JP7151463B2 - 圧力調整弁、電池モジュールの製造方法、及び電池モジュール - Google Patents

圧力調整弁、電池モジュールの製造方法、及び電池モジュール Download PDF

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Description

本発明の一側面は、電池モジュールに関する。
ニッケル水素二次電池及びリチウムイオン二次電池といった電池モジュールはモジュール本体を備える。モジュール本体には、電極を含む電池要素が収容されている。モジュール本体には、その内部でのガス発生により内圧が所定圧より上昇した際に内圧を調整するための圧力調整弁が取り付けられている。上記圧力調整弁の例として、特許文献1に記載された圧力調整弁装置が知られている。特許文献1に記載の圧力調整弁装置は、モジュール本体に連通する連通孔を、収容部に収容された弾性体で塞いでいる。この場合、モジュール本体内の圧力が設定圧より上昇した際、弾性体が弾性変形して、弾性体による上記孔のシールが解除され、モジュール本体内のガスが排出される。一方、モジュール本体内の圧力が設定圧以下になると、弾性体によって上記連通孔が再度塞がれる。
特開平7-230799号公報
上述の圧力調整弁のモジュール本体との接合部に突起を設け、その突起を溶融させた状態でモジュール本体に押し付けて熱溶着により接合するという工法がある。この工法では、突起を熱板で溶融させた後、圧力調整弁を接合位置に移動させる際に、突起の表面温度が低下する。この結果、モジュール本体に対する圧力調整弁の接合不良が発生するおそれがある。
本発明の一側面は、モジュール本体に対する接合不良の発生を抑制可能な圧力調整弁、電池モジュールの製造方法、及び電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る圧力調整弁は、複数の電極が積層された電極積層体と、電極積層体を取り囲むように配置され、電極積層体に設けられた複数の内部空間とそれぞれ連通された複数の第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体を備える電池モジュールに用いられる圧力調整弁であって、複数の第1連通孔とそれぞれ連通される複数の第2連通孔を有する壁部を備え、壁部は、複数の第2連通孔が開口した外壁面と、複数の第2連通孔を囲むように外壁面に設けられ、モジュール本体と熱溶着により接合される枠状の第1突起と、外壁面において、第1突起の外側に設けられた第2突起と、を有する。
この圧力調整弁では、壁部は、モジュール本体と熱溶着される第1突起に加えて第2突起を有している。第2突起は、第1突起の外側に設けられている。このため、例えば、第1突起を熱板で溶融させた後、圧力調整弁を接合位置に移動させる際に、第2突起が風よけとなり、第1突起の表面温度の低下が抑制される。この結果、モジュール本体に対する圧力調整弁の接合不良の発生を抑制することができる。
この圧力調整弁では、第2突起の高さは、第1突起の高さと同等であってもよい。この場合、第2突起の風よけ効果が高まるので、第1突起の表面温度の低下が更に抑制される。この結果、モジュール本体に対する圧力調整弁の接合不良の発生を更に抑制することができる。
この圧力調整弁では、第2突起の高さは、第1突起の高さよりも低くてもよい。この場合、第1突起をモジュール本体に押し付ける際の押し付け量を第2突起により規制することができる。
本発明の一側面に係る電池モジュールの製造方法は、複数の電極が積層された電極積層体と、電極積層体を取り囲むように配置され、電極積層体に設けられた複数の内部空間とそれぞれ連通された複数の第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体と、モジュール本体に取り付けられ、複数の第1連通孔とそれぞれ連通された複数の第2連通孔を有する圧力調整弁とを備えた電池モジュールの製造方法であって、モジュール本体と圧力調整弁とを接合する工程を含み、圧力調整弁は、第2連通孔が形成された壁部を有し、壁部は、複数の第2連通孔が開口した外壁面と、複数の第2連通孔を囲むように外壁面に設けられ、モジュール本体と熱溶着により接合される枠状の第1突起と、外壁面において、第1突起の外側に設けられた第2突起と、を有し、接合する工程では、第1突起を溶融させた状態でモジュール本体に押し付ける。
