JP7189093B2 - 蓄電モジュール及び蓄電装置 - Google Patents

蓄電モジュール及び蓄電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7189093B2
JP7189093B2 JP2019122882A JP2019122882A JP7189093B2 JP 7189093 B2 JP7189093 B2 JP 7189093B2 JP 2019122882 A JP2019122882 A JP 2019122882A JP 2019122882 A JP2019122882 A JP 2019122882A JP 7189093 B2 JP7189093 B2 JP 7189093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power storage
storage module
exhaust port
housing
communication hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019122882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021009794A (ja
Inventor
賢志 濱岡
拓 井上
浩生 植田
怜史 森岡
素宜 奥村
卓郎 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2019122882A priority Critical patent/JP7189093B2/ja
Publication of JP2021009794A publication Critical patent/JP2021009794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7189093B2 publication Critical patent/JP7189093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明の一側面は、蓄電モジュール及び蓄電装置に関する。
上下に配置された電池モジュール間に隔離部材が配置された電源装置が知られている(特許文献1)。隔離部材の底板には排出口が形成されている。この電源装置では、電池モジュールの安全弁から排出された電解液を隔離部材の底板によって受け取り、排出口から排出する。
特開2006-331957号公報
ところで、例えば電源装置を自動車に搭載した場合、電源装置が水平面に対して傾くことがある。上記電源装置では、電池モジュールと隔離部材との間に隙間があるため、排出口が上方に移動するように電源装置が傾くと、安全弁(圧力調整弁)から排出された電解液が電池モジュールの表面を伝って電池モジュールの下面に回り込むおそれがある。
また、上記電池モジュールでは、安全弁の下方に板状の出力端子が取り付けられている。出力端子は水平面に平行に延在しているため、上述のように電源装置が傾くと、電解液が出力端子の下面を伝ってやはり電池モジュールの下面に回り込むおそれがある。
このように、圧力調整弁の排気口が上方に移動するように蓄電モジュールが傾くと、圧力調整弁の排気口から排出された電解液が、圧力調整弁の表面を伝って排気口から圧力調整弁の内部に向かう方向に流れるおそれがある。
本発明の一側面は、圧力調整弁の排気口から排出された電解液が圧力調整弁の表面を伝って排気口から圧力調整弁の内部に向かう方向に流れることを抑制できる蓄電モジュール及び蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る蓄電モジュールは、積層された複数の電極を備える電極積層体と、前記電極積層体を取り囲むように配置され、隣り合う前記複数の電極間に形成された内部空間と連通された第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体と、前記モジュール本体に取り付けられた圧力調整弁と、を備え、前記内部空間内に電解液が収容されており、前記圧力調整弁は、前記第1連通孔と連通された第2連通孔を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容され前記第2連通孔を塞ぐ弁体と、を備え、前記ハウジングは、前記第2連通孔が形成された第1面と、前記弁体を挟んで前記第1面とは反対側に配置された第2面と、前記第1面と前記第2面とを繋ぐ第3面と、を有し、前記第2面又は前記第3面には、前記内部空間において発生し前記第1連通孔及び前記第2連通孔を通過して前記ハウジング内に流入したガスを排出するための排気口が設けられ、前記圧力調整弁は、前記ハウジングに接続されるとともに前記排気口の重力方向下方に位置する傾斜部を備え、前記傾斜部は、前記排気口の中心軸方向に沿って延びるとともに前記ハウジングに接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜する傾斜面を有する。
上記蓄電モジュールでは、内部空間において発生したガスが排気口から排出される際に電解液が一緒に排出されることがある。この場合、排気口から排出された電解液は、排気口が設けられた面に沿って下方に向かって流れた後、傾斜した傾斜面に沿って下方に向かって流れる。ここで、傾斜面は、排気口の中心軸方向に沿って延びるとともに前記ハウジングに接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜している。よって、排気口が上方に移動するように、中心軸方向と傾斜面の傾斜方向とのなす角度(鋭角)θよりも小さい角度だけ蓄電モジュールが傾いたとしても、傾斜面の下端が傾斜面の上端よりも下方に位置する。そのため、上記蓄電モジュールでは、圧力調整弁の排気口から排出された電解液が圧力調整弁の表面を伝って排気口から圧力調整弁の内部に向かう方向に流れることを抑制できる。
