JP7189807B2 - PCa床版の仮固定治具 - Google Patents
PCa床版の仮固定治具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7189807B2 JP7189807B2 JP2019037527A JP2019037527A JP7189807B2 JP 7189807 B2 JP7189807 B2 JP 7189807B2 JP 2019037527 A JP2019037527 A JP 2019037527A JP 2019037527 A JP2019037527 A JP 2019037527A JP 7189807 B2 JP7189807 B2 JP 7189807B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pca floor
- temporary fixing
- fixing jig
- floor slab
- tubular body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
先ず、図1~図5を用いて、本発明の第1実施形態に係るPCa床版の仮固定治具(以下、単に仮固定治具という)について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るPCa床版の仮固定治具1を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の実施形態に係る仮固定治具1は、筒状体2と、この筒状体2に軸直角方向に装着されて長さ調整自在な長さ調整部材3と、筒状体2内に装着される円弧状の楔金具4と、筒状体2に装着される永久磁石からなるマグネット5など、を備えている。
図5は、仮固定治具1の筒状体2の単品のみを示す斜視図である。また、図6は、仮固定治具1を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、左側面図、(c)は、平面図である。但し、図6中では、後述の線状材6を省略している。図5,図6に示すように、筒状体2は、所定高さ(本実施形態では、210mm程度)の鋼製(金属製)の筒状の部材である筒状体本体20から主に構成されている。筒状体本体20は、その内径が頭付きスタッドSJに嵌着(外嵌)することのできる所定径となっている。頭付きスタッドSJは、軸部SJbの軸径が22mm、頭部SJaの直径が35mmである(図2~図4も参照)ので、本実施形態に係る筒状体本体20の内径は、若干の遊びを持たせて35.7mmとなっている。なお、筒状体本体20の外径は、42.7mmである。
長さ調整部材3は、図1,図2~図4,図6に示すように、箱抜き孔11の橋軸直角方向Yの幅W1に応じた所定長さの呼び径M20の全ねじボルト30と、この全ねじボルト30に螺合するM20のナット31と、軸方向の厚さが100mmのM20の高ナット32など、から構成されている。勿論、全ねじボルト30の径やナット31及び高ナット32の呼び径及び厚さは、箱抜き孔11の大きさや数、頭付きスタッドSJの径や本数、PCa床版10の重量等に応じて適宜設定するものであり、例示したものに限られない。
図7は、仮固定治具1を示す図6のC-C線断面図である。図1,図7に示すように、楔金具4は、平面視円弧状の楔金具本体40と、この楔金具本体40の外曲面から横方向へ突出する円柱状(棒状)の突起41と、から主に構成された、磁性を有する金属製の金具である。この楔金具4は、図7に示すように、筒状体2の筒状体本体20と頭付きスタッドSJの軸部SJbとの間に介装されて、外力によりPCa床版10に水平力が入力された場合に、仮固定治具1を介して頭付きスタッドSJの基端部に曲げモーメントが作用して応力が集中しないようにする機能を有している。
マグネット5は、フェライト磁石やネオジム磁石などの強力な磁力を有する永久磁石であり、図7に示すように、ボタン電池型の形状となっている。このマグネット5は、筒状体本体20の下端付近に形成された前述の磁石嵌着孔22に接着されて固定されている。
次に、図8,図9を用いて、本発明の第2実施形態に係るPCa床版の仮固定治具について説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係るPCa床版の仮固定治具1’を示す斜視図である。また、図9は、仮固定治具1’を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、左側面図、(c)は、平面図である。第2実施形態に係る仮固定治具1’が、前述の第1実施形態に係る仮固定治具1と相違する点は、主に、長さ調整部材3の長さだけであるので、その点について主に説明し、同一構成は同一符号を付し、説明を省略する。
具体的には、図2~図4,図8,図9に示すように、長さ調整部材3’は、箱抜き孔11の橋軸方向Xの幅W2に応じた前述の全ねじボルト30より短い所定長さの呼び径M20の全ねじボルト30’と、この全ねじボルト30’に螺合する前述のナット31と、軸方向の厚さが25mmのM20の高ナット32’など、から構成されている。
次に、図10,図11を用いて、前述の仮固定治具1の使用方法について説明する。図10は、仮固定治具1の頭付きスタッドSJへの装着手順を示す図であり、(1)が筒状体2を被せる前、(2)が筒状体装着工程を示す。図11は、同様に仮固定治具1の頭付きスタッドSJへの装着手順を示す図であり、(3)が楔金具磁着工程、(5)が長さ調整工程を示す。
2:筒状体
20: 筒状体本体
21:貫通孔
22:磁石嵌着孔
3,3’:長さ調整部材
30:全ねじボルト
31:ナット
32,32’:高ナット
4:楔金具
40:楔金具本体
41:突起
5:マグネット(永久磁石)
6:線状材
10:PCa床版
11:箱抜き孔
W1:橋軸直角方向の幅
W2:橋軸方向の幅
12:壁高欄
SG:鋼桁
SJ:頭付きスタッド(スタッド)
SJa:頭部
SJb:軸部
Claims (4)
- 鋼桁に突設された頭付きスタッド及びこの頭付きスタッドが挿置されるPCa床版の箱抜き孔を利用してPCa床版を鋼桁に仮固定するためのPCa床版の仮固定治具であって、
前記頭付きスタッドに外嵌可能な内径を有する筒状体と、この筒状体に軸直角方向に装着されて前記箱抜き孔の内面との間の長さを調整自在な長さ調整部材と、を備えていること
を特徴とするPCa床版の仮固定治具。 - 前記筒状体と前記頭付きスタッドとの間に介装される円弧状の楔金具をさらに備え、
前記楔金具は、前記筒状体の内径に応じた外曲面と、前記頭付きスタッドの軸径に応じた内曲面を有していること
を特徴とする請求項1に記載のPCa床版の仮固定治具。 - 前記長さ調整部材は、前記筒状体に軸直角方向に貫通されるボルトと、このボルトに螺合する高ナット又はナットとを、有していること