この電池モジュールの製造方法では、モジュール本体と圧力調整弁とを接合する工程において、例えば、圧力調整弁の第1突起を熱板により溶融させた後、第1突起を溶融させた状態でモジュール本体に押し付ける。圧力調整弁は、第1突起に加えて第2突起を有している。このため、第1突起を熱板で溶融させた後、圧力調整弁を接合位置に移動させる際に、第2突起が風よけとなり、第1突起の表面温度の低下が抑制される。この結果、モジュール本体に対する圧力調整弁の接合不良の発生を抑制することができる。
本発明の一側面に係る電池モジュールは、複数の電極が積層された電極積層体と、電極積層体を取り囲むように配置され、電極積層体に設けられた複数の内部空間とそれぞれ連通された複数の第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体と、モジュール本体に取り付けられ、複数の第1連通孔とそれぞれ連通された複数の第2連通孔を有する圧力調整弁と、を備え、圧力調整弁は、第2連通孔が形成された壁部を有し、壁部は、複数の第2連通孔が開口した外壁面と、複数の第2連通孔を囲むように外壁面に設けられ、モジュール本体と熱溶着により接合された枠状の第1突起と、外壁面において、第1突起の外側に設けられた第2突起と、を有する。
この電池モジュールでは、圧力調整弁の壁部は、モジュール本体と熱溶着により接合される第1突起に加えて第2突起を有している。第2突起は、第1突起の外側に設けられている。このため、例えば、第1突起を熱板で溶融させた後、圧力調整弁を接合位置に移動させる際に、第2突起が風よけとなり、第1突起の表面温度の低下が抑制される。この結果、モジュール本体に対する圧力調整弁の接合不良の発生を抑制することができる。
本発明の一側面によれば、モジュール本体に対する接合不良の発生を抑制可能な圧力調整弁、電池モジュールの製造方法、及び電池モジュールを提供することができる。
一実施形態に係る電池モジュールを備えた蓄電装置を示す概略断面図である。 電池モジュールの概略断面図である。 電池モジュールの概略斜視図である。 電池モジュールの一部を示す分解斜視図(一部断面図を含む)である。 圧力調整弁の底面図である。 圧力調整弁の分解斜視図である。 ケースの平面図である。 圧力調整弁の断面図である。 電池モジュールの製造方法について説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
図1は、実施形態に係る電池モジュールを備えた蓄電装置を示す概略断面図である。蓄電装置1は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の車両のバッテリとして使用される。蓄電装置1は、複数(ここでは3つ)の電池モジュールとしてのバイポーラ電池2を備えている。バイポーラ電池2は、例えばニッケル水素二次電池である。
複数のバイポーラ電池2は、金属製の導電板3を介して積層されている。導電板3は、積層方向(Z軸方向)の両端に位置するバイポーラ電池2の外側にも配置されている。バイポーラ電池2及び導電板3は、例えば積層方向から見て矩形状(平面視矩形状)である。導電板3は、隣り合うバイポーラ電池2と電気的に接続されている。これにより、複数のバイポーラ電池2が積層方向に直列接続されている。
積層方向の一端(ここでは下端)に位置する導電板3には、正極端子4が接続されている。積層方向の他端(ここでは上端)に位置する導電板3には、負極端子5が接続されている。正極端子4及び負極端子5は、積層方向に垂直な方向(X軸方向)に延在している。このような正極端子4及び負極端子5を設けることにより、蓄電装置1の充放電を実施することができる。
導電板3は、バイポーラ電池2において発生した熱を放出するための放熱板としても機能し得る。導電板3には、積層方向と正極端子4及び負極端子5の延在方向とに垂直な方向(Y軸方向)に延在した複数の空隙3aが設けられている。これらの空隙3aを空気等の冷媒が通過することにより、バイポーラ電池2からの熱が効率的に外部に放出される。
また、蓄電装置1は、バイポーラ電池2及び導電板3を積層方向に拘束する拘束ユニット6を備えている。拘束ユニット6は、バイポーラ電池2及び導電板3を積層方向に挟む1対の拘束プレート7と、これらの拘束プレート7同士を締結する複数組のボルト8及びナット9とを有している。
拘束プレート7は、鉄等の金属で形成されている。各拘束プレート7と導電板3との間には、樹脂フィルム等の絶縁フィルム10がそれぞれ配置されている。拘束プレート7及び絶縁フィルム10は、例えば平面視矩形状を有している。ボルト8の軸部8aが各拘束プレート7に設けられた挿通孔7aを挿通した状態で、軸部8aの先端部にナット9が螺合することで、バイポーラ電池2、導電板3及び絶縁フィルム10に積層方向の拘束荷重が付与される。