前記中心軸方向から見た幅方向において、前記傾斜面の長さは前記排気口の長さよりも長くてもよい。この場合、排気口から排出された電解液の全部又は大部分が傾斜面上に流れる。
前記中心軸方向から見た幅方向において、前記傾斜面は、前記傾斜面の両端から中央に向かって下方に向かうように傾斜してもよい。この場合、幅方向において、傾斜面の両端から外側に電解液が流れることを抑制できる。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、第1蓄電モジュールと、前記第1蓄電モジュール上に積層された第2蓄電モジュールとを備える蓄電装置であって、前記第2蓄電モジュールは、上記蓄電モジュールであり、前記中心軸方向から見て前記傾斜部の下端が前記第1蓄電モジュールと重なっている。
上記蓄電装置では、傾斜面の下端から落下した電解液が、第1蓄電モジュールと第2蓄電モジュールとの間に流れ込むことを抑制できる。
本発明の一側面によれば、圧力調整弁の排気口から排出された電解液が圧力調整弁の表面を伝って排気口から圧力調整弁の内部に向かう方向に流れることを抑制できる蓄電モジュール及び蓄電装置が提供され得る。
本実施形態に係る蓄電モジュールを備える蓄電装置の一例を示す概略断面図である。 蓄電モジュールの内部構成の一例を示す概略断面図である。 蓄電モジュールの概略斜視図である。 蓄電モジュールの一部を示す分解斜視図(一部断面図を含む)である。 Y軸方向から見た蓄電装置の一部を示す側面図である。 X軸方向から見た圧力調整弁を示す図である。 変形例に係る圧力調整弁の傾斜部を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。図中には、必要に応じてXYZ直交座標系が示される。
図1は、本実施形態に係る蓄電モジュールを備える蓄電装置の一例を示す概略断面図である。図1に示される蓄電装置1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置1は、積層された複数の蓄電モジュール2を含むモジュール積層体4と、モジュール積層体4に対してモジュール積層体4の積層方向Dに拘束荷重を付加する拘束部材3とを備えている。
モジュール積層体4は、複数(ここでは4つ)の蓄電モジュール2と、複数(ここでは3つ)の導電板5とを含む。蓄電モジュール2は、バイポーラ電池であり、積層方向Dから見て矩形状をなしている。蓄電モジュール2は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池、又は電気二重層キャパシタである。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
積層方向Dに互いに隣り合う蓄電モジュール2同士は、導電板5を介して電気的に直列に接続されている。モジュール積層体4の積層方向Dの積層端には、蓄電モジュール2に電気的に接続された導電板Pと、絶縁板Fとが順に積層されている。一方の導電板Pには正極端子6が接続され、他方の導電板Pには負極端子7が接続されている。正極端子6及び負極端子7は、例えば導電板Pの縁部から積層方向Dに交差する方向に引き出されている。正極端子6及び負極端子7により、蓄電装置1の充放電が実施される。
蓄電モジュール2間に配置された導電板5の内部には、空気等の冷却用媒体を流通させる複数の流路5aが設けられている。流路5aは、例えば積層方向Dと、正極端子6及び負極端子7の引き出し方向とにそれぞれ交差(直交)する方向に沿って延在している。導電板5は、蓄電モジュール2同士を電気的に接続する接続部材としての機能を有している。また、導電板5は、これらの流路5aに冷却用媒体を流通させることにより、蓄電モジュール2で発生した熱を放熱する放熱板としての機能を併せ持っている。図1の例では、積層方向Dから見た導電板5の面積は、蓄電モジュール2の面積よりも小さくなっているが、放熱性の向上の観点から、導電板5の面積は、蓄電モジュール2の面積と同じであってもよく、蓄電モジュール2の面積よりも大きくなっていてもよい。
拘束部材3は、モジュール積層体4を積層方向Dに挟む一対のエンドプレート8と、エンドプレート8同士を締結する締結ボルト9及びナット10とによって構成されている。エンドプレート8は、積層方向Dから見た蓄電モジュール2、導電板5、及び導電板Pの面積よりも一回り大きい面積を有する矩形の金属板である。各エンドプレート8と導電板Pとの間には、電気絶縁性を有する絶縁板Fが設けられているため、この絶縁板Fにより、エンドプレート8と導電板Pとの間が絶縁されている。
エンドプレート8の縁部には、モジュール積層体4よりも外側となる位置に挿通孔8aが設けられている。締結ボルト9は、一方のエンドプレート8の挿通孔8aから他方のエンドプレート8の挿通孔8aに向かって通されている。他方のエンドプレート8の挿通孔8aから突出した締結ボルト9の先端部分には、ナット10が螺合されている。これにより、蓄電モジュール2、導電板5、及び導電板Pがエンドプレート8によって挟持され、モジュール積層体4としてユニット化されている。また、モジュール積層体4に対し、積層方向Dに拘束荷重が付加されている。
