JP7188860B2 - 噴霧スプレー - Google Patents
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Description
容器体の口頸部へ装着する装着筒部材と、
この装着筒部材より下方へ垂下された主シリンダを含み、この主シリンダの下部内に第1弁体を形成したスプレー本体と、
前記スプレー本体に対して上下動可能に設けられ、前記主シリンダの内部から起立するプランジャ体の上部に昇降可能に押下げヘッドを取り付けた作動部材と、を具備し、
前記押下げヘッドの下側に前記主シリンダより大内径の副シリンダを設けるとともに、前記プランジャ体の下部に、前記主シリンダ内を摺動可能な下方ピストンを、プランジャ体の上部に、前記副シリンダ内を摺動可能な上方ピストンをそれぞれ形成し、
前記主シリンダの下部内に第1弁体を、前記プランジャ体の上端と前記押下げヘッドとの間に第2弁体をそれぞれ設けたものが知られている(特許文献1)。
なお、前記主シリンダの内面に、前記下方ピストンの摺動範囲の下限付近に位置する残圧逃し用凹部が凹設されている。
すなわち、利用者が押下げヘッドを勢い良く押し下げると、押下げヘッドにより前記プランジャ体が押し下げられるとともに副シリンダの内圧が急激に上昇することで、前記プランジャ体の下方移動速度が大となる。その結果として、プランジャ体が大きく下方へ移動してしまい、前記残圧逃がし用凹部に早く到達する。このために、前記押下げヘッドをゆっくりと押下げた場合に比べて、主シリンダの内圧が減少するタイミングが早まり、相対的に噴霧量が減ってしまうのである。
この基本的構成は、容器体の口頸部への装着用の装着筒部材2と、
前記装着筒部材2より下方へ垂下された主シリンダ14を含み、この主シリンダ14の下部内に第1弁体V1を形成したスプレー本体10と、
前記スプレー本体10に対して上方付勢させて上下動可能に設けられており、前記主シリンダ14の内部から起立するプランジャ体32とこのプランジャ体32の上部に昇降可能に取り付けられた押下げヘッド50との間に第2弁体V2が形成された作動部材30と
を具備し、
前記押下げヘッド50の下側に前記主シリンダ14より大内径の副シリンダ60を設けるとともに、
前記プランジャ体32の下部に、前記主シリンダ14内を摺動可能な下方ピストン36を、プランジャ体32の上部に、前記副シリンダ60内を摺動可能な上方ピストン44をそれぞれ形成し、
かつ前記主シリンダ14の内面に、残圧逃がし用凹部15を凹設しており、
前記副シリンダ60の下部の内面に、前記上方ピストン44との間に当該上方ピストン44の下降代dを存して、上方ピストン44の下降量を規制する規制凸部66を設けており、
前記副シリンダ60は、内面に前記上方ピストン44が摺接可能なシリンダ周壁62を有し、前記規制凸部66は、前記シリンダ周壁62と一体に形成されている噴霧スプレーである。
上方ピストン44の下降量を規制する規制凸部66を副シリンダ60の下部内面に設けることを提案する。
この規制凸部66は、図1(B)に示す如く、前記副シリンダ60を摺動する上方ピストン44との間に、当該上方ピストン44の下降代dを存して、配置される。
従って、前述の如く利用者が前記押下げヘッド50を勢い良く押し下げたとしても、前記プランジャ体32の移動量が規制されるために、前記プランジャ体32の下方ピストン36が前記主シリンダ14の下部の残圧逃がし用凹部15に到達するタイミングが早まることがなく、噴霧量が減少しない。これにより、噴霧量にバラツキが生ずるという不都合を回避し、安定した噴霧が可能となる。
また前記基本的構成では、本手段では、図1、図4、図6に示す如く、前記副シリンダ60は、内面に前記上方ピストン44が摺接可能なシリンダ周壁62を有し、かつ前記規制凸部66は、前記シリンダ周壁62と一体に形成されている。こうすることにより、部材数が増えることを防止し、廉価に製造することができる。