図2は、バイポーラ電池2の概略断面図である。図3は、バイポーラ電池2の概略斜視図である。図2及び図3において、バイポーラ電池2は、複数のセル(例えば24セル)が積層された構造(複数セル構造)を有している。バイポーラ電池2は、モジュール本体11と、このモジュール本体11の一側面に取り付けられた複数(ここでは4つ)の圧力調整弁12とを備えている。
モジュール本体11は、複数のバイポーラ電極13(電極)がセパレータ14を介して積層された電極積層体15と、この電極積層体15を取り囲むように配置された枠体16とを備えている。複数のバイポーラ電極13の積層方向は、複数のバイポーラ電池2の積層方向(Z軸方向)と一致している。
バイポーラ電極13及びセパレータ14は、例えば平面視矩形状を有している。セパレータ14は、積層方向に隣り合うバイポーラ電極13の間に配置されている。バイポーラ電極13は、集電体であるニッケル箔17と、当該ニッケル箔17の上面17a(一方面)に形成された正極活物質層18と、当該ニッケル箔17の下面17b(他方面)に形成された負極活物質層19とを有している。
バイポーラ電極13の正極活物質層18は、セパレータ14を挟んで積層方向に隣り合う一方のバイポーラ電極13の負極活物質層19と対向している。バイポーラ電極13の負極活物質層19は、セパレータ14を挟んで積層方向に隣り合う他方のバイポーラ電極13の正極活物質層18と対向している。
電極積層体15の最下層には、正極側終端電極20(電極)が配置されている。正極側終端電極20は、ニッケル箔17と、当該ニッケル箔17の上面17aに形成された正極活物質層18とを有している。電極積層体15の最上層には、負極側終端電極21(電極)が配置されている。負極側終端電極21は、ニッケル箔17と、当該ニッケル箔17の下面17bに形成された負極活物質層19とを有している。正極側終端電極20の正極活物質層18は、セパレータ14を挟んで最下層のバイポーラ電極13の負極活物質層19と対向している。負極側終端電極21の負極活物質層19は、セパレータ14を挟んで最上層のバイポーラ電極13の正極活物質層18と対向している。正極側終端電極20及び負極側終端電極21のニッケル箔17は、積層方向に隣り合う導電板3(図1参照)に接続されている。
正極活物質層18は、ニッケル箔17の上面17aに正極活物質を含む正極スラリーを塗工することにより形成されている。正極活物質としては、例えばコバルト(Co)酸化物コートが施された水酸化ニッケルが用いられる。負極活物質層19は、ニッケル箔17の下面17bに負極活物質を含む負極スラリーを塗工することにより形成されている。負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が用いられる。ニッケル箔17の縁部17cは、正極スラリー及び負極スラリーが塗工されない未塗工領域となっている。
セパレータ14は、正極活物質層18と負極活物質層19との間に配置され、正極活物質層18と負極活物質層19とを隔離する。セパレータ14は、積層方向から見てニッケル箔17よりも小さく且つ正極活物質層18及び負極活物質層19よりも大きい。セパレータ14は、例えばシート状に形成されている。セパレータ14は、ポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、もしくはPE、PP、またはメチルセルロース等からなる不織布または織布等で形成されている。また、セパレータ14は、フッ化ビニリデン樹脂化合物等で補強されていてもよい。なお、セパレータ14の形状としては、特にシート状に限られず、袋状であってもよい。
枠体16は、電極積層体15の周囲に配置され、各ニッケル箔17の縁部17cをそれぞれ保持する複数の一次シール部22と、これらの一次シール部22の周囲に配置された二次シール部23とを有している。
各一次シール部22は、積層方向に沿ってニッケル箔17毎に配置されている。一次シール部22は、枠状に形成されている。一次シール部22は、ニッケル箔17の縁部17cに熱溶着により接合されている。
積層方向に隣り合うニッケル箔17間に、ニッケル箔17、正極活物質層18、負極活物質層19及び一次シール部22が協働して内部空間Vを形成している。換言すると、積層方向に隣り合う2つのニッケル箔17、一方のニッケル箔17の正極活物質層18、他方のニッケル箔17の負極活物質層19及び一次シール部22によって囲われた空間が内部空間Vである。従って、電極積層体15には、複数の内部空間Vが設けられている。セパレータ14内を含む内部空間Vには、アルカリ性の電解液が注入されている。アルカリ性の電解液としては、例えば水酸化カリウム水溶液等を含むアルカリ溶液が用いられている。一次シール部22は、内部空間Vを封止する。バイポーラ電池2の各セルは、二つのニッケル箔17、二つのニッケル箔17の一方の正極活物質層18、二つのニッケル箔17の他方の負極活物質層19、セパレータ14及び一次シール部22により構成され、これらが協働して内部空間Vを形成している。