次に、蓄電モジュール2の構成について詳細に説明する。図2は、蓄電モジュールの内部構成を示す概略断面図である。図3は、蓄電モジュールの概略斜視図である。図2及び図3において、蓄電モジュール2は、積層方向Dにおいて複数のセル(例えば24セル)が積層された構造(複数セル構造)を有している。蓄電モジュール2は、モジュール本体11と、モジュール本体11に取り付けられた複数(ここでは4つ)の圧力調整弁12とを備える。モジュール本体11は、電極積層体15と、電極積層体15を取り囲むように配置された枠体16とを備える。電極積層体15は、セパレータ14を介して蓄電モジュール2の積層方向Dに沿って積層された複数の電極を備える。複数の電極は、複数のバイポーラ電極13と、負極終端電極21と、正極終端電極20とを含む。
バイポーラ電極13は、一方面17a及び一方面17aの反対側の他方面17bを含む電極板17と、一方面17aに設けられた正極活物質層18と、他方面17bに設けられた負極活物質層19とを有している。正極活物質層18は、正極活物質を含む正極スラリーが電極板17に塗工されることにより形成されている。正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極活物質層19は、負極活物質を含む負極スラリーが電極板17に塗工されることにより形成されている。負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。
本実施形態では、電極板17の他方面17bにおける負極活物質層19の形成領域は、電極板17の一方面17aにおける正極活物質層18の形成領域に対して一回り大きくなっている。電極積層体15において、1つのバイポーラ電極13の正極活物質層18は、セパレータ14を挟んで積層方向Dの一方に隣り合う別のバイポーラ電極13の負極活物質層19と対向している。電極積層体15において、1つのバイポーラ電極13の負極活物質層19は、セパレータ14を挟んで積層方向Dの他方に隣り合う別のバイポーラ電極13の正極活物質層18と対向している。
負極終端電極21は、電極板17と、電極板17の他方面17bに設けられた負極活物質層19とを有している。負極終端電極21は、他方面17bが電極積層体15における積層方向Dの中央側を向くように、積層方向Dの一端に配置されている。負極終端電極21の電極板17の一方面17aは、電極積層体15の積層方向Dにおける一方の外側面を構成し、蓄電モジュール2に隣接する一方の導電板5又は導電板P(図1参照)と電気的に接続されている。負極終端電極21の電極板17の他方面17bに設けられた負極活物質層19は、セパレータ14を介して、積層方向Dの一端のバイポーラ電極13の正極活物質層18と対向している。
正極終端電極20は、電極板17と、電極板17の一方面17aに設けられた正極活物質層18とを有している。正極終端電極20は、一方面17aが電極積層体15における積層方向Dの中央側を向くように、積層方向Dの他端に配置されている。正極終端電極20の電極板17の他方面17bは、電極積層体15の積層方向Dにおける他方の外側面を構成し、蓄電モジュール2に隣接する他方の導電板5又は導電板P(図1参照)と電気的に接続されている。正極終端電極20の一方面17aに設けられた正極活物質層18は、セパレータ14を介して、積層方向Dの他端のバイポーラ電極13の負極活物質層19と対向している。
電極板17は、水平方向に延在する板形状を有する導電体であり、可撓性を示す。このため水平方向は、電極板17の延在方向とも言える。電極板17は、例えばニッケル箔、メッキ処理が施された鋼板、またはメッキ処理が施されたステンレス鋼板である。鋼板としては、例えばJIS G 3141:2005にて規定される冷間圧延鋼板(SPCC等)が挙げられる。ステンレス鋼板としては、例えばJIS G 4305:2015にて規定されるSUS304等が挙げられる。電極板17の厚さは、例えば0.1μm以上1000μm以下である。なお、電極板17がニッケル箔である場合、当該ニッケル箔にメッキ処理が施されてもよい。電極板17の縁部17c(バイポーラ電極13の縁部)は、矩形枠状をなし、正極スラリー及び負極スラリーが塗工されない未塗工領域となっている。
セパレータ14は、例えばシート状に形成されている。セパレータ14としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。セパレータ14は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されたものであってもよい。
枠体16は、例えば絶縁性の樹脂によって、全体として矩形の筒状に形成されている。枠体16は、電極板17の縁部17cを包囲するように電極積層体15の側面15aに設けられている。枠体16は、側面15aにおいて縁部17cを保持している。枠体16は、電極板17の縁部17cに結合された複数の第1封止部22と、積層方向Dに沿って側面15aに延び、第1封止部22のそれぞれに結合された第2封止部23とを有している。第1封止部22及び第2封止部23は、耐アルカリ性を有する絶縁性の樹脂によって構成されている。第1封止部22及び第2封止部23の構成材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)などが挙げられる。
第1封止部22は、電極板17の一方面17aにおいて縁部17cの全周にわたって連続的に設けられ、積層方向Dから見て矩形枠状をなしている。本実施形態では、バイポーラ電極13の電極板17のみならず、負極終端電極21の電極板17及び正極終端電極20の電極板17に対しても第1封止部22が設けられている。負極終端電極21では、電極板17の一方面17aの縁部17cに第1封止部22が設けられ、正極終端電極20では、電極板17の一方面17a及び他方面17bの双方の縁部17cに第1封止部22が設けられている。