また前記基本的構成では、図1、図4、図6に示す如く、前記副シリンダ60は、内面に前記上方ピストン44が摺接可能なシリンダ周壁62を有し、かつ前記規制凸部66は、前記シリンダ周壁62と一体に形成されている。こうすることにより、部材数が増えることを防止し、廉価に製造することができる。
この構成によれば、前記上方ピストン44の下降量を確実に規制することができる。
第1の手段に係る発明によれば、上方ピストン44を副シリンダ60内に配設する際の
セット(組立)を容易に行うことが可能となる。
第2の手段に係る発明によれば、規制凸部66の内方への突入長さを大きく設計することができる。
第3の手段に係る発明によれば、上方ピストン44の下降量を確実に規制することができる。
これら各部材は、例えば合成樹脂材や金属などで形成することができる。
まず本発明の噴霧スプレーの基本的構成に関して説明する。
前記内向きフランジ6の適所(図示例では内周部)からは、後述の押下げヘッド50の昇降を案内するための案内筒部8を起立している。図示の案内筒部8の上端部は、小内径部8aに形成されている。
また図示例では、前記内向きフランジ6の上面から前記案内筒部8を囲む補助筒部9を起立している。なお、これらの構成は適宜変更することができる。
前記シリンダ部材12は、前記内向きフランジ6より下方へ垂下されている。
本実施形態において、前記シリンダ部材12は、縦長の主シリンダ14とこの主シリンダ14の上部に付設された鍔部16を有する。そして、この鍔部16を前記内向きフランジ6の下面に当接させて前記装着筒部4の内部に組み付けている。
また前記鍔部16下面にはパッキンPが取り付けられている。
前記主シリンダ14の下部は下端小径のテーパ状壁部14aに形成され、このテーパ状壁部14aから取付筒部18が垂下されている。
前記テーパ状壁部14a内にはボール弁20が配置され、図1(A)に示す如く、これらテーパ状壁部14aとボール弁20とで第1弁体V1が形成されている。この第1弁体は、容器体100内と前記主シリンダ14内との連通、遮断を切り替える逆止弁として設けられる。
前記主シリンダ14の上部には、第1圧逃し孔14bと、この第1圧逃し孔より下方に位置して第2圧逃し孔14cとが開口されている。
また主シリンダ14の内面には、前記第2圧逃し孔14cより下側に位置させて、残圧逃がし用凹部15が凹設されている。この残圧逃がし用凹部15は、後述の下方ピストン36の摺動範囲の下限位置の付近に配置されている。図示例の残圧逃がし用凹部15は、上下に幅広の周溝として形成されているが、その構造は適宜変更することができる。
前記吸上げパイプ19は、前記取付筒部18内に嵌合されている。
前記充填棒22は、前記ボール弁20の上側において、前記主シリンダ14の下半部内から上半部内へ延びている。図示例では、前記充填棒22の下部に複数の放射方向のリブ24が付設され、これらのリブ24が前記主シリンダ14の下部内に固定されている。
前記第1加圧プランジャ34は、縦筒部34aの上端から縦棒部34bを上方へ延設させてなる。
前記縦筒部34aの下端部には下方ピストン36が形成されており、この下方ピストン36は前記主シリンダ14内に摺動可能に嵌合されている。前記下方ピストン36は、前記残圧逃がし用凹部15と前記第2圧逃し孔14cとの間に位置されている。
前記縦筒部34a内には、前記充填棒22の上部が遊挿されている。また前記縦筒部34aの上部には、通液孔37が貫設されている。
前記縦棒部34bの上端部は円錐形弁部38に形成されている。
前記第1加圧プランジャ34と前記リブ24との間には、コイルスプリング26が介装されている。
前記第2加圧プランジャ40は、縦長の筒体42の上端部に上方ピストン44を付設してなり、前記第1加圧プランジャ34の外面に取り付けられている。