二次シール部23は、角筒状を有している。二次シール部23は、内部空間Vを更に封止する。二次シール部23は、各一次シール部22に接合されている。二次シール部23は、例えば射出成形等により形成されている。
一次シール部22及び二次シール部23は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)または変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等の樹脂で形成されている。
次に、圧力調整弁12の構成について詳細に説明する。図4は、バイポーラ電池2の一部を示す分解斜視図(一部断面図を含む)である。図5は、圧力調整弁12の底面図(底壁部32の外壁面32a側から見た図)である。図6は、圧力調整弁12の分解斜視図である。図7は、ケース29の平面図である。図8は、圧力調整弁12の断面図である。
図3及び図4に示されるように、枠体16を構成する一の壁部16aには、圧力調整弁12が取り付けられる複数(ここでは4つ)の取付領域24が設けられている。図4に示されるように、一次シール部22の各取付領域24には、複数(ここでは6つ)の連通孔25(第1連通孔)がそれぞれ設けられている。連通孔25は、各取付領域24において3列2段(Y軸方向に3列、Z軸方向に2段)に配列されている。従って、連通孔25は、壁部16aにおいて12列2段に配列されている。各連通孔25は、異なるセルの内部空間Vとそれぞれ連通されている。
二次シール部23の各取付領域24には、各連通孔25と連通された複数(ここでは6つ)の連通孔26(第1連通孔)がそれぞれ設けられている。連通孔26は、各取付領域24において3列2段に配列されている。
連通孔25,26は、内部空間Vに電解液を注入するための注液孔として機能する。また、連通孔25,26は、電解液が注入された後は、内部空間Vで発生したガスが流れる流路となる。
二次シール部23の各取付領域24の外側面には、略枠状の突起27がそれぞれ設けられている。突起27は、モジュール本体11と圧力調整弁12とを熱溶着により接合すると共に、各内部空間Vからのガスがそれぞれ流れる複数(ここでは6つ)の流路28を連通孔26と協働して形成する。従って、流路28は、各取付領域24において3列2段に配列されている。流路28は、X軸方向に垂直な面に沿った断面において矩形状を有している。突起27は、X軸方向から見て、格子状に形成されている。
図4及び図6に示されるように、圧力調整弁12は、ケース29と、複数(ここでは6つ)の弁体30と、カバー31とを有している。ケース29は、例えばPP、PPSまたは変性PPE等の樹脂で形成されている。ケース29は、ケース29とカバー31とが対向する対向方向(X軸方向)から見て略矩形状に形成されている。対向方向は、モジュール本体11(壁部16a)に対する圧力調整弁12の取付方向(後述する突起27の先端27aと突起34の先端34aとが対向する方向)でもある。
ケース29は、底壁部32(壁部)を有している。底壁部32は、モジュール本体11の各連通孔26とそれぞれ連通された複数(ここでは6つ)の連通孔33(第2連通孔)を有している。連通孔33は、X軸方向に垂直な面(YZ平面)に沿った断面で円形状を有している(図5参照)。連通孔33は、底壁部32を貫通している。底壁部32は、複数の連通孔33の第1端33aが開口した外壁面32aと、複数の連通孔33の第2端33bが開口した内壁面32bと、を有している。外壁面32aは、モジュール本体11と対向している。内壁面32bは、外壁面32aとは反対側に位置し、後述する弁体30の第1端面30aと対向している。
図4~図6及び図8に示されるように、底壁部32は、それぞれ外壁面32aからモジュール本体11側に突出した突起34(第1突起)及び突起50(第2突起)を有している。なお、図4~図6及び図8では、圧力調整弁12がモジュール本体11に取り付けられる前の状態の突起34及び突起50が示されている。
突起34は、略枠状を呈し、連通孔33の第1端33aを囲むように外壁面32aに設けられている。突起34は、モジュール本体11と圧力調整弁12とを熱溶着により接合すると共に、各内部空間Vからのガスがそれぞれ流れる複数(ここでは6つ)の流路35を形成する。突起34は、モジュール本体11の突起27と熱溶着により接合されている。突起34は、突起27に対応する形状及び寸法を有している。従って、流路35は、X軸方向に垂直な面(YZ平面)に沿った断面において矩形状を有している。また、突起34は、X軸方向から見て、格子状に形成されている。