第1封止部22は、電極板17の縁部17cに重ねられ、重なり部分Kが形成されている。重なり部分Kにおいて、第1封止部22は、例えば超音波又は熱圧着によって電極板17に気密に溶着されている。第1封止部22は、例えば積層方向Dに所定の厚さを有するフィルムを用いて形成されている。第1封止部22の内側は、積層方向Dに互いに隣り合う電極板17の縁部17c同士の間に位置している。第1封止部22の外側は、電極板17の縁よりも外側に張り出しており、その先端部分は、第2封止部23によって保持されている。積層方向Dに沿って互いに隣り合う第1封止部22同士は、互いに離間していてもよく、接していてもよい。また、第1封止部22の外縁部分同士は、例えば熱板溶着などによって互いに結合していてもよい。
電極積層体15において、積層方向Dについて内層に位置する第1封止部22の内縁側には、セパレータ14の縁部を載置するための段部22sが設けられている。段部22sは、第1封止部22を構成するフィルムの外縁部分を内側に折り返すことによって形成されていてもよい。段部22sは、下段を構成するフィルムに上段を構成するフィルムを重ね合わせることによって形成されていてもよい。
第2封止部23は、電極積層体15及び第1封止部22の外側に設けられ、蓄電モジュール2の外壁(筐体)を構成している。第2封止部23は、例えば樹脂の射出成型によって形成され、積層方向Dに沿って電極積層体15の全長にわたって延在している。第2封止部23は、積層方向Dを軸方向として延在する矩形の枠状である。第2封止部23は、例えば射出成型時の熱によって第1封止部22の外縁部分に溶着されている。
第2封止部23は、積層方向Dにおける両端部にオーバーハング部23aをそれぞれ有している。一方のオーバーハング部23aは、積層方向Dの一端部において第1封止部22の内縁側に張り出し、負極終端電極21を構成する電極板17の一方面17aに溶着された第1封止部22に結合している。他方のオーバーハング部23aは、積層方向Dの他端部において第1封止部22の内縁側に張り出し、正極終端電極20を構成する電極板17の他方面17bに溶着された第1封止部22に結合している。一方及び他方のオーバーハング部23aの張り出し長さは、互いに等しくなっており、これらのオーバーハング部23aの先端24aは、積層方向Dから見て電極板17と第1封止部22との重なり部分Kに重なるように位置している。
第1封止部22及び第2封止部23は、隣り合う電極の間に内部空間Vを形成すると共に、内部空間Vを封止する。より具体的には、第2封止部23は、第1封止部22と共に、積層方向Dに沿って互いに隣り合うバイポーラ電極13の間、積層方向Dに沿って互いに隣り合う負極終端電極21とバイポーラ電極13との間、及び積層方向Dに沿って互いに隣り合う正極終端電極20とバイポーラ電極13との間をそれぞれ封止している。これにより、隣り合うバイポーラ電極13の間、負極終端電極21とバイポーラ電極13との間、及び正極終端電極20とバイポーラ電極13との間には、それぞれ気密に仕切られた内部空間Vが形成されている。本実施形態では、電極板17の一方面17aと、当該電極板17と隣り合う一の電極板17の他方面17bと、第1封止部22とによって囲われた空間が内部空間Vとなっている。この内部空間Vには、電解液が収容される。電解液は、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液を含む水系の電解液である。電解液は、セパレータ14、正極活物質層18、及び負極活物質層19内に含浸されている。
次に、図3~図6を参照して、圧力調整弁12の構成について詳細に説明する。図4は、蓄電モジュールの一部を示す分解斜視図(一部断面図を含む)である。図5は、Y軸方向から見た蓄電装置の一部を示す側面図である。図6は、X軸方向から見た圧力調整弁を示す図である。
図3及び図4に示されるように、枠体16を構成する1つの壁部16aには、圧力調整弁12を取り付けるための複数(ここでは4つ)の取付領域24が設けられている。各取付領域24において、枠体16は、内部空間V(図2参照)に連通された第1連通孔16bを有する。各取付領域24には、複数(ここでは6つ)の第1連通孔16bが設けられている。第1連通孔16bは、各取付領域24において3列2段(Y軸方向に3列、Z軸方向に2段)に配列されている。したがって、第1連通孔16bは、壁部16aにおいて12列2段に配列されている。各第1連通孔16bは、異なるセルの内部空間Vとそれぞれ連通されている。
各第1連通孔16bは、第1封止部22に設けられた連通孔25と、第2封止部23に設けられた連通孔26とを含む。第1連通孔16bは、内部空間Vに電解液を注入するための注液孔として機能する。また、第1連通孔16bは、電解液が注入された後は、内部空間Vで発生したガスが流れる流路となる。
各取付領域24において、第2封止部23は、略枠状の突起27を有している。突起27は、モジュール本体11と圧力調整弁12とを熱溶着により接合すると共に、各内部空間Vからのガスがそれぞれ流れる複数(ここでは6つ)の流路28を形成する。流路28は、連通孔26の一部である。流路28は、X軸方向に垂直な面に沿った断面において矩形状を有している。突起27は、X軸方向から見て、格子状に形成されている。
圧力調整弁12は、ケース29と、複数(ここでは6つ)の弁体30と、カバー31とを有している。ケース29は、例えばPP、PPSまたは変性PPE等の樹脂で形成されている。ケース29は、ケース29とカバー31とが対向する対向方向(X軸方向)から見て略矩形状に形成されている。対向方向は、モジュール本体11(壁部16a)に対する圧力調整弁12の取付方向でもある。
ケース29は、底壁部32を有している。底壁部32の外面32aには、モジュール本体11の複数の第1連通孔16bとそれぞれ連通された複数(ここでは6つ)の第2連通孔33が形成されている。第2連通孔33は、X軸方向に垂直な面(YZ平面)に沿った断面で円形状を有している。第2連通孔33は、底壁部32を貫通している。底壁部32は、モジュール本体11に向かって突出した突起34を有している。
突起34は、略枠状であり、第2連通孔33を囲むように設けられている。突起34は、モジュール本体11と圧力調整弁12とを熱溶着により接合すると共に、各内部空間Vからのガスがそれぞれ流れる複数(ここでは6つ)の流路を形成する。突起34は、モジュール本体11の突起27と熱溶着により接合されている。突起34は、突起27に対応する形状及び寸法を有している。
ケース29は、それぞれ底壁部32からカバー31に向かって突出した側壁部36及び隔壁部37を有している。本実施形態では、側壁部36及び隔壁部37は、底壁部32と一体的に形成されている。側壁部36は、複数(ここでは6つ)の弁体30を包囲するように、底壁部32の縁部に立設されている。
隔壁部37は、各弁体30の側面30cを覆うように底壁部32に立設されている。すなわち、隔壁部37は、各弁体30が収容される円柱状の収容空間S1を形成している。本実施形態では、隔壁部37と側壁部36の一部とが弁体30の側面30cを包囲することによって、収容空間S1が形成されている。
弁体30は、第2連通孔33を塞ぐように、収容空間S1に収容されている。弁体30は、ゴム等の弾性体で形成された円柱状部材である。弁体30は、第2連通孔33を塞ぐ第1端面30aと、第1端面30aとは反対側に位置する第2端面30bと、第1端面30a及び第2端面30bを接続する側面30cとを有している。第1端面30aは、底壁部32と対向している。第2端面30bは、カバー31と対向し、カバー31によって押圧される被押圧面である。第1端面30aが底壁部32に対して押し付けられた状態で配置されることで、弁体30は第2連通孔33を塞いでいる。弁体30は、内部空間Vの圧力に応じて、第2連通孔33を開閉させる。弁体30の側面30cと隔壁部37の内壁面又は側壁部36の内壁面との間には、隙間Gが設けられている。
カバー31は、ケース29の開口を塞ぐ部材である。カバー31は、例えばPP、PPSまたは変性PPE等の樹脂で形成されている。カバー31は、ケース29の開口端面に溶着により接合されている。カバー31は、複数の弁体30をケース29の底壁部32に押し付ける押圧部材としても機能する。カバー31は、弁体30をケースの底壁部32に押し付けた状態を維持しつつ、ケース29の開口端面に接合されている。具体的には、カバー31の内面の縁部は、側壁部36の端部に例えば超音波溶着によって接合されている。
カバー31は、ケース29の開口端面に接合される本体部31aと、本体部31aに接続される傾斜部31bとを有する。本体部31aは、X軸方向から見て矩形形状を有する板状部である。傾斜部31bは、本体部31aの下端に接続される。傾斜部31bは、板厚方向から見て矩形形状を有する板状部である。傾斜部31bの厚みは、本体部31aの厚み以下であってもよい。
ケース29及び本体部31aは、弁体30を収容するハウジング50を構成している。ハウジング50は、第2連通孔33が形成された第1面である底壁部32の外面32aと、弁体30を挟んで外面32aとは反対側に配置された第2面である本体部31aの側面31sと、外面32aと側面31sとを繋ぐ第3面である一対の側面50aと、外面32aと側面31sとを繋ぐと共に一対の側面50a同士を繋ぐ第4面である上面50b及び下面50cとを備える(図3~図5参照)。一対の側面50a、上面50b及び下面50cは、ケース29の側壁部36の外面である。本実施形態において、側面31sは、Z軸方向及びY軸方向に沿って延在している。一対の側面50aは、Z軸方向及びX軸方向に沿って延在している。Z軸方向は例えば鉛直方向(重力方向)であり、X軸方向及びY軸方向は例えば水平方向である。側面31s及び一対の側面50aは、例えば鉛直方向に平行であるが、鉛直方向に対して例えば10°以下の角度で傾斜した方向に平行であってもよい。
本体部31aの側面31sには、内部空間Vにおいて発生し第1連通孔16b及び第2連通孔33を通過してハウジング50内に流入したガスを排出するための排気口41が設けられている。本実施形態では一例として、矩形板状を有する本体部31aの一対の対角部のそれぞれに、X軸方向に延びる断面円形状の排気口41が設けられている。排気口41は、対向方向から見て弁体30と重ならないように配置されている。なお、排気口41が設けられる位置及び形状、並びに排気口41の個数は、この例に限られない。
傾斜部31bは、排気口41の重力方向下方に位置する。傾斜部31bは、ハウジング50に接続された上端31fと、下端31eとを有する。傾斜部31bは、側面31sに対して傾斜した傾斜面31tを有する。傾斜面31tは側面31sの下端に接続される。傾斜面31tは、傾斜面31tの法線方向から見て、矩形形状を有する平面である。図5に示されるように、傾斜面31tは、排気口41の中心軸方向H1aに沿って延びるとともにハウジング50に接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜する。中心軸方向H1aは、排気口41の中心を通る。中心軸方向H1aは、ハウジング50の内部から排気口41を介してハウジング50の外部に向かう方向である。すなわち、中心軸方向H1aは、排気口41が設けられた側面31sに交差(直交)する方向H1(X軸方向)のうち排気口41からハウジング50の外部に向かう方向である。「中心軸方向H1aに沿って延びる」とは、中心軸方向H1aの成分を有する方向に延びることを意味する。傾斜面31tは、側面31sの法線方向において側面31sから離れるにつれて下方に向かうように傾斜している。XZ断面において、傾斜面31tは、基端から先端まで傾斜方向Iに向かって延在している。傾斜面31tの傾斜方向Iと中心軸方向H1aとのなす角度(鋭角)θは、10°以上であってもよいし、20°以上であってもよいし、30°以上であってもよい。
図6に示されるように、中心軸方向H1aから見た幅方向H2において、傾斜面31tの長さL2は排気口41の長さL1よりも長い。幅方向H2は、中心軸方向H1aから見たときの左右方向(Y軸方向)である。幅方向H2は、排気口41が設けられた側面31sに沿っている。傾斜面31tの長さL2は、幅方向H2における圧力調整弁12の全長と略同じであってもよい。幅方向H2において、傾斜面31tの長さL2は排気口41の長さL1と略同じであってもよい。すなわち、幅方向H2において、傾斜面31tは、排気口41と同じ位置にのみ設けられてもよい。
積層方向Dにおいて下の蓄電モジュール2(第1蓄電モジュール)上に積層された上の蓄電モジュール2(第2蓄電モジュール)は、傾斜部31bを有する圧力調整弁12を有している。上の蓄電モジュール2の傾斜部31bの下端31eは、中心軸方向H1aから見て下の蓄電モジュール2と重なっている。
続いて、圧力調整弁12の動作について説明する。図4に示されるように、圧力調整弁12において、ケース29の第2連通孔33は、枠体16の第1連通孔16bを介してモジュール本体11の内部空間Vと連通されている。内部空間Vの圧力が設定圧よりも低いときは、第2連通孔33が弁体30によって塞がれた閉弁状態に維持される。内部空間Vの圧力が上昇して設定圧以上になると、弁体30が底壁部32から離間するように弾性変形し、第2連通孔33の閉塞が解除された開弁状態となる。その結果、内部空間Vからのガスは、弁体30の側面30cと隔壁部37の内壁面との隙間G(収容空間S1)を介して、排気口41から圧力調整弁12の外部へと排出される。
蓄電モジュール2では、内部空間Vにおいて発生したガスが排気口41から排出される際に電解液が一緒に排出されることがある。この場合、排気口41から排出された電解液は、圧力調整弁12の側面31sに沿って下方に向かって流れた後、傾斜した傾斜面31tに沿って下方に向かって流れる。その後、電解液は、傾斜面31tの下端から落下する。ここで、傾斜面31tは、中心軸方向H1aに沿って延びるとともにハウジング50に接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜している。よって、排気口41が上方に移動するように、中心軸方向H1aと傾斜面31tの傾斜方向Iとのなす角度(鋭角)θよりも小さい角度だけY軸方向を軸として蓄電モジュール2が回転して傾いたとしても、傾斜面31tの下端が傾斜面31tの上端よりも下方に位置する。そのため、蓄電モジュール2では、圧力調整弁12の排気口41から排出された電解液が圧力調整弁12の表面を伝って排気口41からハウジング50の内部に向かう方向(中心軸方向H1aと反対の方向)に流れることを抑制できる。よって、電解液が圧力調整弁12の表面を伝ってモジュール本体11に向かって流れることを抑制できる。その結果、電解液が隣り合う蓄電モジュール2間に侵入することによって引き起こされる短絡を防止することができる。
幅方向H2において傾斜面31tの長さL2が排気口41の長さL1よりも長い場合、排気口41から排出された電解液の全部又は大部分が傾斜面31t上に流れる。よって、圧力調整弁12から排出された電解液が蓄電モジュール2の表面を伝ってモジュール本体11に向かって流れることを更に抑制できる。
中心軸方向H1aから見て、上の蓄電モジュール2の傾斜部31bの下端31eが下の蓄電モジュール2と重なっている蓄電装置1では、傾斜面31tの下端から落下した電解液が、下の蓄電モジュール2と上の蓄電モジュール2との間に流れ込むことを抑制できる。
図7は、変形例に係る圧力調整弁の傾斜部を示す断面図である。変形例に係る圧力調整弁は、傾斜部31bに代えて傾斜部131bを備えること以外は圧力調整弁12と同じ構成を備える。傾斜部131bは、傾斜面31tに代えて傾斜面131tを有する以外は傾斜部31bと同じ構成を備える。幅方向H2において、傾斜面131tは、傾斜面131tの両端から中央に向かって下方に向かうように傾斜している。すなわち、傾斜面131tは、X軸方向に直交するYZ断面において、V字形状を有する。この場合、幅方向H2において、傾斜面131tの両端から外側に電解液が流れることを抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、圧力調整弁12のカバー31の側面31sに傾斜部31b,131bが接続されているが、ハウジング50の他の部分(例えばケース29等)に傾斜部31b,131bが接続されてもよい。傾斜部31b,131bはハウジング50の下面50cに接続されてもよい。
排気口41は、一対の側面50aのうち少なくとも1つに設けられてもよい。この場合、傾斜部31b,131bは、排気口41が設けられた側面50a又は下面50cに接続される。傾斜面31t,131tは、排気口41の中心軸方向に沿って延びるとともにハウジング50に接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜している。すなわち、傾斜面31t,131tは、排気口41が設けられた側面50aの法線方向において側面50aから離れるにつれて下方に向かうように傾斜している。これにより、排気口41が上方に移動するように、X軸方向を軸として蓄電モジュール2が回転して傾いたとしても、傾斜面31tの下端が傾斜面31tの上端よりも下方に位置する。
ハウジング50は、例えばX軸方向を中心軸とする円柱形状を有してもよい。この場合、側面31sは円形状を有する。ハウジング50は、上面50b、下面50c及び一対の側面50aを備えず、円筒面(ハウジング50の第3面)を備える。排気口41は、側面31sに設けられてもよいし、円筒面に設けられてもよい。図3~図6に示される実施形態と同様に排気口41が側面31sに設けられる場合、傾斜部31b,131bは、側面31sに接続されてもよいし、円筒面のうち排気口41の下方に位置する部分に接続されてもよい。一方、排気口41が円筒面に設けられる場合、傾斜部31b,131bは、円筒面のうち排気口41の下方に位置する部分に接続される。傾斜面31t,131tは、排気口41の中心軸方向に沿って延びるとともにハウジング50に接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜している。
上記実施形態では、傾斜面31t,131tが側面31sの下端に接続されているが、側面31sの下端と排気口41との間に傾斜面31t,131tが接続されてもよい。
上記実施形態では、中心軸方向H1aから見て、上の蓄電モジュール2の傾斜部31bの下端31eが下の蓄電モジュール2と重なっているが、上の蓄電モジュール2の傾斜部31bの下端31eが下の蓄電モジュール2と重ならなくてもよい。
また、幅方向H2における傾斜面31t,131tの両端のそれぞれには、上方に突出する壁面が設けられてもよい。この場合、幅方向H2において、傾斜面31t,131tの両端から外側に電解液が流れることを抑制できる。
1…蓄電装置、2…蓄電モジュール、11…モジュール本体、12…圧力調整弁、13…バイポーラ電極(電極)、15…電極積層体、16…枠体、16b…第1連通孔、20…正極終端電極(電極)、21…負極終端電極(電極)、30…弁体、31b,131b…傾斜部、31e…下端、31f…上端、31s…側面(第2面)、31t,131t…傾斜面、32a…外面(第1面)、33…第2連通孔、41…排気口、50…ハウジング、50a…側面(第3面)、H1a…中心軸方向、H2…幅方向、V…内部空間。

Claims (4)

  1. 積層された複数の電極を備える電極積層体と、前記電極積層体を取り囲むように配置され、隣り合う前記複数の電極間に形成された内部空間と連通された第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体と、
    前記モジュール本体に取り付けられた圧力調整弁と、
    を備え、
    前記内部空間内に電解液が収容されており、
    前記圧力調整弁は、前記第1連通孔と連通された第2連通孔を有するハウジングと、前記ハウジング内に収容され前記第2連通孔を塞ぐ弁体と、を備え、
    前記ハウジングは、前記第2連通孔が形成された第1面と、前記弁体を挟んで前記第1面とは反対側に配置された第2面と、前記第1面と前記第2面とを繋ぐ第3面と、を有し、
    前記第2面又は前記第3面には、前記内部空間において発生し前記第1連通孔及び前記第2連通孔を通過して前記ハウジング内に流入したガスを排出するための排気口が設けられ、
    前記複数の電極の積層方向が重力方向となるように蓄電モジュールが載置された状態において、前記圧力調整弁は、前記ハウジングに接続されるとともに前記排気口の重力方向下方に位置する傾斜部を備え、
    前記積層方向が重力方向となるように前記蓄電モジュールが載置された状態において、前記傾斜部は、前記排気口の中心軸方向に沿って延びるとともに前記ハウジングに接続される基端側から先端にかけて重力方向下方に傾斜する傾斜面を有し、
    前記中心軸方向は、前記ハウジングの内部から前記排気口を介して前記ハウジングの外部に向かう方向であり、
    前記傾斜面には、前記排気口から排出された電解液が流れる、蓄電モジュール。
  2. 前記中心軸方向から見た幅方向において、前記傾斜面の長さは前記排気口の長さよりも長い、請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記中心軸方向から見た幅方向において、前記傾斜面は、前記傾斜面の両端から中央に向かって下方に向かうように傾斜している、請求項1又は2に記載の蓄電モジュール。
  4. 第1蓄電モジュールと、前記第1蓄電モジュール上に積層された第2蓄電モジュールとを備える蓄電装置であって、
    前記第2蓄電モジュールは、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電モジュールであり、
    前記中心軸方向から見て前記傾斜部の下端が前記第1蓄電モジュールと重なっている、蓄電装置。
JP2019122882A 2019-07-01 2019-07-01 蓄電モジュール及び蓄電装置 Active JP7189093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019122882A JP7189093B2 (ja) 2019-07-01 2019-07-01 蓄電モジュール及び蓄電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019122882A JP7189093B2 (ja) 2019-07-01 2019-07-01 蓄電モジュール及び蓄電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021009794A JP2021009794A (ja) 2021-01-28
JP7189093B2 true JP7189093B2 (ja) 2022-12-13

Family

ID=74199458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019122882A Active JP7189093B2 (ja) 2019-07-01 2019-07-01 蓄電モジュール及び蓄電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7189093B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005197148A (ja) 2004-01-09 2005-07-21 Yuasa Corp 鉛蓄電池用液口栓および鉛蓄電池
WO2006109549A1 (ja) 2005-04-06 2006-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 鉛蓄電池
JP2019023999A (ja) 2017-07-21 2019-02-14 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池用液口栓および鉛蓄電池
JP2019095383A (ja) 2017-11-27 2019-06-20 株式会社豊田自動織機 安全弁検査装置及び方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005197148A (ja) 2004-01-09 2005-07-21 Yuasa Corp 鉛蓄電池用液口栓および鉛蓄電池
WO2006109549A1 (ja) 2005-04-06 2006-10-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 鉛蓄電池
JP2019023999A (ja) 2017-07-21 2019-02-14 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池用液口栓および鉛蓄電池
JP2019095383A (ja) 2017-11-27 2019-06-20 株式会社豊田自動織機 安全弁検査装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021009794A (ja) 2021-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101326182B1 (ko) 외장부재와 카트리지를 포함하는 단위모듈에 기반한 전지모듈
JP7226269B2 (ja) 圧力調整弁構造及び蓄電モジュール
JP2019220313A (ja) 電池モジュール及び電池モジュールの製造方法
JP7172484B2 (ja) 電池モジュール
EP4350865A1 (en) Power storage device
JP7189093B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電装置
US20230344061A1 (en) Battery module and battery pack including the same
JP2020031023A (ja) 蓄電モジュール、及び、蓄電モジュール製造方法
JP7234908B2 (ja) 圧力調整弁構造及び蓄電モジュール
JP7347233B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP7151463B2 (ja) 圧力調整弁、電池モジュールの製造方法、及び電池モジュール
JP7163704B2 (ja) 電池モジュール
JP7103033B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6942092B2 (ja) 電池モジュール
JP7107067B2 (ja) 蓄電モジュール
JP2020077534A (ja) 蓄電モジュール
WO2024127813A1 (ja) 蓄電モジュール
JP2020102323A (ja) 電池モジュール
JP2020035665A (ja) 供給装置
JP7291014B2 (ja) 蓄電モジュール
WO2024142565A1 (ja) 蓄電モジュール
JP7247741B2 (ja) 圧力調整弁の製造方法、及び蓄電モジュール
JP7110922B2 (ja) 電池モジュール
WO2022255162A1 (ja) 蓄電装置
JP2022029062A (ja) 蓄電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7189093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150