図示例では、前記縦筒部34aの下半部に比べて上半部を小外径に形成し、この小外径部の外面に、前記第2加圧プランジャ40の筒体42の下部を嵌着させている。
この筒体42の下端部は、前記第1圧逃し孔14bの上側に位置させて、前記主シリンダ14の内面に摺接されている。
また前記筒体42と前記縦棒部34bとの間には、前記通液孔37と連通する液体通路Lが形成されている。
前記上方ピストン44は、図1(B)に示す如く、下側スカート状部44a及び上側スカート状部44bを有し、後述の副シリンダ60の内面に摺接されている。
前記ヘッド基部52は、上下端開口の連結筒部54の下端から外向きのフランジ状頂壁56を介して副シリンダ60を下方へ垂設させている。
この副シリンダ60が前記案内筒部8の内側に昇降可能に嵌合されている。
前記連結筒部54の下端部内面には、前記円錐形弁部38と当接させるための環状弁座55を付設している。これら円錐形弁部38と環状弁座55とで、図1(A)に示す如く、第2弁体V2が形成されている。この第2弁体は、前記副シリンダの内部と後述のノズルとの連通、遮断を切り替える逆止弁として設けられる。
また図示例では、前記フランジ状頂壁56の上端から外筒部58を起立している。
さらに図示例では、前記フランジ状頂壁56から、図2(B)に示す如く、下方から見て半円形状の一対の垂下片57を垂下している。
前記ヘッド本体72は、下面から垂設する嵌合筒部74を有し、この嵌合筒部74の内部と連通するノズル76を側面に開口している。前記嵌合筒部74は、前記連結筒部54の外面に嵌合されている。
またヘッド本体72は、外周壁78を有する。この外周壁78は、前記押下げヘッド50の押下げにより、前記案内筒部8と前記補助筒部9との間隙内へ挿入されるように設けている。
これにより、前記主シリンダ14及び副シリンダ60の内部は等しく圧力が上昇するが、前記主シリンダ14に比べて前記副シリンダ60の方が大内径であるため、前記副シリンダ60内面に摺接する前記上方ピストン44の受圧面積(圧力を受ける面積)が前記主シリンダ14内面に摺接する前記下方ピストン36の受圧面積より大きくなる。従って、図3(B)に示す如く、前記主シリンダ14内の液圧がプランジャ体32を押し上げる力f2よりも、前記副シリンダ60内の液圧がプランジャ体32を押し下げる力f3の方が大きい。
このために、前記プランジャ体32は、前記押下げヘッド50に対しても下降し、第2弁体V2が開く。
これによって、前記主シリンダ14内の液体が液体通路L及び副シリンダ60の内部を通り、ノズル76から噴霧される。
さらに押下げヘッド50の押し下げを継続すると、図3(C)に示す如く、前記第2弁体V2が開いたままで前記上方ピストン44は下がり続ける。
前記下方ピストン36が前記残圧逃がし用凹部15に到達すると、図3(D)に示す如く、この残圧逃がし用凹部15及び第2圧逃し孔14cを介して主シリンダ14内の圧力が容器体100側へ排出される。こうすることで、ノズル76からの噴流は、急速に弱まる。
図3(E)はノズル76からの噴流が停止した状態を示している。
この規制凸部66は、図1(B)に示す如く、前記上方ピストン44との間に当該上方ピストン44の下降代dを存して配置されている。
この下降代dは、内容液が連通可能な第2弁体V2の開放移動量や安定した噴霧が得られる大きさなどを考慮して設計する。
この構成によれば、利用者が前記押下げヘッド50を勢いよく押し下げた場合であっても、少なくとも図3(B)~(C)に示すように、前記下側スカート状部44aが前記規制凸部66に当接して係止される。従って、プランジャ体32が大きく下降しすることを回避することができる。このため、前記押下げヘッド50を通常の速度で押し下げた場合と比べて、前記下方ピストン36が前記残圧逃がし用凹部15に早く到達して噴霧量が大きく減少するという不都合を防止できる。