突起50は、外壁面32aにおいて、突起34の外側に設けられている。突起50は、略枠状であり、突起34の全体を囲んでいる。突起50は、外壁面32aの外縁部に設けられている。突起50の外壁面は、側壁部36の外壁面から連続している。少なくとも圧力調整弁12がモジュール本体11に取り付けられる前の状態において、突起50は突起34から離間している。圧力調整弁12がモジュール本体11に取り付けられた後の状態では、突起50は突起34と一体化されている場合がある。突起50は、対向方向から見て、略矩形状に形成された底壁部32の外周縁部に沿って、略矩形枠状に形成されている。
圧力調整弁12がモジュール本体11に取り付けられる前の状態において、突起34の高さh1及び突起50の高さh2は、互いに同等である。高さh1は、突起34の外壁面32aからの高さ(X軸方向の長さ)である。高さh1は、例えば突起34の全体(全周)の平均高さである。高さh2は、突起50の外壁面32aからの高さ(X軸方向の長さ)である。高さh2は、例えば突起50の全体(全周)の平均高さである。ここで、上記の同等とは、製造誤差及び製造ばらつきによる突起50と突起34の高さの違いを含んでもよい。
圧力調整弁12がモジュール本体11に取り付けられる前の状態において、突起34の幅及び突起50の幅は、互いに同等である。突起34の幅は、突起34の外壁面及び内壁面間の距離である。突起34の幅は、例えば突起34の全体(全周)の平均幅である。突起50の幅は、突起50の外壁面及び内壁面間の距離である。突起50の幅は、例えば突起50の全体(全周)の平均幅である。ここで、上記の同等とは、製造誤差及び製造ばらつきによる突起50と突起34の幅の違いを含んでもよい。
ケース29は、それぞれ底壁部32からカバー31側に突出した側壁部36及び隔壁部37を有している。本実施形態では、側壁部36及び隔壁部37は、底壁部32と一体的に形成されている。側壁部36は、複数(ここでは6つ)の弁体30を包囲するように、底壁部32の内壁面32bの縁部に立設されている。具体的には、側壁部36は、底壁部32の外周縁部の全周にわたって形成されており、ケース29の外壁を構成している。より具体的には、側壁部36は、対向方向から見て、略矩形状に形成された底壁部32の外周縁部に沿って、略矩形枠状に形成されている。側壁部36の外壁面は、突起50の外壁面と連続している。
隔壁部37は、各弁体30の側面30cを覆うように底壁部32の内壁面32bに立設されている。すなわち、隔壁部37は、各弁体30が収容される円柱状の収容空間S1を形成している。本実施形態では、隔壁部37と側壁部36の一部とが弁体30の側面30cを包囲することによって、収容空間S1が形成されている。また、本実施形態では、一の弁体30を収容する隔壁部37と当該一の弁体30に隣接する位置に配置された他の弁体30を収容する隔壁部37とは、一体的に形成されている。このように、互いに異なる弁体30を収容する隔壁部37同士は、共有する部分を有していてもよい。
本実施形態では、底壁部32の内壁面32bを基準として、側壁部36のカバー31側の端部36aは、隔壁部37のカバー31側の端部37aよりも高い位置にある。従って、ケース29にカバー31が取り付けられた状態において、カバー31が側壁部36の端部36aに接する一方で、カバー31と隔壁部37の端部37aとは互いに離間している。すなわち、カバー31と隔壁部37の端部37aとの間には空間S2が形成されている。当該空間S2は、内部空間Vから圧力調整弁12の内部に流入したガスの流路として機能する。
弁体30は、連通孔33を塞ぐように、収容空間S1に収容されている。弁体30は、ゴム等の弾性体で形成された円柱状部材である。弁体30は、連通孔33を塞ぐ第1端面30aと、第1端面30aとは反対側に位置する第2端面30bと、第1端面30a及び第2端面30bを接続する側面30cとを有している。第1端面30aは、底壁部32の内壁面32bと対向している。第2端面30bは、カバー31と対向し、カバー31によって押圧される被押圧面である。第1端面30aが底壁部32の内壁面32bに対して押し付けられた状態で配置されることで、弁体30は連通孔33を塞いでいる。弁体30は、内部空間Vの圧力に応じて、連通孔33を開閉させる。弁体30の側面30cと隔壁部37の内壁面又は側壁部36の内壁面との間には、隙間Gが設けられている。
図6及び図7に示されるように、隔壁部37の内壁面には、弁体30を位置決めするための突出部38が形成されている。突出部38は、隔壁部37の内壁面から内周側へ突出している。突出部38は、弁体30の中心位置が連通孔33の中心軸線からずれて配置された場合に、弁体30の側面30cと接触するように形成されている。このような突出部38により、弁体30の位置ずれを一定の範囲内に抑えることができる。本実施形態では、複数(ここでは6つ)の突出部38が、連通孔33の中心軸線回りに等ピッチで形成されている。
図7及び図8に示されるように、底壁部32は、内壁面32bに形成されたシール部39を含んでいる。シール部39は、内壁面32bからカバー31側に突出し、弁体30に押し付けられる。シール部39は、当該シール部39に対して押し付けられた弁体30の第1端面30aと接触することで、連通孔33と隙間Gとの間を開閉可能に封止している。シール部39は、内壁面32bに開口した連通孔33の第2端33bを囲むように形成されている。シール部39は、第2端33bの縁部に沿って、連通孔33の中心軸線を中心とする円環状に形成されている。シール部39は、連通孔33の全周を隙間無く囲むように形成されている。これにより、シール部39は、弁体30の第1端面30aと隙間無く接触しており、気密性が確保されている。
連通孔33は、突起34のバリ34eを収容するための収容部40を含んでいる。収容部40は、第1端33aを含んでいる。収容部40は、連通孔33の第1端33a側の部分に設けられている。収容部40は、連通孔33の断面積を第1端33aに向かうにつれて拡大させるテーパ状の内面40aを有している。
カバー31は、ケース29の開口を塞ぐ板状部材である。カバー31は、例えばPP、PPSまたは変性PPE等の樹脂で形成されている。カバー31は、ケース29の開口端面に溶着により接合されている。カバー31は、複数の弁体30をケース29の底壁部32に押し付ける押圧部材としても機能する。カバー31は、弁体30をケースの底壁部32に押し付けた状態を維持しつつ、ケース29の開口端面に接合されている。具体的には、カバー31の内面31aの縁部は、側壁部36の端部36aに例えば超音波溶着によって接合されている。
カバー31は、内面31aに設けられた接合用突起31bを有している。接合用突起31bは、内面31aの縁部の全周にわたって略矩形環状に形成されている。接合用突起31bの対向方向に平行な断面(XZ平面)の断面形状は、内面31a側からケース29側に向かって先細りとなるテーパ状に形成されている。カバー31をケース29に取り付ける際には、接合用突起31bが側壁部36の端部36aに押し付けられながら超音波溶着が実施される。これにより、接合用突起31bの先端側の一部が溶かされて、カバー31がケース29側に押し込まれる。
図6に示されるように、カバー31には、圧力調整弁12の内部のガスを圧力調整弁12の外部に排気するための排気口41が設けられている。本実施形態では一例として、矩形板状を有するカバー31の一対の対角部のそれぞれに、X軸方向に延びる断面円形状の排気口41が設けられている。排気口41は、対向方向から見て弁体30と重ならないように配置されている。なお、排気口41が設けられる位置及び形状、並びに排気口41の個数は、この例に限られない。
図4及び図8に示されるように、圧力調整弁12において、ケース29の連通孔33は、二次シール部23の連通孔26及び一次シール部22の連通孔25を介してモジュール本体11の内部空間Vと連通されている。内部空間Vの圧力が設定圧よりも低いときは、連通孔33が弁体30によって塞がれた閉弁状態に維持される。内部空間Vの圧力が上昇して設定圧以上になると、弁体30が底壁部32から離間するように弾性変形し、連通孔33の閉塞が解除された開弁状態となる。その結果、内部空間Vからのガスは、弁体30の側面30cと隔壁部37の内壁面との隙間G(収容空間S1)を介して、隔壁部37とカバー31との間に形成された空間S2へと流通する。そして、当該ガスは、空間S2から排気口41を介して圧力調整弁12の外部へと排気される。
次に、バイポーラ電池2の製造方法について説明する。図9(A)~図9(C)は、バイポーラ電池2の製造方法について説明するための図である。図9(A)~図9(C)では、モジュール本体11及び圧力調整弁12の内部構成の図示が省略されている。バイポーラ電池2の製造方法では、熱溶着の一つである熱板溶着によってモジュール本体11と圧力調整弁12とが接合される。具体的には、まず、図9(A)に示されるように、モジュール本体11の突起27の先端27aを熱板Hに当接することで、突起27を溶融させる工程が行われる。突起27を溶融させる工程は、例えば、モジュール本体11を冶具に固定した状態で、熱板Hをモジュール本体11上に移動させて行われる。
一方、図9(B)に示されるように、圧力調整弁12の突起34の先端34aを熱板Hに当接することで、突起34を溶融させる工程が行われる。このとき、突起50の先端50aも熱板Hに当接される。これにより、突起50も溶融される。突起34を溶融させる工程では、具体的には、突起34が熱板Hに押し込まれる。突起34の押し込み量(突起34の溶融量)は、予め設定されている。突起34の溶融量は、例えば0.5mmである。これにより、突起34の形状に製造誤差が存在する場合でも、突起34の先端34aを平坦化することができる。突起34を溶融させる工程は、例えば、圧力調整弁12を熱板H上に移動させて行われる。圧力調整弁12は、例えばロボットハンドで把持される。突起34を溶融させる工程は、例えば、突起27を溶融させる工程と同時に行われる。
突起27を溶融させる工程及び突起34を溶融させる工程の後、熱板Hをモジュール本体11上から移動させると共に、圧力調整弁12をモジュール本体11上に移動させ、図9(C)に示されるように、モジュール本体11と圧力調整弁12とを接合する工程が行われる。この接合する工程では、突起27,34が溶融している状態で、突起27に突起34が押し付けられる。具体的には、突起34が突起27に押し込まれる。突起34の押し込み量は、予め設定されている。突起34の押し込み量は、例えば0.6mmである。以上により、モジュール本体11と圧力調整弁12とが熱溶着により接合される。このとき、互いに溶融した突起34及び突起50が一体化される場合がある。
次に、本実施形態に係るバイポーラ電池2の作用・効果について説明する。
圧力調整弁12では、底壁部32は、モジュール本体11と熱溶着される突起34に加えて突起50を有している。突起50は、突起34の外側に設けられている。このため、突起34を熱板Hで溶融させた後、圧力調整弁12をモジュール本体11との接合位置に移動させる際に、突起50が風よけとなり、突起34の表面温度の低下が抑制される。この結果、モジュール本体11に対する圧力調整弁12の接合不良の発生を抑制することができる。
モジュール本体11と圧力調整弁12とを接合する際、溶融した樹脂により突起34の先端34aにバリが発生し、連通孔33を閉塞するおそれがある。そこで、バリの発生を抑制するため、突起34の幅をなるべく小さく設定することが考えられる。この場合、突起34の熱容量が小さくなる。また、突起34と熱板Hとの接触面積が小さいため、突起34を介した熱板Hから圧力調整弁12への入熱量も小さくなる。本実施形態では、圧力調整弁12が突起50を有し、突起50が突起34と共に熱板Hに当接する。このため、圧力調整弁12が突起50を有さない場合に比べて、圧力調整弁12が全体の熱容量が大きくなる。また、熱板Hから圧力調整弁12への入熱量が増加する。この結果、圧力調整弁12が全体として冷やされ難くなる。従って、突起50によれば、熱容量及び入熱量の点からも突起34の表面温度の低下を抑制可能となる。
突起27と接合された状態の突起34から、突起34を溶融させる工程における突起34の溶融量を測定することは困難である。突起50は、突起34と共に熱板Hによって溶融されるので、溶融後の突起50によれば、突起34を溶融させる工程における突起34の溶融量を容易に推定できる。また、溶融後の突起50によれば、突起34を溶融させる工程において、突起34が全周にわたって均一に溶融されているかを推定することもできる。突起34が全周にわたって均一に溶融されていない場合、例えば、圧力調整弁12が傾斜した状態で熱板Hに押し付けられている可能性がある。
突起50の高さh2は、突起34の高さh1と同等である。このため、突起50の風よけ効果が高まるので、突起34の表面温度の低下が更に抑制される。この結果、モジュール本体11に対する圧力調整弁12の接合不良の発生を更に抑制することができる。
バイポーラ電池2の製造方法及びバイポーラ電池2においても、圧力調整弁12が突起50を有しているので、モジュール本体11に対する圧力調整弁12の接合不良の発生を抑制することができる。
以上、実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、圧力調整弁12では、突起50の高さh2は、突起34の高さh1よりも低くてもよい。この場合、突起50は、熱板Hに当接し難い。従って、突起50は、溶融され難い。このため、突起34を突起27に押し付ける際、突起34の押し付け量が、溶融後の突起34と突起50との高さの差に達すると、突起50がモジュール本体11に当接して、突起34を更に押し込み難くなる。よって、高さh2が高さh1よりも低い構成によれば、突起34の押し付け量を規制することができる。具体的には、予め設定した突起34の押し付け量を、突起34と突起50との高さの差(高さh1-高さh2)とし、突起50がモジュール本体11に当接するまで突起34を突起27に押し付けることで、突起34の押し込み量を容易に規制することができる。
