)2aと、前面に配置された扉2bとを有している。第2キャビネット3は、前面側が開放されて機器が収容される第2キャビネット本体3aと、前面に配置された扉3bとを有している。
第1キャビネット2の扉2bは、観音開きする左右一対から成り、第2キャビネット3の扉3bは片開きする扉となっている。
そして、第1キャビネット2に本発明の扉ロック構造が適用され、扉2bをロックするための電気錠から成るロック装置5が組み付けられている。以下、このロック装置5を設けた第1キャビネット2を具体的に説明する。
本体2aの開放された前面は、周囲の側板、天板から連続形成された鋼板を折り曲げて形成したフレーム(前面フレーム)21が周設され、前面フレーム21の内側が開口されている。観音開きする扉2bは、前面フレーム21を含む本体2aの前面を覆い、前面開口部Pを閉塞するよう構成されている。扉2bは左右対称に形成され、開放端側である本体2aの中央付近にハンドル22がそれぞれ設けられている。このハンドル22の操作で開閉操作を可能としている。但し、閉扉した際に前面開口部Pの中央部に隙間が発生しないよう、重なり部を有するよう構成されている。
そして、扉2bの背面には、ハンドル22の回動操作で上下方向に伸縮動作する鎖状棒23が組み付けられており、伸張すると鎖状棒23の上下端部が本体2aに係止し、縮退すると係止が解除されるよう構成されている。
具体的に、鎖状棒23は、図1に示すように一対のロッド棒23a,23bで構成されている。ハンドル22から上方に伸びた一方の上側ロッド棒23aは、先端が本体2aの上部に係止するよう配置され、ハンドル22から下方に伸びた他方の下側ロッド棒23bは、先端が本体2aの下部に係止するよう配置されている。
尚、図1は鎖状棒23を伸張させて本体2aに係止した状態を示している。また、ロッド棒23a,23bはそれぞれ、扉2bの背面に設けられた支持部材24で保持されて、本体2aの特定の部位に係止するよう構成されている。また図3では、第1キャビネット2の扉2bは、閉状態を破線、開状態を実線で示し、双方の状態を示している。
上側ロッド棒23aと下側ロッド棒23bは、扉2bの背面においてハンドル22の回転軸に取り付けられた連結片(図示せず)に、回転軸を中心とした左右の点対称位置にそれぞれの基部が軸着されている。ハンドル22の操作を受けて連結片が回動することで、2本のロッド棒23a,23bが上下動し、鎖状棒23は伸縮動する。そのため、扉2bを閉じた状態で鎖状棒23を伸張させると、上側ロッド棒23aの先端は前面フレーム21の上辺の背部に入り込み、下側ロッド棒23bは前面フレーム21の下辺の背部に入り込む。この結果、扉2bの上下が本体2aに係止して閉状態が保持される。
図4はC部拡大図、図5はD部拡大図であり、何れも鎖状棒23を伸張して扉2bをロック装置5がロックした状態を示している。図5に示すように、ロック装置5は本体2aの内部となる前面フレーム21の背部に配置されている。そして、上側ロッド棒23aの先端は、本体2aの内部方向(奥行方向)にL字状に折り曲げられており、この折り曲げた水平部Sがロック装置5に把持されてロックされる。
伸張操作された鎖状棒23は、上側ロッド棒23aの先端が、本体2aの前面フレーム21の裏側に入り込んで係止し、閉扉状態が保持されると同時に、先端がロック装置5の凹部5bに入り込み、ロック装置5の凹部5b内に配置されている係止片5aが上側ロッド棒23aの水平部Sを把持するように係止する。上側ロッド棒23aを係止した係止片5aは、回動が禁止されてロック状態となり、上側ロッド棒23aの下方への抜け動作が阻止される。
このロック状態は、第2キャビネット3に設けられている電気錠であるロック装置5の操作部(図示せず)を解除操作することで解除される(詳述せず)。
尚、鎖状棒23が伸張すると、鎖状棒23の下端である下側ロッド棒23bの先端も下方へ突出して本体2aの前面フレーム21の裏面に入り込んで係止する。図7はD部拡大図であり、鎖状棒23の下端が本体2aに係止した状態を示している。
図6はロックを解除して鎖状棒23を縮退させた状態のロック装置5の拡大図を示し、(a)は図4に対応する正面図、(b)は図5に対応する側面図である。電気錠の解錠操作により、ロック装置5の係止片5aは回動可能となる。この状態でハンドル22を回動することで鎖状棒23は縮退し、ロック装置5から先端の水平部Sが抜け出ると共に、本体2aとの係止も解除される。
こうして、扉2bのロック/ロック解除が実施される。
このように、鎖状棒23に形成された水平部Sをロック装置5が係止するため、鎖状棒23の縮退を簡易な構造で阻止でき、扉2bをロックできる。また、ロック装置5は本体2aに設置されるため、ハンドル22にロック機能を設ける必要が無く、ハンドル22及び扉2bの選択肢を広くでき、デザイン上も好ましい。
更に、鎖状棒23を本体2aの内部方向に折り曲げて係止部を形成するため、ロック装置5全体を本体2aの内部に配置でき、雨水がキャビネット1の内側に侵入してもロック装置5にかかるのを防止できる。よって、ロック装置5を電気錠で構成しても長寿命化を図ることができる。
尚、上記実施形態では、鎖状棒23の上端にロック装置5を設けているが、下端に設けても良いし、上下双方に設けても良い。
また、L字状に折り曲げて水平部Sを形成しているが、コ字状に折り曲げて水平部Sを形成しても良いし、U字状に折り曲げても良く水平部は僅かな部分であっても、ロック装置5が把持できれば良い。
1・・キャビネット、2・・第1キャビネット、2a・・本体(キャビネット本体)、2b・・扉、5・・ロック装置、22・・ハンドル、23・・鎖状棒、23a・・上側ロッド棒、23b・・下側ロッド棒、S・・水平部。

Claims (2)

  1. 扉に設けられたハンドルを回動操作することで、扉背面に縦方向に組み付けられた鎖錠棒が伸縮動作し、伸張した鎖状棒がキャビネット本体に係止することで閉状態の前記扉が保持されるキャビネットの扉ロック構造であって、
    前記キャビネット本体の内部に、伸張した前記鎖状棒の先端に係止して鎖状棒の縮退を阻止する電気錠から成るロック装置を設け、
    前記鎖状棒の前記ロック装置が係止する部位は、前記鎖状棒を折り曲げて形成した水平部であることを特徴とするキャビネットの扉ロック構造。
  2. 前記鎖状棒の前記水平部は、前記キャビネット本体の内部方向に前記鎖状棒がL字状に折り曲げられて形成され、
    前記ロック装置は、前記キャビネット本体の内部において前記水平部に係止することを特徴とする請求項1記載のキャビネットの扉ロック構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017042684A (ja) 2015-08-24 2017-03-02 三浦工業株式会社 洗浄器

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