図示例では、前記規制凸部66を、前記シリンダ周壁62と一体として形成している。これにより、部材数が増えることを防止することができる。
さらに図示例では、前記シリンダ周壁62の周方向に間欠的に複数の規制凸部66を設けている。
本実施形態においては、図2(A)に示すように、前記副シリンダ60の前記シリンダ周壁62の下部のうちで前記規制凸部66を付設した部位を、内方への押し込みが容易な可動部64に形成している。
前記可動部64を形成するためには、前記規制凸部66の付設部位の上端及び周方向の両端の少なくとも一部を易変形部67として残して、それ以外の箇所に分離線70を形成すればよい。
本実施形態では、前記規制凸部66の付設部位の周方向の両端部に、図2(B)に示すように、分離線70として、一対のスリット70aを穿設するとともに、これら両スリットの上端部の間の部分を易変形部67とすれば良い。
本明細書において、“易変形部”という用語は、前記シリンダ周壁62の他の場所より変形し易い部位という意味に用いる。本発明の副シリンダ60は、可動部64を押し込んだときに易変形部のみが変形する構造に限定されない。
成形時の形態では、前記可動部64は、図2(C)に示すように、前記シリンダ周壁62の輪郭から外側へはみ出すように下外方へ突出している。そして、このはみ出し箇所を操作部68として内方へ押し込むことにより、前記可動部64の側外面とシリンダ周壁62の下部の外周面とが面一になるように形成されている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
図示例では、図2(A)に示す如く、前記シリンダ周壁62の下部を、厚肉部63に形成するとともに、この厚肉部63の下端から上端に亘って一対のスリット70aを穿設している。そして、これら両スリットの間の厚肉部分を可動部64とし、厚肉部分と薄肉部分との境界を前記易変形部67としている。前記厚肉部63の上面は前記案内筒部8の小内径部8aの下面に前記押下げヘッド50の抜け止めが可能に係合されている。
なお、前記規制凸部66の内方への突出長さは、前記可動部64を内方へ押し込む後加工を施した後に、前記上方ピストン44を前記副シリンダ60内にセットさせることが可能な範囲で設計するとよい。
この構成によれば、まず、前記可動部64を内方へ押し込む後加工を施すことにより、前記易変形部67を屈折させ、前記規制凸部66を内方へ突出させることができる。その後に前記上方ピストン44を前記副シリンダ60内へ押し込むと、当該上方ピストン44は前記規制凸部66を乗り越え、前記副シリンダ60内へセットされる。
前記易変形部67の屈折変形は、塑性変形であること、即ち、図2(C)の状態から図1(C)の状態へ非弾性的に曲がることが望ましい。塑性変形の場合、前記可動部64が後加工後の状態を維持可能なため、前記案内筒部8の内面に圧接することが抑制される。そのため、前記可動部64と前記案内筒部8との間の摩擦抵抗の発生が抑えられるため、前記押下げヘッド50を操作する力が過剰になることを防ぐことが可能になる。なお、前記易変形部67が弾性変形可能に形成することもできる。
前記易変形部67の塑性変形を可能とするためには、例えば、前記ヘッド基部52を塑性変形し易い材料で形成すればよい。
本実施形態によれば、前記可動部64を前記シリンダ周壁62の残りの部分と一体に形成し、かつ押し込みという簡易な後加工により、前記規制凸部66を内方突出させ、噴霧量を安定化させることができる。
仮に、噴霧スプレーの噴霧量を安定化させるために、スプレーの構造を大きく変更(例えば弁部材の作動量を規制する部材を追加)すると、製造設備の大掛かりな変更が必要となるが、こうした不都合を回避することができる。即ち、既成の噴霧スプレーの一部品を変えて、その部品に変形(好ましくは塑性変形)させる後加工を施すだけなので、従来の組み立てラインをそのまま使用することが可能である。
図5には、本実施形態の前記ヘッド基部52の成形時の形態が示されている。この形態において、前記可動部64の周方向の側端部に、この側端縁のうちで図5(C)に点線で示す箇所を易変形部67として残して、スリット70aを穿設しており、また可動部64の上端部には、両スリット70aの上端を結ぶ破断線70bを形成している。
2つの易変形部67は、図5(B)に示す如く、短い軸棒状に形成されており、回転軸を構成している。
また前記可動部64の下側及び上側には、それぞれ上内方へ傾斜させて、下側傾斜面69aと、操作部68としての上側傾斜面69bとが形成されている。そしてこの上側傾斜面の上端に、前記シリンダ周壁62の残りの部分と接続する水平方向の破断線70bが形成されている。もっともこの水平方向の破断線に代えて、水平方向のスリットを形成しても構わない。
また前記下側傾斜面69aの下端には、下向きの角部が形成されている。
この構成によれば、前記副シリンダ60に前記上方ピストン44をセットする作業に先立って、前記上側傾斜面69bを治具などで内側へ押し込めばよい。そうすると、前記易変形部67が塑性的に捩れ変形することにより、図4(B)に示す如く、前記可動部64が内方へ傾動し、前記規制凸部66を内方へ突出させることができる。
この内方突出状態において、前記規制凸部66と前記下側スカート状部44aの下端との間には、図4(B)に示すように予め設定された下降代dをとる。
この構成によれば、前記規制凸部66の内方への突出長を大きくすることができる。
しかる後に前記副シリンダ60内に前記上方ピストン44を挿入すればよい。
本実施形態では、図7に示すように、前記シリンダ周壁62の下部内面に、係合凹溝71を周設している。
この係合凹溝71は、上下に幅広に形成されており、図6(B)に想像線で示すように、前記上方ピストン44の下側スカート状部44aが引っ掛かるように、垂直な溝底71aの下端からほぼ直角に水平方向へ延びる下側縁を有し、この下側縁を規制凸部66としている。この規制凸部66は前記溝底71aに対して内方へ延出していればよい。
そしてこの係合凹溝71の下側縁に前記規制凸部66を形成している。
この構成によれば、たとえ利用者が前記押下げヘッド50を勢いよく押下げても、前記上方ピストン44は、前記係合凹溝71に引っ掛かり、抜けにくい。従って、通常の動作中では前記上方ピストン44が前記副シリンダ60から脱落することがなく、噴霧量を確実に規制することができる。
また前記溝底71aの上端と連続する上側縁は、図7(A)に示す如く、上内方へ傾斜するテーパ状斜面71bに形成されている。従って、前記下側スカート状部44aが係合凹溝71内へ収納される状態と、係合凹溝71より上方のシリンダ周壁62に摺接される状態との間の移行が円滑に行われる。
なお、前記係合凹溝71は、例えば切削などの後加工により形成することができる。切削は一例であり、これ以外の方法を用いても構わない。
8a…小内径部 9…補助筒部
10…スプレー本体 12…シリンダ部材 14…主シリンダ
14a…テーパ状壁部 14b…第1圧逃し孔 14c…第2圧逃し孔
15…残圧逃がし用凹部 16……鍔部
18…取付筒部 19…吸上げパイプ 20…ボール弁 22…棒材(充填棒)
24…リブ 26…スプリング
30…作動部材 32…プランジャ体 34…第1加圧プランジャ 34a…縦筒部
34b…縦棒部 36…下方ピストン 37…通液孔 38…円錐状弁部
40…第2加圧プランジャ 42…筒体 44…上方ピストン
44a…下側スカート部 44b…上側スカート部
50…押下げヘッド 52…ヘッド基部 54…連結筒部 55…環状弁座
56…フランジ状頂壁 57…垂下片 58…外筒部 60…副シリンダ
62…シリンダ周壁 63…厚肉部
64…可動部 66…規制凸部 67…易変形部 68…操作部
69a…下側傾斜面 69b…上側傾斜面
70…分離線 70a…スリット 70b…破断線
71…係合凹溝 71a…溝底 71b…テーパ状斜面
72…ヘッド本体 74…嵌合筒部 76…ノズル 78…外周壁
100…容器体 102…口頸部
d…下降代 L…液体通路 P…パッキン
V1…第1弁体 V2…第2弁体
Claims (3)
- 容器体の口頸部への装着用の装着筒部材(2)と、
前記装着筒部材(2)より下方へ垂下された主シリンダ(14)を含み、この主シリンダ(14)の下部内に第1弁体(V1)を形成したスプレー本体(10)と、
前記スプレー本体(10)に対して上方付勢させて上下動可能に設けられており、前記主シリンダ(14)の内部から起立するプランジャ体(32)とこのプランジャ体(32)の上部に昇降可能に取り付けられた押下げヘッド(50)との間に第2弁体(V2)が形成された作動部材(30)と
を具備し、
前記押下げヘッド(50)の下側に前記主シリンダ(14)より大内径の副シリンダ(60)を設けるとともに、
前記プランジャ体(32)の下部に、前記主シリンダ(14)内を摺動可能な下方ピストン(36)を、プランジャ体(32)の上部に、前記副シリンダ(60)内を摺動可能な上方ピストン(44)をそれぞれ形成し、
かつ前記主シリンダ(14)の内面に、残圧逃がし用凹部(15)を凹設しており、
前記副シリンダ(60)の下部の内面に、前記上方ピストン(44)との間に当該上方ピストン(44)の下降代(d)を存して、上方ピストン(44)の下降量を規制する規制凸部(66)を設けており、
前記副シリンダ(60)は、内面に前記上方ピストン(44)が摺接可能なシリンダ周壁(62)を有し、前記規制凸部(66)は、前記シリンダ周壁(62)と一体に形成されている噴霧スプレーにおいて、
前記副シリンダ(60)の周方向に間欠的に複数の規制凸部(66)を設けたことを特徴とする、噴霧スプレー。 - 前記規制凸部(66)が、変形可能な可動部(64)を介して、前記シリンダ周壁(62)に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧スプレー。
- 容器体の口頸部への装着用の装着筒部材(2)と、
前記装着筒部材(2)より下方へ垂下された主シリンダ(14)を含み、この主シリンダ(14)の下部内に第1弁体(V1)を形成したスプレー本体(10)と、
前記スプレー本体(10)に対して上方付勢させて上下動可能に設けられており、前記主シリンダ(14)の内部から起立するプランジャ体(32)とこのプランジャ体(32)の上部に昇降可能に取り付けられた押下げヘッド(50)との間に第2弁体(V2)が形成された作動部材(30)と
を具備し、
前記押下げヘッド(50)の下側に前記主シリンダ(14)より大内径の副シリンダ(60)を設けるとともに、
前記プランジャ体(32)の下部に、前記主シリンダ(14)内を摺動可能な下方ピストン(36)を、プランジャ体(32)の上部に、前記副シリンダ(60)内を摺動可能な上方ピストン(44)をそれぞれ形成し、
かつ前記主シリンダ(14)の内面に、残圧逃がし用凹部(15)を凹設しており、
前記副シリンダ(60)の下部の内面に、前記上方ピストン(44)との間に当該上方ピストン(44)の下降代(d)を存して、上方ピストン(44)の下降量を規制する規制凸部(66)を設けており、
前記副シリンダ(60)は、内面に前記上方ピストン(44)が摺接可能なシリンダ周壁(62)を有し、前記規制凸部(66)は、前記シリンダ周壁(62)と一体に形成されている噴霧スプレーにおいて、
前記副シリンダ(60)の内面の下部に上方ピストン(44)の下端部が係合可能な係合凹溝(71)を周設するとともに、この係合凹溝(71)の下側縁を、係合凹溝(71)の溝底(71a)より内方へ突設させた規制凸部(66)としたことを特徴とする噴霧スプレー。
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