例えば、圧力調整弁12では、突起50は、突起34の外側の一部に設けられていてもよい。例えば、圧力調整弁12をモジュール本体11との接合位置に移動させる際の移動方向の前方に突起50が設けられていれば、突起50による風除け効果が得られる。
弁体30は、円柱状部材に限られず、例えば多角形柱状部材であってもよい。また、この場合、隔壁部37は、弁体30の形状に応じた形状の収容空間S1を形成するように形成されればよい。
排気口41は、カバー31以外の部材(例えばケースの側壁部等)に設けられてもよい。
上記実施形態では、バイポーラ電池2はニッケル水素二次電池であるが、特にニッケル水素二次電池には限られず、リチウムイオン二次電池等であってもよい。電池モジュールは、バイポーラ電池2以外にも、複数の電極が積層された電極積層体と電極積層体を取り囲むように配置された枠体とを有するモジュール本体を備えた電池モジュールであれば適用可能である。
2…バイポーラ電池(電池モジュール)、11…モジュール本体、12…圧力調整弁、13…バイポーラ電極(電極)、15…電極積層体、16…枠体、20…正極側終端電極(電極)、21…負極側終端電極(電極)、25,26…連通孔(第1連通孔)、32…底壁部(壁部)、32a…外壁面、32b…内壁面、33…連通孔(第2連通孔)、34…突起(第1突起)、50…突起(第2突起)。

Claims (4)

  1. 複数の電極が積層された電極積層体と、前記電極積層体を取り囲むように配置され、前記電極積層体に設けられた複数の内部空間とそれぞれ連通された複数の第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体を備える電池モジュールに用いられる圧力調整弁であって、
    前記複数の第1連通孔とそれぞれ連通される複数の第2連通孔を有する壁部を備え、
    前記壁部は、
    前記複数の第2連通孔が開口した外壁面と、
    前記複数の第2連通孔を囲むように前記外壁面に設けられ、前記モジュール本体と熱溶着により接合される枠状の第1突起と、
    前記外壁面において、前記第1突起を囲むように前記第1突起の外側に設けられた枠状の第2突起と、を有する、圧力調整弁。
  2. 前記第2突起の高さは、前記第1突起の高さと同等である、請求項1に記載の圧力調整弁。
  3. 複数の電極が積層された電極積層体と、前記電極積層体を取り囲むように配置され、前記電極積層体に設けられた複数の内部空間とそれぞれ連通された複数の第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体と、
    前記モジュール本体に取り付けられ、前記複数の第1連通孔とそれぞれ連通された複数の第2連通孔を有する圧力調整弁とを備えた電池モジュールの製造方法であって、
    前記モジュール本体と前記圧力調整弁とを接合する工程を含み、
    前記圧力調整弁は、前記第2連通孔が形成された壁部を有し、
    前記壁部は、
    前記複数の第2連通孔が開口した外壁面と、
    前記複数の第2連通孔を囲むように前記外壁面に設けられ、前記モジュール本体と熱溶着により接合される枠状の第1突起と、
    前記外壁面において、前記第1突起を囲むように前記第1突起の外側に設けられた枠状の第2突起と、を有し、
    前記接合する工程では、前記第1突起を溶融させた状態で前記モジュール本体に押し付ける、電池モジュールの製造方法。
  4. 複数の電極が積層された電極積層体と、前記電極積層体を取り囲むように配置され、前記電極積層体に設けられた複数の内部空間とそれぞれ連通された複数の第1連通孔を有する枠体とを有するモジュール本体と、
    前記モジュール本体に取り付けられ、前記複数の第1連通孔とそれぞれ連通された複数の第2連通孔を有する圧力調整弁と、を備え、
    前記圧力調整弁は、前記第2連通孔が形成された壁部を有し、
    前記壁部は、
    前記複数の第2連通孔が開口した外壁面と、
    前記複数の第2連通孔を囲むように前記外壁面に設けられ、前記モジュール本体と熱溶着により接合された枠状の第1突起と、
    前記外壁面において、前記第1突起を囲むように前記第1突起の外側に設けられた枠状の第2突起と、を有する、電池モジュール。
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