を特徴とする請求項1又は2に記載のPCa床版の仮固定治具。 - 前記長さ調整部材は、前記箱抜き孔の大きさに応じて、橋軸直角方向用と橋軸方向用の2種類あること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のPCa床版の仮固定治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019037527A JP7189807B2 (ja) | 2019-03-01 | 2019-03-01 | PCa床版の仮固定治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019037527A JP7189807B2 (ja) | 2019-03-01 | 2019-03-01 | PCa床版の仮固定治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020139367A JP2020139367A (ja) | 2020-09-03 |
JP7189807B2 true JP7189807B2 (ja) | 2022-12-14 |
Family
ID=72280060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019037527A Active JP7189807B2 (ja) | 2019-03-01 | 2019-03-01 | PCa床版の仮固定治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7189807B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114671299B (zh) * | 2022-03-04 | 2023-12-19 | 中铁五局集团第二工程有限责任公司 | 一种桥梁底部施工工具输送装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088779A (ja) | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ジャケット構造体及びジャケット構造体の設置方法 |
JP2006097358A (ja) | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Daiwa House Ind Co Ltd | コンクリート床構造およびその施工方法 |
WO2011052184A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | Jfeシビル株式会社 | 道路等の人工地盤及びその構築方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2655120B2 (ja) * | 1995-02-09 | 1997-09-17 | ショーボンド建設株式会社 | 合成桁の床版をプレキャスト床版で取り替える際に生じる主桁横倒れ座屈の防止工法 |
-
2019
- 2019-03-01 JP JP2019037527A patent/JP7189807B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002088779A (ja) | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ジャケット構造体及びジャケット構造体の設置方法 |
JP2006097358A (ja) | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Daiwa House Ind Co Ltd | コンクリート床構造およびその施工方法 |
WO2011052184A1 (ja) | 2009-10-27 | 2011-05-05 | Jfeシビル株式会社 | 道路等の人工地盤及びその構築方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020139367A (ja) | 2020-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6375079B1 (ja) | プレキャスト合成床版の橋軸直角方向の継手構造及びその施工方法 | |
KR20060035986A (ko) | 너트가 부착된 매입용 앵커 | |
JP2008223370A (ja) | 隅角部の剛結構造 | |
JP2023085814A (ja) | 床版の架設構造及び床版の架設方法 | |
JP7189807B2 (ja) | PCa床版の仮固定治具 | |
JP2017036554A (ja) | プレキャスト床版の場所打ち継手構造 | |
KR20180023157A (ko) | 횡방향 지지유닛을 구비한 거더교 | |
JP2002188120A (ja) | 波形鋼板ウエブ桁の接合構造 | |
JP2001336117A (ja) | 断面分割型プレキャストセグメント工法 | |
JP7409849B2 (ja) | 既設トンネルの補強構造 | |
JP2004003231A (ja) | プレキャストコンクリート部材の接合構造 | |
JPH07238590A (ja) | プレキャスト柱の梁連結部構造 | |
JP3787576B2 (ja) | コッター式継手装置 | |
KR20210005806A (ko) | 철골구조나 철골철근콘크리트 복합구조의 구조물의 시공에 쐐기형 요철단면을 갖는 더블앵커플레이트를 이용한 철골 부재의 접합방법 | |
JP6360769B2 (ja) | 既設道路橋の拡幅方法 | |
JP2001026909A (ja) | 橋桁に於けるコンクリート版付き立体トラスを用いた床版の結合構造 | |
JP4753185B2 (ja) | 水路の継手構造 | |
JP4969116B2 (ja) | コンクリ−ト桁の連結構造 | |
JPH11350884A (ja) | ボルトレスセグメント | |
JP6463283B2 (ja) | プレキャストコンクリート壁部材の連結構造 | |
JPH04140B2 (ja) | ||
JP2021031902A (ja) | コンクリート製プレキャスト部材の継手構造 | |
JP7561635B2 (ja) | コンクリート部材、コンクリート部材継手構造、及びコンクリート部材接合方法 | |
JP2004183220A (ja) | 杭頭接合構造、杭頭接合金具および杭頭接合部の施工方法 | |
JP7417083B2 (ja) | 接触部材、接合構造および部材の接合方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221114 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7189807 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |